JP3329135B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブを装着保持する
ハウジングの内面に仮想反射面が設定され、この仮想反
射面に沿って縦方向と横方向とのいずれか一方向に長く
延びかつ拡散角を定義する湾曲反射面を有する複数個の
拡散プリズムが階段状に形成され、そのハウジングの前
面に装着された前面レンズに拡散プリズムが延びる方向
と直交する方向に長く延びる拡散プリズムが並列して形
成された車両用灯具の改良に関する。
ハウジングの内面に仮想反射面が設定され、この仮想反
射面に沿って縦方向と横方向とのいずれか一方向に長く
延びかつ拡散角を定義する湾曲反射面を有する複数個の
拡散プリズムが階段状に形成され、そのハウジングの前
面に装着された前面レンズに拡散プリズムが延びる方向
と直交する方向に長く延びる拡散プリズムが並列して形
成された車両用灯具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図1、図2に示すように、ハ
ウジング1に横方向に長く延びる前面レンズ2を装着し
て灯室3を形成すると共に、バルブ4をハウジング1に
装着保持させて灯室3に設け、ハウジング1の内面には
仮想反射面Sを設定し、この仮想反射面Sに沿って縦方
向に長く延びる階段状の複数個の拡散プリズム5(図2
参照)を前面レンズ2の正面から見て等ピッチpで形成
し、前面レンズ2の内面には横方向に長く延びるかまぼ
こ状の複数個の拡散プリズム6を前面レンズ2の正面か
ら見て等ピッチで形成した車両用灯具が知られている。
ウジング1に横方向に長く延びる前面レンズ2を装着し
て灯室3を形成すると共に、バルブ4をハウジング1に
装着保持させて灯室3に設け、ハウジング1の内面には
仮想反射面Sを設定し、この仮想反射面Sに沿って縦方
向に長く延びる階段状の複数個の拡散プリズム5(図2
参照)を前面レンズ2の正面から見て等ピッチpで形成
し、前面レンズ2の内面には横方向に長く延びるかまぼ
こ状の複数個の拡散プリズム6を前面レンズ2の正面か
ら見て等ピッチで形成した車両用灯具が知られている。
【0003】その拡散プリズム5は図3に示すように拡
散角θを定義する湾曲反射面5aを有する。この湾曲反
射面5aは円弧状の凸曲面からなっている。仮想反射面
Sの光軸O上のバルブ4の光点4aから出射した光線q
は各湾曲反射面で5aで反射され、その拡散角θは光軸
Oと平行な平行線rと湾曲反射面5aの頂点5bによっ
て反射された光線q´とが為す角度によって定義され
る。
散角θを定義する湾曲反射面5aを有する。この湾曲反
射面5aは円弧状の凸曲面からなっている。仮想反射面
Sの光軸O上のバルブ4の光点4aから出射した光線q
は各湾曲反射面で5aで反射され、その拡散角θは光軸
Oと平行な平行線rと湾曲反射面5aの頂点5bによっ
て反射された光線q´とが為す角度によって定義され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の車両用灯具では、図3に示すように、ある拡散プリ
ズム5iに向かう斜線領域の光線Pは隣接する拡散プリ
ズム5i´の湾曲反射面5aの頂点5bの近傍部分によ
って遮光されて拡散プリズム5iの反射面5aの基点5
cの近傍部に到達しないため、すなわち、拡散プリズム
5iの反射面5aの基点5cの近傍部が拡散プリズム5
i´の頂点5bの近傍部の影となるため、この車両用灯
具の灯室3内を最大反射角方向に対応する矢印X方向か
ら目視した場合、この図3においては仮想反射面Sの光
軸Oを境に右半分は明るく見えるが、左半分が相対的に
暗く見えるという不都合がある。また、逆に、この車両
用灯具を最大反射角方向に対応する矢印X´方向から目
視した場合、仮想反射面Sの光軸Oを境に左半分は明る
く見えるが、右半分が相対的に暗く見える。
来の車両用灯具では、図3に示すように、ある拡散プリ
ズム5iに向かう斜線領域の光線Pは隣接する拡散プリ
ズム5i´の湾曲反射面5aの頂点5bの近傍部分によ
