JPH08324297A - 自動変速機の制御方法 - Google Patents

自動変速機の制御方法

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JPH08324297A
JPH08324297A JP7156889A JP15688995A JPH08324297A JP H08324297 A JPH08324297 A JP H08324297A JP 7156889 A JP7156889 A JP 7156889A JP 15688995 A JP15688995 A JP 15688995A JP H08324297 A JPH08324297 A JP H08324297A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、変速機の変速制御の最適
な目標値の設定と変速制御以外の制御のための摩擦伝動
手段の最適な制御とを両立させ、省燃費特性を確保する
とともに、運転性能を向上し、また、動力性能を向上
し、更に、部品の耐久性を向上することにある。 【構成】 このため、この発明は、吸気流量調整装置を
作動してエンジンへの吸気流量をアクセル操作量に対応
させないで制御する際に、変速機の変速制御をアクセル
操作量によって制御し、変速制御以外の制御の摩擦伝動
手段を実際の吸気流量によって制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の制御方
法に係り、特に変速制御の最適な目標値(変速比、回転
速度)の設定と変速制御以外の制御のための摩擦伝動手
段の最適な制御とを両立して果し得る自動変速機の制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されたエンジンにおいては、
一般的に、アクセルペダルとスロットル弁とが機械的に
連結され、アクセルペダルの踏み込み量であるアクセル
操作量(AC)に対して常にエンジンへの吸気流量が対
応している。
【0003】また、エンジンには、燃料消費量を低減さ
せる運転(エコラン運転)システム、車両の発進時等の
不具合の発生を防止するトラクションシステム、自動的
に車速を一定に保って車両を走行させる定速走行システ
ム(オートクルーズシステム)等の各種システムが備え
られているものがある。
【0004】更に、車両においては、エンジンの特性が
そのままの状態では不向きなので、エンジンと車輪間の
動力伝達系に油圧で作動する変速機を設けている。ま
た、エンジンから車両の駆動輪までの伝動経路には、エ
ンジンからの駆動力を断続するように接続・解放するク
ラッチが備えられている。
【0005】ところで、上述の各システムにあっては、
例えば、スロットル弁を作動させるモータ等からなるス
ロットルアクチュエータを利用したスロットル・ワイヤ
方式、吸気通路にスロットル弁とは別途の開閉弁を設け
た方式等の各種方式を採用し、必要に応じて、アクセル
操作量(AC)に対応させないでエンジンへの吸気流量
を調整しているものがある。
【0006】例えば、エコランシステムにおいては、所
定のエコラン制御条件になると、エンジンを自動制御
し、アイドル運転にすると、スロットルアクチュエータ
によってスロットル弁のスロットル開度(THR)を全
閉にしたり、または、吸気通路に設けた開閉弁である全
閉弁を閉動作させて、エンジンへの吸気流量をスロット
ル開度(THR)の全閉状態に相当する吸気流量に制御
している。
【0007】また、トラクション制御方法としては、例
えば、特開平2−81734号公報に開示されている。
この公報に記載のものは、自動変速機における変速タイ
ミングを、アクセルペダルの踏み込み量と従動輪の速度
とに基づいて決定するようにし、駆動輪のスリップによ
りトラクション制御が開始されてスロットル指令値が低
下しても、変速が行われないようにして、違和感やもた
つき感を運転者に与えないようにするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエン
ジンの上述の各システムにおいて、例えば、エコランシ
ステムにおいては、エコラン運転によるエンジンのアイ
ドル運転中に、クラッチを解放し、エンジンへの吸気流
量をスロットル開度(THR)の全閉状態に相当するよ
うに制御している。
【0009】かかる場合において、変速機が無段変速機
(CVT)であるとすると、ライン圧をアクセル操作量
(AC)に応じて制御した場合に、エンジン発生トルク
に対して高い値のライン圧になるので、エンジンの負担
が大きく、このため、省燃費特性を悪化し、変速機やク
ラッチを作動させるライン圧制御部材や摩擦伝動手段に
不要な力が加わり、部品の耐久性が低下するという不都
合があった。
【0010】即ち、変速機として無段変速機(CVT)
が備えられた車両においては、図24に示す如く、ライ
ン圧制御をアクセル操作量(AC)で行うと、エコラン
運転中のエンジン発生トルクの推定値が実際の値(実
値)よりも大きいので、ライン圧が高めに制御される結
果、燃費の悪化や部品の耐久性が低下する不都合があ
る。
【0011】また、クラッチ制御をアクセル操作量(A
