JPH0773646A - データカートリッジ - Google Patents

データカートリッジ

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JPH0773646A
JPH0773646A JP5244920A JP24492093A JPH0773646A JP H0773646 A JPH0773646 A JP H0773646A JP 5244920 A JP5244920 A JP 5244920A JP 24492093 A JP24492093 A JP 24492093A JP H0773646 A JPH0773646 A JP H0773646A
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JP
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cartridge
data cartridge
magnetic tape
recording
upper cover
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Application number
JP5244920A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sasaki
一雄 佐々木
Osamu Koizumi
治 小泉
Kengo Saito
賢吾 斉藤
Masanori Sato
政則 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面側から記録再生装置に挿入可能なデータ
カートリッジにおいて、幅広の磁気テープを使用したデ
ータカートリッジが、小幅の磁気テープを使用している
現行のデータカートリッジ用に開発された、現行の記録
再生装置に誤挿入されるのを防止する。 【構成】 ベース板2および上カバー3によって構成さ
れたカートリッジケース1と、該カートリッジケース1
内に走行可能に取付けられた磁気テープと、該磁気テー
プを走行させる駆動ベルトとを備え、上記磁気テープの
幅をデータカートリッジの磁気テープの幅よりも幅広に
形成したデータカートリッジにおいて、上記上カバー3
の側壁3aの外面に、上記現行のディスクカートリッジ
用の記録再生装置のカートリッジ挿入部の側壁の固定ブ
ロック部に当接して、該挿入部内への挿入を阻止する誤
挿入防止用の凸部41を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCPUのデータ
を高密度記録(バックアップメモリ)するのに最適なデ
ータカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CPUのデータを高密度記録
するデータカートリッジとして、例えば、特公昭52−
14976号公報が知られている。
【0003】従来のこの種のデータカートリッジ(以
下、第1のデータカートリッジと記載する)C1は、図
14〜図17に示すように、カートリッジケース1が下
ハーフであるアルミニウム板等からなるベース板2上に
透光性を有する合成樹脂によって成形された上ハーフで
ある薄型箱状の上カバー3をねじ止め等することによっ
て形成されている。そして、ベース板2上には合成樹脂
によって成形された左右一対の上下フランジ付のテープ
リール4,4が回転自在に枢支され、これら左右一対の
テープリール4,4には磁気テープ5が巻回されてい
る。この磁気テープ5はベース板2に取り付けられた3
つのフランジ付テープガイド6…6によってガイドされ
て上カバー3の前面壁3aの内側に沿って掛け渡されて
いる。また、ベース板2上の前端縁2aのほぼ中央部
と、後端縁2b側の左右両コーナー部とに合成樹脂によ
って成形された駆動ローラ7と左右一対のコーナーロー
ラ8,8が回転自在に枢支されている。そして、これら
駆動ローラ7と左右一対のコーナーローラ8,8との間
にゴムベルト等にて形成された弾性を有する駆動ベルト
9が強いテンションでほぼT形状に巻き掛けられてい
る。そして、この駆動ベルト9の駆動ローラ7と両コー
ナーローラ8,8との間の左右一対の駆動部9a,9a
が両テープリール4,4に巻回されている磁気テープ5
の左右一対のテープ巻装部5a,5aの外周に圧接され
ている。
【0004】なお、左右一対のテープリール4,4及び
3つのローラ7、8,8はベース板2上に圧入等により
垂直に植設された合計5つの金属等の支軸10…10の
外周に回転自在に枢支されている。そして、磁気テープ