って遮光されて拡散プリズム5iの反射面5aの基点5
cの近傍部に到達しないため、すなわち、拡散プリズム
5iの反射面5aの基点5cの近傍部が拡散プリズム5
i´の頂点5bの近傍部の影となるため、この車両用灯
具の灯室3内を最大反射角方向に対応する矢印X方向か
ら目視した場合、この図3においては仮想反射面Sの光
軸Oを境に右半分は明るく見えるが、左半分が相対的に
暗く見えるという不都合がある。また、逆に、この車両
用灯具を最大反射角方向に対応する矢印X´方向から目
視した場合、仮想反射面Sの光軸Oを境に左半分は明る
く見えるが、右半分が相対的に暗く見える。
【0005】従って、従来の車両用灯具では、最大反射
角方向から前面レンズ2を目視した場合に、仮想反射面
Sの光軸Oを境に片側のみが明るく見え、他方の側が相
対的に暗く見え、外観状好ましくないという問題点があ
る。
角方向から前面レンズ2を目視した場合に、仮想反射面
Sの光軸Oを境に片側のみが明るく見え、他方の側が相
対的に暗く見え、外観状好ましくないという問題点があ
る。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、最大反射角方向から前面
レンズを視認した場合にも仮想反射面の全体が光って見
える車両用灯具を提供することにある。
で、その目的とするところは、最大反射角方向から前面
レンズを視認した場合にも仮想反射面の全体が光って見
える車両用灯具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用灯具は、
上記課題を解決するため、ハウジングの内面に仮想反射
面が設定され、該仮想反射面に沿って縦方向と横方向と
のいずれか一方向に長く延びかつ拡散角を定義する湾曲
反射面を有する複数個の拡散プリズムが階段状に形成さ
れ、前記ハウジングの前面に装着された前面レンズに前
記拡散プリズムが延びる方向と直交する方向に長く延び
る拡散プリズムが並列して形成され、前記仮想反射面の
光軸を境に一方側に存在する拡散プリズム群は光点から
出射された光線をその頂点において光軸と平行な平行線
に対して一方側の最大反射角方向に反射する凸の湾曲反
射面とその頂点において光軸と平行な平行線に対して他
方側の最大反射角方向に反射する凹の湾曲反射面とを有
し、前記仮想反射面の光軸を境に他方側に存在する拡散
プリズム群は光点から出射された光軸をその頂点におい
て光軸と平行な平行線に対して他方側の最大反射角方向
に反射する凸の湾曲反射面とその頂点において光軸と平
行な平行線に対して一方側の最大反射角方向に反射する
凹の湾曲反射面とを有する。
上記課題を解決するため、ハウジングの内面に仮想反射
面が設定され、該仮想反射面に沿って縦方向と横方向と
のいずれか一方向に長く延びかつ拡散角を定義する湾曲
反射面を有する複数個の拡散プリズムが階段状に形成さ
れ、前記ハウジングの前面に装着された前面レンズに前
記拡散プリズムが延びる方向と直交する方向に長く延び
る拡散プリズムが並列して形成され、前記仮想反射面の
光軸を境に一方側に存在する拡散プリズム群は光点から
出射された光線をその頂点において光軸と平行な平行線
に対して一方側の最大反射角方向に反射する凸の湾曲反
射面とその頂点において光軸と平行な平行線に対して他
方側の最大反射角方向に反射する凹の湾曲反射面とを有
し、前記仮想反射面の光軸を境に他方側に存在する拡散
プリズム群は光点から出射された光軸をその頂点におい
て光軸と平行な平行線に対して他方側の最大反射角方向
に反射する凸の湾曲反射面とその頂点において光軸と平
行な平行線に対して一方側の最大反射角方向に反射する
凹の湾曲反射面とを有する。
【0008】
【作用】本発明に係る車両用灯具によれば、仮想反射面
の光軸を境に一方側に存在する拡散プリズムのうち凸の
湾曲反射面を有する拡散プリズムは光点から出射された
光線をその頂点において光軸と平行な平行線に対して一
方側の最大反射角方向に反射し、仮想反射面の光軸を境
に一方側に存在する拡散プリズムのうち凹の湾曲反射面
を有する拡散プリズムは光点から出射された光線をその