C)で行うと、エコラン制御から脱出した際の発進制御
であるスペシャルスタートモード(SST)で、エンジ
ン発生トルクの推定値が実際の値よりも大きいので、ク
ラッチトルク容量を高めに制御してしまう。この影響に
より、クラッチの制御が不安定になり、エンジン回転速
度(NE)にハンチングが発生する不都合がある。
【0012】更に、変速制御の目標値をスロットル開度
(THR)で設定すると、変速制御の変速部入力回転速
度(NI)目標値(NISPR)の変更が遅れ、このた
め、この変速制御の変速部入力回転速度(NI)目標値
(NISPR)の遅れを受けて、過渡修正後の変速制御
の変速部入力回転速度(NI)目標値(NISPRF)
も遅れ、よって、変速部入力回転速度(NI)も遅れ、
この結果、変速遅れが大きくなるという不都合がある。
【0013】また、エンジンがエコラン制御から脱出す
る場合に、クラッチを解放から接続に作動して発進制御
を行うことが多いものである。この発進制御には、エン
ジン発生トルクに相当する正確なクラッチ入力トルクが
必要不可欠である。しかし、不正確な値のクラッチ入力
トルクでは、クラッチを円滑に接続することができず、
運転性能が低下するという不都合がある。また、クラッ
チが接続状態で、エンジン発生トルクに対してクラッチ
トルク容量が低いと、クラッチに滑りが発生するという
不都合がある。
【0014】一方、変速機の変速制御は、変化が緩慢で
あり、エコラン制御中に、スロットル開度(THR)の
全閉状態で変速制御の目標値を設定すると、エコラン制
御から脱出した場合に、アクセル操作量(AC)に対応
した変速制御がなかなか実現することができず、このた
め、運転性能が低下し、また、省燃費特性が低下し、し
かも、動力性能が悪化するという不都合がある。逆に、
エコラン制御中に、アクセル操作量(AC)で変速制御
を行っても、不具合が発生しないものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンに変速機を連結して設け、前記エンジンから前記車両
の駆動輪までの伝動経路には電子的にクラッチトルク容
量が調整可能なクラッチを設け、アクセル操作量に対応
させないで前記エンジンへの吸気流量を調整可能な吸気
流量調整装置を設け、前記変速機及び前記クラッチを作
動させる摩擦伝動手段を設け、前記吸気流量調整装置及
び前記摩擦伝動手段を作動する制御手段を設け、この制
御手段により、前記吸気流量調整装置を作動して前記エ
ンジンへの吸気流量を前記アクセル操作量に対応させな
いで制御する際に、前記変速機の変速制御を前記アクセ
ル操作量によって制御し、前記変速制御以外の制御の前
記摩擦伝動手段を実際の吸気流量によって制御すること
を特徴とする。
【0016】
【作用】この発明の方法によれば、吸気流量調整装置を
作動してエンジンへの吸気流量をアクセル操作量に対応
させないで制御する際に、変速機の変速制御をアクセル
操作量によって制御し、変速制御以外の制御のための摩
擦伝動手段を実際の吸気流量によって制御することによ
り、変速制御の最適な目標値(変速比、回転速度)の設
定と変速制御以外の制御のための摩擦伝動手段の最適な
制御とを両立させ、省燃費特性を確保するとともに、運
転性能を向上し、また、動力性能を向上し、更に、部品
の耐久性を向上することができる。
【0017】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜23は、この発明の実施
例を示すものである。図19において、2は車両、4は
エンジン、6はクランク軸、8は変速機(無段変速機:
CVT)、10は差動機、12は駆動輪たる車輪であ
る。変速機8は、駆動プーリ14と、被動プーリ16
と、この駆動プーリ14と被動プーリ16とに巻掛けら
れたベルト18とを有している。
【0018】駆動プーリ14は、駆動軸20と、この駆
動軸20に一体的に設けられた駆動側固定プーリ部片2
2と、該駆動軸20に軸方向移動可能で且つ回転不可能
に設けられた駆動側可動プーリ部片24とを有してい
る。この駆動側可動プーリ部片24の背面側には、駆動
側ハウジング26により駆動側油圧室28が形成されて
いる。
【0019】被動プーリ16は、前記駆動軸20と平行
に配設された被動軸30と、この被動軸30に一体的に
設けられた被動側固定プーリ部片32と、該被動軸30
に軸方向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側
可動プーリ部片34とを有している。この被動側可動プ
ーリ部片34の背面側には、被動側ハウジング36によ
って被動側油圧室38が形成されている。この被動側油
圧室38には、被動側可動プーリ部片34をベルト18
側に押圧する被動側スプリング40が内蔵されている。
【0020】この変速機8は、ソレノイドやバルブ等か
らなる変速制御操作手段42aやライン圧制御操作手段
42bが設けられた油圧制御回路42からの各種油圧に
よって作動制御される。変速制御操作手段42aやライ
ン圧制御操作手段42bは、変速制御やライン圧制御の
摩擦伝動手段を構成するものである。即ち、変速機8
は、駆動側プーリ14の駆動側油圧室28に油圧制御回
