JPH08323558A - 真空把持装置 - Google Patents

真空把持装置

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JPH08323558A
JPH08323558A JP15530395A JP15530395A JPH08323558A JP H08323558 A JPH08323558 A JP H08323558A JP 15530395 A JP15530395 A JP 15530395A JP 15530395 A JP15530395 A JP 15530395A JP H08323558 A JPH08323558 A JP H08323558A
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JP
Japan
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plunger
opening
valve
work
work part
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JP15530395A
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Kiyouichi Hasumi
恭一 蓮實
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空吸着により被吸着物を把持する場合に被
吸着物の大きさが異なり、そのため吸着穴が複数個以上
必要となってもそれぞれの吸着穴に真空源を設けなくて
もよい構造にする。 【構成】 吸引穴7を通してチャンバ4内を排気し、被
吸着物12を複数の開口部3のうちの1つ又は幾つかに
当てる。被吸着物12により塞がれた開口部3の気圧は
低下していき、それによって被吸着物12が吸着される
とともに、第1プランジャ5が開口部3方向へ移動し開
口部3を第1弁2によって塞ぐ。開口部3の気圧は負圧
となり、他の開口部に被吸着物が吸着されないで開放状
態になっていても、被吸着物12が外れることはない。
第2プランジャ11を押し下げると、その先端の第2弁
8が開き、通気路13、通気穴6を通して開口部3に外
気が供給され被吸着物12がブロック1から離脱する。
第1プランジャ5はバネ9の作用で元の位置に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、負圧を利用して部品等を吸着
把持する真空把持装置が知られている(特開平5−16
9330号)。従来の真空把持装置は、被吸着物の大き
さが変化する場合には大きさに対応して数個の吸引穴を
設け、かつ吸引穴に対応してそれぞれ吸引源を設けてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の真空把持装
置では、吸引穴ごとに吸引源を設けているため、被吸着
物の大きさに合せて、吸引源の駆動を制御する必要があ
り、制御系が複雑となると共に、吸引穴の数に応じた吸
引源を用意するため費用も増加するといった問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、図1に
示すように、ブロック1と第1プランジャ5を備えてい
る。ブロック1には、吸引穴7を通して排気されるチャ
ンバ4が形成され、さらに、チャンバ4からブロック1
の外部へと通じ被吸着物12を吸着する複数の開口部3
が形成されている。第1プランジャ5の一端はブロック
1を貫通して外気と接し、その他端には開口部3に対向
し開口部3をチャンバ4側から塞ぐための第1弁部2が
形成されている。第1プランジャ1は、開口部3を塞ぐ
方向に移動自在に装着され、付勢部材9によって、第1
弁部2が開口部3から離れる方向へ常時付勢されてい
る。本発明の装置はさらに開口部3に気圧を供給する通
気手段を備えている。
【0005】この通気手段は、第1プランジャ5に軸方
向に形成された通気路13と、通気路13内に配置され
一端に通気路13と開口部3とを開通/遮断する第2弁
部8を備えた第2プランジャ11とにより構成すること
ができる。この場合、第2プランジャ11の他端に第2
弁部8を閉方向に常時付勢する付勢部材10を備えるこ
とができる。
【0006】
【作用】吸引穴7を通してチャンバ4内を排気し、被吸
着物12を複数の開口部3のうちの1つまたは幾つかに
当てる。被吸着物12により塞がれた開口部3の気圧は
低下していき、それによって被吸着物12が吸着される
とともに、第1プランジャ5が開口部3方向へ移動し開
口部3をチャンバ4側から塞ぐ。開口部3の気圧は負圧
となり、他の開口部が被吸着物が吸着されてないで開放
状態になっていても、被吸着物12が外れることはな
い。被吸着物12を離脱させるときは通気手段11,1
3によって開口部3に外気を導入する。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例の真空把持装置を、被吸
着物(電子部品等)を装置の一部に把持した状態で示す
断面図である。
【0008】図1に示すように、ブロック1はチャンバ
4および複数の開口部3と、真空ポンプ等からの排気を
チャンバ4に通じる吸引穴7とを有している。第1プラ
ンジャ5は円筒形状であり、下端にフランジ状の第1弁
2を有し、その中空の中心部を第2プランジャ11が貫
通して摺動し、第2プランジャ11の下端には第2弁8
が設けられている。第1プランジャ5はチャンバ4内を
上下に摺動し、第1プランジャ5の上部はブロック1か
ら突出して外気に接している。ブロック1と第1プラン
ジャ5の上端の鍔部5aとの間にはバネ9が配設されて
いて、バネ9は伸長状態においてプランジャ5の自重と
平衡している。このとき第1弁2は開口部3を塞いでい
ない。
【0009】第2プランジャ11は第1プランジャ5内
を滑らかに摺動し、下端に第1弁2の中心部の穴を閉塞
する第2弁8を有している。第2プランジャ11は中央
の太くなった部分15に通気穴6を有し、その通気穴6
の上下の部分の空気を流通させることができる。第2プ
ランジャ11の上端の鍔部16の下側と第1プランジャ
5の上端の鍔部5aの上面との間にバネ10が配設され
ている。第2弁8によって第1弁2の穴を閉塞してい
る。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。ブ
ロック1の下部の開口部3が形成された面を下にしてそ
の面に被吸着物12の上面を接触させ、真空ポンプ等に
よって吸引穴7からチャンバ4および開口部3の空気を
排出して負圧にして吸着物12を吸着する。このとき第
1プランジャ5内の圧力は通気穴6によって外部と流通
しているため、大気圧と同じである。そのため、第1プ
ランジャ5内とブロック1の開口部3内とに圧力差が生
じ、第1プランジャ5は下方(被吸着物12側)へ移動
し、第1弁2により開口部3は塞がれチャンバ4と遮断
される。このときバネ9は圧縮され、第1プランジャ5
を押し上げようとするが、そのバネの力は、第1プラン
ジャ5を下方へ移動させる力よりも小さくして第1プラ
ンジャ5を押し上げることがないように設定してある。
この状態では他の開口部3が大気と通じていても被吸着
物12と第1プランジャ5とによって閉塞された開口部
3内は負圧が保持されるため、被吸着物12は吸着され
たままである。
【0011】被吸着物12の把持を解除するときは、第
2プランジャ11を上方から下方に押し、第2プランジ
ャ11を第1プランジャ5の中央部の通気路13内を下
方に移動させる。第2プランジャ11の押し下げは、た
とえばシリンダ部材を何らかのアクチュエータで駆動さ
せて、第2プランジャ11の頭部をたたくようにする。
そうすると、今まで第2弁8が第1弁2に密着してその
穴を閉塞していたのが解除されて第2弁8が開く。この
とき通気路13、通気穴6を通って外気が供給され、開
口部3内の圧力は外気と同じ圧力となるので、被吸着物
12はブロック1から離脱する。第1プランジャ5は、
開口部3内と第1プランジャ5内の圧力が同一となるた
めバネ9によって上方に移動され、それにより第1弁2
も図1の右側に示す状態の位置に戻る。
【0012】上記実施例においては通気手段として、第
1プランジャ5内に通気路13を設け第2弁8を開放し
て開口部3に気圧を供給したが、本発明はそれに限定さ
れない。たとえばブロック1内に開口部3に通じる通気
路を設け、この通気路を通して開口部3内に気圧を提供
してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
真空把持装置に設けた吸着穴をすべて塞がなくても被吸
着物を把持することができる。また被吸着物を把持後は
真空ポンプ等により継続的に排気を行わなくても被吸着
物の把持状態を保持する。したがって被吸着物の大きさ
が変化しても吸着穴ごとにそれぞれ吸着源を設ける必要
がないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空把持装置の一実施例の断面図
【符号の説明】
1 ブロック 2 第1弁 3 開口部 4 チャンバ 5 第1プランジャ 6 通気穴 7 吸引穴 8 第2弁 9,10 バネ 11 第2プランジャ 12 吸着物 13 通気路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引穴を通して排気されるチャンバを有
    し、前記チャンバからブロックの外部へ通じ被吸着物を
    吸着する複数の開口部が形成されたブロックと、 一端は前記ブロックを貫通して外気と接し、他端には前
    記開口部に対向し前記開口部を前記チャンバ側から塞ぐ
    ための第1弁部が形成され、前記開口部を塞ぐ方向へ移
    動自在に装着された第1プランジャと、 前記第1プランジャを前記第1弁部が前記開口部から離
    れる方向へ常時付勢する付勢部材と、 前記開口部に気圧を供給する通気手段とを備えたことを
    特徴とする真空把持装置。
  2. 【請求項2】 前記通気手段は、前記第1プランジャに
    軸方向に形成された通気路と、前記通気路内に配置され
    一端に前記通気路と前記開口部とを開通/遮断する第2
    弁部を備えた第2プランジャとから成る請求項1に記載
    の真空把持装置。
  3. 【請求項3】 前記第2プランジャの他端に前記第2弁
    部を閉方向に常時付勢する付勢部材を備えた請求項2に
    記載の真空把持装置。
JP15530395A 1995-05-30 1995-05-30 真空把持装置 Expired - Lifetime JP2624218B2 (ja)

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JP15530395A JP2624218B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 真空把持装置

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JP15530395A JP2624218B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 真空把持装置

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JPH08323558A true JPH08323558A (ja) 1996-12-10
JP2624218B2 JP2624218B2 (ja) 1997-06-25

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JP15530395A Expired - Lifetime JP2624218B2 (ja) 1995-05-30 1995-05-30 真空把持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104632857A (zh) * 2014-12-29 2015-05-20 东保集团有限公司 一种吸盘装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104632857A (zh) * 2014-12-29 2015-05-20 东保集团有限公司 一种吸盘装置
CN104632857B (zh) * 2014-12-29 2017-05-10 东保集团有限公司 一种吸盘装置

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JP2624218B2 (ja) 1997-06-25

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