JPH08321103A - データカートリッジドライブ - Google Patents
データカートリッジドライブInfo
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- JPH08321103A JPH08321103A JP7151212A JP15121295A JPH08321103A JP H08321103 A JPH08321103 A JP H08321103A JP 7151212 A JP7151212 A JP 7151212A JP 15121295 A JP15121295 A JP 15121295A JP H08321103 A JPH08321103 A JP H08321103A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data cartridge
- cartridge
- opening
- arrow
- pair
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セットされたデータカートリッジを安定良く
固定できるようにすること。 【構成】 フロントパネル42のカートリッジ挿入口4
3内に挿入された大容量データカートリッジ51を、フ
ロントパネル42の内側近傍位置にて、開閉蓋63と板
バネ54を用いて、その大容量データカートリッジ51
の上方から弾性的に押圧して固定することを特徴とす
る。
固定できるようにすること。 【構成】 フロントパネル42のカートリッジ挿入口4
3内に挿入された大容量データカートリッジ51を、フ
ロントパネル42の内側近傍位置にて、開閉蓋63と板
バネ54を用いて、その大容量データカートリッジ51
の上方から弾性的に押圧して固定することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータ
(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置として使用
するのに最適な磁気記録再生装置に適用されるデータカ
ートリッジドライブに関するものである。
(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置として使用
するのに最適な磁気記録再生装置に適用されるデータカ
ートリッジドライブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種データカートリッジド
ライブに使用されるデータカートリッジとして、例え
ば、特公昭52−14976号公報に記載されたものが
知られている。
ライブに使用されるデータカートリッジとして、例え
ば、特公昭52−14976号公報に記載されたものが
知られている。
【0003】そして、図17〜図20に示すように、従
来のこの種データカートリッジ1は、カートリッジ2が
アルミニウム板等の金属の平板からなるベース板3と、
光透過性を有する合成樹脂等によって成形された上カバ
ー4とによってほぼ方形状で扁平な箱形に構成されてい
る。
来のこの種データカートリッジ1は、カートリッジ2が
アルミニウム板等の金属の平板からなるベース板3と、
光透過性を有する合成樹脂等によって成形された上カバ
ー4とによってほぼ方形状で扁平な箱形に構成されてい
る。
【0004】そして、上カバー4には、前面壁4aと、
後面壁4bと、左右両側壁4cと、天井壁4dとが互い
に一体成形されていて、下面が開放されている。そし
て、天井壁4dの下面で、四隅の近傍位置の4箇所に一
体成形した各一対、合計8個の下向きの係止爪5の下端
をベース板3に形成された4箇所の係止穴6に係合さ
せ、ベース板3の左右方向の中央近傍位置で前後両端の
近傍位置の2箇所に形成されたビス挿通穴7に下方から
挿入された2本のビス8を上カバー4の天井壁4dの下
面に一体成形された2箇所の下向きのビス止め用ボス9
内に締結して、ベース板3上に上カバー4を固着してい
る。
後面壁4bと、左右両側壁4cと、天井壁4dとが互い
に一体成形されていて、下面が開放されている。そし
て、天井壁4dの下面で、四隅の近傍位置の4箇所に一
体成形した各一対、合計8個の下向きの係止爪5の下端
をベース板3に形成された4箇所の係止穴6に係合さ
せ、ベース板3の左右方向の中央近傍位置で前後両端の
近傍位置の2箇所に形成されたビス挿通穴7に下方から
挿入された2本のビス8を上カバー4の天井壁4dの下
面に一体成形された2箇所の下向きのビス止め用ボス9
内に締結して、ベース板3上に上カバー4を固着してい
る。
【0005】そして、このカートリッジ2の前面壁4a
の左右方向のほぼ中央部にキャプスタンローラ挿入口1
1が開口され、そのキャプスタンローラ挿入口11の左
横に磁気ヘッド挿入口12が開口されている。
の左右方向のほぼ中央部にキャプスタンローラ挿入口1
1が開口され、そのキャプスタンローラ挿入口11の左
横に磁気ヘッド挿入口12が開口されている。
【0006】そして、このカートリッジ2の内部で、キ
ャプスタンローラ挿入口12の内側に駆動ローラ13が
配置され、後面壁4bと左右両側壁4cとの左右一対の
コーナ部分に左右一対のコーナローラ14が配置されて
いる。なお、これら駆動ローラ13及び左右一対のコー
ナローラ14はそれぞれ合成樹脂等によって成形されて
いて、ベース板3上に圧入等にて植設された金属等から
なる3本の支軸15の外周にそれぞれ回転自在に取り付
けられている。
ャプスタンローラ挿入口12の内側に駆動ローラ13が
配置され、後面壁4bと左右両側壁4cとの左右一対の
コーナ部分に左右一対のコーナローラ14が配置されて
いる。なお、これら駆動ローラ13及び左右一対のコー
ナローラ14はそれぞれ合成樹脂等によって成形されて
いて、ベース板3上に圧入等にて植設された金属等から
なる3本の支軸15の外周にそれぞれ回転自在に取り付
けられている。
【0007】そして、駆動ローラ13は大径ローラ部1
3aと小径ローラ部13bとが上下2段に一体成形され
ていて、大径ローラ部13aの一部が前面壁4aのキャ
プスタンローラ挿入口11内の上位に露出されている。
3aと小径ローラ部13bとが上下2段に一体成形され
ていて、大径ローラ部13aの一部が前面壁4aのキャ
プスタンローラ挿入口11内の上位に露出されている。
【0008】そして、このカートリッジ2の内部で、前
後方向のほぼ中央位置に上下フランジ付の左右一対のテ
ープリール17が配置されている。なお、これらのテー
プリール17は合成樹脂等によって成形されていて、ベ
ース板3上に圧入等にて植設された金属等からなる2本
の支軸18の外周にそれぞれ回転自在に取り付けられて
いる。
後方向のほぼ中央位置に上下フランジ付の左右一対のテ
ープリール17が配置されている。なお、これらのテー
プリール17は合成樹脂等によって成形されていて、ベ
ース板3上に圧入等にて植設された金属等からなる2本
の支軸18の外周にそれぞれ回転自在に取り付けられて
いる。
【0009】そして、このカートリッジ2の内部で、前
端側の左右一対のコーナ部分の近傍位置に左右一対の上
下フランジ付のテープガイド19が配置され、キャプス
タンローラ挿入口11の内側の一側部にフランジレスの
テープガイド20が配置されている。なお、これらのテ
ープガイド19、20は金属等にて形成されていてベー
ス板3上に圧入等にて植設されている。
端側の左右一対のコーナ部分の近傍位置に左右一対の上
下フランジ付のテープガイド19が配置され、キャプス
タンローラ挿入口11の内側の一側部にフランジレスの
テープガイド20が配置されている。なお、これらのテ
ープガイド19、20は金属等にて形成されていてベー
ス板3上に圧入等にて植設されている。
【0010】そして、左右一対のテープリール17の外
周に磁気テープ21の両端が巻回されていて、この磁気
テープ21が合計3つのテープガイド19、20によっ
て案内されてキャプスタンローラ挿入口11及び磁気ヘ
ッド挿入口12の内側を横断するようにして前面壁4a
の内側に沿って架け渡されている。
周に磁気テープ21の両端が巻回されていて、この磁気
テープ21が合計3つのテープガイド19、20によっ
て案内されてキャプスタンローラ挿入口11及び磁気ヘ
ッド挿入口12の内側を横断するようにして前面壁4a
の内側に沿って架け渡されている。
【0011】そして、ゴムベルト等にて形成された弾性
を有する駆動ベルト22が駆動ローラ13の小径ローラ
部13bと、左右一対のコーナローラ14との外周間に
ほぼT型で、かつ、強いテンションを予め与えられた状
態で巻き掛けられている。そして、この駆動ベルト22
の駆動ローラ13と左右一対のコーナローラ14との間
の左右一対のテープ駆動部22aが左右一対のテープリ
ール17の外周に巻回されている磁気テープ21のテー
プ巻装部21aの外周にそれぞれ圧接されている。
を有する駆動ベルト22が駆動ローラ13の小径ローラ
部13bと、左右一対のコーナローラ14との外周間に
ほぼT型で、かつ、強いテンションを予め与えられた状
態で巻き掛けられている。そして、この駆動ベルト22
の駆動ローラ13と左右一対のコーナローラ14との間
の左右一対のテープ駆動部22aが左右一対のテープリ
ール17の外周に巻回されている磁気テープ21のテー
プ巻装部21aの外周にそれぞれ圧接されている。
【0012】なお、カートリッジ2の磁気ヘッド挿入口
12はベース板3及び上カバー4の天井壁4dに跨がる
ようにほぼ台形状に切欠かれていて、この磁気ヘッド挿
入口12を開閉できるように一部が断面コ字状に形成さ
れた開閉蓋24がベース板3上に圧入等にて植設された
金属等の支点軸25を中心に矢印a、b方向に回転自在
に取り付けられている。そして、この開閉蓋24は支点
軸25の外周に挿入された付勢手段である巻バネ26に
よって閉蓋方向である矢印b方向に回転付勢されいる。
12はベース板3及び上カバー4の天井壁4dに跨がる
ようにほぼ台形状に切欠かれていて、この磁気ヘッド挿
入口12を開閉できるように一部が断面コ字状に形成さ
れた開閉蓋24がベース板3上に圧入等にて植設された
金属等の支点軸25を中心に矢印a、b方向に回転自在
に取り付けられている。そして、この開閉蓋24は支点
軸25の外周に挿入された付勢手段である巻バネ26に
よって閉蓋方向である矢印b方向に回転付勢されいる。
【0013】そして、カートリッジ2の内部で、駆動ロ
ーラ13の右横にテープエンドの光検出用のミラー27
が配置されている。なお、このミラー27は光透過性を
有する合成樹脂等にて成形されていて、ベース板3に形
成された光透過用穴28を閉塞するようにしてベース板
3上に溶着ダボ等を用いて取り付けられている。そし
て、上カバー4の天井壁4dの前端の右側端にはスライ
ド式の誤消去防止爪29が取り付けられている。
ーラ13の右横にテープエンドの光検出用のミラー27
が配置されている。なお、このミラー27は光透過性を
有する合成樹脂等にて成形されていて、ベース板3に形
成された光透過用穴28を閉塞するようにしてベース板
3上に溶着ダボ等を用いて取り付けられている。そし
て、上カバー4の天井壁4dの前端の右側端にはスライ
ド式の誤消去防止爪29が取り付けられている。
