JPH08324300A - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
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- JPH08324300A JPH08324300A JP7156886A JP15688695A JPH08324300A JP H08324300 A JPH08324300 A JP H08324300A JP 7156886 A JP7156886 A JP 7156886A JP 15688695 A JP15688695 A JP 15688695A JP H08324300 A JPH08324300 A JP H08324300A
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- engine
- control
- clutch
- fuel
- brake control
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明の目的は、エンジンブレーキ制御条
件の成立時にエンジンへの燃料供給を停止し、省燃費特
性を向上するとともに、運転性能を向上し、しかも、運
転手の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を得るこ
とにある。 【構成】 このため、この発明は、車両の運転状態及び
走行状態に応じて設定されたエンジンブレーキ制御条件
の成立時にはエンジンへの燃料供給を停止するように燃
料制御装置を作動制御するとともにクラッチトルク容量
を調整するようにクラッチを作動制御してエンジンブレ
ーキ制御を行う制御手段を設けている。
件の成立時にエンジンへの燃料供給を停止し、省燃費特
性を向上するとともに、運転性能を向上し、しかも、運
転手の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を得るこ
とにある。 【構成】 このため、この発明は、車両の運転状態及び
走行状態に応じて設定されたエンジンブレーキ制御条件
の成立時にはエンジンへの燃料供給を停止するように燃
料制御装置を作動制御するとともにクラッチトルク容量
を調整するようにクラッチを作動制御してエンジンブレ
ーキ制御を行う制御手段を設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの制御装置
に係り、特に電子的に作動するクラッチが備えられた車
両において省燃費特性を向上しつつ運転者の走行意思に
応じたエンジンブレーキ効果を得るエンジンの制御装置
に関する。
に係り、特に電子的に作動するクラッチが備えられた車
両において省燃費特性を向上しつつ運転者の走行意思に
応じたエンジンブレーキ効果を得るエンジンの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの特性がその
ままの状態では不向きなので、エンジンと駆動輪間の伝
動経路に変速機を設けている。また、エンジンから車両
の駆動輪までの伝動経路には、エンジンからの駆動力を
断続するように接続・解放するクラッチが備えられてい
るものがある。
ままの状態では不向きなので、エンジンと駆動輪間の伝
動経路に変速機を設けている。また、エンジンから車両
の駆動輪までの伝動経路には、エンジンからの駆動力を
断続するように接続・解放するクラッチが備えられてい
るものがある。
【0003】また、エンジンには、エンジンへの燃料を
供給停止制御する燃料制御装置が設けられ、また、燃料
供給停止条件が成立した場合にはエンジンへの燃料供給
を停止するように燃料制御装置を作動制御するエンジン
の制御装置が設けられているものがある。
供給停止制御する燃料制御装置が設けられ、また、燃料
供給停止条件が成立した場合にはエンジンへの燃料供給
を停止するように燃料制御装置を作動制御するエンジン
の制御装置が設けられているものがある。
【0004】このエンジンの制御装置は、燃料供給停止
条件として、運転者のアクセルペダルの踏み込み操作の
有無(例えばアイドルスイッチのオン・オフ等)とエン
ジン回転速度状態とに応じて、エンジンへの燃料供給を
停止している。
条件として、運転者のアクセルペダルの踏み込み操作の
有無(例えばアイドルスイッチのオン・オフ等)とエン
ジン回転速度状態とに応じて、エンジンへの燃料供給を
停止している。
【0005】即ち、図17に示す如く、エンジン(図示
せず)の制御装置702において、燃料制御装置704
の制御手段(エンジンコントローラ)706は、アクセ
ルペダル操作判定手段としての例えばアイドルスイッチ
708とエンジン回転速度センサ710とからの各信号
を入力し、燃料噴射弁712を作動してエンジンへの燃
料を供給停止制御し、そして、上述の燃料供給停止条件
が成立すると、エンジンへの燃料供給を停止している。
せず)の制御装置702において、燃料制御装置704
の制御手段(エンジンコントローラ)706は、アクセ
ルペダル操作判定手段としての例えばアイドルスイッチ
708とエンジン回転速度センサ710とからの各信号
を入力し、燃料噴射弁712を作動してエンジンへの燃
料を供給停止制御し、そして、上述の燃料供給停止条件
が成立すると、エンジンへの燃料供給を停止している。
【0006】この制御手段706においては、図15の
フローチャートに示すように、燃料供給停止制御のプロ
グラムが開始すると(ステップ802)、先ず、アイド
ルスイッチ708がオンか否かを判断する(ステップ8
04)。
フローチャートに示すように、燃料供給停止制御のプロ
グラムが開始すると(ステップ802)、先ず、アイド
ルスイッチ708がオンか否かを判断する(ステップ8
04)。
【0007】このステップ804で、アイドルスイッチ
708がオンであり、YESの場合には、エンジンへの
燃料供給の停止中か否かを判断する(ステップ80
6)。
708がオンであり、YESの場合には、エンジンへの
燃料供給の停止中か否かを判断する(ステップ80
6)。
【0008】このステップ808で、燃料供給の停止中
でなく、NOの場合には、エンジン回転速度(NE)と
燃料供給停止開始回転速度(NE)トリガ(NETR
5)とを比較する(ステップ808)。
でなく、NOの場合には、エンジン回転速度(NE)と
燃料供給停止開始回転速度(NE)トリガ(NETR
5)とを比較する(ステップ808)。
【0009】このステップ808で、NE≦NETR5
の場合には、燃料供給を行う(ステップ810)。
の場合には、燃料供給を行う(ステップ810)。
【0010】前記ステップ804で、アイドルスイッチ
708がオフであり、NOの場合には、このステップ8
10に直ちに移行して燃料供給を行う。
708がオフであり、NOの場合には、このステップ8
10に直ちに移行して燃料供給を行う。
【0011】前記ステップ806で、エンジンへの燃料
供給の停止中であり、YESの場合には、エンジン回転
速度(NE)と燃料供給停止終了回転速度(NE)トリ
ガ(NETR6)とを比較する(ステップ812)。
供給の停止中であり、YESの場合には、エンジン回転
速度(NE)と燃料供給停止終了回転速度(NE)トリ
ガ(NETR6)とを比較する(ステップ812)。
【0012】このステップ812で、NE<NETR6
の場合には、前記ステップ810に移行して燃料供給を
行う。
の場合には、前記ステップ810に移行して燃料供給を
行う。
【0013】このステップ812で、NE≧NETR6
の場合には、燃料供給を停止する(ステップ814)。
の場合には、燃料供給を停止する(ステップ814)。
【0014】また、前記ステップ808で、NE>NE
TR5の場合にも、このステップ814に移行させて燃
料供給を停止する。
TR5の場合にも、このステップ814に移行させて燃
料供給を停止する。
【0015】前記ステップ810、814の処理後は、
このプログラムを終了する(ステップ816)。
このプログラムを終了する(ステップ816)。
【0016】この燃料供給停止制御は、微小時間毎に行
われる。
われる。
【0017】また、図16のタイムチャートに基づい
て、この燃料供給停止制御を説明すれば、エンジン回転
速度(NE)が燃料供給停止開始回転速度(NE)トリ
ガ(NETR5)以上においてアクセルペダルのアクセ
ル操作量が零になると(時点aで示す)、燃料供給停止
条件が成立し、燃料供給の停止が開始される。そして、
この燃料供給の停止状態は、エンジン回転速度(NE)
が燃料供給停止開始回転速度(NE)トリガ(NETR
5)(時点bで示す)よりも低い燃料供給停止終了回転
速度(NE)トリガ(NeTR6)になるまで継続する
(時点cで示す)。
て、この燃料供給停止制御を説明すれば、エンジン回転
速度(NE)が燃料供給停止開始回転速度(NE)トリ
ガ(NETR5)以上においてアクセルペダルのアクセ
ル操作量が零になると(時点aで示す)、燃料供給停止
条件が成立し、燃料供給の停止が開始される。そして、
この燃料供給の停止状態は、エンジン回転速度(NE)
が燃料供給停止開始回転速度(NE)トリガ(NETR
5)(時点bで示す)よりも低い燃料供給停止終了回転
速度(NE)トリガ(NeTR6)になるまで継続する
(時点cで示す)。
【0018】エンジンの制御装置においては、第1に、
スロットル弁の開度状態であるスロットル開度が略全閉
の時に、エンジンへの燃料供給を停止してエンジンブレ
ーキ効果を高める制御が用いられている。
スロットル弁の開度状態であるスロットル開度が略全閉
の時に、エンジンへの燃料供給を停止してエンジンブレ
ーキ効果を高める制御が用いられている。
【0019】また、第2に、車両の運転状態及び走行状
態に応じて設定されたエンジンブレーキ制御条件が成立
すると、エンジンへの燃料供給を停止するとともにスロ
ットル開度を調整することにより、上述の如きスロット
ル開度の全閉時に燃料供給を停止してエンジンブレーキ
制御を行う場合に比べ、弱い吸収トルクを実現し、弱い
エンジンブレーキを実現しているものである。
態に応じて設定されたエンジンブレーキ制御条件が成立
すると、エンジンへの燃料供給を停止するとともにスロ
ットル開度を調整することにより、上述の如きスロット
ル開度の全閉時に燃料供給を停止してエンジンブレーキ
制御を行う場合に比べ、弱い吸収トルクを実現し、弱い
エンジンブレーキを実現しているものである。
【0020】更に、エンジンの制御装置にあっては、燃
料消費量を低減させる運転(エコラン運転)をするため
に、燃費低減運転制御条件(エコラン運転開始判定条
件)が成立すると、エンジンの運転を停止したり、エン
ジンをアイドル運転に制御するものがある。
料消費量を低減させる運転(エコラン運転)をするため
に、燃費低減運転制御条件(エコラン運転開始判定条
件)が成立すると、エンジンの運転を停止したり、エン
ジンをアイドル運転に制御するものがある。
【0021】また、クラッチの制御装置としては、例え
ば、特公平2−11456号公報に開示されている。こ
の公報に記載のものは、スロットル開度が設定値以下で
クラッチの駆動軸の回転速度に対するクラッチの従動軸
の回転速度の比が設定値以上であるとき、すなわちエン
ジンブレーキ要と判定したときは、この比のもとで最適
とされるクラッチ制御特性をもたらすクラッチ係合力制
御信号グループを特定し、所定短時間感覚でそのグルー
プのクラッチ係合力制御信号を逐次にクラッチ制御付勢
手段に与え、クラッチの実際のすべり率eに対応付けら
れたクラッチ係合制御を行うことにより、走行状態に応
じて、ショックや遅延を少なくし、円滑なクラッチ制御
を行わせることにある。
ば、特公平2−11456号公報に開示されている。こ
の公報に記載のものは、スロットル開度が設定値以下で
クラッチの駆動軸の回転速度に対するクラッチの従動軸
の回転速度の比が設定値以上であるとき、すなわちエン
ジンブレーキ要と判定したときは、この比のもとで最適
とされるクラッチ制御特性をもたらすクラッチ係合力制
御信号グループを特定し、所定短時間感覚でそのグルー
プのクラッチ係合力制御信号を逐次にクラッチ制御付勢
手段に与え、クラッチの実際のすべり率eに対応付けら
れたクラッチ係合制御を行うことにより、走行状態に応
じて、ショックや遅延を少なくし、円滑なクラッチ制御
を行わせることにある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のエン
ジンの制御装置においては、上述の第1におけるスロッ
トル開度が全閉時でエンジンへの燃料供給を停止する場
合に、エンジンへの燃料供給を停止するのは、スロット
ル開度が全閉の場合のみであり、それ以外のスロットル
開度ではエンジンに燃料供給を行っているので省燃費効
果が得られないという不都合がある。
ジンの制御装置においては、上述の第1におけるスロッ
トル開度が全閉時でエンジンへの燃料供給を停止する場
合に、エンジンへの燃料供給を停止するのは、スロット
ル開度が全閉の場合のみであり、それ以外のスロットル
開度ではエンジンに燃料供給を行っているので省燃費効
果が得られないという不都合がある。
【0023】また、上述の第2のエンジンブレーキ制御
の場合には、スロットル開度の調整によるエンジンの損
失トルクの変化が大きくなれば実現できないので、エン
ジンの損失トルク特性によっては採用が難かしい場合が
あるという不都合がある。
の場合には、スロットル開度の調整によるエンジンの損
失トルクの変化が大きくなれば実現できないので、エン
ジンの損失トルク特性によっては採用が難かしい場合が
あるという不都合がある。
【0024】また、上述のエコラン運転制御において
は、エコラン運転制御中にエンジンブレーキが得られる
のは、スロットル開度が全閉時の場合だけであり、それ
以外のスロットル開度では、クラッチを解放状態にする
ためにエンジンブレーキが得られないという不都合があ
る。また、スロットル開度の全閉時の場合とスロットル
開度の全閉時以外の場合との駆動輪トルクが大きく異な
るために、スロットル開度を全閉状態と全閉以外の状態
とに繰返して変化させた場合に、運転者に大きな違和感
を与えるという不都合があった。
は、エコラン運転制御中にエンジンブレーキが得られる
のは、スロットル開度が全閉時の場合だけであり、それ
以外のスロットル開度では、クラッチを解放状態にする
ためにエンジンブレーキが得られないという不都合があ
る。また、スロットル開度の全閉時の場合とスロットル
開度の全閉時以外の場合との駆動輪トルクが大きく異な
るために、スロットル開度を全閉状態と全閉以外の状態
とに繰返して変化させた場合に、運転者に大きな違和感
を与えるという不都合があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンへの燃料を供給停止制御する燃料制御装置を設け、前
記エンジンから前記車両の駆動輪までの伝動経路には電
子的にクラッチトルク容量が調整可能なクラッチを設
け、前記車両の運転状態及び走行状態に応じて設定され
たエンジンブレーキ制御条件の成立時には前記エンジン
への燃料供給を停止するように前記燃料制御装置を作動
制御するとともにクラッチトルク容量を調整するように
前記クラッチを作動制御してエンジンブレーキ制御を行
う制御手段を設けたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンへの燃料を供給停止制御する燃料制御装置を設け、前
記エンジンから前記車両の駆動輪までの伝動経路には電
子的にクラッチトルク容量が調整可能なクラッチを設
け、前記車両の運転状態及び走行状態に応じて設定され
たエンジンブレーキ制御条件の成立時には前記エンジン
への燃料供給を停止するように前記燃料制御装置を作動
制御するとともにクラッチトルク容量を調整するように
前記クラッチを作動制御してエンジンブレーキ制御を行
う制御手段を設けたことを特徴とする。
