JPH08323210A - ビスフェノールa製造用触媒の再生方法 - Google Patents

ビスフェノールa製造用触媒の再生方法

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JPH08323210A
JPH08323210A JP7158508A JP15850895A JPH08323210A JP H08323210 A JPH08323210 A JP H08323210A JP 7158508 A JP7158508 A JP 7158508A JP 15850895 A JP15850895 A JP 15850895A JP H08323210 A JPH08323210 A JP H08323210A
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phenol
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sulfonic acid
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性劣化したビスフェノールA製造用触媒を
工業的に有利に再生する方法を提供する。 【構成】 含イオウアミン化合物で変性された変性スル
ホン酸型陽イオン交換基と未変性スルホン酸型陽イオン
交換基の両方を含有する変性樹脂からなる活性劣化した
ビスフェノールA製造用触媒の再生方法において、含イ
オウアミン化合物を含有するフェノール溶液を該触媒に
接触させることを特徴とするビスフェノールA製造用触
媒の再生方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は活性劣化したビスフェノ
ールA製造用触媒の再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールA〔2,2−ビス(4′
−ヒドロキシフェニル)プロパン〕を製造するために、
アセトンと過剰のフェノールを触媒の存在下で反応させ
ることは知られている。この場合、触媒としては、スル
ホン酸型陽イオン交換樹脂(未変性樹脂)が用いられて
いる。しかし、このものを触媒として用いる場合には、
ビスフェノールAの異性体である2−(2′−ヒドロキ
シフェニル)−2−(4′−ヒドロキシフェニル)−プ
ロパン(以下、単に2,4′−ビスフェノールAとい
う)が相当量副生するため、ビスフェノールAの選択率
が低下するという問題がある。そこで、この問題を解決
するために、含イオウアミン化合物で変性した変性スル
ホン酸型陽イオン交換基(以下、単に変性スルホン酸基
とも言う)と未変性スルホン酸型陽イオン交換基(以
下、単に未変性スルホン酸基とも言う)の両方を含有す
る変性樹脂を用いることが提案されている(特開昭61
−118407号公報、特公昭55−16700号公
報、特公平3−36576号公報等)。ところで、この
ような変性樹脂からなる触媒を用いてビスフェノールA
を製造する場合、その活性は使用時間とともに、徐々に
劣化し、ある期間使用した後には、新しい触媒と交換す
ることが必要となる。しかしながら、このような触媒交
換は、その交換に多くの手間を要する上、経済的にも不
利である。従って、劣化した触媒を工業的に有利に再生
する方法の開発が要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、活性劣化し
たビスフェノールA製造用触媒を工業的に有利に再生す
る方法を提供することをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、含イオウアミン化合
物で変性された変性スルホン酸型陽イオン交換基と未変
性スルホン酸型陽イオン交換基の両方を含有する変性樹
脂からなる活性劣化したビスフェノールA製造用触媒の
再生方法において、含イオウアミン化合物を含有するフ
ェノール溶液を該触媒に接触させることを特徴とするビ
スフェノールA製造用触媒の再生方法が提供される。
【0005】本発明で用いるスルホン酸型陽イオン交換
樹脂は、従来よく知られているもので、ゲル型やポーラ
ス型のものを用いることができるが、好ましくはゲル型
