JP3201200B2 - クラッチの発進制御装置 - Google Patents

クラッチの発進制御装置

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JP3201200B2
JP3201200B2 JP34012394A JP34012394A JP3201200B2 JP 3201200 B2 JP3201200 B2 JP 3201200B2 JP 34012394 A JP34012394 A JP 34012394A JP 34012394 A JP34012394 A JP 34012394A JP 3201200 B2 JP3201200 B2 JP 3201200B2
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佳宣 山下
達治 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クラッチの発進制御
装置に係り、特にエンジンの運転状態に応じたクラッチ
の発進制御を行って発進時の運転性能を確保し得るクラ
ッチの発進制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの特性がその
ままの状態では不向きなので、エンジンと車輪間の動力
伝達系に変速機を介設している。この変速機には、電子
的にクラッチトルク容量の調整が可能なクラッチが設け
られているものがある。
【0003】このように、電子的にクラッチトルク容量
の調整が可能なクラッチを備えた変速機としては、例え
ば、特開昭61−125928号公報、特開昭61−2
35240号公報、特開平1−126438号公報、特
開平2−229924号公報に開示されている。特開昭
61−125928号公報に記載のものは、エンジン回
転数を初期設定値と比較することによって、発進制御を
開始するか否かを判断し、次に、エンジン回転数の時間
偏微分すなわち時間変化率がスロットル開度に応じて設
定された目標値以上であれば、発進クラッチを結合方向
へ付勢し、一方、エンジン回転数の時間変化率が目標値
以下であれば、発進クラッチを非結合方向へ付勢するこ
とにより、エンジン回転数の時間変化率が目標値に速や
かに近づくようにフィードバック制御するもの、つま
り、エンジン回転数の時間変化と目標値とによってクラ
ッチトルク容量を調整するものである。特開昭61−2
35240号公報に記載のものは、クラッチの発進制御
において、制御初期値を制御開始直後のエンジン出力相
当信号に応じた初期値として制御信号を出力させ、制御
開始初期において、クラッチ締結圧が低いことによるエ
ンジン空吹けが生じるのを防止し、発進クラッチを制御
開始時から徐々に接続させ、円滑な発進状態にするも
の、つまり、発進制御入場時に操作量の初期値をスロッ
トル開度に応じて設定するものである。特開平1−12
6438号公報に記載のものは、クリープ回転数に応じ
て補助係合特性を選択し、この選択された補助係合特性
にしたがつて発進を行い、発進初期におけるエンジン回
転数に対する伝達容量の上昇勾配が小さく、高クリープ
回転数からの発進であっても、低クリープ回転時と同様
に伝達容量が急激に上昇せず、滑らかな発進が可能とす
るもの、つまり、発進時の傾向特性を発進前のエンジン
回転特性で設定するものである。特開平2−22992
4号公報に記載のものは、発進時にエンジン回転数とそ
の変化速度とにより基本クラッチ接続速度で制御され
て、初期には迅速に、接続付近では徐々に変位し、そし
て、発進初期のアクセル踏込み時には、基本クラッチ接
続速度がスロットル開度とその変化速度とによる補助速
度で増大補正されることで、エンジン回転数の上昇に先
立ちクラッチ接続速度はドライバの発進意志に応じて早
めに立上るようにするもの、つまり、発進制御中にクラ
ッチの接続速度の設定をスロットル開度とスロットル開
度の変化量の度合とによって設定するものである。
【0004】また、このようなクラッチの発進制御にあ
っては、発進時の運転性能を向上するために、運転者が
発進操作を行っても発進に適した状態にエンジン状態が
達するまで、クラッチの発進制御の入場を遅延させた
り、また、このクラッチの発進制御の入場の遅延中にク
リープ量を設定してクラッチの発進制御入場時のフィー
ドバック制御を円滑にさせたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のクラ
ッチの発進制御にあっては、発進制御入場後に、しばら
くの間だけ運転性能を改善するものであるが、ファスト
アイドル状態の発進操作直後、アイドルアップ状態の発
進操作直後、クラッチの各種制御モード中のホールドモ
ード(HLD)入場直後の発進操作直後、エンジン特性
が劣った状態の発進操作直後、エンジン補機の負荷が大
きな発進操作直後等において、発進制御への入場タイミ
ング状態が不適切である場合に、運転性能が悪化する不
都合がある。また、ファストアイドル状態の発進操作直
後、アイドルアップ状態の発進操作直後、ホールドモー
ド入場直後の発進操作直後にあっては、エンジン回転速
度が通常のアイドル状態よりも高くなり、運転者が発進
操作をした時点で(アクセルペダル操作スイッチがオフ
からオンになった時)、エンジン回転速度が設定値に達
しているか又は通常よりも速く設定値に達し、このた
め、発進制御に入場してしまう。この結果、発進制御に
適したクリープ量が実現できず、発進操作直後にショッ
クが発生するという不都合があった。
【0006】更に、エンジン特性が劣った状態の発進操
作直後、エンジン補機の負荷が大きな発進操作直後にあ
っては、発進制御に入場した後に、エンジン回転速度の
増加が緩慢であり、発進制御のエンジン回転速度目標値
との間にずれが生じ、このため、運転性能が悪化すると
いう不都合があった。
【0007】即ち、例えば、電子的にクラッチトルク容
量の調整が可能なクラッチとして油圧クラッチが備えら
れた変速機である無段変速機(SCVT)においては、
油圧クラッチの各種制御モードが設定されている。この
制御モードには、例えば、ホールドモード(HLD)、
スペシャルスタートモード(SST)、ノーマルスター
トモード(NST)、ドライブモード(DRV)等があ
る。
【0008】ホールドモード(HLD)は、油圧クラッ
チをクリープ状態とし、車両をクリープ状態として発進
操作に備えるものである。
【0009】ノーマルスタートモード(NST)は、車
両の発進時に、エンジンの吹き上がりを防止するととも
に車両を円滑に動作させることのできるエンジン発生ト
ルクに応じて、クラッチ圧を適切な値に設定するもので
ある。
【0010】スペシャルスタートモード(SST)は、
油圧クラッチの解放後に再び油圧クラッチを接続しよう
とする時に、エンジンの吹き上がりを防止するとともに
車両を円滑に動作させることのできるエンジン発生トル
クに応じて、クラッチ圧を適切な値に設定するものであ
る。
【0011】ドライブモード(DRV)は、車両が完全
な走行状態に移行して油圧クラッチが完全に接続した時
に、クラッチ圧をエンジントルクに十分に耐え得るだけ
の余裕のある値に設定するものである。
【0012】油圧クラッチをホールドモードから発進制
御するには、アクセルペダル操作スイッチ(DDTスイ
ッチ)がオン、つまり、アクセルペダルを踏み込むこと
によって行われる。
【0013】このような無段変速機の油圧クラッチの発
進制御においては、図17から明かなように、アクセル
ペダル操作スイッチ(DDTスイッチ)がオンで且つエ
ンジン回転速度(NE)≧エンジン回転速度トリガ値
(NETR)で、ホールドモードから発進制御(ノーマ
ルスタートモード(NST))に入場するが、アクセル
ペダル操作スイッチがオフ時に、既にNE≧NETRで
あるので、アクセルペダル操作スイッチがオフからオン
と切換わるのと同時に、ホールドモードからノーマルス
タートモードに移行する。上述のエンジン回転速度トリ
ガ値(NETR)は、図18のトリガ値設定マップに示
す如く、スロットル開度(THRT)によって設定され
る。ホールドモード時で、アクセルペダル操作スイッチ
がオフ時のクラッチトルク容量はクリープを発生する程
度であり、ノーマルスタートモード時のトルク容量に比
べてきわめて弱いものである。このため、ホールドモー
ドからノーマルスタートモードへの移行時と同時に、ク
ラッチのクラッチトルク容量が急増し、ショックが発生
する。
【0014】また、エンジンの特性劣化やエンジンの補
機の負荷が大きい場合には、エンジン回転速度の増加が
緩慢となり、ノーマルスタートモードへの入場後に、し
ばらくの間エンジン回転速度がエンジン回転速度目標値
よりも低くなる場合が発生する(図17の斜線部分Aで
示す)。これは、エンジン発生トルクが不足することが
原因であり、クラッチトルク容量を減少しても、エンジ
ン回転速度の増加は、得られない。無段変速機の油圧ク
ラッチの制御において、エンジン回転速度目標値を求め
るスピードループ制御では、比例積分制御(PI制御)
であるので、上述の図17の斜線部分Aで積分値の異常
蓄積が生じ、エンジン回転速度にハンチングが誘発し、
発進時に運転性能が悪化するという不都合があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンに変速機を連結して設け、電子的にクラッチトルク容
量の調整が可能なクラッチを前記変速機に設け、前記車
両の発進操作がなされる前はエンジン回転速度(NE)
から発進操作前のクリープ圧(PCC)を設定し、アク
セルペダル操作スイッチがオフからオンに切変った時に
スロットル開度(THRT)から発進操作後のクリープ
圧(PCC’)を設定し、実際のエンジン回転速度(N
E)が前記車両の発進操作以前のエンジン回転速度(N
EHLD)よりも所定量(NEADD)増加した場合に
前記クラッチのスピードループ制御からなる発進制御の
入場を行う制御手段を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明の構成によれば、制御手段は、車両の
発進操作がなされる前はエンジン回転速度(NE)から
発進操作前のクリープ圧(PCC)を設定し、アクセル
ペダル操作スイッチがオフからオンに切変った時にスロ
ットル開度(THRT)から発進操作後のクリープ圧
(PCC’)を設定し、実際のエンジン回転速度(N
E)が車両の発進操作以前のエンジン回転速度(NEH
LD)よりも所定量(NEADD)増加した場合にクラ
ッチのスピードループ制御からなる発進制御の入場を行
う。これにより、エンジンの運転状態に応じた発進制御
を行って発進時の運転性能を確保するとともに、発進時
のローバスト性(頑強性)を高くすることができる。
【0017】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜16は、この発明の実施
例を示すものである。図16において、2は車両に搭載
されたエンジン、4はこのエンジン2に連結された変速
機としての例えば無段変速機(SCVT)である。エン
ジン2と無段変速機4間には、ロングトラベルダンパ6
が介設されている。
【0018】無段変速機4は、駆動プーリ(プライマリ
プーリ)8と、被動プーリ(セカンダリプーリ)10
と、この駆動プーリ8と被動プーリ10とに巻掛けられ
たベルト12とを有している。
【0019】駆動プーリ8は、一端側がロングトラベル
ダンパ6に連結された駆動軸14と、この駆動軸14の
中央部位に一体的に設けられた駆動側固定プーリ部片1
6と、該駆動軸14に軸方向移動可能で且つ回転不可能
に設けられた駆動側可動プーリ部片18とを有してい
る。また、駆動側可動プーリ部片18の背面側におい
て、該駆動側可動プーリ部片18の背面と共働して駆動
側油圧室20を形成する駆動側ハウジング22が駆動軸
14に設けられている。駆動軸14の他端側には、駆動
軸回転検出用ギヤ24が固設されている。
【0020】被動プーリ10は、前記駆動軸14と平行
に配置された被動軸26と、前記駆動側可動プーリ部片
18に対応して配置され該被動軸26と一体的に設けら
れた被動側固定プーリ部片28と、前記駆動側固定プー
リ部片16に対応して配置され該被動軸26に軸方向移
動可能で且つ回転不可能に設けられた被動側可動プーリ
部片30とを有している。また、被動側可動プーリ部片
30の背面側において、該被動側可動プーリ部片30の
背面と共働して被動側油圧室32を形成する被動側ハウ
ジング34が被動軸26に設けられている。被動軸26
の一端側には、被動軸回転検出用ギヤ36が固設されて
いる。
【0021】被動軸26の他端側には、無段変速機4の
クラッチとして発進用の油圧クラッチ38が設けられて
いる。この油圧クラッチ38は、無段変速機4の変速部
の後段に設けられ、クラッチ圧室40に作用する油圧に
よって解放・接続作動され、被動軸26に回転可能に支
持された出力軸42への動力を断続するものである。こ
の出力軸42には、出力軸回転検出用ギヤであるクラス
タギヤ44が固設されている。
【0022】また、無段変速機4には、油圧制御機構4
6が備えられている。この油圧制御機構46には、ライ
ンソレノイド48とクラッチソレノイド50とレシオソ
レノイド52とが設けられている。
【0023】油圧クラッチ38は、各種制御モードとし
て例えば、ホールドモード(HLD)、ノーマルスター
トモード(NST)、スペシャルスタートモード(SS
T)、ドライブモード(DRV)等で制御されるもので
ある。
【0024】ホールドモードは、油圧クラッチ38をク
リープ状態とし、車両をクリープ状態として発進操作に
備えるものである。
【0025】ノーマルスタートモード(NST)は、車
両の発進時に、エンジンの吹き上がりを防止するととも
に車両を円滑に動作させることのできるエンジン発生ト
ルクに応じて、クラッチ圧を適切な値に設定するもので
ある。
【0026】スペシャルスタートモード(SST)は、
油圧クラッチ38の解放後に再び油圧クラッチ38を接
続しようとする時に、エンジンの吹き上がりを防止する
とともに車両を円滑に動作させることのできるエンジン
発生トルクに応じて、クラッチ圧を適切な値に設定する
ものである。
【0027】ドライブモード(DRV)は、車両が完全
な走行状態に移行して油圧クラッチ38が完全に接続し
た時に、クラッチ圧をエンジントルクに十分に耐え得る
だけの余裕のある値に設定するものである。
【0028】油圧制御機構46は、油圧ポンプ54から
オイル導入通路56を経て圧送される油圧用のオイルを
流入し、ライン圧通路58を介して被動側油圧室32に
ライン圧を作用させ、また、クラッチ圧通路60を介し
てクラッチ油圧室40にクラッチ圧を作用させ、更に、
レシオ圧通路62を介して駆動側油圧室20にレシオ圧
を作用するものである。前記油圧ポンプ54は、エンジ
ン2の駆動に伴って駆動される。
【0029】この油圧制御機構46は、制御手段64に
よって作動される。
【0030】この制御手段64には、入力側として、ス
ロットル弁(図示せず)の開度(スロットル開度)状態
を検出するスロットル開度センサ66と、アクセルペダ
ル操作スイッチ(DDTスイッチ)68とが連絡してい
る。このアクセルペダル操作スイッチ68は、アクセル
ペダルを踏み込むとオンするものである。
【0031】制御手段64は、ラインソレノイド48と
クラッチソレノイド50とレシオソレノイド52とに連
絡し、これらラインソレノイド48とクラッチソレノイ
ド50とレシオソレノイド52とをデューティ値(U
r)(0〜100%)によってデューティ制御するもの
である。。
【0032】また、制御手段64には、駆動軸回転検出
用ギヤ24近傍に設けられて駆動軸14の回転をエンジ
ン回転速度(NE)として検出する駆動軸回転数センサ
70と、被動軸回転検出用ギヤ36近傍に設けられて被
動軸26の回転をクラッチ入力側の回転速度として検出
する被動軸回転数センサ72と、クラスタギヤ44近傍
に設けられて出力軸42の回転を、つまりクラッチ出力
側の回転速度を車速として検出する出力軸回転数センサ
74と、クラッチ圧通路60に設けられてクラッチ圧を
検出するクラッチ圧センサ76と、オイルタンク(図示
せず)内の油圧用のオイルの温度を検出する油温センサ
78とが連絡している。
【0033】この制御手段64は、各種信号を入力し、
車両の発進操作がなされた際において少なくとも実際の
エンジン回転速度が車両の発進操作以前のエンジン回転
速度よりも所定量以上増加した場合に油圧クラッチ38
の発進制御の入場を行うものである。具体的には、制御
手段64は、車両の発進操作がなされる前はエンジン回
転速度(NE)から発進操作前のクリープ圧(PCC)
を設定し、アクセルペダル操作スイッチ68がオフから
オンに切変った時にスロットル開度(THRT)から発
進操作後のクリープ圧(PCC’)を設定し、実際のエ
ンジン回転速度(NE)が車両の発進操作以前のエンジ
ン回転速度(NEHLD)よりも所定量(NEADD)
増加した場合に油圧クラッチ38のスピードループ制御
からなる発進制御の入場を行うものである。
【0034】次に、この実施例の作用を説明する。
【0035】制御手段64においては、図3に示す如く
クリープ圧設定部64Aとフィードフォワード制御部6
4Bとスピードループ制御部64Cと圧力ループ制御部
64Dとに分けられている。
【0036】クリープ圧設定部64Aにおいては、エン
ジン回転速度(NE)から発進操作前のクリープ圧設定
マップ(図4参照)により、発進操作前のクリープ圧
(PCC)を求め(102)、また、スロットル開度
(THRT)から発進操作後のクリープ圧設定マップ
(図5参照)により、発進操作後のクリープ圧(PC
C’)を求める(104)。更に、クラッチ圧目標値
(CPSP)からクラッチタッチオフ圧(PCE)を引
いたクリープ圧(PCC)(CPSP−PCE)の増加
の制限値(DPCC)とスロットル開度によるクリープ
圧(PCC)の前回値(Z-1)(106)とを加算し
(108)し、この計算で得た値と発進操作後のクリー
プ圧(PCC’)との小さい方(MIN)を採用し(1
10)、スロットル開度によるクリープ圧(PCC)を
求める。前記発進操作後のクリープ圧(PCC’)は、
ホールドモード且つアクセルペダル操作スイッチ68が
オン時のクリープ圧である。エンジン回転速度(NE)
によって求められた発進操作前のクリープ圧(PCC)
とスロットル開度(THRT)によって求められたクリ
ープ圧(PCC)とは、切換部(112)で、アクセル
ペダル操作スイッチ68によって切換えられ、アクセル
ペダル操作スイッチ68がオフのときにエンジン回転速
度(NE)による発進操作前のクリープ圧(PCC)が
採用され、アクセルペダル操作スイッチ68がオンのと
きにスロットル開度(THRT)によるクリープ圧(P
CC)が採用される。
【0037】フィードフォワード制御部64Bにおいて
は、スロットル開度(THRT)からフィードフォワー
ド量の設定マップ(図6参照)により、エンジン発生ト
ルク推定値(TRQE)を設定し(114)、このエン
ジン発生トルク推定値(TRQE)をスロットル開度
(THRT)及びベルト変速比(RATC)によってト
ルク/圧力変更をする(116)。
【0038】このトルク/圧力変更(116)は、図1
0に示す如く、エンジン発生トルク推定値(TRQE)
をベルト変速比(RATC)とし(116A)、そし
て、このベルト変速比(RATC)にトルク/圧力変換
係数(Kc)を与え(116B)、次いで、スロットル
開度によるトルク/圧力変換係数の補正係数(Kf)を
加味してフィードフォワード量(PCLUN)を求める
(116C)。
【0039】そして、このフィードフォワード量(PC
LUN)には、スロットル開度からフィードフォワード
量用フィルタ係数マップ(図7参照)により、フィルタ
係数(FCFI)を求めてフィルタ処理を施し、フィル
タ処理後のフィードフォワード量(PCLUNF)(ク
ラッチ制御操作量)を求める(118)。
【0040】スピードループ制御部64Cにおいては、
スロットル開度からクラッチ制御のエンジン回転速度目
標値の設定マップ(図8参照)により、エンジン回転速
度目標値(NESPC)を求め(120)、このエンジ
ン回転速度目標値(NESPC)をスロットル開度から
クラッチ制御のエンジン回転速度目標値用フィルタ係数
の設定マップ(図9参照)により、フィルタ係数(FC
FI)を求めてフィルタ処理後のエンジン回転速度目標
値(NESPCF)を求める(122)。そして、この
フィルタ処理後のエンジン回転速度目標値(NESPC
F)と実際のエンジン回転速度(NE)とを計算し(1
24)、この計算して得た値にスロットル開度(THR
T)によって比例積分制御(PI制御)を行う(12
6)。
【0041】この比例積分制御(126)は、図11に
示す如く、計算値に比例ゲイン設定マップ(図12参
照)から比例ゲインであるクラッチ制御のスピードルー
プ制御ゲインを求める比例制御(P制御)を行い(12
6A)、そして、積分ゲイン(Ki)/複素変数(S)
の積分制御(I制御)を行い(126B)、この積分制
御で得られた値と比例制御で得られた値とを計算し(1
26C)、この計算して得られた値に上下限処理を行っ
てスピードループ量を得る(126D)。
【0042】フィルタ処理後のフィードフォワード量と
スピードループ量とが計算され、クリープ圧(PCC)
が求められる(128)。
【0043】このクリープ圧(PCC)とクリープ圧制
御部64Aのクリープ圧とは、制御切換部(130)で
選択的に使用される。この制御切換部は、ホールドモー
ド時にクリープ圧制御部64Aのクリープ圧を選択し、
ノーマルスタートモード時には上述のクリープ圧(PC
C)を選択する。
【0044】この制御切換部(130)で選択された一
方のクリープ圧は、クラッチタッチオフ圧(PCE)に
加算される(132)。これにより、クラッチ圧目標値
(CPSP)が求められる。このクラッチ圧目標値は、
圧力ループ制御部64Dに送られる。
【0045】この圧力ループ制御部64Dは、クラッチ
圧目標値(CPSP)とクラッチ圧(PCLUTCH)
とを計算し(134)、そして、この計算で得た値を比
例積分制御(PI制御)し(136)、この比例積分制
御で得られた値をクラッチソレノイド50のデューティ
値の中立性(NPC)と計算し(138)、この計算し
て得た値を上下限処理して(140)、クラッチソレノ
イド50のデューティ値(OPWCLU)を求める。
【0046】また、この制御手段64は、図1のフロー
チャート及び図2のタイムチャートに示す如く、クラッ
チ制御において、車両の発進操作がなされた際において
少なくとも実際のエンジン回転速度(NE)が車両の発
進操作以前のエンジン回転速度(NEHLD)よりも所
定量(NEADD)、つまり、エンジン回転速度増加量
トリガ値以上増加した場合に油圧クラッチ38の発進制
御の入場を行う。具体的には、この制御手段64は、ク
ラッチ制御において、車両の発進操作がなされる前はエ
ンジン回転速度(NE)から発進操作前のクリープ圧
(PCC)を設定し、アクセルペダル操作スイッチ68
がオフからオンに切変った時にスロットル開度(THR
T)から発進操作後のクリープ圧(PCC’)を設定
し、実際のエンジン回転速度(NE)が車両の発進操作
以前のエンジン回転速度(NEHLD)よりも所定量
(NEADD)増加した場合に油圧クラッチ38のスピ
ードループ制御からなる発進制御の入場を行う。
【0047】上述の所定量(NEADD)は、スロット
ル開度(THRT)に応じて設定されたり(図13参
照)、車両の発進操作時のエンジン回転速度(NEHL
D)に応じて設定されたり(図14参照)、車両の発進
操作後のエンジン回転速度の増加割合(増加率:d/d
t・NE)に応じて設定される(図15参照)ものであ
る。
【0048】即ち、制御手段64のプログラムがスター
トすると(ステップ202)と、先ず、ホールドモード
のフラグがセットしたか否かを判断し(ステップ20
4)、このステップ204でYESの場合には、アクセ
ルペダル操作スイッチ68がオンか否かを判断する(ス
テップ206)。
【0049】このステップ206でNOの場合には、エ
ンジン回転速度による発進操作前のクリープ圧(PC
C)を設定し(ステップ208)、そして、エンジン回
転速度(NE)をアクセルペダル操作スイッチ68がオ
フからオンへの切換時のエンジン回転速度(NEHL
D)とし(ステップ210)、次いで、発進操作前のク
リープ圧(PCC)にクラッチタッチオフ圧(PCE)
を加算してクラッチ圧目標値(CPSP)を求め(ステ
ップ212)、圧力ループ制御を行う(ステップ21
4)。
【0050】前記ステップ206でYESの場合には、
スロットル開度(THRT)によるホールドモード且つ
アクセルペダル操作スイッチ68のオン時のクリープ圧
である発進操作後のクリープ圧(PCC’)を求め(ス
テップ216)、そして、PCC’とPCC+DPCC
とを比較する(ステップ218)。
【0051】このステップ218でPCC’<PCC+
DPCCの場合には、PCC’をPCCとし(ステップ
220)、そして、エンジン回転速度トリガ値(NET
R)を設定し(NEHLD+NEADD)(ステップ2
22)、実際のエンジン回転速度(NE)とエンジン回
転速度トリガ値(NETR)とを比較し(ステップ22
4)、このステップ224でNE<NETRの場合に
は、ステップ212に移行させる。
【0052】前記ステップ218でPCC’≧PCC+
DPCCの場合には、PCC+DPCCをPCCとし
(ステップ226)、ステップ222に移行させる。
【0053】また、前記ステップ224でNE≧NET
Rの場合には、所定の発進条件としてのその他のホール
ドモードからノーマルスタートモードへの発進条件、例
えば、スロットル開度量の増加やアクセルペダルの踏込
み量の増加等の条件が成立したか否かを判断する(ステ
ップ228)。
【0054】このステップ228でNOの場合には、前
記ステップ212に移行させる。
【0055】前記ステップ228でYESの場合には、
NE≧NETR且つ所定の発進条件を満たしているの
で、ノーマルスタートモードフラグをセットし且つホー
ルドモードフラグを消去し(ステップ230)、ステッ
プ212に移行させる。
【0056】一方、前記ステップ204でNOの場合に
は、ノーマルスタートモードのフラグがセットか否かを
判断する(ステップ232)。
【0057】このステップ232でYESの場合には、
ノーマルスタートモードのPCCを演算し(ステップ2
34)、ステップ212に移行させる。
【0058】このステップ232でNOの場合には、そ
の他のクラッチ制御を行う(ステップ236)。
【0059】前記ステップ214、236の処理後は、
プログラムを終了する(ステップ238)。
【0060】即ち、この実施例にあっては、運転者の発
進操作を受けた場合、つまり、アクセルペダル操作スイ
ッチ68がオフからオンに切換った時に、発進制御に入
場する前に、ホールドモードからノーマルスタートモー
ドの遅延部分を確保することにより、円滑な発進を行わ
せることができる。詳述すれば、ホールドモードでアク
セルペダル操作スイッチ68がオフ時のエンジン回転速
度(NE)よりも所定量(NEADD)だけ高い値をエ
ンジン回転速度トリガ値(NETR)とし、ホールドモ
ードからノーマルスタートモードへの判定条件として、
NE≧NETR且つその他のホールドモードからノーマ
ルスタートモードへの発進条件が成立した場合に、発進
制御への入場としてホールドモードからノーマルスター
トモードに移行させる。
【0061】この結果、エンジンの運転状態に応じてエ
ンジン回転速度トリガ値を設定し、エンジンの運転状態
に応じ発進制御を行わせ、発進時の運転状態を確保する
ことができ、特に、ファストアイドル運転のようなエン
ジン回転速度が高い場合、エンジンの特性劣化の場合に
エンジン補機の負荷が大きい場合に、運転性能を向上
し、また、発進制御のローバスト性(頑強性)を高くす
ることができる。
【0062】また、制御手段64のプログラムの少しの
変更のみで対処することができ、構成を簡単にすること
ができる。
【0063】更に、この発明を異なる種類の電子式クラ
ッチに採用することができ、実用上有利である。
【0064】更にまた、この発明を電子式クラッチを備
えた各種変速機にも採用することができ、実用上有利で
ある。
【0065】また、所定量(NEADD)をスロットル
開度(THRT)に応じて設定したので、スロットル開
度(THRT)に応じた発進制御を行って発進時の運転
性能を確保することができる。
【0066】更に、所定量を車両の発進操作時のエンジ
ン回転速度に応じて設定すれば、あらゆるエンジンの運
転状態等に対し、発進時の動力性能を確保することがで
きる。
【0067】更にまた、所定量を車両の発進操作後のエ
ンジン回転速度の増加割合に応じて設定すれば、あらゆ
るエンジンの運転性能等に対し、発進時の動力性能を確
保することができる。
【0068】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、車両の発進操作がなされる前はエンジン
回転速度(NE)から発進操作前のクリープ圧(PC
C)を設定し、アクセルペダル操作スイッチがオフから
オンに切変った時にスロットル開度(THRT)から発
進操作後のクリープ圧(PCC’)を設定し、実際のエ
ンジン回転速度(NE)が車両の発進操作以前のエンジ
ン回転速度(NEHLD)よりも所定量(NEADD)
増加した場合にクラッチのスピードループ制御からなる
発進制御の入場を行う制御手段を設けたことにより、エ
ンジンの運転状態に応じた発進制御を行って発進時の運
転性能を確保するとともに、発進時のローバスト性(頑
強性)を高くし得る。
【0069】また、この発明は、制御手段のプログラム
を少し変更するだけで実現することができ、構成を簡単
にし得る。
【0070】更に、この発明を異なる種類の電子式クラ
ッチに採用することができ、実用上有利とし得る。
【0071】更にまた、この発明を電子式クラッチを備
えた各種変速機にも採用することができ、実用上有利と
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ制御のフローチャートである。
【図2】クラッチ制御のタイムチャートである。
【図3】発進時のクラッチ制御のブロック図である。
【図4】発進操作前のクリープ圧の設定マップの図であ
る。
【図5】発進操作後のクリープ圧の設定マップの図であ
る。
【図6】フィードフォワード量の設定マップの図であ
る。
【図7】フィードフォワード量のフィルタ係数の設定マ
ップの図である。
【図8】スピードループ制御の目標値の設定マップの図
である。
【図9】クラッチ制御のエンジン回転速度目標値のフィ
ルタ係数の設定マップの図である。
【図10】フィードフォワード制御部のトルク/圧力変
更のブロック図である。
【図11】スピードループ制御部のPI制御のブロック
図である。
【図12】スピードループ制御部の比例ゲインの設定マ
ップの図である。
【図13】エンジン要求負荷量によって設定される所定
量の設定マップの図である。
【図14】発進操作時のエンジン回転速度に応じて設定
される所定量の設定マップの図である。
【図15】発進操作後のエンジン回転速度の増加割合に
応じて設定される所定量の設定マップの図である。
【図16】無段変速機のシステム構成図である。
【図17】従来のクラッチの発進制御のタイムチャート
である。
【図18】エンジン回転速度トリガ値の設定マップの図
である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 無段変速機 38 油圧クラッチ 64 制御手段 66 スロットルセンサ 68 アクセルペダル操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−93122(JP,A) 特開 平1−126438(JP,A) 特開 平6−117454(JP,A) 特開 昭61−171620(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 48/00 - 48/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンに変速機を連
    結して設け、電子的にクラッチトルク容量の調整が可能
    なクラッチを前記変速機に設け、前記車両の発進操作が
    なされる前はエンジン回転速度(NE)から発進操作前
    のクリープ圧(PCC)を設定し、アクセルペダル操作
    スイッチがオフからオンに切変った時にスロットル開度
    (THRT)から発進操作後のクリープ圧(PCC’)
    を設定し、実際のエンジン回転速度(NE)が前記車両
    の発進操作以前のエンジン回転速度(NEHLD)より
    も所定量(NEADD)増加した場合に前記クラッチの
    スピードループ制御からなる発進制御の入場を行う制御
    手段を設けたことを特徴とするクラッチの発進制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定量(NEADD)は、前記スロ
    ットル開度(THRT)に応じて設定されることを特徴
    とする請求項1に記載のクラッチの発進制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定量(NEADD)は、前記車両
    の発進操作時のエンジン回転速度(NEHLD)に応じ
    て設定されることを特徴とする請求項1に記載のクラッ
    チの発進制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定量(NEADD)は、前記車両
    の発進操作後のエンジン回転速度(NE)の増加割合
    (d/dt・NE)に応じて設定されることを特徴とす
    る請求項1に記載のクラッチの発進制御装置。
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