JPH08320011A - 防錆キャップ - Google Patents
防錆キャップInfo
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- JPH08320011A JPH08320011A JP7152194A JP15219495A JPH08320011A JP H08320011 A JPH08320011 A JP H08320011A JP 7152194 A JP7152194 A JP 7152194A JP 15219495 A JP15219495 A JP 15219495A JP H08320011 A JPH08320011 A JP H08320011A
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
る各種構造材の結合や固定に用いるボルトの頭部やナッ
トを保護するための装着しやすい防錆キャップを提供す
る。 【構成】 ボルト頭部11又はナットの上部から外周を
被覆する外被体1と、この外被体1の下端外周に一体に
設けた鍔3とを耐食性材料で形成する。該鍔3の下面に
リング状の永久磁石4を固定し、この磁石4の下面に発
泡体からなるリング状のシール材7を設け、前記外被体
1の内面天部に防錆コンパウンド10を充填して防錆キ
ャップAを構成する。
Description
材等の強磁性体からなる各種構造材の結合や固定に用い
るボルトの頭部やナットを保護する防錆キャップに関す
るものである。
の結合や固定にはボルトやナットが多数用いられてお
り、これらを腐食から守るために塗装処理を施す方法が
一般的に用いられている。
外被体内に防錆物質を充填して、これをボルトの頭部や
ナットに被せて保護するようにした防錆キャップも提案
されている。
ち、塗装による防錆方法は、塗膜厚さの不均一や下地処
理の不備等の原因で錆が発生するという問題がある。
能率的、且つ、防錆効果も良好であるが、キャップの固
定手段に問題がある。
小さい内径キャップを別に用意して、これをボルトの頭
部やナットに強制的に嵌合させて固定する方法や、内部
充填物の硬化機構を利用する等の方法がとられているた
め、メンテナンス時の取り外しに苦労する等の問題があ
る。
の問題点を解決して、簡単に着脱できて防錆効果の大き
い防錆キャップを提供することである。
めに、この発明はボルト頭部又はナットの上部から外周
を被覆する外被体と、この外被体の下端外周に一体に設
けた鍔とを耐食性材料で形成し、該鍔の下面に磁石を固
定し、この磁石の下面にシール材を設け、前記外被体の
内面天部に防錆コンパウンドを充填した構成を採用した
ものである。
ら、鋼材等の強磁性体からなる対象物に装着したボルト
頭部又はナットの上部からこの発明の防錆キャップを被
せると、外被体がボルト頭部又はナットを覆うと共に、
この外被体の内面天部の防錆コンパウンドが該ボルト頭
部又はナットの上端に押されて、その周囲にはみ出し、
このボルト頭部又はナットの外側を包み込む。
がシール材を介して鋼材等の強磁性体からなる構造物の
表面に磁力により吸着されることにより、防錆キャップ
が固定される。
に行なえ、又、防錆キャップをボルトの頭部やナットに
嵌合させる必要もないので、キャップ内径寸法の設計の
自由度も高くなる。
より囲まれると共に外被体の下面は圧縮されたシール材
により密閉されるので、ボルト頭部又はナットは完全に
外気から遮断され、外気や雨水等の腐食性物質から保護
される。
通気性を有する発泡体が好ましく、また、継目のないリ
ング状に打抜きした形状が好ましく、防錆キャップのボ
ルト,ナット部への嵌合時の作業性と該キャップの固定
安定性の点から約30%圧縮することにより防水性を発
揮し、約90%圧縮すると通気性が喪失するものが望ま
しく、そのような発泡体としては例えばエチレン、α−
オレフィンおよび非共役二重結合を有する環状または非
環状ポリエンからなる共重合物(EPDM)等のゴム類
100重量部に対して撥水性および粘着性のある軟化物
質および/または樹脂類を100〜350重量部配合し
てなる混合物を発泡加硫(倍率2〜15倍)してなる連
泡系あるいは独立気泡系をクラッシング加工等により連
泡化処理してなる発泡体を用いるのが好ましい。
レンもしくはブテン−1および以下に列挙するポリエン
モノマーからなるターポリマーであり、該ポリエンモノ
マーとしては、ジシクロペンタジエン、1.5−シクロ
オクタジエン、1.1−シクロオクタジエン、1.6−
シクロドデカジエン、1.7−シクロドデカジエン、
1.5.9−シクロドデカトリエン、1.4−シクロヘ
プタジエン、1.4−シクロヘキサジエン、ノルボルナ