路42からプライマリ圧油路44を経てプライマリ圧を
作用させるとともに、被動側プーリ16の被動側油圧室
38に油圧制御回路42からライン圧油路46を経てラ
イン圧を作用させることにより、駆動プーリ14の駆動
側可動プーリ部片24を軸方向移動させるとともに被動
プーリ16の被動側可動プーリ部片34を軸方向移動さ
せ、ベルト18の回転半径を増減させて変速比を無段階
に変化させるものである。
【0021】変速機8の被動軸30は、終減速ギヤ機構
48を介して差動機10が連結されている。この差動機
10には、車輪12・12が取付けられた車輪軸50・
50が連結されている。
【0022】エンジン4から車輪12までの伝動経路、
例えば、エンジン4と変速機8間には、電子的にクラッ
チトルク容量が調整可能なクラッチ52が設けられる。
【0023】このクラッチ52は、電磁的に作動される
ものであり、クランク軸6に連結した駆動側クラッチ板
54と、クラッチ軸56に連結した被動側クラッチ板5
8と、この被動側クラッチ板58内に設けられたクラッ
チ制御操作手段であるクラッチソレノイド60とからな
り、エンジン4の駆動力を断続するように接続・解放作
動されるものである。クラッチソレノイド60は、クラ
ッチ52の摩擦伝動手段を構成するものである。
【0024】クラッチ軸56と変速機8の駆動軸20間
には、前後進切換機構62が設けられる。この前後進切
換機構62は、前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
切換部68とからなる。この切換部68は、セレクタレ
バー70に連絡し、このセレクタレバー70の動作によ
って作動されて前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
を選択的に切換えるものである。
【0025】また、図20に示す如く、エンジン4に
は、吸気が導かれる吸気通路72を形成する吸気管74
の一端側が連設されている。この吸気管74の他端側に
は、エアクリーナ76が設けられている。
【0026】この吸気通路72には、スロットル弁78
が配設されている。このスロットル弁78は、アクセル
ペダル80に機械的に連結され、このアクセルペダル8
0の踏み込み状態であるアクセル操作量(AC)によっ
て開閉動作する。
【0027】また、この吸気系路には、アクセルペダル
80の踏み込み状態であるアクセル操作量(AC)に対
応させないでエンジン4への吸気流量を調整可能な吸気
流量調整装置82が設けられる。
【0028】この吸気流量調整装置82としては、第1
の例として、図20に示す如く、吸気管全閉装置84が
設けられる。この吸気管全閉装置84は、図20に示す
如く、スロットル弁78とエアクリーナ76間の吸気通
路72に設けられた全閉弁86と、この全閉弁86とス
ロットル弁78とを迂回するアイドル運転要吸気通路8
8と、全閉弁86を作動する全閉弁ソレノイド90とを
有している。
【0029】詳述すれば、この図20における吸気管全
閉装置84においては、図21に示す如く、エンジン4
が通常の運転状態時に、全閉弁ソレノイド90がオフと
されていることによって全閉弁86が開状態となり、吸
気流量をスロットル開度によって調整させる一方、エン
ジン4がアイドル運転状態時には、全閉弁ソレノイド9
0がオンとなって全閉状態となり、これにより、吸気流
量をアイドル運転用吸気通路88のみで調整する。
【0030】図19、20に示す如く、油圧制御回路4
2とクラッチソレノイド60と全閉弁ソレノイド90と
は、制御手段92に連絡している。
【0031】この制御手段92には、図19に示す如
く、アクセルペダル80の踏み込み量に応じたアクセル
操作量(AC)を検出するアクセルセンサ94と、クラ
ンク軸6の回転をエンジン回転速度(NE)として検出
するエンジン回転速度センサ96と、変速機8の駆動軸
20の回転を変速部入力回転速度(NI)として検出す
る変速部入力回転速度センサ98と、変速機8の被動軸
30の回転である変速部出力回転速度を車速(NV)と
して検出する車速センサ100と、スロットル弁78の
開度状態をスロットル開度(θ)として検出するスロッ
トル開度センサ102と、エンジン4がアイドル運転に
なるとその時のスロットル弁78の開度を検出してオン
になるアイドルスイッチ104と、セレクタレバー70
の位置を検出するシフトスイッチ106と、空調装置
(図示せず)の作動状態を検出するエアコンスイッチ1
08とが連絡している。
【0032】また、この制御手段92には、図18に示
す如く、入力側に、上述の各スイッチの他に、ブレーキ
スイッチ110やその他のセンサが設けられ、また、出
力側に、上述の全閉弁ソレノイド90を含む吸気管全閉
装置84と、変速制御操作手段42a及びライン圧制御
操作手段42bを含む油圧制御回路42と、クラッチソ
レノイド60を含むクラッチ52とが連絡している。
【0033】この制御手段92は、運転者の運転操作や
車両2の走行状態によって各種制御モードを選択して、
選択した各種制御モードによってクラッチ52及び変速
機8を制御するものである。
【0034】この各種制御モードとしては、例えば、ド
ライブモード(DRV)とニュートラルモード(NE
U)とスペシャルスタートモード(SST)とホールド
モード(HLD)とがある。
【0035】ドライブモード(DRV)は、クラッチ5
2を接続状態に保持して車両2を走行させるモードであ
る。
【0036】ニュートラルモード(NEU)は、クラッ
チ52のクラッチトルク容量を「0」にするモードであ
り、エコラン動作時(エコラン制御時)にクラッチ52
を解放にする場合も流用する。
【0037】スペシャルスタートモード(SST)は、
車両2の走行中の発進制御のモードであり、クラッチ5
2が解放状態から接続状態にするモードである。
【0038】ホールドモード(HLD)は、クラッチ5
2のクラッチトルク容量を調整してクリープ状態にする
モードである。
【0039】また、制御手段92には、図5に示す如
く、変速制御回路112とライン圧制御回路114とク
ラッチ制御回路116とが設けられている。変速制御回
路112は、アクセル操作量(AC)を入力して変速制
御操作手段42aの操作量(Ur)を出力するものであ
る。ライン圧制御回路114は、スロットル開度(TH
R)を入力してライン圧制御操作手段42bの操作量
(UL )を出力するものである。クラッチ制御回路11
6は、スロットル開度(THR)を入力してクラッチ制
御操作手段であるクラッチソレノイド60の操作量(U
c)を出力するものである。
【0040】変速制御回路112は、図6に示す如く、
変速制御の目標値の設定部112aを有している。
【0041】この設定部112aにおいては、アクセル
操作量(AC)を入力し、変速制御の変速部入力回転速
度(NI)目標値(NISPR)を求める(ステップ4
02)。この変速部入力回転速度(NI)目標値(NI
SPR)は、図7に示す如く、アクセル操作量(AC)
で定められる。
【0042】また、車速(NV)を入力し、変速部入力
回転速度(NI)目標値上限値(NISPRH)を定め
るとともに(ステップ404)、変速部入力回転速度
(NI)目標値下限値(NISPRL)を定める(ステ
ップ406)。この変速部入力回転速度(NI)目標値
上限値(NISPRH)と変速部入力回転速度(NI)
目標値下限値(NISPRL)とは、図8に示す如く、
車速(NV)で定められる。
【0043】そして、変速部入力回転速度(NI)目標
値(NISPR)と変速部入力回転速度(NI)目標値
上限値(NISPRH)とを比較し、これら値のうち小
さい方を採用する(MIN)(ステップ408)。
【0044】また、このステップ408で得た値とステ
ップ406で得た変速部入力回転速度(NI)目標値下
限値(NISPRL)とを比較し、これらの値のうち大
きい方を採用する(MAX)(ステップ410)。
【0045】そして、変速部入力回転速度(NI)目標
値(NISPR)を定め、この値を運転操作や車両の走
行状態等によって過渡修正し、過渡修正後の変速部入力
回転速度(NI)目標値(NISPRF)を得る(ステ
ップ412)。この過渡修正は、図9に示す如く、過渡
修正後の変速部入力回転速度(NI)目標値(NISP
RF)の単位時間当り変化を所定値(レートサミット
値)で制限し、過渡修正後の目標値(NISPRF)の
変化を緩慢にすることによって行われる。
【0046】そして、過渡修正後の変速部入力回転速度
(NI)目標値(NISPRF)と変速部入力回転速度
(NI)とを演算し(ステップ414)、この演算によ
って得た値に比例積分(PI)制御を行う(ステップ4
16)。
【0047】この比例積分制御は、図10に示す如く、
変速部入力回転速度(NI)目標値と実際の値(実値)
との差に比例ゲイン(Kp)を掛けて比例制御(P制
御)を行い(ステップ502)、そして、この比例制御
によって得られた値に積分制御を行う(ステップ50
4)。この積分制御は積分ゲイン(Ki)/ラプラス変
換の複素変数(S)を施すことで行われる。
【0048】そして、比例制御による値と積分制御によ
る値とを演算し(ステップ506)、この演算で得られ
た値に上下限処理を施し(ステップ508)、比例積分
制御(PI制御)の結果を定める。
【0049】この比例積分制御の後は、この比例積分制
御で得られた値と変速制御信号42aの操作量(Ur)
の中立値(NUr)とを加算する演算を行い(ステップ
418)、変速制御操作手段42aの操作量(Ur)を
定める。
【0050】即ち、図6に示す変速制御においては、運
転者の運転操作や車両2の走行状態に応じた変速比に調
整するものである。この変速比の調整は、変速部入力回
転速度(NI)が過渡修正後の変速部入力回転速度(N
I)目標値(NISPRF)に一致するように行われ
る。この変速制御の目標値は、本来、エンジン回転速度
(NE)であるが、クラッチ52の解放状態に対応する
ために、変速部入力回転速度(NI)とする。過渡修正
後の変速部入力回転速度(NI)目標値(NISPR
F)は、定常状態の目標値(NISPR)に過渡修正を
施して得られる。この定常状態の目標値(NISPR)
は、図7で得た値を、図8の上限値(NISPRH)と
下限値(NISPRL)とで上下限処理して設定され
る。過渡修正方法は、過渡修正後の目標値(NISPR
F)の単位時間当り変化を所定値(レートリミット値)
で制限し、過渡修正後の目標値(NISPRF)の変化
を緩慢にする(レートリミット制御)。このレートリミ
ット値は、運転者の運転操作や車両2の走行状態に応じ
て設定される。
【0051】ライン圧制御回路114においては、図1
1に示す如く、エンジン回転速度(NE)とスロットル
開度(THR)とを入力して、エンジン発生トルクを推
定する(ステップ602)。
【0052】このエンジン発生トルクの推定値は、図1
2に示す如く、エンジン回転速度(NE)とスロットル
開度(THR)(THRC<THR1<THR2<TH
R3<THRW)とによって定められる。
【0053】そして、ベルト18の伝動に必要なベルト
押付け力(Teff)の計算をし(ステップ604)、
次いで、ライン圧制御の安全率(KL )を掛けて(ステ
ップ606)、ライン圧目標値(PLINSP)を求め
る。
【0054】そして、このライン圧目標値(PLINS
P)にフィルタ処理をする(ステップ608)。このフ
ィルタ処理は、1/1+STで行う。ここで、Sはラプ
ラス変換の複素変数、Tは時定数である。このフィルタ
処理により、信号レベルは、図13に示すようになり、
フィルタ処理後のライン目標値(PLINSPF)が得
られる。
【0055】次いで、このフィルタ処理後のライン圧目
標値(PLINSPF)を、図14に示す如く、ライン
圧制御操作手段42bの操作量(UL )に変換する(ス
テップ610)。
【0056】この図11におけるライン圧制御において
は、エンジン発生トルクに応じたベルト押付け力を確保
できるライン圧に制御する。これは、エンジン発生トル
クに対してライン圧が不足すると、ベルト18に滑りが
発生する一方、エンジン発生トルクに対してライン圧が
高いと、燃費や部品の耐久性が低下するからである。
【0057】また、この場合に、図12でエンジン発生
トルクを推定しているが、この推定値が実値と異なる場
合には、上述の不具合が発生し、エンジン発生トルクの
推定に用いるスロットル開度(THR)をアクセル操作
量(AC)にすると、この推定値が実値と異なることが
発生する。
【0058】クラッチ制御回路116においては、図1
5に示す如く、クラッチ52の制御が行われる。即ち、
エンジン回転速度(NE)とスロットル開度(THR)
とを入力して、エンジン発生トルクを推定する(ステッ
プ702)。このエンジン発生トルクの推定は、上述の
図12と同じように行われる。
【0059】そして、エンジン発生トルクの推定値をク
ラッチトルク容量に変換する(ステップ704)。この
変換は、図16のように行われる。
【0060】そして、このクラッチトルク容量にドライ
ブモード(DRV)時のクラッチトルク容量の安全率
(Ked)を加え(ステップ706)、また、フィルタ
処理を施し(ステップ708)、ドライブモード(DR
V)とする。このフィルタ処理は、上述の図13と同じ
ように行われる。
【0061】また、クラッチトルク容量に直接フィルタ
処理を施す(ステップ710)。このフィルタ処理は、
上述の図13と同じように行われる。
【0062】一方、スロットル開度(THR)を入力
し、クラッチ制御の目標回転速度(NESPC)を定め
る(ステップ712)。このクラッチ制御の目標回転速
度(NESPC)は、図17に示すように定められる。
【0063】そして、このクラッチ制御の目標回転速度
(NESPC)にフィルタ処理を施す(ステップ71
4)。このフィルタ処理は、上述の図13と同じように
行われる。
【0064】このフィルタ処理後の目標回転速度(NE
SPC)と実際のエンジン回転速度(NE)とを演算し
(ステップ716)、この演算した値に比例積分制御
(PI制御)を行う(ステップ718)。この比例積分
制御は、上述の図10と同じように行われる。
【0065】この比例積分制御した値とステップ710
でフィルタ処理した値とを演算し(ステップ720)、
スペシャルスタートモード(SST)にする。
【0066】このスペシャルスタートモード(SST)
と上述のドライブモード(DRV)とに対応して、その
他のホールドモード時のクラッチトルク容量相当値の目
標値(IcSPh)が設定されることにより、第1制御
モード切換部A(ステップ722)が構成される。
【0067】この第1制御モード切換部A(ステップ7
22)で選択されたいずれかが、クラッチ52のクラッ
チトルク容量相当値の目標値(IcSP)となり、この
クラッチトルク容量相当値の目標値(IcSP)とクラ
ッチトルク容量相当値(Ic)とを演算する(ステップ
724)。
【0068】この演算で得られた値に比例積分制御を行
う(ステップ726)。この比例積分制御は、上述の図
10と同じように行われる。
【0069】この比例積分制御で得られた値とクラッチ
制御操作手段であるクラッチソレノイド60の操作量
(Uc)の中立値(NUc)とを加算する演算を行い
(ステップ728)、この演算で得られた値に上下限処
理を施す(ステップ730)。
【0070】この上下限処理によって得られた値とニュ
ートラル時のクラッチ制御操作手段の操作量(Ucn)
とは、第2制御モード切換部B(ステップ732)で選
択的に用いられ、クラッチソレノイド60の操作量(U
c)となる。