【0014】そして、カートリッジ2の上カバー4の左
右両側壁4cには、カートリッジ2の前端2aから後端
2bの近傍位置にまで切り込まれた長さが長い左右一対
の凹溝30が平行状に形成されている。そして、これら
の凹溝30内で、ベース板3の左右両端3aの前端側位
置には方形状の左右一対の位置決め用の切欠き31が形
成されている。
右両側壁4cには、カートリッジ2の前端2aから後端
2bの近傍位置にまで切り込まれた長さが長い左右一対
の凹溝30が平行状に形成されている。そして、これら
の凹溝30内で、ベース板3の左右両端3aの前端側位
置には方形状の左右一対の位置決め用の切欠き31が形
成されている。
【0015】次に、図21〜図28に示すように、コン
ピュータ(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置と
して使用される磁気記録再生装置である従来のデータカ
ートリッジドライブ41は、フロントパネル42に横長
の方形状のカートリッジ挿入口43が形成されていて、
内部にはスピンドルモータ44のスピンドル44aによ
って回転駆動されるゴムローラ等で構成されたキャプス
タンローラ45と、磁気ヘッド46、後述するデータカ
ートリッジ1のベース板3の挿入ガイド、位置決め手段
及び開閉蓋24の開蓋手段等が内蔵されている。
ピュータ(CPU)のバックアップ用の外部記憶装置と
して使用される磁気記録再生装置である従来のデータカ
ートリッジドライブ41は、フロントパネル42に横長
の方形状のカートリッジ挿入口43が形成されていて、
内部にはスピンドルモータ44のスピンドル44aによ
って回転駆動されるゴムローラ等で構成されたキャプス
タンローラ45と、磁気ヘッド46、後述するデータカ
ートリッジ1のベース板3の挿入ガイド、位置決め手段
及び開閉蓋24の開蓋手段等が内蔵されている。
【0016】そして、データカートリッジ1を前端2a
側からデータカートリッジドライブ41のカートリッジ
挿入口43内に矢印c方向から挿入した時、開閉蓋24
が支点軸25を中心に巻バネ26に抗して矢印a方向に
開蓋されると共に、キャプスタンローラ45及び磁気ヘ
ッド46がデータカートリッジ1のキャプスタンローラ
挿入口11及び磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向か
ら相対的に挿入される。
側からデータカートリッジドライブ41のカートリッジ
挿入口43内に矢印c方向から挿入した時、開閉蓋24
が支点軸25を中心に巻バネ26に抗して矢印a方向に
開蓋されると共に、キャプスタンローラ45及び磁気ヘ
ッド46がデータカートリッジ1のキャプスタンローラ
挿入口11及び磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向か
ら相対的に挿入される。
【0017】そして、図17に1点鎖線で示すように、
キャプスタンローラ45が駆動ローラ13の大径ローラ
部13aに後述する圧着バネによって矢印d方向から圧
着されると共に、磁気ヘッド46がテープガイド19、
20間で磁気テープ21に矢印d方向から接触される。
キャプスタンローラ45が駆動ローラ13の大径ローラ
部13aに後述する圧着バネによって矢印d方向から圧
着されると共に、磁気ヘッド46がテープガイド19、
20間で磁気テープ21に矢印d方向から接触される。
【0018】そして、スピンドルモータ44によってキ
ャプスタンローラ45が矢印e方向に回転駆動され、キ
ャプスタンローラ45によって駆動ローラ13が矢印f
方向に回転駆動されると、駆動ローラ13aによって駆
動ベルト22が矢印g方向に回転駆動される。
ャプスタンローラ45が矢印e方向に回転駆動され、キ
ャプスタンローラ45によって駆動ローラ13が矢印f
方向に回転駆動されると、駆動ローラ13aによって駆
動ベルト22が矢印g方向に回転駆動される。
【0019】すると、その駆動ベルト22の左右一対の
テープ駆動部22aによって左右一対のテープリール1
7が左右一対のテープ巻装部21aを介して矢印g方向
に摩擦駆動される。
テープ駆動部22aによって左右一対のテープリール1
7が左右一対のテープ巻装部21aを介して矢印g方向
に摩擦駆動される。
【0020】すると、磁気テープ21が左側のテープリ
ール17から右側のテープリール17に巻き取られるべ
く左右一対のテープガイド19間を矢印h方向に走行さ
れて、コンピュータ(CPU)のデータが磁気ヘッド4
6によって磁気テープ21に記録、再生されるようにな
されている。
ール17から右側のテープリール17に巻き取られるべ
く左右一対のテープガイド19間を矢印h方向に走行さ
れて、コンピュータ(CPU)のデータが磁気ヘッド4
6によって磁気テープ21に記録、再生されるようにな
されている。
【0021】ところで、従来のデータカートリッジドラ
イブ41は、合成樹脂等によって断面形状が上向きのほ
ぼコ字状に成形されたシャーシ61と、板金等によって
断面形状が下向きのほぼコ字状に成形されて、シャーシ
16に上方から脱着可能に嵌合された上カバー62とに
よって薄型で長方体の箱体を構成し、その箱体の前面に
合成樹脂等によって成形された横長で方形状のフロント
パネル42を脱着可能に嵌合させている。
イブ41は、合成樹脂等によって断面形状が上向きのほ
ぼコ字状に成形されたシャーシ61と、板金等によって
断面形状が下向きのほぼコ字状に成形されて、シャーシ
16に上方から脱着可能に嵌合された上カバー62とに
よって薄型で長方体の箱体を構成し、その箱体の前面に
合成樹脂等によって成形された横長で方形状のフロント
パネル42を脱着可能に嵌合させている。
【0022】そして、フロントパネル42に形成された
横長で方形状のカートリッジ挿入口43を内側から開閉
する開閉蓋63がフロントパネル43の内側に図28で
矢印i、j方向に回転自在に取り付けられている。な
お、この開閉蓋63は合成樹脂等によって横長でほぼ方
形状に成形されていて、その上縁63aの左右両端部に
一体成形した左右一対の水平な支軸64を、フロントパ
ネル42の内側で、そのフロントパネル42の上縁42
a側の左右両端近傍位置に一体成形した左右一対の垂直
なリブ65に水平に挿通して回転自在に取り付けられて
いる。そして、その開閉蓋63は一方の支軸64の外周
に挿入して取り付けられた付勢手段である巻バネ66に
よって閉蓋方向である矢印i方向に回転付勢されてい
る。
横長で方形状のカートリッジ挿入口43を内側から開閉
する開閉蓋63がフロントパネル43の内側に図28で
矢印i、j方向に回転自在に取り付けられている。な
お、この開閉蓋63は合成樹脂等によって横長でほぼ方
形状に成形されていて、その上縁63aの左右両端部に
一体成形した左右一対の水平な支軸64を、フロントパ
ネル42の内側で、そのフロントパネル42の上縁42
a側の左右両端近傍位置に一体成形した左右一対の垂直
なリブ65に水平に挿通して回転自在に取り付けられて
いる。そして、その開閉蓋63は一方の支軸64の外周
に挿入して取り付けられた付勢手段である巻バネ66に
よって閉蓋方向である矢印i方向に回転付勢されてい
る。
【0023】そして、フロントパネル42の左右方向の
一端42b側には、カートリッジ挿入口43の左右方向
の一端43bの横側部で、上縁42a側に偏位された位
置に発光表示部67が設けられている。なお、この発光
表示部67は、データカートリッジドライブ41内にセ
ットされたデータカートリッジ1の記録、再生の動作等
を表示するいわゆるオペレーションランプを構成してい
る。
一端42b側には、カートリッジ挿入口43の左右方向
の一端43bの横側部で、上縁42a側に偏位された位
置に発光表示部67が設けられている。なお、この発光
表示部67は、データカートリッジドライブ41内にセ
ットされたデータカートリッジ1の記録、再生の動作等
を表示するいわゆるオペレーションランプを構成してい
る。
【0024】そして、この発光表示部67は、シャーシ
61の一方の側壁61bの内側で、上縁側に偏位された
位置に沿って配置された透明なアクリル樹脂等からなる
光誘導部材68の前端面で形成されている。そして、シ
ャーシ61のフロントパネル42とは反対側である後端
側には、左右一対の側壁61b、61cの上端部間に跨
って回路基板69が水平に取り付けられていて、この回
路基板69の前端側の一側部で、その下面に発光ダイオ
ード等の発光素子70が下向きに実装されている。そし
て、その発光素子70が光誘導部材68の後端の上部に
配置されていて、この発光素子70の点滅光が光誘導部
材68によって誘導されて発光表示部67に点滅表示さ
れるように構成されている。
61の一方の側壁61bの内側で、上縁側に偏位された
位置に沿って配置された透明なアクリル樹脂等からなる
光誘導部材68の前端面で形成されている。そして、シ
ャーシ61のフロントパネル42とは反対側である後端
側には、左右一対の側壁61b、61cの上端部間に跨
って回路基板69が水平に取り付けられていて、この回
路基板69の前端側の一側部で、その下面に発光ダイオ
ード等の発光素子70が下向きに実装されている。そし
て、その発光素子70が光誘導部材68の後端の上部に
配置されていて、この発光素子70の点滅光が光誘導部
材68によって誘導されて発光表示部67に点滅表示さ
れるように構成されている。
【0025】そして、スピンドルモータ44はシャーシ
61の底壁61a上に垂直な支点軸72を中心として図
25で矢印d、k方向に一定範囲内で回転自在に取り付
けられており、キャプスタンローラ45も支持レバー7
3を介して共通の支点軸72を中心としてスピンドルモ
ータ44に追従して矢印d、k方向に回転自在に取り付
けられている。そして、支点軸72の外周に挿入して取
り付けられた付勢手段である強い巻バネ74によってス
ピンドルモータ44及びキャプスタンローラ45が矢印
d方向に回転付勢されて、定位置にてストッパー(図示
せず)によって停止されている。
61の底壁61a上に垂直な支点軸72を中心として図
25で矢印d、k方向に一定範囲内で回転自在に取り付
けられており、キャプスタンローラ45も支持レバー7
3を介して共通の支点軸72を中心としてスピンドルモ
ータ44に追従して矢印d、k方向に回転自在に取り付
けられている。そして、支点軸72の外周に挿入して取
り付けられた付勢手段である強い巻バネ74によってス
ピンドルモータ44及びキャプスタンローラ45が矢印
d方向に回転付勢されて、定位置にてストッパー(図示
せず)によって停止されている。
【0026】そして、磁気ヘッド46はシャーシ61の
底壁61a上に垂直ガイド75に沿って垂直方向(上下
方向を言う)に移動自在に取り付けられている。そし
て、その底壁61a上にはモータ76によって正逆回転
駆動される垂直な送りネジ機構77が取り付けられてい
て、この送りネジ機構77によって磁気ヘッド46が垂
直ガイド75に沿って垂直方向に一定ピッチづつ昇降駆
動されるように構成されている。
底壁61a上に垂直ガイド75に沿って垂直方向(上下
方向を言う)に移動自在に取り付けられている。そし
て、その底壁61a上にはモータ76によって正逆回転
駆動される垂直な送りネジ機構77が取り付けられてい
