JPH0832092A - 個別ダイオード装置 - Google Patents

個別ダイオード装置

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JPH0832092A
JPH0832092A JP12685795A JP12685795A JPH0832092A JP H0832092 A JPH0832092 A JP H0832092A JP 12685795 A JP12685795 A JP 12685795A JP 12685795 A JP12685795 A JP 12685795A JP H0832092 A JPH0832092 A JP H0832092A
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JP
Japan
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resistor
electrode
thin film
package
diode
Prior art date
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Pending
Application number
JP12685795A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Higuchi
泰之 樋口
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】回路基板上において、ダイオードに接続される
個別部品としての抵抗器の実装を不要とし、全体の小型
軽量化を図る。 【構成】半導体基板を第1導電領域とし、半導体基板の
表面に形成された拡散領域を第2導電領域とするダイオ
ードと、半導体基板の表面に酸化膜を介してポリシリコ
ン成長膜により形成された薄膜抵抗15と、薄膜抵抗1
5の一方端に導通するように形成された第1電極14
と、薄膜抵抗15の他方端と第2導電領域とに導通する
ように形成された第2電極14’とを備えるペレット1
と、第1電極14と電気的に接続される第1外部端子T
1と、第2電極14’と電気的にに接続される第2外部
端子T2と、半導体基板の裏面と接続する第3外部端子
T3と、ペレット1並びに第1、第2及び第3外部端子
(T1,T2,T3)の一部を収納するパッケージ3を
有する個別ダイオード装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つのパッケージに
収納された個別ダイオード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等、多数の各種電
子回路を複合して構成される電子機器では、その構成回
路を集積回路(IC)化することが機能面で不利になる
場合や回路定数の設定等によりIC化が困難な場合があ
る。例えばダイオードは、その整流特性と順方向電圧降
下特性を利用したクリップ回路、スライス回路、クラン
プ回路、電圧電流特性を利用した関数発生回路、また、
整流特性を利用した電流の逆流防止回路など様々な回路
部分に用いられるが、このように種々の目的に使用可能
なダイオードは個別部品としての用途も多く、他のチッ
プ部品とともにプリント基板に個別に実装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダイオードを用いた前
記各種回路は、そのほとんどの場合、図3に示すように
ダイオードDのアノード側に抵抗Rが接続されている
か、図4に示すようにダイオードDのカソード側に抵抗
Rが接続されている。したがって、個別部品としてダイ
オードを用いる場合には、ほとんどの場合、個別部品と
しての抵抗器も必要となる。このようにダイオードを用
いた回路を個別部品で構成する場合、プリント基板上の
部品実装面積が大きくなり、電子機器の小型軽量化を妨
げ、またプリント基板に対する実装工程も多くなり、こ
の種の回路を数多く必要とするビデオテープレコーダ等
の電子機器では部品コストとともに製造コストも嵩む。
【0004】この発明の目的は、ダイオードを構成する
半導体基板上に抵抗を形成し、その抵抗の一端をダイオ
ードの一方と接続して素子の複合化を図り、個別部品ま
たは集積回路では得ることのできない利点を持つ個別ダ
イオード装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の個別ダイオー
ド装置は、半導体基板を第1導電領域とし、該半導体基
板の表面に形成された拡散領域を第2導電領域とするダ
イオードと、前記半導体基板の表面に酸化膜を介してポ
リシリコン成長膜により形成された薄膜抵抗と、前記薄
膜抵抗の一方端に導通するように形成された第1電極
と、前記薄膜抵抗の他方端と前記第2導電領域とに導通
するように形成された第2電極とを備えるペレットと、
前記第1電極と電気的に接続される第1外部端子と、前
記第2電極と電気的にに接続される第2外部端子と、前
記半導体基板の裏面と接続する第3外部端子と、前記ペ
レット並びに第1、第2及び第3外部端子の一部を収納
するパッケージとを有することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】この発明の個別ダイオード装置では、ダイオー
ドと抵抗を接続した回路を有するペレットをユニットと
して一つのパッケージに組み込んでいるので、その占有
面積が小さくなり、装置全体の小型軽量化に寄与し、し
かも、個別トランジスタ装置と同様に、3端子構造の電
子部品として用いることができるため、プリント基板に
実装する際、組立コストの低減を図ることができる。ま
た、抵抗体としてポリシリコン成長膜による薄膜抵抗を
用いたため、必要な抵抗値を広い範囲に亘って正確に設
定することができ、極めて汎用性の高い電子部品として
様々な目的に用いることができる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の実施例である個別ダイオー
ド装置に搭載されるペレット1の断面図である。図1に
おいて10はN+ の半導体基板、11はN層であり、こ
れらは第1導電領域として作用する。12は第2導電領
域であるP層、13は11の表面部を覆うSiO2 等で
形成された酸化膜、15はポリシリコンの薄膜抵抗であ
る。14,14’はそれぞれアルミニウムや金等による
電極であり、電極14は薄膜抵抗の一方端に導通する第
1の電極として作用し、14’は薄膜抵抗の他方端とP
層12とに導通する第2の電極として作用する。図1に
おいてT1,T2,T3は図3に示した各端子の記号と
一致している、即ちT1は抵抗の一方の端子、T2は抵
抗の他方の端子およびダイオードのアノード端子、T3
はダイオードのカソード端子である。
【0008】ペレット1は、図5に示すように、従来の
3端子型トランジスタのパッケージングと同様に、先
ず、ペレット1の裏面が第3外部端子T3に電気的に接
続(いわゆるダイボンディング)されるとともに、電極
14,14’と第1外部端子T1及び,第2外部端子T
2がそれぞれ金属ワイヤ2,2’により電気的に接続さ
れる。図1にも示すように電極14の下には薄膜抵抗1
5の一方端が、電極14’の下には第2導電領域となる
拡散領域が形成されている。尚、ペレット1上の連続直
線は、ポリシリコン成長膜により形成された薄膜抵抗1
5を示し、所定の抵抗値を得るためペレット1上でいろ
んな長さにパターニングが施される。
【0009】次いで、ペレット1並びに第1外部端子T
1、第2外部端子T2及び第3外部端子T3の一部を収
納するエポキシ樹脂等の合成樹脂からなるパッケージ3
が形成される。こうして製造された個別ダイオード装置
は、実装工程でパッケージ3から導出された第1、第2
及び第3外部端子(T1,T2,T3)がハンダ等の導
電部材を介してプリント基板の配線パターンに取り付け
られる。本実施例では、ペレット1が第3外部端子T3
の上面に取付けられているが、下面に取付けられる場合
もある。
【0010】図1に示した個別ダイオード装置のペレッ
トの製法手順は次の通りである。まず、N+ の半導体基
板(ウエハー)に対してN層をエピタキシャル成長させ
る。このようにドーピング濃度を設定することにより、
ダイオードの順方向電圧降下の値を小さくする。次に、
その表面に熱酸化法によりシリコン酸化膜13を形成す
る。次に、前記酸化膜13の所定位置つまりダイオード
のアノードを形成すべき位置にエッチングにより窓を開
ける。続いて、この窓に対してP層12を拡散により形
成する。その後、酸化膜の表面にポリシリコンの薄膜を
CVD法により成膜する。そしてポリシリコンの膜をパ
ターンニングすることにより薄膜抵抗15を得る。更
に、表面にアルミニウムや金等の金属膜を蒸着により形
成し、図1に示すように、薄膜抵抗の一方端と、薄膜抵
抗の他方端およびP層12の上部に電極14,14’を
パターンニングする。その後、ウエハーをスクライビン
グしてペレットとして分離する。
【0011】上記実施例はダイオードのアノード側に抵
抗を接続したものであったが、逆にダイオードのカソー
ド側に抵抗を接続することもできる。図2はその例を示
す半導体装置の断面図である。図2において20はP+
の半導体基板、21はP層、22はN層である。つまり
端子T2がカソード、端子T3がアノードとなる。この
ように形成することにより、図4に示したような回路ユ
ニットが構成される。
【0012】以上に示した実施例によれば、従来の個別
ダイオード装置と同様のサイズに薄膜抵抗を形成するこ
とができ、ウエハーあたりの取り数を下げることなく製
造できる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、ダイオードと抵抗を
接続した回路部分に本願発明の個別ダイオード装置を適
用することができ、従来の個別ダイオードを用いていた
箇所に本願発明の個別ダイオード装置を用いることによ
り、個別部品としての抵抗器が不要となる。また、3端
子構造を有する個別トランジスタ装置と同様のパッケー
ジに収納することができ、個別トランジスタ装置と同等
に取り扱うことができ、実装面積を小さくできる。その
ため、電子回路としての汎用性だけでなく、基板に対す
る実装方法も汎用化され、電子機器の小型軽量化に寄与
する。更に、この発明によれば、抵抗回路として、酸化
膜の表面にポリシリコン成長膜による薄膜抵抗を形成し
たため、例えば拡散抵抗によるものに比較して、抵抗回
路の占有面積が小さく全体に大型化しない、組成,膜厚
の制御が容易であり抵抗値を広範囲に亘って正確に設定
することができる、隣接する他の層間の寄生容量(浮遊
容量)が小さく高周波特性に優れる、許容電流値および
耐圧上の問題が生じない、などの効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る個別ダイオード
装置のペレットの断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例に係る個別ダイオード
装置のペレットの断面図である。
【図3】抵抗とダイオードによる基本回路の回路図であ
る。
【図4】抵抗とダイオードによる基本回路の回路図であ
る。
【図5】この発明の個別ダイオード装置の説明図。
【符号の説明】
1−ペレット 2,2’−金属ワイヤ 3−パッケージ 10,20−半導体基板(第1導電領域) 12,22−第2導電領域 13−酸化膜 14−第1の電極 14’−第2の電極 15−薄膜抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を第1導電領域とし、該半導
    体基板の表面に形成された拡散領域を第2導電領域とす
    るダイオードと、前記半導体基板の表面に酸化膜を介し
    てポリシリコン成長膜により形成された薄膜抵抗と、前
    記薄膜抵抗の一方端に導通するように形成された第1電
    極と、前記薄膜抵抗の他方端と前記第2導電領域とに導
    通するように形成された第2電極とを備えるペレット
    と、前記第1電極と電気的に接続される第1外部端子
    と、前記第2電極と電気的にに接続される第2外部端子
    と、前記半導体基板の裏面と接続する第3外部端子と、
    前記ペレット並びに第1、第2及び第3外部端子の一部
    を収納するパッケージを有することを特徴とする個別ダ
    イオード装置。
JP12685795A 1995-05-25 1995-05-25 個別ダイオード装置 Pending JPH0832092A (ja)

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