のものが用いられる。その架橋度は、通常、2〜16
%、好ましくは2〜6%の範囲に規定するのがよい。ま
た、その平均粒径は、通常、0.2〜2mm、好ましく
は0.4〜1.5mmである。このような未変性のスル
ホン酸型陽イオン交換樹脂は既に市販されており、例え
ば、ロームアンドハース社製アンバーライトやアンバー
リスト、三菱化成社製ダヤイオン等を好ましく用いるこ
とができる。
【0006】本発明でスルホン酸型陽イオン交換樹脂の
変性に用いる含イオウアミン化合物も従来よく知られた
化合物で、例えば、3−メルカプトメチルピリジン、3
−メルカプトエチルピリジン、4−メルカプトエチルピ
リジン等のメルカプトアルキルピリジン;2−メルカプ
トエチルアミン、3−メルカプトブチルアミン、3−n
−プロピルアミノ−1−プロピルメルカプタン等のメル
カプトアルキルアミン(又はアミノアルキルメルカプタ
ン);チアゾリジン、2,2−ジメチルチアゾリジン、
シクロアルキルチアゾリジン、2−メチル−2−フェニ
ルチアゾリジン、3−メチルチアゾリジン等のチアゾリ
ジン;1,4−アミノチオフェノール等のアミノチオフ
ェノール等が挙げられる。特に好ましくは、2−メルカ
プトエチルアミン及び2,2−ジメチルチアゾリジンで
ある。前記した含イオウアミン化合物は、塩酸等の酸性
物質の付加塩や第4級アンモニウム塩であることができ
る。
【0007】スルホン酸型陽イオン交換樹脂の変性は、
その樹脂を水中又は有機溶媒中で含イオウアミン化合物
と反応させることによって行うことができる。有機溶媒
としては、フェノールやアセトンを用いることができる
が、好ましくは水中で行う。反応温度としては、常温又
は加温が採用され、反応時間は、特に長時間を必要とせ
ず数分で充分である。均一に反応させるため、反応混合
物を撹拌するのが好ましい。この反応においては、未変
性樹脂中に含まれるスルホン酸型陽イオン交換基(未変
性スルホン酸基)の一部、通常、3〜30%、好ましく
は5〜15%が、変性スルホン酸型陽イオン交換基(変
性スルホン酸基)に変換されるように行うのがよい。
【0008】前記変性樹脂を用いてビスフェノールAを
製造するには、前記変性樹脂を触媒として充填した反応
器に対し、アセトンとフェノールを連続的に供給してそ
の変性樹脂充填層を流通させるとともに、その間にアセ
トンとフェノールの反応を行い、得られたビスフェノー
ルAを含む反応生成物を反応器から連続的に抜出す。反
応温度はフェノールの融点以上の温度、通常、40〜1
00℃、好ましくは50〜90である。反応圧力は、1
〜1.5気圧、好ましくは常圧ないし微加圧である。反
応時間は15〜200分、好ましくは30〜120分で
ある。フェノールの使用量は、アセトン1モルに対し、
8〜20モル、好ましくは10〜16モルである。
【0009】次に、本発明を図面を参照しながら説明す
る。図1はビスフェノールA製造用反応器の説明図であ
る。図1において、1は反応器、2は樹脂充填層(触媒
充填層)を示す。
【0010】反応器に触媒充填層を形成するには、先
ず、ビスフェノールA製造用反応器1に対して、未変性
のスルホン酸型陽イオン交換樹脂を充填し、未変性樹脂
充填層2を形成する。未変性樹脂は、通常、含水物とし
て市販されているが、このような含水未変性樹脂は、含
イオウアミン化合物のフェノール溶液との接触に先立
ち、あらかじめフェノールと接触させ、その樹脂中に含
まれる水をフェノールと置換させるのが好ましい。次
に、バルブ5及びバルブ6を開いた状態で、含イオウア
ミン化合物のフェノール溶液を、ライン3を介して反応
器底部に導入し、さらに未変性樹脂充填層2内を上方に
流通させる。充填層2の上部空間には充填層2を流通し
てきたフェノール溶液が貯留し、その上部空間容積より
過剰のフェノール溶液はこれをライン4を介して反応器
外へ抜出す。前記フェノール溶液中の含イオウアミン化
合物の濃度は、通常、0.1〜10wt%、好ましくは
1〜5wt%である。また、未変性樹脂充填層2中を流
通させるフェノール溶液の全供給量は、全未変性樹脂量
の3〜30wt%、好ましくは5〜15wt%が変性樹
脂に変換される量である。未変性樹脂充填層を流通させ
るフェノール溶液の流通速度は、乾燥物基準の樹脂1k
g当り、0.01〜0.20kg/分、好ましくは0.