て、この送りネジ機構77によって磁気ヘッド46が垂
直ガイド75に沿って垂直方向に一定ピッチづつ昇降駆
動されるように構成されている。
【0027】そして、シャーシ61の左右一対の側壁6
1b、61cの内側で、フロントパネル42側である前
端側の近傍位置の下側に偏位された位置に沿って、左右
対称形状の左右一対のカートリッジ挿入ガイド79、8
0が水平で、かつ、平行状に一体成形されている。
1b、61cの内側で、フロントパネル42側である前
端側の近傍位置の下側に偏位された位置に沿って、左右
対称形状の左右一対のカートリッジ挿入ガイド79、8
0が水平で、かつ、平行状に一体成形されている。
【0028】そして、これら左右一対のカートリッジ挿
入ガイド79、80の水平な下面が、挿入されるデータ
カートリッジ1の垂直方向基準面81に形成されてい
て、一方のカートリッジ挿入ガイド79の垂直な内側面
が挿入されるデータカートリッジ1の水平方向基準面8
2に形成されている。そして、これら左右一対のカート
リッジ挿入ガイド79、80のフロントパネル42とは
反対側である後端の下面にカートリッジ挿入ストッパー
83が垂直に形成されている。
入ガイド79、80の水平な下面が、挿入されるデータ
カートリッジ1の垂直方向基準面81に形成されてい
て、一方のカートリッジ挿入ガイド79の垂直な内側面
が挿入されるデータカートリッジ1の水平方向基準面8
2に形成されている。そして、これら左右一対のカート
リッジ挿入ガイド79、80のフロントパネル42とは
反対側である後端の下面にカートリッジ挿入ストッパー
83が垂直に形成されている。
【0029】そして、これら左右一対のカートリッジ挿
入ガイド79、80の下部で、左右一対のカートリッジ
挿入ストッパー83側に偏位された位置に左右一対のカ
ートリッジ位置決め用ローラ84が配置されている。そ
して、これら左右一対のカートリッジ位置決め用ローラ
84は付勢手段である1本の線状バネ85によって上下
方向である図28で矢印m、n方向に移動自在に支持さ
れ、かつ、上方である矢印m方向に移動付勢されてい
る。
入ガイド79、80の下部で、左右一対のカートリッジ
挿入ストッパー83側に偏位された位置に左右一対のカ
ートリッジ位置決め用ローラ84が配置されている。そ
して、これら左右一対のカートリッジ位置決め用ローラ
84は付勢手段である1本の線状バネ85によって上下
方向である図28で矢印m、n方向に移動自在に支持さ
れ、かつ、上方である矢印m方向に移動付勢されてい
る。
【0030】即ち、この線状バネ85は全体としてほぼ
コ字状に形成されていて、中央部85aがシャーシ61
の底壁61aでフロントパネル42に近接された位置に
固定されている。そして、左右一対のアーム部85bが
後方に平行状に延出されていて、これら左右一対のアー
ム部85bの後端に左右一対のカートリッジ位置決め用
ローラ84が回転自在に取り付けられている。そして、
これら左右一対のアーム部85bは中央部85a側を回
転支点にして上下方向である図28で矢印m、n方向に
揺動自在に構成されているが、これら左右一対のアーム
部83bには上方である矢印m方向への初期応力が付与
されていて、これによって左右一対のカートリッジ位置
決め用ローラ84が矢印m方向に上昇付勢されている。
コ字状に形成されていて、中央部85aがシャーシ61
の底壁61aでフロントパネル42に近接された位置に
固定されている。そして、左右一対のアーム部85bが
後方に平行状に延出されていて、これら左右一対のアー
ム部85bの後端に左右一対のカートリッジ位置決め用
ローラ84が回転自在に取り付けられている。そして、
これら左右一対のアーム部85bは中央部85a側を回
転支点にして上下方向である図28で矢印m、n方向に
揺動自在に構成されているが、これら左右一対のアーム
部83bには上方である矢印m方向への初期応力が付与
されていて、これによって左右一対のカートリッジ位置
決め用ローラ84が矢印m方向に上昇付勢されている。
【0031】そして、シャーシ61の他方の側壁61c
の内側には挿入されるデータカートリッジ1を水平方向
基準面82側に向けて図26で矢印o方向に移動付勢す
る付勢手段である板バネ86が取り付けられている。
の内側には挿入されるデータカートリッジ1を水平方向
基準面82側に向けて図26で矢印o方向に移動付勢す
る付勢手段である板バネ86が取り付けられている。
【0032】そして、シャーシ61の底壁61aで、フ
ロントパネル42の近傍位置には、挿入されるデータカ
ートリッジ1を上方に弾性的に押圧付勢する弾性押圧ア
ーム87が一体成形されている。
ロントパネル42の近傍位置には、挿入されるデータカ
ートリッジ1を上方に弾性的に押圧付勢する弾性押圧ア
ーム87が一体成形されている。
【0033】以上のように構成された従来のデータカー
トリッジドライブ41では、図26〜図28に示すよう
に、データカートリッジ1を前端2a側からカートリッ
ジ挿入口43内に矢印c方向から挿入する時、開閉蓋6
3を巻バネ66に抗して開蓋方向である矢印j方向に押
し開くようになされている。
トリッジドライブ41では、図26〜図28に示すよう
に、データカートリッジ1を前端2a側からカートリッ
ジ挿入口43内に矢印c方向から挿入する時、開閉蓋6
3を巻バネ66に抗して開蓋方向である矢印j方向に押
し開くようになされている。
【0034】そして、カートリッジ挿入口43内に矢印
c方向から挿入されたデータカートリッジ1の左右一対
の凹溝30内に左右一対のカートリッジ挿入ガイド7
9、80が矢印d方向から相対的に挿入される。
c方向から挿入されたデータカートリッジ1の左右一対
の凹溝30内に左右一対のカートリッジ挿入ガイド7
9、80が矢印d方向から相対的に挿入される。
【0035】そして、このデータカートリッジ1の矢印
c方向の挿入の初期段階で、このデータカートリッジ1
の開閉蓋24の遊端部24aが一方のカートリッジ挿入
ガイド79の前端79aに矢印c方向から当接して、こ
の遊端部24aがその一方のカートリッジ挿入ガイド7
9の水平方向基準面82上に乗り上げることによって、
その開閉蓋24が支点軸25を中心に巻バネ26に抗し
て矢印a方向に瞬時に開蓋されて、磁気ヘッド挿入口1
2が開蓋される。
c方向の挿入の初期段階で、このデータカートリッジ1
の開閉蓋24の遊端部24aが一方のカートリッジ挿入
ガイド79の前端79aに矢印c方向から当接して、こ
の遊端部24aがその一方のカートリッジ挿入ガイド7
9の水平方向基準面82上に乗り上げることによって、
その開閉蓋24が支点軸25を中心に巻バネ26に抗し
て矢印a方向に瞬時に開蓋されて、磁気ヘッド挿入口1
2が開蓋される。
【0036】そして、このデータカートリッジ1の矢印
c方向への挿入に伴い、データカートリッジ1のベース
板3がシャーシ61の底壁61aの弾性押圧アーム87
上に乗り上げて、その弾性押圧アーム87によってベー
ス板3の左右両端3aが左右一対のカートリッジ挿入ガ
イド79、80の垂直方向基準面81に下方から弾性的
に押し付けられながら、データカートリッジ1が矢印c
方向に挿入される。
c方向への挿入に伴い、データカートリッジ1のベース
板3がシャーシ61の底壁61aの弾性押圧アーム87
上に乗り上げて、その弾性押圧アーム87によってベー
ス板3の左右両端3aが左右一対のカートリッジ挿入ガ
イド79、80の垂直方向基準面81に下方から弾性的
に押し付けられながら、データカートリッジ1が矢印c
方向に挿入される。
【0037】そして、このデータカートリッジ1の矢印
c方向への挿入完了時点で、ベース板3の左右両端3a
が左右一対のカートリッジ挿入ストッパー83に当接さ
れて、このデータカートリッジ1が停止されると共に、
ベース板3の左右両端3aが左右一対のカートリッジ位
置決め用ローラ84上を乗り上げる。
c方向への挿入完了時点で、ベース板3の左右両端3a
が左右一対のカートリッジ挿入ストッパー83に当接さ
れて、このデータカートリッジ1が停止されると共に、
ベース板3の左右両端3aが左右一対のカートリッジ位
置決め用ローラ84上を乗り上げる。
【0038】なお、この時、左右一対のカートリッジ位
置決め用ローラ84は一度線状バネ85に抗して矢印n
方向に沈んだ後、線状バネ85の反発力によって矢印m
方向に押し上げられてベース板3の左右一対の位置決め
用切欠き31内に矢印m方向から係合させる。そして、
これら左右一対のローラ84が左右一対の切欠き31の
前端側のエッジ31aを矢印m方向に強く押圧する。
置決め用ローラ84は一度線状バネ85に抗して矢印n
方向に沈んだ後、線状バネ85の反発力によって矢印m
方向に押し上げられてベース板3の左右一対の位置決め
用切欠き31内に矢印m方向から係合させる。そして、
これら左右一対のローラ84が左右一対の切欠き31の
前端側のエッジ31aを矢印m方向に強く押圧する。
【0039】これにより、データカートリッジ1は、そ
のベース板3の左右両端3aを左右一対のカートリッジ
挿入ストッパー83に矢印c方向に押圧されると共に、
左右一対の垂直方向基準面81に矢印m方向に押圧され
て位置決めされる。
のベース板3の左右両端3aを左右一対のカートリッジ
挿入ストッパー83に矢印c方向に押圧されると共に、
左右一対の垂直方向基準面81に矢印m方向に押圧され
て位置決めされる。
【0040】一方、このデータカートリッジ1の矢印c
方向の挿入完了の直前に板バネ86がデータカートリッ
ジ1の他方の凹溝30内に矢印d方向に相対的に挿入さ
れて、この板バネ86によってデータカートリッジ1が
矢印o方向に押圧されて一方のカートリッジ挿入ガイド
79の水平方向基準面82に押圧されて位置決めされ
る。
方向の挿入完了の直前に板バネ86がデータカートリッ
ジ1の他方の凹溝30内に矢印d方向に相対的に挿入さ
れて、この板バネ86によってデータカートリッジ1が
矢印o方向に押圧されて一方のカートリッジ挿入ガイド
79の水平方向基準面82に押圧されて位置決めされ
る。
【0041】そして、このデータカートリッジ1の矢印
c方向の挿入完了により、磁気ヘッド46がデータカー
トリッジ1の磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向から
相対的に挿入されて磁気テープ21に接触されると共
に、データカートリッジ1の駆動ローラ13がキャプス
タンローラ45に矢印c方向から押圧される。
c方向の挿入完了により、磁気ヘッド46がデータカー
トリッジ1の磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向から
相対的に挿入されて磁気テープ21に接触されると共
に、データカートリッジ1の駆動ローラ13がキャプス
タンローラ45に矢印c方向から押圧される。
【0042】この時、キャプスタンローラ45がスピン
ドルモータ44のスピンドル44aに矢印c方向から押
圧されて、スピンドルモータ44が支点軸72を中心と
して強い巻バネ74に抗して矢印k方向に回動され、そ
の強い巻バネ74の矢印d方向の反発力によって、キャ
プスタンローラ45が駆動ローラ13に矢印d方向から
強く圧着される。
ドルモータ44のスピンドル44aに矢印c方向から押
圧されて、スピンドルモータ44が支点軸72を中心と