【0026】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段は、車両の
運転状態及び走行状態に応じて設定されたエンジンブレ
ーキ制御条件の成立時にはエンジンへの燃料供給を停止
するように燃料制御装置を作動制御するとともにクラッ
チトルク容量を調整するようにクラッチを作動制御して
エンジンブレーキ制御を行う。これにより、エンジンブ
レーキ制御条件の成立時に、アクセル操作中でもエンジ
ンへの燃料供給を停止するので、省燃費特性を向上する
とともに、運転性能を向上し、しかも、運転手の走行意
思に応じたエンジンブレーキ効果を得ることができる。
運転状態及び走行状態に応じて設定されたエンジンブレ
ーキ制御条件の成立時にはエンジンへの燃料供給を停止
するように燃料制御装置を作動制御するとともにクラッ
チトルク容量を調整するようにクラッチを作動制御して
エンジンブレーキ制御を行う。これにより、エンジンブ
レーキ制御条件の成立時に、アクセル操作中でもエンジ
ンへの燃料供給を停止するので、省燃費特性を向上する
とともに、運転性能を向上し、しかも、運転手の走行意
思に応じたエンジンブレーキ効果を得ることができる。
【0027】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜11は、この発明の第1
実施例を示すものである。図10において、2は車両、
4はエンジン、6はクランク軸、8は変速機(無段変速
機:CVT)、10は差動機、12は駆動輪たる車輪で
ある。変速機8は、駆動プーリ14と、被動プーリ16
と、この駆動プーリ14と被動プーリ16とに巻掛けら
れたベルト18とを有している。
且つ具体的に説明する。図1〜11は、この発明の第1
実施例を示すものである。図10において、2は車両、
4はエンジン、6はクランク軸、8は変速機(無段変速
機:CVT)、10は差動機、12は駆動輪たる車輪で
ある。変速機8は、駆動プーリ14と、被動プーリ16
と、この駆動プーリ14と被動プーリ16とに巻掛けら
れたベルト18とを有している。
【0028】駆動プーリ14は、駆動軸20と、この駆
動軸20に一体的に設けられた駆動側固定プーリ部片2
2と、該駆動軸20に軸方向移動可能で且つ回転不可能
に設けられた駆動側可動プーリ部片24とを有してい
る。この駆動側可動プーリ部片24の背面側には、駆動
側ハウジング26により駆動側油圧室28が形成されて
いる。
動軸20に一体的に設けられた駆動側固定プーリ部片2
2と、該駆動軸20に軸方向移動可能で且つ回転不可能
に設けられた駆動側可動プーリ部片24とを有してい
る。この駆動側可動プーリ部片24の背面側には、駆動
側ハウジング26により駆動側油圧室28が形成されて
いる。
【0029】被動プーリ16は、前記駆動軸20と平行
に配設された被動軸30と、この被動軸30に一体的に
設けられた被動側固定プーリ部片32と、該被動軸30
に軸方向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側
可動プーリ部片34とを有している。この被動側可動プ
ーリ部片34の背面側には、被動側ハウジング36によ
って被動側油圧室38が形成されている。この被動側油
圧室38には、被動側可動プーリ部片34をベルト18
側に押圧する被動側スプリング40が内蔵されている。
に配設された被動軸30と、この被動軸30に一体的に
設けられた被動側固定プーリ部片32と、該被動軸30
に軸方向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側
可動プーリ部片34とを有している。この被動側可動プ
ーリ部片34の背面側には、被動側ハウジング36によ
って被動側油圧室38が形成されている。この被動側油
圧室38には、被動側可動プーリ部片34をベルト18
側に押圧する被動側スプリング40が内蔵されている。
【0030】この変速機8は、各種ソレノイドやバルブ
類が設けられた油圧制御回路42からの各種油圧によっ
て作動制御される。即ち、変速機8は、駆動側プーリ1
4の駆動側油圧室28に油圧制御回路42からプライマ
リ圧油路44を経てプライマリ圧を作用させるととも
に、被動側プーリ16の被動側油圧室38に油圧制御回
路42からライン圧油路46を経てライン圧を作用させ
ることにより、駆動プーリ14の駆動側可動プーリ部片
24を軸方向移動させるとともに被動プーリ16の被動
側可動プーリ部片34を軸方向移動させ、ベルト18の
回転半径を増減させて変速比を無段階に変化させるもの
である。
類が設けられた油圧制御回路42からの各種油圧によっ
て作動制御される。即ち、変速機8は、駆動側プーリ1
4の駆動側油圧室28に油圧制御回路42からプライマ
リ圧油路44を経てプライマリ圧を作用させるととも
に、被動側プーリ16の被動側油圧室38に油圧制御回
路42からライン圧油路46を経てライン圧を作用させ
ることにより、駆動プーリ14の駆動側可動プーリ部片
24を軸方向移動させるとともに被動プーリ16の被動
側可動プーリ部片34を軸方向移動させ、ベルト18の
回転半径を増減させて変速比を無段階に変化させるもの
である。
【0031】変速機8の被動軸30は、終減速ギヤ機構
48を介して差動機10が連結されている。この差動機
10には、車輪12・12が取付けられた車輪軸50・
50が連結されている。
48を介して差動機10が連結されている。この差動機
10には、車輪12・12が取付けられた車輪軸50・
50が連結されている。
【0032】エンジン4から車輪12までの伝動経路、
例えば、エンジン4と変速機8間には、電子的にクラッ
チトルク容量が調整可能なクラッチ52が設けられる。
例えば、エンジン4と変速機8間には、電子的にクラッ
チトルク容量が調整可能なクラッチ52が設けられる。
【0033】このクラッチ52は、電磁的に作動される
ものであり、クランク軸6に連結した駆動側クラッチ板
54と、クラッチ軸56に連結した被動側クラッチ板5
8と、この被動側クラッチ板58内に設けられたクラッ
チ制御操作手段であるクラッチソレノイド60とからな
り、エンジン2の駆動力を断続するように接続・解放作
動するものである。
ものであり、クランク軸6に連結した駆動側クラッチ板
54と、クラッチ軸56に連結した被動側クラッチ板5
8と、この被動側クラッチ板58内に設けられたクラッ
チ制御操作手段であるクラッチソレノイド60とからな
り、エンジン2の駆動力を断続するように接続・解放作
動するものである。
【0034】クラッチ軸56と変速機8の駆動軸20間
には、前後進切換機構62が設けられる。この前後進切
換機構62は、前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
切換部68とからなる。この切換部68は、セレクタレ
バー70に連絡し、このセレクタレバー70の動作によ
って作動されて前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
を選択的に切換えるものである。
には、前後進切換機構62が設けられる。この前後進切
換機構62は、前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
切換部68とからなる。この切換部68は、セレクタレ
バー70に連絡し、このセレクタレバー70の動作によ
って作動されて前進用ギヤ部64と後進用ギヤ部66と
を選択的に切換えるものである。
【0035】また、図11に示す如く、エンジン4に
は、吸気が導かれる吸気通路72を形成する吸気管74
の一端側が連設されている。この吸気管74の他端側に
は、エアクリーナ76が設けられている。
は、吸気が導かれる吸気通路72を形成する吸気管74
の一端側が連設されている。この吸気管74の他端側に
は、エアクリーナ76が設けられている。
【0036】この吸気系路には、エンジン4への吸気流
量を調整する吸気流量調整装置78が設けられる。この