5の走行路の内側にはテープエンドの光検出用ミラー1
2が取り付けられている。
【0005】そして、上カバー3の左右両側壁3b,3
bの外面には前面壁3aから平行に切り込まれた左右一
対の溝状部13,13が平行に形成されている。ベース
板2の左右両端部2c,2cの前端側の上記溝状部1
3,13内に対応する位置には左右一対の位置決め用切
欠き14,14が形成されている。
【0006】また、ベース板2の前端縁2a側で駆動ロ
ーラ7の一側部に、そのベース板2と上カバー3の天井
壁3cとに跨がるようにしてほぼ台形状に切欠かれたヘ
ッド挿入穴15が形成されていて、このヘッド挿入穴1
5を開閉する開閉扉16がベース板2と上カバー3の天
井壁3cとの間に支点軸17を介して回転自在に取り付
けられている。
【0007】また、駆動ローラ7は、駆動ベルト9が巻
付けられる小径ローラ部7aの上部に大径ローラ部7b
が一体成形されていて、その大径ローラ部7bの前側が
上カバー3の前面壁3aに形成されたローラ挿入穴18
内に露出されている。
【0008】そして、この種の第1のデータカートリッ
ジC1を記録、再生する記録再生装置としては、図15
に示すように、第1のデータカートリッジC1を前面1
a側から矢印a方向に挿入する前面挿入タイプの記録再
生装置D1が広く用いられている。
【0009】この前面挿入タイプの記録再生装置D1
は、フロントパネル22に形成されたカートリッジ挿入
口23内にカートリッジ挿入部(空間)24が水平に形
成されていて、その左右両側壁24a,24aには、左
右一対のベース板挿入溝25a,25aと、これら挿入
溝25a,25a上に位置する固定ブロック部25b,
25bが水平で平行に形成されている。そして、上記左
右一対の両ベース板挿入溝25a,25aのカートリッ
ジ挿入方向である矢印a方向側の奥端部に、図17に示
したように、左右一対のカートリッジ前後位置規制部2
6,26が左右両側壁24a,24aと一体に形成され
ている。また、左右一対のベース板挿入溝25a,25
aの下向きの上側面の合計3箇所に下向きの凸部で形成
された3つのカートリッジ上下位置規制部27…27が
一体成形されている。そして、左右一対のベース板挿入
溝25a,25aの左右一対のカートリッジ前後位置規
制部26,26の近傍位置に左右一対のカートリッジ位
置決めローラ28,28が取り付けられている。
【0010】なお、これら左右一対のカートリッジ位置
決めローラ28,28は、左右両側壁24a,24aに
形成された左右一対の切欠き29,29内に配置されて
いる。そして、図18に示したように、左右一対のベー
ス板挿入溝25a,25aと平行な左右一対の板バネ3
0,30の一端が左右両側壁24a,24aの下面に固
着されていて、これら左右一対の板バネ30,30の他
端に左右一対のカートリッジ位置決めローラ28,28
が回転自在に枢支されている。そして、これら左右一対
の板バネ30,30によって、左右一対のカートリッジ
位置決めローラ28,28が上方である矢印b方向に移
動付勢されている。なお、カートリッジ挿入部24の底
面壁24bの中央部でカートリッジ挿入口23側に偏位
された位置に、カートリッジ1を矢印b方向に移動付勢
する板バネ31が取り付けられている。
【0011】そして、図16〜図18に示すように、第
1のデータカートリッジC1のベース板2の前端縁2a
を前向けである矢印a方向に向けて、第1のデータカー
トリッジC1を記録再生装置D1のカートリッジ挿入口
23からカートリッジ挿入部24内に矢印a方向から挿
入する。
【0012】この際、ベース板2の左右両端部2c,2
cを左右一対のベース板挿入溝25a,25a内に矢印
a方向から挿入するようにして、そのベース板2を中央
部の板バネ31上に挿入するが、その挿入開始の直前
に、開閉扉16の遊端部16aが一方の側壁24aに当
接されて、この、開閉扉16が図16に1点鎖線で示す
ように支点軸17を中心に捩りコイルばねに抗して矢印
c方向に開扉される。
【0013】そして、図17及び図18に示すように、
第1のデータカートリッジC1がカートリッジ挿入部2
4内に矢印a方向から完全に挿入された時に、第1のデ
ータカートリッジC1の高精度の位置決めが行われる。
【0014】即ち、図18の(A)に示したように、ま
ず、ベース板2の前端縁2aの左右両端が左右一対のカ
ートリッジ前後位置規制部26,26に矢印a方向から
当接されて、データカートリッジC1の挿入が停止され
るのとほぼ同時に、左右一対のカートリッジ位置決めロ
ーラ28,28が左右一対の板バネ30,30によって
ベース板2の左右一対の位置決め用切欠き14,14内
に下方から矢印b方向に係合される。そして、これら左
