JP2817022B2 - ランプ構造 - Google Patents

ランプ構造

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JP2817022B2
JP2817022B2 JP5084146A JP8414693A JP2817022B2 JP 2817022 B2 JP2817022 B2 JP 2817022B2 JP 5084146 A JP5084146 A JP 5084146A JP 8414693 A JP8414693 A JP 8414693A JP 2817022 B2 JP2817022 B2 JP 2817022B2
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藤 亘 克 後
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光バルブにより発
せられた光をリフレクタにより反射させて前方を照射す
るランプ構造であって、特に、車両のヘッドランプに適
したランプ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の前部には、夜間等の走行時に
進行方向の前方を照射するヘッドランプが装着されてい
る。図2に示すように、上記ヘッドランプ1は、ほぼ直
方体形状のハウジング2の前部にレンズ4が取り付けら
れて構成されており、上記ハウジング2の内部には、ほ
ぼ放物線回転面をなし内側面が反射面とされたリフレク
タ6と、該リフレクタ6の上記放物線のほぼ焦点の位置
に配設された発光バルブ8とが収容されている。なお、
上記リフレクタ6のほぼ放物線回転面の回転軸は、後述
する前記ヘッドランプ1の照射方向Fを指向されてい
る。
【0003】上記発光バルブ8が発光されると、発せら
れた光の大部分は上記リフレクタ6に反射されてから上
記レンズ4に入射される。このとき、上記リフレクタ6
の形状はほぼ放物線回転面とされており、上記発光バル
ブ8が該放物線の焦点に配置されているので、上記リフ
レクタ6に反射された反射光の光路は、いずれも上記放
物線回転面の回転軸とほぼ平行な方向とされる。
【0004】また、上記レンズ4の入射面には微小な魚
眼レンズ4aが多数形成されており、上記入射光はこの魚
眼レンズ4aにより拡散される。この散光が前記ヘッドラ
ンプ1の照射方向Fに射出され、図示しない自動車の進
行方向が照射される。
【0005】なお、上記魚眼レンズ4aは透過光の光路を
屈折することはないが、前記リフレクタ6からの反射光
の光路はほぼ照射方向Fとされているので、該反射光は
その光路が屈折されることなく上記レンズ4を透過さ
れ、該透過光が前記ヘッドランプ1の照射方向Fに射出
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たランプ構造では、前記レンズ4が自動車の外形に合わ
せた適宜な傾斜を有しており、このレンズ4の傾斜に関
係なく前記リフレクタ6は照射方向Fを指向して配設さ
れなければならない。このため、該リフレクタ6と上記
レンズ4との間に隙間が生じてしまい、前記ハウジング
2の小型化が妨げられていた。これにより、車体の設計
に制約が生じたり、車体重量の軽減を図ることが困難と
なってしまう。
【0007】ところで、上記ハウジング2を小型化する
ための構造として、図3に示すように、発光バルブ8の
直前にインナレンズ10を配設し、リフレクタを配設しな
い構造がある。上記インナレンズ10のレンズ面にはフレ
ネルカット10a が施されており、上記発光バルブ8によ
り発せられた光の光路が該フレネルカット10a を透過す
ることにより照射方向Fを指向される。この透過光はハ
ウジング12の前部に取り付けられたアウタレンズ14に入
射され、該アウタレンズ14のレンズ面に形成された魚眼
レンズ14a により拡散され、このヘッドランプの照射方
向Fに射出される。
【0008】しかし、図3に示す構造のヘッドランプで
は、上記ハウジング12の奥行が短縮されるものの、上記
ハウジング12の内部にインナレンズ10を設けなければな
らず、該インナレンズ10は前記リフレクタ8より複雑な
構造なので、製造費が増大するおそれがある。
【0009】そこで、この発明は、製造費を増大させる
ことなく、小型化することができるランプ構造を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明に係るランプ構造は、適宜な光量で発
光自在な発光バルブと、該発光バルブが発した光をほぼ
同一方向に反射するリフレクタと、該リフレクタが反射