頂点において光軸と平行な平行線に対して他方側の最大
反射角方向に反射する。また、仮想反射面の光軸を境に
他方側に存在する拡散プリズムのうち凸の湾曲反射面を
有する拡散プリズムは光点から出射された光線をその頂
点において光軸と平行な平行線に対して他方側の最大反
射角方向に反射し、仮想反射面の光軸を境に他方側に存
在する拡散プリズムのうち凹の湾曲反射面を有する拡散
プリズムは光点から出射された光線をその頂点において
光軸と平行な平行線に対して一方側の最大反射角方向に
反射する。従って、仮想反射面の光軸を境にその両側に
定義される最大反射角方向への反射光が仮想反射面を境
にしてその一方側に存在する拡散プリズムから得られる
と共に他方側に存在する拡散プリズムからも得られるこ
とになり、最大反射角方向から前面レンズを視認した場
合にも仮想反射面の全体が光って見えることになる。
の光軸を境に一方側に存在する拡散プリズムのうち凸の
湾曲反射面を有する拡散プリズムは光点から出射された
光線をその頂点において光軸と平行な平行線に対して一
方側の最大反射角方向に反射し、仮想反射面の光軸を境
に一方側に存在する拡散プリズムのうち凹の湾曲反射面
を有する拡散プリズムは光点から出射された光線をその
頂点において光軸と平行な平行線に対して他方側の最大
反射角方向に反射する。また、仮想反射面の光軸を境に
他方側に存在する拡散プリズムのうち凸の湾曲反射面を
有する拡散プリズムは光点から出射された光線をその頂
点において光軸と平行な平行線に対して他方側の最大反
射角方向に反射し、仮想反射面の光軸を境に他方側に存
在する拡散プリズムのうち凹の湾曲反射面を有する拡散
プリズムは光点から出射された光線をその頂点において
光軸と平行な平行線に対して一方側の最大反射角方向に
反射する。従って、仮想反射面の光軸を境にその両側に
定義される最大反射角方向への反射光が仮想反射面を境
にしてその一方側に存在する拡散プリズムから得られる
と共に他方側に存在する拡散プリズムからも得られるこ
とになり、最大反射角方向から前面レンズを視認した場
合にも仮想反射面の全体が光って見えることになる。
【0009】
〔実施例1〕図4は本発明に係わる車両用灯具の第1実
施例を示し、この図において、10はハウジング、Sは
図1と同一構成の仮想反射面、Oは仮想反射面Sの光
軸、11は光軸O上に存在するバルブ4の光点、12は
その仮想反射面Sの頂点、13は拡散角を定義する拡散
プリズムである。仮想反射面Sはここでは放物面である
が球面、平面のいずれでもよい。光点11は仮想反射面
Sの焦点Fの位置に設けられ、光点11から出射した光
線は、拡散プリズム13がないものとすると、光軸Oと
平行な反射光となる。拡散プリズム13は仮想反射面S
の光軸Oを境に階段状にたとえば対称的に形成されてい
る。この拡散プリズム13は前面レンズ2の正面から見
てたとえば等ピッチpに形成されている。この実施例で
は、光軸Oを境に一方側(例えば右側)の仮想反射面S
に存在する拡散プリズム13と光軸Oを境に他方側(例
えば左側)の仮想版射面Sに存在する拡散プリズム13
とは光軸Oに近い側から順に凸の湾曲反射面13aと凹
の湾曲反射面13bとを交互に有する。湾曲反射面13
a、13bは円弧の一部から構成されている。この湾曲
反射面13a、13bの基点13cと湾曲反射面13
a、13bの頂点13dとは適宜の焦点を有する仮想放
物線14上に存在する。また、基点13cは仮想反射面
S上に存在する。この仮想放物線14、湾曲反射面13
a、13bの円弧の曲率は、光軸Oに平行な平行線15
に対する拡散角θが一定となるように選定される。
施例を示し、この図において、10はハウジング、Sは
図1と同一構成の仮想反射面、Oは仮想反射面Sの光
軸、11は光軸O上に存在するバルブ4の光点、12は
その仮想反射面Sの頂点、13は拡散角を定義する拡散
プリズムである。仮想反射面Sはここでは放物面である
が球面、平面のいずれでもよい。光点11は仮想反射面
Sの焦点Fの位置に設けられ、光点11から出射した光
線は、拡散プリズム13がないものとすると、光軸Oと
平行な反射光となる。拡散プリズム13は仮想反射面S
の光軸Oを境に階段状にたとえば対称的に形成されてい
る。この拡散プリズム13は前面レンズ2の正面から見
てたとえば等ピッチpに形成されている。この実施例で
は、光軸Oを境に一方側(例えば右側)の仮想反射面S
に存在する拡散プリズム13と光軸Oを境に他方側(例
えば左側)の仮想版射面Sに存在する拡散プリズム13
とは光軸Oに近い側から順に凸の湾曲反射面13aと凹
の湾曲反射面13bとを交互に有する。湾曲反射面13
a、13bは円弧の一部から構成されている。この湾曲
反射面13a、13bの基点13cと湾曲反射面13
a、13bの頂点13dとは適宜の焦点を有する仮想放
物線14上に存在する。また、基点13cは仮想反射面
S上に存在する。この仮想放物線14、湾曲反射面13
a、13bの円弧の曲率は、光軸Oに平行な平行線15
に対する拡散角θが一定となるように選定される。
【0010】この実施例によれば、例えば、光点11か
ら仮想反射面Sの光軸Oを境に一方側(右側)に存在す
る拡散プリズム13のうち凸の湾曲反射面13aに向か
って出射された光線q1はその頂点13dにおいて光軸
Oと平行な平行線15を境にして一方側の最大反射角方
向q1´に向けて反射される。また、例えば、光点11
から仮想反射面Sの光軸Oを境に一方側に存在する拡散
プリズム13のうち凹の湾曲反射面13bに向かって出
射された光線q2はその頂点13dにおいて光軸Oと平
行な平行線15を境にして他方側の最大反射角方向q2
´に向けて反射される。更に、光点11から仮想反射面
Sの光軸Oを境に他方側(左側)に存在する拡散プリズ
ム13のうち凸の湾曲反射面13aに向かって出射され
た光線q3はその頂点13dにおいて光軸Oと平行な平
行線15を境にして他方側の最大反射角方向q3´に向
けて反射され、光点11から仮想反射面Sの光軸Oを境
に他方側(左側)に存在する拡散プリズム13のうち凹
の湾曲反射面13bに向かって出射された光線q4はそ
の頂点13dにおいて光軸Oと平行な平行線15を境に
して一方側(右側)の最大反射角方向q4´に向けて反
射される。
ら仮想反射面Sの光軸Oを境に一方側(右側)に存在す
る拡散プリズム13のうち凸の湾曲反射面13aに向か
って出射された光線q1はその頂点13dにおいて光軸
Oと平行な平行線15を境にして一方側の最大反射角方
向q1´に向けて反射される。また、例えば、光点11
から仮想反射面Sの光軸Oを境に一方側に存在する拡散
プリズム13のうち凹の湾曲反射面13bに向かって出
射された光線q2はその頂点13dにおいて光軸Oと平
行な平行線15を境にして他方側の最大反射角方向q2
´に向けて反射される。更に、光点11から仮想反射面
Sの光軸Oを境に他方側(左側)に存在する拡散プリズ
ム13のうち凸の湾曲反射面13aに向かって出射され
た光線q3はその頂点13dにおいて光軸Oと平行な平
行線15を境にして他方側の最大反射角方向q3´に向
けて反射され、光点11から仮想反射面Sの光軸Oを境
に他方側(左側)に存在する拡散プリズム13のうち凹
の湾曲反射面13bに向かって出射された光線q4はそ
の頂点13dにおいて光軸Oと平行な平行線15を境に
して一方側(右側)の最大反射角方向q4´に向けて反
射される。
【0011】従って、仮想反射面Sの光軸Oを境にその
両側に定義される最大反射角方向への反射光が仮想反射
面Sの光軸Oを境にしてその一方側(右側)に存在する
拡散プリズム13から得られると共に他方側(左側)に
存在する拡散プリズム13からも得られることになり、
最大反射角方向から前面レンズ2を視認した場合にも仮
想反射面Sの全体が光って見えることになる。
両側に定義される最大反射角方向への反射光が仮想反射
面Sの光軸Oを境にしてその一方側(右側)に存在する
拡散プリズム13から得られると共に他方側(左側)に
存在する拡散プリズム13からも得られることになり、
最大反射角方向から前面レンズ2を視認した場合にも仮
想反射面Sの全体が光って見えることになる。