して強い巻バネ74に抗して矢印k方向に回動され、そ
の強い巻バネ74の矢印d方向の反発力によって、キャ
プスタンローラ45が駆動ローラ13に矢印d方向から
強く圧着される。
【0043】そして、前述したように、スピンドルモー
タ44によってキャプスタンローラ45を介して駆動ロ
ーラ13が回転駆動され、駆動ベルト22によって磁気
テープ21が走行駆動されて、磁気ヘッド46によって
記録、再生が行われる。
タ44によってキャプスタンローラ45を介して駆動ロ
ーラ13が回転駆動され、駆動ベルト22によって磁気
テープ21が走行駆動されて、磁気ヘッド46によって
記録、再生が行われる。
【0044】そして、このデータカートリッジ1の記
録、再生の動作中であること等が、発光表示部67に点
滅表示される。
録、再生の動作中であること等が、発光表示部67に点
滅表示される。
【0045】また、このデータカートリッジ1の記録、
再生時には、モータ76によって正逆回転駆動される送
りネジ機構77によって、磁気ヘッド46が垂直ガイド
75に沿って上下方向に一定ピッチづつ昇降駆動され
て、磁気ヘッド46のチャンネル切替えが順次行われ
る。
再生時には、モータ76によって正逆回転駆動される送
りネジ機構77によって、磁気ヘッド46が垂直ガイド
75に沿って上下方向に一定ピッチづつ昇降駆動され
て、磁気ヘッド46のチャンネル切替えが順次行われ
る。
【0046】ところで、従来から、コンピュータ業界に
おける3.5インチ・フォーム・ファクター対応のデー
タカートリッジドライブ41の大きさは、1インチ・ハ
イトと称され、厚さ(高さ)Hが1インチ(25.4m
m)で、横幅Wが4インチ(101.6mm)に規格統
一されている。
おける3.5インチ・フォーム・ファクター対応のデー
タカートリッジドライブ41の大きさは、1インチ・ハ
イトと称され、厚さ(高さ)Hが1インチ(25.4m
m)で、横幅Wが4インチ(101.6mm)に規格統
一されている。
【0047】そして、この種1インチ・ハイトのデータ
カートリッジドライブ41に適用される従来のデータカ
ートリッジ1はほぼ完全な方形状に構成されていて、そ
のカートリッジ1の大きさは、前後両端2a、2bの横
幅W1 が共に81mm、前後の奥行きD1 が61mm、
厚さ(高さ)H1 が14.7mmに設定されていた。な
お、磁気テープ21のテープ幅W3 は8mmであり、左
右一対の凹溝30の長さL1 は48mmであった。
カートリッジドライブ41に適用される従来のデータカ
ートリッジ1はほぼ完全な方形状に構成されていて、そ
のカートリッジ1の大きさは、前後両端2a、2bの横
幅W1 が共に81mm、前後の奥行きD1 が61mm、
厚さ(高さ)H1 が14.7mmに設定されていた。な
お、磁気テープ21のテープ幅W3 は8mmであり、左
右一対の凹溝30の長さL1 は48mmであった。
【0048】そして、左右一対のテープリール17のリ
ール径(磁気テープ21を巻回するためのハブ外周面の
直径を言う)D2 を14mmに構成し、左右一対のテー
プリール17間のリールピッチP1 を40mmに構成し
て、テープ巻装部21aの最大巻径D3 を39mmに構
成することによって、厚さが最大で7.9μmの磁気テ
ープ21を用いて、磁気テープ21の最大長さ400フ
ィート(122,000mm)を実現していた。
ール径(磁気テープ21を巻回するためのハブ外周面の
直径を言う)D2 を14mmに構成し、左右一対のテー
プリール17間のリールピッチP1 を40mmに構成し
て、テープ巻装部21aの最大巻径D3 を39mmに構
成することによって、厚さが最大で7.9μmの磁気テ
ープ21を用いて、磁気テープ21の最大長さ400フ
ィート(122,000mm)を実現していた。
【0049】しかし、データの記憶容量の増大を図るべ
く、磁気テープの更なる長さの増大が望まれている。
く、磁気テープの更なる長さの増大が望まれている。
【0050】そこで、本発明の発明者は、図12〜図1
6に示すように、従来の3.5インチ・フォーム・ファ
クター対応のデータカートリッジドライブに適用可能な
データカートリッジでありながら、磁気テープの最大長
さを増大できるようにした大容量データカートリッジ5
1を開発した。
6に示すように、従来の3.5インチ・フォーム・ファ
クター対応のデータカートリッジドライブに適用可能な
データカートリッジでありながら、磁気テープの最大長
さを増大できるようにした大容量データカートリッジ5
1を開発した。
【0051】この大容量データカートリッジ51は、ま
ず、図12〜図15に示すように、カートリッジ2の前
端2aの横幅W11が81mm以下に設定され、後端2b
の横幅W12が95mm以上で、101.6mm以下に設
定されている。そして、カートリッジ2の最大厚さ(最
大高さ)H11が14.7mm以下に設定され、前後の奥
行きD11が72mm以上に設定されている。
ず、図12〜図15に示すように、カートリッジ2の前
端2aの横幅W11が81mm以下に設定され、後端2b
の横幅W12が95mm以上で、101.6mm以下に設
定されている。そして、カートリッジ2の最大厚さ(最
大高さ)H11が14.7mm以下に設定され、前後の奥
行きD11が72mm以上に設定されている。
【0052】そして、左右一対のテープリール17のリ
ール径D12が例えば14mmに設定され、左右一対のテ
ープリール17のリールピッチP11が例えば40mmに
設定されている。なお、本発明ではこれらリール径D12
及びリールピッチP11の数値を何等限定するものではな
い。
ール径D12が例えば14mmに設定され、左右一対のテ
ープリール17のリールピッチP11が例えば40mmに
設定されている。なお、本発明ではこれらリール径D12
及びリールピッチP11の数値を何等限定するものではな
い。
【0053】そして、左右一対のテープリール17の外
周に巻回されている磁気テープ21の最大巻径D13を5
5mm以下に設定することによって、厚さが最大で7.
9μmの磁気テープ21を用いて、その磁気テープ21
の最大長さ775フィート(236,375mm)以上
を実現できるように構成したものである。
周に巻回されている磁気テープ21の最大巻径D13を5
5mm以下に設定することによって、厚さが最大で7.
9μmの磁気テープ21を用いて、その磁気テープ21
の最大長さ775フィート(236,375mm)以上
を実現できるように構成したものである。
【0054】なお、W11=81mm、W12=95mm、
D11=72mm、D13=55mmに設定して、厚さが
7.9μmの磁気テープ21を用いて、その磁気テープ
21の最大長さ800フィート(244,000mm)
を実現している。
D11=72mm、D13=55mmに設定して、厚さが
7.9μmの磁気テープ21を用いて、その磁気テープ
21の最大長さ800フィート(244,000mm)
を実現している。
【0055】そして、上記の条件を満足するために、こ
の大容量データカートリッジ51のカートリッジ2は、
上カバー4の左右両側壁4cに形成されている左右一対
の凹溝30の長さL11を20.47mm程度に短くし
て、これらの凹溝30をカートリッジ2の前端2a側の
みに形成している。
の大容量データカートリッジ51のカートリッジ2は、
上カバー4の左右両側壁4cに形成されている左右一対
の凹溝30の長さL11を20.47mm程度に短くし
て、これらの凹溝30をカートリッジ2の前端2a側の
みに形成している。
【0056】そして、ベース板3の左右両端3a及び上
カバー4の左右両側壁4cに、左右一対の凹溝30の後
端30aの近傍位置からカートリッジ2の後端2bにか
けて左右両側方に左右対称状で次第に膨らむ左右一対の
膨出部3b及び4ccをそれぞれ形成している。
カバー4の左右両側壁4cに、左右一対の凹溝30の後
端30aの近傍位置からカートリッジ2の後端2bにか
けて左右両側方に左右対称状で次第に膨らむ左右一対の
膨出部3b及び4ccをそれぞれ形成している。
【0057】そして、上カバー4の天井壁4cで、横幅
W11から左右両側方に食み出した左右両端4ddは、前
面壁4aから後面壁4bにかけて左右対称状で次第に膨
らむような翼形状に構成されていて、この左右両端4d
dはカートリッジ2の上面2c(天井壁4dの上面を言
う)から例えば1.65mmの段差H12だけ低く構成さ
れている。なお、ベース板3の厚さH13は2.03±
0.05mmに設定されている。
W11から左右両側方に食み出した左右両端4ddは、前
面壁4aから後面壁4bにかけて左右対称状で次第に膨
らむような翼形状に構成されていて、この左右両端4d
dはカートリッジ2の上面2c(天井壁4dの上面を言
う)から例えば1.65mmの段差H12だけ低く構成さ
れている。なお、ベース板3の厚さH13は2.03±
0.05mmに設定されている。
【0058】そして、カートリッジ2の内部で、前後方
向(図12で上下方向のこと)の中央位置P12より距離
L12だけやや後方側(図12で上方側のこと)に偏位さ
れた位置にリールセンターP13を設定し、このリールセ
ンターP13上に左右一対のテープリール17を配置した
ものである。
向(図12で上下方向のこと)の中央位置P12より距離
L12だけやや後方側(図12で上方側のこと)に偏位さ
れた位置にリールセンターP13を設定し、このリールセ
ンターP13上に左右一対のテープリール17を配置した
ものである。
【0059】なお、この大容量データカートリッジ51
のカートリッジ2では、テープ巻装部21aの最大巻径
D13の増大に伴う磁気テープ21の走行経路の変化に合
せて、左右一対のテープガイド52が追加されている。
なお、これらのテープガイド52は金属等にて形成され
てベース板3上に圧入等にて植設されている。
のカートリッジ2では、テープ巻装部21aの最大巻径
D13の増大に伴う磁気テープ21の走行経路の変化に合
せて、左右一対のテープガイド52が追加されている。
なお、これらのテープガイド52は金属等にて形成され
てベース板3上に圧入等にて植設されている。
【0060】以上のように構成されたこの大容量データ
カートリッジ51によれば、図16に示すように、厚さ
(高さ)Hが1インチ(25.4mm)で、横幅Wが4
インチ(101.6mm)に規格統一されている3.5
インチ・フォーム・ファクター対応のデータカートリッ
ジドライブ41に何等支障なく適用することができる。
カートリッジ51によれば、図16に示すように、厚さ
(高さ)Hが1インチ(25.4mm)で、横幅Wが4
インチ(101.6mm)に規格統一されている3.5
インチ・フォーム・ファクター対応のデータカートリッ
ジドライブ41に何等支障なく適用することができる。
【0061】但し、この際、フロントパネル42のカー
トリッジ挿入口43の形状を大容量データカートリッジ
51の垂直断面形状に合せるように、そのカートリッジ
挿入口43の上縁43aの横幅W111 を81mm以上に
形成し、下縁43bの横幅W112 を95mm以上に形成
し、上縁43aと下縁43bとの間の高さH111 を1
4.7mm以上に形成し、上縁43aの左右両端と左右
両側縁43cとの左右両コーナ部分に段差H112 が1.
65mm以下の左右一対の段差部43dを形成するのが
好ましい。
トリッジ挿入口43の形状を大容量データカートリッジ
51の垂直断面形状に合せるように、そのカートリッジ
挿入口43の上縁43aの横幅W111 を81mm以上に
形成し、下縁43bの横幅W112 を95mm以上に形成
し、上縁43aと下縁43bとの間の高さH111 を1
4.7mm以上に形成し、上縁43aの左右両端と左右
両側縁43cとの左右両コーナ部分に段差H112 が1.
65mm以下の左右一対の段差部43dを形成するのが
好ましい。
【0062】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
カートリッジ1の左右一対の凹溝30の長さL1 が48
mmであるのに対して、この大容量データカートリッジ
51の左右一対の凹溝30の長さL11は20.47mm
程度まで短くしなければならないので、従来のデータカ
ートリッジドライブ41にこの大容量データカートリッ
ジ51を共用できるようにするためには、左右一対のカ
ートリッジ挿入ガイド79、80の長さを上記長さL11
に見合うように20.47mm程度に短くしなければな
らない。
カートリッジ1の左右一対の凹溝30の長さL1 が48
mmであるのに対して、この大容量データカートリッジ
51の左右一対の凹溝30の長さL11は20.47mm
程度まで短くしなければならないので、従来のデータカ
ートリッジドライブ41にこの大容量データカートリッ
ジ51を共用できるようにするためには、左右一対のカ
ートリッジ挿入ガイド79、80の長さを上記長さL11
に見合うように20.47mm程度に短くしなければな
らない。
【0063】そして、これら左右一対のカートリッジ挿
入ガイド79、80の長さが短くなると、その分、大容
量データカートリッジ51の支持力が弱くなる。
入ガイド79、80の長さが短くなると、その分、大容
量データカートリッジ51の支持力が弱くなる。
【0064】更に、従来のデータカートリッジ1の前後
の奥行きD1 が61mmであるのに対して、大容量デー
タカートリッジ51の前後の奥行きD11が72mmと大
きいために、図16に示すように、この大容量データカ
ートリッジ51を従来のデータカートリッジドライブ4
1内にセットした時の、その後端2bのフロントパネル
42からの飛び出し量が、図21に示した従来のデータ
カートリッジ1の後端2bの飛び出し量に比べて大きく
なり、大容量データカートリッジ51では重心が後端2
b側に偏位して非常に不安定な状態となる。
の奥行きD1 が61mmであるのに対して、大容量デー
タカートリッジ51の前後の奥行きD11が72mmと大
きいために、図16に示すように、この大容量データカ
ートリッジ51を従来のデータカートリッジドライブ4
1内にセットした時の、その後端2bのフロントパネル
42からの飛び出し量が、図21に示した従来のデータ
カートリッジ1の後端2bの飛び出し量に比べて大きく
なり、大容量データカートリッジ51では重心が後端2
b側に偏位して非常に不安定な状態となる。
【0065】従って、従来のデータカートリッジドライ
ブ41に、大容量データカートリッジ51を単純に共用
させるだけの構成では、データカートリッジドライブ4
1内にセットされた大容量データカートリッジの支持が
非常に不安定となって、振動や衝撃等の外乱に対して非
常に弱くなると言う新たな問題が発生する。
ブ41に、大容量データカートリッジ51を単純に共用
させるだけの構成では、データカートリッジドライブ4
1内にセットされた大容量データカートリッジの支持が
非常に不安定となって、振動や衝撃等の外乱に対して非
常に弱くなると言う新たな問題が発生する。
【0066】そこで、本発明は上記の問題を解決するた
めになされたものであって、セットされたデータカート
リッジを安定良く固定することができるようにしたデー
タカートリッジドライブを提供することを目的としてい
る。
めになされたものであって、セットされたデータカート
リッジを安定良く固定することができるようにしたデー
タカートリッジドライブを提供することを目的としてい
る。
【0067】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のデータカートリッジドライブは、フロント
パネルに形成されたカートリッジ挿入口内に挿入された
データカートリッジを、フロントパネルの内側近傍位置
で、そのデータカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧
して固定する弾性押圧手段を設けたものである。
めの本発明のデータカートリッジドライブは、フロント
パネルに形成されたカートリッジ挿入口内に挿入された
データカートリッジを、フロントパネルの内側近傍位置
で、そのデータカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧
して固定する弾性押圧手段を設けたものである。
【0068】
【作用】上記のように構成された本発明のデータカート
リッジドライブは、フロントパネルのカートリッジ挿入
口内に挿入されたデータカートリッジを、フロントパネ
ルの内側近傍位置にて、弾性押圧手段によってそのデー
タカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧して固定する
ことができるので、そのデータカートリッジが前後の奥
行きの長い大容量データカートリッジであっても、常に
安定良く固定できる。
リッジドライブは、フロントパネルのカートリッジ挿入
口内に挿入されたデータカートリッジを、フロントパネ
ルの内側近傍位置にて、弾性押圧手段によってそのデー
タカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧して固定する
ことができるので、そのデータカートリッジが前後の奥
行きの長い大容量データカートリッジであっても、常に
安定良く固定できる。
【0069】
【実施例】以下、本発明を適用した大容量データカート
リッジを共用できる3.5インチ・フォーム・ファクタ
ー対応のデータカートリッジドライブの一実施例を図1
〜図11を参照して説明する。なお、図12〜図28と
同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
リッジを共用できる3.5インチ・フォーム・ファクタ
ー対応のデータカートリッジドライブの一実施例を図1
〜図11を参照して説明する。なお、図12〜図28と
同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0070】[フロントパネルの開閉蓋取付構造と発光
表示部の説明]まず、図1〜図4によって、フロントパ
ネル42への開閉蓋63の取付構造と、発光表示部67
について説明する。
表示部の説明]まず、図1〜図4によって、フロントパ
ネル42への開閉蓋63の取付構造と、発光表示部67
について説明する。
【0071】前述したように、このデータカートリッジ
ドライブ41の大きさは、1インチ・ハイトと称され、
厚さ(高さ)Hが1インチ(25.4mm)で、横幅W
が4インチ(101.6mm)に規格統一されている。
ドライブ41の大きさは、1インチ・ハイトと称され、
厚さ(高さ)Hが1インチ(25.4mm)で、横幅W
が4インチ(101.6mm)に規格統一されている。
【0072】そして、フロントパネル42に形成された
横長で方形状のカートリッジ挿入口43の形状が、大容
量データカートリッジ51の垂直断面形状に合うよう
に、そのカートリッジ挿入口43の上縁43aの横幅W
111 が81mm以上に形成され、下縁43bの横幅W
112 が95mm以上に形成され、上縁43aと下縁43
bとの間の高さH111 が14.7mm以上に形成され、
上縁43aと左右両端43cとの左右両コーナ部分に段
差H112 が1.65mm以下の左右一対の段差部43d
が形成されている。
横長で方形状のカートリッジ挿入口43の形状が、大容
量データカートリッジ51の垂直断面形状に合うよう
に、そのカートリッジ挿入口43の上縁43aの横幅W
111 が81mm以上に形成され、下縁43bの横幅W
112 が95mm以上に形成され、上縁43aと下縁43
bとの間の高さH111 が14.7mm以上に形成され、
上縁43aと左右両端43cとの左右両コーナ部分に段
差H112 が1.65mm以下の左右一対の段差部43d
が形成されている。
【0073】従って、このカートリッジ挿入口43の上
縁43aの左右両コーナ部分に形成された左右一対の段
差部43dは、大容量データカートリッジ51の天井壁
4dの左右両端4ddの1.65mmの段差H12に見合
うように形成されている。
縁43aの左右両コーナ部分に形成された左右一対の段
差部43dは、大容量データカートリッジ51の天井壁
4dの左右両端4ddの1.65mmの段差H12に見合
うように形成されている。
【0074】そして、このカートリッジ挿入口43の左
右一対の段差部43dに見合う左右一対の段差部63b
が開閉蓋63の上縁63aの左右両コーナ部分にも形成
されている。
右一対の段差部43dに見合う左右一対の段差部63b
が開閉蓋63の上縁63aの左右両コーナ部分にも形成
されている。
【0075】そして、開閉蓋63の左右一対の水平な支
軸64が左右一対の段差部63b内に一体成形されてい
て、これら左右一対の支軸64がフロントパネル42の
内側で、左右一対の段差部43d内に一体成形された左
右一対の垂直なリブ65に矢印i、j方向に回転自在に
取り付けられている。
軸64が左右一対の段差部63b内に一体成形されてい
て、これら左右一対の支軸64がフロントパネル42の
内側で、左右一対の段差部43d内に一体成形された左
右一対の垂直なリブ65に矢印i、j方向に回転自在に
取り付けられている。
【0076】そして、一方の支軸64の外周に挿入され
て取り付けられた付勢手段である巻バネ66によって開
閉蓋63が閉蓋方向である矢印i方向に回転付勢され
て、その開閉蓋63の一端63cから横方向に張り出さ
れたストッパー片63dをフロントパネル42の内面4
2bに当接して図2に実線で示す垂直な閉蓋位置に停止
されるように構成されている。
て取り付けられた付勢手段である巻バネ66によって開
閉蓋63が閉蓋方向である矢印i方向に回転付勢され
て、その開閉蓋63の一端63cから横方向に張り出さ
れたストッパー片63dをフロントパネル42の内面4
2bに当接して図2に実線で示す垂直な閉蓋位置に停止
されるように構成されている。
【0077】そして、カートリッジ挿入口43の左右一
対の段差部43dのうちの一方(図1で右側)の段差部
43d内に発光表示部67が配置されている。
対の段差部43dのうちの一方(図1で右側)の段差部
43d内に発光表示部67が配置されている。
【0078】なお、開閉蓋63の前面63eには、デー
タカートリッジ1や大容量データカートリッジ51の当
接による傷つきを防止すると共に、これらのデータカー