した反射光を透過するレンズと、上記反射光を拡散する
散光手段とにより構成し、拡散した上記反射光が上記レ
ンズから照射方向に射出するランプ構造において、前記
リフレクタが反射した反射光の光路が前記レンズの照射
方向に対して適宜に傾斜するように、上記リフレクタを
傾斜させ、上記反射光の光路中に該光路を屈折する光路
屈折手段を設け、上記リフレクタが反射した上記反射光
を前記散光手段が拡散し、該反射光の光路を上記光路屈
折手段が上記レンズの照射方向に屈折し、拡散した上記
反射光が上記レンズから照射方向に射出することを特徴
としている。
【0011】
【作用】発光バルブが発光され、発せられた光はリフレ
クタの反射面により反射される。この反射による反射光
の光路は、ランプの照射方向と適宜に傾斜した方向とさ
れる。
【0012】そして、上記反射光は散光手段により拡散
され、また上記反射光は光路屈折手段によりその光路が
ランプの照射方向とほぼ一致した方向に屈折される。拡
散した上記反射光は、レンズから上記照射方向に射出さ
れる。
【0013】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、本発明に
係るランプ構造を具体的に説明する。なお、本実施例で
は、自動車のヘッドランプに用いられたランプ構造につ
いて説明している。
【0014】図1に示すように、ヘッドランプ20はほぼ
直方体形状のハウジング22の前部にレンズ24が止着され
て構成されており、これらは図示しない自動車の前部に
装着されて、該自動車の進行方向が該ヘッドランプ20の
照射方向Fとされている。
【0015】そして、上記ハウジング22の奥側面のほぼ
中央部には、発光バルブ26が取り付けられており、該発
光バルブ26の基端部にはリフレクタ28のほぼ中央部が装
着されている。該リフレクタ28はほぼ放物線をその中心
軸で回転させたほぼ放物線回転面に形成されており、そ
の内側面は反射面とされている。上記放物線のほぼ焦点
の位置には、前記発光バルブ26の発光部が配置されてい
る。また、上記リフレクタ28は、上記放物線の中心軸を
ヘッドランプ20の照射方向Fに対して適宜に傾斜して配
設されており、後述するレンズ24に近接されている。
【0016】また、前記ハウジング22の前部に止着され
たレンズ24は、図示しない自動車の前部の形状に合わせ
て形成されており、上記ハウジング22に対して適宜に傾
斜されて湾曲されている。該レンズ24の内側面には光路
屈折手段として傾斜補正カット24a が施されており、前
記リフレクタ28で反射された反射光が該傾斜補正カット
24a を透過することによりその光路が屈折され、該光路
はヘッドランプ20の前記照射方向Fを指向される。上記
傾斜補正カット24a の表面には、散光手段として微小な
魚眼レンズ24b が多数形成されており、上記リフレクタ
28で反射された反射光がこれら魚眼レンズ24b を透過し
て拡散される。
【0017】以上により構成される本実施例に係るラン
プ構造の作用を、説明する。
【0018】前記発光バルブ26が発光されると、発せら
れた光の大部分は前記リフレクタ28により反射される。
このとき、該リフレクタ28の反射面はほぼ放物線の回転
面とされており、上記発光バルブ26が該放物線のほぼ焦
点に配置されているので、上記反射光の光路はいずれも
上記放物線の中心軸にほぼ平行な方向に指向される。そ
して、この反射光は前記レンズ24の魚眼レンズ24b に入
射され、適宜に拡散される。この拡散された散光は上記
レンズ24の傾斜補正カット24a に入射され、該傾斜補正
カット24a を透過することによりその光路が屈折され、
該光路は前記照射方向Fを指向される。従って、上記レ
ンズ24から射出された光が、このランプ20の装着された
自動車の進行方向を照射する。
【0019】以上説明したように、本実施例によれば、
前記レンズ24に光路屈折手段としての傾斜補正カット24
aと散光手段としての魚眼レンズ24bを形成したので、他
の部分にこれら光路屈折手段や散光手段を配設する構造
に比べて、ランプ構造の小型軽量化を図ることができ
る。
【0020】また、レンズ24の内側面に上記傾斜補正カ
ット24a や魚眼レンズ24b を形成したので、これらレン
ズ面の凹凸の間に泥やワックス等が溜まることがなく、
ヘッドランプ20の照明能力を十分に発揮することができ
る。すなわち、上記レンズ24の外側面に上記傾斜補正カ
ット24a や魚眼レンズ24b が形成されると、これらレン
ズ面の凹凸の奥部に泥やワックス等が入り込んで容易に
落とせなくなり、ヘッドランプ20の照明能力が低下する
おそれがあるが、レンズ24の内側面に上記凹凸が形成さ
れているので上記事態が発生することはない。
【0021】さらに、上記レンズ24の内側面には傾斜補
正カット24a や魚眼レンズ24b が形成されており複雑な
形状とされているが、該レンズ24をプラスチック製とす
れば成型は容易に行なわれるので、製造費が増大するこ
とはない。
【0022】なお、本実施例では、前記リフレクタ28で
反射された反射光はレンズ24の魚眼レンズ24b を透過さ
れた後に該レンズ24の傾斜補正カット24a を透過される
が、逆の順序であっても構わない。すなわち、上記反射
光は傾斜補正カットを透過されてから魚眼レンズを透過
される構造であっても構わない。この場合、レンズの内
側面に上記傾斜補正カットが形成され、該レンズの外側
面に上記魚眼レンズが形成されていることが望ましい。
【0023】また、本実施例では、前記散光手段をレン
ズ面に形成したが、例えば、リフレクタ28の形状を僅か
に拡げた構造として、該リフレクタにより反射光自体を
拡散させても構わない。この場合、前記レンズ面に散光
手段を形成する必要がないので、該レンズの成型が容易
に行なわれる。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るランプ構
造によれば、リフレクタにより反射された反射光の光路
がレンズの照射方向に対して適宜に傾斜するように上記
リフレクタが傾斜されているので、上記レンズが上記照
射方向に対して傾斜して取り付けられている場合にこの
傾斜に沿うように上記リフレクタを配設することができ
る。このため、上記リフレクタが上記レンズに近接して
配設され、ランプの奥行が短縮される。これにより、ラ
ンプのハウジングが縮小されて材料費が低減されると共
に、このランプが装着される装置等の設計での自由度が
増大される。そして、ランプの重量が低減されるので、
装着した装置全体の軽量化を図ることができる。
【0025】また、上記リフレクタにより反射された反
射光の光路中に光路屈折手段が設けられているので、上
記光路が傾斜されていても、上記反射光は上記レンズか
ら照射方向に射出される。このため、このランプが装着
された装置等から所定の方向を照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランプ構造を水平面で切断した状
態を示す、一部省略の水平断面図である。
【図2】従来のランプ構造を切断した状態を示す、一部
省略の水平断面図である。
【図3】従来のランプ構造の他の例を切断した状態を示
す、一部省略の水平断面図である。
【符号の説明】
20 ヘッドランプ 24 レンズ 24a 傾斜補正カット(光路屈折手段) 24b 魚眼レンズ(散光手段) 26 発光バルブ 28 リフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/12 F21M 3/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜な光量で発光自在な発光バルブと、
    該発光バルブが発した光をほぼ同一方向に反射するリフ
    レクタと、該リフレクタが反射した反射光を透過するレ
    ンズと、上記反射光を拡散する散光手段とにより構成
    し、拡散した上記反射光が上記レンズから照射方向に射
    出するランプ構造において、 前記リフレクタが反射した反射光の光路が前記レンズの
    照射方向に対して適宜に傾斜するように、上記リフレク
    タを傾斜させ、 上記反射光の光路中に、該光路を屈折する光路屈折手段
    を設け、 上記リフレクタが反射した上記反射光を前記散光手段が
    拡散し、該反射光の光路を上記光路屈折手段が上記レン
    ズの照射方向に屈折し、拡散した上記反射光が上記レン
    ズから照射方向に射出することを特徴とするランプ構
    造。
JP5084146A 1993-03-18 1993-03-18 ランプ構造 Expired - Lifetime JP2817022B2 (ja)

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JP4711200B2 (ja) * 2008-07-07 2011-06-29 スタンレー電気株式会社 車両用信号灯具
JP6146040B2 (ja) * 2013-02-15 2017-06-14 スタンレー電気株式会社 車両用前照灯

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