JPH08325730A - クランプリング - Google Patents

クランプリング

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JPH08325730A
JPH08325730A JP13023295A JP13023295A JPH08325730A JP H08325730 A JPH08325730 A JP H08325730A JP 13023295 A JP13023295 A JP 13023295A JP 13023295 A JP13023295 A JP 13023295A JP H08325730 A JPH08325730 A JP H08325730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
clamp ring
contact
tapered surface
inner peripheral
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13023295A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kaburagi
光広 鏑木
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Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハとの接触面積を小さくすることのでき
るクランプリングを提供すること。 【構成】 本発明によるクランプリング14は、ウエハ
24の外周縁32をウエハ支持体14に押し付けて固定
するものであって、ウエハ24の外周縁32に接する面
を、上方ほど小径となるテーパ面28としたものであ
り、これによりクランプリング14とウエハ24との接
触は線接触となる。また、この線接触の部分よりも内側
の部分は、ウエハとの接触部分36を、スパッタされた
粒子等から保護するよう機能する。さらに、上記テーパ
面28に複数の溝部38を周方向に所定の間隔で形成し
たクランプリング14においては、クランプリング14
とウエハ24との接触は不連続な線接触となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウエハ処理装置に関し、
特に、ウエハ処理装置内でウエハを固定するために用い
られるクランプリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、PVD型スパッタリング装置内
で用いられる従来一般のクランプリングを示している。
【0003】この図に示すように、従来のクランプリン
グ50は接触部分52と段差部分54とを内周部分56
に有している。接触部分52は、クランプリング50の
内周部分56の裏側に、周方向に等間隔で複数箇所設け
られており、ウエハ58をスパッタリング装置内のヒー
タ、すなわちウエハ支持体に押え付けるものである。段
差部分54は、スパッタされた粒子が接触部分に堆積し
成膜することにより生じるスティッキングという問題を
防ぐため、接触部分52よりさらに内側に全周にわたっ
て設けられたものであり、スパッタされた粒子が接触部
分52まで侵入するのを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、経済的
観点からウエハ上での成膜面積を、従来における以上に
大きくすることが要求されており、極端な場合、クラン
プリングはない方が望ましい。
【0005】ところが、クランプリングがないと、ウエ
ハをウエハ支持体に均一に押え付けることができないの
で、処理の際、一様で安定なウエハの温度制御ができな
くなる。従って、クランプリングを用いつつ、成膜面積
を大きくしなければならない。
【0006】成膜面積を大きくするには、例えばクラン
プリングの接触箇所を少なくするということが考えられ
るが、この場合、1箇所あたりのクランプ面にかかる圧
力が大きくなりすぎてしまい、ウエハの外周縁部でチッ
ピングという問題を引き起こすおそれがある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ウエハ上の成膜面積を大きく
することのできる、すなわちウエハとの接触面積を小さ
くすることのできるクランプリングを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるクランプリングは、ウエハの外周縁を
ウエハ支持体に対して押し付けて固定するためのもので
あって、ウエハをクランプする面を上方ほど小径となる
テーパ面としたことを特徴としている。
【0009】また、クランプリングの上記テーパ面に複
数の溝部を周方向に所定の間隔で設けてもよい。
【0010】
【作用】上記構成のクランプリングでウエハを固定する
場合、クランプリングのテーパ面はウエハの外周縁の角
部のみを押圧する。かかる場合、クランプリングとウエ
ハとの接触は連続的な線接触となり、他の部分は非接触
状態となる。また、クランプリングの内周部分であって
線接触の部分よりも内側の部分は、ウエハとの接触部分
を、スパッタされた粒子等から保護するよう機能する。
【0011】また、テーパ面に溝部を形成した場合、ク
ランプリングとウエハとの接触は不連続となる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例を説
明する。図1は、本発明のクランプリングを含むPVD
型スパッタリング装置を示すものであり、基本的には、
クランプリング10を始めとして、ハウジング12、ウ
エハ支持体(ないしはヒータ)14およびターゲット電
極16から構成されている。
【0013】ハウジング12は、処理チャンバ18を形
成するものであり、この処理チャンバ18内にクランプ
リング10、ウエハ支持体14およびターゲット電極1
6が配置されている。クランプリング10は、ハウジン
グ12に固定されている。また、ウエハ支持体14は、
シャフト20の上端部に取り付けられており、任意に上
昇または下降させることができるようになっている。タ
ーゲット電極16は、クランプリング10の上方に配置
され、ウエハ支持体14と共に電源22に接続されてい
る。また、スパッタリング装置には、処理チャンバ18
内にアルゴンのようなガスを導くためのガス導入手段
(図示せず)と処理チャンバ18内のガスを排気するた
めの排気手段(図示せず)とが設けられている。
【0014】上記構成においては、ウエハ支持体14を
上昇させることにより、クランプリング10は、ウエハ
支持体14上に載置したウエハ24を押え付けることが
できるようになっている。また、電源22によって、ウ
エハ支持体14とターゲット電極16との間に電力が供
給された場合、ターゲット電極16からスパッタされた
粒子がウエハ24上に堆積し、薄膜を形成するようにな
っている。
【0015】次に、本発明のクランプリング10につい
て詳細に説明する。なお、本明細書においては、図面に
示す使用状態に基づき、「上」「下」なる語を用いるこ
ととする。
【0016】図2はクランプリング10の内周部分26
の拡大断面図である。このクランプリング10は、その