ジエン、メチレンノルボルネン、2−メチルペンタジエ
ン−1.4、1.5−ヘキサジエン、1.6−ヘプタジ
エン、メチル−テトラヒドロインデン、1.4−ヘキサ
ジエンなどである。
シン油、シリンダー油などの潤滑油、パラフィン系プロ
セスオイル、芳香族系プロセスオイル、石油系プロセス
オイルなどのプロセスオイル、流動パラフィン、ワセリ
ン、オゾゲライト、セレシン、ギルソナイト、ミネラル
ラバーなどのパラフィン、コールタールピッチなどのコ
ールタール、ヒマシ油、綿実油、アマニ油、ナタネ油、
大豆油、パーム油、ヤシ油、落花生油、木ロウなどの脂
肪族系樹脂油、密ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなど
のロウ、その他ポリブテン、液状ポリイソブチレンなど
が好適である。
トピッチなどの癧青物、フェノール樹脂、キシレン樹
脂、クマロン樹脂、石油樹脂、アタックチックポリプロ
ピレン樹脂、ポリアクリル酸アルキルエステルなどが好
ましい。
するものを用いたものでは、磁力による固定作用に加え
て粘着剤層による固定作用を発揮してより強固にキャッ
プを対象物に固定できる。
り外しの際には、磁力以上の力、あるいはさらに粘着剤
層を引き剥す程度の力を加えれば、簡単に取り外せ、ボ
ルト、ナットの点検や補修をすることができる。
シール材を取り替えることにより防錆キャップの再使用
が可能になり、この際シール材の上下面に粘着剤層を有
していれば、シール材の再装着も簡単に行なえる。
Aの実施例において、1はボルト頭部又はナットの上部
から外周を被覆する形状に形成した防錆キャップAの外
被体、3は上記外被体1の下端外周に一体に設けた鍔
で、これらをPE、PP、PVC等のプラスチック又は
EPDM、CR等の合成ゴムのような硬質の耐食性材料
で形成する。
固定するが、この磁石4の固定方法としては、図1のよ
うに鍔3の外周を下方に屈曲して下向き縁5を設け、こ
の下向き縁5で磁石4の外周を強く締めつける方法、或
いは、図2のように下向き縁5の下縁を更に内側に曲げ
て形成した内向き縁6で磁石4を包み込む方法等があ
る。その他に、接着剤により固定する方法もある。
ング状のシール材7を設けるが、図示例では、このシー
ル材7の上下には粘着剤層8を設けてある。更に、防錆
キャップAの使用直前まで粘着剤層8を保護するセパレ
ーターを設けるようにしてもよい。
被体1の天部の中央部を上方に突出させて下面中央に凹
部9を形成してある。
ウンド10を充填するが、このコンパウンド10はキャ
ップAの装着現場での作業簡素化のために、予め充填さ
れ保存中に粘度が変化しないものが好ましく、例えばペ
トロラタム、ゴム、エポキシ樹脂等の主剤100重量部
にシリカや炭酸カルシウムのような充填剤、ポリブテン
のような増粘剤、酸化ペトロラタム、酸化ワックス、タ
ンニン酸、アミン等のような防錆剤を合計で1〜300
重量部配合して適度な粘度に調整した防錆効果を有する
ものとする。
の頭部11に装着した状態を示すもので、ボルトBを鋼
材等の強磁性材料からなる対象物12に装着し、その頭
部11にキャップAを被せると共にシール材7の下面を
対象物12の上面に密着させると、防錆コンパウンド1
0が頭部11の周囲に押出されて頭部11の上部および
周囲と外被体1の内面の間に充満する。
ある防錆コンパウンド10により囲まれると共に外被体
1の下面は圧縮されたシール材7により密閉されるの
で、ボルト頭部11は完全に外気から遮断され、外気や
雨水等の腐食性物質から保護される。
粘着剤層8を有するものとしているので、磁石4の磁力
による固定作用に加えて粘着剤層8による固定作用の発
揮してより強固にキャップAを対象物に固定できる。
に装着した状態を示すもので、対象物12より突出する
ボルトBに、座金13を通してからナットCを螺合し、
その上でナットCにキャップAを被せる。
ボルトBの突出部14がキャップAに設けた凹部9に入
り込んだ状態でナットCとボルトBの突出部14は、防
錆コンパウンド10に覆われ、かつ外被体1の下面が圧
縮されたシール7により密閉されて外気から遮断される
ことになる。
外側になるようにする必要がある。
防錆キャップAは磁力により固定されているので、ナッ
トCに嵌合させる必要はなく、その内面はナットCより
大きく形成された断面六角形であるが、必ずしもナット
Cに合わせた六角形状にする必要はなく、円形状でも良
い。
防錆コンパウンド10が存在し、また、この隙間内で防
錆コンパウンド10が気化したものが拡散し、ボルト
B、ナットC、座金13、あるいは対象物12に対し防
錆被膜を形成して、防食効果を発揮する。
ルトBやナットCに上から被せたものを示したが、防錆
キャップAの重量以上の磁力があれば、下向きのボル
ト、ナットに使用しても永久的に落下防止効果を発揮す
る。
にボルトの頭部又はナットに被せて用いるもので、対象
物に対する固定は磁石の磁力によるものであるから、従
来の防錆キャップに比較して固定が簡単に行え、鍔の下
面に設けたシール材により雨水その他の腐食性液体や気
体のキャップ内への浸入が防止される。従って、鋼材等
の強磁性材料がなる対象物の結合等に用いるボルトの頭
部やナットの長期間に亘る防錆効果が得られる。
り外す際にも、磁力以上の力を加えれば簡単に取り外
せ、又、防錆コンパウンドの再充填やシール材の取り替
えにより再使用も可能となる。
す縦断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボルト頭部又はナットの上部から外周を
被覆する外被体と、この外被体の下端外周に一体に設け
た鍔とを耐食性材料で形成し、該鍔の下面に磁石を固定
し、この磁石の下面にシール材を設け、前記外被体の内
面天部に防錆コンパウンドを充填したことを特徴とする
防錆キャップ。 - 【請求項2】 上記磁石の下面に設けたシール材は、そ
の上下面に粘着剤層を有するものとしたことを特徴とす
る請求項1記載の防錆キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152194A JPH08320011A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 防錆キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152194A JPH08320011A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 防錆キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08320011A true JPH08320011A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=15535122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152194A Pending JPH08320011A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 防錆キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08320011A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009121691A (ja) * | 2001-04-05 | 2009-06-04 | Industrial & Automotive Fasteners Llc | 化粧キャップ付きホイールナットおよび組立方法 |
WO2010055961A1 (en) * | 2008-11-12 | 2010-05-20 | Young Soon Lee | Anti-corrosion cap for bolts |
JP2013019512A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Kinpane Kk | ボルトキャップ |
JP5933802B1 (ja) * | 2015-11-11 | 2016-06-15 | 学 小関 | ナット緩み止め装置 |
CN107882845A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-04-06 | 安徽西马新能源技术有限公司 | 一种防锈螺母 |
CN110735842A (zh) * | 2018-07-19 | 2020-01-31 | 中国石油天然气股份有限公司 | 螺栓防护工具及螺栓连接组件 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7152194A patent/JPH08320011A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012193852A (ja) * | 2001-04-05 | 2012-10-11 | Industrial & Automotive Fasteners Llc | 化粧キャップ付きホイールナットおよび組立方法 |
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