JPH08322235A - プローブ位置決めアクチュエータ - Google Patents

プローブ位置決めアクチュエータ

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JPH08322235A
JPH08322235A JP8114760A JP11476096A JPH08322235A JP H08322235 A JPH08322235 A JP H08322235A JP 8114760 A JP8114760 A JP 8114760A JP 11476096 A JP11476096 A JP 11476096A JP H08322235 A JPH08322235 A JP H08322235A
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ジャン−チャン・ロ
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ジェームズ・エドワード・ボイエッテ、ジュニア
Hans-George H Kolan
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 半導体チップなどの素子上の電気回路などを
テストするための、改良されたより効率的なアクチュエ
ータ/プローブ・アセンブリを提供する。 【解決手段】 安価かつ軽量で、高加速、比較的長いス
トローク、及びコンパクトなパッケージングを可能にす
る、高効率の小型プローブ位置決めアクチュエータでフ
レーム53と、フレームに取り付けられる少なくとも1
対の間隔を隔てて横方向に伸びる導体支持可撓性ビーム
56,57を含む。その断面が実質的にU字形の非磁気
電機子58が、ビームのほぼ終端またはその近傍に取り
付けられ、プローブがU字形の電機子のベースに取り付
けられて、テスト素子に関連付けられる電気回路内の選
択ポイントに接触する。アクチュエータの中心部にはU
字形電機子の直立のレグに実装されるコイル60が含ま
れ、コイルはその軸が電機子のベースに垂直になるよう
に、但しプローブ先端には実質的に平行に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクチュエータに関
し、特に、集積回路チップなどの小型素子の電気回路テ
ストに関連して使用されるプローブと一緒に使用される
高効率の小型アクチュエータに関する。こうした状況で
は、プローブがテスト下の電気回路に正確かつ迅速に接
触しなければならない。
【0002】
【従来の技術】新技術により超大規模集積回路(VLS
I)の密度が向上し、高速かつ正確な電気テストを実現
する信頼性の高いプロービング・マシンが要求されてい
る。例えば、単一の基板は約150000ものテスト・
ポイントを含み、選択ポイント間で形成される回路は、
製造プロセスの異なる段階において異なる電気特性のた
めのプロービングを要求し得る。
【0003】プロービング・マシンの重要なコンポーネ
ントの1つは、プローブ位置決めアクチュエータであ
る。アクチュエータは、プローブ先端を回路のテスト・
パッドと接触させて所望のまたは選択されるテストを実
施するために、プローブ先端を垂直方向に移動する。上
述の説明から想像されるように、優れたプローブ位置決
めアクチュエータは信頼性が高く、保守を必要としない
か低頻度で必要とするだけであり、また保守の容易性が
要求される場合には、消耗部品または疲労を受け易い部
品を有さないか、少数しか有さないことが好ましい。更
に、位置決めの優れた繰り返し性能を有し、基板(半導
体チップ)への損傷無しに高速で移動できるべきであ
る。
【0004】集積回路チップ内の電気回路のプロービン
グ及びテストを目的とする装置は、通常、不動のベース
部材と、ベース部材に対する相対移動のために、ベース
部材上に実装されるX−Yテーブルとを含む。通常はフ
ィクスチャ(fixture)またはジグ(jig)が、テーブル
に取り付けられて提供される。フィクスチャはチップを
保持し、位置決めし、チップ・モニタリング及びテスト
のために、チップを1つ以上のプローブに接触させるよ
うに垂直方向に上昇させる。この構成では、プローブは
固定的にベース部材に接続され、またチップのモニタリ
ング(テスト)がチップの反対側で同時に発生する場合
には、テスト・プローブをスイングして位置決めする他
のジグ及びフィクスチャ手段が提供される。(プローブ
の質量に比較して)フィクスチャまたはジグの質量のた
めに、プローブと接触するためのチップの移動がゆっく
りとなる。更に固定プローブでは、チップがプローブと
接触するときに、圧力がほぼ均一になるようにプローブ
先端を調整することが極めて困難である。従来、実質的
に均一のプロービング力を保証する試みにおいて様々な
手段が提供された。これらには、プローブ先端及び(ま
たは)テスト・チップ面の平面化などが含まれる。
【0005】プローブ・アームの一定のたわみ距離を保
証するプローブ・アームのプリロードなどの他の方法は
部分的には有効であるが、チップ面が平らでない場合に
は異なった結果となる。或いは、チップがプローブに接
するときにプローブ先端が弧を描いてチップ面をこす
り、チップ内の繊細な電気回路に損傷を生じたりする。