右一対のカートリッジ位置決めローラ28,28が左右
一対の位置決め用切欠き14,14の前端14aを斜め
前方上方である矢印d方向に押圧する。
【0015】この結果、左右一対の位置決めローラ2
8,28及び中央部の板バネ31によって、第1のデー
タカートリッジC1全体がカートリッジ挿入部24内で
矢印a,b方向の両方向に移動付勢されて、ベース板2
の前端縁2aが左右一対のカートリッジ前後位置規制部
26,26に矢印a方向から弾性的に押圧されると同時
に、ベース板2の左右両端部2c,2cが3つのカート
リッジ上下位置規制部27…27に矢印b方向から弾性
的に押圧されて、第1のデータカートリッジC1がカー
トリッジ挿入部24内に高精度に位置決めされる。そし
て、左右一対のカートリッジ位置決めローラ28,28
によって、第1のデータカートリッジC1がカートリッ
ジ挿入部24内にロックされる。
【0016】そして、この第1のデータカートリッジC
1の挿入完了により、図16に示すように、記録再生装
置D1側に取り付けられている磁気ヘッド32及び磁気
テープ駆動ローラ33がそれぞれ磁気ヘッド挿入穴15
及びローラ挿入穴18内に矢印a′方向から相対的に挿
入されて、これら磁気ヘッド32及び駆動ローラ33が
磁気テープ5及び駆動ローラ7の大径ローラ部7bに圧
着される。なお、磁気テープ駆動ローラ33はゴムロー
ラ等にて形成されている。
【0017】そして、上記の第1のデータカートリッジ
C1の挿入完了がカートリッジ・イン・スイッチ34に
よって検出される。そして、CPUからの第1の記録、
再生の指令信号により、図16に示すように、磁気テー
プ駆動モータによって磁気テープ駆動ローラ33を介し
て駆動ローラ7が例えば矢印e方向に回転駆動されて、
駆動ベルト9が矢印f方向に回転駆動され、両駆動部9
a,9aによって両テープ巻装部5a,5aを介して両
テープリール4が矢印f方向に回転駆動され、磁気テー
プ5が矢印g方向に25〜120inch/secの速
い速度で走行されて、磁気ヘッド32によって磁気テー
プ5にCPUのデータが記録、再生されるように構成さ
れている。
【0018】ところで、従来のこの種の第1のデータカ
ートリッジC1には、小型カートリッジ(以下Sタイプ
と称す)と大型カートリッジ(以下Lタイプと称す)の
2種類のカートリッジが規格されているが、S、Lタイ
プの何れのカートリッジも、図19の(A)部分および
(B)部分に示すように、磁気テープ5のテープ幅W1
が1/4インチの小幅に規格統一されていた。
【0019】ちなみに、図15に示すように、この種の
第1のデータカートリッジC1の左右方向の幅X、前後
方向の奥行Y及び厚さZの各寸法は、Sタイプの場合、
X=80.98mm、Y=61.1mm、Z=15.0
mmに規格統一されており、Lタイプの場合、X=15
2.4mm、Y=101.6mm、Z=17.1mmに
規格統一されていた。
【0020】このように、従来の第1のデータカートリ
ッジC1は、磁気テープ5のテープ幅W1が1/4イン
チの小幅であったために、磁気テープ5の記録容量が小
さいと言う問題があった。
【0021】そこで、第1のカートリッジ1の幅X、奥
行Y及び厚さZの外径寸法を殆ど変更することなく、図
19の(C)部分に示すように、磁気テープのテープ幅
2を、例えば8mm等の広幅に拡大して、磁気テープ
5の記録容量を拡大することが考えられる。
【0022】この際、第1のデータカートリッジC1の
ベース板2がアルミニウム板等で形成されていることに
関連して、図19の(A)部分および(C)部分に示す
ように、磁気テープ5のテープ幅をW1からW2に拡大し
ても、これらの磁気テープ5の高さを下端基準P1とし
なければならず、幅W2に拡大した磁気テープ5の上端
5cは幅W1の磁気テープ5の上端5cに対してW2−W
1に相当する高さH1だけ上方へ偏位されてしまう。
【0023】一方、図19の(A),(B),(C)の
各部分に示すように、記録再生装置D1における磁気ヘ
ッド32の取付け高さにも、上限位置P2と下限位置P3
との間に高さH2のバラツキがある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従って、小幅(1/4
インチ)W1の磁気テープ5を使用している現行の第1
のデータカートリッジC1を記録、再生するために使用
されている上述した現行の記録再生装置D1に、広幅
(8mm)W2の磁気テープ5を使用した新しい第2の
データカートリッジを誤挿入した場合、特に、図19の
(C)部分に示すように、磁気ヘッド32の取付け高さ
が下限位置P3に下がっていた場合には、矢印a1方向か
