JPH08321791A - データ通信用無線トランシーバー - Google Patents

データ通信用無線トランシーバー

Info

Publication number
JPH08321791A
JPH08321791A JP8098603A JP9860396A JPH08321791A JP H08321791 A JPH08321791 A JP H08321791A JP 8098603 A JP8098603 A JP 8098603A JP 9860396 A JP9860396 A JP 9860396A JP H08321791 A JPH08321791 A JP H08321791A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio frequency
transceiver
transmission
antenna
signature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8098603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3773298B2 (ja
Inventor
Deii Kaminzu Jieimuzu
ディー カミンズ ジェイムズ
Ii Tomuson Buratsudori
イー トムソン ブラッドリ
Efu Kaan Uiriamu
エフ カーン ウィリアム
Ekusu Dein Douon
エクス ディン ドゥオン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPH08321791A publication Critical patent/JPH08321791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3773298B2 publication Critical patent/JP3773298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0261Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level
    • H04W52/0274Power saving arrangements in terminal devices managing power supply demand, e.g. depending on battery level by switching on or off the equipment or parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1607Supply circuits
    • H04B1/1615Switching on; Switching off, e.g. remotely
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、効率的な競合解消能力を有し、小
型の形状係数の範囲内の寸法のハウジングに適合する小
型、低価格、低電力の無線周波トランシーバーの提供を
目的とする。 【解決手段】 本発明のトランシーバーは、直接変換受
信器、電圧制御発振器、位相ロックループ回路、ディジ
タル制御分周回路、及び、コンピュータと他の装置との
間の無線通信用のパッチアンテナが小型のエンクロージ
ャーに収容されている。トランシーバーは、電力を節約
するためアイドル状態のとき休止モードに入る。署名検
出器によって、データパケットに埋め込まれた署名ワー
ドを認識することにより、ノイズと有効メッセージを識
別し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信用無線周
波トランシーバーに係り、特に、コンピュータと他の装
置の間の無線通信用の内蔵アンテナを備えた小型無線周
波トランシーバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の殆どの小型無線周波トランシーバ
ーは、無線周波回路用とディジタル回路用の複数の印刷
回路基板を用いて組み立てられている。その上、一般的
にディジタル回路部品よりも物理的な寸法の大きい通常
のアンテナ及び無線周波部品は、以下に説明する理由か
ら小型の形状のハウジング内に収まらない。
【0003】従来のトランシーバーの機械的調整装置
が、位相ロックループ(PLL)回路及びディジタル的
に制御された分周回路を有する電圧制御発振器のような
ディジタル周波数制御の改良と、電圧調整部品を備えた
直接変換(ホモダイン)受信器の使用とによって除去さ
れたとしても、従来の無線周波トランシーバーは、PC
MCIA(パーソナルコンピュータメモリカード国際協
会)規格の形状のような携帯型PC(パーソナルコンピ
ュータ)によって必要とされる新規かつ小型の形状のハ
ウジングに組み込むためには大き過ぎる無線周波部品を
依然として含んでいる。物理的及び電気的なPCMCI
A標準規格は、カリフォルニア州 サニーバレー市 イ
ーストデュエン 1030G. にあるパーソナルコンピュー
タメモリカード国際協会から発行されPCMCIA規格
に記載されている。最新版は1992年11月に発行さ
れた第2版である。ここでは、上記刊行物の全体を引用
する。その上、無線周波回路に使用する商業的に入手可
能な従来の高価な復調器は、殆どの場合、耐ノイズ性が
制限されている。一方、専用の復調器は、非常に高価、
或いは、嵩が大き過ぎるので、小さい携帯型パーソナル
コンピュータへの応用に必要な薄い形状には利用できな
い。
【0004】小さいアンテナは、小型無線周波トランシ
ーバーに利用可能であり、より小さいアンテナの中に
は、小さい印刷回路基板に合うよう設計されているもの
がある。しかし、上記従来の小さいアンテナは、通常、
全方向性ではなく、放射効率が低く、整合特性が悪く、
或いは、パーソナルコンピュータの作業環境に通常見ら
れる近傍の伝導性面への感度が非常に高い駆動インピー
ダンスを有する。
【0005】パーソナルコンピュータの作業環境は、一
般的に、多数のパーソナルコンピュータ及び周辺機器か
らなる。無線周波トランシーバーは、既に発生中の他の
伝送を妨害しないことが必要である。数台のトランシー
バーが同じチャンネルを目指して競合するとき、上記ト
ランシーバーがチャンネルを共有、又は、競合を解消す
る何らかの手段を持たない場合、このチャンネルは実際
的に遮断される。
【0006】幾つかの従来の妨害回避技術は不適切であ
ることが分かっている。一つの従来の妨害回避法は、チ
ャンネルが占有されているかどうかを判定するためキャ
リヤ検出(CD)システムを使用する。かかるシステム
において、キャリヤ検出回路は、トランシーバーに送信
前に空きチャンネルを待機させる。しかし、非常に狭い
周波数域が割り当てられた環境の場合、帯域外の信号、
又は、高いノイズレベルの環境によって、キャリヤ検出
回路から“チャンネル使用中”の誤まった警告が簡単に
生じるので、それ以外の利用可能なチャンネル上の動作
を阻止する可能性がある。このことは、特に、工業、科
学及び医療用(ISM)帯域において顕著である。多数
の利用者が別のタイプの伝送フォーマット及び/又はプ
ロトコルを採用し、関連のない動作の伝送周波数帯域を
共有する。ISM帯域中には、確定したチャンネル又は
帯域幅、及び、保護されていないチャンネルは存在しな
い。
【0007】領域内の他の受信器の局部発振器(LO)
の放射は、キャリヤ検出回路に対する搬送信号であるこ
とが分かるので、キャリヤ検出妨害回避技術は領域内に
他の受信器が存在することにより更に複雑化する。この
問題は、局部発振器が受信器と同一周波数である直接変
換無線の場合に悪化する。その上、他の関連のない信号
及びノイズは、ネットワーク上のトラフィックであるこ
とが分かる。その理由は、従来の直接変換受信器の無線
周波入力段が広帯域を有するので、近くにある信号源は
ネットワーク上のトラフィックとして誤って解釈される
場合があるからである。
【0008】他の従来の妨害回避技術には、(元々、
“スマートモデム(smart modem) ”のためにヘイズ社
(Hayes Corporation)によって特定され)事実上の標準
規格になったアテンション(AT)コマンドセットを有
する通信コマンドセットの使用が含まれている。上記ア
テンションコマンドは、配線されたモデムを用いて動作
するよう設計されているので、上記コマンドセットは、
別の競合及びハンドシェーキングの問題及び要求を有す
る無線周波トランシーバーの典型的な動作には、必ずし
も適合しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電力消費も携帯型トラ
ンシーバーの他の主要な関心事である。セル形電話のよ
うな商業的に入手可能な携帯型無線トランシーバーの殆
どは、1乃至3ワットの範囲で伝送する。例えば、使い
捨ての9ボルトバッテリー、又は、新世代のパームトッ
プ形パーソナルコンピュータを給電するため通常使用さ
れる少数のAAA形バッテリーのような小さいバッテリ
ーを用いて、長期の期間(日数)の間、上記トランシー
バーを動作させることは、不可能である。その代わり
に、殆どの通常の携帯型トランシーバーは、典型的に、
再充電が必要になる前に最大で8時間の間動作するより
大きいニッケル−カドミウム電池を必要とする。従っ
て、従来の無線周波トランシーバーの設計は、ラップト
ップ又はパープトップ型パーソナルコンピュータのよう
な低電力の携帯型コンピュータに組み込み場合には適当
ではない。
【0010】休止モード又は低電力モードは、バッテリ
ーの寿命を延ばすため携帯型受信器に実現されている。
上記モードにおいて、メッセージの欠落、或いは、メッ
セージの受取に過度な遅延が発生してはならない。従来
の方法は:(a)主要な休止中の受信器を喚起するため
給電されたままの低電力の広帯域受信器を使用し、或い
は、(b)期待された送信を聴取するため休止中の受信
器を所定のスケジュールで周期的に喚起することに関係
している。しかし、上記の両方の方法には本質的な欠点
がある。
【0011】低電力広帯域受信器は、ノイズ、又は、隣
の周波数の伝送を受信されるべきメッセージとして解釈
し、主要な受信器を不必要に喚起するので、電力を消費
する。或いは、同期式に喚起される形の受信器は、中央
制御手段によって同期させる必要があるので、一般的
に、パーソナルコンピュータ及び周辺機器のような独立
した端末の間のランダムな伝送に適当ではない。
【0012】電力を節約する他の従来の方法は、クロッ
クを停止し、必要とされるときにクロックを再起動す
る。しかし、クロックを再起動し、受信器の再開動作の
前にクロック発振器を十分に安定化させるためには、復
旧時間に不所望の遅延が生じる。従って、パーソナルコ
ンピュータ及び/又は周辺機器で使用するため、効率的
な競合解消能力を有し、小型の形状の範囲内で寸法が定
められたハウジングに適合する小型、低価格、かつ、低
電力の無線周波トランシーバーが必要とされる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、PCMCIA
規格のようなメモリカード形の寸法のパッケージのよう
な小さい小型パッケージに低電力ディジタル及びアナロ
グ回路と、無線周波アンテナとを収容し得ないことから
生じる従来技術の欠点を解決するため、電圧制御発振器
(VCO)と、直角位相検出器と、小型アンテナとを有
する直接変換、又は、ゼロ中間周波トランシーバーを提
供する。直接変換受信器回路及び直角位相検出器は、低
電力消費及び良好なノイズ除去の双方と、小さい形状と
を得るため非常に重要である。直角位相検出器におい
て、帯域外の信号の除去は、シリコンに実装された復調
器の三角関数を用いて行われ、一方、ヘテロダイン回路
において、除去は、嵩張った機械的又は水晶フィルタで
得られる。低電力消費は、周波数偏移変調(FSK)を
検出するディジタル直角位相検出器を用いて達成され
る。これにより、高価な線形増幅器の代わりに低電流の
非線形I及びQ増幅器を得ることができる。
【0014】その上、低電力トランシーバーは、電力消
費を更に最小化するため休止モード機能を有する。本発
明の一実施例において、トランシーバーが受信モードで
あるとき、電圧制御発振器によって供給された局部発振
器(LO)信号をアンテナから遮断する少なくとも二つ
のアナログスイッチが直列しているので、受信器の局部
発振器によって発生されたあらゆるノイズの影響は著し
く低減され、アンテナからの局部発振器の放射は最小限
に抑えられる。
【0015】例えば、パッチアンテナのような小型アン
テナは、トランシーバーのパッケージの外側シェル又は
エンクロージャの一体的な部分を形成し得る。本発明の
ある実施例では、外側シェルは金属鋳物である。或い
は、シェルは金属シートから打ち抜いてもよい。シェル
又はエンクロージャは誘電性材料で充填してもよい。精
密な調整は、アンテナの共振周波数応答を調節する外部
エンクロージャに調整クリップを付加することにより行
われる。
【0016】ある実施例の場合、署名検出器は、データ
パケットに埋め込まれた署名ワードを認識することによ
り、トランシーバーに、ノイズ又は妨害と、有効なメッ
セージとを識別させる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明による小型無線周波
トランシーバー150に接続されるホストコンピュータ
100の斜視図である。トランシーバー150は、コン
ピュータ100のPCMCIA規格のスロットに部分的
に挿入されている。動作のためプラグインされた場合、
カードの非常に小さい部分だけがコンピュータの側面か
ら突き出す。図1にWで示されているトランシーバーパ
ッケージ150の幅は、PCMCIA規格のタイプ1及
びタイプ2の場合、2.126インチ(5.4cm)で
ある。現在の規格によれば、長さLは3.370インチ
(8.56cm)である。コンピュータのスロットに依
存して、(Tで示された)カードの厚さは、タイプ1と
タイプ2のカードの場合、夫々、3mm乃至5mmであ
る。コネクタは、ホストコンピュータ100に部分的に
挿入され、図示されていないカードの端に沿って包含さ
れている。PCMCIA規格の場合、上記カードはピン
番号4のコネクタに特定されているので、特にアドレス
指定する必要はない。
【0018】一実施例において、トランシーバー150
は、PCMCIA規格のパッケージ内に配置された一つ
の印刷回路基板(PCB)上に集積されたアンテナ、無
線周波及びディジタル回路と共に、上記PCMCIA規
格の形式のパッケージ内に配置されている。他の実施例
の場合、アンテナは、ホストコンピュータのハウジング
又は他の原因によって生じる本来的な無線周波の遮蔽を
解決するためPCMCIA規格のパッケージの外側に配
置してもよい。本発明のトランシーバーはPCMCIA
規格の形式に実装するのに好適であるが、トランシーバ
ーは上記環境における使用だけに限定されるわけではな
い。
【0019】図2にはトランシーバー150の簡単化さ
れたブロック図が示されている。トランシーバー150
は、(点線で示されている)発振器部200と、(点線
で示されている)スイッチング及びミキシング部210
と、ベースバンド増幅器/フィルタ220と、アンテナ
250と、復調部230と、変調部260と、データイ
ンタフェースバス299に接続されたデータバッファ2
80と、ホストインタフェース291とからなる。更
に、ディジタル制御論理部295はトランシーバー15
0にディジタル制御を提供する。トランシーバー150
の受信部及び送信部は、フィードバック制御ループ20
5を介して電圧制御発振器(VCO)204を駆動する
シンセサイザー202に接続された基準発振器201か
らなる同一の発振器部200を共有する。
【0020】送信モード中に、送信されるべきディジタ
ルデータは、データインタフェースバス299及びホス
トインタフェース291を介してデータバッファ280
にロードされる。次いで、データは、変調部260で処
理され、電圧制御発振器204に供給され、伝送信号を
周波数変調する。電圧制御発振器204からの信号は、
電圧制御発振器204を基準発振器201にロックする
ためシンセサイザー202へ帰還される。電圧制御発振
器204からの変調信号は、スイッチ211、212を
介して供給され、アンテナ250を介して伝送される。
【0021】受信モード中に、スイッチ212は、アン
テナ250を介して受信された信号を広帯域フィルタ2
13に通し、ミキシング部215に印加される前に増幅
するため上記信号を低ノイズ増幅器(LNA)214の
入力に供給する。電圧制御発振器204は、局部発振
(LO)信号を、スイッチ211を介してミキシング部
215に供給する。増幅された受信信号と局部発振信号
は、ミキシング部215で結合され、その差動信号はベ
ースバンド増幅器/フィルタ220で増幅される。ベー
スバンド増幅器/フィルタ220からの増幅された論理
レベル信号は、復調部230で復調され、得られたデー
タストリームのバイトは、ホストインタフェース291
とデータインタフェースバス299を介してホストコン
ピュータ100に伝達する前にデータバッファ280に
格納される。
【0022】送信/受信スイッチ212及び送信/局部
発振スイッチ211の対は、アンテナ250をトランシ
ーバー150の受信器部又は送信器部の何れか一方に選
択的に接続する手段を提供する。他の実施例において、
電力を節約し、トランシーバー150内の構成部品の総
数を最低限に抑えるため、受信器部と送信器部は共通の
構成部品を共有する。
【0023】図3は送信/局部発振スイッチ211と、
送信/受信スイッチ212をより詳細に示す図である。
上記各スイッチは、送信/受信スイッチ212では21
2A及び212Bで示され、送信/局部発振スイッチ2
11では211A及び211Bで示されている2方向の
アナログスイッチからなる。装置212A、212B、
211A及び211Bは、標準的なMOSFET形集積
回路装置で実現することができる。更に、送信/受信ス
イッチ212は、第1及び第2のインバータ212C及
び212Dを夫々有する。同様に、送信/局部発振スイ
ッチ211は、インバータ211C及び211Dを有す
る。ディジタル制御論理295からの制御信号は、制御
バス290を介して送信/受信スイッチ212と、送信
/局部発振スイッチ211とに供給される。Rx制御(R
x control)及びTx制御(Tx control)で示されたディジ
タル制御信号は、スイッチ211及び212の入力ノー
ドに供給される。
【0024】図4にはスイッチ211、212の送信及
び受信モードの夫々の信号路が示されている。受信モー
ドにおいて、スイッチ211及び212は、直列した二
つの開いたスイッチで局部発振器信号を減衰させること
により、発振器部200とアンテナ250の間に絶縁を
設ける。更に、スイッチ211及び212は、トランシ
ーバー150の受信器部分の感度を低下させないよう、
低ノイズ増幅器(LNA)214の入力に現れる局部発
振信号の影響を最小限に抑える。一方、送信モードの場
合、スイッチ212は、送信信号によってトランシーバ
ー150の感度の高い受信器の増幅器入力に過負荷が加
えられることを防止する。
【0025】図5は、低ノイズ増幅器214とミキシン
グ部215の詳細なブロック図である。低ノイズ増幅器
214は、第2の増幅器215bとミキサー215i及
び215qの本来的により高いノイズ数を克服するため
低いノイズ数(F1)と、高い利得(A1)とを有する
よう設計されている。ノイズ数は以下の式: Ftotal = F1 + (F2 - 1)/A1 + (Fmixer - 1)/A1A2 によって定められ、式中、F1は低ノイズ増幅器214の
ノイズ数を表わし、A1は低ノイズ増幅器214の利得を
表わし、F2は増幅器215bのノイズ数を表わし、A2は
増幅器215bの利得を表わす。
【0026】Fmixerは、ミキサー215i又は215q
の何れかのノイズ数である。送信/受信スイッチ212
と低ノイズ増幅器214の間に接続された広帯域フィル
タ213(図2)によって、例えば、902MHzと9
28MHzの間の帯域のような帯域内の低い挿入損失と
共に、当該周波数帯域の外側で強い信号に対する弁別性
が得られる。かかる広帯域フィルタは、調整する必要が
ないように固定の受動構成部品の適当な値を選択するこ
とにより実現される。標準的な受動フィルタの設計は上
記構成の選択のため使用される。
【0027】ミキシング部215のIミキサー215i
及びQミキサー215qは、スイッチ211からの局部
発振信号と、増幅器215bで増幅された低ノイズ増幅
器214の出力とを組合せ、夫々のベースバンド信号I
bb及びQbbを生成する。直角位相シフタ215aは、2
台のミキサーへの二つの局部発振入力の間に90度の位
相関係を与える。出力された差動信号は、位相だけが相
違する二つのベースバンド信号が得られるように上記9
0度の位相関係を維持する。受信信号は局部発振周波数
の上下の周波数にシフトされるので、90度の位相シフ
トの順序は、二つの信号IbbとQbbの間で逆転する。ミ
キサー215i及び215qは、双対で平衡されている
ので、各ミキサーの出力で、局部発振信号と、低ノイズ
増幅器からの信号はバランスアウトされる。これによ
り、和及び差の信号(及び、元の周波数のリーク)が残
る。差動(ベースバンド)信号を除く全ての周波数は、
ベースバンド増幅器/フィルタ内のローパスフィルタ2
11i及び211qと、上記高周波数での増幅器の損失
とによって減衰させられる。
【0028】図6を参照するに、ミキサー215i及び
215qの出力信号、即ち、Ibb及びQbbは、ベースバ
ンド増幅器/フィルタ部220によって別個に処理され
る。最初に、信号Ibb及びQbbは、ローパスフィルタ2
21i及び221qによってフィルタリングされ、次い
で、高利得増幅器222i及び222qによって増幅さ
れる。得られた信号は、ローパスフィルタ223i及び
223qによってフィルタリングされ、比較器225i
及び225qにおいて、夫々飽和増幅器の中心基準レベ
ルと比較される前に、飽和増幅器224i及び224q
によって増幅される。ローパスフィルタ223i及び2
23qは、信号Ibb及びQbbの加算周波数と、高調波を
除去するための機能を行い、一方、飽和増幅器224i
及び224qは、増幅器224i及び224qからの夫
々の完全に飽和した出力信号のゼロ交差における位相情
報だけをそのままの状態に保ち、全ての振幅変化を除去
する機能を果たす。最後に、比較器225i及び225
qは、増幅器224i及び224qの出力信号を、論理
レベルI及び論理レベルQによって示された出力として
夫々リード線226i及び226qに供給された論理レ
ベル信号Iin及びQ inの対に変換する。直接変換受信回
路は、図6のIチャンネルフィルタ及びQチャンネルフ
ィルタの寸法を縮小する際に重要である。従来技術にお
いて、小さい、低コストの受信器は、ヘテロダイン受信
回路を使用する。ヘテロダイン回路で使用される中間周
波フィルタの選択性の要求量は、中間周波が復調器の中
心周波数を上回る量と同じ量大きい。直接変換回路にお
いて、中間周波は復調器の中心周波数と同一である。こ
れにより、フィルタ選択性の要求量は減少するのでより
小さいフィルタを使用し得るようになる。一実施例にお
いて、中間周波及び復調器周波数はゼロであるので、ロ
ーパス中間周波フィルタの使用が可能になり、更に、フ
ィルタの寸法を小さくすることが可能である。
【0029】もう一度図2を参照すると、トランシーバ
ー150の受信及び送信部は、同一の周波数シンセサイ
ザー202及び電圧制御発振器204を共有する。上記
周波数シンセサイザー202の1台を図7に示す。電力
低下中、即ち、休止モード中の電力消費を最小限に抑え
るため、周波数シンセサイザー202を周波数帯域の中
心にドリフトさせる。電力低下の休止モードを以下に詳
細に説明する。
【0030】フィードバック制御ループ205を介して
シンセサイザー202に接続された電圧制御発振器(V
CO)204は、送信器周波数で発振する。シンセサイ
ザー202の電力が低下したとき、即ち、休止区間中、
電圧制御発振器204は、一定のスタンバイ制御電圧を
供給する加算接合204a(図28に示されている)の
固定抵抗分圧器によって定められた周波数帯域内で発振
し続ける。上記配置、即ち、固定抵抗分圧器によって、
シンセサイザー202は、電源投入時、即ち、喚起の際
の周波数ロックオンと整定時間を最低限に抑えることが
できる。
【0031】基準発振器201は、シンセサイザー20
2が休止モード中に電力が低下したとき、給電され続け
る。オン状態に維持することにより、基準発振器201
は、安定な周波数を維持し、受信器の動作が再開された
とき即座に利用可能である。安定な周波数が維持されて
いるので、基準発振器201は、トランシーバー150
が休止モードのとき、給電され続けているディジタル回
路にクロック信号を供給し得る。発振器部200は、周
波数シンセサイザー202内の分周器回路のディジタル
プログラミングによって902乃至928MHzの全帯
域に亘り動作する。
【0032】フィードバック制御ループ回路205は、
電力増幅器205aと、ローパスフィルタ(LPF)2
05bと、プリスケーラー205cと、ループフィルタ
/増幅器205dとからなる。最初に、電圧制御発振器
204からの出力信号は、電力増幅器205aによって
増幅される前に、絶縁とパッド(図示しない)とに係る
FCC(連邦通信委員会)を承諾する要求に応じて高調
波を減衰させるためローパスフィルタ205bによって
処理される。電力増幅器205aからの出力信号は、次
いで、例えば、周波数制御信号を介してシンセサイザー
202の制御下で、64又は65分割する2重係数のプ
リスケーラー205cに供給される。
【0033】すべてのシンセサイザーの調整は、プログ
ラマブルな集積回路シンセサイザー202によって得ら
れる。シンセサイザー202は、分周器と、位相検波器
と、集積回路内の分周器及び2重係数の分割プリスケー
ラー205cを制御する制御回路とからなる。シンセサ
イザー202は、内部分圧器から内部ディジタル位相検
波器に印加された信号を処理し、次いで、そのデューテ
ィサイクルは、一方が基準分周器から、もう一方がプリ
スケーラーの後に続く分周器からの二つの入力の相対的
な位相に依存するチャージポンプパルスを出力する。チ
ャージポンプパルスの中の重要なデューティサイクルパ
ルス列は、電圧制御発振器へのループフィードバックに
制御電圧を供給するべくフィードバックループのフィル
タのキャパシタンスを充電するため使用される。チャー
ジポンプパルスは、シンセサイザー202からの出力と
して与えられ、ループフィルタ/増幅器(AMP/LP
F)205dに供給され、これにより、加算接合204
aに電圧制御信号を供給する。加算接合204aからの
出力信号は、電圧制御発振器204の可変キャパシタ
(バリキャップ)VVC1に供給される。上記閉ループ
フィードバック制御方式によって、シンセサイザー20
2は、カップリング電圧制御発振器204を介してプロ
グラムされたチャンネル/周波数にロックし得るように
なる。変調部260(図2)からの直列(データ)信号
は、電圧可変キャパシタVVC1に接続された加算接合
204aを制御することにより電圧制御発振器204の
出力信号を変調する。上記実施例において、ローパスフ
ィルタ205bは、当業者に周知であり、文献から得ら
れる標準的な式を用いて計算できる固定の値のインダク
タンスとキャパシタンスを有する構成部品で実現されて
いる。同様に、増幅器/ローパスフィルタ205d、即
ち、ループフィルタは、固定の値の抵抗及びキャパシタ
ンスを有する構成部品からなる。両方のフィルタのため
の構成部品の値は、確立されたフィルタ設計の定式から
得られる。
【0034】変調部260からの変調信号は、加算接合
204a(図28)に供給され、バリキャップVVC1
に供給された加算信号は、変調部260から加算接合2
04aに与えられた到来データビットが“1”である
か、又は、“0”であるかに依存して、電圧制御発振器
の周波数を中心周波数の上又は下に300KHzシフト
する。例えば、マンチェスター符号化を用いて、到来デ
ータストリームの周波数スペクトルは、ループフィルタ
/増幅器205dの帯域通過周波数の上に維持される。
制御ループ電圧の平均値は一定に維持され、これによ
り、上記フィードバック制御ループ回路205をロック
状態に維持し得るようになる。或いは、従来の汎用非同
期式レシーバトランスミッタ(UART)を、より簡単
化された変調/復調の一実施例に使用してもよい。かか
る実施例は、例えば、上記の技術における電圧制御発振
器204の300KHzの偏移と同じ方向に周波数をシ
フトさせるため、到来データストリームを変調器回路に
供給し、基準発振器201に可変電圧キャパシタ(VV
C)を含ませるので、周波数シフトの影響は、フィード
バックループの位相検波器で打ち消される。これによ
り、ロックを妨害することなく、ループの帯域内で変調
が行えるようになる。二つの発振器(基準発振器201
及び電圧制御発振器204)で周波数シフトを注意深く
平衡させることにより、平均の中心周波数を変えるルー
プフィルタ205dを通る信号の変化を回避することが
可能である。このことが必要になる理由は、UARTが
ループの通過帯域内に周波数成分を有するからである。
【0035】図8には、復調部230と、変調部260
と、データバッファ280の詳細なブロック図が示さ
れ、ホストインタフェース291が更に示されている。
ベースバンド/増幅器220からの論理レベル出力信号
in及びQinは、復調器231の非同期式状態装置によ
って復調され、二相復号化器232によって(マンチェ
スター復号化のような)適当な復号化スキームで復号化
される。
【0036】UARTの実施例の場合、非同期式復調器
231の出力は、直列ビットをバイトに変換するため従
来のUARTに接続される。従って、トランシーバー1
50の具体的な実装に依存して、多数の変調/復調スキ
ームの中の何れか一つを使用することが可能である。上
記の如く、論理レベル信号Iin及びQinは、変調器の状
態装置に供給される。変調器231の出力ノードは、
(マンチェスター式)二相復号化器232に接続されて
いる。復号化器232は、復調器231から到来する信
号からクロック信号を取り出し、データと、埋め込まれ
た署名と、ヘッダと、エラー検出バイトとからなる直列
データビットストリームを生成する。二相復号化器23
2からの復号化された直列データストリームは、次に、
署名検出器シフトレジスタ233及び直列並列シフトレ
ジスタ234に同時に供給される。シフトレジスタ23
3は、すべての埋め込まれた署名と、有効なデータビッ
トストリームが受け取られたかどうかを示すトランシー
バー150のディジタル制御論理295への出力制御信
号とを検出する。有効なビットストリームは、常に、連
続的に受けられた二つの署名ワードから始まる。データ
ビットストリームが有効な場合、シフトレジスタ234
は、直列データビットストリームのデータのバイトへの
変換を開始する。上記データのバイトは、次いで、入力
データバッファ281への転送前に一時的に保持する先
入れ先出し(FIFO)レジスタ235にロードされ
る。次いで、入力データバッファ281に格納されたデ
ータバイトは、ホストコンピュータ100の直接制御の
下でホストインタフェース291及びデータインタフェ
ースバス299を介してホストコンピュータ100に転
送される。
【0037】逆に、ホストコンピュータからトランシー
バーへのデータ送信中、受信器への送信のため、ディジ
タルデータのバイトは、ホストコンピュータ100の制
御の下でデータインタフェースバス299及びホストイ
ンタフェース291を介して出力データバッファ282
にロードされる。更に、内部論理は、出力データバッフ
ァ282に格納されたデータを出力FIFOレジスタ2
64にロードすることにより次の送信フェーズを開始す
る。最初に出力されるデータバイトは、出力FIFOレ
ジスタ264から並列直列シフトレジスタ263にロー
ドされ、次のデータバイトが後に続く。
【0038】得られた直列データビットストリームは、
マンチェスター方式二相符号化器262に供給され、変
調器261によって処理され、次いで、電圧制御発振器
204の加算接合204aに供給される。変調器261
によって生成された出力データビットストリームは、瞬
間の周波数を中心周波数の上下に200KHzシフトさ
せ、これにより、アンテナ250を介する送信前に電圧
制御発振器204の出力信号の周波数偏移が得られる。
【0039】図9には、発振器部200と、スイッチン
グ及びミキサー部210と、I/Q信号発生部220と
からなる上記トランシーバー150のアナログ部分の詳
細なブロック図が示されている(ディジタル制御及びホ
ストインタフェース回路は図示しない)。トランシーバ
ー150の物理的な寸法を小さく保つため、小型アンテ
ナ250は、ディジタル回路及び無線周波構成部品と共
に印刷回路基板(PCB)上に配置されている。一実施
例において、アンテナ250は、当該帯域の中心周波数
の1/2の波長よりも小さい寸法のパッチアンテナであ
る。厳密な寸法は当該周波数帯域と、絶縁基質の誘電率
とに依存している。標準的な定式が寸法を決めるため利
用される。適当に設計された駆動回路によって、当該周
波数帯域に亘る電気的にショートしたアンテナ構造の効
率的なカップリングが得られる。アンテナ250は、水
平面内で略全方向性であり、伝導性面の近くで感度が低
く、小さい寸法に対し合理的な放射効率が得られる。従
来の定式によって設計された関連する整合システムは、
トランシーバー150とアンテナ250の間に効率的な
電力カップリングを発生する。
【0040】図10の(A)は典型的なパッチアンテナ
350aの平面図である。同図の(B)は線L1−L1
から見た側面図である。アンテナ350aの送信/受信
パッチ330aは、第1の寸法DがD=1/2波長で表
わされた導電性プレートである。パッチ330aは、誘
電体層によって隔離された(導電性プレートである)よ
り大きい接地面310aに取付けられている。パッチ3
30aは駆動点335aを介して駆動される。アンテナ
350aは、接地面310aと並行する放射面の波形を
結合する場を用いてパッチ330aの周辺でスロットア
ンテナの組として機能する。放射の原理的なローブの方
向は、パッチ330aの面に垂直であり、接地面310
a上で放射する。
【0041】本発明の一面によれば、パッチアンテナ3
50bが設けられ、トランシーバー150において、以
下ブロックで示すアンテナ250に単独で使用される。
パッチアンテナ350bは、図11の平面図(A)と、
(A)の線L2−L2から見た側面図(B)とに示され
ている。パッチアンテナ350bは、導電性プレートで
あるパッチ330bと、同様に導電性プレートであり、
誘電体層320bによって隔離された接地面310bと
からなる。パッチアンテナ350bは、一つのコーナー
にある接続点335bで駆動される。図11から分かる
ように、接地面310bはパッチ330bと同一寸法で
ある。パッチ330bと接地面310bは、例えば、導
電性のある銅或いは他の材料により構成される。誘電体
層320bは、例えば、エポキシ又はテフロン製であ
る。パッチアンテナ350bは、印刷回路基板の誘電性
材料が誘電体層320bとして機能する印刷回路基板の
一部として構成してもよい。図11の(A)に示したよ
うに、寸法Aは、当該周波数に基づいて1/4波長の長
さになるよう選択される。アンテナ350bの寸法Bは
寸法Aと等しく、この例の場合、一つの共振周波数しか
利用できない。しかし、寸法Aが寸法Bと等しくない場
合、上記アンテナに対し、二つの共振周波数を利用可能
である。図11の(B)に示したように、接地面310
bの接続点315bは、パッチ330b上の接続点33
5bの直下に置かれる。図示した実施例では、パッチ及
び接地面への電気接続は一つのコーナーに置かれている
が、他の接続場所は、上部(335b)と下部(315
b)の接続点が並べられた場合に使用される。コーナー
に接続点を設ける利点は、これによって、アンテナの最
小の寸法が得られる点である。パッチ330b及び接地
面310bは、両面印刷回路基板の薄片を用いて構成さ
れる。アンテナ350bは、パッチの面に360°放射
されたパターンを得るためスロットとして矩形状パッチ
の側面を用いて共振する。略正方形のパッチ(又は、実
質的に正方形のパッチ)は、略全方向性のパッチの面に
放射パターンを発生する。上記の如く、アンテナ350
bは印刷回路基板に集積され、印刷回路基板の基質に配
設された駆動線によって印刷回路基板に接合されてい
る。
【0042】図12の(B)は、トランシーバー150
を含むPCMCIA規格の形状のカード又は同様の小さ
い電子パッケージ上のスロットアンテナ350の平面図
である。スロットアンテナ350は以下で詳細に説明す
る。図12の(D)は、同図の(B)の線L1−L1に
沿って見た側面図であり、上部カバー382aと、下部
金属カバー382bと、フレーム381と、調整クリッ
プ384aとが示されている。図13はPCMCIA規
格の無線周波カード/アンテナの結合体380の斜視図
である。図14は、アンテナ350及びフレーム381
の分解斜視図である。図12の(D)には、印刷回路基
板から送信/受信スイッチ212へのリード線が接続さ
れた駆動点387a及び387bが示されている。
【0043】図12の(C)には、同図の(B)の線L
2−L2に沿って見たPCMCIA規格の無線周波カー
ド/アンテナ380の端面が示されている。同図には、
接地クリップ385bが示されている。PCMCIA規
格の形状を用いて本発明を説明しているが、本発明は如
何なる特定の形状又はコンピュータシステムにも限定さ
れない。
【0044】PCMCIA規格の無線周波カード/アン
テナ380は、1対の金属カバー382a及び382b
の間に介挿されたプラスチック材料からなる絶縁フレー
ム381と、図17に示された印刷回路基板組立体38
8とからなる。絶縁フレームを構成する際に使用するの
に特に有利な材料は、20%のファイバーガラスが充填
されたポリカーボネート材料であることが分かった。上
記組立体は、PCMCIA規格の無線周波カード/アン
テナ380が分解斜視図で示されている図14を参照す
ることによってより良く認められる。完全に組み立てら
れた場合、印刷回路基板組立体388は、フレーム38
1の内側と、上部カバー382aと下部カバー382b
の間に置かれている。図の複雑さを低減するため、トラ
ンシーバー150用の電子回路が置かれた印刷回路基板
388は図14では示さない。無線周波カード/アンテ
ナ380は、プラスチック製のクレジッドカードと略同
じ大きさを占めるが、数倍の厚さがある。無線周波カー
ド/アンテナ380は、無線周波カード/アンテナ38
0のコネクタの端面の領域を殆ど占めるPCMCIA標
準規格の86ピンコネクタ383を有する。無線周波カ
ード/アンテナ結合体380は、コンピュータ又は他の
周辺機器のハウジング内のPCMCIA規格のスロット
に挿入されるので、無線周波カード/アンテナ380
は、カードのフロントエンド(コネクタ端の反対側)を
除いてハウジング内に実質的に閉じ込められる。殆どの
PCMCIA規格のエンクロージャーは、フロントエン
ド380bを除いて数レベルのシールドを提供する。カ
バー382a及び382bからなるアンテナ350は、
無線周波カード/アンテナ380を形成するため調整ク
リップ384a及び385bと共に、フレーム381と
印刷回路基板組立体388と一体化される。従って、ア
ンテナ350の一部分は、無線周波エネルギーの放射及
び/又は受信の際に効率を良くするためフロントエンド
350bの中にあり、或いは、フロントエンド350b
に取付けられる必要がある。
【0045】調整クリップ384aと、385bは、金
属カバー382a及び382bに電気接続し、ホストコ
ンピュータ100又はディジタル装置の設計に依存し
て、無線周波カード/アンテナ380をホストコンピュ
ータ又はディジタル装置に接続する。調整チップ384
a及び385bは、上部カバー382aと下部カバー3
82bを接続する場所にあるので、外側に向いたU字形
のスロットが無線周波カード/アンテナ380のフロン
ト部380bの周辺と、各側面384、385の下側に
形成される。U字形スロットは、例えば、グラスファイ
バーを含むポリカーボネートであり、フレーム381を
絶縁することにより全体的又は部分的に設けられた誘電
性材料で充填されている。上記U字形スロットは、(U
字形の脚部形成する)カバー382a及び382bの一
部分と、U字形の湾曲部を形成する調整クリップ384
a及び385bとからなる。アンテナ駆動点387a、
387bの対は、フロントエンド380bの中心におい
て、そのエッジで、夫々、上部カバー382a及び下部
カバー382bに接続されているので、スロットアンテ
ナ350が形成される。アンテナ350は、スロット3
86の有効な寸法及び誘電率に依存した周波数で共振す
る。
【0046】上記U字形スロットは幾つかの方法で調整
可能である。調整クリップ384a、385bは、U字
形スロットの有効長さを変えるため再配置又は幅の変更
を行うことが可能であり、或いは、U字形スロットを短
くするため付加的な調整クリップ(図示しない)を挿入
してもよく、これにより、共振周波数が増加する。逆
に、側面385上で調整クリップ385bの代わりによ
り狭い調整クリップを追加することにより、共振周波数
が低下する影響が生じる。駆動点387a、387bは
駆動点でのインピーダンスを変えるため再配置すること
が可能である。
【0047】他の実施例ではアンテナ350は金属製鋳
物である。或いは、アンテナ350は、図15に示した
ように中心にカットされたスロット396を有する金属
シート390から始めて構成してもよい。シート390
からアンテナ350を構成する方法は、図15乃至16
に示されている。図16の(A)に示したように、シー
ト390は、図示された構造を形成するため軸396a
及び396bに沿って直角に後ろへ折り曲げられる。次
いで、シート部分390の4枚のパネル382ab、3
82ac、382ba及び382bcが取り除かれ、同
図の(B)に示した構造が得られる。各側面382a及
び382bは、図示しないコネクタのため使用される開
口端391を有する同図の(C)に示した構造を形成す
るため、直角に後ろへ折り曲げられる。得られたスロッ
トアンテナ350は、パッチアンテナ350bの変形で
あるので、駆動点の共振周波数及びインピーダンスの調
整のためスタブの短縮、駆動点の移動のようなパッチア
ンテナの調整技術を同様に適用可能である。
【0048】アンテナ350と、方向性の放射パターン
の有効性は、図1に示したようなホストコンピュータの
PCMCIA規格のハウジングのシールド効果に依存し
ている。ホストコンピュータ100のハウジングのPC
MCIA規格スロットの外側に最大で1.5インチ
(3.81cm)突出するPCMCIA規格の無線周波
カード/アンテナ380を有する拡張PCMCIA規格
カード形式の場合、上記シールド効果の表われ方は少な
くなる。本実施例のアンテナ350は全方向性ではない
ので、従来の外部アンテナ(例えば、1/2波長のダイ
ポール、又は、1/4波長のホイップからなる従来のア
ンテナ)のように効率的ではないが、アンテナ350に
よれば、製造コストの増加は僅かであり、約30フィー
ト(9.1m)の範囲の低電力伝送に十分な無線周波効
率のある頑丈な内蔵型アンテナが得られる。
【0049】図17の(A)は印刷回路基板組立体38
8の平面図である。上記の如く、印刷回路基板組立体3
88は、絶縁フレーム381と、金属カバー382a及
び382bとの組合せによって形成された空洞に収容さ
れている。ディジタルASICである素子388cに
は、データバッファ280と、ホストインタフェース2
91と、ディジタル制御論理295とが含まれている。
図17の(B)を参照して最も良く分かるように、印刷
回路基板組立体388は、第1の印刷回路基板388a
及び第2の印刷回路基板388bからなる。ブリッジコ
ネクタ388eは、基板388aと388bとを接続す
るため使用されている。二つの基板を使用する理由は、
部品388cの厚さと、PCMCIA規格タイプ2の制
限(5mmに制限されている)のためである。より薄い
構成部品を用いるならば、単一のボードを使用可能であ
る。更に、同図の(B)に示されているように、コネク
タ388dにより、印刷回路基板388a及び388b
上の素子からコネクタ383のピンに電気接続が得られ
る。
【0050】図18は復調器231の状態装置400の
一実施例のブロック図である。図19は図18の状態装
置の状態図であり、図20は図18の状態装置の詳細論
理レベル実装の説明図である。復調器231の状態装置
400は、入力クロック信号CLKと、ベースバンド増
幅器/フィルタ220からの論理レベル信号Iin及びQ
inの4個の全てのエッジとに基づいて動作するので、S
N比の改善が得られる。状態装置400は、図20に示
したように従来の商業的に入手可能なディジタル論理構
成部品を用いて実装される。図20では、図面を簡単化
するため、信号NIi 、Ii 、Io 、NIo 、Qo 、N
o 、Qi 及びNQi を伝達するラインと、これらの信
号を受ける装置との間の接続は示されていないが、上記
接続が行われていることを理解する必要がある。
【0051】状態装置400は、AND/ORプログラ
マブル論理部品だけを用いて実装可能であるが、クロッ
ク信号CLKによってトリガーされた5個のD形ラッチ
410、420、417、427及び430が状態装置
400に組み込まれているので、状態装置400のSN
比は改善される。ラッチ410、420、417、42
7及び430は状態装置400内に付加的な内部状態情
報を生じ、状態装置400は、信号雑音によって生じる
不正な状態遷移を検出、無視することが可能になる。ク
ロック信号CLKはディジタル制御論理295のクロッ
ク信号発生器によって発生される。好ましくは、クロッ
ク信号CLKは、論理レベル信号Iin及びQinの周波数
の少なくとも10倍の周波数を有する。クロック信号発
生器は、基準発振器を分周するような周知のクロック信
号発生器回路を用いて実装可能である。
【0052】状態装置の動作を以下に説明する。4個の
入力信号、より詳細には、論理レベル信号Iin及びQin
と、クロック信号CLKと、リセット信号が状態装置4
00によって使用される。上記入力信号から、復調器2
31の状態装置400は、出力信号DOUT を発生する。
上記の如く、論理レベル信号Iin及びQinは、通常の場
合、直交、即ち、90°位相がずれているが、ノイズパ
ルスによる悪影響を受ける可能性がある。
【0053】信号RESETは、出力信号DOUT を好ま
しいデフォルト状態にセットするため使用される。逆
に、初期デフォルト状態が不要ならば、信号RESET
は必要ない。クロック信号CLKは、到来するデータス
トリーム(Iin及びQin)の期待されるクロックレート
の少なくとも10倍のクロックレートを有するので、ノ
イズ圧縮が行われる。
【0054】クロック信号CLKのためのクロック周波
数の選択は、全体の応答時間とSN比との間の妥協であ
る。データ伝送レートが高くなると、データ伝送遅延を
最小限に抑えるが、ノイズパルスの悪影響を増加させ
る。一方、データ伝送レートが低くなると、S/Nイミ
ュニティは増加するが、データ伝送時間が増加する。ク
ロック信号CLKは、例えば、発振器部200(図2及
び7)の基準発振器201によって与えられた14.7
MHzの信号を分周することにより取り出された7MH
zの周波数を得るため選択される。クロック遷移の間で
生じるノイズパルスは、状態装置400の出力に影響を
与えない点に注意が必要である。クロック入力されたD
形ラッチ410、420、417、427及び430
は、状態装置400の動作の基本原理に本質的ではない
が、入力信号Iin及びQinにクロックを供給し、二つの
付加的に内部信号Io 及びQo を発生させることによ
り、上記ラッチは復調器231のSN比をかなり改善す
る。
【0055】図19には、8個のラッチされた入力状態
と関係する出力状態とが示され、状態装置400は入力
信号のエッジ遷移だけに応答し、入力信号レベルには応
答しないことが分かる。同図において、太い実線は出力
状態内の入力遷移を表わし、細い実線は出力状態間の遷
移を表わし、点線は不正又は2重の入力遷移を表わして
いる。出力信号DOUT の“1”状態から“0”状態への
変化を生じさせる4個の状態遷移と、出力信号DOUT
“0”状態から“1”状態に変化させる4個の状態遷移
がある。他の全ての状態遷移は、状態装置400によっ
て無視されている。
【0056】図20を参照すると、入力論理レベル信号
in及びQinは、夫々、D形ラッチ410及び420に
印加されている。ラッチ410及び420はクロック信
号CLKによってクロックが供給される。夫々の“Q”
出力ラッチ410及び420は、クロックに同期した入
力状態Io 及びQo を供給する。出力がORゲート41
5の反転入力の対応する組に接続された4個の入力NA
NDゲート411、412、413及び414の第1の
組は、出力信号DOUT が“1”状態であるべき入力状態
の条件を検出する。出力が第2のORゲート425の反
転入力の対応する組に接続された4個のNANDゲート
421、422、423及び424の第2の組によっ
て、出力信号DOUT が“0”状態であるべき4個の遷移
状態が検出される。各NANDゲート411,412,
413,414,421,422,423,424の
(4個の)入力ノードは、二つのラッチされた(安定)
状態のノードと、二つの遷移状態のノードとに接続され
ている。
【0057】以下の表Iには、状態装置400によって
検出可能な4個の状態遷移の二つの組と、二つの夫々の
OUT 状態とが表わされている。 表I Dout =1の場合の入力 Dout =0の場合の入力 Iout out ininout out inin 0 0 1 0 0 0 0 1 1 0 1 1 0 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 0 0 1 0 0 1 0 0 0 図21は対応するIとQの状態を示すタイミングチャー
トである。同図のタイミングチャートは、Iinを基準と
し、遅れているQin(Qout =1の場合のQin)と、進
んでいるQin(Q’out =1の場合のQ’in)とに関し
inとQinの直交関係を表わしている。Iin及びQin
安定状態は、Qout =1と、Q’out に対する図に示さ
れている。状態装置の出力を決める遷移は、水平方向に
左から右へビットの対を読むことにより知ることができ
る。
【0058】図20によれば、三つの付加的なD形ラッ
チ417、427、430は、ノイズと、動揺する出力
信号DOUT からの妨害とによって生じたスイッチングの
過渡現象を防止する。出力信号DOUT は、ラッチ41
0、420、417、427及び430の入力がクロッ
クに同期して供給されたときだけ状態を変化させるの
で、SN比が改善される。
【0059】状態装置400の16個の可能な状態遷移
の中で、4個の状態遷移だけが出力信号DOUT を意図し
ない誤った状態と見なし得ると考えられるので、SN比
は4倍改善される。それにも係わらず、ノイズパルス又
はスパイクが出力信号に誤った状態を取らせるとき、状
態装置400を正しい状態に戻すので、状態装置400
を誤りのある状態から復旧させる状態遷移の連続的なシ
ーケンスが存在する。従って、復調器231の状態装置
400によれば、非常に高価であり、かつ、非常に嵩が
大きいため低価格の小型形式、例えば、PCMCIA規
格のカード形式では使用できない専用の復調器を必要と
することなく、S/Nの能力が改善され、トランシーバ
ー150の信頼性のある低コストの受信器部が得られ
る。
【0060】その上、復調器231の信号特性と適合す
るよう選択された随意的なアナログ又はディジタルフィ
ルタ(図示しない)は、SN比を更に改善するため復調
器231の論理レベル入力信号Iin、Qinをフィルタリ
ングするため加えることができる。同様に、随意的な出
力フィルタ(図示しない)、又は、出力信号DOUT を処
理する他の信号処理手段は、復調器231の出力ノイズ
イミュニティを更に改善するため使用可能である。
【0061】一実施例において、トランシーバー150
は、ローカルエリアネットワーク環境で動作する複数の
独立した非同期式トランシーバーの中の一つである。各
無線周波トランシーバーは、有効な伝送が進行中の場合
に干渉を回避するため必要である。幾つかのトランシー
バーが同一の周波数/チャンネルを競合するとき、トラ
ンシーバーがチャンネルを効率的に共有し、あらゆる可
能性のある競合を解消する手段を持たない限り、チャン
ネルは実際的に阻止される。
【0062】ある種の実施例の場合、トランシーバー1
50は、無線の搬送波感知多重アクセス/衝突防止(C
SMA/CA)ネットワークの実装に衝突防止(CA)
技術を使用する。競合/衝突の検出は、送信器のハード
ウェア又はファームウェアの何れかを用いて頻繁な間隔
で直列データビットストリームに埋め込まれた署名ワー
ドが存在するため実現可能になる。この点について、以
下に図22乃至26を参照して説明する。トランシーバ
ー150は、受信器のハードウェア又はファームウェア
を用いて上記署名ワードを認識するので、上記伝送は
“有効”ネットワーク信号であると認定される。
【0063】上記の如く、ハードウェアに実装された際
の署名ワードのプロトコル管理は、変調部260及び復
調部230に委ねられている。図22及び23には、本
発明の変調部260の一部分及び復調部230の一部分
の詳細な実施例が夫々示されている。図8及び22を参
照すると、変調部260は、データバス285と、二相
符号化器262の間に二つの交番データパスを有する。
第1のデータパスは、一対の有効な署名バイトを署名レ
ジスタ260a及び260bにロードするためのパスで
ある(図22)。次いで、署名レジスタ260a及び2
60bに格納された署名バイトは、シフトレジスタ26
0c及び260dで夫々シフトされる。データバイト
は、1バイトのシフトが行われる出力FIFOレジスタ
264と、並列直列シフトレジスタ263に同時にロー
ドされる。
【0064】トランシーバー150にデータパケットの
送信準備ができているとき、ORゲート260eを介し
て二相符号化器262(図8)に接続された一対の有効
な署名バイトを保持するシフトレジスタ、即ち、シフト
レジスタ260c及び260d(図22)は、署名バイ
トに対応する出力信号を変調器261を介して電圧制御
発振器204に出力する。データは、ファームウェア又
は制御論理ハードウェアの制御の下でシフトレジスタ2
60c及び260dの中でクロック同期させられる。上
記データのビットは、送信器の発振器の標準的な広帯域
FSK変調を生成するため、二つの周波数の間で電圧制
御発振器の周波数を偏移させる。次に、データビットは
出力FIFOレジスタ264から並列直列シフトレジス
タ263を介してORゲート260eに伝達され、更
に、二相復号化器(図8)に伝達され、データビットは
変調器261によって変調される。変調器261からの
変調信号は、電圧制御発振器204の加算接合204a
に出力される(図7)。
【0065】逆に、図23に示したように、トランシー
バー150が受信モードの場合、復調部230は、比較
器233c及び233dの組を用いて、到来するデータ
パケットの署名バイトを比較する。署名レジスタ233
e及び233fは、有効な署名ワードで予めロードされ
ている。到来する全データバイトは、比較器233c、
233dに到来するデータストリームの2バイトを同時
に比較させるシフトレジスタ233e、233bを通
る。両方の比較器233c及び233dで一致が検出さ
れたとき、即ち、トランシーバー150が有効な署名ワ
ードを認識したとき、有効なデータビットストリームが
通過する予定であることを通知する制御信号は、ゲート
233gからトランシーバー150のディジタル制御回
路又はホストコンピュータ100に送られる。
【0066】二つの有効な署名ワードの検出の成功によ
って、直列並列シフトレジスタ234は到来するデータ
を受け入れ始めることが可能になり、到来するデータ
は、同時に1バイトずつ入力FIFOレジスタ235
(図8)に供給される。入力FIFOレジスタ235に
格納されたデータは、次に、入力データバッファ280
(図8)に転送される。同時に、比較器233c、23
3dは、直列シフトレジスタ233a、233bと共
に、可能な有効署名ワードに対し全ての引き続くデータ
バイトの対を比較し続ける。従って、有効署名ワードが
検出された場合、ディジタル制御信号が、ORゲート2
33gからトランシーバー150のディジタル制御論理
295のマイクロコントローラ部に常に出力される。
【0067】復調部230によれば、ネットワーク上の
有効なトラフィックを検出することによる衝突防止手段
を備えた搬送波感知多重アクセス/衝突防止無線周波ロ
ーカルエリアネットワークを提供する。搬送波周波数の
検出の必要性を除去することにより、トランシーバー1
50は、無効な伝送及びノイズ信号を無視すると共に、
有効なネットワークトラフィックを正確に認定し得る。
かくして、送信されたデータの各パケットに特定の間隔
で署名情報を挿入する場合、有効なネットワークデータ
伝送を高い正解率で認定することが可能である。
【0068】一実施例において、署名ワードをデータパ
ケットのヘッダに挿入することにより、署名ワードがデ
ータパケットの開始を検出する識別フィールドとして使
用されている。復調部230は、次の直列データビット
ストリームを同期させる前にパケットヘッダ内の署名ワ
ードを検出する。多数のトランシーバーが物理的な設備
の範囲内で同一の周波数又はチャンネルで動作している
ときに、トラフィックの発生源を検出するため、別個の
署名ワードを使用することが可能である。かかる実施例
の場合、競合論理はファームウェアに実装され、即ち、
専用の競合ハードウェアは用いられていない。当業者
は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、それらの組合
せによって同一の機能を実現可能である。
【0069】データは所定の構造及び最大サイズのパケ
ットで送信されるので、データをチェックして、正確に
受信されていない場合、データを再送信することが可能
である。別のパケットが第1の送信器によって同一チャ
ンネルで伝送されているとき、第2の送信器によるパケ
ットの送信を回避する必要がある。従来技術のシステム
において、発生中のパケットを用いた衝突防止は、通
常、ある形式の搬送波検出システムによって得られる。
搬送波検出は、特に、ISM帯域の場合、ノイズ、干
渉、又は、隣のチャンネルのトラフィックを発生中のパ
ケットとして誤って認定することが屡々あるという欠点
がある。
【0070】上記搬送波検出の欠点は、干渉されるべき
ではないパケットをチャンネル内(in-channel)データと
して認定するための特別のバイト、又は、署名ワードを
パケットのデータストリームに挿入することにより解決
し得る。各チャンネルは、チャンネル内信号と隣接チャ
ンネル信号を識別するため固有の署名ワード、例えば、
図24に示された署名ワードSB1及びSB2を有して
もよい。図24には、チャンネル外の干渉をチャンネル
内のパケットの衝突と識別するための別個の署名ワード
と共に、隣接するチャンネル上の二つのパケットの一部
分が示されている。
【0071】上記署名ワードは、パケットの先頭を認定
するためパケットのヘッダに使用してもよい。パケット
の先頭の署名ワードは繰り返してもよいので、パケット
の本体における衝突防止に使用されるようなヘッダの先
頭を検出するため同一のハードウェア又はソフトウェア
を使用することが可能である。図24には、署名ワード
が周期的な間隔でパケット内のデータビットストリーム
に埋め込まれた本発明の署名ワードの一実施例が示され
ている。例えば、チャンネル1及びチャンネル2に割り
当てられた二つの別個の署名ワードSB1及びSB2
は、夫々、47 47h及び74 74hである。署名
ワードSB1、SB2は、データの22バイト毎にデー
タパケット内に挿入されるので、聴取トランシーバー、
例えば、トランシーバー150は、対応する115.2
Kビット/秒のデータレートで2 1/4ミリ秒以内に
そのチャンネル上のネットワークトラフィックを検出し
得るようになる。チャンネルのトラフィックの誤認定の
確率は、0.000015である。ランダムなノイズに
対し216=65,536個の可能なビットパターンを有
する2バイト=16ビットを考慮して上記確率を計算す
ると、ランダムな署名を表わす一つのパターンを発生す
るノイズの確率は、1/65,536=0.00001
526である。
【0072】更に、ランダム信号に起因して“有効”署
名ワードを誤認識する場合のペナルティーは、数ミリ秒
の1個のパケットの遅延、即ち、ランダムなバックオフ
と聴取サイクルのため必要な時間間隔だけである。署名
ワード検出は、従来の搬送波周波数検出スキームを用い
ることが非常に困難な場合と同一条件下で通信し得るよ
うになる利点がある。その上、署名ワードプロトコルの
オーバーヘッドが全体的なデータスループットに与える
影響は僅かしかない。パケットのデータ部分で伝送され
る文字の1/12は署名文字である場合を想定して上記
オーバーヘッドを計算すると、データパケットのオーバ
ーヘッドと遅延時間に対する比は、実際のスループット
の削減を支障のないチャンネルの5%未満に減少させ
る。
【0073】図25には、チャンネル1(図24)の署
名ワードを使用するデータパケットの全体が示されてい
る。署名ワードSB1はデータパケットの先頭に2回挿
入され、一つの署名ワードSB1が周期的な間隔でデー
タパケット内に設けられている点に注意が必要である。
より具体的に言うと、データパケットの先頭で、署名ワ
ードSB1は、2回挿入され、4バイトで与えられた1
6進数パターン47Hによって構成され、一方、データ
パケット内で、署名ワードSB1は、図25に示したよ
うに周期的に挿入されている。図24を参照して、署名
ワードは、22バイトのデータ毎にデータパケット内に
挿入されていることを説明したが、一つのデータパター
ンをパケットに挿入する頻度の決定は、当然、設計者の
裁量の範囲内である。その上、上記実施例のシステムの
場合、署名ワードは1ワード毎に2バイトを採用してい
るが、1バイト、或いは、、それ以外のバイト数又はビ
ット数を署名ワードに使用してよいことは当然認められ
る。
【0074】図26には、復調部230に含まれたゲー
ト233g(図23)からの署名検出器の出力パルスが
示されている。図26の署名パルスは、図25に示した
データパケットの開始に関して合わされ、パルスP1は
署名ワードSB1の最初の出現によって得られ、パルス
P2は署名ワードSB2の2回目の出現によって発生さ
れたことに注意する必要がある。同様に、パターンP3
及びP4の双方は、データパケット内にある署名ワード
SB1によって発生される。上記パルスによれば、二つ
の狭い間隔のパルスP1及びP2によってデータパケッ
トの開始を認定する機能が得られる。同様に、データパ
ケット中に、パルスP3及びP4は、発生中のパケット
との衝突を防止するため、他のトランシーバーによる同
一チャンネル上の伝送の開始を抑止するため使用され
る。署名ワードの挿入に起因した付加的なオーバーヘッ
ドは、衝突を防止し、再送信の必要性を回避することに
より補償される。署名ワードの使用によって、更に、搬
送波検出技術が送信の開始時を定めるため使用された場
合に生じるであろう間違った警告に起因した伝送の開始
の遅延は回避される。
【0075】図26において、データパケットの先頭の
署名ワードSB1の対は、時間間隔T1 だけ離れた出力
パルスP1及びP2を生じさせることに注意が必要であ
る。データパケット内で繰り返された一つの署名ワード
SB1によって間隔T2 が得られる。このようなタイミ
ング関係の場合、電力の節約と衝突防止の両方を実現す
ることが可能である。電力の節約に関し、データパケッ
トの先頭によってパルス間隔T1 が生じるので、トラン
シーバーがそのトランシーバーに向けられたデータパケ
ットが送出されたことが報告された後、上記の時間間隔
だけ離れたパルスの受信は、受信先のトランシーバーの
受信部内のプロセッサをターンオンする信号として使用
される。時間T2 だけ離れた署名ワードは、データを送
信する準備がある送信器に時間のフレームT2 の範囲内
に署名ワードの受信の聴取を可能にさせ、署名パルスを
受信しないままT2 を上回る時間間隔が経過した場合、
上記時間フレーム内にパルスが出現しないということ
は、チャンネル上にデータを送信している他の送信器は
存在しないことを示しているので、送信器は送信に着手
する。
【0076】上記の如く、図23に示した実施例におい
て、復調部230は、専用ハードウェア、例えば、直列
シフトレジスタ233a、233bと、ディジタル比較
器233c、233dと、シフトレジスタ233e、2
33fに格納された所定の(デフォルト)署名ワードと
を用いて実装されている。或いは、動作中に、署名シフ
トレジスタ233e及び233fは、ホストコンピュー
タ100によって定義された他の署名ワードと共にロー
ドしてもよい。他の署名ワードは、特定の周波数(チャ
ンネル)に対し選択されているので、隣接するチャンネ
ル間の接近した周波数間隔によって他のチャンネルの干
渉は生じない。
【0077】図27には、典型的なデータパケットのス
トリームが示されている。同図の(A)には、ヘッダの
32バイトと、後続のデータの512バイトと、後続の
チェックサムバイトと、後続のアクノリッジのウェイト
と、アクノリッジと、空きチャンネルを照合するための
聴取ウェイトと、次のデータパケットが示されている。
機能毎の典型的なバイト及び遅延時間が更に示されてい
る。同図の(B)には、同図の(A)においてデータ専
用の領域に署名ワード(2バイト)が挿入されたデータ
ストリームが示されている。同図の(C)には、スルー
プット計算のため同図の(B)のパケットに以下の名
前: tH = ヘッダ時間 tSP = 署名パケット時間 tCS = チェックサム時間 tR = 送信から受信へのスイッチング時間 tA = アクノリッジ時間 tL = チャンネルのトラフィック聴取時間 が付けられたパケットが示されている。上記時間は、ハ
ードウェアのパラメータ及びネットワークのプロトコル
に依存する。
【0078】本発明の実施例において、トランシーバー
回路の種々の部分が必要ではないとき、例えば、休止モ
ード中に総電力消費を削減するため、トランシーバー1
50に電力管理能力が具備されている場合がある。第1
に、トランシーバー150の機能的に別個の回路部分
は、動作中ではないとき、別々に電源を止められる。第
2、トランシーバー150の受信部は、ネットワーク動
作を聴取するため受信部を周期的に喚起する送信器の喚
起区間(以下に説明する)と関係した時間にタイマーが
セットされているので、到来するトラフィックがないと
き、電源を止められる。トランシーバー150の送信部
のデューティサイクル(即ち、送信器がオンしている時
間のパーセンテージ)は、典型的な応用の場合、受信時
の電力消費と同等の送信時電力消費を伴うので、約1%
である。トランシーバー150の受信部のデューティサ
イクルは約10%に低減され、トランシーバー150
は、その時間の89%でアイドル状態(又は“休止”)
にさせられる。第3に、12MHz乃至16MHzの周
波数で走行するシステムクロック信号CLKは、休止モ
ード中に動作禁止にされたトランシーバー150の部分
から切断される。例えば、休止モード中に、喚起タイマ
ーと関係した分周回路を除く全ての回路は、システムク
ロックCLKから切り離される。他の実施例の場合、喚
起タイマーは、電力消費を更に低減するため、32KH
zで走行する低い方の速度のクロックから駆動される。
【0079】しかし、設計によって発振器部200は非
常に僅かの電力を取るので、電力を節約するため発振器
部200の電源を完全には停止できない。発振器部20
0の一部を給電したままの状態に維持することにより、
発振器の再スタートのオーバーヘッドを除去し、発振器
部200の安定性を改良する。休止モード中に、電圧制
御発振器204及び基準発振器201は給電されたまま
である。シンセサイザー200は、休止モード中に、レ
ジスタの設定値を保持するため設けられ、電流ドレイン
は、上記構成部品に対し約1マイクロアンペアである。
かくして、低電力の発振器部200は、トランシーバー
150の“休止と受信”の比を最適化させることが可能
になる。
【0080】図28は発振器部200の詳細なブロック
図であり、トランシーバー150が休止モードのとき、
給電されたままの基準発振器201及び電圧制御発振器
204の両方が表わされている。抵抗R1はループフィ
ルタ増幅器205dに接続された加算接合抵抗である。
抵抗R2は、阻止キャパシタC1を介して変調部260
に接続された加算接合抵抗である。抵抗R3及びR4
は、分圧器を形成し、915MHzの中心周波数を供給
するよう選択された抵抗値を有し、これにより、変調部
260からの出力信号によって加算接合信号を無効にさ
せ得るようになるが、変調部260及びループフィルタ
増幅器205dが給電を停止されたとき、依然として安
定なデフォルト電圧をバリキャップVVC1に供給する
能力がある。抵抗R3及びR4の(電圧制御発振器がチ
ャンネルの中心でロックされたとき、必要とされる電圧
を測定するための標準的な分圧の式を用いて計算され
る)抵抗値の比は、電圧制御発振器204の周波数を所
望の周波数帯域の中央に調整するよう選択される。例え
ば、900MHzのISM帯域に対し、周波数は、(9
02+928)÷2=915MHzによって計算された
915MHzになるように選択される。
【0081】上記の如く、発振器200の要所部分が休
止モード中に給電されたままの場合、電力がシンセサイ
ザー202で回復されたとき、シンセサイザー202
は、動作を再開し、電圧制御発振器204を先にプログ
ラムされた周波数にセットする。基準発振器201は休
止モード中に給電を停止されていないので、例えば、基
準発振器201は、正確かつ安定な周波数制御信号を電
圧制御発振器204に供給可能である。その上、電圧制
御発振器204のトランジスタQ1は、非常に小さいノ
イズ数を有する低電力トランジスタであり、送信器及び
局部発振器用の低位相ノイズソースが得られる。低電力
基準発振器201は、最低のノイズ数の点で動作するの
で、発振器部200によって生成された位相ノイズは最
小限に抑えられる。
【0082】図29に示したように、トランシーバー1
50の受信部は、メッセージの受信、又は、送信前の他
の伝送の聴取に使用されていないとき、所定の時間の間
隔中、給電を停止、即ち、休止モードに入るようプログ
ラムされている。一方、図30及び31には、送信及び
受信モード中のトランシーバー150の(給電された)
動作的な部分620、630が示されている。
【0083】電源停止サイクルは、一連の注意パケット
からなる喚起の送信メッセージを発生する機能を行うト
ランシーバー150の送信部と適合する。かくして、ト
ランシーバー150には、割り込み駆動式喚起プロトコ
ルと自動(タイムアウト)喚起プロトコルとが設けられ
ている。図32は、第1のトランシーバー700aの典
型的な接続シーケンスを表わすタイミングチャートであ
り、休止モード中の第2のトランシーバー700bを喚
起することを意図するトランシーバー700aの送信器
部及び受信器部のタイミングが示されている。同図にお
いて、トランシーバー700bは、受信器部のタイミン
グだけが示されている。同図に示された夫々のタイミン
グの間隔は以下の式: Tawake > (Tlisten + 2Talert ) Twakeup > (Tsleep + Tawake ) によって制御されることに注意が必要である。
【0084】典型的な喚起シーケンスを以下に説明す
る。第1に、トランシーバー700aは、トランシーバ
ー700bが休止モードにある間に、トランシーバー7
00bの少なくとも一つのモニタリング間隔と一致する
必要がある一連の注意パケットからなる喚起シーケンス
を送信する。換言すれば、第1のトランシーバー700
aの注意パケットは、休止中のトランシーバー700b
が喚起期間中に少なくとも一つの注意パケットを受ける
のに十分な頻度で送信される必要がある。従って、トラ
ンシーバー700aは、トランシーバー700bの所定
の休止区間Tslee p よりも僅かに長い注意パケットを送
るようプログラムされている。かかる重複によって、二
つの非同期式トランシーバー、即ち、トランシーバー7
00a及びトランシーバー700bは、同期のための手
段がなくても、接続を確立し得るようになる。
【0085】トランシーバー700bがモニタリングを
行い(一時的に呼び出され)、トランシーバー700a
からの注意(喚起)パケットを受信するとき、トランシ
ーバー700bは、休止モードを終了し、アクノリッジ
信号ACKを呼出し側のトランシーバー700aに送出
し、トランシーバー700aにメッセージの送出を許可
する。典型的なメッセージ(パケット)の送信中に消費
される平均電力は、トランシーバーをスタンバイ(休止
モード)状態又は動作準備完了の何れかに維持するため
必要とされる電力よりも遙に小さい。
【0086】トランシーバー700aのホストコンピュ
ータ100への通信インタフェースは、トランシーバー
700bからの“アクノリッジ”の結果としてハードウ
ェア割り込みが発生されるまで、給電を停止されたまま
である。送信を試みる前に、トランシーバー700a
は、同一周波数上で送信する他の動作的なトランシーバ
ーを聴取する。第3のトランシーバーが動作的である場
合、トランシーバー700aは、第3のトランシーバー
が送信を終了するのを待機している間、電力を節約する
ため、一定(又はランダムな)時間間隔に亘って給電が
停止される。
【0087】図33には、トランシーバー700aから
トランシーバー700bに一つのメッセージ(パケッ
ト)を送るプロトコルが表わされている。喚起の際に、
トランシーバー700bは、アクノリッジ信号“AC
K”を期待しているトランシーバー700aに“AC
K”信号を送る。トランシーバー700aは、次いで、
トランシーバー700bにメッセージ(パケット)を自
由に送出する。
【0088】トランシーバー700bの受信部のデュー
ティサイクルは図34に示されている。トランシーバー
150のようなトランシーバーの受信部の典型的な動作
パラメータは、500ボルトで100mA(500m
W)である。従って、10:1又は10%のデューティ
サイクルによって、10mAの平均電流、即ち、50m
Wが得られる。
【0089】上記の如く、電力の節約は、種々の回路が
動作機能のため必要とはされていないとき、トランシー
バー150のクロックをディジタル回路の入力に対しゲ
ートをオフすることにより更に改善される。しかし、基
準発振器201は、連続的に走行し、即ち、給電され続
けている。休止モード中に、喚起回路以外の全ての回路
は、クロック入力がゲートオフされているので、静的な
電力だけを得る。基準発振器201は、安定性及び低位
相ノイズのため水晶制御されている。喚起の際に、クロ
ック信号CLKによって駆動された通常のクロック回路
は、スイッチオンされ、必要とされる動作的な精度によ
り早く戻るため、オンの状態を維持する。
【0090】本発明の一実施例のソフトウェアインタフ
ェースのブロック図が図35に示されている。この実施
例によれば、回線モデムと互換性のあるヘイズ(Hayes)
の“AT”コマンドセットが採用され、標準的な商業ソ
フトウェアパッケージの利用が可能になる。以下の表II
には、“AT”コマンドセットが表わされている。更
に、標準的なCOMポートを利用、又は、ホストコンピ
ュータバス上で標準的なUART(COMポートとして
アドレス指定可能)をエミュレートするインタフェース
を実装することにより、上記インタフェースは、ホスト
コンピュータ(ソフトウェア)から見ると、恰も内部通
信(COM)ポートを介して通信しているように見え
る。
【0091】表II “ATコマンドセット” 無線周波モデルに実現されたATコマンドセットは、殆
どのヘイズ互換性の9600/2400ボーのモデムに
実現された通常のATコマンドセットの非常に小さい部
分集合である。実現されたコマンドを以下に掲載する。
【0092】 DpN ノードIDnの無線周波モデムのダイヤ
ル。nは4乃至12桁の16進数である。 DTn ノードIDnの無線周波モデムのダイヤ
ル。nは4乃至12桁の16進数である。 E0 コマンド状態文字エコーの禁止 E1* コマンド状態文字エコーの許可 I0 製品IDとファームウェア版数の返答 Q0* 無線周波モデムの結果コードの返答 Q1 無線周波モデムの結果コードの返答無し V0 数値形式による結果コードの表示 V1* 語数の多い(英語)形式による結果コード
の表示 S0=n nは、自動応答の場合には非ゼロであり、
応答無しの場合にはゼロであり、デフォルトは0であ
る。
【0093】* はデフォルト設定値を示している。 12桁長未満のIDは後側にゼロが詰められている点に
注意が必要である。Xコマンドは実現されていないの
で、デフォルトのXコマンド設定値は、X1である。&
C及び&Dコマンドは実現されていないので、デフォル
トは&C1&D2である。これにより、無線周波リンク
がある間に搬送波がアサートされることを意味する。
【0094】上記の如く、トランシーバー150は、衝
突防止を備えた搬送波感知多重アクセスプロトコルを実
現する。上記プロトコルによって、同一周波数上、同一
サービスエリア内で、干渉することなく多数のトランシ
ーバーを動作させ得るようになる。搬送波感知多重アク
セス/衝突防止プロトコルは、衝突を最小限に抑えるた
め、トランシーバーが送信前に聴取することを必要とす
るので優れている。衝突は、聴取期間の終了と、送信の
開始の間の短い間隔だけで生じる可能性がある。衝突が
発生しない場合、衝突に合っている両方のトランシーバ
ーは、2番目の衝突の可能性を最小限に抑えるため、送
信を試みる前に、ランダムな時間間隔を待機することが
要求される。
【0095】その上、上記実施例において、パケット
は、エラー検出時に自動的に再送信されるので、従来の
無線リンクを介した簡単な直接通信プロトコルによって
得られる信頼性よりも高いレベルの信頼性が得られる。
再送信前の時間遅延は、好ましくは、トランシーバー7
00bの受信部が、エラーをチェックし、“ACK”を
送り返すため必要とする最大の時間にセットされる。典
型的に、リトライ回数は、例えば、100回のようにデ
フォルトの数にセットされるが、特定のソフトウェアア
プリケーションによってそれ以外の数にセットしてもよ
く、或いは、ネットワーク環境に適合させてもよい。
【0096】上記実施例において、エラー検出は、デー
タパケット内のバイトの和の残余であるチェックバイト
によって行われる。送信器において、全てのバイトは、
2バイトの和を充たすため加算され、16ビットからの
オーバーフローは無視される。上記2進数の補数がデー
タバイトの後に送信される。受信器において、同一の総
和が行われ、オーバーフローは同様に無視して、残余が
送信された補数に加算される。エラーが存在しない場
合、オーバーフローが無視された残余と補数の合計はゼ
ロに一致すべきである。これにより、簡単ではあるが、
効果的なエラー検出が行われる。
【0097】トランシーバー150は、ソフトウェア、
ファームウェア、及び/又は、ハードウェアの追加によ
って周波数アジリティ(agility) が得られるので、動作
中に周波数を変更し得るようになる。上記実施例におい
て、自動的な周波数アジリティがファームウェアで実現
される。これにより、特定の機器又は環境に合わせ得る
柔軟性のあるアルゴリズムが作成される。デフォルトの
周波数アジリティアルゴリズムは、トランシーバー15
0に組み込むことが可能であり、必要があれば、アプリ
ケーションソフトウェアによって無効にしてもよい。あ
る種の応用では、周波数アジリティファームウェアによ
り、上記応用のため最適化されたアルゴリズムに従っ
て、アプリケーションプログラムはシンセサイザー20
2を特定の周波数又はチャンネルに再プログラミングし
得るようになる。
【0098】周波数アジリティの実現 周波数アジリティは、トランシーバーの周波数を変える
外部ソフトウェアの追加、又は、付加的な内部ファーム
ウェアによって組み込まれている。内部ファームウェア
によれば自動周波数アジリティ動作が得られ、外部周波
数アジリティの使用によって、上記アルゴリズムは特定
の機器環境に合わせることが可能である。内部ファーム
ウェアは、通信のため使用されるチャンネルを得る手段
を提供するため、ファームウェア又はハードウェアの何
れかで実現された署名検出を利用する。探索されるべき
チャンネルの数を最小限に抑えるためのハードウェア又
はファームウェアの選択によってチャンネルが予め明確
であるならば、上記チャンネルは帯域の範囲内で任意的
である。基本原理は、頻繁な間隔で出現する埋め込まれ
た署名バイトの対を検出するため短い時間にチャンネル
を検査することである。典型的なアルゴリズムは、予め
チャンネルを優先順位に割り当て、空のチャンネルを見
つける可能性を最大限にするため帯域の範囲内で飛び回
る。トランシーバーは、全て同一の初期“呼出し”チャ
ンネルで動作するが、メッセージがプログラム可能な試
行回数の範囲内で承認されなかった場合、送信器は、優
先度リスト内の次のチャンネルに変わり、そのチャンネ
ルにパケットを通すことを試みる。
【0099】メッセージを期待している受信器は、メッ
セージ中の少なくとも二つの署名を受信するため必要な
期間に亘って聴取し、何も受信されなかった場合、次の
優先度のチャンネルに進む。受信器は、ネットワークの
トランシーバーの中からチャンネルに送信している一つ
のトランシーバーを非常に早く判定することができるの
で、受信器は送信器よりも早くチャンネルを走査するこ
とが可能である。これによって、受信器は送信器を捉
え、通信し得るようになる。
【0100】可能なアルゴリズムは呼出しチャンネルを
使用し、意図された受信器が有効な署名を認定した場
合、そのアドレスを探索することが可能である。たと
え、ノイズの多いチャンネルであっても、通常、幾らか
のデータを通過させることは可能であるが、完全なパケ
ットは得られない。パケットが正しくない場合、受信器
は否アクノリッジ(NACK)を送信器に送出し、送信
器は、プログラム可能な個数のNACKの後、次の優先
度のチャンネルに移り、もう一度試行する。受信器は、
これ以上は上記送信器を検出しないので、次の優先度の
チャンネルに移り、かつ、必要があれば、呼出し送信器
に到達するまで順番に各チャンネルを移動する。
【0101】
【実施例】好ましい一実施例において、N個のプログラ
マプルチャンネルと、プログラマブル優先度リストと、
部分的にプログラマブルな署名ワードと、次のチャンネ
ルに移る前のプログラマブルな送信器のリトライ回数
と、次のチャンネルに移る前のプログラマブルな受信器
の聴取時間と、休止する前のプログラマブルなチャンネ
ル探索数とを考える。例示的なデフォルト値は、8チャ
ンネルと、チャンネルの優先順位1−8−4−6−2−
7−3−5と、署名ワードw1−w2−w3−w4−w
5−w6−w7−w8と、リトライ数=10回と、聴取
時間2ミリ秒と、休止前のチャンネル探索数5個とから
なる。優先度チャンネルリストをゼロにセットすること
により、周波数アジリティは禁止される。2台のトラン
シーバーは、同一チャンネル及び同一チャンネル署名を
有する限り、共に動作し得る。優先度リストと、送信リ
トライ数と、聴取時間と、チャンネル探索数は、2台の
トランシーバーが通信するために同一であることは必要
ではない。
【0102】PCMCIA規格の形状は、例えば、拡張
された1.5インチ(3.81cm)のように変形して
もよい。PCMCIA規格の形状のトランシーバー15
0とホストコンピュータ100の間には、並列バスイン
タフェース、ラインプリンタポートのような直列ポー
ト、及び、モデムエミュレーティングインタフェースを
含む他のインタフェースを用いることが可能である。
【0103】図35には、無線周波モデムを実現するた
め利用されたハードウェア及びソフトウェアのブロック
が示されている。特定の実施例を参照して本発明を説明
したが、上記本発明の説明は限定することを意図したも
のではなく、本発明の目的の範囲内で他の実施例を実現
することが可能である。従って、PCMCIA規格の形
状の無線周波トランシーバーを用いて本発明を説明した
が、本発明の原理は、ネットワーク環境の無線通信の場
合にも同様に適用できる。
【0104】
【発明の効果】上記の説明のように、本発明によれば、
トランシーバーはアイドル状態にあるとき、いつでも休
止状態に入るので、電力が節約される。更に、データパ
ケットに埋め込まれた署名ワードを認識することによ
り、ノイズと有効なメッセージとを識別し得るようにな
る。
【0105】更に、本発明によれば、衝突防止機能を実
現できるので、同一周波数上、同一サービスエリア内
で、干渉することなく多数のトランシーバーを動作させ
得る利点がある。更に、エラー検出時にパケットを自動
的に再送信することにより、従来の無線リンクを介した
簡単な直接通信プロトコルによって得られる信頼性より
も高いレベルの信頼性が得られる。トランシーバーは、
ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は、ハードウ
ェアの追加によって周波数鋭敏性が得られ、動作中に周
波数を変更し得るようになるので、特定の機器又は環境
に合わせ得る柔軟性のある周波数アジリティアルゴリズ
ムをトランシーバーに組み込むことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型トランシーバーに接続されたホス
トコンピュータの斜視図である。
【図2】トランシーバーの簡単化されたブロック図であ
る。
【図3】受信モード中に発振器をアンテナから遮断する
アナログスイッチ対を表わす図である。
【図4】図3に示した緩衝スイッチの送信及び受信信号
路を示す図である。
【図5】図2のトランシーバーに使用された低ノイズ増
幅器とミキシング部の詳細ブロック図である。
【図6】増幅器/フィルタ部のセットによって形成され
たIbbとQbbの並列処理路の説明図である。
【図7】発振器部200の概要と、トランシーバーに使
用された電圧制御発振器の詳細部分の構成図である。
【図8】図2のトランシーバーに使用された復調部23
0と、変調部260と、データバッファ280の詳細ブ
ロック図である。
【図9】図2のトランシーバーのアナログ部分200及
び210の詳細ブロック図である。
【図10】(A)は従来の典型的なパッチアンテナの上
面図であり、(B)は(A)の線L1−L1から見た側
面図である。
【図11】(A)は本発明のパッチアンテナの上面図で
あり、(B)は(A)の線L2−L2から見た側面図で
ある。
【図12】(B)は本発明の一実施例のアンテナの平面
図、(A)は(B)の線L1−L1から見た側面図、
(C)は(B)の線L2−L2から見た側面図、(D)
は(B)の線L3−L3から見た側面図である。
【図13】PCMCIA形の無線周波カード/アンテナ
の斜視図である。
【図14】本発明によるトランシーバーのアンテナ部、
フレーム及びコネクタの分解斜視図である。
【図15】従来技術の通常のスロットアンテナの平面図
である。
【図16】(A)乃至(C)は図15のスロットアンテ
ナの構造から始めて(C)のスロットアンテナを製造す
る順次の段階の説明図である。
【図17】(A)は本発明で使用される印刷回路基板の
平面図であり、(B)は(A)の線L−Lから見た側面
図である。
【図18】復調部で使用される状態装置の一実施例のブ
ロック図である。
【図19】図18の状態装置の状態図である。
【図20】図18の状態装置の詳細な論理レベルの実装
の説明図である。
【図21】状態装置のI及びQ状態を示すタイミングチ
ャートである。
【図22】本発明による変調部の一部を示す図である。
【図23】本発明による復調部の一部を示す図である。
【図24】署名ワードが周期的間隔でデータビットスト
リームに埋め込まれた本発明の一実施例の説明図であ
る。
【図25】チャンネル1の署名ワードを用いて伝送され
た典型的なデータパケットの説明図である。
【図26】図24の受信署名ワードによって得られた署
名検出器からの出力パルスの説明図である。
【図27】(A)乃至(C)は典型的なデータパケット
ストリームの説明図である。
【図28】トランシーバーが休止モードである場合に給
電され続ける基準発振器と電圧制御発振器の両方を表わ
す発振器部の詳細なブロック図である。
【図29】点線内に示された部分が休止モードの機能説
明と共に例示されたトランシーバーのブロック図であ
る。
【図30】点線内に示された部分は送信モード中に動作
的に給電される部分を表わすトランシーバーのブロック
図である。
【図31】点線で示された部分は受信モード中に給電さ
れる部分を表わすトランシーバーのブロック図である。
【図32】2台のトランシーバー間の典型的な接続シー
ケンスを表わすタイミングチャートである。
【図33】一方のトランシーバーからもう一方のトラン
シーバーに信号メッセージ(データパケット)を送出す
る典型的なプロトコルを示す図である。
【図34】トランシーバーの受信部のデューティサイク
ルの説明図である。
【図35】シルアルポート(RS−232規格)及びA
T形の命令セットを使用する無線周波モデムのソフトウ
ェアを説明するブロック図である。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 150 トランシーバー 200 発振器部 201 基準発振器 202 シンセサイザー 204 電圧制御発振器(VCO) 204a 加算接合 205 フィードバック制御ループ 205a 電力増幅器 205b,211i,211q ローパスフィルタ 205c プリスケーラー 205d ループフィルタ/増幅器 210 スイッチング及びミキシング部 211 送信/受信スイッチ 211A,211B,212A,212B アナログ
スイッチ 211C,211D,212C,212D インバー
タ 212 送信/局部発振スイッチ 213 広帯域フィルタ 214 低ノイズ増幅器(LNA) 215 ミキシング部 215i,215q ミキサー 220 ベースバンド増幅器/フィルタ 221i,221q,223i,223q ローパス
フィルタ 222i,222q 高利得増幅器 224i,224q 飽和増幅器 225i,225q,233c,233d 比較器 230 復調部 231 復調器 232 二相復号化器 233 署名検出器シフトレジスタ 233a,233b 直列シフトレジスタ 233c,233d 比較器 233e,233f シフトレジスタ 233g ゲート 234 直列並列シフトレジスタ 235 先入れ先出しシフトレジスタ 250 アンテナ 260 変調部 260a,260b 署名レジスタ 261 変調器 262 二相符号化器 264 出力FIFOバッファ 280 データバッファ 281 入力データバッファ 282 出力データバッファ 285 データバス 290 制御バス 291 ホストインタフェース 295 ディジタル制御論理部 299 データインタフェースバス 350 スロットアンテナ 350b フロントエンド 380 無線周波カード/アンテナ結合体 380b フロント部 381 フレーム 382a 上部カバー 382b 下部金属カバー 383 コネクタ 384,385 側面 384a 調整クリップ 385b 接地クリップ 386 スロット 387a,387b 駆動点 388 印刷回路基板組立体 388a,388b 印刷回路基板 388c ディジタルASIC素子 388e ブリッジコネクタ 390 シート 391 開口端 400 状態装置 410,417,420,427,430 ラッチ 411,412,413,414,421,422,4
23,424 NANDゲート 415,425 ORゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム エフ カーン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94303 パロ・アルト エムバークデアロ ウ・ロード 889番 (72)発明者 ドゥオン エクス ディン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95122 サン・ホゼ トルバート・ドライ ヴ 1579番

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷回路基板と;上記印刷回路基板上
    に配置された無線周波送信器及び無線周波受信器と;上
    記印刷回路基板上に配置され、上記送信器及び上記受信
    器をホストコンピュータに電気接続するコネクタと;少
    なくとも部分的に上記印刷回路基板を取り囲み、上記無
    線周波送信器及び上記無線周波受信器に接続され、無線
    周波信号を送信及び受信するスロットアンテナとからな
    るホストコンピュータ用無線周波トランシーバー。
  2. 【請求項2】 メモリカードインタフェースを有するホ
    ストコンピュータ用無線周波トランシーバーであって:
    上記トランシーバーを収容するメモリカード互換性のエ
    ンクロージャと;上記エンクロージャ内に配置された無
    線周波送信器及び無線周波受信器と;上記エンクロージ
    ャ上に配置され、上記無線周波送信器及び上記無線周波
    受信器をホストコンピュータのメモリカードインタフェ
    ースに電気接続するコネクタと;上記メモリカード互換
    性のエンクロージャに配置され、上記無線周波送信器及
    び上記無線周波受信器に接続され、無線周波信号を送信
    及び受信するアンテナとからなる無線周波トランシーバ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記エンクロージャは拡張メモリカード
    フォーマットと互換性がある請求項2記載の無線周波ト
    ランシーバー。
  4. 【請求項4】 無線周波トランシーバーとホストコンピ
    ュータの結合体であって:少なくとも部分的に上記ホス
    トコンピュータ内に配置され、上にコンピュータのロー
    カルバスがある印刷回路基板と;上記印刷回路基板上に
    配置された無線周波送信器及び無線周波受信器と;上記
    無線周波送信器及び上記無線周波受信器を上記コンピュ
    ータのローカルバスに電気接続するコネクタと;少なく
    とも部分的に上記印刷回路基板を取り囲み、上記無線周
    波送信器及び上記無線周波受信器に接続され、無線周波
    信号を送信及び受信するアンテナとからなる結合体。
  5. 【請求項5】 上記アンテナはパッチアンテナである請
    求項1記載の無線周波トランシーバー。
  6. 【請求項6】 上記アンテナはスロットアンテナである
    請求項1記載の無線周波トランシーバー。
  7. 【請求項7】 上記コネクタは上記印刷回路基板の第1
    の縁に配置され、上記アンテナは上記印刷回路基板の第
    2の対向する縁に配置されている請求項1記載の無線周
    波トランシーバー。
  8. 【請求項8】 上記アンテナは第1及び第2の導電性プ
    レートからなり、上記印刷回路基板は上記第1及び第2
    の導電性プレートの間に介挿されている請求項1記載の
    無線周波トランシーバー。
  9. 【請求項9】 上記第1及び第2の導電性プレートの各
    々は、金属鋳物からなる請求項8記載の無線周波トラン
    シーバー。
  10. 【請求項10】 上記第1及び第2の導電性プレート
    は、シートメタルからなる請求項8記載の無線周波トラ
    ンシーバー。
  11. 【請求項11】 誘電性材料が、上記第1及び第2の導
    電性プレートの周辺で上記プレートの間に介挿され、こ
    れにより、エンクロージャを画成し、上記第1のプレー
    トに接触する一方の部分及び上記第2のプレートに接触
    するもう一方の部分を有し上記アンテナを回転させる第
    1及び第2の導電性バーが、上記エンクロージャ上に設
    けられている請求項8記載の無線周波トランシーバー。
  12. 【請求項12】 上記エンクロージャはメモリカードと
    同じ形状を有する請求項11記載の無線周波トランシー
    バー。
  13. 【請求項13】 上記エンクロージャは拡張メモリカー
    ドと同じ形状を有する請求項11記載の無線周波トラン
    シーバー。
  14. 【請求項14】 上記エンクロージャは拡張メモリカー
    ドと同じ形状を有し、上記第1及び第2の導電性プレー
    トはシートメタルからなる請求項11記載の無線周波ト
    ランシーバー。
  15. 【請求項15】 上記送信器は発振器を更に有し、上記
    トランシーバーが受信モードであるとき、上記発振器は
    少なくとも二つのスイッチによって上記アンテナから隔
    離され、これにより、上記発振器によって上記受信器に
    生じるノイズを低減する請求項1記載の無線周波トラン
    シーバー。
  16. 【請求項16】 上記無線周波受信器は、受信信号のデ
    ィジタル署名を認定する署名検出器を更に有する請求項
    1記載の無線周波トランシーバー。
  17. 【請求項17】 上記無線周波送信器は、署名ワードを
    送信する署名作成器を更に有する請求項16記載の無線
    周波トランシーバー。
  18. 【請求項18】 無線周波送信器部と;無線周波受信器
    部と;アンテナ端子と;無線周波送信信号を受ける無線
    周波送信入力端子と、上記アンテナ端子に接続された受
    信器入力端子と、上記無線周波受信部に接続された受信
    出力端子と、上記アンテナ端子に接続された無線周波出
    力端子と、制御信号入力端子とを有し、上記受信器入力
    端子を上記受信器出力端子に選択的に接続するため動作
    可能な第1のスイッチと、上記無線周波入力端子を上記
    無線周波出力端子に選択的に接続するため動作可能な第
    2のスイッチとからなる送信/受信スイッチング部と;
    無線周波送信信号を受ける無線周波送信入力端子と、局
    部発振器信号を受ける局部発振器入力端子と、無線周波
    送信出力端子と、局部発振器信号を上記無線周波受信器
    部に供給する局部発振器出力端子と、制御信号入力端子
    とを有し、上記無線周波送信入力端子を上記無線周波送
    信出力端子に選択的に接続するため動作可能な第1のス
    イッチと、上記局部発振器入力端子を上記局部発振器出
    力端子に選択的に接続するため動作可能な第2のスイッ
    チとからなる送信/局部発振器スイッチング部と;上記
    送信/局部発振器スイッチング部の上記無線周波送信出
    力端子を上記送信/受信スイッチング部の上記無線周波
    送信入力端子に接続する手段と;上記送信/受信スイッ
    チング部の上記制御入力端子及び上記送信/局部発振器
    スイッチング部の上記制御入力端子に接続され、その送
    信モード制御信号の受信に応答して、上記送信/局部発
    振器スイッチング部の上記第1のスイッチが閉じられ、
    かつ、上記送信/局部発振器スイッチング部の上記第2
    のスイッチが開かれ、更に、上記送信/受信スイッチン
    グ部の上記第1のスイッチが開かれ、かつ、上記送信/
    受信スイッチング部の上記第2のスイッチが閉じられる
    送信モード制御信号を、上記送信/受信スイッチング部
    及び上記送信/局部発振器スイッチング部に供給する手
    段を有する制御回路とからなる無線周波トランシーバ
    ー。
  19. 【請求項19】 上記制御回路は、その受信モード制御
    信号の受信に応答して、上記送信/受信スイッチング部
    の上記第1のスイッチが閉じられ、かつ、上記送信/受
    信スイッチング部の上記第2のスイッチが開かれ、更
    に、上記送信/局部発振器スイッチング部の上記第1の
    スイッチが開かれ、かつ、上記送信/局部発振器スイッ
    チング部の上記第2のスイッチが閉じられる受信モード
    制御信号を、上記送信/受信スイッチング部の上記制御
    入力端子及び上記送信/局部発振器スイッチング部の上
    記制御入力端子に供給する手段を更に有する請求項18
    記載の無線周波トランシーバー。
  20. 【請求項20】 上記送信/受信スイッチング部の上記
    第1及び第2のスイッチと、上記送信/局部発振器スイ
    ッチング部の上記第1及び第2のスイッチは、夫々、電
    界効果トランジスタ装置により構成される請求項18記
    載の無線周波トランシーバー。
  21. 【請求項21】 長さLと幅Wを有する導電性材料から
    なる第1のシートと;長さLと幅Wを有する導電性材料
    からなる第2のシートと;上記第1のシートと上記第2
    のシートの間に介挿された誘電性材料の層とからなるア
    ンテナ。
  22. 【請求項22】 長さLは幅Wに等しい請求項21記載
    のアンテナ。
  23. 【請求項23】 上記導電性材料からなる第1及び第2
    のシートは銅製である請求項21記載のアンテナ。
  24. 【請求項24】 上記誘電性材料の層はエポキシ製であ
    る請求項23記載のアンテナ。
  25. 【請求項25】 長さLと幅Wは異なる請求項21記載
    のアンテナ。
  26. 【請求項26】 第1及び第2の対向する辺と、周囲を
    画成する縁とを有する絶縁材料の本体と;上記本体の上
    記第1の辺に配置された導電性材料の第1のプレート
    と;上記本体の上記第2の辺に配置された導電性材料の
    第2のプレートと;上記周囲の第1の場所に配置され、
    上記第1のプレートと接触した第1の部分及び上記第2
    のプレートと接触した第2の部分を有する伝導性材料か
    らなる第1の調整クリップと;上記周囲の第2の場所に
    配置され、上記第1のプレートと接触した第1の部分及
    び上記第2のプレートと接触した第2の部分を有する伝
    導性材料からなる第2の調整クリップとからなるアンテ
    ナ。
  27. 【請求項27】 上記導電性材料の第1及び第2のプレ
    ートは、夫々、金属鋳物からなる請求項26記載のアン
    テナ。
  28. 【請求項28】 上記導電性材料の第1及び第2のプレ
    ートは、夫々、シートメタルからなる請求項26記載の
    アンテナ。
  29. 【請求項29】 入力及び出力を有する復調器と;上記
    復調器からのデータを受ける入力と、直列データを供給
    する第1の出力とを有する二相復号化器と;上記復調器
    の出力を上記二相復号化器の入力に接続する手段と;上
    記二相復号化器からの復号化データを受ける入力を有
    し、上記復号化データを格納する復号化データ記憶手段
    と、署名を格納する署名記憶回路と、上記復号化データ
    記憶手段及び上記署名記憶回路に接続され、上記格納さ
    れた復号化データを上記格納された署名と比較する比較
    回路とを有する署名検出器と;上記二相復号化器の出力
    を上記署名検出器の入力に接続する手段と;上記二相復
    号化器から直列データを受ける入力及び並列データを供
    給する出力とを有する直列−並列データ変換回路と、 上記二相復号化器の出力を上記直列−並列データ変換回
    路の入力に接続する手段とからなる無線周波受信器の復
    調部。
  30. 【請求項30】 上記復号化データ記憶手段は直列シフ
    トレジスタからなる請求項29記載の復調部。
  31. 【請求項31】 上記直列−並列データ変換回路は、直
    列−並列シフトレジスタからなる請求項29記載の復調
    部。
  32. 【請求項32】 第1の送信器及び第1の受信器を有す
    る第1のトランシーバーと、第2の送信器及び第2の受
    信器を有する第2のトランシーバーの間のデータ通信方
    法であって:上記第1及び第2のトランシーバーが動作
    していないとき、上記第1及び第2の受信器を休止区間
    と聴取区間とからなるスタンバイ区間に入れる段階から
    なる方法。
  33. 【請求項33】 上記休止区間と聴取区間は交番する請
    求項32記載の方法。
  34. 【請求項34】 上記第2の受信器の少なくとも一つの
    上記聴取区間中に、上記第1の送信器から少なくとも一
    つの喚起信号を送信する段階と;上記第2の受信器で上
    記喚起信号を受ける段階と;上記第2の送信器を上記ス
    タンバイモードから戻す段階とを更に有する請求項32
    記載の方法。
  35. 【請求項35】 上記第2の送信器からアクノリッジ信
    号を送出する段階と;上記第1の受信器で上記アクノリ
    ッジ信号を受ける段階とを更に有する請求項34記載の
    方法。
  36. 【請求項36】 送信部及び受信部を有する複数のトラ
    ンシーバーにより構成され、データが情報のパケットの
    形式で伝送される通信システムを動作させる方法であっ
    て: (a)第1の署名ワードを作成する段階と; (b)上記情報のパケットの各々の送信の前に上記第1
    の署名ワードを送信する段階とからなる方法。
  37. 【請求項37】 (c)第2の署名ワードを作成する段
    階と; (d)各情報のパケット内で上記第2の署名ワードを送
    信する段階とを更に有する請求項36記載の方法。
  38. 【請求項38】 段階(c)において、上記第2の署名
    ワードは上記第1の署名ワードに対応するよう作成され
    る請求項37記載の方法。
  39. 【請求項39】 段階(d)において、上記第1の署名
    ワードは、上記各パケットの送信の前に複数回送信され
    る請求項36記載の方法。
  40. 【請求項40】 上記情報のパケットは複数の情報のパ
    ケットを含み、段階(b)において、上記第1の署名ワ
    ードは上記各パケットの送信の前に複数回送信され、段
    階(d)において、上記第2の署名ワードは上記各パケ
    ットの情報のブロックの間の間隔で伝送される請求項3
    7記載の方法。
  41. 【請求項41】 署名ワードを作成し、上記署名ワード
    を出力に供給する署名作成器と;入力及び出力を有する
    並列−直列データ変換回路と;第1の入力と第2の入力
    と出力を有し、上記第1又は第2の入力で受信された信
    号を上記出力に選択的に供給するため動作する結合回路
    と;上記署名作成器の出力を上記結合回路の第1の入力
    に接続する手段と;上記並列−直列データ変換回路の出
    力を上記結合回路の第2の入力に接続する手段とからな
    る無線周波送信器の変調部。
  42. 【請求項42】 入力及び出力を有する二相符号化器
    と;上記結合回路の出力を上記二相符号化器の入力に接
    続する手段とを更に有する請求項41記載の変調部。
  43. 【請求項43】 入力及び出力を有する変調器と;上記
    二相符号化器の出力を上記変調器の入力に接続する手段
    とを更に有する請求項42記載の変調部。
  44. 【請求項44】 上記並列−直列データ変換回路は、並
    列−直列シフトレジスタからなる請求項41記載の変調
    部。
JP09860396A 1995-04-20 1996-04-19 データ通信用無線トランシーバー Expired - Fee Related JP3773298B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US425635 1989-10-23
US42563595A 1995-04-20 1995-04-20

Related Child Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005158116A Division JP3867094B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 通信システムを動作させる方法
JP2005158117A Division JP4018108B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波送信器の変調装置
JP2005158115A Division JP3983777B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 データ通信方法
JP2005158112A Division JP3983776B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波トランシーバ
JP2005158113A Division JP4074626B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 アンテナ
JP2005158114A Division JP3946732B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波受信器の復調器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08321791A true JPH08321791A (ja) 1996-12-03
JP3773298B2 JP3773298B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=23687393

Family Applications (7)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09860396A Expired - Fee Related JP3773298B2 (ja) 1995-04-20 1996-04-19 データ通信用無線トランシーバー
JP2005158112A Expired - Lifetime JP3983776B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波トランシーバ
JP2005158113A Expired - Lifetime JP4074626B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 アンテナ
JP2005158117A Expired - Fee Related JP4018108B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波送信器の変調装置
JP2005158114A Expired - Fee Related JP3946732B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波受信器の復調器
JP2005158116A Expired - Lifetime JP3867094B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 通信システムを動作させる方法
JP2005158115A Expired - Fee Related JP3983777B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 データ通信方法

Family Applications After (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005158112A Expired - Lifetime JP3983776B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波トランシーバ
JP2005158113A Expired - Lifetime JP4074626B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 アンテナ
JP2005158117A Expired - Fee Related JP4018108B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波送信器の変調装置
JP2005158114A Expired - Fee Related JP3946732B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 無線周波受信器の復調器
JP2005158116A Expired - Lifetime JP3867094B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 通信システムを動作させる方法
JP2005158115A Expired - Fee Related JP3983777B2 (ja) 1995-04-20 2005-05-30 データ通信方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6278864B1 (ja)
JP (7) JP3773298B2 (ja)
DE (1) DE19614979C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1198047A (ja) * 1997-07-18 1999-04-09 Nokia Mobile Phones Ltd 電子装置
US7085382B2 (en) 1999-12-27 2006-08-01 Nec Corporation Communication device, communication device set, authentication method and method of wireless-connecting terminals

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040160906A1 (en) 2002-06-21 2004-08-19 Aware, Inc. Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability
US6445730B1 (en) * 1998-01-26 2002-09-03 Aware, Inc. Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability
US6411646B1 (en) * 1998-06-30 2002-06-25 Conexant Systems, Inc. Direct conversion time division duplex radio, direct sequence spread spectrum cordless telephone
FI112741B (fi) 1998-11-26 2003-12-31 Nokia Corp Menetelmä ja järjestely RF-signaalien lähettämiseksi ja vastaanottamiseksi tiedonsiirtojärjestelmien erilaisissa radiorajapinnoissa
US6343208B1 (en) * 1998-12-16 2002-01-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Printed multi-band patch antenna
US7149473B1 (en) * 1999-01-15 2006-12-12 Nokia Corporation Interface
ATE235769T1 (de) * 1999-01-15 2003-04-15 Nokia Corp Schnittstelle zwischen einer basisband- vorrichtung und einem rf-transceiver
FI111420B (fi) 1999-05-07 2003-07-15 Nokia Corp Elektroniikkalaitteen laajennuskortin antennirakenne
US6516183B1 (en) * 1999-09-10 2003-02-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for disturbance compensation of a direct conversion receiver in a full duplex transceiver
US6717981B1 (en) * 1999-12-14 2004-04-06 Koninklijke Philips Electronics N.V. Transmitter image suppression in TDD transceivers
US6665276B1 (en) * 2000-02-24 2003-12-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Full duplex transceiver
DE10024267A1 (de) * 2000-05-17 2001-11-29 Bosch Gmbh Robert Rundfunkempfänger für den Empfang von digitalen Rundfunksignalen und Verfahren zum Empfang von digitalen Rundfunksignalen
US6928301B2 (en) * 2000-08-11 2005-08-09 Novatel Wireless, Inc. Distributed architecture wireless RF modem
AU2002242351A1 (en) * 2000-10-06 2002-04-22 Hlan Inc. Multiple antenna system for wireless communication
WO2002069122A1 (fr) * 2001-02-26 2002-09-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Carte et dispositif de communication
US6920316B2 (en) * 2001-09-04 2005-07-19 Freescale Semiconductor, Inc. High performance integrated circuit regulator with substrate transient suppression
KR100556241B1 (ko) * 2002-01-25 2006-03-03 삼성전자주식회사 휴대형 단말기 및 그 제어방법
US6944432B2 (en) * 2002-11-12 2005-09-13 Nokia Corporation Crystal-less oscillator transceiver
KR20040042357A (ko) * 2002-11-14 2004-05-20 삼성전자주식회사 휴대용 컴퓨터 및 휴대용 컴퓨터의 제어방법
US7010330B1 (en) 2003-03-01 2006-03-07 Theta Microelectronics, Inc. Power dissipation reduction in wireless transceivers
US8320845B2 (en) * 2003-03-18 2012-11-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Radio transmitter
US8000278B2 (en) * 2003-05-12 2011-08-16 Intel Corporation De-activation, at least in part, of receiver, in response, at least in part, to determination that an idle condition exists
US20040228341A1 (en) * 2003-05-12 2004-11-18 Avi Costo De-activation, at least in part, of receiver, in response, at least in part, to determination that an idle condition exists
US6914522B2 (en) * 2003-05-23 2005-07-05 Lear Corporation Clamping circuit for an RF receiver system
US7671803B2 (en) * 2003-07-25 2010-03-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Wireless communication system
US20050100114A1 (en) * 2003-09-12 2005-05-12 Airbee Wireless, Inc. System and method for data transmission
JP2005175827A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信装置
US7567517B2 (en) * 2004-05-25 2009-07-28 Intel Corporation Performing channel analysis over a link
US7505795B1 (en) 2004-07-07 2009-03-17 Advanced Micro Devices, Inc. Power save management with customized range for user configuration and tuning value based upon recent usage
KR100684318B1 (ko) * 2004-11-30 2007-02-16 한국전자통신연구원 휴대단말의 슬립모드 구동방법 및 휴대단말의 슬립모드를위한 기지국의 통신방법
JP2006236241A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Toshiba Corp 周辺装置
US7742787B2 (en) * 2005-04-25 2010-06-22 Medtronic, Inc. Wireless data communication card with compact antenna
TWI292980B (en) * 2005-08-10 2008-01-21 Novatek Microelectronics Corp Frequency shift keying demodulator robust for frequency offset
JP3917633B1 (ja) * 2005-11-21 2007-05-23 シャープ株式会社 デジタル復調装置、その制御方法、デジタル復調装置用プログラム、デジタル復調装置用プログラムを記録した記録媒体及びデジタル受信装置
JP4245602B2 (ja) * 2005-11-25 2009-03-25 シャープ株式会社 デジタル復調装置、デジタル受信装置、デジタル復調装置の制御方法、デジタル復調装置の制御プログラム、及び、この制御プログラムを記録した記録媒体
CA2643254C (en) * 2006-03-14 2014-02-11 Jamie Hackett Long-range radio frequency receiver-controller module and wireless control system comprising same
US7692295B2 (en) * 2006-03-31 2010-04-06 Intel Corporation Single package wireless communication device
US7945053B2 (en) * 2006-05-15 2011-05-17 Intel Corporation Methods and apparatus for a keying mechanism for end-to-end service control protection
JP2008061218A (ja) * 2006-08-01 2008-03-13 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置および受信装置
WO2008069803A1 (en) * 2006-12-08 2008-06-12 Thomson Licensing Identification of video signals in a video system
US8290439B2 (en) * 2007-06-28 2012-10-16 Intel Corporation Systems and methods for cross-platform radio frequency interference mitigation
US8284799B2 (en) * 2007-12-17 2012-10-09 Broadcom Corporation Method and system for supporting a variable and energy efficient data rate using a duty cycling technique and multiple power states on an Ethernet link
EP2237418B1 (en) * 2009-04-03 2017-10-04 Nxp B.V. Frequency synthesiser
EP2446671B1 (en) * 2009-06-26 2013-12-25 Nokia Solutions and Networks Oy Wake up procedure for a base station in a communications network
JP2011044623A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Hitachi Ltd 低輻射構造を備えた電子機器
US8918130B2 (en) * 2009-12-14 2014-12-23 Orange Method for transmitting a communication signal
US8467372B2 (en) * 2010-07-21 2013-06-18 Harris Corporation Wireless communication system with reordering of data symbols and related methods
CN104389503B (zh) 2011-03-11 2018-02-02 路创电子公司 电池供电的无线设备
US8792407B2 (en) 2012-02-21 2014-07-29 Qualcomm Incorporated Wireless communication device power reduction method and apparatus
WO2013162844A1 (en) * 2012-04-25 2013-10-31 3M Innovative Properties Company Wireless connectors
US9078266B2 (en) 2012-10-11 2015-07-07 Qualcomm Incorporated Devices and methods for facilitating discontinuous transmission on access terminals
US9060735B2 (en) 2012-12-14 2015-06-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Classification of segments of acoustic physiological signal captured during sleep using phase-locked loop array
US9161308B2 (en) * 2013-08-26 2015-10-13 Qualcomm Incorporated Devices and methods for facilitating autonomous discontinuous transmission in access terminals
US20150092636A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 Broadcom Corporation Single local oscillator architecture
DE102014216795A1 (de) * 2014-08-22 2016-02-25 Lesswire Ag Erweiterungsmodul für ein persönliches Mobilgerät, Kommunikationssystem mit einem Erweiterungsmodul, sowie Kommunikationsverfahren
JP6477178B2 (ja) * 2015-04-06 2019-03-06 オムロン株式会社 Plc制御データ生成装置、plc制御データ生成方法、及び、plc制御データ生成プログラム
US9729329B2 (en) * 2015-05-19 2017-08-08 Nxp B.V. Communications security
CN104934693B (zh) * 2015-06-03 2018-09-04 歌尔股份有限公司 一种电子设备和电子设备的天线设置方法
US10158434B2 (en) * 2016-10-24 2018-12-18 Infineon Technologies Ag Circuit, system, and method for operating and calibrating a radio frequency transceiver
US10396830B2 (en) 2016-12-13 2019-08-27 Skyworks Solutions, Inc. Front-end systems with multiple loopbacks and a shared back switch
US10211860B2 (en) 2016-12-13 2019-02-19 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for front-end systems with reactive loopback
US9966986B1 (en) * 2016-12-23 2018-05-08 Mediatek Inc. Methods for controlling a frequency synthesizer circuit and a frequency-generating circuit utilizing the same
WO2020069541A1 (de) * 2018-10-04 2020-04-09 Riddle & Code Gmbh Elektronische markierung
WO2021260058A1 (en) 2020-06-24 2021-12-30 Ipcom Gmbh & Co. Kg Transmission band selection using battery status

Family Cites Families (115)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3568151A (en) 1966-03-23 1971-03-02 Hitachi Ltd Photoelectrical conversion system for pattern-recognizing apparatus and the like
US3638125A (en) 1969-11-26 1972-01-25 Bell Telephone Labor Inc Apparatus and method for the synchronous detection of a differentially phase modulated signal
DE2047183B2 (de) 1970-09-24 1972-11-16 Siemens AG, 1000 Berlin u. 8000 München Verfahren und schaltungsanordnung zur demodulation und phasendifferenzmodulierten datensignalen
DE2213680C3 (de) 1972-03-21 1974-08-15 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Verfahren zum Nachstellen der Phasenlagen eines Referenzträgers und eines Schritt aktes
US3924197A (en) 1972-12-27 1975-12-02 Mitsubishi Electric Corp Circuit for reproducing reference carrier wave
US3944925A (en) 1974-08-05 1976-03-16 Motorola, Inc. Phase-locked loop transceiver having automatic frequency offset selectability
CH582977A5 (ja) 1974-08-22 1976-12-15 Centre Electron Horloger
JPS51117510A (en) 1975-04-07 1976-10-15 Shintou Denki Kk Double superheterodyne receiver
JPS524105A (en) 1975-06-27 1977-01-13 Trio Kenwood Corp Frequency synthesizer-method transmitter-receiver
US3971032A (en) 1975-08-25 1976-07-20 Ball Brothers Research Corporation Dual frequency microstrip antenna structure
US3983501A (en) 1975-09-29 1976-09-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Hybrid tracking loop for detecting phase shift keyed signals
JPS52142408A (en) 1976-05-21 1977-11-28 Nec Corp Clock extracting device in double two phase modulation system
US4027265A (en) 1976-06-03 1977-05-31 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Unbalanced quadriphase demodulator
US4087677A (en) 1976-09-29 1978-05-02 International Telephone & Telegraph Corporation Digital PSK modem
US4068198A (en) 1976-12-23 1978-01-10 Gte Sylvania Incorporated Phase-locked loop frequency shift key modulator
US4096442A (en) 1977-04-26 1978-06-20 Harris Corporation Crosstalk corrector and decision device for FSK
US4137499A (en) 1977-04-27 1979-01-30 Texas Instruments Incorporated Signal strength measuring transceiver
FR2394218A1 (fr) 1977-06-10 1979-01-05 Ibm France Recepteur de donnees transmises par modulation binaire par saut de phase entrelacee
US4217551A (en) 1977-07-25 1980-08-12 Intech Laboratories, Inc. Phase modulated data transmission system
US4156867A (en) 1977-09-06 1979-05-29 Motorola, Inc. Data communication system with random and burst error protection and correction
US4234854A (en) 1978-05-12 1980-11-18 Westinghouse Electric Corp. Amplifier with radial line divider/combiner
US4194151A (en) 1978-06-29 1980-03-18 General Electric Company Multifrequency generator
US4224575A (en) 1978-11-29 1980-09-23 E-Systems, Inc. Phase/frequency controlled phase shift keyed signal carrier reconstruction circuit
US4267591A (en) 1979-04-17 1981-05-12 Cincinnati Electronics Corporation QPSK Suppressed carrier with rotating reference phase
GB2052216B (en) 1979-06-08 1983-09-21 Plessey Co Ltd Duplex transceivers
GB2063020B (en) 1979-06-29 1983-08-10 Plessey Co Ltd Transceivers
US4311964A (en) 1979-09-21 1982-01-19 Westinghouse Electric Corp. Coherent phase shift keyed demodulator for power line communication systems
US4270206A (en) 1980-02-25 1981-05-26 General Electric Company Transceiver for phase-shift modulated carrier signals
US4357605A (en) 1980-04-08 1982-11-02 Metallurgical Research, Inc. Cash flow monitoring system
US4320345A (en) 1980-04-28 1982-03-16 Sangamo Weston, Inc. Adaptive differential PSK demodulator
US4355404A (en) 1980-05-27 1982-10-19 Communications Satellite Corporation Carrier recovery network for QPSK modems employing synchronized oscillators
US4336500A (en) 1980-07-14 1982-06-22 Motorola, Inc. MSK Demodulator frequency acquistion apparatus and method
US4485347A (en) 1980-09-04 1984-11-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Digital FSK demodulator
US4387342A (en) 1981-03-04 1983-06-07 Datavision, Inc. Phase-shift keyed decoder
DE3120761C2 (de) 1981-05-25 1986-02-13 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Schaltung zum schnellen Erkennen von FSK-Signalen in einem Funkkanal
US4549302A (en) 1981-06-15 1985-10-22 Hayes Microcomputer Products, Inc. Modem with improved escape sequence mechanism to prevent escape in response to random occurrence of escape character in transmitted data
NL8102856A (nl) 1981-06-15 1983-01-03 Unilever Nv Werkwijze ter bereiding van bloedceleiwit en haem uit haemoglobine.
US4414675A (en) 1981-08-05 1983-11-08 Motorola, Inc. MSK and OK-QPSK signal demodulator
US4404685A (en) 1981-10-26 1983-09-13 Terra Corporation Frequency control system for radio apparatus employing filter amplifier operated at harmonic of frequency of synthesized signal source
US4457005A (en) 1981-12-07 1984-06-26 Motorola, Inc. Digital coherent PSK demodulator and detector
JPS58114654A (ja) 1981-12-28 1983-07-08 Fujitsu Ltd 基準搬送波再生回路
CA1175490A (en) 1982-03-12 1984-10-02 Ralph T. Carsten Frequency shift keying demodulators
US4439737A (en) 1982-04-21 1984-03-27 Rca Corporation Phase locked loop, as for MPSK signal detector
US4470145A (en) 1982-07-26 1984-09-04 Hughes Aircraft Company Single sideband quadricorrelator
US4486715A (en) 1982-08-04 1984-12-04 Honeywell Inc. Frequency shift key demodulator
US4499425A (en) 1982-08-04 1985-02-12 Honeywell Inc. Phase velocity sign detector for frequency shift key demodulation
US4475219A (en) 1982-08-18 1984-10-02 General Electric Company Demodulator for frequency-shift-keyed binary data signals
US4540948A (en) 1982-09-14 1985-09-10 Nec Corporation 8-Phase phase-shift keying demodulator
US4608699A (en) 1982-12-27 1986-08-26 Motorola, Inc. Simulcast transmission system
US4612509A (en) 1983-01-13 1986-09-16 Paradyne Corporation Frequency shift keyed demodulator
US4518922A (en) 1983-01-17 1985-05-21 Harris Corporation Decision-directed, automatic frequency control technique for non-coherently demodulated M-ARY frequency shift keying
US4551689A (en) 1983-02-25 1985-11-05 Comtech Telecommunications Corp. RF Local oscillator with low phase noise
JPS59161102A (ja) 1983-03-04 1984-09-11 Toshiba Corp 円偏波マイクロストリツプアンテナ
US4567603A (en) 1983-06-09 1986-01-28 Motorola, Inc. FSK Modulator and method for NRZ data transmission utilizing PLL frequency synthesis
DE3324311A1 (de) 1983-07-06 1985-01-17 Telefunken Fernseh Und Rundfunk Gmbh, 3000 Hannover Decoder fuer ein frequenzgetastetes signal, insbesondere ein fsk-bildschirmtext-signal
FR2552938B1 (fr) * 1983-10-04 1986-02-28 Dassault Electronique Dispositif rayonnant a structure microruban perfectionnee et application a une antenne adaptative
JPS60100859A (ja) 1983-11-08 1985-06-04 Nec Corp 周波数検波器
WO1985002966A1 (en) 1983-12-22 1985-07-04 Griffith University A phase shift keying and phase modulation transmission system
AU559643B2 (en) 1983-12-29 1987-03-19 Nippon Notion Kogyo Co. Ltd. Adjustable strap fastener
GB2155262B (en) 1984-03-01 1988-01-20 Standard Telephones Cables Ltd Radio receiver
US4614910A (en) 1984-03-12 1986-09-30 Victor Company Of Japan, Ltd. Quarternary differential PSK demodulator
US4618997A (en) 1984-03-23 1986-10-21 General Research Of Electronics, Inc. Portable transceiver
JPS60200635A (ja) 1984-03-26 1985-10-11 Victor Co Of Japan Ltd デジタル信号復調装置のビツトクロツク信号発生装置
US4543541A (en) 1984-04-16 1985-09-24 Phillips Petroleum Company FSK modulation using switched outputs of two oscillators
NL8401347A (nl) 1984-04-27 1985-11-18 Philips Nv Een fsk data ontvanger.
JPS6121660A (ja) 1984-07-10 1986-01-30 Toshiba Corp 搬送波再生回路
JPS6128258A (ja) 1984-07-18 1986-02-07 Nec Corp Fsk復調回路
US4675883A (en) 1984-10-04 1987-06-23 Siemens Aktiengesellschaft Arrangement for Carrier Recovery from Two Received Phase Shift Keyed Signals
DE3442955A1 (de) 1984-11-24 1986-06-05 Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen Verfahren und vorrichtung zur herstellung fotografischer bilder durch punktweises aufbelichten
FR2574557B1 (fr) 1984-12-06 1987-02-27 Lmt Radio Professionelle Dispositif d'elimination de bruit basse frequence d'un systeme de transmission, en particulier de bruit en 1/f dans un recepteur radar homodyne
CH667170A5 (de) 1984-12-07 1988-09-15 Industrieorientierte Forsch Verfahren zur detektion der information eines empfangssignales, insbesondere mit frequenzumtastung.
US4575684A (en) 1985-02-22 1986-03-11 Honeywell Inc. Differential phase shift keying receiver
US4631486A (en) 1985-04-01 1986-12-23 Harris Corporation M-phase PSK vector processor demodulator
US4707832A (en) 1985-04-10 1987-11-17 Harris Corporation Switched point-to-point local area network control mechanism
US4802235A (en) 1985-04-26 1989-01-31 Comven, Inc. Subscriber unit for a flexible communication system
US4816769A (en) 1985-06-21 1989-03-28 Ma John Y BPSK demodulator and FM receiver for digital data pagers
US4634990A (en) 1985-06-25 1987-01-06 General Electric Company Apparatus for demodulating differential phase shift keyed signals
US4670887A (en) 1985-08-05 1987-06-02 Hayes Microcomputer Products, Inc. Multiplexed PSK demodulator
US4740997A (en) 1985-08-05 1988-04-26 Hayes Microcomputer Products, Inc. Band clock offset phase locked loop
US4771291A (en) 1985-08-30 1988-09-13 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Dual frequency microstrip antenna
US4737968A (en) 1985-10-25 1988-04-12 Phillips Petroleum Company QPSK transmission system having phaselocked tracking filter for spectrum shaping
US4605903A (en) 1985-11-07 1986-08-12 Motorola, Inc. FSK demodulator with high noise immunity digital phase detector
US4715047A (en) 1986-04-04 1987-12-22 Harris Corporation Digital differential phase shift keyed demodulator
JP2804755B2 (ja) 1986-09-01 1998-09-30 株式会社日立製作所 Fsk信号復調回路
US4703520A (en) 1986-10-31 1987-10-27 Motorola, Inc. Radio transceiver having an adaptive reference oscillator
US4827271A (en) 1986-11-24 1989-05-02 Mcdonnell Douglas Corporation Dual frequency microstrip patch antenna with improved feed and increased bandwidth
GB2198290B (en) 1986-11-29 1990-05-09 Stc Plc Dual band circularly polarised antenna with hemispherical coverage
US4825452A (en) 1987-03-04 1989-04-25 National Semiconductor Corporation Digital FSK demodulator
JP2724145B2 (ja) 1987-03-24 1998-03-09 株式会社日立製作所 搬送波再生装置
NL8701290A (nl) 1987-06-02 1989-01-02 Philips Nv Ontvanger voor een faseverschuivingsgemoduleerd draaggolfsignaal.
GB8719849D0 (en) 1987-08-21 1987-09-30 British Telecomm Fsk discriminator
CA1287127C (en) 1987-08-29 1991-07-30 Yasuyuki Oishi Fsk demodulation circuit
US4829543A (en) 1987-12-04 1989-05-09 Motorola, Inc. Phase-coherent TDMA quadrature receiver for multipath fading channels
EP0322766B1 (en) 1987-12-24 1994-09-07 Nec Corporation Carrier recovery circuit for offset QPSK demodulators
US4870660A (en) 1987-12-28 1989-09-26 Unisys Corporation Variable frequency rate receiver
GB8801259D0 (en) 1988-01-20 1988-02-17 Secr Defence Digital modulator
US4847868A (en) 1988-02-22 1989-07-11 Silicon Systems, Inc. Non-coherent pattern detection
US5045816A (en) 1990-03-20 1991-09-03 Scientific-Atlanta, Inc. Binary phase shift key modulator with programmable level control
US4939790A (en) 1988-03-28 1990-07-03 Zenith Electronics Corporation PLL frequency stabilization in data packet receivers
US4878035A (en) 1988-05-27 1989-10-31 Wavetek Rf Products, Inc. Hybrid frequency shift keying modulator and method
JPH06103880B2 (ja) 1988-07-05 1994-12-14 シャープ株式会社 シリアルデータ通信装置
US4914651A (en) 1988-09-20 1990-04-03 Cellular Data, Inc. Cellular data system
US4953185A (en) 1988-10-05 1990-08-28 Motorola Inc. Clock recovery and hold circuit for digital TDM mobile radio
US4901332A (en) 1988-10-27 1990-02-13 Unisys Corp. Noncoherent-coherent A.C. coupled base band AGC receiver
US4902979A (en) 1989-03-10 1990-02-20 General Electric Company Homodyne down-converter with digital Hilbert transform filtering
CA2014916C (en) 1989-04-20 1994-11-08 Yoichiro Minami Direct conversion receiver with dithering local carrier frequency for detecting transmitted carrier frequency
GB8914466D0 (en) 1989-06-23 1989-08-09 Orbitel Mobile Communications Apparatus for and method of digitizing fsk demodulated data
US5053717A (en) 1989-10-05 1991-10-01 Motorola, Inc. FSK demodulator
US4979230A (en) 1989-12-04 1990-12-18 General Instrument Corporation Up-conversion homodyne receiver for cable television converter with frequency offset to avoid adjacent channel interference
US5043721A (en) 1989-12-18 1991-08-27 Hewlett-Packard Company Paging accessory for portable information/computing devices
US5043738A (en) 1990-03-15 1991-08-27 Hughes Aircraft Company Plural frequency patch antenna assembly
US5020076A (en) 1990-05-21 1991-05-28 Motorola, Inc. Hybrid modulation apparatus
US5257397A (en) 1990-08-13 1993-10-26 At&T Bell Laboratories Mobile data telephone
EP0629071A1 (en) * 1993-06-07 1994-12-14 AT&T GLOBAL INFORMATION SOLUTIONS INTERNATIONAL INC. Apparatus for connecting a computer to a telephone system
NL9302192A (nl) * 1993-07-09 1995-02-01 Ericsson Business Mobile Netwo Draadloze telefoon.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1198047A (ja) * 1997-07-18 1999-04-09 Nokia Mobile Phones Ltd 電子装置
US7085382B2 (en) 1999-12-27 2006-08-01 Nec Corporation Communication device, communication device set, authentication method and method of wireless-connecting terminals

Also Published As

Publication number Publication date
JP4018108B2 (ja) 2007-12-05
JP4074626B2 (ja) 2008-04-09
JP2005295596A (ja) 2005-10-20
JP2005312078A (ja) 2005-11-04
JP3867094B2 (ja) 2007-01-10
DE19614979C2 (de) 2001-05-17
JP2005333656A (ja) 2005-12-02
JP3983776B2 (ja) 2007-09-26
JP3773298B2 (ja) 2006-05-10
JP2005304074A (ja) 2005-10-27
JP3946732B2 (ja) 2007-07-18
JP3983777B2 (ja) 2007-09-26
US6278864B1 (en) 2001-08-21
DE19614979A1 (de) 1996-10-24
JP2005304072A (ja) 2005-10-27
JP2005304073A (ja) 2005-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074626B2 (ja) アンテナ
US6128290A (en) Personal data network
US6898721B2 (en) Clock generation systems and methods
US7215976B2 (en) RFID device, system and method of operation including a hybrid backscatter-based RFID tag protocol compatible with RFID, bluetooth and/or IEEE 802.11x infrastructure
US7610070B2 (en) Dynamically configured antenna for multiple frequencies and bandwidths
KR0153591B1 (ko) 절첩식 안테나를 구비한 컴퓨터 카드 데이타 수신기
US7437136B2 (en) System and method for reducing noise in a recording receiver
TW201131478A (en) Radio transmission system and electronic device
CA2281236A1 (en) Direct conversion rf schemes using a virtually generated local oscillator
EP1813029B1 (en) Timing system and method for a wireless transceiver system
JPH0969798A (ja) 携帯無線機及びこれを用いた無線通信システム
JP2003152633A (ja) 無線通信システム及び携帯無線機
CA2499328C (en) Digital wireless narrow band radio
JPH10107677A (ja) 送受信装置
US6192220B1 (en) Phase lock loop system with ultrafast lock times for half duplex time division multiple access wireless data applications
JP2004173268A (ja) 無線データ通信装置及びその装置を含む通信システム
JP2003036418A (ja) Icカードリーダ
Carvey Technology for the wireless interconnection of wearable personal electronic accessories
Wang Ultra-Low-Power and High-Sensitivity Wake-Up Receivers for IoT Applications
JP2001189678A (ja) シンセサイザー無線機
JPH11340846A (ja) Dect通信装置
JPH11331029A (ja) 双方向型無線通信装置およびそれを用いたpcmciaカード型双方向無線通信装置
JP3756136B2 (ja) 無線基地局
JPH07221743A (ja) 無線通信装置
JPH07193532A (ja) 無線通信機能付き携帯型情報機器及びその通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees