JP3166398B2 - データカートリッジ - Google Patents

データカートリッジ

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JP3166398B2
JP3166398B2 JP09382493A JP9382493A JP3166398B2 JP 3166398 B2 JP3166398 B2 JP 3166398B2 JP 09382493 A JP09382493 A JP 09382493A JP 9382493 A JP9382493 A JP 9382493A JP 3166398 B2 JP3166398 B2 JP 3166398B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCPUのデータ
を高密度記録(バックアップメモリ)するのに最適なデ
ータカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CPUのデータを高密度記録
(バックアップメモリ)するデータカートリッジとし
て、例えば、特公昭52−14976号公報が知られて
いる。
【0003】従来のこの種データカートリッジ(以下第
1のデータカートリッジと記載する)C1は、図12〜
図14に示すように、カートリッジ1が下ハーフである
アルミニウム板等からなるベース板2上に透光性を有す
る合成樹脂によって成形された上ハーフである薄型箱状
の上カバー3をねじ止め等することによって形成されて
いる。そして、ベース板2上には合成樹脂によって成形
された左右一対の上下フランジ付テープリール4が回転
自在に枢支され、これら左右一対のテープリール4には
磁気テープ5が巻回されている。この磁気テープ5はベ
ース板2に取り付けられた3つのフランジ付テープガイ
ド6によってガイドされて上カバー3の前面壁3aの内
側に沿って掛け渡されている。また、ベース板2上の前
端縁2aのほぼ中央部と後端縁2b側の左右両コーナー
部とに合成樹脂によって成形された駆動ローラ7と左右
一対のコーナーローラ8が回転自在に枢支されている。
そして、これら駆動ローラ7と両コーナーローラ8との
間にゴムベルト等にて形成された弾性を有する駆動ベル
ト9が強いテンションでほぼT形状に巻き掛けられてい
る。そして、この駆動ベルト9の駆動ローラ7と左右一
対のコーナーローラ8との間の左右一対の駆動部9aが
両テープリール4に巻回されている磁気テープ5の左右
一対のテープ巻装部5aの外周に圧接されている。
【0004】なお、左右一対のテープリール4及び3つ
のローラ7、8はベース板2上に圧入等により垂直に植
設された合計5つの金属等の支軸10の外周に回転自在
に枢支されている。そして、磁気テープ5の走行路の内
側にはテープエンドの光検出用ミラー12が取り付けら
れている。
【0005】そして、上カバー3の左右両側壁3bの外
側には前面壁3aから平行に切り込まれた左右一対の溝
状部13が平行に形成されていて、これらの溝状部13
内でベース板2の左右両端部2cの前端側には左右一対
の位置決め用切欠き14が形成されている。
【0006】また、ベース板2の前端縁2a側で駆動ロ
ーラ7の一側部にそのベース板2と上カバー3の天井壁
3cとに跨がるようにしてほぼ台形状に切欠かれたヘッ
ド挿入穴15が形成されていて、このヘッド挿入穴15
を開閉する開閉扉16がベース板2と上カバー3の天井
壁3cとの間に支点軸17を介して回転自在に取り付け
られている。
【0007】また、駆動ローラ7は駆動ベルト9が巻付
けられる小径ローラ部7aの上部に大径ローラ部7bが
一体成形されていて、その大径ローラ部7bの前側が上
カバー3の前面壁3aに形成されたローラ挿入穴18内
に露出されている。
【0008】次に、従来のこの種第1のデータカートリ
ッジC1を記録、再生する第1の記録再生装置(ドライ
ブ装置)D1は、図15〜図16に示すようなカートリ
ッジ位置決め機構を備えている。
【0009】即ち、第1の記録再生装置D1のフロント
パネル22に形成されたカートリッジ挿入口23内にカ
ートリッジ挿入空間24が水平に形成されていて、その
左右両側壁24aに左右一対のベース板挿入溝25が水
平で平行に形成されている。そして、これら左右一対の
両ベース板挿入溝25のカートリッジ挿入方向である矢
印a方向側の端部に左右一対のカートリッジ前後位置規