他の例では、チップ面上に加えられるプローブ先端力が
制御されなかったり制御が不十分であったりして、チッ
プ面及びプローブ先端のいずれかまたは両方に損傷を来
したりする。
【0006】プローブ・アームを制御する他の方法で
は、各プローブに対応するアクチュエータを提供し、テ
スト・チップをX−Y平面内でのみ移動する。使用され
るアクチュエータには、例えば米国特許5153472
号で示されるものなどが含まれる。このプローブ・アク
チュエータはZ軸方向の非リニアなプローブ移動の問題
を克服し、制御可能なプローブ力の要求を満たすが、2
つの主な欠点を有する。第1に、ボール・ベアリング構
造が摩耗及び応力集中を受け易く、一定期間に渡りプロ
ーブ先端の正確なアライメントを繰り返し保証すること
ができない。第2に、チップ上における不注意な高い衝
撃負荷を防止するようにプローブ移動が慎重にゆっくり
制御されないと、先端電機子(armature)構造の高い質
量がプローブ先端制御を困難にする。
【0007】他のアクチュエータ設計には、これらの移
動に対応したエア・ベアリングの使用が含まれる。しか
しながら、エア・ベアリングは高速時には乱流(turbul
entflow)のために安定でない。
【0008】電気的に活動化されるアクチュエータを使
用するプローブ先端による測定時における電気信号の干
渉に関する他の問題は、米国特許第4123706号で
示されるように、流体アクチュエーションにより克服さ
れる。しかしながら、上記特許で示されるツイン・ビー
ム・アクチュエータは、高速でのプロービング接触に関
連する制動(damping)問題を有すると考えられてい
る。更に、プローブの"弧状でない(no arc)"移動の特
長にも関わらず、上記特許のプローブ先端は特定の弧状
に移動しなければならないと考えられており、このこと
はアクチュエータまたはプローブ先端の最初の位置決め
を困難にする。このことは、特にチップ面が平らでなか
ったり、チップ面及びプローブ先端のアライメントが完
全でないときにあてはまる。また、主なアクチュエーシ
ョンは一方向または片側だけであるので、高速及び高い
力においてはプローブのはね返りが発生し得る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、半導体チップなどの素子上の電気回路などをテスト
するための、改良されたより効率的なアクチュエータ/
プローブ・アセンブリを提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、プローブによるテス
ト・チップの繊細な表面の擦りを防止するために、コイ
ルとプローブ先端の両方をチップ面に対して実質的に垂
直方向に移動することを可能にするプローブのための、
低質量で高速なアクチュエータを提供することである。
【0011】本発明の更に別の目的は、消耗部品が存在
せず、アクチュエータの使用寿命が通常の使用条件の下
では実質的に無限である、半導体チップのテストのため
の低質量で高速なアクチュエータを提供することであ
る。
【0012】本発明の更に別の目的は、電源及び信号リ
ードがビーム構造内に組み込まれる同一のケーブリング
により支持される構造による、半導体チップのテストの
ためのアクチュエータを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】開示される例では上記目
的が、プローブを素子に関連付けられる電気回路に電気
的に接触させるように正確かつ選択的に位置決めし、電
気回路をテストするためのアクチュエータを提供するこ
とにより達成される。アクチュエータは、X−Y位置決
め装置に近接して受け取られるように適応化される。ア
クチュエータは、テスト回路を有する素子面に平行な平
面内において、テスト素子とオーバラップする関係で位
置決めされるように配置される。テスト素子は、ジグま
たはフィクスチャなどの任意の通常の手段により、X−
Y位置決め装置上の所定位置に保持される。アクチュエ
ータ・アセンブリは、フレームと、間隔をあけて横方向
に伸びる少なくとも1対の可撓性ビームとを含み、後者
はフレームに取り付けられ、導体を支持する。その断面
が実質的にU字形の非磁気電機子が、ビームのほぼ終端
またはその近傍に取り付けられ、プローブがU字形の電
機子のベースに取り付けられてテスト素子に関連付けら
れる電気回路内の選択ポイントに接触する。アクチュエ
ータの中心部はコイルを含み、コイルはその軸がU字形
電機子のベースに垂直になるように構成され、電機子の
直立するレグ上に実装される。これによりアクチュエー
タの'モータ'部分がプローブに近接して配置され、後述
されるように、プローブ先端位置だけでなくプローブ先
端移動の正確で繰り返し性のある高速制御を可能にす
る。アクチュエータのモータ部分を完成するために、フ
レームにより支持される手段が少なくともコイルの一部
を横断する磁場を生成し、それによりコイルの活動化に
際して電機子(従ってビーム)のたわみが発生し、プロ
ーブをテスト素子に関連付けられる電気回路の選択部分
に接触させるように移動する。実施例では、1対のU字
形鉄心の内側部分に実装される1対の永久磁石により磁
場が生成され、鉄心は、コイルが巻かれるU字形電機子
の対向レグを、間隔をあけて取り囲むように適応化され
る。このような構成により、磁石がコイルの両側と向か
い合う。鉄心によりシステムの効率が向上される。しか
しながら、上記係属中の特許出願に比較して、アクチュ
エータの重さ及び大きさが増加するにも関わらず価格は
同等である。
【0014】鉄心は、それらのレグ部分がコイルの軸に
平行に、またコイルの両側に来るようにフレームに取り
付けられる。磁石はそれらのコイルに面する側が同一の
極性になるように、一方、各鉄心の間隔を隔てたレグが
反対の極性になるように、磁気的に方向付けられる。そ
れにより、磁石は関連付けられる鉄心レグと協動して、
コイルを横断する所望の磁場を生成する。更にこの構造
では、コイルの両側に印加される電磁気力が実質的に一
様であるか、または一様に分布され、アクチュエータの
効率を向上させる。
【0015】アクチュエータの他の特長には、少なくと
もプローブまたはコイルのいずれかのための、少なくと
も幾つかの電気導体を支持する可撓性回路材料から成
る、少なくとも1つの可撓性ビームが含まれる。
【0016】本発明のアクチュエータの別の特長には、
コイルが活動化されるときの少なくともプローブのたわ
みを示すプローブに関連付けられるセンサ手段が含まれ
る。
【0017】本発明の他の目的及びより完全な理解が、
添付の図面に関連して述べられる後述の説明を参照する
ことにより得られることであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】さて特に図1及び図2を参照する
と、本発明に従い構成されるアクチュエータ50が示さ
れる。
【0019】システムの観点からすると、そして以降で
詳述されるようにアクチュエータ50は図5に最も明瞭
に示されるようにプローブ70を含み、その先端71
は、ワーク・ピースの表面41上の回路またはそのパッ
ドなどに接触するように適応化される。ここでワーク・
ピースは、例えば半導体チップ40などの素子である。
素子またはチップ40は通常通り、ジグまたはフィクス
チャ(図示せず)により、X−Yテーブル35上に保持
される。アクチュエータはまた、X−Yテーブル35に
関連付けられて独立に実装されるジグまたはフィクスチ
ャ上に受け取られるように適応化される。X−Yテーブ
ル35は、アクチュエータ50をテスト回路を有する素
子面に平行な面内において正確に配置する。それによ
り、アクチュエータのプローブ先端がテスト素子40に
重ねられてオーバラップするように位置決めされる。プ
ローブ70の先端71を素子またはチップ40の表面4
1に対して接触させるアクチュエータ50の運動は、コ
ンピュータ10及びプローブ位置センサ30により制御
され、コンピュータ10はそのオペレーションのための
制御カード12を受け取る。システム及びそのオペレー
ションについては、以降で詳述される。ここでは、アク
チュエータ50はプローブ70を矢印72の方向に移動
させ、プローブ70をテスト素子40の表面41に接触
させる、或いはそこから引き離す役割をするとだけ述べ
ておく。また、プローブ及びアクチュエータが位置的に
独立であることを述べておく。このことはアクチュエー
タ50、従ってプローブ70が図5に示されるように使
用される、すなわちプローブがテスト素子の上方または
下方に位置決めされ、プローブ先端71がテスト素子の
下面に接触するように上方に突き出すことを意味する。
【0020】図1を参照すると、アクチュエータ50は
カバー部分51を含み、これは後述される内部導体のた
めの、また部分的にはモータ構造のための保護機構とし
て機能する。カバー部分51は軽量のアクチュエータ支
持部材53に接続され、これは図示の例ではフレームと
して、及びアクチュエータ機構の部品のセパレータとし
て、並びにそのカバーとして機能する。ここでフレーム
53はカバー51と共に、アクチュエータ50のプロー
ブ・モータ及びプロービング機構55を受け取るキャビ
ティ54を形成する。フレーム53は、直立するL字形
アングル44に接続されるプラットフォーム・ベース4
3と、キャビティ54の奥側を封鎖する役割をし、カバ
ー51の支持としても機能し、更に後で明らかになるよ
うに、支柱45と協動する直立するレグ部分44aと、
可撓性回路ビーム56及び57の取り付けのためのクラ
ンプ46及び47とを含む。
【0021】本発明の特長によれば、アクチュエータ5
0のプローブ・モータ及びプロービング機構55は、間
隔をあけて横方向に伸びる少なくとも1対の弾力性かつ
可撓性のビーム56及び57を含み、各ビームは、図示
の例では二股に分かれて、それぞれビーム・レグ56
a、56b及び57a、57bを形成する(図1及び図
2参照)。図1に最も明瞭に示されるように、ビーム5
6及び57の伸長端部は(接着などにより)U字形の電
機子58に接続される。電機子58は好適には、Ultem
(ゼネラル・エレクトリック社の商標)、ポリエーテル
イミド樹脂(1000直列樹脂)などの軽量の非磁性材
料から成る。電機子58の"U"の字の上部部分またはベ
ース58aはプローブ70に接続され、プローブはカバ
ー51内の孔51aから突き出す。プローブ70はプロ
ーブ先端71を有し、プローブ先端71は図5に示され
る半導体チップ40などの素子の表面41上の選択回路
などに接触するように適応化される。
【0022】ビーム56及び57は、例えばKapton(E.
I.DuPont社の登録商標)などの、ポリイミドと銅とによ
る可撓性ケーブルから形成される。図2に最も明瞭に示
されるように、ビーム56及び57はそれぞれ複数の導
体56c及び57cを含む。ビームは任意の所望の構成
で終端する。例えば、図1に示されるように、これらの
ビームは電源との外部接続のために、並びに図5及び図
6に関連してより詳細に述べられるように、コンピュー
タ10に関連付けられる制御カード12との接続のため
にL字形アングル44のレグ44aを通過する。
【0023】図1に示されるようにビーム56及び57
は、電機子58に位置59a及び59bにおいて接着さ
れる。アクチュエータの中心部は、U字形電機子58の
直立のレグ58b及び58cに巻かれるコイル60を含
む。従って、コイルの軸は電機子58のベース58aに
垂直となる。これにより電機子の'モータ'部分がプロー
ブ70に近接して配置され、後述されるように、プロー
ブ先端位置だけでなくプローブ先端移動の正確で繰り返
し性のある高速制御を可能にする。
【0024】アクチュエータ50のモータ部分を完成す
るために、フレーム53により支持される手段が、少な
くともコイル60の一部を横断する磁場を生成する。本
実施例では効率の向上のために、磁場はコイルの周囲全
体を横断する。このような状況においてコイルの活動化
の際に、電機子58(従ってビーム56及び57)のた
わみが発生し、プローブ先端71がテスト素子に関連付
けられる電気回路の選択部分に接するように移動する。
本実施例では、磁場は1対のU字形鉄心65及び66の
レグ部分65a及び66aの内側にそれぞれ実装される
永久磁石63及び64により生成される。鉄心65及び
66はそれぞれ内側レグ部分65b及び66bを有し、
これらは外側レグ部分65a及び66aとにより、U字
形電機子58の対向レグ58b及び58cを取り囲む。
それにより磁石63及び64はコイル60の反対側と向
き合う。鉄心とコイル60の一部が常に磁場内に存在す
る事実とによりシステムの効率が向上する。なぜならこ
の構造では、コイルの両側に加わる電磁力が実質的に一
様であるか、または一様に分布し、アクチュエータの効
率を向上するからである。しかしながら、上記係属中の
特許出願に比較してアクチュエータの重さ及び大きさが
増加するにも関わらず、価格は同等である。
【0025】当業者には理解されるように、鉄心65及
び66はレグ65b及び66bにおいて接合される。構
造には関係無しに、すなわち鉄心が分離されるか接合さ
れるかに関わらず、これらはそれらのレグ部分65a、
65b、66a及び66bが実質的にコイルの軸に平行
になるように、またコイルの反対側に位置するようにフ
レーム53に取り付けられるべきである。磁石63及び
64は、コイル60に面する側が同一極性になるように
磁気的に方向付けられ、一方、各鉄心65及び66の間
隔を隔てたレグは反対の極性となり、それによりそれら
の関連レグと協動してコイル60を横断する所望の磁場
を生成する。コイルはその終端リード60a及び60b
が、ビーム57(図1)の電流導通導体57cに接合さ
れる。
【0026】当業者には認識されるように、コイル60
に正しい量の電流が供給されるように、半導体チップ4
0に対するプローブ先端71の正確な位置が知れている
ことが好ましい。このために、位置センシング装置が可
変電流により生成されるたわみ条件の下での電機子58
の位置を検出するように、フレーム53のベース43に
取り付けられ、電機子の位置に応答して、コイル60に
供給される電流を増減するように、適切なフィードバッ
クにより制御されてもよい。図3及び図4に示されるよ
うに、位置センシング装置24は、赤外発光ダイオード
などの光源25を、電機子58に取り付けられるフラグ
またはテル・テイル(tell-tale)26の片側に有す
る。電機子58はコイル60に供給される電流に応答し
て上下され、センサ30により検出される光源25から
の光量がそれに従い増減する。検出器またはセンサ30
によりセンスされる光量は、ある形状の開口を有するフ
ラグまたはテル・テイル26により変化され得る。例え
ば開口27は図4に示されるような三角形の形状であっ
たりする。この場合、電機子58が下降するとセンサ3
0(図示の例ではフォトダイオード・センサ)により検
出される光量が減少し、逆に電機子58が上昇すると検
出光量が増加する。(この構成は逆であってもよく、単
にユーザによるセンサ出力の設定仕様、すなわち光量が
増加するとき、出力が増加するか減少するかに依存す
る。)
【0027】図1及び図2に示されるように、センサ3
0は、フレーム53のベース43上に実装される簡単な
リセプタクル状のカバー32により覆われる。フラグ2
6がプローブ70(図3)に取り付けられると、これは
電機子58が矢印72方向(図5)に往復運動すると
き、上下するように適応化される。更に、図3及び図5
に最も明瞭に示されるように、センサ30及び光源25
がリセプタクル/カバー32により支持され、図3に示
されるように、電流導通ワイヤ対23及び34に接続さ
れ、次に可撓性ビーム56、57の一方内の導体へと導
かれてもよい。センサ30の出力は、ワイヤ対34を通
じて可撓性ビーム57へ供給され、更に図5に示される
ように、リード16を通じてコンピュータ10に装着さ
れる制御カード12に供給される。
【0028】コンピュータ10は好適には、ローカル・
マイクロプロセッサまたはボード実装型(board carryi
ng)マイクロプロセッサを含むプラグ・イン・ボードま
たはカードを収容し得るタイプである。PS/2(商
標)の商品名で販売されるIBMマイクロチャネル・ア
ーキテクチャ・マシンが、この種の形態には理想的であ
る。マイクロチャネル・アーキテクチャ・マシンは、バ
ス・マスタリングが可能である(すなわち、ボード上の
マイクロプロセッサがコンピュータのCPUと通信し、
自身のローカル・バス及び機能を制御し、他の独立アク
ションはもとより他の相関アクションが可能である)。
これに関連して、制御カード12は好適には、位置セン
サ・カード15及びアクチュエータ・ドライバ・カード
20を含み、これらは全てローカル・プロセッサ11に
より制御される。マイクロプロセッサ11は一般市場で
容易に入手可能な任意のものであり、例えばテキサス・
インスツルメント社のTMS320C30である。位置
センサ・カード15は、センサ30(図6)から信号線
16を介してセンス信号を受信し、この信号は図6に関
連して後述されるように、適切な変換の後に信号線17
を介してマイクロプロセッサ11にフィードバックされ
て処理される(例えば要求されるセンス、増幅など)。
ここでは、マイクロプロセッサ11が信号を信号線18
を介してアクチュエータ・ドライバ20に出力し、この
信号が更に導体19を介して、モータ・コイル60に供
給されることだけ述べておく。アクチュエータ・ドライ
バ20は実際に電流増幅器であり、電機子58を、従っ
てプローブ70を適正な位置に移動するために必要な電
流を供給する。
【0029】本システムは、アクチュエータ・モータ制
御のための多数の標準の制御アルゴリズムの任意のもの
を使用し得る。プロポーショナル・インテグラル・デリ
バティブ(PID)制御が業界でよく知られており、好
適なフィードバック制御として使用され得る。図6に示
されるように、マイクロプロセッサ11はPID制御ア
ルゴリズムを含み得る。PIDアルゴリズムの例が、Ch
arles L.Phillips及びRoyce D.Harborによる文献"Feedb
ack Control System"(Prentice Hall、1988、239ペー
ジ以降)で述べられている。コンピュータ10は適切な
マシン初期化信号を、信号線10aを介して提供し(図
5及び図6参照)、マイクロプロセッサ11にとりわ
け、実行すべき測定(例えば抵抗、キャパシタンスな
ど)、チップ上のパッドの位置、及びプローブ71を素
子またはチップ40の表面41に接触させるために必要
とされる電機子58のたわみ量を伝える。マイクロプロ
セッサ11は例えば、正(+)信号を信号線10aを介
して、加算接合点(summing junction)または増幅器1
1aに出力する。加算接合点11aはマイクロプロセッ
サ11に関連付けられ、またセンサ30及び位置センサ
・カード15から、負(−)信号をフィードバック信号
として出力される。このことは、誤差信号がマイクロプ
ロセッサ11に供給されることを意味し、この誤差信号
はマイクロプロセッサに含まれるPID制御アルゴリズ
ムにより適切に処理される。
【0030】マイクロプロセッサ11は実質的にコンピ
ュータ10のCPUと独立に、専用モードで動作し得る
ので、プローブ測定及び設定などに関連してコンピュー
タ10により送信される命令は、マイクロプロセッサ1
1により処理されることが望ましい。図示のように、コ
ンピュータ10はこの必要な初期情報を、信号線10a
を介してマイクロプロセッサ11に提供し、あらゆるフ
ィードバック・データまたは情報を、信号線10bを介
して受信する。測定値を含むプローブ70との間でやり
とりされるこれらの信号は、上方ビーム56内の選択導
体56cにより、接続ワイヤ74(図1)を通じてプロ
ーブ70に伝搬され、またワイヤ対75(図5)を通じ
てマイクロプロセッサ11との間でやりとりされる。
【0031】以上から、本発明のプローブ・アクチュエ
ーション機構により提供される構造は小型の構造を可能
にし、その軽量性によりモータ効率の向上、並びに構造
を密集した状況に配置する能力を達成し、それによりテ
スト素子に高速に作用することができ、信頼性の高いプ
ロービングを可能にすることが理解されよう。
【0032】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0033】(1)プローブを、素子に関連付けられる
電気回路に電気的に接触させるように正確かつ選択的に
位置決めし、上記電気回路をテストするためのアクチュ
エータであって、フレームと、上記フレームに取り付け
られ、間隔をあけて横方向に伸びる少なくとも1対の可
撓性ビームと、上記ビームの終端部近傍に取り付けられ
る電機子と、テスト素子に関連付けられる電気回路の選
択ポイントに接触するプローブ先端を有する、上記電機
子に取り付けられるプローブと、上記電機子に接続され
るコイルと、上記フレームにより支持され、上記コイル
の少なくとも一部を横断する磁場を生成する手段であっ
て、上記コイルの活動化に際して上記ビーム及び上記電
機子にたわみを発生させ、それにより上記プローブを移
動させる上記磁場生成手段と、を含む、アクチュエー
タ。 (2)上記電機子が実質的に非磁性材料から成り、上記
電機子に接続されるコイルが上記電機子に巻き付けられ
る、上記(1)記載のアクチュエータ。 (3)上記電機子がベース部分と直立のレグ部分とを含
むU字形であり、上記コイルが、上記コイルの軸が上記
プローブ先端に実質的に平行なように上記レグ部分に巻
き付けられる、上記(2)記載のアクチュエータ。 (4)上記プローブが上記電機子のベース部分上に実装
される、上記(3)記載のアクチュエータ。 (5)各々が上記電機子のそれぞれの上記レグを取り囲
む直立のレグ部分を含む、1対のU字形鉄心と、上記各
鉄心の一方のレグの内側に、上記電機子により支持され
るコイルの一部と対向するように実装される永久磁石手
段と、を含む、上記(3)記載のアクチュエータ。 (6)上記可撓性ビームの少なくとも一方が、少なくと
も上記プローブまたは上記コイルのいずれかのための少
なくとも幾つかの電気導体を支持する可撓性回路材料を
含む、上記(5)記載のアクチュエータ。 (7)他方の上記可撓性ビームが、上記プローブまたは
上記コイルのいずれかのための、少なくとも幾つかの電
気導体を支持する可撓性回路材料を含む、上記(6)記
載のアクチュエータ。 (8)上記プローブに関連付けられ、上記コイルの活動
化に際して少なくとも上記プローブのたわみを示すセン
サ手段を含む、上記(1)記載のアクチュエータ。 (9)上記たわみに応答して上記コイルを活動化するフ
ィードバック制御手段を含む、上記(8)記載のアクチ
ュエータ。 (10)上記磁場生成手段が、上記フレーム上に上記コ
イルの軸に垂直に、かつ上記コイルの両側に実装される
1対の永久磁石を含み、上記磁石のコイルに面する側の
極性が、上記コイルを横断する上記磁場を生成する極性
になるように上記磁石を磁気的に方向付ける、上記
(1)記載のアクチュエータ。 (11)プローブを上記素子の表面に接触させるように
正確かつ選択的に位置決めし、素子をテストするための
アクチュエータであって、上記素子がX−Y位置決め装
置内に受け取られるように適応化され、上記アクチュエ
ータが上記テスト素子面に平行な平面内の正確な位置に
適応化され、上記アクチュエータが上記テスト素子に重
ねられてオーバラップする関係で位置決めされるものに
おいて、フレームと、上記フレームに取り付けられ、間
隔をあけて横方向に伸びる少なくとも1対の可撓性ビー
ムであって、上記ビームの少なくとも一方が可撓性導体
を支持する上記可撓性ビームと、上記ビームの終端部近
傍に取り付けられ、それにより上記ビームにより片持梁
風に支持される非磁性材料から成る電機子と、上記電機
子に取り付けられるプローブ先端を含むプローブであっ
て、上記プローブ先端が上記テスト素子面上の選択ポイ
ントに接触し、上記可撓性導体を支持する上記1つのビ
ーム内の導体に電気的に接続されるように適応化され
る、上記プローブと、上記電機子に巻き付けられるコイ
ルであって、上記コイルの軸が上記プローブ先端と平行
関係になるように構成される上記コイルと、上記フレー
ムにより支持され、上記コイルの少なくとも一部を横断
する磁場を生成する手段であって、上記コイルの活動化
に際して上記ビーム及び上記電機子にたわみを発生さ
せ、それにより上記プローブ先端が上記テスト素子面の
上記選択ポイントに接触するように上記プローブ先端を
移動する、上記磁場生成手段と、を含む、アクチュエー
タ。 (12)上記電機子がベース部分と直立のレグ部分とを
含むU字形であり、上記コイルが上記コイルの軸が上記
プローブ先端に実質的に平行なように上記レグ部分に巻
き付けられる、上記(11)記載のアクチュエータ。 (13)上記プローブが上記電機子の上記ベース部分上
に実装される、上記(12)記載のアクチュエータ。 (14)各々が上記電機子のそれぞれの上記レグを取り
囲む直立のレグ部分を含む、1対のU字形鉄心と、上記
各鉄心の一方のレグの内側に、上記電機子により支持さ
れるコイルの一部と対向するように実装される永久磁石
手段と、を含む、上記(13)記載のアクチュエータ。 (15)上記プローブ及び上記コイルの少なくとも一方
が上記可撓性ビーム内の選択された上記導体に接続され
る、上記(14)記載のアクチュエータ。 (16)他方の上記可撓性ビームが、上記プローブまた
は上記コイルのいずれかのための少なくとも幾つかの電
気導体を支持する可撓性回路材料を含む、上記(15)
記載のアクチュエータ。 (17)上記プローブに関連付けられ、上記コイルが活
動化されるときの、少なくとも上記プローブのたわみを
示すセンサ手段を含む、上記(16)記載のアクチュエ
ータ。 (18)上記磁場生成手段が、上記フレーム上に上記コ
イルの軸に垂直に、かつ上記コイルの両側に実装される
1対の永久磁石を含み、上記磁石が上記磁石のコイルに
対向する側が反対極性になるように磁気的に方向付けら
れ、それにより上記コイルを横断する上記磁場を生成す
る、上記(11)記載のアクチュエータ。 (19)上記たわみに応答して、上記コイルを活動化す
るフィードバック制御手段を含む、上記(17)記載の
アクチュエータ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従い構成されるカバーを付けた状態の
アクチュエータの拡大分解側面図である。
【図2】特定の部品を除去した、図1のライン2−2に
沿う断面図である。
【図3】図1のライン3−3に沿う拡大分解断面図であ
り、本発明のアクチュエータにより生じるプローブのた
わみを示すために使用され得るセンサを示す図である。
【図4】図3のライン4−4に沿う拡大分解正面立面図
である。
【図5】本発明のアクチュエータ機構を取り込む典型的
なプローブ・システムを示す図である。
【図6】本発明のアクチュエータの'モータ'部を活動化
する制御装置ブロック図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 11 マイクロプロセッサ 12 制御カード 16、17 信号線 20 アクチュエータ・ドライバ・カード 23、34、75 電流導通ワイヤ対 24 位置センシング装置 25 光源 26 プラグ(テル・テイル) 27 開口 30 プローブ位置センサ 32 センサ・カバー 35 X−Yテーブル 40 半導体チップ 43 プラットフォーム・ベース 44 L字形アングル 44a L字形アングル44のレグ部分 45 支柱 46、47 クランプ 50 アクチュエータ 51 カバー 51a カバー孔 53 アクチュエータ支持部材(フレーム) 54 キャビティ 55 プローブ・モータ及びプロービング機構 56、57 可撓性ビーム 56a、56b、57a、57b ビーム・レグ 56c、57c 導体 58 電機子 58a 電機子のベース部分 58b、58c 電機子のレグ部分 60 コイル 60a、60b コイル60の終端リード 63、64 永久磁石 65、66 U字形鉄心 65a、66a U字形鉄心65、66の外側レグ部分 65b、66b U字形鉄心65、66の内側レグ部分 70 プローブ 71 プローブ先端 74 接続ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミッチェル・サルベジオ アメリカ合衆国33428、フロリダ州ボカ・ ラトン、リトル・ベア・レーン 21682 (72)発明者 ジェームズ・マイケル・ハモンド アメリカ合衆国33486、フロリダ州ボカ・ ラトン、サウス・ウエスト・トゥエルブ ス・ストリート 1365 (72)発明者 ジェームズ・エドワード・ボイエッテ、ジ ュニア アメリカ合衆国33444、フロリダ州デルレ イ・ビーチ、ヘロン・ドライブ 610 (72)発明者 ハンス−ジョージ・ホースト・コラン アメリカ合衆国43402、オハイオ州ボーリ ング・グリーン、リビア・ドライブ 1064

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プローブを、素子に関連付けられる電気回
    路に電気的に接触させるように正確かつ選択的に位置決
    めし、上記電気回路をテストするためのアクチュエータ
    であって、 フレームと、 上記フレームに取り付けられ、間隔をあけて横方向に伸
    びる少なくとも1対の可撓性ビームと、 上記ビームの終端部近傍に取り付けられる電機子と、 テスト素子に関連付けられる電気回路の選択ポイントに
    接触するプローブ先端を有する、上記電機子に取り付け
    られるプローブと、 上記電機子に接続されるコイルと、 上記フレームにより支持され、上記コイルの少なくとも
    一部を横断する磁場を生成する手段であって、上記コイ
    ルの活動化に際して上記ビーム及び上記電機子にたわみ
    を発生させ、それにより上記プローブを移動させる上記
    磁場生成手段と、 を含む、アクチュエータ。
  2. 【請求項2】上記電機子が実質的に非磁性材料から成
    り、上記電機子に接続されるコイルが上記電機子に巻き
    付けられる、請求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】上記電機子がベース部分と直立のレグ部分
    とを含むU字形であり、上記コイルが、上記コイルの軸
    が上記プローブ先端に実質的に平行なように上記レグ部
    分に巻き付けられる、請求項2記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】上記プローブが上記電機子のベース部分上
    に実装される、請求項3記載のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】各々が上記電機子のそれぞれの上記レグを
    取り囲む直立のレグ部分を含む、1対のU字形鉄心と、 上記各鉄心の一方のレグの内側に、上記電機子により支
    持されるコイルの一部と対向するように実装される永久
    磁石手段と、 を含む、請求項3記載のアクチュエータ。
  6. 【請求項6】上記可撓性ビームの少なくとも一方が、少
    なくとも上記プローブまたは上記コイルのいずれかのた
    めの少なくとも幾つかの電気導体を支持する可撓性回路
    材料を含む、請求項5記載のアクチュエータ。
  7. 【請求項7】他方の上記可撓性ビームが、上記プローブ
    または上記コイルのいずれかのための、少なくとも幾つ
    かの電気導体を支持する可撓性回路材料を含む、請求項
    6記載のアクチュエータ。
  8. 【請求項8】上記プローブに関連付けられ、上記コイル
    の活動化に際して少なくとも上記プローブのたわみを示
    すセンサ手段を含む、請求項1記載のアクチュエータ。
  9. 【請求項9】上記たわみに応答して上記コイルを活動化
    するフィードバック制御手段を含む、請求項8記載のア
    クチュエータ。
  10. 【請求項10】上記磁場生成手段が、上記フレーム上に
    上記コイルの軸に垂直に、かつ上記コイルの両側に実装
    される1対の永久磁石を含み、上記磁石のコイルに面す
    る側の極性が、上記コイルを横断する上記磁場を生成す
    る極性になるように上記磁石を磁気的に方向付ける、請
    求項1記載のアクチュエータ。
  11. 【請求項11】プローブを上記素子の表面に接触させる
    ように正確かつ選択的に位置決めし、素子をテストする
    ためのアクチュエータであって、上記素子がX−Y位置
    決め装置内に受け取られるように適応化され、上記アク
    チュエータが上記テスト素子面に平行な平面内の正確な
    位置に適応化され、上記アクチュエータが上記テスト素
    子に重ねられてオーバラップする関係で位置決めされる
    ものにおいて、 フレームと、 上記フレームに取り付けられ、間隔をあけて横方向に伸
    びる少なくとも1対の可撓性ビームであって、上記ビー
    ムの少なくとも一方が可撓性導体を支持する上記可撓性
    ビームと、 上記ビームの終端部近傍に取り付けられ、それにより上
    記ビームにより片持梁風に支持される非磁性材料から成
    る電機子と、 上記電機子に取り付けられるプローブ先端を含むプロー
    ブであって、上記プローブ先端が上記テスト素子面上の
    選択ポイントに接触し、上記可撓性導体を支持する上記
    1つのビーム内の導体に電気的に接続されるように適応
    化される、上記プローブと、 上記電機子に巻き付けられるコイルであって、上記コイ
    ルの軸が上記プローブ先端と平行関係になるように構成
    される上記コイルと、 上記フレームにより支持され、上記コイルの少なくとも
    一部を横断する磁場を生成する手段であって、上記コイ
    ルの活動化に際して上記ビーム及び上記電機子にたわみ
    を発生させ、それにより上記プローブ先端が上記テスト
    素子面の上記選択ポイントに接触するように上記プロー
    ブ先端を移動する、上記磁場生成手段と、 を含む、アクチュエータ。
  12. 【請求項12】上記電機子がベース部分と直立のレグ部
    分とを含むU字形であり、上記コイルが上記コイルの軸
    が上記プローブ先端に実質的に平行なように上記レグ部
    分に巻き付けられる、請求項11記載のアクチュエー
    タ。
  13. 【請求項13】上記プローブが上記電機子の上記ベース
    部分上に実装される、請求項12記載のアクチュエー
    タ。
  14. 【請求項14】各々が上記電機子のそれぞれの上記レグ
    を取り囲む直立のレグ部分を含む、1対のU字形鉄心
    と、 上記各鉄心の一方のレグの内側に、上記電機子により支
    持されるコイルの一部と対向するように実装される永久
    磁石手段と、 を含む、請求項13記載のアクチュエータ。
  15. 【請求項15】上記プローブ及び上記コイルの少なくと
    も一方が上記可撓性ビーム内の選択された上記導体に接
    続される、請求項14記載のアクチュエータ。
  16. 【請求項16】他方の上記可撓性ビームが、上記プロー
    ブまたは上記コイルのいずれかのための少なくとも幾つ
    かの電気導体を支持する可撓性回路材料を含む、請求項
    15記載のアクチュエータ。
  17. 【請求項17】上記プローブに関連付けられ、上記コイ
    ルが活動化されるときの、少なくとも上記プローブのた
    わみを示すセンサ手段を含む、請求項16記載のアクチ
    ュエータ。
  18. 【請求項18】上記磁場生成手段が、上記フレーム上に
    上記コイルの軸に垂直に、かつ上記コイルの両側に実装
    される1対の永久磁石を含み、上記磁石が上記磁石のコ
    イルに対向する側が反対極性になるように磁気的に方向
    付けられ、それにより上記コイルを横断する上記磁場を
    生成する、請求項11記載のアクチュエータ。
  19. 【請求項19】上記たわみに応答して、上記コイルを活
    動化するフィードバック制御手段を含む、請求項17記
    載のアクチュエータ。
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