第1実施例において、吸気流量調整装置78は、吸気通
路72を開閉するように動作されるスロットル弁80
と、このスロットル弁78を動作させるモータ等からな
るスロットルアクチュエータ82とからなる。
量を調整する吸気流量調整装置78が設けられる。この
第1実施例において、吸気流量調整装置78は、吸気通
路72を開閉するように動作されるスロットル弁80
と、このスロットル弁78を動作させるモータ等からな
るスロットルアクチュエータ82とからなる。
【0037】また、エンジン4には、このエンジン4へ
の燃料供給停止制御をする燃料制御装置84が設けられ
る。この燃料制御装置84は、吸気管74に設置された
燃料噴射弁86を有している。
の燃料供給停止制御をする燃料制御装置84が設けられ
る。この燃料制御装置84は、吸気管74に設置された
燃料噴射弁86を有している。
【0038】油圧制御回路42とクラッチソレノイド6
0とスロットルアクチュエータ82と燃料噴射弁86と
は、制御手段88に連絡している。
0とスロットルアクチュエータ82と燃料噴射弁86と
は、制御手段88に連絡している。
【0039】この制御手段88は、図11に示す如く、
エンジンブレーキ制御部90と、スロットルアクチュエ
ータ82が連絡するスロットル開度制御部92と、燃料
噴射弁86が連絡するエンジン制御部94と、油圧制御
回路42及びクラッチソレノイド60が連絡する変速機
制御部96とからなる。
エンジンブレーキ制御部90と、スロットルアクチュエ
ータ82が連絡するスロットル開度制御部92と、燃料
噴射弁86が連絡するエンジン制御部94と、油圧制御
回路42及びクラッチソレノイド60が連絡する変速機
制御部96とからなる。
【0040】エンジンブレーキ制御部90には、アクセ
ルペダル98の踏み込み量に応じたアクセル操作量(A
C)を検出するアクセルセンサ100と、クランク軸6
の回転をエンジン回転速度(NE)として検出するエン
ジン回転速度センサ102と、変速機8の駆動軸20の
回転を変速部入力回転速度(NI)として検出する変速
部入力回転速度センサ104と、その他の各種センサが
連絡している。
ルペダル98の踏み込み量に応じたアクセル操作量(A
C)を検出するアクセルセンサ100と、クランク軸6
の回転をエンジン回転速度(NE)として検出するエン
ジン回転速度センサ102と、変速機8の駆動軸20の
回転を変速部入力回転速度(NI)として検出する変速
部入力回転速度センサ104と、その他の各種センサが
連絡している。
【0041】また、図10に示す如く、制御手段88に
は、変速機8の被動軸30の回転である変速部出力回転
速度を車速(NV)として検出する車速センサ106
と、スロットル弁80の開度状態をスロットル開度
(θ)として検出するスロットルセンサ108と、エン
ジン4がアイドル運転になるとその時のスロットル弁8
0の開度を検出してオンになるアイドルスイッチ110
と、セレクタレバー70の位置を検出するシフトスイッ
チ112と、空調装置(図示せず)の作動状態を検出す
るエアコンスイッチ114とが連絡している。
は、変速機8の被動軸30の回転である変速部出力回転
速度を車速(NV)として検出する車速センサ106
と、スロットル弁80の開度状態をスロットル開度
(θ)として検出するスロットルセンサ108と、エン
ジン4がアイドル運転になるとその時のスロットル弁8
0の開度を検出してオンになるアイドルスイッチ110
と、セレクタレバー70の位置を検出するシフトスイッ
チ112と、空調装置(図示せず)の作動状態を検出す
るエアコンスイッチ114とが連絡している。
【0042】制御手段88は、各種センサ類からの各種
信号を入力し、車両2の運転状態及び走行状態に応じて
設定された所定のエンジンブレーキ制御条件の成立時に
はエンジン4への燃料供給を停止するように燃料制御装
置84を作動制御するとともにクラッチトルク容量を調
整するようにクラッチ52を作動制御してエンジンブレ
ーキ制御を行うものである。
信号を入力し、車両2の運転状態及び走行状態に応じて
設定された所定のエンジンブレーキ制御条件の成立時に
はエンジン4への燃料供給を停止するように燃料制御装
置84を作動制御するとともにクラッチトルク容量を調
整するようにクラッチ52を作動制御してエンジンブレ
ーキ制御を行うものである。
【0043】上述のエンジンブレーキ制御条件の成立か
不成立かは、後述の図3のフローチャートに基づいて判
断される。
不成立かは、後述の図3のフローチャートに基づいて判
断される。
【0044】このため、図4に示す如く、エンジン回転
速度(NE)(NEIW<NEIC<NE1)やスロッ
トル開度(θ)(θc<θ1 <θ2 <θ3 <θw)によ
るエンジン発生トルク(τ)のエンジン発生トルク特性
が勘案される。
速度(NE)(NEIW<NEIC<NE1)やスロッ
トル開度(θ)(θc<θ1 <θ2 <θ3 <θw)によ
るエンジン発生トルク(τ)のエンジン発生トルク特性
が勘案される。
【0045】即ち、図4におけるエンジン発生トルク特
性においては、スロットル開度(θ)(θc<θ1 <θ
2 <θ3 <θw)がθ1 でエンジン回転速度(NE)が
NE1である場合に、エンジン発生トルク(τ)が、τ
1 <0であるならば(位置Aで示す)、エンジン4への
燃料供給を停止すると、位置Bから位置Cの範囲でエン
ジン発生トルク(τ)がとられる。この位置B、Cは、
燃料供給停止時に、エンジン回転速度(NE)がNE1
の状態で、スロットル開度(θ)を全開(θw)・全閉
(θc)にした場合である。よって、スロットル開度
(θ)を調整しても、エンジン4の損失トルクの変化が
小さい場合に、エンジン回転速度(NE)がNE1のま
まで、エンジン4への燃料供給を停止し、スロットル開
度(θ)を調整しても、τ1 と同じエンジン発生トルク
(τ)の実現が不可能になるものである。
性においては、スロットル開度(θ)(θc<θ1 <θ
2 <θ3 <θw)がθ1 でエンジン回転速度(NE)が
NE1である場合に、エンジン発生トルク(τ)が、τ
1 <0であるならば(位置Aで示す)、エンジン4への
燃料供給を停止すると、位置Bから位置Cの範囲でエン
ジン発生トルク(τ)がとられる。この位置B、Cは、
燃料供給停止時に、エンジン回転速度(NE)がNE1
の状態で、スロットル開度(θ)を全開(θw)・全閉
(θc)にした場合である。よって、スロットル開度
(θ)を調整しても、エンジン4の損失トルクの変化が
小さい場合に、エンジン回転速度(NE)がNE1のま
まで、エンジン4への燃料供給を停止し、スロットル開
度(θ)を調整しても、τ1 と同じエンジン発生トルク
(τ)の実現が不可能になるものである。
【0046】一方、エンジン4への燃料供給を停止し、
エンジン回転速度(NE)を調整するならば、τ1 と同
じエンジン発生トルク(τ)の実現が位置Dから位置E
の範囲で可能となる。この位置D、Eは、エンジン4へ
の燃料供給の停止を行って、エンジン発生トルク(τ)
がτ1 となるスロットル開度(θ)の全開(θw)・全
閉(θc)の場合である。
エンジン回転速度(NE)を調整するならば、τ1 と同
じエンジン発生トルク(τ)の実現が位置Dから位置E
の範囲で可能となる。この位置D、Eは、エンジン4へ
の燃料供給の停止を行って、エンジン発生トルク(τ)
がτ1 となるスロットル開度(θ)の全開(θw)・全
閉(θc)の場合である。
【0047】上述の理由により、エンジン4への燃料供
給を行う位置Aと同じエンジン発生トルク(τ)のτ1
を、燃料供給を停止しても、エンジン回転速度(NE)
を調整することで実現できるものである。
給を行う位置Aと同じエンジン発生トルク(τ)のτ1
を、燃料供給を停止しても、エンジン回転速度(NE)
を調整することで実現できるものである。
【0048】エンジン回転速度(NE)の調整は、クラ
ッチ52のクラッチトルク容量(τc)の調整で可能で
ある。つまり、エンジン4に燃料供給を行わない場合
に、燃焼によって発生する駆動トルクが得られず、損失
トルクだけとなるので、他から駆動トルクが与えられな
ければ、エンジン4が停止する。しかし、車両2が走行
中であれば、車両2の慣性が存在するため、クラッチ5
2を接続すれば、車両2の慣性がエンジン4の駆動トル
クとして働き、エンジン4が駆動を続ける。
ッチ52のクラッチトルク容量(τc)の調整で可能で
ある。つまり、エンジン4に燃料供給を行わない場合
に、燃焼によって発生する駆動トルクが得られず、損失
トルクだけとなるので、他から駆動トルクが与えられな
ければ、エンジン4が停止する。しかし、車両2が走行
中であれば、車両2の慣性が存在するため、クラッチ5
2を接続すれば、車両2の慣性がエンジン4の駆動トル
クとして働き、エンジン4が駆動を続ける。
【0049】ここで、クラッチ52のクラッチトルク容
量(τc)を調整するならば、エンジン4に伝達される
慣性量が変化し、エンジン4に加えられる駆動トルク量
が変化し、エンジン4の損失トルクと均衡(バランス)
するエンジン回転速度(NE)に、エンジン4が制御さ
れる。このとき、エンジン発生トルク(τ)がτ1 であ
れば、τc=τ1 であり、クラッチ52によって伝達さ
れるトルクもτ1 に同じである。
量(τc)を調整するならば、エンジン4に伝達される
慣性量が変化し、エンジン4に加えられる駆動トルク量
が変化し、エンジン4の損失トルクと均衡(バランス)
するエンジン回転速度(NE)に、エンジン4が制御さ
れる。このとき、エンジン発生トルク(τ)がτ1 であ
れば、τc=τ1 であり、クラッチ52によって伝達さ
れるトルクもτ1 に同じである。
【0050】次に、この第1実施例の作用を、図2のフ
ローチャートに基づいて説明する。
ローチャートに基づいて説明する。
【0051】制御手段88のエンジンブレーキ制御のプ
ログラムがスタートすると(ステップ202)、先ず、
エンジンブレーキ制御条件が成立か否かを判断する(ス
テップ204)。
ログラムがスタートすると(ステップ202)、先ず、
エンジンブレーキ制御条件が成立か否かを判断する(ス
テップ204)。
【0052】このステップ204におけるエンジンブレ
ーキ制御条件の成立か否かは、図3に示すフローチャー
トに基づいて行われる。
ーキ制御条件の成立か否かは、図3に示すフローチャー
トに基づいて行われる。
【0053】即ち、図3に示す如く、このエンジンブレ
ーキ制御条件の成立か否かのプログラムがスタートする
と(ステップ302)、エンジンブレーキ制御開始クラ
ッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR1)、エン
ジンブレーキ制御終了クラッチ出力回転速度(NI)ト
リガ(NITR2)を設定する。
ーキ制御条件の成立か否かのプログラムがスタートする
と(ステップ302)、エンジンブレーキ制御開始クラ
ッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR1)、エン
ジンブレーキ制御終了クラッチ出力回転速度(NI)ト
リガ(NITR2)を設定する。
【0054】このエンジンブレーキ制御開始クラッチ出
力回転速度(NI)トリガ(NITR1)、エンジンブ
レーキ制御終了クラッチ出力回転速度(NI)トリガ
(NITR2)は、図5に示す如く、図4によるエンジ
ン発生トルク特性を勘案し、アクセル操作量(AC)
(0<AC1<AC2<AC3)によって設定されてい
る。
力回転速度(NI)トリガ(NITR1)、エンジンブ
レーキ制御終了クラッチ出力回転速度(NI)トリガ
(NITR2)は、図5に示す如く、図4によるエンジ
ン発生トルク特性を勘案し、アクセル操作量(AC)
(0<AC1<AC2<AC3)によって設定されてい
る。
【0055】この図5において、エンジン回転速度(N
E)の代りにクラッチ出力回転速度(NI)を用いるの
は、エンジンブレーキ制御中のエンジン回転速度(N
E)が通常走行時と異なり、エンジンブレーキ制御に応
じた値となるためである。
E)の代りにクラッチ出力回転速度(NI)を用いるの
は、エンジンブレーキ制御中のエンジン回転速度(N
E)が通常走行時と異なり、エンジンブレーキ制御に応
じた値となるためである。
【0056】そして、エンジンブレーキ制御条件が成立
中か否かを判断する(ステップ306)。
中か否かを判断する(ステップ306)。
【0057】このステップ306でNOの場合には、ク
ラッチ出力回転速度(NI)とエンジンブレーキ制御開
始クラッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR1)
とを比較する(ステップ308)。
ラッチ出力回転速度(NI)とエンジンブレーキ制御開
始クラッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR1)
とを比較する(ステップ308)。
【0058】このステップ308で、NI≧NITR1
の場合には、クラッチ52が接続しているか否かを判断
する(ステップ310)。
の場合には、クラッチ52が接続しているか否かを判断
する(ステップ310)。
【0059】このステップ310でYESの場合には、
エンジンブレーキ制御条件が成立しているとする(ステ
ップ312)。
エンジンブレーキ制御条件が成立しているとする(ステ
ップ312)。
【0060】前記ステップ306でYESの場合には、
クラッチ出力回転速度(NI)とエンジンブレーキ制御
終了クラッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR
2)とを比較する(ステップ314)。
クラッチ出力回転速度(NI)とエンジンブレーキ制御
終了クラッチ出力回転速度(NI)トリガ(NITR
2)とを比較する(ステップ314)。
【0061】このステップ314で、NI>NITR2
の場合には、前記ステップ312に移行させる。
の場合には、前記ステップ312に移行させる。
【0062】このステップ314でNI≦NITR2の
場合、前記ステップ308でNI<NITR1の場合、
前記ステップ310でNOの場合には、エンジンブレー
キ制御条件が不成立とする(ステップ316)。これに
より、エンジンブレーキ制御条件が成立しても、瞬時に
エンジンブレーキ制御条件を不成立とすることができ
る。
場合、前記ステップ308でNI<NITR1の場合、
前記ステップ310でNOの場合には、エンジンブレー
キ制御条件が不成立とする(ステップ316)。これに
より、エンジンブレーキ制御条件が成立しても、瞬時に
エンジンブレーキ制御条件を不成立とすることができ
る。
【0063】そして、前記ステップ312及び前記ステ
ップ316の処理後は、このプログラムを終了する(ス
テップ318)。
ップ316の処理後は、このプログラムを終了する(ス
テップ318)。
【0064】このエンジンブレーキ制御条件の判定制御
のプログラムは、微少時間(例えば5msec)毎に行
われる。
のプログラムは、微少時間(例えば5msec)毎に行
われる。
【0065】そして、図2のフローチャートにおいて、
ステップ204でYESの場合には、燃料制御装置84
を作動してエンジン4への燃料供給を停止し(ステップ
20)、そして、目標エンジン発生トルク(τsp)を
設定する(ステップ208)。
ステップ204でYESの場合には、燃料制御装置84
を作動してエンジン4への燃料供給を停止し(ステップ
20)、そして、目標エンジン発生トルク(τsp)を
設定する(ステップ208)。
【0066】この目標エンジン発生トルク(τsp)
は、図6に示す如く、図4によるエンジン発生トルク特
性を勘案し、クラッチ出力回転速度(NI)とアクセル
操作量(AC)(0<AC1<AC2<AC3)とによ
って設定される。
は、図6に示す如く、図4によるエンジン発生トルク特
性を勘案し、クラッチ出力回転速度(NI)とアクセル
操作量(AC)(0<AC1<AC2<AC3)とによ