制部26が左右両側壁24aと一体に形成されている。
また、左右一対のベース板挿入溝25の下向きの上側面
25aの合計3箇所に下向きの凸部で形成された3つの
カートリッジ上下位置規制部27が一体成形されてい
る。そして、左右一対のベース板挿入溝25の左右一対
のカートリッジ前後位置規制部26の近傍位置に左右一
対のカートリッジ位置決めローラ28が取り付けられて
いる。
【0010】なお、これら左右一対のカートリッジ位置
決めローラ28は、左右両側壁24aに形成された左右
一対の切欠き29内に配置されている。そして、左右一
対のベース板挿入溝25と平行な左右一対の板バネ30
の一端が左右両側壁24aの下面に固着されていて、こ
れら左右一対の板バネ30の他端に左右一対のカートリ
ッジ位置決めローラ28が回転自在に枢支されている。
そして、これら左右一対の板バネ30によって、左右一
対のカートリッジ位置決めローラ28が上方である矢印
b方向に移動付勢されている。なお、カートリッジ挿入
空間24の底面壁24bの中央部でカートリッジ挿入口
23側に偏位された位置に、カートリッジ1を上方であ
る矢印b方向に移動付勢する板バネ31が取り付けられ
ている。
【0011】そして、図14〜図16に示すように、第
1のデータカートリッジC1のベース板2の前端縁2a
を前向けである矢印a方向に向けて、第1のデータカー
トリッジC1を第1の記録再生装置D1のカートリッジ
挿入口23からカートリッジ挿入空間24内に矢印a方
向から挿入する。
【0012】この際、ベース板2の左右両端部2cを左
右一対のカートリッジ挿入溝25内に矢印a方向から挿
入するようにして、そのベース板2を中央部の板バネ3
1上に挿入するが、その挿入開始の直前に、開閉扉16
の遊端部16aが一方の側壁24aに当接されて、こ
の、開閉扉16が図14に1点鎖線で示すように支点軸
17を中心に内蔵バネ(図示せず)に抗して矢印c方向
に開扉される。
【0013】そして、図15〜図16に示すように、第
1のデータカートリッジC1がカートリッジ挿入空間2
4内に矢印a方向から完全に挿入された時に、第1のデ
ータカートリッジC1の高精度の位置決めが行われる。
【0014】即ち、まず、ベース板2の前端縁2aの左
右両端が左右一対のカートリッジ前後位置規制部26に
矢印a方向から当接されて、データカートリッジC1の
挿入が停止されるのとほぼ同時に、左右一対のカートリ
ッジ位置決めローラ28が左右一対の板バネ30によっ
てベース板2の左右一対の位置決め用切欠き14内に下
方から矢印b方向に係合される。そして、これら左右一
対のカートリッジ位置決めローラ28が左右一対の位置
決め用切欠き14の前端14aを斜め前方上方である矢
印d方向に押圧する。
【0015】この結果、左右一対の位置決めローラ28
及び中央部の板バネ31によって、第1のデータカート
リッジC1全体がカートリッジ挿入空間24内で矢印
a、b方向の両方向に移動付勢されて、ベース板2の前
端縁2aが左右一対のカートリッジ前後位置規制部26
に矢印a方向から弾性的に押圧されると同時に、ベース
板2の左右両端2cが3つのカートリッジ上下位置規制
部27に矢印b方向から弾性的に押圧されて、第1のデ
ータカートリッジC1がカートリッジ挿入空間24内に
高精度に位置決めされる。そして、左右一対のカートリ
ッジ位置決めローラ28によって、第1のデータカート
リッジC1がカートリッジ挿入空間24内にロックされ
る。
【0016】そして、この第1のデータカートリッジC
1の挿入完了により、図14及び図15に示すように、
第1の記録再生装置D1側に取り付けられている磁気ヘ
ッド32及び磁気テープ駆動ローラ33がそれぞれ磁気
ヘッド挿入穴15及びローラ挿入穴18内に矢印a′方
向から相対的に挿入されて、これら磁気ヘッド32及び
駆動ローラ33が磁気テープ5及び駆動ローラ7の大径
ローラ部7bに圧される。なお、磁気テープ駆動ロー
ラ33はゴムローラ等にて形成されている。
【0017】そして、上記の第1のデータカートリッジ
C1の挿入完了がカートリッジ・イン・スイッチ34に
よって検出される。そして、CPUからの第1の記録、
再生の指令信号により、図14に示すように、磁気テー
プ駆動モータ(図示せず)によって磁気テープ駆動ロー
ラ33を介して駆動ローラ7が例えば矢印e方向に回転
駆動されて、駆動ベルト9が矢印f方向に回転駆動さ
れ、両駆動部9aによって両テープ巻装部5aを介して
両テープリール4が矢印f方向に回転駆動され、磁気テ
ープ5が矢印g方向に25〜120inch/secの速い速度
で走行されて、磁気ヘッド32によって磁気テープ5に
CPUのデータが記録、再生されるように構成されてい
る。。
【0018】ところで、従来のこの種第1のデータカー
トリッジC1には、小型カートリッジ(以下Sタイプと
称す)と大型カートリッジ(以下Lタイプと称す)の2
種類のカートリッジが規格されているが、S、Lタイプ
の何れのカートリッジも、図17の(A)(B)に示す
ように、磁気テープ5のテープ幅W1 が1/4インチの
小幅に規格統一されていた。
【0019】ちなみに、図13に示すように、この種第
1のデータカートリッジC1の左右方向の幅X、前後方
向の奥行Y及び厚さZの各寸法は、Sタイプの場合、X
=80.98mm、Y=61.1mm、Z=15.0m
mに規格統一されており、Lタイプの場合、X=15
2.4mm、Y=101.6mm、Z=17.1mmに
規格統一されていた。
【0020】このように、従来の第1のデータカートリ
ッジC1は、磁気テープ5のテープ幅W1 が1/4イン
チの小幅であったために、磁気テープ5の記録容量が小
さいと言う問題があった。
【0021】そこで、第1のカートリッジ1の幅X、奥
行Y及び厚さZの外径寸法を殆んど変更することなく、
図17の(C)に示すように、磁気テープのテープ幅W
2 を例えば8mm等の広幅に拡大して、磁気テープ5の
記録容量を拡大することが考えられる。
【0022】この際、第1のデータカートリッジC1の
ベース板2がアルミニウム板等で形成されていることに
関連して、図17の(A)(C)に示すように、磁気テ
ープ5のテープ幅をW1 からW2 に拡大しても、これら
の磁気テープ5の高さを下端基準P1 としなければなら
ず、幅W2 に拡大した磁気テープ5の上端5cは幅W1
の磁気テープ5の上端5cに対してW2 −W1 に相当す
る高さH1 だけ上方へ偏位されてしまう。
【0023】一方、図17の(A)(B)(C)に示す
ように、記録再生装置D1 における磁気ヘッド32の取
付け高さにも、上限位置P2 と下限位置P3 との間に高
さH2 のバラツキがある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従って、小幅(1/4
インチ)W1 の磁気テープ5を使用している現行の第1
のデータカートリッジC1を記録、再生するために開発
されている現行の第1の記録再生装置D1に、広幅(8
mm)W2 の磁気テープ5を使用した新しい第2のデー
タカートリッジを誤挿入した場合、特に、図17の
(B)に示すように、磁気ヘッド32の取付け高さが下
限位置P3 に下がっていた場合には、図17の(C)に
示すように、矢印a 方向から相対的に圧される磁気
ヘッド32の上端エッジ32aからその広幅W2 の磁気
テープ5の上端5cが上方にはみ出してしまうために、
その磁気ヘッド32の上端エッジ32aによってその広
幅W2 の磁気テープ5の上端5cが折り曲げられて傷つ
けられてしまうような、致命的なダメージを受けてしま
うという問題がある。
【0025】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、広幅の磁気テープを使用したデー
タカートリッジが小幅の磁気テープを使用している現行
のデータカートリッジ用に開発された現行の記録再生装
置に誤挿入されることを未然に防止できるようにしたデ
ータカートリッジを提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のデーカートリッジは、ベース板と上カバー
とによって構成されたカートリッジと、上記カートリッ
ジ内に回転自在に枢支された一対のテープリール、1つ
の駆動ローラ及び一対のコーナーローラと、上記一対の
テープリールに巻装された磁気テープと、上記駆動ロー
ラと上記コーナーローラとの間にほぼT形状に巻き掛け
られ、一対の駆動部が上記一対のテープリールのテープ
巻装部の外周に圧接された状態で上記駆動ローラによっ
て駆動される駆動ベルトとを備えたデータカートリッジ
において、上記磁気テープのテープ巾が小さい第1のデ
ータカートリッジと、上記磁気テープのテープ巾が大き
い第2のデータカートリッジとを有し、上記第1のデー
タカートリッジを記録、再生する記録再生装置への上記
第2のデータカートリッジの誤挿入を防止する誤挿入防
止手段を上記第2のデータカートリッジの上記ベース板
に設けたものである。この際、上記第2のデータカート
リッジの左右両側部の溝状部に位置し、上記ベース板に
形成された屈曲部によって上記誤挿入防止手段を構成す
ること、上記第2のデータカートリッジの左右両側部の
溝状部に連設し、上記ベース板の左右方向の幅を拡大
た張出部によって上記誤挿入防止手段を構成すること、
上記第2のデータカートリッジの左右両側部の溝状部に
連設し、上記ベース板の前端縁の左右両端部に突出した
左右一対の凸部によって上記誤挿入防止手段を構成する
ことが好ましい。
【0027】
【作用】上記のように構成された本発明のデータカート
リッジは、磁気テープのテープ幅を拡大して、記録容量
を増大するように開発された第2のデータカートリッジ
のベース板に、磁気テープのテープ幅が小さい現行の第
1のデータカートリッジを記録、再生するための現行の
第1の記録再生装置への誤挿入を防止する誤挿入防止手
段を設けたので、その第2のデータカートリッジが現行
の第1の記録再生装置に不用意に誤挿入されることを未
然に防止できる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図11を参照
して説明する。なお、図12〜図17と同一構造部には
同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0029】
【第1実施例】まず、図1〜図4によって、第1実施例
を説明する。
【0030】まず、図1及び図2は、テープ幅W2 を例
えば8mmに拡大した磁気テープ5を使用する新しいデ
ータカートリッジである第2のデータカートリッジC2
を示したものであり、この第2のデータカートリッジC
2の外径寸法X、Y、Zは、図13に示したテープ幅W
1 が1/4インチの磁気テープ5を使用している現行の
データカートリッジである第1のデータカートリッジC
1と同じに構成されている。
【0031】そして、この第2のデータカートリッジC
2に形成された誤挿入防止手段36は、ベース板2の左
右両端部2cのうちのカートリッジ・イン・スイッチ3
4による検出側に近い側(開閉扉16とは反対側)であ
る片側の端部2cに形成されている。
【0032】そして、この誤挿入防止手段36は、上記
ベース板2の片側の端部2cに形成されている一方の切
欠き14の後端14b側に一体に形成した上方に向って
ほぼ山形に屈曲された屈曲部37によって構成されてい
る。なお、この屈曲部37はベース板2に形成したスリ
ット38によってベース板2から上方に切り起こされて
いる。
【0033】一方、図2及び図4の(A)に示すよう
に、上記の第2のデータカートリッジC2を記録、再生
する第2の記録再生装置D2の左右一対のベース板挿入
溝25のうちの一方の上側面25aにはカートリッジ挿
入口23側から切り込まれた凹溝39が形成されてい
る。
【0034】従って、図2及び図4の(A)に示すよう
に、第2のデータカートリッジC2を第2の記録再生装
置D2のカートリッジ挿入口23からカートリッジ挿入
空間24内に矢印a方向から挿入する際には、ベース板
2の屈曲部37を一方のベース板挿入溝25の凹溝39
内に挿入することができるので、ベース板2の左右両端
部2cを左右一対のベース板挿入溝25内に何等支障な
くスムーズに矢印a方向から挿入することができる。
【0035】また、図4に示すように、屈曲部37が一
方のカートリッジ位置決めローラ28に接触することが
ないので、前述したように、左右一対のカートリッジ位
置決めローラ28がベース板2の左右一対の位置決め用
切欠き14の前端側14aを矢印d方向に正確に押圧し
て、ベース板2をカートリッジ前後位置規制部26と3
つのカートリッジ上下位置規制部27とに矢印a、b方
向から確実に圧着できる。なおこの際、屈曲部37をベ
ース板2の片側の端部(開閉扉16の反対側)2cにの
みに設けたので、ベース板2の反対側の端部(開閉扉1
6側)2cでは、従来通り2つのカートリッジ上下位置
規制部27による正確な位置決めを行う。
【0036】従って、第2のデータカートリッジC2を
カートリッジ挿入空間24内に高精度に位置決めするこ
とができて、その第2のデータカートリッジC2の挿入
完了をカートリッジ・イン・スイッチ34によって正確
に検出することができる。
【0037】次に、図3及び図4の(B)に示すよう
に、第2のデータカートリッジC2を第1の記録再生装