内周部分26の下面にテーパ面28を有している。この
テーパ面28はウエハ24を押え付ける部分であり、そ
の径は上方ほど小さくなっている。また、テーパ面28
の内周縁30はウエハ24の外径よりも小さく、テーパ
面の外周縁32はウエハ24の外径よりも大きくなって
いる。
【0017】上記構成のクランプリング10を用いて、
ウエハ24をウエハ支持体14に押え付けると、クラン
プリング10のテーパ面28がウエハ24の外周縁の角
部34と接し、ウエハ24をウエハ支持体14との間で
挟持することができる。この場合、全周にわたって線接
触するため、ウエハ24に一様に押圧力が作用し、ウエ
ハ24の一様で均一な温度制御ができるようになる。
【0018】また、クランプリング10でウエハ24を
押え付ける場合、できる限り大きな垂直方向の押圧力を
ウエハ24に作用させるために、ウエハ面に対するテー
パ面28の傾斜角を45度以下とすることが好ましい。
【0019】さらに、このようにしてテーパ面28でウ
エハ24を押え付ける場合、ウエハ24との接触部分3
6とテーパ面28の内周縁30との間の部分が庇として
機能するため、ターゲット電極16からスパッタされた
粒子が、ウエハ24とテーパ面28との接触部分36ま
で侵入することを防ぐことができる。もちろん、従来の
接触部分(図5の52)がないため、この部分の幅を非
常に小さくすることができる。
【0020】次に、本発明のクランプリング10の別の
実施例について詳細に説明する。
【0021】図3は、本発明の第2実施例によるクラン
プリング10の内周部分26を示している。本実施例の
クランプリング10は、少なくともテーパ面28に溝部
38が設けられている点で前述の第1実施例と相違して
いる。その点以外については第1実施例と同様であり、
その詳細な説明については省略する。
【0022】この第2実施例における溝部38はエンド
ミル(図示せず)により形成されている。この場合、ウ
エハ24との接触部分36を横切るようにしてエンドミ
ルをクランプリング10の中心から水平方向外方に移動
させてクランプリング10を切削することが好ましい。
【0023】上記方法により形成された溝部38では、
底面40は平面となり、垂下部分42に形成された切削
面44は円筒面となる。また、このようにして形成され
た溝部38は、テーパ面28において周方向に沿って所
定の間隔で設けられる。
【0024】上記構成では、各溝部は、接触部分36を
横切るように形成されており、且つ所定の間隔でテーパ
面28上に形成されているので、クランプリング10で
ウエハ24を押え付ける際、クランプリング10はウエ
ハ24を、所定の間隔を有する破線で押え付けることと
なる。すなわち、前述した実施例のクランプリング10
よりさらに小さい接触面積でウエハ24を押え付けるこ
とができる。
【0025】なお、この第2実施例ではテーパ面28に
複数の溝部38が所定の間隔で設けられているが、これ
ら複数の溝部38はテーパ面28上の任意の位置に配置
してもよい。
【0026】また、溝部38は、接触部分36に設けら
れていれば、円柱状の凹部等、他の形状としてもよい。
【0027】さらに、本発明のクランプリング10は、
PVD型スパッタリング装置に限らず、エッチング装置
等の他のウエハ処理装置においても用いることが可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】本発明は、クランプリングとウエハとの
接触を連続的な線接触としたため、ウエハをウエハ支持
体上に均一な力でしっかりと押え付けることができる。
このため、ウエハの一様で安定な温度制御をも可能にし
ている。
【0029】また、クランプリングの内周部分であって
線接触の部分よりも内側の部分は、スパッタされた粒子
を阻止する庇としても機能するため、スティッキングを
抑止することができる。もちろん、スパッタされた粒子
の付着を防止すべき部分はウエハの最外周部分のみであ
るので、庇となる部分は従来に比して大幅に縮小でき
る。
【0030】さらに、テーパ面上の他の部分は非接触状
態にあるため、ウエハ上の成膜面積の拡大を図ることが
できる。
【0031】以上により、半導体基板の処理・製造効率
の向上も期待できる。
【0032】また、テーパ面に溝部を設けてクランプリ
ングとウエハとの接触を不連続な線接触とすることで、
連続な線接触に比べてスパッタ粒子の付着領域が減り、
さらなるスティッキング抑止の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランプリングを含むスパッタリ
ング装置の全体図である。
【図2】本発明の第1実施例によるクランプリングの内
周部分を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例によるクランプリングの内
周部分を示す断面図である。
【図4】図3のクランプリングの内周部分を下側から見
たときの斜視図である。
【図5】従来におけるクランプリングの内周部分を示す
断面図である。
【符号の説明】
10…クランプリング、12…ハウジング、14…ウエ
ハ支持体、16…ターゲット電極、18…処理チャン
バ、20…シャフト、22…電源、24…ウエハ、26
…内周部分、28…テーパ面、30…内周縁、32…外
周縁、34…角部、36…接触部分、38…溝部、40
…底面、42…垂下部分、44…切削面、50…クラン
プリング、52…接触部分、54…段差部分、56…内
周部分、58…ウエハ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの外周縁をウエハ支持体に対して
    押し付けて固定するクランプリングにおいて、ウエハを
    クランプする面を上方ほど小径となるテーパ面としたこ
    とを特徴とするクランプリング。
  2. 【請求項2】 前記テーパ面に複数の溝部が周方向に所
    定の間隔で設けられている請求項1記載のクランプリン
    グ。
JP13023295A 1995-05-29 1995-05-29 クランプリング Withdrawn JPH08325730A (ja)

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JP13023295A JPH08325730A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 クランプリング

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JP13023295A JPH08325730A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 クランプリング

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JP13023295A Withdrawn JPH08325730A (ja) 1995-05-29 1995-05-29 クランプリング

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Effective date: 20020806