02〜0.1kg/分である。前記のようにして反応器
内において未変性樹脂と含イオウアミン化合物との反応
を行った後、バルブ5を開き、反応器内に存在するフェ
ノール溶液を反応器外へ抜出す。このようにして、反応
器1内には、変性スルホン酸基と未変性スルホン酸基の
両方を含有する変性樹脂からなる触媒充填層2が形成さ
れる。このようにして形成された触媒充填層は、それに
含まれる変性スルホン酸基がほぼ均一に分散したもの
で、触媒充填層底部と頂部における変性スルホン酸樹脂
中の変性スルホン酸基の含有率の差は、通常、5%以内
である。前記のようにして反応器1内に変性樹脂からな
る触媒充填層を形成する場合、フェノール溶液は、反応
器底部からではなく、その頂部から下方に流通させるこ
ともできる。
【0011】前記のようにして、反応器1内に未変性樹
脂からなる触媒充填層を形成する場合、含イオウアミン
化合物は、フェノール溶液として用いることが好まし
い。含イオウアミン化合物をフェノール溶液として用
い、これを未変性樹脂層2中を流通させるときには、含
イオウアミン化合物と未変性スルホン酸基との反応速度
が遅いために、充填層2中の未変性スルホン酸基と含イ
オウアミン化合物の急速な反応が防止され、両者の反応
は未変性樹脂層全体にわたって、ほぼ均一化された状態
で行うことができる。含イオウアミン化合物を水溶液と
して未変性樹脂層2中を流通させるときには、含イオウ
アミン化合物と未変性スルホン酸基との反応速度が速い
ために、未変性樹脂層の底部において急速な反応が起
り、未変性樹脂層2の頂部付近において起る反応は少な
く、樹脂層底部における変性スルホン酸基濃度は著しく
大きく、一方、樹脂層頂部における変性スルホン酸基濃
度は著しく小さいものとなる。
【0012】前記のようにして形成された触媒充填層を
有する反応器は、ビスフェノールA製造用反応器として
用いられる。即ち、アセトンとフェノールとの混合液を
ライン4から反応器1内に導入し、これを触媒充填層2
内を流通させる。この間にアセトンとフェノールとの反
応が起り、ビスフェノールAを含む反応生物はライン3
を通って反応器1から抜出される。
【0013】前記のようにして反応操作を継続すると、
触媒の活性(性能)が徐々に劣化してくる。触媒活性が
所望活性より劣化したときには、バルブ6を閉にして反
応器に対するアセトンとフェノールとの混合液の供給を
停止する。次に、バルブ5及び6を開いた状態でフェノ
ール溶液をライン3を介して反応器底部に導入し、反応
器内に残留するアセトン及びフェノールを置換した後、
前記した未変性樹脂を変性樹脂に交換する方法と同様の
方法により、含イオウアミン化合物のフェノール溶液を
触媒充填層2に流通接触させる。これによって触媒充填
層2の再生が達成される。触媒充填層2の再生に用いる
フェノール溶液中の含イオウアミン化合物としては、前
記未変性樹脂の変性に用いたものと同じ化合物であるこ
とが好ましいが、必ずしも同じ化合物である必要はな
い。
【0014】前記のようにして劣化触媒を再生する場
合、その再生に先立ち、酸強度pKaが3以下の酸を含
むフェノール溶液を触媒充填層2を流通接触させるのが
好ましい。この場合の酸としては、その酸強度pKaが
3以下のものであればよく、このような酸としては、例
えば、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸、くえん酸、トリクロル
酢酸等が挙げられる。有機酸が好適であり、有機スルホ
ン酸が特に好適である。フェノール中の酸濃度は、特に
制限はないが、フェノール中に均一に溶解する濃度が好
ましい。酸の総量は、少なすぎては効果がないので、少
なくとも或る最少の総量を使用するのが好ましい。正確
な最少有効量は、樹脂の劣化度等により、ケースバイケ
ースで決定することができるが、パラニトルエンスルホ
ン酸を用いた最少有効量は乾燥触媒約10g当り、約1
gが目安である。酸を含むフェノール溶液を触媒充填層
に流通接触させるためには、バルブ5、6を開にした状
態で、酸を含むフェノール溶液を、ライン3を介して反
応器底部に導入し、さらに触媒充填層2内を上方に流通
させる。触媒充填層2の上部空間には触媒充填層2を流
通してきたフェノール溶液が貯留し、その上部空間容積
より過剰のフェノール溶液はこれをライン4を介して反
応器外へ抜出す。触媒充填層を流通させるフェノール溶
液の流通速度は、乾物基準の触媒1kg当り、0.01
〜0.20kg/分、好ましくは0.02〜0.1kg
/分である。この操作により、変性スルホン酸基に結合
する含イオウアミン化合物が除去され、未変性スルホン
酸基が生成される。前記操作の終了後、バルブ5を開
き、反応器内に存在するフェノール溶液を反応器外へ抜
出す。このようにして、反応器内には、未変性スルホン
酸基を含む未変性樹脂充填層が形成される。前記のよう
にして酸を含むフェノール溶液を触媒充填層に流通接触
させる場合、フェノール溶液は反応器底部からではな
く、反応器頂部から下方に向けて流通させることもでき
る。
【0015】酸を含むフェノール溶液と触媒充填層との
接触温度は、フェノールが液状を示す温度であればよ
く、通常は、40〜100℃であり、好ましくはフェノ
ールとアセトンとの反応温度である。酸を含むフェノー
ル溶液は、水を含んでいてもよいし、水を含まなくても
よいが、好ましくは30重量%以下、より好ましくは1
0重量%以下の含水フェノールであることが好ましい。
このような酸を含むフェノール溶液を用いる前処理を施
した触媒充填層は、必要に応じ、フェノールを触媒充填
層2を流通接触させて触媒充填層に残存する酸を溶出除
去した後、前記触媒の再生処理に付す。触媒の再生処理
に先立ち、前記前処理を行うことにより、その触媒活性
(性能)が新触媒とほぼ同レベルにまで再生された再生
触媒を得ることができる。
【0016】本発明者らの研究によれば、触媒の活性劣
化は、触媒中の変性スルホン酸基が被毒を受けてその機
能停止に起因することが見出された。本発明の触媒再生
の原理は、触媒中に変性スルホン酸基を新しく導入し、
これにより触媒活性を復元させることにある。活性劣化
した触媒に、前処理を行わずに、直接含イオウアミン化
合物のフェノール溶液を接触させる再生方法において
は、触媒中の未変性スルホン酸基の一部が変性スルホン
酸基に変換される。従って、この場合には、機能停止し
た変性スルホン酸基はそのまま触媒中に残存し、未変性
スルホン酸基の数が減少することとなり、その結果、再
生触媒は、完全には新触媒の活性レベルにまでは再生さ
れず、その未変性スルホン酸基の数の減少分だけその活
性は低くなる。一方、活性劣化した触媒に、酸を含むフ
ェノールを接触させた後、含イオウアミン化合物のフェ
ノール溶液を接触させる再生方法においては、被毒した
変性スルホン酸基に結合した含イオンアミン化合物が酸
により除去され、未変性スルホン酸基となった後、含イ
オウアミン化合物と反応し、未変性スルホン酸基の一部
が変性スルホン酸基に変換される。従って、この場合に
は、再生触媒中に機能停止した変性スルホン酸基は残存
せず、未変性スルホン酸基の数の減少も起らない。その
結果、再生触媒は、ほぼ完全に新触媒の活性レベルにま
で再生される。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0018】参考例1 ビスフェノールA製造用反応器に対する触媒の充填を図
1に示した反応器を用いて行った。この場合、反応器1
としては、内径:120mm、高さ:1.5mの円筒容
器からなり、反応器頂底部に多孔板(孔径:約0.1m
m)を配設したものを用いた。
【0019】先ず、この反応器1に対し、水を吸収して
湿潤状態にある含水率65wt%の未変性のスルホン酸
型陽イオン交換樹脂(平均粒径:0.5mm、商品名
「アンバーライト118−H、ローム&ハース社製)を
10kg充填し、未変性樹脂充填層2を形成した。次
に、バルブ5及びバルブ6を開き、ライン3を介してフ
ェノール流通させ、ライン4より反応器外へ抜き出しな
がら未変性樹脂にフェノールを接触させて樹脂中の水を
フェノールと置換させた。次いで、このようにして形成
された未変性樹脂充填層を有する反応器1に対し、ライ
ン3及びバルブ5を介して、2−メルカプトエチルアミ
ン(MEA)の3wt%フェノール溶液を樹脂充填層の
全重量(乾燥物基準)の1.3倍導入するとともに、未
変性樹脂層2中を循環流通させた。この場合の樹脂とフ
ェノール溶液の接触温度は70℃であり、樹脂充填層を
通過したフェノール溶液の循環量は、樹脂充填層の重量
(乾燥物基準)の6倍であり、フェノール溶液の樹脂充
填層に対する供給速度は、乾燥物基準の樹脂1kg当
り、0.05kg/分である。以上のようにして樹脂充
填層に対するフェノール溶液を供給した後、反応器内の
フェノール溶液を反応器外部へ除去した。このようにし
て形成された樹脂充填層中の変性スルホン酸基含有率の
分布を調べたところ、樹脂充填層の頂部における変性樹
脂中の変性基含有率は約9.8%であり、一方、その底
部における変性樹脂中の変性スルホン酸基含有率は約1
0.2%であり、変性スルホン酸基は樹脂層中ほぼ全体
的に均一に分布していることが確認された。
【0020】参考例2 参考例1において、MEAフェノール溶液の代りに、
2,2−ジメチルチアゾリジン(DMT)のフェノール
溶液を用いた以外は同様にして実験を行った。この場合
も、得られた触媒充填層中の変性基の分布はほぼ均一で
あった。
【0021】実施例1 参考例1で得られた内部に触媒充填層を形成した反応器
1に対し、試薬アセトン(和光純薬工業社製、試薬特
級)4.7wt%と試薬フェノール(和光純薬工業社
製、試薬特級)95.3wt%からなる混合液をライン
4を介して反応器1に導入し、反応生成物をライン3を
介して抜出した。この場合、反応温度は70℃とし、触
媒と混合液との接触時間は70分とした。前記のように
して連続反応して得られた500時間目の反応生成物を
分析した結果、ビスフェノールAの生成率は7.00モ
ル%であり、また、その異性体である2,4’−ビスフ
ェノールAの生成率は0.28モル%であった。
【0022】前記のようにして3000時間連続的に反
応操作を行うと、ビスフェノールAの生成率が4.88
モル%に低下し、またその異性体である2,4’−ビス
フェノールAの生成率が0.37モル%に上昇した。こ
の時点において反応操作を停止し、以下の触媒再生処理
を行った。先ず、パラトルエンスルホン酸を3重量%含
むフェノール(含水率:0.3wt%)を、バルブ5及
び6を開いた状態にしてライン4及びバルブ6を介して
反応器内に導入し、触媒充填層2に流通接触させた後、
ライン4から抜出した。この場合の触媒充填層2とパラ
トルエンスルホン酸含有フェノールとの接触温度は70
℃であり、また、そのフェノールの触媒充填層に対する
供給速度は、乾物基準の触媒1kg当り0.05kg/
分である。前記操作を120分間行った後、そのパラト
ルエンスルホン酸含有フェノールに代えて、フェノール
を前記と同様の条件で120分間供給した。次に、バル
ブ5及び6を開いた状態にして、2−メルカプトエチル
アミンの3wt%フェノール溶液4.6kgをライン3
及びバルブ5を介して反応器内に導入するとともに、触
媒充填層2中を循環流通させた。この場合の触媒充填層
とフェノール溶液の接触温度は70℃であり、触媒充填
層に供給したフェノール溶液の循環量は、触媒の重量
(乾物基準)の6倍であり、フェノール溶液の触媒充填
層に対する供給速度は、乾燥物基準の触媒1kg当り、
0.05kg/分である。 以上のようにして触媒充填
層に対するフェノール溶液を供給した後、反応器内のフ
ェノール溶液を反応器外部へ除去した。このようにして
形成された触媒充填層中の変性スルホン酸基含有率の分
布を調べたところ、触媒充填層の頂部における変性樹脂
中の変性スルホン酸基含有率は約10.1%であり、一
方、その底部における変性樹脂中の変性スルホン酸基含
有率は約10.2%であり、変性スルホン酸基は樹脂層
中ほぼ全体的に均一に分布していることが確認された。
次に、バルブ5及び6を開いた状態にして、反応器1に
対して前記と同様にして試薬アセトンと試薬フェノール
の混合液を供給して反応を行った。前記のようにして連
続反応して得られた500時間目の反応生成物を分析し
た結果、ビスフェノールAの生成率は6.92モル%で
あり、また、その異性体である2,4’−ビスフェノー
ルAの生成率は0.28モル%であり、触媒はほぼ完全
に再生されたことが確認された。
【0023】実施例2 実施例1において、パラトルエンスルホン酸のフェノー
ル溶液を用いた前処理を行わない以外は、同様にして実
験を行った。連続反応して得られた1000時間目の反
応生成物を分析した結果、ビスフェノールAの生成率は
6.13モル%であり、また、その異性体である2,
4’−ビスフェノールAの生成率は0.28モル%であ
り、触媒は、新触媒の活性レベルのほぼ88%にまで再
生されたことが確認された。
【0024】実施例3 実施例1において、反応器1として、参考例2で得られ
た内部に触媒充填層を形成した反応器を用いた以外は同
様にして試薬アセトンと試薬フェノールとの反応を行っ
た。前記反応を連続的に行うとともに、その500時間
目の反応生成物を分析した結果、ビスフェノールAの生
成率は7.05モル%であり、また、その異性体である
2,4’−ビスフェノールAの生成率は0.29モル%
であった。前記のようして3000時間連続的に反応操
作を行うと、ビスフェノールAの生成率が4.95モル
%に低下し、また、その異性体である2,4’−ビスフ
ェノールAの生成率が0.39モル%に上昇した。この
時点において反応操作を停止し、以下の触媒再生処理を
行った。先ず、パラトルエンスルホン酸を3重量%含む
フェノールを、バルブ5及び6を開いた状態にしてライ
ン4から導入し、触媒充填層2に流通接触させた後、ラ
イン3から抜出した。この場合の触媒充填層2とパラト
ルエンスルホン酸含有フェノールとの接触温度は70℃
であり、また、そのフェノールの触媒充填層に対する供
給速度は、乾物基準の触媒1kg当り0.05kg/分
である。前記操作を120分間行った後、そのパラトル
エンスルホン酸含有フェノールに代えて、フェノールを
前記と同様の条件で120分間供給した。次に、バルブ
5及び6を開いた状態にして、2,2−ジメチルチアゾ
リジンの3wt%のフェノール溶液6.8kgをライン
3及びバルブ5を介して導入するとともに、触媒充填層
2中を循環流通させた。この場合の触媒充填層とフェノ
ール溶液の接触温度は70℃であり、触媒充填層に供給
したフェノール溶液の循環量は、触媒の全重量(乾物基
準)の6倍であり、フェノール溶液の触媒充填層に対す
る供給速度は、乾燥物基準の触媒1kg当り、0.05
kg/分である。以上のようにして触媒充填層に対する
フェノール溶液を供給した後、反応器内のフェノール溶
液を反応器外部へ除去した。このようにして形成された
樹脂充填層中の変性スルホン酸基含有率の分布を調べた
ところ、触媒充填層の頂部における変性樹脂中の変性ス
ルホン酸基含有率は約9.8%であり、一方、その底部
における変性樹脂中の変性スルホン酸基含有率は約9.
9%であり、変性スルホン酸基は樹脂層中ほぼ全体的に
均一に分布していることが確認された。次に、バルブ5
及び6を開いた状態にして、反応器1に対して前記と同
様にしてアセトンとフェノールの混合液を供給して反応
を行った。前記のようにして連続反応して得られた50
0時間目の反応生成物を分析した結果、ビスフェノール
Aの生成率は6.85モル%であり、また、その異性体
である2,4’−ビスフェノールAの生成率は0.28
モル%であり、触媒はほぼ完全に再生されたことが確認
された。
【0025】実施例4 実施例3において、パラトルエンスルホン酸のフェノー
ル溶液を用いた前処理を行わない以外は、同様にして実
験を行った。前記のようにして連続反応して得られた5
00時間目の反応生成物を分析した結果、ビスフェノー
ルAの生成率は6.05モル%であり、また、その異性
体である2,4’−ビスフェノールAの生成率は0.2
6モル%であり、触媒は、新触媒の活性レベルのほぼ8
7%にまで再生されたことが確認された。
【0026】実施例5 実施例1において、パラトルエンスルホン酸の3wt%
フェノール溶液に代えて、ベゼンスルホン酸の3wtフ
ェノール溶液を用いた以外は同様にして実験を行った。
この場合にも、再生触媒は、ほぼ完全に新触媒の活性レ
ベルにまで再生することが確認された。
【0027】実施例6 実施例3において、パラトルエンスルホン酸の3wt%
フェノール溶液に代えて、ベンゼンスルホン酸の3wt
フェノール溶液を用いた以外は同様にして実験を行っ
た。この場合にも、再生触媒は、ほぼ完全に新触媒の活
性レベルにまで再生することが確認された。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、活性劣化したビスフェ
ノールA製造用触媒を、その反応器に充填した状態にお
いて容易に再生することができ、その産業的意義は多大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】反応器の説明図である。
【符号の説明】
1 反応器 2 樹脂充填層(触媒充填層) 5、6 バルブ
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】前記のようにして劣化触媒を再生する場
合、その再生に先立ち、酸強度pKaが3以下の酸を含
むフェノール溶液を触媒充填層2を流通接触させるのが
好ましい。この場合の酸としては、その酸強度pKaが
3以下のものであればよく、このような酸としては、例
えば、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、
硫酸、塩酸、トリフルオロ酢酸、くえん酸、トリクロル
酢酸等が挙げられる。有機酸が好適であり、有機スルホ
ン酸が特に好適である。フェノール中の酸濃度は、特に
制限はないが、フェノール中に均一に溶解する濃度が好
ましい。酸の総量は、少なすぎては効果がないので、少
なくとも或る最少の総量を使用するのが好ましい。正確
な最少有効量は、樹脂の劣化度等により、ケースバイケ
ースで決定することができるが、パラトルエンスルホン
を用いた最少有効量は乾燥触媒約10g当り、約1g
が目安である。酸を含むフェノール溶液を触媒充填層に
流通接触させるためには、バルブ5、6を開にした状態
で、酸を含むフェノール溶液を、ライン3を介して反応
器底部に導入し、さらに触媒充填層2内を上方に流通さ
せる。触媒充填層2の上部空間には触媒充填層2を流通
してきたフェノール溶液が貯留し、その上部空間容積よ
り過剰のフェノール溶液はこれをライン4を介して反応
器外へ抜出す。触媒充填層を流通させるフェノール溶液
の流通速度は、乾物基準の触媒1kg当り、0.01〜
0.20kg/分、好ましくは0.02〜0.1kg/
分である。この操作により、変性スルホン酸基に結合す
る含イオウアミン化合物が除去され、未変性スルホン酸
基が生成される。前記操作の終了後、バルブ5を開き、
反応器内に存在するフェノール溶液を反応器外へ抜出
す。このようにして、反応器内には、未変性スルホン酸
基を含む未変性樹脂充填層が形成される。前記のように
して酸を含むフェノール溶液を触媒充填層に流通接触さ
せる場合、フェノール溶液は反応器底部からではなく、
反応器頂部から下方に向けて流通させることもできる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施例2 実施例1において、パラトルエンスルホン酸のフェノー
ル溶液を用いた前処理を行わない以外は、同様にして実
験を行った。連続反応して得られた500時間目の反応
生成物を分析した結果、ビスフェノールAの生成率は
6.13モル%であり、また、その異性体である2,
4’−ビスフェノールAの生成率は0.28モル%であ
り、触媒は、新触媒の活性レベルのほぼ88%にまで再
生されたことが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 39/16 9155−4H C07C 39/16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含イオウアミン化合物で変性された変性
    スルホン酸型陽イオン交換基と未変性スルホン酸型陽イ
    オン交換基の両方を含有する変性樹脂からなる活性劣化
    したビスフェノールA製造用触媒の再生方法において、
    含イオウアミン化合物を含有するフェノール溶液を該触
    媒に接触させることを特徴とするビスフェノールA製造
    用触媒の再生方法。
  2. 【請求項2】 活性劣化したビスフェノールA製造用触
    媒に、酸強度pKaが3以下の酸を含有するフェノール
    溶液を接触させた後、含イオウアミン化合物を含むフェ
    ノール溶液を接触させることを特徴とする請求項1の方
    法。
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