【0071】即ち、この図15のクラッチ制御において
は、運転者の運転操作や車両2の走行状態に応じたクラ
ッチ52のクラッチトルク容量を実現するものである。
これは、エンジン発生トルクに合致しないクラッチトル
ク容量である場合には、クラッチ52の接続状態でクラ
ッチ52に滑りが発生し、また、円滑な発進制御が行わ
れず、ショックが発生したり、エンジンストールが発生
するからである。また、この場合に、図12でエンジン
発生トルクを推定しているが、このエンジン発生トルク
の推定値が実値と異なる場合には、上述の不具合が発生
し、エンジン発生トルクの推定に用いるスロットル開度
(THR)をアクセル操作量(AC)にすると、この推
定値が実値と異なることが発生する。
【0072】前記制御手段92は、吸気流量調整装置8
2である吸気管全閉装置84を作動してエンジン4への
吸気流量をアクセル操作量(AC)に対応させないで制
御する際に、変速機8の変速制御をアクセル操作量(A
C)によって制御し、つまり、変速制御操作手段42a
をアクセル操作量(Ac)で制御し、この変速制御以外
の制御のための摩擦伝動手段であるライン圧制御操作手
段42bやクラッチソレノイド60を実際の吸気流量に
よって制御するものである。つまり、この実施例におい
ては、変速制御と変速制御以外の摩擦伝動手段の制御に
おいて、共にエンジンの要求負荷量を用いる場合におい
て、運転手による要求負荷量(アクセル操作量)と実際
の要求負荷量(吸気流量)が異なる場面が存在するなら
ば、変速制御には運転手による要求負荷量(アクセル操
作量)を用い、一方、変速制御以外の摩擦伝動手段の制
御には実際の要求負荷量(吸気流量)を用いるものであ
る。
【0073】また、この実施例においては、吸気流量調
整装置82としては、第2の例として、図22に示すも
のがある。
【0074】即ち、この吸気流量調整装置82は、図2
2に示す如く、スロットル弁78を作動するモータ等か
らなるスロットルアクチュエータ152を有している。
このスロットルアクチュエータ152は、制御手段92
によって作動制御される。かかる場合に、制御手段92
には、アクセルペダル80の踏み込み量を検出するスロ
ットルセンサ154が連絡される。従って、アクセルペ
ダル80の踏み込み量をスロットルセンサ154が検知
し、この状態を制御手段92に取り込み、この制御手段
92がスロットルアクチュエータ152を駆動してスロ
ットル弁78を開閉動作させる。
【0075】この図22における吸気流量調整装置は、
図23に示す如く 、エンジン4が通常の運転時に、ス
ロットルセンサ154からの出力信号に応じて制御手段
92がスロットルアクチュエータ152を作動制御し、
このスロットルアクチュエータ152を作動してスロッ
トル弁78を全閉状態とし、吸気通路72を全閉状態と
して吸気流量をアイドル運転用吸気通路88のみで調整
する。
【0076】次に、この実施例の作用を説明する。
【0077】図2において、制御手段92のアイドル運
転方式のエコラン制御のプログラムがスタートすると
(ステップ202)、先ず、アイドル運転の判定条件が
成立したか否かを判断する(ステップ204)。
【0078】このアイドル運転の判定条件が成立か否か
は、例えば、図3に示すように行われる。
【0079】図3において、アイドル運転の判定条件の
プログラムがスタートすると(ステップ302)、先
ず、図4に示すエコラン用回転速度トリガ(NITR)
のマップにより(ステップ304)、エコラン用回転速
度トリガ(NITR)を定め、アイドル運転中か否かの
判断を行う(ステップ306)。この図4においては、
エンジン発生トルクが0kgmの場合を考慮し、エコラ
ン用回転速度の判定値(NITR)として各トリガ(N
ITR1、NITR2、NITR3、NITR4)が設
定されている。
【0080】このステップ306がNOの場合で、アイ
ドル運転中でない場合には、変速部入力回転速度(N
I)と第1エコラン入場用変速部入力回転速度トリガ
(NITR1)とを比較する(ステップ308)。
【0081】このステップ208で、NI≧NITR1
の場合には、変速部入力回転速度(NI)と第2エコラ
ン入場用変速部入力回転速度トリガ(NITR2)とを
比較する(ステップ310)。
【0082】このステップ310で、NI≧NITR2
の場合には、アイドル運転の判定条件が不成立とする
(ステップ312)。また、前記ステップ308で、N
I<NITR1の場合は、直ちにアイドル運転の判定条
件が不成立とする(ステップ312)。
【0083】一方、前記ステップ306がYESの場合
で、アイドル運転中の場合には、変速部入力回転速度
(NI)と第1エコラン脱出用変速部入力回転速度トリ
ガ(NITR3)とを比較する(ステップ314)。
【0084】このステップ314で、NI≧NITR3
の場合には、変速部入力回転速度(NI)と第2エコラ
ン脱出用変速部入力回転速度トリガ(NITR4)とを
比較する(ステップ316)。
【0085】前記ステップ314でNI<NITR3の
場合及び前記ステップ316でNI≧NITR4の場合
には、前記ステップ312に移行してアイドル運転の判
定条件が不成立とする。
【0086】前記ステップ316で、NI<NITR4
の場合には、アイドル運転の判定条件が成立したとする
(ステップ318)。また、前記ステップ310で、N
I<NITR2の場合には、ステップ318に移行して
アイドル運転の判定条件が成立したとする。
【0087】そして、ステップ312、318の処理後
は、このアイドル運転の判定条件のプログラムをエンド
(ステップ320)とする。
【0088】そして、図2のフローチャートにおいて
は、エコラン運転判定条件成立後の経過時間トリガ(t
1 )が経過したか否かを判断する(ステップ206)。
【0089】このステップ206でNOの場合には、吸
気管全閉装置84を全閉に制御し(ステップ208)、
また、変速機8を通常に制御する(ステップ210)。
【0090】前記ステップ206でYESの場合には、
吸気管全閉装置84を全閉に制御し(ステップ212)
(図1の時点bで示す)、また、変速機8をエコラン用
に制御する。つまり、この変速機8のエコラン用の制御
は、クラッチ52を解放し且つ変速機8をこのクラッチ
52の解放状態に適した変速制御にし、図1の時点aか
ら時間t1 後に変速機8をニュートラルモード(NE
U)にするものである(図1の時点b〜cで示す)。
【0091】前記ステップ204でNOの場合には、エ
コラン運転判定条件不成立後の経過時間トリガ(t2
が経過したか否かを判断する(ステップ216)。
【0092】このステップ216でNOの場合には、吸
気管全閉装置84を全閉に制御し(ステップ218)、
また、変速機8を通常に制御する(ステップ220)。
【0093】前記ステップ216でYESの場合には、
図1の時点cから時間t2 後に吸気管全閉装置84を全
開に制御し(ステップ222)(図1の時点dで示
す)、また、変速機8を通常に制御する(ステップ22
4)。
【0094】前記ステップ210、214、220、2
24の処理後は、このプログラムをエンドとする(ステ
ップ226)。
【0095】この結果、この実施例においては、アクセ
ル操作量(AC)に対応させないエンジン4の吸気流量
に制御した場合、つまり、エコラン制御中、トラクショ
ン制御中、オートクルーズ制御中において、変速機8の
変速制御の目標値(変速比、回転速度)をアクセル操作
量(AC)で設定するとともに、クラッチ制御やライン
圧制御の摩擦伝動手段の制御には実際のスロットル開度
(THR)による吸気流量を用いるので、例えば、アイ
ドル運転方式のエコラン制御において、運転者の運転操
作や車両2の走行状態によってエコラン制御条件を判定
し、エコラン制御条件が成立した場合に、クラッチ52
を解放し、且つ、エンジン4への吸気流量をアイドル運
転時の吸気流量と同じくし、よって、エコラン制御中の
ライン圧を低下し、また、安定したクラッチ制御を実現
し(図1の時点d〜eで示す)、変速応答性を向上する
ことができる(図1の時点e〜fで示す)。
【0096】これにより、変速制御の最適な目標値の設
定と変速制御以外の制御のための摩擦伝動手段の最適な
制御とを両立させ、省燃費特性を確保し、運転性能を向
上し、動力性能を向上し、しかも、部品の耐久性を向上
することができる。
【0097】なお、この実施例においては、制御手段9
2のプログラムの少しの変更だけで対処することがで
き、ハードウェアの追加を不要とし、構成が簡単で、廉
価とすることができる。
【0098】更にまた、クラッチ52等の電子制御クラ
ッチを備えた全ての変速機に適用することができ、実用
上有利にすることができる。
【0099】また、吸気流量調整装置82を、図22の
ように構成すれば、全閉弁を不要とし、構成の簡素化を
図ることができる。
【0100】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、吸気流量調整装置を作動してエンジンへ
の吸気流量をアクセル操作量に対応させないで制御する
際に、変速機の変速制御をアクセル操作量によって制御
し、変速制御以外の制御の摩擦伝動手段を実際の吸気流
量によって制御することにより、変速制御の最適な目標
値の設定と変速制御以外の制御のための摩擦伝動手段の
最適な制御とを両立させ、省燃費特性を確保するととも
に、運転性能を向上し、また、動力性能を向上し、更
に、部品の耐久性を向上し得る。
【0101】また、この発明に係る制御は制御手段のプ
ログラムを少し変更するだけでよく、構成を簡単にし、
しかも、廉価とし得る。
【0102】更に、この発明に係る制御を、電子式クラ
ッチを備えた全ての変速機に採用することができ、実用
上有利とし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エコラン制御のタイムチャートである。
【図2】エコラン制御のフローチャートである。
【図3】アイドル運転の判定条件のフローチャートであ
る。
【図4】エコラン用回転速度トリガの図である。
【図5】制御手段のブロック図である。
【図6】変速制御のブロック図である。
【図7】変速制御の目標値を定める図である。
【図8】変速制御の目標値の上下限値を定める図であ
る。
【図9】変速制御の過渡修正の図である。
【図10】比例積分(PI)制御のブロック図である。
【図11】ライン圧制御のブロック図である。
【図12】エンジン発生トルクを推定する図である。
【図13】フィルタ処理の図である。
【図14】ライン圧制御操作手段の操作量を定める図で
ある。
【図15】クラッチ制御のブロック図である。
【図16】トルク/クラッチトルク容量の変換の図であ
る。
【図17】クラッチ制御の目標エンジン回転速度を定め
る図である。
【図18】アイドル運転方式のエコラン制御のシステム
構成図である。
【図19】車両の概略構成図である。
【図20】第1の吸気流量調整装置の構成図である。
【図21】図20における各構成要素の作動を示す図で
ある。
【図22】第2の吸気流量調整装置の構成図である。
【図23】図22における各構成要素の作動を示す図で
ある。
【図24】従来のエコラン制御のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジン 8 変速機 42 油圧制御回路 52 クラッチ 60 クラッチソレノイド 82 吸気流量調整装置 84 吸気管全閉装置 92 制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンに変速機を連結して設け、アクセル操作量に対応させ
ないで前記エンジンへの吸気流量を調整可能な吸気流量
調整装置を設け、前記変速機を作動させる摩擦伝動手段
を設け、前記吸気流量調整装置及び前記摩擦伝動手段を
作動する制御手段を設け、この制御手段により、前記吸
気流量調整装置を作動して前記エンジンへの吸気流量を
前記アクセル操作量に対応させないで制御する際に、前
記変速機の変速制御を前記アクセル操作量によって制御
し、前記変速制御以外の制御の前記摩擦伝動手段を実際
の吸気流量によって制御することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この吸気流量調整装置82としては、第1
の例として、図20に示す如く、吸気管全閉装置84が
設けられる。この吸気管全閉装置84は、図20に示す
如く、スロットル弁78とエアクリーナ76間の吸気通
路72に設けられた全閉弁86と、この全閉弁86とス
ロットル弁78とを迂回するアイドル運転用吸気通路8
8と、全閉弁86を作動する全閉弁ソレノイド90とを
有している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】そして、このクラッチトルク容量にドライ
ブモード(DRV)時のクラッチトルク容量の安全率
(Kcd)を加え(ステップ706)、また、フィルタ
処理を施し(ステップ708)、ドライブモード(DR
V)とする。このフィルタ処理は、上述の図13と同じ
ように行われる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】この比例積分制御した値とステップ710
でフィルタ処理した値とを演算し(ステップ720)、
スペシャルスタートモード(SST)のクラッチトルク
容量相当値の目標値(IcSP)とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】このステップ308で、NI≧NITR1
の場合には、変速部入力回転速度(NI)と第2エコラ
ン入場用変速部入力回転速度トリガ(NITR2)とを
比較する(ステップ310)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンに変速機を連
    結して設け、前記エンジンから前記車両の駆動輪までの
    伝動経路には電子的にクラッチトルク容量が調整可能な
    クラッチを設け、アクセル操作量に対応させないで前記
    エンジンへの吸気流量を調整可能な吸気流量調整装置を
    設け、前記変速機及び前記クラッチを作動させる摩擦伝
    動手段を設け、前記吸気流量調整装置及び前記摩擦伝動
    手段を作動する制御手段を設け、この制御手段により、
    前記吸気流量調整装置を作動して前記エンジンへの吸気
    流量を前記アクセル操作量に対応させないで制御する際
    に、前記変速機の変速制御を前記アクセル操作量によっ
    て制御し、前記変速制御以外の制御の前記摩擦伝動手段
    を実際の吸気流量によって制御することを特徴とする自
    動変速機の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6398693B1 (en) 1999-09-30 2002-06-04 Nissan Motor Co., Ltd. Line pressure control unit of automatic transmission

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1089023A2 (en) 1999-09-30 2001-04-04 Nissan Motor Co., Ltd. Line pressure control unit of automatic transmission
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