【0012】なお、凹の湾曲反射面13bの頂点13d
に向かう光線q4がこの湾曲反射面13bに隣接する凸
の湾曲反射面13aの点13eによって反射される一方
側の反射角は一方側の最大反射角q4´よりも小さく、
この凸の湾曲反射面13aの頂点13dから点13eま
での範囲内の面で反射される光線の反射方向は他方側の
最大反射角q3´とその一方側の反射角との間に存在す
る。また、凸の湾曲反射面13aの頂点13dに向かう
光線q4がこの湾曲反射面13aに隣接する凹の湾曲反
射面13bの点13fによって反射される他方側の反射
角は他方側の最大反射角q3´よりも小さく、この凹の
湾曲反射面13bの頂点13dから点13fまでの範囲
内の面で反射される光線の反射方向は一方側の最大反射
角q4´とその他方側の反射角との間に存在する。
に向かう光線q4がこの湾曲反射面13bに隣接する凸
の湾曲反射面13aの点13eによって反射される一方
側の反射角は一方側の最大反射角q4´よりも小さく、
この凸の湾曲反射面13aの頂点13dから点13eま
での範囲内の面で反射される光線の反射方向は他方側の
最大反射角q3´とその一方側の反射角との間に存在す
る。また、凸の湾曲反射面13aの頂点13dに向かう
光線q4がこの湾曲反射面13aに隣接する凹の湾曲反
射面13bの点13fによって反射される他方側の反射
角は他方側の最大反射角q3´よりも小さく、この凹の
湾曲反射面13bの頂点13dから点13fまでの範囲
内の面で反射される光線の反射方向は一方側の最大反射
角q4´とその他方側の反射角との間に存在する。
【0013】〔実施例2〕図5は本発明に係わる車両用
灯具の第2実施例を示し、この第2実施例では、凸の湾
曲反射面13aを有する拡散プリズム13と凹の湾曲反
射面13bを有する拡散プリズム13とを仮想反射面S
の光軸Oを境にして対称的に2個づつ交互に配列するこ
ととしたものであり、その他の構成は第1実施例と同一
であるので、同一構成要素に同一符号を付してその詳細
な説明を省略することとする。
灯具の第2実施例を示し、この第2実施例では、凸の湾
曲反射面13aを有する拡散プリズム13と凹の湾曲反
射面13bを有する拡散プリズム13とを仮想反射面S
の光軸Oを境にして対称的に2個づつ交互に配列するこ
ととしたものであり、その他の構成は第1実施例と同一
であるので、同一構成要素に同一符号を付してその詳細
な説明を省略することとする。
【0014】以上各実施例においては、仮想反射面Sの
光軸Oを境にして対称的に凸の湾曲反射面13aを有す
る拡散プリズム13と凹の湾曲反射面13bを有する拡
散プリズムとを交互に配列する構成としたが、本発明は
これに限るものではなく、凸の湾曲反射面13aを有す
る拡散プリズム13と凹の湾曲反射面13bを有する拡
散プリズム13との配列に規則性(繰り返し)を持たせ
る必要は必ずしもないものである。
光軸Oを境にして対称的に凸の湾曲反射面13aを有す
る拡散プリズム13と凹の湾曲反射面13bを有する拡
散プリズムとを交互に配列する構成としたが、本発明は
これに限るものではなく、凸の湾曲反射面13aを有す
る拡散プリズム13と凹の湾曲反射面13bを有する拡
散プリズム13との配列に規則性(繰り返し)を持たせ
る必要は必ずしもないものである。
【0015】
【発明の効果】本発明に係わる車両用灯具は、以上説明
したように構成したので、最大反射角方向から前面レン
ズを視認した場合にも仮想反射面の全体が光って見える
という効果を奏する。
したように構成したので、最大反射角方向から前面レン
ズを視認した場合にも仮想反射面の全体が光って見える
という効果を奏する。
【図1】 従来の車両用灯具の概略構成を示す縦断面図
である。
である。
【図2】 従来の車両用灯具の概略構成を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】 図1、図2に示す車両用灯具のハウジングの