ら相対的に圧着される磁気ヘッド32の上端エッジ32
aからその広幅W2の磁気テープ5の上端5cが上方に
はみ出してしまうために、その磁気ヘッド32の上端エ
ッジ32aによってその広幅W2の上端5cが折り曲げ
られて傷つけられてしまうような、致命的なダメージを
受けてしまうという問題がある。
【0025】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、前面側方向から記録再生装置に挿
入可能なデータカートリッジにおいて、広幅の磁気テー
プを使用したデータカートリッジが小幅の磁気テープを
使用している現行のデータカートリッジ用に開発された
現行の記録再生装置に誤挿入されることを未然に防止で
きるようにしたデータカートリッジを提供することを目
的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ベー
ス板および上カバーによって構成されたカートリッジケ
ースと、該カートリッジケース内に走行可能に取付けら
れた磁気テープと、該磁気テープを走行させる駆動ベル
トとを備え、上記磁気テープの幅を基準となる第1のデ
ータカートリッジの磁気テープの幅よりも幅広に形成し
たデータカートリッジにおいて、上記上カバーの側壁の
外面に、上記第1のデータカートリッジ用の記録再生装
置のカートリッジ挿入部の側壁の固定ブロック部に当接
して、該挿入部内への挿入を阻止する誤挿入防止用の凸
部を設けた。
【0027】請求項2の発明は、請求項1のデータカー
トリッジにおいて、誤挿入防止用の凸部を、上カバーの
前面壁から後面壁側に所定量偏位(後退)させた位置に
形成した。
【0028】
【作用】請求項1のデータカートリッジは、これを、磁
気テープ幅の狭い第1のデータカートリッジ用の記録再
生装置に挿入した場合に、上カバーの側壁の外面に設け
た誤挿入防止用の凸部が、上記記録再生装置のカートリ
ッジ挿入部の側壁の固定ブロック部に当接して、カート
リッジ挿入部内に装着されるのを防止する。
【0029】請求項2のデータカートリッジは、誤挿入
防止用の凸部を、上カバーの前面壁から後面壁側へ所定
量偏位させた位置に設けたので、上記誤挿入防止用の凸
部を設けた位置から上カバーの前面壁まで部分は、上記
第1のデータカートリッジ用の記録再生装置のカートリ
ッジ挿入部に挿入することができる。
【0030】
【実施例】次に本発明を図1〜図13を参照して説明す
る。なお図14〜図19と同一構成部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
【0031】図1はテープ幅W2を、例えば8mmに拡
大して、記録容量を増大した磁気テープ5を使用する新
しいデータカートリッジである第2のデータカートリッ
ジC2つまり、本発明のデータカートリッジの斜視図を
示している。そして、この第2のデータカートリッジC
2の外径寸法X、Y、Zは、図15に示したテープ幅W
1が1/4インチの磁気テープ5を使用している現行の
データカートリッジである第1のデータカートリッジC
1と同様に構成されている。
【0032】上記上カバー3の左右両側壁3b,3bの
外面には左右一対の溝状部13,13が設けられてい
る。
【0033】上記溝状部13,13は、図2〜図4に示
したように、上記左右両側壁3b,3bの外面に、ベー
ス板2の位置からの高さH1=8.4mm、前面壁3a
からの長さL1=48.41mm、側壁3bからの深さ
1=3.56mmの窪部を設けることにより形成され
ている。
【0034】そして、上記左右一対の溝状部13,13
のいずれか一方の溝状部13内に、該溝状部13の一部
を埋めるように、上記誤挿入防止用の凸部41が形成さ
れている。
【0035】上記誤挿入防止用の凸部41の外側面41
aは、上記上カバー3の側壁3bの外面と面一に形成さ
れている。
【0036】上記誤挿入防止用の凸部41の下面41b
は、ベース板2から高さH2=3.56mmの位置に形
成されている。
【0037】上記誤挿入防止用の凸部41の上カバー3
の前面壁3aの端面41cは、上記前面壁3aから長さ
2=21.84mmの位置に形成されている。
【0038】上記端面41cは、傾斜角θ=45°の傾
斜面に形成されている。
【0039】上記溝状部13の高さH1は、図6に示し
たように、上記記録再生装置D1のベース板挿入溝25
aの上方に位置する固定ブロック部25bの高さH3
りも高くなっている。
【0040】上記誤挿入防止用の凸部41の下面41b
までの高さH2は、上記固定ブロック部25bの高さH3
よりも低くなっている。
【0041】従って、第2のデータカートリッジC2
を、上記記録再生装置D1のカートリッジ挿入口23か
らカートリッジ挿入部24内に挿入すれば、上記固定ブ
ロック部25bは、上記溝状部13内に導入される。
【0042】そして、上記第2のデータカートリッジC
2は、上記誤挿入防止用の凸部41の端面41cが上記
固定ブロック部25bに当接する約L2=21.84m
mの位置まで、記録再生装置D1内に挿入される。
【0043】そして、図7〜図8に示したように、上記
誤挿入防止用の凸部41の端面41cが上記カートリッ
ジ挿入部24の側壁の一部としての固定ブロック部25
bに当接すると、該固定ブロック部25bがストッパー
として作用し、第2のデータカートリッジC2が、それ
以上、挿入されるのを阻止して、第2のデータカートリ
ッジC2が上記第1のデータカートリッジ用の記録再生
装置D1に装着されるのを阻止するのである。
【0044】因に、上記第2のデータカートリッジC2
の記録再生を行う第2の記録再生装置D2において、固
定ブロック部25bの高さH3は、図9に示したよう
に、上記誤挿入防止用の凸部41の高さH2よりも低く
形成されている。
【0045】そして、上記第2のデータカートリッジC
2を第2の記録再生装置D2に挿入した場合には、誤挿
入防止用の凸部41は、固定ブロック部25bに当接せ
ず、第2のデータカートリッジC2は第2の記録再生装
置D2の所望の位置まで挿入されるようになっている。
【0046】なお、図面に示す実施例では、誤挿入防止
用の凸部41を、左右両側壁3b,3bに設けた左右一
対の溝状部13,13のうちの一方の溝状部13内に設
けた場合を示したが、誤挿入防止用の凸部41は、両方
の溝状部13,13内に設けてもよい。
【0047】また、誤挿入防止用の凸部41の端面41
cから上カバー3の前面壁3aまでの長さL2を変える
ことにより、第2のデータカートリッジC2を上記記録
再生装置D1内へ挿入することのできる量を調整するこ
とができるのは勿論のこと、第2のデータカートリッジ
C2の種類、例えば、磁気テープの保磁力の違い等を検
出するのに利用することができる。
【0048】例えば、一方のデータカートリッジC2に
は44KA/m〜72KA/mの保磁力の磁気テープが
使用され、他方のデータカートリッジC2には120K
A/mの保磁力の磁気テープが使用されているとする。
【0049】44KA/m〜72KA/mの磁気テープ
を使用したデータカートリッジC2は、図10に示した
ように、誤挿入防止用の凸部41の端面41cから上カ
バー3の前面壁3aまでの長さL2を21.84mmに
形成する。
【0050】また、120KA/mの磁気テープを使用
したデータカートリッジC2は、図11に示したよう
に、誤挿入防止用の凸部41の端面41cから上カバー
3の前面壁3aまでの長さL2を21.84mm未満、
例えば16.84mmに形成する。
【0051】一方、上記44KA/m〜72KA/mの
磁気テープを収容したデータカートリッジC2および1
20KA/mの磁気テープを使用したデータカートリッ
ジC2の記録再生を行う記録再生装置D2には、図12
に示したように、上記44KA/m〜72KA/mの磁
気テープを使用したデータカートリッジC2を所定の位
置まで挿入(装着)したときに、該データカートリッジ
C2の誤挿入防止用の凸部41の端面41cに当接する
位置にセンサ、例えば検出スイッチ(リミットスイッ
チ)51を配置しておく。
【0052】上述の構成により、44KA/m〜72K
A/mの磁気テープを使用したデータカートリッジC2
を記録再生装着D2に挿入した場合には、上記誤挿入防
止用の凸部41の端面41cで上記検出スイッチ51を
操作して、挿入されたデータカートリッジC2に使用さ
れている磁気テープが保磁力44KA/m〜72KA/
mのものであることをメカニカル的に識別するのであ
る。
【0053】また、120KA/mの磁気テープを使用
したデータカートリッジC2を記録再生装置D2に挿入
した場合には、上記誤挿入防止用の凸部41の端面41
cは、上記検出スイッチ51の位置まで届かず、検出ス
イッチ51が押圧されることはない。
【0054】磁気テープの保磁力は技術の進歩と共に強
化され、現在は44KA/m〜72KA/mの保磁力を
有する磁気テープが広く使用されているが、近い将来、
120KA/m、それ以上の保磁力を有する磁気テープ
を使用した第2のデータカートリッジも販売されること
は必至である。44KA/m〜72KA/mの保磁力を
有する磁気テープを使用したデータカートリッジと12
0KA/mの保磁力を有する磁気テープを使用したデー
タカートリッジが存在する場合に、そのデータカートリ
ッジに使用されている磁気テープの保磁力を識別(検
出)する必要が生じる。
【0055】識別方法として、誤消去防止プラグの色を
変えて目視で行なったり、或は磁気テープにいくつかの
穴をあけ、その間隔を光学的に検出したり、磁気テープ
に識別情報を予め書き込んでおいて、これを読み取るな
どのことが考えられる。
【0056】しかし、磁気テープに設けられた穴の間隔
を読み取り、或は磁気テープに書き込まれた識別情報を
読み取る作業は、磁気テープを所定時間内動作させなけ
ればならないために時間が掛り、また、磁気テープの穴
のパターンを増やすことは記録再生装置の識別処理手段
が複雑化し、コストアップの原因になる。
【0057】本発明のデータカートリッジにあっては上
述したように、誤挿入防止用の凸部41cから上カバー
3の前面壁3aまでの長さL2を変えるという簡単な構
成で、データカートリッジC2磁気テープの保磁力を識
別することができるのである。
【0058】また、データカートリッジC2の磁気テー
プの保磁力の違い等の識別は、上カバー3の側壁3bの
肉厚Tに差異をもたせることによって行われる。
【0059】例えば、44KA/m〜72KA/mの磁
気テープを収容したデータカートリッジC2は、図10
〜図11に示したように、上カバー3の側壁3bの溝状
部13上方の肉厚Tを4.54mmに形成する。
【0060】一方、120KA/mの磁気テープを使用
したデータカートリッジC2は、図13に示したよう
に、上カバー3の側壁3bの溝状部13上方の肉厚Tを
2.54mmに形成する。
【0061】一方、上記44KA/m〜72KA/mの
磁気テープを使用したデータカートリッジC2および1
20KA/mの磁気テープを使用したデータカートリッ
ジC2の記録再生を行う記録再生装置D2には、上記4
4KA/m〜72KA/mの磁気テープを使用したデー
タカートリッジC2を挿入したときに、該データカート
リッジC2の上カバー3の側壁3bの溝状部13上方の
肉厚Tの下端側部分3b′(図10〜図11参照)に当
接する位置にセンサ、例えば検出スイッチを配置してお
く。
【0062】上述の構成により、44KA/m〜72K
A/mの磁気テープを使用したデータカートリッジC2
を記録再生装置D2に挿入した場合には、上記上カバー
3の側壁3bの下端側部分3b′が上記検出スイッチを
操作して、データカートリッジC2に44KA/m〜7
2KA/mの磁気テープが使用されていることをメカニ
カル的に識別するのである。
【0063】また、120KA/mの磁気テープを使用
したデータカートリッジC2を記録再生装置D2に挿入
した場合には、上記上カバー3の側壁3bの下端側部分
3b′は、上記検出スイッチに接触せず、該検出スイッ
チ51が操作されることはない。
【0064】なお、実施例ではセンサとして検出スイッ
チを使用した場合を示したがフォトセンサ等を使用して
もよい。
【0065】また、識別は、磁気テープの保磁力に限ら
れず、他のことを識別するようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明のデータカートリッジは次のよう
な効果がある。
【0067】(1)請求項1のデータカートリッジは、
磁気テープ幅の異なるデータカートリッジに使用する現
行の記録再生装置に誤挿入されるのを、上カバーに設け
た誤挿入防止用の凸部により確実に防止し、誤挿入によ
って、本発明のデータカートリッジの磁気テープがダメ
ージを受けるのを未然に防ぐことができる。
【0068】(2)請求項2のデータカートリッジは、
誤挿入防止用の凸部を、上カバーの前面壁から後面壁側
に下げた位置に設けたので、上記凸部の位置から上カバ
ーの前面壁までの部分を現行の記録再生装置に挿入し、
データカートリッジの一部を記録再生装置に挿入した状
態で該記録再生装置にデータカートリッジを保持させる
ことができる。
【0069】従って、誤挿入の際にデータカートリッジ
から手を離したような場合でも、データカートリッジが
記録再生装置から脱着して、データカートリッジを損傷
してしまうというようなことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データカートリッジの斜視図。
【図2】データカートリッジの一部切欠き平面図。
【図3】データカートリッジの側面図。
【図4】データカートリッジの正面図。
【図5】データカートリッジと記録再生装置の一部切欠
平面図。
【図6】データカートリッジと記録再生装置の一部切欠
側面図。
【図7】誤挿入を防止した状態の一部切欠平面図。
【図8】誤挿入を防止した状態の一部切欠側面図。
【図9】データカートリッジC2と、その記録再生装置
D2の一部切欠側面図。
【図10】データカートリッジの拡大斜視図。
【図11】データカートリッジの変形例の斜視図。
【図12】データカートリッジの磁気テープの保磁力を
識別している状態の断面図。
【図13】データカートリッジの変形例の斜視図。
【図14】現行のデータカートリッジの分解斜視図。
【図15】現行のデータカートリッジの斜視図。
【図16】現行のデータカートリッジの一部切欠平面
図。
【図17】現行のデータカートリッジを記録再生装置に
挿入した状態の一部切欠平面図。
【図18】(A)は図17のA−A矢視断面図。(B)
は図17のB−B矢視断面図。(C)は図17のC−C
矢視断面図。
【図19】幅の異なる磁気テープと記録再生装置の磁気
ヘッドとの位置関係を示す説明図。
【符号の説明】
C1…第1のデータカートリッジ C2…第2のデータカートリッジ D1…記録再生装置 1…カートリッジケース 2…ベース板 3…上カバー 3b…上カバーの側壁 5…磁気テープ 9…駆動ベルト 24…カートリッジ挿入部(空間) 24a…側壁 25b…固定ブロック部 41…誤挿入防止用の凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 政則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板および上カバーによって構成さ
    れたカートリッジケースと、該カートリッジケース内に
    走行可能に取付けられた磁気テープと、該磁気テープを
    走行させる駆動ベルトとを備え、上記磁気テープの幅を
    基準となるデータカートリッジの磁気テープの幅よりも
    幅広に形成したデータカートリッジにおいて、 上記上カバーは、上記基準となるデータカートリッジ用
    の記録再生装置のカートリッジ挿入部の側壁の固定ブロ
    ック部に当接して、該挿入部内への挿入を阻止する誤挿
    入防止用の凸部を有していることを特徴とするデータカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1のデータカートリッジにおい
    て、 誤挿入防止用の凸部は、上カバーの前面壁から後面壁側
    に所定量偏位させた位置に形成されているデータカート
    リッジ。
JP5244920A 1993-06-24 1993-09-30 データカートリッジ Pending JPH0773646A (ja)

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JP5244920A JPH0773646A (ja) 1993-06-24 1993-09-30 データカートリッジ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15393893 1993-06-24
JP5-153938 1993-06-24
JP5244920A JPH0773646A (ja) 1993-06-24 1993-09-30 データカートリッジ

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JP (1) JPH0773646A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320722B1 (en) 1999-10-18 2001-11-20 Nec Corporation Cartridge mis-insertion preventing mechanism
US8454814B2 (en) 2006-06-14 2013-06-04 GL&V Canada Processes and apparatuses for treating and/or increasing dryness of a substance

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320722B1 (en) 1999-10-18 2001-11-20 Nec Corporation Cartridge mis-insertion preventing mechanism
US8454814B2 (en) 2006-06-14 2013-06-04 GL&V Canada Processes and apparatuses for treating and/or increasing dryness of a substance

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