置D1に矢印a方向から誤挿入しようとした場合には、
ベース板2に形成された誤消去防止手段36である屈曲
部37がカートリッジ挿入口23部分でベース板挿入溝
25の上側面25aに引っ掛かってしまい、ベース板2
の左右両端部2cを左右一対のベース板挿入溝25内に
挿入することができない。
【0038】従って、第1の記録再生装置D1への第2
のデータカートリッジC2の誤挿入を未然に防止するこ
とができて、図17の(C)で説明したような広幅W2
の磁気テープ5の上端5cがダメージを受けることがな
い。また、第1の記録再生装置D1のカートリッジ・イ
ン・スイッチ34が第2のデータカートリッジC2を検
出できないので、この第1の記録再生装置D1は作動し
ない。
【0039】
【第2実施例】次に、図5及び図6によって、第2実施
例を説明する。
【0040】この場合は、図5に示すように、第2のデ
ータカートリッジC2のベース板2の左右両端部2cか
ら左右両側方に向けて、第1のデータカートリッジC1
の幅Xから数mmの幅X1 に張り出された左右一対の張
出部40によって誤挿入防止手段36を形成したもので
あり、ベース板2の横幅がX1 +2X1 に拡大されてい
る。なお、この左右一対の張出部40は、左右一対の切
欠き14の後端14bからベース板2の後端縁2bまで
長さL1 の範囲に形成されている。
【0041】そして、図6に示すように、第2のデータ
カートリッジC2を第1の記録再生装置D1に矢印a方
向から誤挿入しようとした場合には、ベース板2に形成
された誤挿入防止手段35である左右一対の張出部40
がカートリッジ挿入口23部分で引っ掛かってしまい、
ベース板2の左右両端部2cを左右一対のベース板挿入
溝25内に挿入することができない。
【0042】従って、第1の記録再生装置D1への第2
のデータカートリッジC2の誤挿入を未然に防止するこ
とができる。
【0043】なお、図6に点線で示すように、第2の記
録再生装置D2では、左右一対のベース板挿入溝25の
左右両側面25bに左右一対の凹溝41を形成して、ベ
ース板2の左右一対の張出部40を矢印a方向から挿入
できるようにする。
【0044】
【第3実施例】次に、図7によって、第3実施例を説明
する。
【0045】この場合は、図5に示した第2のデータカ
ートリッジC2の左右一対の張出部40の前端からベー
ス板2の前端縁2aにかけて矢印a方向に向って先すぼ
まり状の角度θ1 の左右一対のテーパー面42を形成し
て、第2のデータカートリッジC2のベース板2の左右
両端部2cを第2の記録再生装置D2の左右一対のベー
ス板挿入溝25内に矢印a方向から挿入し易くしたもの
である。
【0046】そして、この場合も、第2実施例と同様
に、第1の記録再生装置D1への第2のデータカートリ
ッジC2の誤挿入を未然に防止することができる。
【0047】
【第4実施例】次に、図8及び図9によって、第4実施
例を説明する。
【0048】この場合は、図8に示すように、第2のデ
ータカートリッジC2の左右一対の張出部40の前後方
向の長さを左右一対の切欠き部14の後端14b側から
左右一対の溝状部13の後端13aまでの長さL2 に設
定し、この第2のデータカートリッジC2が第2の記録
再生装置D2に挿入された時に、図8に1点鎖線で示す
ように、ベース板2の左右両端部2cの後端縁2b側の
近傍位置をカートリッジ・イン・スイッチ34で検出で
きるようにしたものである。なお、43はテーパー面で
ある。
【0049】そして、図9に示すように、この場合も、
第1の記録再生装置D1への第2のデータカートリッジ
C2の矢印a方向への誤挿入を左右一対の張出部40に
よって未然に防止できる。
【0050】
【第5実施例】次に、図10及び図11によって、第5
実施例を説明する。
【0051】この場合は、図10に示すように、第2の
データカートリッジC2のベース板2に一体に形成され
て、その前端縁2aの左右両端部から前方に寸法Y1
け突出させた左右一対の凸部44によって誤挿入防止手
段36を形成したものである。
【0052】そして、図11に示すように、第2のデー
タカートリッジC2を第1の記録再生装置D1に矢印a
方向から誤挿入した場合には、ベース板2に形成された
誤挿入防止手段36である左右一対の凸部44が左右一
対のカートリッジ前後位置規制部26に当接されてしま
い、第2のデータカートリッジC2をカートリッジ挿入
空間24内の矢印a方向の正規の位置まで完全に挿入す
ることができない。
【0053】このため、左右一対のカートリッジ位置決
めローラ28が左右一対の切欠き14の前端14a側を
矢印d方向に押圧することができず、第2のデータカー
トリッジC2をカートリッジ挿入空間24内にロックす
ることができない。また、カートリッジ・イン・スイッ
チ34が第2のデータカートリッジC2を検出すること
ができない。
【0054】従って、第1の記録再生装置D1への第2
のデータカートリッジC2の矢印a方向への誤挿入を未
然に防止することができる。
【0055】なお、図10に示すように、第2の記録再
生装置D2では、左右一対のカートリッジ前後位置規制
部26を第2のデータカートリッジC2の左右一対の凸
部44の内側に偏位させることによって、第2のデータ
カートリッジC2をカートリッジ挿入空間24内の矢印
a方向の正規の位置まで正しく挿入させて、カートリッ
ジ・イン・スイッチ34で検出させることができる。
【0056】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のデータ
カートリッジは次のような効果を奏する。
【0058】請求項1は、磁気テープのテープ幅を拡大
して、記録容量を増大するように開発された第2のデー
タカートリッジのベース板に、磁気テープのテープ幅が
小さい現行の第1のデータカートリッジを記録、再生す
るための現行の第1の記録再生装置への誤挿入を防止す
る誤挿入防止手段を設けて、その第2のデータカートリ
ッジが現行の第1の記録再生装置に不用意に誤挿入され
ることを未然に防止できるようにしたので、その誤挿入
によって、第2のデータカートリッジの磁気テープがダ
メージを受けることを未然に防止することができる。
かも、第2のデータカートリッジのベース板に誤挿入防
止手段を設けたことにより、この第2のデータカートリ
ッジを現行の第1の記録再生装置のフロントパネルに形
成されているカートリッジ挿入口内に誤挿入した際に、
その挿入途中で第2のデータカートリッジの誤挿入を阻
止することができるので、現行の第1の記録再生装置の
フロントパネルを傷つけることなく、第2のデータカー
トリッジの誤挿入を防止することができる。
【0059】請求項2〜4は、上記第2のデータカート
リッジの左右両側部の溝状部に位置し、上記ベース板に
形成された屈曲部によって上記誤挿入防止手段を構成し
たり、上記第2のデータカートリッジの左右両側部の溝
状部に連接し、上記ベース板の左右方向の幅を拡大した
張出部によって上記誤挿入防止手段を構成したり、上記
第2のデータカートリッジの前端縁の左右両端部に突出
した左右一対の凸部によって上記誤挿入防止手段を構成
したので、構造が簡単であり、これら屈曲部、張出部及
び凸部はベース板のプレス加工時に同時に加工すること
ができることから製造が容易であり、低コストなものが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータカートリッジの第1実施例にお
ける第2のデータカートリッジを示す一部切欠き平面図
及び側面図である。
【図2】上記第1実施例における第1の記録再生装置へ
の第2のデータカートリッジの挿入状態を示した一部切
欠き平面図である。
【図3】上記第1実施例における第1の記録再生装置へ
の第2のデータカートリッジの誤挿入防止を説明する一
部切欠き平面図である。
【図4】図4の(A)は図2のA−A矢視での断面図で
あり、図4の(B)は図3のB−B矢視での断面図であ
る。
【図5】本発明のデータカートリッジの第2実施例にお
ける第2のデータカートリッジを示す一部切欠き平面図
である。
【図6】上記第1実施例における第1の記録再生装置へ
の第2のデータカートリッジの誤挿入を説明する一部切
欠き平面図である。
【図7】本発明のデータカートリッジの第3実施例にお
ける第2のデータカートリッジを示す一部切欠き平面図
である。
【図8】本発明のデータカートリッジの第4実施例にお
ける第2のデータカートリッジを示す一部切欠き平面図
である。
【図9】上記第4実施例における第1の記録再生装置へ
の第2のデータカートリッジの誤挿入防止を説明する一
部切欠き平面図である。
【図10】本発明のデータカートリッジの第5実施例に
おける第2のデータカートリッジと第2の記録再生装置
を示す一部切欠き平面図である。
【図11】上記第5実施例における第1の記録再生装置
への第2のデータカートリッジの誤挿入防止を説明する
一部切欠き平面図である。
【図12】現行の第1のデータカートリッジを示す分解
斜視図である。
【図13】現行の第1のデータカートリッジの外径寸法
を説明する斜視図である。
【図14】現行の第1のデータカートリッジを示す一部
切欠き平面図である。
【図15】現行の第1のデータカートリッジを第1の記
録再生装置に挿入した状態を示す一部切欠き平面図であ
る。
【図16】図16の(A)は図15のC−C矢視での断
面図であり、図16の(B)は図15のD−D矢視での
断面図であり、図16の(C)は図15のE−E矢視で
の断面図である。
【図17】図17の(A)(B)は第1のデータカート
リッジの小幅の磁気テープと第1の記録再生装置の磁気
ヘッドとの位置関係を示す図面であり、図17の(C)
は第2のデータカートリッジの広幅の磁気テープと第1
の記録再生装置の磁気ヘッドとの関係を示す図面であ
る。
【符号の説明】
C1 第1のデータカートリッジ C2 第2のデータカートリッジ D1 第1の記録再生装置 D2 第2の記録再生装置 1 カートリッジ 2 ベース板 2c ベース板の左右両端部 3 上カバー 4 テープリール 5 磁気テープ 5a 磁気テープのテープ巻装部 7 駆動ローラ 8 コーナーローラ 9 駆動ベルト 9a 駆動ベルトの駆動部 14 位置決め用切欠き 23 カートリッジ挿入口 24 カートリッジ挿入空間 25 ベース板挿入溝 26 カートリッジ前後位置規制部 27 カートリッジ上下位置規制部 28 カートリッジ位置決めローラ 32 磁気ヘッド 34 カートリッジ・イン・スイッチ 36 誤挿入防止手段 37 誤挿入防止手段を構成する屈曲部 40 誤挿入防止手段を構成する張出部 44 誤挿入防止手段を構成する凸部 W1 磁気テープの小幅のテープ幅 W2 磁気テープの大幅のテープ幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−101061(JP,A) 特開 昭48−15517(JP,A) 実開 昭61−86883(JP,U) 実開 昭64−45374(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース板と上カバーとによって構成された
    カートリッジと、 上記カートリッジ内に回転自在に枢支された一対のテー
    プリール、1つの駆動ローラ及び一対のコーナーローラ
    と、 上記一対のテープリールに巻装された磁気テープと、 上記駆動ローラと上記コーナーローラとの間にほぼT形
    状に巻き掛けられ、一対の駆動部が上記一対のテープリ
    ールのテープ巻装部の外周に圧接された状態で上記駆動
    ローラによって駆動される駆動ベルトとを備えたデータ
    カートリッジにおいて、 上記磁気テープのテープ巾が小さい第1のデータカート
    リッジと、上記磁気テープのテープ巾が大きい第2のデ
    ータカートリッジとを有し、 上記第1のデータカートリッジを記録、再生する記録再
    生装置への上記第2のデータカートリッジの誤挿入を防
    止する誤挿入防止手段を上記第2のデータカートリッジ
    の上記ベース板に設けたことを特徴とするデータカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】上記第2のデータカートリッジの左右両側
    部の溝状部に位置し、上記ベース板に形成された屈曲部
    によって上記誤挿入防止手段を構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のデータカートリッジ。
  3. 【請求項3】上記第2のデータカートリッジの左右両側
    部の溝状部に連設し、上記ベース板の左右方向の幅を拡
    した張出部によって上記誤挿入防止手段を構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータカートリッジ。
  4. 【請求項4】上記第2のデータカートリッジの左右両側
    部の溝状部に連設し、上記ベース板の前端縁の左右両端
    部に突出した左右一対の凸部によって上記誤挿入防止手
    段を構成したことを特徴とする請求項1記載のデータカ
    ートリッジ。
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