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】 本発明の第1実施例のハウジングの要部構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】 本発明の第2実施例のハウジングの要部構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
10・・・ハウジング 11・・・光点 13・・・拡散プリズム 13a・・・凸の湾曲反射面 13b・・・凹の湾曲反射面 15・・・平行線 O・・・光軸 S・・・仮想反射面 θ・・・拡散角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 5/00 F21V 7/04
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの内面に仮想反射面が設定さ
れ、該仮想反斜面に沿って縦方向と横方向とのいずれか
一方向に長く延びかつ拡散角を定義する湾曲反射面を有
する複数個の拡散プリズムが階段状に形成され、前記ハ
ウジングの前面に装着された前面レンズに前記拡散プリ
ズムが延びる方向と直交する方向に長く延びる拡散プリ
ズムが並列して形成され、前記仮想反射面の光軸を境に
一方側に存在する拡散プリズム群は光点から出射された
光線をその頂点において光軸と平行な平行線に対して一
方側の最大反射角方向に反射する凸の湾曲反射面とその
頂点において光軸と平行な平行線に対して他方側の最大
反射角方向に反射する凹の湾曲反射面とを有し、前記仮
想反射面の光軸を境に他方側に存在する拡散プリズム群
は光点から出射された光線をその頂点において光軸と平
行な平行線に対して他方側の最大反射角方向に反射する
凸の湾曲反射面とその頂点において光軸と平行な平行線
に対して一方側の最大反射角方向に反射する凹の湾曲反
射面とを有する車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10500895A JP3329135B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10500895A JP3329135B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08298002A JPH08298002A (ja) | 1996-11-12 |
JP3329135B2 true JP3329135B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=14396053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10500895A Expired - Fee Related JP3329135B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-04-28 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3329135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101476980B1 (ko) * | 2012-04-10 | 2014-12-29 | 윤기득 | 경광등 |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10500895A patent/JP3329135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101476980B1 (ko) * | 2012-04-10 | 2014-12-29 | 윤기득 | 경광등 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08298002A (ja) | 1996-11-12 |
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