トリッジ1や51の押し付けによって開閉蓋63を開蓋
し易くするための左右一対で、垂直状のカム形状リブ6
3fが一体成形されている。
タカートリッジ1や大容量データカートリッジ51の当
接による傷つきを防止すると共に、これらのデータカー
トリッジ1や51の押し付けによって開閉蓋63を開蓋
し易くするための左右一対で、垂直状のカム形状リブ6
3fが一体成形されている。
【0079】以上の構成により、このデータカートリッ
ジドライブ41は、大容量データカートリッジ51を共
用できるにも拘らず、フロントパネル42の高さHを1
インチ以内に設定し、横幅Wを4インチ以内に設定する
ことができる。
ジドライブ41は、大容量データカートリッジ51を共
用できるにも拘らず、フロントパネル42の高さHを1
インチ以内に設定し、横幅Wを4インチ以内に設定する
ことができる。
【0080】そして、カートリッジ挿入口43の上縁4
3aの左右両コーナ部分に大容量データカートリッジ5
1の天井壁4dの左右両端4ddの段差H12に見合う左
右一対の段差部43dを形成したことで、カートリッジ
挿入口43内への大容量データカートリッジ51の挿入
時のセンターリングをスムーズに行える上に、大容量デ
ータカートリッジ51を上下に反転して挿入するような
誤挿入を未然に防止する機能がある。
3aの左右両コーナ部分に大容量データカートリッジ5
1の天井壁4dの左右両端4ddの段差H12に見合う左
右一対の段差部43dを形成したことで、カートリッジ
挿入口43内への大容量データカートリッジ51の挿入
時のセンターリングをスムーズに行える上に、大容量デ
ータカートリッジ51を上下に反転して挿入するような
誤挿入を未然に防止する機能がある。
【0081】[データカートリッジの弾性押圧固定機構
の説明]次に、図3及び図4によって、フロントパネル
42の内側に配置されたデータカートリッジ1及び大容
量データカートリッジ51の弾性押圧固定機構を説明す
る。
の説明]次に、図3及び図4によって、フロントパネル
42の内側に配置されたデータカートリッジ1及び大容
量データカートリッジ51の弾性押圧固定機構を説明す
る。
【0082】この弾性押圧固定機構は、上カバー62の
下面62aに加締めピン53等の固定手段によって固着
された弾性押圧手段である板バネ54を用い、開閉蓋6
3を介してデータカートリッジ1や大容量データカート
リッジ51を、フロントパネル42の内側近傍位置(フ
ロントパネル42の内面42bから10数mm以内L
100 の位置を言う)P100 にて上方から弾性的に押圧す
るように構成したものである。
下面62aに加締めピン53等の固定手段によって固着
された弾性押圧手段である板バネ54を用い、開閉蓋6
3を介してデータカートリッジ1や大容量データカート
リッジ51を、フロントパネル42の内側近傍位置(フ
ロントパネル42の内面42bから10数mm以内L
100 の位置を言う)P100 にて上方から弾性的に押圧す
るように構成したものである。
【0083】なお、この際、カートリッジ挿入口43の
内側近傍位置(カートリッジ挿入口43から数mm以内
L101 の位置を言う)P101 にて、シャーシ61の底壁
61a上には高さ基準用突起55がフロントパネル42
と平行な状態に一体成形されている。
内側近傍位置(カートリッジ挿入口43から数mm以内
L101 の位置を言う)P101 にて、シャーシ61の底壁
61a上には高さ基準用突起55がフロントパネル42
と平行な状態に一体成形されている。
【0084】即ち、この弾性押圧固定機構によれば、ま
ず、図3に示すように、カートリッジ挿入口43内にデ
ータカートリッジ1や大容量データカートリッジ51を
矢印c方向から水平に挿入する際に、開閉蓋63を巻バ
ネ66に抗して矢印j方向に押し開く。
ず、図3に示すように、カートリッジ挿入口43内にデ
ータカートリッジ1や大容量データカートリッジ51を
矢印c方向から水平に挿入する際に、開閉蓋63を巻バ
ネ66に抗して矢印j方向に押し開く。
【0085】そして、開閉蓋63が図3に実線で示す閉
蓋位置から点線で示す45°以上の開蓋角度θ1 に達す
るまでの間は、その開閉蓋63は板バネ54に接触され
ない。
蓋位置から点線で示す45°以上の開蓋角度θ1 に達す
るまでの間は、その開閉蓋63は板バネ54に接触され
ない。
【0086】そして、開閉蓋63が45°以上の開蓋角
度θ1 に達した時に、その開閉蓋63が板バネ54に矢
印j方向から接触して、その板バネ54と巻バネ66と
の反発力の合力によって、開閉蓋63には矢印i方向の
強い弾性押圧力が加えられる。
度θ1 に達した時に、その開閉蓋63が板バネ54に矢
印j方向から接触して、その板バネ54と巻バネ66と
の反発力の合力によって、開閉蓋63には矢印i方向の
強い弾性押圧力が加えられる。
【0087】従って、図4に示すように、データカート
リッジ1や大容量データカートリッジ51のカートリッ
ジ挿入口43内への挿入完了時点では、板バネ54と巻
バネ66との反発力の合力による強い弾性押圧力によっ
て、開閉蓋63が矢印i方向に回転付勢されて、その開
閉蓋63の下縁63gがデータカートリッジ1や大容量
データカートリッジ51の上カバー4の前述した近傍位
置P100 を上方から下方に向けて矢印q方向に弾性的に
強く押圧する。
リッジ1や大容量データカートリッジ51のカートリッ
ジ挿入口43内への挿入完了時点では、板バネ54と巻
バネ66との反発力の合力による強い弾性押圧力によっ
て、開閉蓋63が矢印i方向に回転付勢されて、その開
閉蓋63の下縁63gがデータカートリッジ1や大容量
データカートリッジ51の上カバー4の前述した近傍位
置P100 を上方から下方に向けて矢印q方向に弾性的に
強く押圧する。
【0088】すると、これらのデータカートリッジ1や
大容量データカートリッジ51のベース板3が前述した
近傍位置P101 の高さ基準用突起55上に上方から矢印
q方向に弾性的に強く押圧されて固定されることにな
る。
大容量データカートリッジ51のベース板3が前述した
近傍位置P101 の高さ基準用突起55上に上方から矢印
q方向に弾性的に強く押圧されて固定されることにな
る。
【0089】以上の構成により、このデータカートリッ
ジドライブ41は、カートリッジ挿入口43内に挿入さ
れたデータカートリッジ1や大容量データカートリッジ
51をフロントパネル42の内側近傍位置P101 の高さ
基準用突起55上に、これらのデータカートリッジ1や
51の厚さ方向である上方から弾性的に強く押圧して安
定良く固定することができる。この際、特に、フロント
パネル42外への飛び出し量がデータカートリッジ1の
飛び出し量よりも大きい大容量データカートリッジ51
を常に安定良く固定することができて、振動や衝撃等の
外乱に対して非常に強く、高信頼性が得られる。
ジドライブ41は、カートリッジ挿入口43内に挿入さ
れたデータカートリッジ1や大容量データカートリッジ
51をフロントパネル42の内側近傍位置P101 の高さ
基準用突起55上に、これらのデータカートリッジ1や
51の厚さ方向である上方から弾性的に強く押圧して安
定良く固定することができる。この際、特に、フロント
パネル42外への飛び出し量がデータカートリッジ1の
飛び出し量よりも大きい大容量データカートリッジ51
を常に安定良く固定することができて、振動や衝撃等の
外乱に対して非常に強く、高信頼性が得られる。
【0090】この際、これらデータカートリッジ1や大
容量データカートリッジ51を上方から弾性的に押圧し
て、これらのベース板3を高さ基準用突起55上に押圧
して固定するが、そのベース板4は金属板等で形成され
ていて、厚さのバラツキが小さいので、これらのデータ
カートリッジ1や大容量データカートリッジ51の高さ
をそのベース板3を基準にして高精度に設定することが
できる。
容量データカートリッジ51を上方から弾性的に押圧し
て、これらのベース板3を高さ基準用突起55上に押圧
して固定するが、そのベース板4は金属板等で形成され
ていて、厚さのバラツキが小さいので、これらのデータ
カートリッジ1や大容量データカートリッジ51の高さ
をそのベース板3を基準にして高精度に設定することが
できる。
【0091】そして、この弾性押圧固定機構は、開閉蓋
63及び巻バネ66を兼用使用しているので、構造の簡
素化、低コスト化を図ると共に、板バネ54と巻バネ6
6との反発力の合力によって強い弾性押圧力を与えるこ
とができて、データカートリッジ1や大容量データカー
トリッジ51を高さ基準用突起55上に強く押圧して固
定することができる。
63及び巻バネ66を兼用使用しているので、構造の簡
素化、低コスト化を図ると共に、板バネ54と巻バネ6
6との反発力の合力によって強い弾性押圧力を与えるこ
とができて、データカートリッジ1や大容量データカー
トリッジ51を高さ基準用突起55上に強く押圧して固
定することができる。
【0092】そして、開閉蓋63が開蓋方向に45°以
上の開蓋角度θ1 に開蓋された時点からデータカートリ
ッジ1や大容量データカートリッジ51を板バネ54と
巻バネ66の合力によって上方から弾性的に強く押圧す
るようになされているので、データカートリッジ1や大
容量データカートリッジ51をカートリッジ挿入口43
内にある程度の深さまで矢印c方向に挿入するまでは、
これらのデータカートリッジ1や51に加わる負荷は巻
バネ66だけの小さな負荷だけであり、これらのデータ
カートリッジ1や51の挿入をスムーズに行える。そし
て、これらのデータカートリッジ1や51がある程度の
深さ以上に挿入されてから、これらのデータカートリッ
ジ1や51に板バネ54と巻バネ66の合力による大き
な負荷を加えることができて、これらのデータカートリ
ッジ1や51の挿入の進行を操作者に認識させ易く、こ
れらのデータカートリッジの挿入操作を良好に行える。
上の開蓋角度θ1 に開蓋された時点からデータカートリ
ッジ1や大容量データカートリッジ51を板バネ54と
巻バネ66の合力によって上方から弾性的に強く押圧す
るようになされているので、データカートリッジ1や大
容量データカートリッジ51をカートリッジ挿入口43
内にある程度の深さまで矢印c方向に挿入するまでは、
これらのデータカートリッジ1や51に加わる負荷は巻
バネ66だけの小さな負荷だけであり、これらのデータ
カートリッジ1や51の挿入をスムーズに行える。そし
て、これらのデータカートリッジ1や51がある程度の
深さ以上に挿入されてから、これらのデータカートリッ
ジ1や51に板バネ54と巻バネ66の合力による大き
な負荷を加えることができて、これらのデータカートリ
ッジ1や51の挿入の進行を操作者に認識させ易く、こ
れらのデータカートリッジの挿入操作を良好に行える。
【0093】[スライド式の開閉蓋開蓋機構の説明]次
に、図5〜図10によって、データカートリッジ1や大
容量データカートリッジ51の開閉蓋24を開閉するた
めのスライド式の開閉蓋開蓋機構について説明する。
に、図5〜図10によって、データカートリッジ1や大
容量データカートリッジ51の開閉蓋24を開閉するた