って設定される。
【0067】この図6において、エンジン回転速度(N
E)の代りにクラッチ出力回転速度(NI)を用いるの
は、エンジンブレーキ制御中のエンジン回転速度(N
E)が通常走行時と異なり、エンジンブレーキ制御に応
じた値となるためである。
E)の代りにクラッチ出力回転速度(NI)を用いるの
は、エンジンブレーキ制御中のエンジン回転速度(N
E)が通常走行時と異なり、エンジンブレーキ制御に応
じた値となるためである。
【0068】そして、この目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定した後は、目標エンジン発生トルク(τs
p)/目標エンジン回転速度(NESP)の変換を行う
(ステップ210)。この変換は、図7に示す如き行わ
れる。
sp)を設定した後は、目標エンジン発生トルク(τs
p)/目標エンジン回転速度(NESP)の変換を行う
(ステップ210)。この変換は、図7に示す如き行わ
れる。
【0069】この変換の処理後は、クラッチ52のクラ
ッチトルク容量(τc)を調整し、エンジン回転速度
(NE)をフィルタ処理後の目標エンジン回転速度(N
ESPF)にする(ステップ212)。
ッチトルク容量(τc)を調整し、エンジン回転速度
(NE)をフィルタ処理後の目標エンジン回転速度(N
ESPF)にする(ステップ212)。
【0070】このクラッチ52のクラッチトルク容量
(τc)の調整は、図8に示す如き行われる。
(τc)の調整は、図8に示す如き行われる。
【0071】即ち、先ず目標エンジン回転速度(NES
P)に一次遅れのフィルタ処理を行う(ステップ40
2)。このフィルタ処理は、1/1+ST1 によって行
われる。ここで、Sはラプラス変換の複素変数、T1 は
時定数である。
P)に一次遅れのフィルタ処理を行う(ステップ40
2)。このフィルタ処理は、1/1+ST1 によって行
われる。ここで、Sはラプラス変換の複素変数、T1 は
時定数である。
【0072】そして、このフィルタ処理で得られたフィ
ルタ処理後の目標エンジン回転速度(NESPF)と実
際のエンジン回転速度(NE)とを演算し(ステップ4
04)、この演算で得られた値に比例制御ゲイン(K
p)を掛ける(ステップ406)。
ルタ処理後の目標エンジン回転速度(NESPF)と実
際のエンジン回転速度(NE)とを演算し(ステップ4
04)、この演算で得られた値に比例制御ゲイン(K
p)を掛ける(ステップ406)。
【0073】そして、この比例制御によって得られた値
に積分制御を行う(ステップ408)。この積分制御
は、積分制御ゲイン(Ki)を用い、Ki/Sを施すこ
とで行われる。
に積分制御を行う(ステップ408)。この積分制御
は、積分制御ゲイン(Ki)を用い、Ki/Sを施すこ
とで行われる。
【0074】そして、比例制御ゲイン(Kp)によって
得られた値と積分制御ゲイン(Ki)によって得られた
値とクラッチ制御操作手段であるクラッチソレノイド6
0の操作量(Uc)の中立値(UcN )とを、演算する
(ステップ410)。
得られた値と積分制御ゲイン(Ki)によって得られた
値とクラッチ制御操作手段であるクラッチソレノイド6
0の操作量(Uc)の中立値(UcN )とを、演算する
(ステップ410)。
【0075】このステップ410で演算によって得られ
た値を、リミッタ処理し(ステップ412)、クラッチ
制御操作手段であるクラッチソレノイド60への操作量
(Uc)を設定する。
た値を、リミッタ処理し(ステップ412)、クラッチ
制御操作手段であるクラッチソレノイド60への操作量
(Uc)を設定する。
【0076】そして、ステップ212の処理後は、図9
に示す如く、エンジンブレーキ制御用の操作量(θs
p)を設定する(ステップ214)。
に示す如く、エンジンブレーキ制御用の操作量(θs
p)を設定する(ステップ214)。
【0077】かかる場合に、図9に示す如く、スロット
ルアクチュエータ82をこのエンジン制御用の操作量
(θsp)に操作してスロットル弁80を作動する(ス
テップ216)。この場合、スロットル弁80の作動に
は、θsp=全開値とθsp=0との2つの案がある。
ルアクチュエータ82をこのエンジン制御用の操作量
(θsp)に操作してスロットル弁80を作動する(ス
テップ216)。この場合、スロットル弁80の作動に
は、θsp=全開値とθsp=0との2つの案がある。
【0078】この図9において、エンジンブレーキ制御
時の吸気流量の調整を行うのは、エンジンブレーキ制御
時に、スロットル開度(θ)を所定値に固定しない場合
に、運転者のアクセルペダル98の操作により、同じエ
ンジン回転速度(NE)でも、エンジン発生トルク
(τ)が異なり、エンジンブレーキ制御が複雑になる不
具合を招くので、この不具合の発生を防止するためであ
る。
時の吸気流量の調整を行うのは、エンジンブレーキ制御
時に、スロットル開度(θ)を所定値に固定しない場合
に、運転者のアクセルペダル98の操作により、同じエ
ンジン回転速度(NE)でも、エンジン発生トルク
(τ)が異なり、エンジンブレーキ制御が複雑になる不
具合を招くので、この不具合の発生を防止するためであ
る。
【0079】一方、前記ステップ204でNOの場合に
は、燃料制御装置84を通常に作動して通常の燃料供給
制御を行い(ステップ218)、そして、クラッチ52
を通常に制御し(ステップ220)、エンジンブレーキ
制御用の操作量(θsp)=アクセル操作量(AC)と
し(ステップ222)、そして、ステップ216に移行
させ、次いで、エンジン回転速度(NE)と燃料供給停
止終了トリガ回転速度(NE)トリガ(NETR6)と
を比較し(図1の時点cで示す)、プログラムをエンド
とする(ステップ214)。
は、燃料制御装置84を通常に作動して通常の燃料供給
制御を行い(ステップ218)、そして、クラッチ52
を通常に制御し(ステップ220)、エンジンブレーキ
制御用の操作量(θsp)=アクセル操作量(AC)と
し(ステップ222)、そして、ステップ216に移行
させ、次いで、エンジン回転速度(NE)と燃料供給停
止終了トリガ回転速度(NE)トリガ(NETR6)と
を比較し(図1の時点cで示す)、プログラムをエンド
とする(ステップ214)。
【0080】この結果、エンジンブレーキ制御条件の成
立時に、エンジン4への燃料供給を停止し(図1の時点
a〜b間)、図6によって目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定し、そして、図7によって目標エンジン回
転速度(NESP)を設定し、次に、図9によって実際
のエンジン回転速度(NE)を目標エンジン回転速度
(NESP)にするように、クラッチ52のクラッチト
ルク容量(τc)を調整する。
立時に、エンジン4への燃料供給を停止し(図1の時点
a〜b間)、図6によって目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定し、そして、図7によって目標エンジン回
転速度(NESP)を設定し、次に、図9によって実際
のエンジン回転速度(NE)を目標エンジン回転速度
(NESP)にするように、クラッチ52のクラッチト
ルク容量(τc)を調整する。
【0081】これにより、エンジンブレーキ制御条件の
成立時には、エンジン4への燃料供給を停止するととも
にクラッチ52のトルク容量(τc)を調整し、省燃費
特性を向上し、また、運転性能を向上し、しかも、運転
者の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を得ること
ができる。
成立時には、エンジン4への燃料供給を停止するととも
にクラッチ52のトルク容量(τc)を調整し、省燃費
特性を向上し、また、運転性能を向上し、しかも、運転
者の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を得ること
ができる。
【0082】また、制御手段88において、エンジン制
御部94により、エンジン停止方式やエンジンアイドル
運転方式のエコラン運転制御にも併用可能とし、実用的
である。
御部94により、エンジン停止方式やエンジンアイドル
運転方式のエコラン運転制御にも併用可能とし、実用的
である。
【0083】更に、さまざまな損失トルク特性のエンジ
ン4にエンジンブレーキ制御を採用することができ、実
用上有利にすることができる。
ン4にエンジンブレーキ制御を採用することができ、実
用上有利にすることができる。
【0084】また、制御手段88のプログラムを少し変
更するだけでよく、構成を簡単にし、しかも、廉価にす
ることができる。
更するだけでよく、構成を簡単にし、しかも、廉価にす
ることができる。
【0085】更に、この第1実施例に係るエンジンブレ
ーキ制御を、電子式クラッチを備えた全ての変速機に採
用することができ、実用上有利にすることができる。
ーキ制御を、電子式クラッチを備えた全ての変速機に採
用することができ、実用上有利にすることができる。
【0086】図12〜14は、この発明の第2実施例を
示すものである。
示すものである。
【0087】この第2実施例においては、上述の第1実
施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
施例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0088】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、図12に示す如く、吸気流量調整
装置78は、スロットル弁80よりも上流側の吸気通路
72に設けられた全閉弁502と、この全閉弁502を
作動する全閉弁ソレノイド504とからなる。この全閉
弁ソレノイド504は、制御手段88によって作動され
る。また、スロットル弁80は、アクセルペダル98に
機械的に連結し、このアクセルペダル98の踏み込み操
作によって直接開閉動作される。
下の点にある。即ち、図12に示す如く、吸気流量調整
装置78は、スロットル弁80よりも上流側の吸気通路
72に設けられた全閉弁502と、この全閉弁502を
作動する全閉弁ソレノイド504とからなる。この全閉
弁ソレノイド504は、制御手段88によって作動され
る。また、スロットル弁80は、アクセルペダル98に
機械的に連結し、このアクセルペダル98の踏み込み操
作によって直接開閉動作される。
【0089】この第2実施例においては、図13に示す
如く、所定のエンジンブレーキ制御条件が成立した場合
に、全閉弁502が全閉に固定される一方、エンジンブ
レーキ制御条件が不成立の場合には、全閉弁502が全
開に固定される。
如く、所定のエンジンブレーキ制御条件が成立した場合
に、全閉弁502が全閉に固定される一方、エンジンブ
レーキ制御条件が不成立の場合には、全閉弁502が全
開に固定される。
【0090】次に、この第2実施例の作用を、図14の
フローチャートに基づいて説明する。
フローチャートに基づいて説明する。
【0091】制御手段88のエンジンブレーキ制御のプ
ログラムがスタートすると(ステップ602)、先ず、
エンジンブレーキ制御条件が成立か否かを判断する(ス
テップ604)。
ログラムがスタートすると(ステップ602)、先ず、
エンジンブレーキ制御条件が成立か否かを判断する(ス
テップ604)。
【0092】このエンジンブレーキ制御条件の成立か否
かは、第1実施例における図3に示すフローチャートに
基づいて同様に、行われる。
かは、第1実施例における図3に示すフローチャートに
基づいて同様に、行われる。
【0093】ステップ604でYESの場合には、エン
ジン4への燃料供給を停止し(ステップ606)、そし
て、目標エンジン発生トルク(τsp)を設定(ステッ
プ608)する。
ジン4への燃料供給を停止し(ステップ606)、そし
て、目標エンジン発生トルク(τsp)を設定(ステッ
プ608)する。
【0094】この目標エンジン発生トルク(τsp)
は、第1実施例における図6と同様に設定される。
は、第1実施例における図6と同様に設定される。
【0095】そして、この目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定した後は、目標エンジン発生トルク(τs
p)/目標エンジン回転速度(NESP)の変換を行う
(ステップ610)。この変換は、上述の第1実施例に
おける図7と同様に行われる。
sp)を設定した後は、目標エンジン発生トルク(τs
p)/目標エンジン回転速度(NESP)の変換を行う
(ステップ610)。この変換は、上述の第1実施例に
おける図7と同様に行われる。
【0096】この変換の処理後は、クラッチ52のクラ
ッチトルク容量(τc)を調整し、エンジン回転速度
(NE)をフィルタ処理後の目標エンジン回転速度(N
ESPF)にする(ステップ612)。
ッチトルク容量(τc)を調整し、エンジン回転速度
(NE)をフィルタ処理後の目標エンジン回転速度(N
ESPF)にする(ステップ612)。
【0097】クラッチ52のクラッチトルク容量(τ
c)の調整は、上述の第1実施例における図8と同様に
行われる。
c)の調整は、上述の第1実施例における図8と同様に
行われる。
【0098】このステップ612の処理後は、図13に
示す如く、全閉弁502が全閉に固定される。よって、
スロットル弁80の開度状態に拘らず、吸気通路72が
全閉状態に維持される。
示す如く、全閉弁502が全閉に固定される。よって、
スロットル弁80の開度状態に拘らず、吸気通路72が
全閉状態に維持される。
【0099】一方、前記ステップ604でNOの場合に
は、燃料制御装置84を通常に作動して通常の燃料供給
制御を行い(ステップ616)、そし、クラッチ52を
通常に制御し(ステップ618)、次に、全閉弁502
を全開に固定する(ステップ620)。
は、燃料制御装置84を通常に作動して通常の燃料供給
制御を行い(ステップ616)、そし、クラッチ52を
通常に制御し(ステップ618)、次に、全閉弁502
を全開に固定する(ステップ620)。
【0100】前記ステップ614、620の処理後は、
このプログラムをエンド(ステップ622)とする。
このプログラムをエンド(ステップ622)とする。
【0101】この結果、この第2実施例によれば、上述
の第1実施例と同じような効果を得るとともに、スロッ
トル弁80がアクセルペダル98の踏み込み操作量(A
C)で直接機械的に開閉動作される場合にも対処するこ
とができ、また、エンジンブレーキ制御中にはスロット
ル弁80のスロットル開度状態とは無関係にエンジン4
への吸気流量を制御することができる。
の第1実施例と同じような効果を得るとともに、スロッ
トル弁80がアクセルペダル98の踏み込み操作量(A
C)で直接機械的に開閉動作される場合にも対処するこ
とができ、また、エンジンブレーキ制御中にはスロット
ル弁80のスロットル開度状態とは無関係にエンジン4
への吸気流量を制御することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、車両の運転状態及び走行状態に応じて設
定されたエンジンブレーキ制御条件の成立時にはエンジ
ンへの燃料供給を停止するように燃料制御装置を作動制
御するとともにクラッチトルク容量を調整するようにク
ラッチを作動制御してエンジンブレーキ制御を行う制御
手段を設けたことにより、エンジンブレーキ制御条件の
成立時にはエンジンへの燃料供給を停止するので、省燃
費特性を向上するとともに、運転性能を向上し、しか
も、運転手の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を
得ることができる。
発明によれば、車両の運転状態及び走行状態に応じて設
定されたエンジンブレーキ制御条件の成立時にはエンジ
ンへの燃料供給を停止するように燃料制御装置を作動制
御するとともにクラッチトルク容量を調整するようにク
ラッチを作動制御してエンジンブレーキ制御を行う制御
手段を設けたことにより、エンジンブレーキ制御条件の
成立時にはエンジンへの燃料供給を停止するので、省燃
費特性を向上するとともに、運転性能を向上し、しか
も、運転手の走行意思に応じたエンジンブレーキ効果を
得ることができる。
【0103】また、この発明によれば、燃料消費量を低
減させる運転制御(エコラン運転制御)と併用すること
ができ、実用的である。
減させる運転制御(エコラン運転制御)と併用すること
ができ、実用的である。
【0104】更に、さまざまな損失トルク特性のエンジ
ン4にエンジンブレーキ制御を採用することができ、実
用上有利とし得る。
ン4にエンジンブレーキ制御を採用することができ、実
用上有利とし得る。
【0105】また、制御手段のプログラムを少し変更す
るだけでよく、構成を簡単にし、しかも、廉価とし得
る。
るだけでよく、構成を簡単にし、しかも、廉価とし得
る。
【0106】更に、この発明に係るエンジンブレーキ制
御を、電子式クラッチを備えた全ての変速機に採用する
ことができ、実用上有利とし得る。
御を、電子式クラッチを備えた全ての変速機に採用する
ことができ、実用上有利とし得る。
【図1】エンジンブレーキ制御のタイムチャートであ
る。
る。
【図2】エンジンブレーキ制御のフローチャートであ
る。
る。
【図3】エンジンブレーキ制御条件の判定方法のフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】エンジン発生トルクの特性図である。
【図5】エンジンブレーキ制御判定条件を設定する図で
ある。
ある。
【図6】目標エンジン発生トルクを設定する図である。
【図7】τsp/NESPの変換を説明する図である。
【図8】エンジンブレーキ制御時のクラッチ制御のブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】エンジンブレーキ制御時の吸気流量制御の説明
をする図である。
をする図である。
【図10】車両の概略構成図である。
【図11】エンジンの制御装置の構成図である。
【図12】第2実施例におけるエンジンの制御装置の構
成図である。
成図である。
【図13】第2実施例におけるエンジン制御時の吸気流
量制御の説明をする図である。
量制御の説明をする図である。
【図14】第2実施例におるエンジンブレーキ制御のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図15】従来における燃料供給停止制御のフローチャ
ートである。
ートである。
【図16】従来における燃料供給停止制御のタイムチャ
ートである。
ートである。
【図17】従来における燃料制御装置のブロック図であ
る。
る。
【符号の説明】 2 車両 4 エンジン 8 変速機 52 クラッチ 78 吸気流量調整装置 80 スロットル弁 84 燃料制御装置 88 制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】このため、図4に示す如く、エンジン回転
速度(NE)(NE1C<NE1W<NE1)やスロッ
トル開度(θ)(θc<θ1 <θ2 <θ3 <θw)によ
るエンジン発生トルク(τ)のエンジン発生トルク特性
が勘案される。
速度(NE)(NE1C<NE1W<NE1)やスロッ
トル開度(θ)(θc<θ1 <θ2 <θ3 <θw)によ
るエンジン発生トルク(τ)のエンジン発生トルク特性
が勘案される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】そして、図2のフローチャートにおいて、
ステップ204でYESの場合には、燃料制御装置84
を作動してエンジン4への燃料供給を停止し(ステップ
206)、そして、目標エンジン発生トルク(τsp)
を設定する(ステップ208)。
ステップ204でYESの場合には、燃料制御装置84
を作動してエンジン4への燃料供給を停止し(ステップ
206)、そして、目標エンジン発生トルク(τsp)
を設定する(ステップ208)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】この結果、エンジンブレーキ制御条件の成
立時に、エンジン4への燃料供給を停止し(図1の時点
a〜b間)、図6によって目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定し、そして、図7によって目標エンジン回
転速度(NESP)を設定し、次に、図8によって実際
のエンジン回転速度(NE)を目標エンジン回転速度
(NESP)にするように、クラッチ52のクラッチト
ルク容量(τc)を調整する。
立時に、エンジン4への燃料供給を停止し(図1の時点
a〜b間)、図6によって目標エンジン発生トルク(τ
sp)を設定し、そして、図7によって目標エンジン回
転速度(NESP)を設定し、次に、図8によって実際
のエンジン回転速度(NE)を目標エンジン回転速度
(NESP)にするように、クラッチ52のクラッチト
ルク容量(τc)を調整する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
Claims (3)
- 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンへの燃料を供
給停止制御する燃料制御装置を設け、前記エンジンから
前記車両の駆動輪までの伝動経路には電子的にクラッチ
トルク容量が調整可能なクラッチを設け、前記車両の運
転状態及び走行状態に応じて設定されたエンジンブレー
キ制御条件の成立時には前記エンジンへの燃料供給を停
止するように前記燃料制御装置を作動制御するとともに
クラッチトルク容量を調整するように前記クラッチを作
動制御してエンジンブレーキ制御を行う制御手段を設け
たことを特徴とするエンジンの制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、実際のエンジン回転速
度を設定された目標エンジン回転速度に制御することに
よって前記クラッチのクラッチトルク容量を調整する制
御手段であることを特徴とする請求項1に記載のエンジ
ンの制御装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記エンジンブレーキ
制御中に前記エンジンの吸気流量調整装置を作動して前
記エンジンに供給される吸気流量を制御する制御手段で
あることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7156886A JPH08324300A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7156886A JPH08324300A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | エンジンの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324300A true JPH08324300A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15637549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7156886A Pending JPH08324300A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08324300A (ja) |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7156886A patent/JPH08324300A/ja active Pending
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