めのスライド式の開閉蓋開蓋機構について説明する。
【0094】まず、図10及び図11に示すように、大
容量データカートリッジ51の左右一対の凹溝30の長
さL11に合せて、左右一対のカートリッジ挿入ガイド7
9、80の長さL100 が短く構成されている。
容量データカートリッジ51の左右一対の凹溝30の長
さL11に合せて、左右一対のカートリッジ挿入ガイド7
9、80の長さL100 が短く構成されている。
【0095】そして一方のカートリッジ挿入ガイド79
の上部に開閉操作部材であるスライドガイド56が平行
な水平状に配置されていて、このスライドガイド56が
そのカートリッジ挿入ガイド79の上部に沿ってデータ
カートリッジ1や大容量データカートリッジ51の挿入
方向(矢印c方向)及び排出方向(矢印d方向)に水平
にスライド自在に取り付けられている。
の上部に開閉操作部材であるスライドガイド56が平行
な水平状に配置されていて、このスライドガイド56が
そのカートリッジ挿入ガイド79の上部に沿ってデータ
カートリッジ1や大容量データカートリッジ51の挿入
方向(矢印c方向)及び排出方向(矢印d方向)に水平
にスライド自在に取り付けられている。
【0096】なお、この際、このスライドガイド56は
ポリアセタール樹脂やフッ素系樹脂等の潤滑性のある合
成樹脂によって一体成形されている。そして、このスラ
イドガイド56に一体成形された垂直断面形状がほぼH
型のスライド部56aやシャーシ61の一方の側壁61
bに一体成形された上下一対のスライドレール57間に
スライド自在に嵌合されている。そして、このスライド
ガイド56がシャーシ61との間に架設された付勢手段
である引張バネ58によって排出方向(矢印d方向)に
スライド付勢されて、スライドレール57の前端のスト
ッパー59に当接して停止されるように構成されてい
る。
ポリアセタール樹脂やフッ素系樹脂等の潤滑性のある合
成樹脂によって一体成形されている。そして、このスラ
イドガイド56に一体成形された垂直断面形状がほぼH
型のスライド部56aやシャーシ61の一方の側壁61
bに一体成形された上下一対のスライドレール57間に
スライド自在に嵌合されている。そして、このスライド
ガイド56がシャーシ61との間に架設された付勢手段
である引張バネ58によって排出方向(矢印d方向)に
スライド付勢されて、スライドレール57の前端のスト
ッパー59に当接して停止されるように構成されてい
る。
【0097】但し、この引張バネ58によるスライドガ
イド56の矢印d方向へのスライド付勢力は、データカ
ートリッジ1や51の開閉蓋24の巻バネ26による矢
印b方向への開蓋付勢力よりも十分に大きく設定されて
いる。
イド56の矢印d方向へのスライド付勢力は、データカ
ートリッジ1や51の開閉蓋24の巻バネ26による矢
印b方向への開蓋付勢力よりも十分に大きく設定されて
いる。
【0098】このスライド式の開閉蓋開蓋機構によれ
ば、まず、図5に示すように、カートリッジ挿入口43
内に大容量データカートリッジ51を矢印c方向から水
平に挿入する際、その挿入動作の初期段階で、開閉蓋2
4の遊端部24aがスライドガイド56の前端部56b
に矢印c方向から当接して、その内側面56c上に乗り
上げることによって、開閉蓋24が支点軸25を中心に
巻バネ26に抗して矢印a方向に瞬時に開蓋される。
ば、まず、図5に示すように、カートリッジ挿入口43
内に大容量データカートリッジ51を矢印c方向から水
平に挿入する際、その挿入動作の初期段階で、開閉蓋2
4の遊端部24aがスライドガイド56の前端部56b
に矢印c方向から当接して、その内側面56c上に乗り
上げることによって、開閉蓋24が支点軸25を中心に
巻バネ26に抗して矢印a方向に瞬時に開蓋される。
【0099】従って、この時、開閉蓋24は磁気ヘッド
46に全く干渉されることなく、安全に開蓋される。
46に全く干渉されることなく、安全に開蓋される。
【0100】そして、図6に示すように、大容量データ
カートリッジ51の引き続きの矢印c方向への挿入の進
行に伴い、大容量データカートリッジ51の一方の凹溝
30がスライドガイド56に矢印c方向から挿入され
て、やがて、その凹溝30の後端30aがスライドガイ
ド56の前端部56bに矢印c方向から当接される。
カートリッジ51の引き続きの矢印c方向への挿入の進
行に伴い、大容量データカートリッジ51の一方の凹溝
30がスライドガイド56に矢印c方向から挿入され
て、やがて、その凹溝30の後端30aがスライドガイ
ド56の前端部56bに矢印c方向から当接される。
【0101】そして、この後、図7に示すように、大容
量データカートリッジ51の一方の凹溝30の後端30
aによってスライドガイド56が矢印c方向に押され
て、このスライドガイド56がスライドレール57に沿
って引張バネ58に抗して矢印c方向にスライドされ
る。
量データカートリッジ51の一方の凹溝30の後端30
aによってスライドガイド56が矢印c方向に押され
て、このスライドガイド56がスライドレール57に沿
って引張バネ58に抗して矢印c方向にスライドされ
る。
【0102】そして、図7に示すように、大容量データ
カートリッジ51の矢印c方向の挿入動作の終了と共
に、開閉蓋24が磁気ヘッド46の一側方に矢印c方向
に挿入され、磁気ヘッド24が大容量データカートリッ
ジ51の磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向から相対
的に挿入されて、磁気テープ21に接触される。
カートリッジ51の矢印c方向の挿入動作の終了と共
に、開閉蓋24が磁気ヘッド46の一側方に矢印c方向
に挿入され、磁気ヘッド24が大容量データカートリッ
ジ51の磁気ヘッド挿入口12内に矢印d方向から相対
的に挿入されて、磁気テープ21に接触される。
【0103】なお、大容量データカートリッジ51をカ
ートリッジ挿入口43外へ矢印d方向に排出する時に
は、スライドガイド56が引張バネ58によって矢印d
方向にスライドされて、ストッパー59に当接されて停
止する。
ートリッジ挿入口43外へ矢印d方向に排出する時に
は、スライドガイド56が引張バネ58によって矢印d
方向にスライドされて、ストッパー59に当接されて停
止する。
【0104】また、データカートリッジ1の挿入時に
は、図5に示すように、スライドガイド56が引張バネ
58によってストッパー59に矢印d方向から当接され
た位置にそのまま停止されていて、そのスライドガイド
56によって開閉蓋24の遊端部24aを矢印d方向か
ら相対的に突き上げるようにして、この開閉蓋24を矢
印a方向に瞬時に開蓋する。
は、図5に示すように、スライドガイド56が引張バネ
58によってストッパー59に矢印d方向から当接され
た位置にそのまま停止されていて、そのスライドガイド
56によって開閉蓋24の遊端部24aを矢印d方向か
ら相対的に突き上げるようにして、この開閉蓋24を矢
印a方向に瞬時に開蓋する。
【0105】以上の構成により、左右一対のカートリッ
ジ挿入ガイド79、80の長さL10 0 とは無関係に、デ
ータカートリッジ1や大容量データカートリッジ51の
開閉蓋24をスライドガイド56によってスムーズに開
蓋操作することができる。しかも、その際、開閉蓋24
を磁気ヘッド46に不測に干渉させることなく、常に安
全に開蓋することができる。
ジ挿入ガイド79、80の長さL10 0 とは無関係に、デ
ータカートリッジ1や大容量データカートリッジ51の
開閉蓋24をスライドガイド56によってスムーズに開
蓋操作することができる。しかも、その際、開閉蓋24
を磁気ヘッド46に不測に干渉させることなく、常に安
全に開蓋することができる。
【0106】そして、スライドガイド56をポリアセタ
ール樹脂やフッ素系樹脂等の潤滑性のある合成樹脂で一
体成形したので、このスライドガイド56のスライドレ
ール57に沿った矢印c、d方向のスライドをスムーズ
に行えて、データカートリッジ1や51の挿入時の負荷
を軽減して、その挿入動作を軽く行える上に、グリース
等の潤滑油を塗布する必要がなく、生産性が向上する。
ール樹脂やフッ素系樹脂等の潤滑性のある合成樹脂で一
体成形したので、このスライドガイド56のスライドレ
ール57に沿った矢印c、d方向のスライドをスムーズ
に行えて、データカートリッジ1や51の挿入時の負荷
を軽減して、その挿入動作を軽く行える上に、グリース
等の潤滑油を塗布する必要がなく、生産性が向上する。
【0107】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
本発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0108】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のデータ
カートリッジドライブは、次のような効果を奏する。
カートリッジドライブは、次のような効果を奏する。
【0109】請求項1は、フロントパネルのカートリッ
ジ挿入口内に挿入されたデータカートリッジを、フロン
トパネルの内側近傍位置にて、弾性押圧手段によってそ
のデータカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧して固
定することができるようにして、そのデータカートリッ
ジが前後の奥行きの長い大容量データカートリッジであ
っても、常に安定良く固定できるようにしたので、大容
量データカートリッジを共用できるデータカートリッジ
ドライブであっても、振動や衝撃等の外乱に対して強
く、信頼性の高いものが得られる。
ジ挿入口内に挿入されたデータカートリッジを、フロン
トパネルの内側近傍位置にて、弾性押圧手段によってそ
のデータカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧して固
定することができるようにして、そのデータカートリッ
ジが前後の奥行きの長い大容量データカートリッジであ
っても、常に安定良く固定できるようにしたので、大容
量データカートリッジを共用できるデータカートリッジ
ドライブであっても、振動や衝撃等の外乱に対して強
く、信頼性の高いものが得られる。
【0110】請求項2は、弾性押圧手段によってテープ
カートリッジを上方から押圧して固定するようにしたの
で、データカートリッジの高さを金属板等で形成された
ベース板を基準にして高精度に設定することができる。
即ち、データカートリッジの上カバーは合成樹脂で成形
されていて厚さのバラツキが大きく、この上カバーを基
準にしてデータカートリッジの高さを規制しようとする
と、その高さにバラツキが発生するが、ベース板は加工
精度が高く、厚さのバラツキが非常に小さいので、この
ベース板を基準にしてデータカートリッジの高さを規制
することによって、データカートリッジの高さを高精度
に設定できて、非常に有効である。
カートリッジを上方から押圧して固定するようにしたの
で、データカートリッジの高さを金属板等で形成された
ベース板を基準にして高精度に設定することができる。
即ち、データカートリッジの上カバーは合成樹脂で成形
されていて厚さのバラツキが大きく、この上カバーを基
準にしてデータカートリッジの高さを規制しようとする
と、その高さにバラツキが発生するが、ベース板は加工
精度が高く、厚さのバラツキが非常に小さいので、この
ベース板を基準にしてデータカートリッジの高さを規制
することによって、データカートリッジの高さを高精度
に設定できて、非常に有効である。
【0111】請求項3は、データカートリッジが挿入さ
れるカートリッジ挿入口が形成されたフロントパネル
と、上記フロントパネルの内側で、そのフロントパネル
の上縁側に回転自在に取り付けられて、上記カートリッ
ジ挿入口を内側から開閉すると共に、上記カートリッジ
挿入口内に挿入されるデータカートリッジによって押し
開かれるようになされた開閉蓋と、上記開閉蓋を閉蓋方
向に回転付勢して、上記カートリッジ挿入口内に挿入さ
れた上記データカートリッジを、上記開閉蓋を介して上
記フロントパネルの内側近傍位置で上方から弾性的に押
圧して固定する弾性押圧手段を設けたので、データカー
トリッジを厚さ方向から弾性的に押圧して固定する機構
に、フロントパネルのカートリッジ挿入口を開閉する開
閉蓋を兼用することができて、構造の簡素化、低コスト
化を図ることができる。
れるカートリッジ挿入口が形成されたフロントパネル
と、上記フロントパネルの内側で、そのフロントパネル
の上縁側に回転自在に取り付けられて、上記カートリッ
ジ挿入口を内側から開閉すると共に、上記カートリッジ
挿入口内に挿入されるデータカートリッジによって押し
開かれるようになされた開閉蓋と、上記開閉蓋を閉蓋方
向に回転付勢して、上記カートリッジ挿入口内に挿入さ
れた上記データカートリッジを、上記開閉蓋を介して上
記フロントパネルの内側近傍位置で上方から弾性的に押
圧して固定する弾性押圧手段を設けたので、データカー
トリッジを厚さ方向から弾性的に押圧して固定する機構
に、フロントパネルのカートリッジ挿入口を開閉する開
閉蓋を兼用することができて、構造の簡素化、低コスト
化を図ることができる。
【0112】請求項4は、上記弾性押圧手段は、上記開
閉蓋が開蓋方向に一定角度以上に開蓋された時点から上
記データカートリッジを上方から弾性的に押圧するよう
になされているので、データカートリッジをカートリッ
ジ挿入口内にある程度の深さまで挿入するまでは、弾性
押圧手段による負荷が加わらず、データカートリッジの
挿入をスムーズに行え、そのデータカートリッジがある
程度の深さ以上に挿入されてから、弾性押圧手段による
負荷が加えられるので、データカートリッジの挿入の進
行を操作者に認識させ易く、データカートリッジの挿入
操作を良好に行える。
閉蓋が開蓋方向に一定角度以上に開蓋された時点から上
記データカートリッジを上方から弾性的に押圧するよう
になされているので、データカートリッジをカートリッ
ジ挿入口内にある程度の深さまで挿入するまでは、弾性
押圧手段による負荷が加わらず、データカートリッジの
挿入をスムーズに行え、そのデータカートリッジがある
程度の深さ以上に挿入されてから、弾性押圧手段による
負荷が加えられるので、データカートリッジの挿入の進
行を操作者に認識させ易く、データカートリッジの挿入
操作を良好に行える。
【図1】本発明を適用したデータカートリッジドライブ
の実施例におけるフロントパネルの開閉蓋取付構造と発
光表示部を説明する正面図及び一部切欠き正面図であ
る。
の実施例におけるフロントパネルの開閉蓋取付構造と発
光表示部を説明する正面図及び一部切欠き正面図であ
る。
【図2】フロントパネルの開閉蓋の斜視図である。
【図3】図1のフロントパネルの内側に配置されたデー
タカートリッジの弾性押圧固定機構を説明する断面側面
図である。
タカートリッジの弾性押圧固定機構を説明する断面側面
図である。
【図4】図3に示された弾性押圧固定機構によるデータ
カートリッジの固定状態を説明する断面側面図である。
カートリッジの固定状態を説明する断面側面図である。
【図5】スライド式の開閉蓋開蓋機構の動作開始前を説
明する一部切欠き平面図である。
明する一部切欠き平面図である。
【図6】同上のスライド式開閉蓋開蓋機構の動作途中を
説明する一部切欠き平面図である。
説明する一部切欠き平面図である。
【図7】同上のスライド式開閉蓋開蓋機構の動作終了を
説明する一部切欠き平面図である。
説明する一部切欠き平面図である。
【図8】同上のスライド式開閉蓋開蓋機構の一部切欠き
斜視図である。
斜視図である。
【図9】同上のスライド式開閉蓋開蓋機構の断面正面図
である。
である。
【図10】データカートリッジドライブ内への大容量デ
ータカートリッジのセット状態を説明する一部切欠き平
面図である。
ータカートリッジのセット状態を説明する一部切欠き平
面図である。
【図11】図10の断面側面図である。
【図12】大容量データカートリッジの一部切欠き平面
図である。
図である。
【図13】大容量データカートリッジの斜視図である。
【図14】大容量データカートリッジの上カバーを分解
した状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
【図15】大容量データカートリッジの大きさを従来の
データカートリッジと比較して表わした平面図、正面
図、右側面図及び背面図である。
データカートリッジと比較して表わした平面図、正面
図、右側面図及び背面図である。
【図16】大容量データカートリッジを3.5インチ・
フォーム・ファクター対応のデータカートリッジドライ
ブにセットした状態を説明する平面図及び正面図であ
る。
フォーム・ファクター対応のデータカートリッジドライ
ブにセットした状態を説明する平面図及び正面図であ
る。
【図17】従来のデータカートリッジの一部切欠き平面
図である。
図である。
【図18】従来のデータカートリッジの斜視図である。
【図19】従来のデータカートリッジの上カバーを分解
した状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
【図20】従来のデータカートリッジの全体の分解斜視
図である。
図である。
【図21】従来のデータカートリッジを3.5インチ・
フォーム・ファクター対応のデータカートリッジドライ
ブにセットした状態を説明する平面図及び正面図であ
る。
フォーム・ファクター対応のデータカートリッジドライ
ブにセットした状態を説明する平面図及び正面図であ
る。
【図22】従来のデータカートリッジの上カバーとフロ
ントパネルを分解した状態の斜視図である。
ントパネルを分解した状態の斜視図である。
【図23】従来のデータカートリッジドライブのフロン
トパネルの開閉蓋取付構造と発光表示部を説明する正面
図及び一部切欠き正面図である。
トパネルの開閉蓋取付構造と発光表示部を説明する正面
図及び一部切欠き正面図である。
【図24】従来のデータカートリッジドライブの発光表
示部を説明する一部切欠き側面図である。
示部を説明する一部切欠き側面図である。
【図25】従来のデータカートリッジドライブを説明す
る上カバーを除去した状態の平面図である。
る上カバーを除去した状態の平面図である。
【図26】従来のデータカートリッジドライブ内への従
来のデータカートリッジのセット状態を説明する上カバ
ーを除去した状態の平面図である。
来のデータカートリッジのセット状態を説明する上カバ
ーを除去した状態の平面図である。
【図27】図26の要部を拡大して示した一部切欠き平
面図である。
面図である。
【図28】図27の断面側面図である。
41 データカートリッジドライブ 42 フロントパネル 43 カートリッジ挿入口 51 大容量データカートリッジ 54 板バネ(弾性押圧手段) 55 高さ基準用突起 62 上カバー 63 開閉蓋 64 支軸 66 巻バネ(付勢手段) θ1 45°以上の開蓋角度
Claims (4)
- 【請求項1】データカートリッジを挿入するカートリッ
ジ挿入口が形成されたフロントパネルを備え、 上記カートリッジ挿入口内に挿入された上記データカー
トリッジを、上記フロントパネルの内側近傍位置で、そ
のデータカートリッジの厚さ方向に弾性的に押圧して固
定する弾性押圧手段を設けたことを特徴とするデータカ
ートリッジドライブ。 - 【請求項2】上記弾性押圧手段は上記データカートリッ
ジを上方から弾性的に押圧することを特徴とする請求項
1記載のデータカートリッジドライブ。 - 【請求項3】データカートリッジが挿入されるカートリ
ッジ挿入口が形成されたフロントパネルと、 上記フロントパネルの内側で、そのフロントパネルの上
縁側に回転自在に取り付けられて、上記カートリッジ挿
入口を内側から開閉すると共に、上記カートリッジ挿入
口内に挿入されるデータカートリッジによって押し開か
れるようになされた開閉蓋と、 上記開閉蓋を閉蓋方向に回転付勢して、上記カートリッ
ジ挿入口内に挿入された上記データカートリッジを、上
記開閉蓋を介して上記フロントパネルの内側近傍位置で
上方から弾性的に押圧して固定する弾性押圧手段を設け
たことを特徴とするデータカートリッジドライブ。 - 【請求項4】上記弾性押圧手段は、上記開閉蓋が開蓋方
向に一定角度以上に開蓋された時点から上記データカー
トリッジを上方から弾性的に押圧するようになされてい
ることを特徴とする請求項3記載のデータカートリッジ
ドライブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7151212A JPH08321103A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | データカートリッジドライブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7151212A JPH08321103A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | データカートリッジドライブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321103A true JPH08321103A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15513693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7151212A Withdrawn JPH08321103A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | データカートリッジドライブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08321103A (ja) |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7151212A patent/JPH08321103A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |