JPH0450705B2 - - Google Patents

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JPH0450705B2
JPH0450705B2 JP62083933A JP8393387A JPH0450705B2 JP H0450705 B2 JPH0450705 B2 JP H0450705B2 JP 62083933 A JP62083933 A JP 62083933A JP 8393387 A JP8393387 A JP 8393387A JP H0450705 B2 JPH0450705 B2 JP H0450705B2
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post
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aperture
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Bii Burehito Uiriamu
Esu Misura Sadohan
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SHII ANDO DEII PAWAA SHISUTEMUSU Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鉛蓄電池およびその製造方法に関
する。
この種の鉛蓄電池では、電池ポストすなわち端
子の周囲の電池ケースから電解液が漏れるのを防
ぐため、電池ケース内部に酸性電解液を封止しな
ければならない。この端子はケース内に伸長し、
電池から電気エネルギーを引き出すためのもので
ある。この発明の第1の適用対象は、電池技術特
に鉛蓄電池技術を目指したものであるが、導電性
材料、一般には金属材料がある種の壁を通過する
ような部分に、液密なシールを準備しなければな
らないような場合にはいかなる場合にもこの発明
の適用が可能である。特に、PHの高いまたは低い
液体を含み、あるいは従来のシール部材並びに技
術に対して腐食性のある他の雰囲気を含む電気的
な絶縁性のあるケースの壁を通過するような場合
に適用できる。
〔従来技術とその問題点〕
鉛蓄電池の端子すなわちポスト、特に正極端子
ポストないしは電極に対し、電池内部の電気化学
的なまた腐食性の雰囲気において機械的な方法で
シールすることは、長年の間電池工業界における
重大な問題であつた。従来技術においては、ポス
トの構造的な欠陥およびポストシールでの漏れの
一方または双方が容認できるものでなかつた。
ジー・ダブリユー・ビナル(G.W.Vinal)は30
年以上も前にこの問題に注目し、当時「蓄電池」
において用いられていたシール材料および技術に
ついて要約し、1955年の著作権の下にニユーヨー
ク州ニユーヨークのジヨン、ビレイ、アンド、サ
ンズ、インコーポレーテツド(John Viley&
Sons Inc)で出版した。ビナルが認めているよ
うに、「端子ポストがカバーを通過する部分にお
いて端子ポストをシールする方法は、極めて重大
な事項である。また、ポストを十分にシールしな
いと、ポストがカバー内で動きやすくなり、電解
液の漏れを引き起こす。」 その当時は、ポストとカバーまたはケースとの
間をシールするために、電池ポストの周囲に環状
スリーブまたはフランジを用いるのが典型的な方
法であつた。ケースが硬質ゴムである場合には、
スリーブやフランジを所定の場所にはめ込むこと
ができるが、柔らかな鉛の金属ポストを損傷しな
いように十分な注意が必要となる。他の方法によ
れば、硬質ゴムの電池ケースのタツプを切つた穴
に、外部にネジを切つた環状スリーブを螺合し、
このスリーブにポストを固定するものがある。ま
た、他の方法によれば、鉛ポスト自身にネジ溝を
設け、また電池ケース内または電池ケースを貫通
するボア内に固定した挿入物内にタツプを切つた
穴を設けるものがある。更に他の方法によれば、
ポスト上にナツトを螺合させることのできるネジ
溝を切り、ポストと螺合させナツトを締めること
により電池ケース上面にナツトが下降し押圧締付
するようにしたものである。この場合、更にネジ
を切つたポストに、ポストの電池ケース内部の部
分を覆うフランジを設けるようにしたものがあ
り、ポスト上のナツトを強固に締めることにより
ポストのフランジを引き上げ、ケース上板の下側
としつかり係合させるようにしている。また、付
加的な構造として、ポストからの電解液の漏れを
防ぐため、フランジとケースとの間に柔らかなガ
スケツトを設けるようにしたものもある。
種々のネジ山を設ける他の方法については、鉛
のポストよりも堅い合金から選定した金属リング
を、ポストの外周に焼き付け、グリスでシール
し、金属リングと電池カバー外壁との間に配置し
た柔らかなガスケツトを押圧するようにしたもの
があつた。この場合、ポストのケース内部の部分
は、リングがケースに対してガスケツトを締め付
ける位置で、ポストを保持するために変形してし
まつた。
これらの構造は満足すべきものでないにもかか
わらず、ポスト用の良いシールがないために今日
でさえもこれらの幾つかのものが用いられ続けて
いる。
比較的最近の方法としては、ベル、システム、
テクニカル、ジヤーナル(Bell System Techni
−cal Journal)の第49巻、第7号、1405頁(著
作権1970年)および米国特許第3652340号明細書
に開示されたものが一般的である。この方法は、
「比較的堅い粘着性のある」エポキシポリマ樹脂
のコーテイングを用い、清浄な鉛のポストの相当
の部分を被つている(第2欄、第65行)。粘着性
のエポキシポリマ樹脂のコーテイングは、収縮し
て密着し、可撓性があり、膨張可能なゴムチユー
ブで囲周してあり、更にこのゴムチユーブはプチ
ル系接着剤により密着性のエポキシポリマ樹脂の
コーテイングに支持してもよい(第3欄、第29
行)。ゴムチユーブの下側部分はバツグ形状をな
しており、電池ケースのポスト用オリフイスを囲
周し、かつ、このオリフイスから内側に向かつて
伸長する電池ケースの環状フランジに、プチル系
接着剤により固着してある。また、ゴムチユーブ
の内側にはリブすなわち障壁を設け、粘着性のエ
ポキシポリマ樹脂コーテイングを障壁のあるポス
トに施す際に、ポストに沿つてエポキシポリマ樹
脂が流れ落ちるのを制限するようにしている(第
4欄、第5行)。リブまたは障壁を用いる場合チ
ユーブはポストに収縮密着せず、エポキシを注入
する前にポストの周囲に配置し、エポキシを充填
するための空間を残すだけのものとなる。この場
合、可撓性があり、膨張可能なチユーブは、粘着
性のエポキシポリマ樹脂コーテイングのモールド
として作用する(第4欄、第4行)。またこの場
合、可撓性があり、膨張可能なチユーブは、粘着
性のエポキシポリマ樹脂コーテイングにより可撓
性があり、膨張可能なチユーブの長手方向軸に沿
つた電池ポストから物理的に分離してある。電解
液の流出を防ぐためのシールは、可撓性があり、
膨張可能なチユーブとポストならびに電池ケース
双方との間に粘着性コーテイングを施すことによ
り形成される。電池セルの設計寿命によつては、
エポキシ樹脂の代わりに適当な耐酸化性のあるグ
リスを接着コーテイングとして用いることもでき
る(第2欄、第74行)。以上の説明における括弧
内の数字は、前述の米国特許第3652340号明細書
における欄および行を示している。
米国特許第3652340号明細書に記載されている
方法は受容可能な部分を有するが、十分な信頼性
が保証されておらず、特に粘着性の強固なエポキ
シポリマ樹脂コーテイングとポストとの接触面積
が比較的小さくなる小型の電池における信頼性に
欠ける。このようなエポキシシールの信頼性が低
いのは、粘着性の強固なエポキシポリマ樹脂コー
テイングと鉛またはポストを製造する鉛合金との
間のコーテイングおよびポスト間境界面での接着
が、少なくとも部分的に不良であることに起因し
ていることは明らかである。
米国特許第4245014号明細書は、ビナルによる
従来型のネジ付きポストに関する類似の方法を開
示している。この方法によれば、最初ポスト自身
にはネジを切らず、封止剤を含んだ部材すなわち
ナツトを強制的にポストにねじ込み、鉛または鉛
合金のポストにネジ溝を切り、ポストに螺合させ
つつ封止剤を侵入させるようにした自己溝切りま
たは自己タツピングを利用する。このポストは、
ポストオリフイスの周りに形成した凹部を有する
ケースカバーと組み合わせ、封止剤を含有した部
材をポストに螺合した後この凹部をエポキシで満
たす。また、ポストはケースカバーの凹部の下側
に当接させるための肩部を装備している。
前述の問題解決に対する他の方法は米国特許第
4522899号明細書に開示されており、最初に合成
プラスチツク特にエラストマ特性を有するポリオ
レフインの合成物を、テーパ状ポストの周囲に、
環状トロイダル形のOリング形状にモールド注入
する。この特許の方法は、Oリングとポストとの
間の境界面にシールを形成するために注入モール
ドする合成ポリオレフインが収縮することを利用
している。最初のOリング注入モールド処理が終
わると、第2の注入モールド処理を実行し、エラ
ストマ性のポリオレフインで形成した環状トロイ
ダル形のOリングを、ポツトすなわち弾性の低い
材料からなる円筒状の固体物で囲周するようにす
る。この材料は、特にポリエチレンまたはポリプ
ロピレンなど電池ケースと同様のプラスチツク材
料であることが望ましい。次に、ポツトすなわち
円筒状の固体部材を、熱または超音波で電池ケー
スに接着する。
米国特許第4522899号明細書に記載されている
方法は、一見注目に値するが、この方法はポスト
のシール方法については満足な解決方法を提供し
ていない。合成プラスチツクで形成した環状トロ
イダル形のOリングをポストの周囲に形成する注
入モールド処理は、ポストと合成プラスチツクO
リングとの間の境界面を良好にシールすることが
できない。注入モールド処理は接着処理に対する
製造工程であるが、満足な結合が得られず、また
モールド注入した合成プラスチツクのOリングと
金属ポストとの間に結合するようなシールが得ら
れなかつた。さらに、ポリプロピレンのようなエ
ラストマ性部材は、モールド後に硬化する間に外
れやすかつた。
鉛および鉛合金は、他の鉛と異なる下地の金属
部材および非金属部材と結合するのが難しい。鉛
は酸化しやすく、従つて酸化鉛の薄いフイルムが
常に存在し、これが結合を妨げるのである。ポス
トのシール部材を選定するには、鉛がベース雰囲
気中で腐食するため、制限がある。ポストのシー
ルは、多孔質の鉛過酸化物が形成されるため、鉛
蓄電池の正極端子ポストにおいて特に問題とな
る。硫酸の電解液が、多孔質の鉛過酸化物を介し
て容易に染みだしてしまう。(酸性電解液の表面
張力は、あらゆる種類ならびに形態の表面を酸が
通過してしまう原因となる。)従来技術において
用いられているガスケツトなどの周囲には、新た
なポストのシール構造または染み出しによつて形
成されたエポキシポリマ樹脂と鉛または鉛合金ポ
ストとの境界面を介して、硫酸が流れ出す可能性
がある。この結果、リークおよび腐食による亀裂
の少なくともいずれかを生じさせ、電池の機能低
下および動作不良を引き起こすこととなる。現在
用いられているシール技術によるポストからの漏
れは、電池の取り扱い時にポストのシールが損傷
を受けること、すなわち電池の過充電によるガス
発生またはポストに沿つて電解液が毛細管現象に
より上昇することにより生ずる。
電池は予備電源としての使用が増大しており、
電気設備の電力遮断または事故の際に、コンピユ
ータシステム、電話交換設備などに緊急に電力を
供給できるようにしている。このような予備電源
としての電池は、相当な資本投資がなされてお
り、数年ならず多年の寿命を有するものでなけれ
ばならない。電池寿命を延長しようとする場合に
は、ポストシールの構造が長年にわたつて電池の
腐食性雰囲気にさらされるため、充分な信頼性お
よび耐久性のあるポストシールを提供することは
更に難しい問題となる。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、完全な密封性を有し、耐食性、耐久性に優れ
ており、信頼性も極めて高い鉛蓄電池およびその
製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
この発明の一態様によれば、端子ポストを通過
させるためのアパーチヤを凹部の底部に有するケ
ースと、このケース内に設け電池外部の装置に前
記端子ポストを介して電気的に接続される電極と
を備え、前記端子ポストはケースの凹部の内側か
ら前記アパーチヤの外部までのポスト周辺を囲周
するゴム層を有するようにした鉛蓄電池を提供す
る。ゴム層は、可塑性ならびに充填剤を略含んで
おらず、少なくとも0.0127〜0.0254cm(0.005〜
0.010インチ)の厚さがあることが望ましい。ゴ
ム接着剤、望ましくはエポキシポリマにより、ゴ
ム層とアパーチヤで固定されるケースの内側面と
の間の環状空間を満たす。天然ゴムを用いる場合
には、ゴム層は天然または合成のいずれでもよ
い。また、この場合、合成ニトリルゴム溶剤のよ
うな液体キヤリヤ、望ましくは約20〜35重量%の
溶解した固体ゴムを含むケトンを主剤としたゴム
溶剤を用い、所望の厚さのゴム層を形成するに十
分なだけの固体ゴムを含んでいることが望まし
い。ゴム層は、液体キヤリヤを例えば蒸発などに
より除去した後、ポストに硬化結合することが望
ましい。
また、この発明は、鉛蓄電池のケースを通して
アパーチヤ内に電池ポストを封止固定する方法を
提供するものであり、アパーチヤ内にポストを封
止支持した際に、前記ポストの前記ケースの凹部
の内側から前記アパーチヤの外部までの周囲に環
状に下塗りする固体ゴムを溶解した液体キヤリヤ
を塗布し、望ましくは蒸発により電池ポストから
下塗りの液体キヤリヤを除去し、前記アパーチヤ
の周囲に残つた固形の環状ゴム下側層により前記
アパーチヤから少なくともわずかに環状の空間を
保つた部分にポストを位置決めし、環状ゴム下側
層と電池ケースとの間の空間を保つた部分にポス
トを位置決めし、環状ゴム下側層と電池ケースと
の間のアパーチヤ内の空間を環状ゴム下側層およ
び電池ケースに接着する例えばエポキシのような
ゴム接着用の固形材料で満たすようにする。
この方法によれば、ゴムの下側層の液体キヤリ
ヤの成分は、揮発性の合成ニトリルゴム溶剤セメ
ント、特に約20〜35重量%の溶解した固体ゴムを
含むケトンを主剤としたゴム溶剤を用い、少なく
とも約0.0127cm〜0.0254cm(0.005〜0.010インチ、
すなわち5〜10ミル)の厚さのゴム層を形成する
に十分なだけの固体ゴムを含んでいることが望ま
しい。液体キヤリヤに混合した固形ゴムの下側層
は、例えば刷毛塗りにより形成し、またゴム接着
用のエポキシ剤で前記空間を満たす前に、液体キ
ヤリヤを除去するために放置乾燥させまたは強制
的に乾燥させるようにする。
また、以上の方法において、ゴムの下側層を形
成した後にポスト部分を加熱する工程を付け加え
ることにより、環状空間にゴム接着用のエポキシ
材料を充填する前に、固形環状ゴムの下側層をポ
スト部分に硬化結合するようにすることが望まし
い。固形環状ゴムの下側層を金属製のポスト部分
に硬化結合するための加熱は、下側層の液体キヤ
リヤ成分が除去された後に実行することが望まし
いが、必ずしも必要なことではない。
また、この発明は、熱可塑性のプラスチツクの
壁を通してアパーチヤ内に金属部材を腐食性液体
が漏れないように封止固定する方法を提供するも
のであり、アパーチヤ内に金属部材を封止支持し
た際にアパーチヤに最も接近した金属部材の部分
の周囲に環状に下塗りする固体ゴムを溶解した揮
発性の液体キヤリヤ成分を有するゴムの下側層を
形成し、ゴムの下側層を形成してある部分の金属
部材上に環状のゴムコーテイングを残すために望
ましくは蒸発により金属部材からゴム製下側層の
液体キヤリヤ成分を除去し、ゴムコーテイングの
分子をクロスリンク結合するに十分な温度で環状
ゴムコーテイングを熱硬化させ、前記ゴムコーテ
イングの一部を前記アパーチヤからケース外に露
出させるように前記ポストを位置決めし、前記金
属部材上のゴムコーテイングと前記壁との間のア
パーチヤにゴム接着用並びに熱可塑性プラスチツ
ク材料接着用のエポキシ材料を充填し、このこと
によりエポキシ材料を金属部材上のゴムコーテイ
ングおよび熱可塑性プラスチツク材料に結合し、
前記壁のアパーチヤ部分の前記金属部材および前
記熱可塑性プラスチツクの壁材料との間に腐食性
の液体が漏れ出るのを防止するシールを形成する
ようにする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施するために分かつている望
ましい実施例を説明する。
第1図は、本発明に係る鉛蓄電池のポスト用シ
ールアセンブリ構造を図示している。ポスト用シ
ールアセンブリは番号10で、ポストは番号12
で一般的に示している。ポスト12の外表面に
は、薄いゴムの層すなわち下側層部分26が結合
してある。ゴム層26は所定部分に注入したエポ
キシ材料50の一部により囲周されており、良好
なゴム接着特性および熱可塑性プラスチツク材料
の接着特性が得られるようにしている。エポキシ
材料50は、薄いゴム層26および電池ケース1
6の間の空間を占めており、ケース16に効果的
に接着する。ポスト12は円筒状であるのが望ま
しく、円形のアパーチヤ20を介して電池ケース
から外側に突出している。ポスト12の電池内の
端部は電池電極に電気的に接続するのに適当な形
状にしてある。しかし、ポスト12の電池内端部
の形状はこの発明の要点ではないため、第1図に
は図示していない。
第1図に関する以下の説明では、図面中の構成
要素、特に、ポスト12を「垂直に配置した」お
よび「垂直に伸長する」として説明している。図
示のものがポスト12の最も一般的な配置である
が、この発明は他の特定の位置にポストを設け、
または他の配置方向とし、または他の形状とする
ことを制限するものではない。
第1図においては、ゴム層26は、電池ケース
外壁により画定される容器内のあらゆる部分で、
エポキシ材料50とポスト12とを完全に分離し
ているように描いてある。これは実際的な実施状
況と一致する。すなわち、ゴム層26およびエポ
キシ材料50の間、またゴム層26およびポスト
12の間に可能な限りの境界面を形成することが
でき、また電池ケース外壁により画定される容器
内のポスト12とエポキシ材料50との間の境界
面を可能な限り小さくすることができる(実際必
要であれば、境界面を無くすこともできる)。電
池ケースの外側では、美観上の理由から、エポキ
シ材料50がポスト12と環状に接触するように
することが望ましい。第1図においては、ポスト
12が垂直方向に配向していることを考慮して、
エポキシ材料50はポスト12の周囲でゴム層2
6の最大高さよりもわずかに高くするのが一般的
であろう。この場合、エポキシ材料50により、
電池ケース外壁により画定される容器上または外
側にポスト12との極めて小さな環状境界面が形
成される。
第2図は、この発明に係る電池ポスト用シール
アセンブリ構成の商業的実施態様を示している。
第1図に示す構成要素と同一の構成要素は、ダツ
シユを附して同じ番号で表してある。ポスト用シ
ールアセンブリは番号10′で示してあり、番号
12′で示すポストを含んでいる。ポスト12′は
電池ケース外部に突出する円筒状部分14′を有
することが望ましい。電池ケースは番号16′で
示してある。また、ポスト12′は、第2の円筒
状部分18を設けてもよく、第1の円筒状部分を
14′よりも大きな径とすることが望ましい。第
2図に示すようにアセンブリが完成した状態で
は、円筒状部分18は、ポスト12′が電池の外
側に突出するケース16′内の円形アパーチヤ2
0′の近辺に位置することとなる。円筒状部分1
8の電池内の端部は電池電極に電気的に接触する
のに適当な形状にしてある。しかし、円筒状部分
18の電池内端部の形状はこの発明の要点ではな
い。
アパーチヤ20′は、図示したように、ケース
16′にカツプ状の凹部22として形成すること
が望ましい。アパーチヤ20′はポスト12′の円
筒状部分18よりも極く僅かに大きな直径として
ある。凹部22の端部の底部24は、環形状をな
しており、円形状のアパーチヤ20′から半径外
側方向に僅かの距離伸長している。ポスト12′
に対向するアパーチヤ20′を画定する円筒状面
は番号28で示した。凹部端部の底部24の最大
直径すなわち外径は、電池ケースの厚みの二倍に
アパーチヤ20′を通過するポストの円筒状部分
の直径を加えた長さの合計よりも極く僅かに大き
い程度が望ましい。このような構成により、底部
24の構成は最適な強度が得られる。
凹部22の端部の底部24は、半径方向の外側
端部25で垂直方向すなわち軸方向に折れ曲がつ
ており、比較的短な軸方向長さを有する垂直にす
なわち軸方向に伸長する環状の壁40を画定す
る。この環状の壁40は、電池の外側に近い反対
側の端部41で、凹部22の底部の中間部分すな
わち延出部分を画定し、横方向に伸長する環状の
リング部分42に会合する。この環状のリング部
分42は、外側端部で上方に折り曲がつており、
他の環状のリング部分44を画定している。この
リング部分44の逆の端部は、第2の右側に示す
ように、電池ケース16′の上面と会合させるこ
とができる。または、第2図の左側に示すよう
に、電池ケース上面の端部に形成した補強用ラグ
部分と会合させるようにすることもでき、この場
合補強用ラグを電池ケースの残りの部分に電池ケ
ース上面を連結するための会合手段を準備するよ
うにする。凹部22のカツプ形状は、凹部22に
充填したエポキシ材料およびポスト12の周囲の
ゴム層を組み合わせて形成したことにより、強度
の高い構造となつている。
円筒状部分18の軸上にはOリング60を配置
し、凹部22の最下端に位置するようにし、ポス
ト12′を搭載した際に円筒状部分18と環状壁
40との間で締め付けられるようにしている。O
リング60はカツプ状の凹部22の底部の障壁す
なわちシールとして作用し、ポスト12′を所定
位置に保持するために凹部22内にエポキシ材料
を注入する際に、エポキシ材料が電池内部に侵入
するのを防止する。ポスト12′とアパーチヤ2
0′の間が十分にきつちりと組み合わされていれ
ば、ポスト12′とポスト12′に対向するアパー
チヤ20′の円筒面28との間の間隙からエポキ
シ材料が流れ出ることはなく、Oリングは除去し
てもよい。
凹部22は、良好なゴム接着特性並びに熱可塑
性プラスチツク材料接着特性を有するエポキシ材
料50′を受けるためのカツプを構成している。
エポキシ材料50′は例えば熱硬化性エポキシと
する。
ポスト12′を電池ケースに搭載する前に、薄
いゴム層26′をポスト12′の円筒状部分18
に、例えば刷毛塗りなどにより塗布する。ゴム層
26′を塗布する望ましい方法の一つは、ポスト
12′の円筒状部分18に合成ニトリルゴムの溶
剤または溶剤セメントを刷毛塗りすることであ
る。この場合、溶剤または溶剤セメントは、望ま
しくは約20〜35重量%の溶解した固体ゴムを含む
ケトンを主剤としたゴム溶剤とする。ゴムは合成
ニトリルゴムまたは天然ゴムとすることができ
る。溶剤は放置乾燥させ、また乾燥した際にケト
ンを主剤とする溶剤が蒸発してポスト12′の円
筒状部分18と結合した固体ゴムが残るようにす
る。このような技術を使用することにより、ゴム
層26′の厚さを約0.0127cm〜0.0254cm(0.005〜
0.010インチ)とすることができる。できうる限
り望まれることであるが、ゴム層の材料26′は
さらに重合化し、クロスリンク結合させ、ゴム溶
剤溶液を塗布する前にポストを加熱することによ
り効果的に硬化させるようにする。このことによ
りゴム分子がさらに重合されまた交錯されて、ゴ
ム層26′とポスト12′との境界面での結合強度
を実質的に増大させる。また、このような硬化処
理は他の利点も有している。すなわち電池ケース
16′内の酸性電解液の影響のような科学的な影
響に対するゴム層26′の抵抗力を大増に改善す
る。従来技術におけるように、イオウを添加する
必要はない。しかしながら、溶剤に少量のイオウ
を加えることにより、ゴムの硬化が促進する。
第3図および第4図は、この発明に係る金属部
材の封止方法を示すものであり、特に内部に酸性
溶液のような腐食性雰囲気を含む熱可塑性プラス
チツクの壁にあるアパーチヤを通る鉛および鉛合
金部材を封止する方法を示している。図示したよ
うに、この方法によれば、先ず最初に、図形の天
然ゴムまたはニトリルゴムを溶解した液体キヤリ
ヤ成分を有するゴムの下側層を、対象となる金属
部材の周囲に環状に塗布するようにする。下側層
の溶液は、金属部材の所定位置、すなわち金属部
材を封止する壁のアパーチヤの近隣位置に塗布す
る。下側層溶液は溶解または分散させた十分な固
体ゴムを含み、液体キヤリヤがない場合には、ゴ
ム層の厚さが少なくとも0.0127cm〜0.0254cm
(0.005〜0.010インチ)であるようにする。液体
キヤリヤは、例えば刷毛塗りにより金属ポストに
形成する。もちろん、漬け込み、スプレー、その
他の技術を用いることもこの発明の範囲である。
液体キヤリヤは、ゴム充填剤、可塑剤、または
ほかの溶解した固形物(ゴム以外)を含んではな
らない。
下側層の溶液を塗布した後に、例えば下側層容
溶液を放置乾燥させることにより、下側層溶液の
液体キヤリヤ成分を蒸発させて、液体キヤリヤを
除去する。液体下側層は強制的に乾燥させてもよ
く、乾燥および蒸発を促進するため加熱すること
ができる。また、このように加熱することによ
り、固体ゴム分子の重合化およびクロスリンク結
合を良好に促進することができる。ゴムの下側層
溶液の固体ゴム濃度が十分に高ければ、例えば約
20〜35重量%であれば、金属部材上のゴム層の厚
さは0.0127cm〜0.0254cm(0.005〜0.010インチ)
となる。ゴム溶解濃度の高い溶液を使用すること
により、または下側層溶液を複合的に使用するこ
とにより、またはこれら双方を使用することによ
り同様の厚さのゴム層が得られるであろう。
また、ゴム層は、金属部材を204〜260℃(400
〜500〓)で熱硬化させることが望ましい。また、
熱硬化は、オーブンなどでゴムを直接加熱するこ
とによつても行なうことができる。従来の硬化過
程で用いたような加圧および加硫は必要がない。
熱硬化が、別にゴム分子を重合しクロスリンク結
合させることは明らかであり、ゴムと金属との境
界面で極めて強固な結合を発生させる。
次に、鉛合金または他の金属のポスト部材を封
止すべきアパーチヤ内に配置し、良好なゴム接着
特性および良好な熱可塑性プラスチツク材料接着
特性を有する熱硬化性のエポキシ材料をゴム層と
熱可塑性プラスチツク壁との間に充填する。熱硬
化性エポキシ材料は、ゴム層および熱可塑性プラ
スチツクの双方と結合し、金属ポスト部材の周囲
に腐食性液体に対して液密なシールを形成し、ま
た金属ポスト部材をアパーチヤ内に保持する。ゴ
ム層26は、この明細書で時に「下側層」として
説明しているが、これはポスト12の周囲の所定
の場所にエポキシ材料50を注入することにより
ポスト12を所定位置に保持するに先立つてポス
ト12に塗布するゴム層26を示すために用いて
いる。このゴム層26は、電池の組立工程の最後
の段階でポストに塗布してもよいし、またポスト
12が独立した部品である場合には初期の段階で
ポスト12に塗布するようにしてもよい。この第
2の技術を用いることにより、電池の組立に際し
て偶発的にゴムを重合し、また硬化させることが
できる。また、ポストの下側部分を電池内部の電
極と加熱により結合させることができる。特に、
鉛部品および鉛合金部品すなわちポスト12の下
側部分と電池内の電極板のラグとを突き合わせ、
炎で加熱することにより結合することができる。
この技術を用いると、ゴム層の温度は204〜260℃
(400〜500〓)に達し、熱硬化が生ずる。鉛また
は鉛合金の部品を炎で結合する場合には、ゴム層
を有するポスト部分を適当な遮断物により炎との
接触から保護するようにする。ゴムとポストとの
結合状態を改善するために、ゴムとポストとの間
の境界面を加熱する他の方法を用いることもでき
る。しかし、鉛または鉛合金の部品を結合するた
めに炎で加熱することは、エネルギの節約となる
ため、特に望ましい。
この発明に係るゴム層26を形成するために用
いるゴムは、例えばシス・ポリイソプレンのよう
な天然生ゴムでもよく、またポリアルキロニトリ
ル、ポリクロロプレンなど天然ラテツクスに類似
する合成ゴムでもよい。ポスト12の表面処理は
比較的重要である。すなわち、ポストは相当程度
に清浄でなければならず、またグリス並びに溶剤
や溶剤に解けているゴム粒子が純粋の金属表面に
接触するのを阻止するような他の物質が付着して
いてはならない。ゴムを溶剤に投入し、溶解し、
次いでポストに塗布すると、生ゴムと鉛または鉛
合金の表面との間が良好に接触するようになる。
実際、ゴムと鉛または鉛合金との結合は、ゴムを
担つた溶剤の蒸発が可能であり、鉛または鉛合金
のポストの周囲に環状の薄いゴム層を残すことに
よつてのみ十分なものとなることが分かつてい
る。しかしながら、最良の結果を得るためには、
ゴムおよびゴムとポストとの境界面に熱を加える
ことが必要であり、このことにより鉛または鉛合
金のポストに対してゴムを硬化させることがで
き、さらにゴム分子をクロスリンク結合させるこ
とができる。
この発明は鉛または鉛合金の電池ポストに関し
て効果的に実施することができる。しかし、電池
ポストとして従来用いられていた鉛アンチモン、
鉛カルシウム、および鉛カルシウム錫の合金に関
しても、この発明が極めて効果的に機能すること
が分かつている。
この発明は、キヤリヤとして適当であるとして
ケトンを主剤とするゴム溶剤について説明した
が、揮発性があつて乾燥し、ポストに塗布したと
き蒸発しポスト上にゴムベースを残すような適当
なゴム溶剤であればいかなるものも用いることが
できる。また、ゴム溶剤でない液体キヤリヤを、
固形ゴムを分散させて用いることもできる。
加熱硬化並びに結果的に生ずる熱硬化は、ゴム
の変質過程において、ゴム分子のクロスリンク結
合、合成プラスチツクモノマの重合において観測
されるような過程を発生させているように思われ
る。このことから、この発明を実施するに際して
は、硬化のための加熱に際してゴム層26および
ポスト12のアセンブリを加圧する必要がないこ
とが分かる。事実、この発明の実施例において
は、圧力を用いていない。
この発明では、電池ポスト16にゴム層26を
塗布するに際して薄い層を形成するとして説明し
たが、電池ポストに塗布する層は薄いものである
必要はない。すなわち、この発明によつても厚い
層を形成することができる。この発明を実施する
に際しては、ゴム材料に何らかの充填剤を添加す
ることなく、純粋のゴムを用いることが望まし
い。天然ゴムおよび人工ゴムのいずれも用いるこ
とができる。従来からあるゴムの木から得られる
天然ゴムに加えて、グツタペルカ(gutta
percha)およびバラタ(balata)のような天然
の代用品も、この発明の実施のために用いるに際
しては適当であると考えられている。ニトリルゴ
ムはこの発明で用いるために特に良好なものであ
ることが分かつている。また、ネオプレン系ゴム
および三塩化エチレン系ゴムも用いることができ
る。さらに、加熱によりまたは熱硬化によりクロ
スリンク結合を発生することができるようなゴム
はどのようなものでも、この発明の実施のために
有効に用いることができるものと思われる。
前述したように、ポスト部分での強度を最大と
し、またシール状態を最良のものとするため、こ
の発明においては、電池ポスト16とゴム層26
の間の境界面の寸法をできる限り大きくすること
が望ましい。このため、電池ポストの軸方向の長
さの比較的短い部分に沿つてのみゴム層26を塗
布し、またエポキシと金属ポストとの境界面がこ
のゴム層の上および下の一方または双方に限定さ
れているときにのみ、この発明が有効に機能する
ことが分かつている。
実験室における試験では、第2図に示すと同様
のこの発明により製造した電池ポストシールと、
従来製品の最も良好な電池ポスト構造とを比較し
た。耐久試験では、この発明に係る電池と、最も
望ましい従来製品のポストシール構造の電池と
を、共に52℃(125〓)の温度および2.60〜2.65
ボルトの電圧の下で4週間放置した。4週間の試
験期間の後、この発明に係る電池のポストシール
からは何らの酸性電解液も漏れていなかつた。他
方、従来技術に係るポストシール構造を有する電
池のポストシールからは、酸性電解液が流出凝集
していた。
破壊試験においては、驚いたことに、この発明
に係るポストシールが金属ゴム境界面において最
も強度が高いことが分かつた。金属エポキシ境界
面を有する従来のシールは、エポキシと金属との
境界面に発生した損傷欠陥のために、手でも容易
に折ることができた。
この発明に係るポストシールは、従来のシール
とは異なり、手で破損することができない。この
発明の実施例に係るポストシールの破壊試験で
は、ポストシールアセンブリをハンマで叩いたと
き、驚いたことにエポキシ部分で破損した。すな
わち、損傷は、ゴムと金属との境界面でも、ゴム
とエポキシの境界面でも、またエポキシと熱可塑
性プラスチツクの電池ケースとの境界面でも発生
しなかつたのである。
〔発明の効果〕
このように本発明の鉛蓄電池およびその製造方
法は構成され作用するものであるから、完全な密
封性を有し、耐食性、耐久性に優れており、信頼
性も極めて高いものとなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の鉛蓄電池の一実施例に係る電
池ポストのシール構造部分を示す断面図、第2図
は本発明の他の実施例に係る電池ポストのシール
構造部分を示す断面図、第3図および第4図はそ
れぞれ本発明の鉛蓄電池の製造方法を示す系統図
である。 10,10′…ポストシールアセンブリ、12,
12′…ポスト、16,16′…ケース、18…円
筒状部分、20,20′…アパーチヤ、22…凹
部、24…底部状部分、26,26′…ゴム層、
40…環状壁、42,44…リング部分、50,
50′…エポキシ材料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 凹部の底部にアパーチヤを形成したカバ
    ーを有するケースと、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する端子ポストと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までの周囲を囲周するゴム
    充填剤を添加していないゴム層と、 d 前記ゴム層と前記ケースの凹部の内壁面との
    間の空間に配設されたゴム接着用エポキシポリ
    マとを備えてなる鉛蓄電池。 2 特許請求の範囲第1項記載の電池において、
    前記ゴム層は合成ニトリルゴムであることを特徴
    とする鉛蓄電池。 3 特許請求の範囲第1項記載の電池において、
    前記ゴム層は天然ゴムであることを特徴とする鉛
    蓄電池。 4 特許請求の範囲第1項記載の電池において、
    前記ゴム層は前記ポストに硬化接合することを特
    徴とする鉛蓄電池。 5 特許請求の範囲第1項記載の電池において、
    前記ゴム層は約0.0127cm〜0.0254cm(5〜10ミ
    ル)の厚さであることを特徴とする鉛蓄電池。 6 特許請求の範囲第1項記載の電池において、
    前記ゴム層は、前記ポストに沿つて軸方向に伸長
    し、電池ケース表面の位置よりも下側にある部分
    で前記ポストの軸方向に沿つて、前記ポストと前
    記エポキシ材料とを一定長さにわたつて分離して
    いることを特徴とする鈍り鉛蓄電池。 7 a ケースの凹部の底部に形成されたアパー
    チヤ内に端子ポストを封止支持した際に、前記
    ポストの前記ケースの凹部の内側から前記アパ
    ーチヤの外部までの周囲にゴム充填剤を添加し
    ていないゴムの下側層を環状に塗布し、 b 前記環状ゴム下側層の一部を前記アパーチヤ
    からケース外に露出させるように前記ポストを
    位置決めし、 c 前記環状ゴム下側層と前記電池ケースとの間
    の空間を環状ゴム下側層および電池ケースに接
    着するゴム接着用エポキシ材料で満たすように
    した、鉛蓄電池のケースを通してアパーチヤ内
    に電池ポストを封止固定することを特徴とする
    鉛蓄電池の製造方法。 8 特許請求の範囲第7項記載の方法において、
    前記ゴム下側層は、約20〜35重量%の固形ゴムを
    分散させた合成ニトリルゴム溶剤であることを特
    徴とする鉛蓄電池の製造方法。 9 特許請求の範囲第7項記載の方法において、
    前記ゴム下側層は、前記ポストに刷毛塗りし、前
    記空間を前記ゴム接着用エポキシ材料で充填する
    前に放置乾燥させるようにしたことを特徴とする
    鉛蓄電池の製造方法。 10 特許請求の範囲第7項記載の方法におい
    て、前記環状空間に前記ゴム接着用エポキシ材料
    を充填する前に、前記環状下側層を前記ポスト部
    分に硬化結合すべく、前記下側層を形成した後に
    前記ポスト部分を加熱する工程を更に備えたこと
    を特徴とする鉛蓄電池の製造方法。 11 特許請求の範囲第9項記載の方法におい
    て、前記環状空間に前記ゴム接着用エポキシ材料
    を充填する前に、前記環状下側層を前記ポスト部
    分に硬化結合すべく、前記下側層を形成した後に
    前記ポスト部分を加熱する工程を更に備えたこと
    を特徴とする鉛蓄電池の製造方法。 12 特許請求の範囲第7項記載の方法におい
    て、前記ゴムは天然ゴムであることを特徴とする
    鉛蓄電池の製造方法。 13 特許請求の範囲第7項記載の方法におい
    て、前記ゴムは合成ゴムであることを特徴とする
    鉛蓄電池の製造方法。 14 特許請求の範囲第10項記載の方法におい
    て、前記ポスト部分は少なくとも約204℃(400
    〓)に加熱することを特徴とする鉛蓄電池の製造
    方法。 15 特許請求の範囲第11項記載の方法におい
    て、前記ポスト部分は少なくとも約204℃(400
    〓)に加熱することを特徴とする鉛蓄電池の製造
    方法。 16 特許請求の範囲第7項記載の方法におい
    て、前記ゴム下側層は、前記液体キヤリヤを除去
    した際に、前記電池ポスト上に少なくとも約
    0.0127cm〜0.0254cm(0.005〜0.010インチ)の厚
    さの天然ゴム層を形成するに十分なだけの固形天
    然ゴムを含んでいる揮発性液体キヤリヤを備えて
    いることを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。 17 特許請求の範囲第7項記載の方法におい
    て、前記環状ゴム下側層を、ゴム分子相互間にク
    ロスリンク結合が生ずるに十分な温度で熱硬化さ
    せる工程を更に備えたことを特徴とする鉛蓄電池
    の製造方法。 18 a 凹部の底部にアパーチヤを形成したカ
    バーを有するケースと、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する鉛合金の端子ポストと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までの周囲を囲周し接着す
    るゴム充填剤を添加していない約0.0127cm〜
    0.0254cm(0.005〜0.010インチ)の厚さの天然
    ゴム層と、 d 前記ゴム層と前記ケースの凹部の内壁面との
    間の空間に配設されており、前記ゴム層周囲、
    前記ケースの凹部の内壁面および前記アパーチ
    ヤ周囲に結合するゴム接着用エポキシポリマ樹
    脂とを備え、 e 前記ゴム層は、前記ポストに沿つて軸方向に
    伸長し、電池ケース表面の位置よりも下側にあ
    る部分で前記ポストの軸方向に沿つて、前記ポ
    ストと前記エポキシ材料とを一定長さにわたつ
    て分離するようにしてなる鉛蓄電池。 19 a ケースの凹部の底部に形成されたアパ
    ーチヤ内に金属部材を封止支持した際に、前記
    金属部材の前記ケースの凹部の内側から前記ア
    パーチヤの外部までの周囲に環状に下塗りする
    固体ゴムを溶解した液体キヤリヤ成分を有する
    ゴム下側層を形成し、 b 前記ゴム下側層を形成してある部分の前記金
    属部材上に環状のゴムコーテイングを残すため
    に前記金属部材から前記ゴム下側層の前記液体
    キヤリヤ成分を除去し、 c 前記ゴムーテイングの分子にクロスリンク結
    合を形成するに十分な温度で前記環状ゴムコー
    テイングを熱硬化させ、 d 前記ゴムコーテイングの一部を前記アパーチ
    ヤからケース外に露出させるように前記金属部
    材を位置決めし、 e 前記金属部材上の前記ゴムコーテイングと前
    記電池ケースとの間の空間にゴム接着用並びに
    熱可塑性プラスチツク材料接着用のエポキシ材
    料を充填し、このことによりエポキシ材料を金
    属部材上のゴムコーテイングおよび熱可塑性プ
    ラスチツク材料に結合し、前記ケースのアパー
    チヤ部分の前記金属部材および前記熱可塑性プ
    ラスチツクの材料との間に腐食性の液体が漏れ
    出るのを防止するシールを形成するようにし
    た、熱可塑性プラスチツクの壁に開口したアパ
    ーチヤ内に腐食性液体が漏れないように金属部
    材を封止固定することを特徴とする鉛蓄電池の
    製造方法。 20 a ケースの凹部の底部に形成されたアパ
    ーチヤ内に鉛合金ポストを封止した際に、前記
    ポストの前記ケースの凹部の内側から前記アパ
    ーチヤの外部までの周囲に環状に下塗りする、
    天然固形ゴムを溶解した液体キヤリヤ成分を有
    するゴム下側層を形成し、このとき前記液体キ
    ヤリヤを除去したとき前記天然ゴムの層の厚さ
    が少なくとも約0.0127cm〜0.0254cm(0.005〜
    0.010インチ)となるに十分な量の天然固形ゴ
    ムを分散しておくようにし、 b 前記ゴム下側層を形成してある部分の前記ポ
    スト上に少なくとも約0.0127cm〜0.0254cm
    (0.005〜0.010インチ)厚でゴム充填剤を含ま
    ない環状の天然ゴム層を残すために前記鉛合金
    ポストから前記ゴム下側層の前記液体キヤリヤ
    成分を除去し、 c 前記鉛合金ポスト上の前記天然ゴム層の分子
    にクロスリンク結合を形成するために少なくと
    も204℃(400〓)の温度で加熱することにより
    前記環状ゴムコーテイングを熱硬化させ、 d 前記環状ゴムコーテイングの一部を前記アパ
    ーチヤからケース外に露出させるように前記鉛
    合金ポストを位置決めし、 e 前記鉛合金ポスト上の前記ゴム層と前記熱可
    塑性プラスチツクの電池ケースとの間の空間に
    ゴム接着用並びに熱可塑性プラスチツク材料接
    着用のエポキシ材料を充填し、このことにより
    前記エポキシ材料を前記鉛合金ポスト上の前記
    ゴム層および前記熱可塑性プラスチツクの電池
    ケースに結合し、前記ケースの前記アパーチヤ
    部分の前記鉛合金ポストおよび前記熱可塑性プ
    ラスチツクの電池ケースとの間に腐食性の液体
    が漏れ出るのを防止するシールを形成するよう
    にした、熱可塑性プラスチツク鉛蓄電池ケース
    に開口したアパーチヤ内に腐食性液体が漏れな
    いように鉛合金の電池ポストを封止固定するこ
    とを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。 21 a 外側から内側に向かつて弯曲するカツ
    プ状の凹部を有し、この凹部の底部にアパーチ
    ヤを形成した熱可塑性プラスチツクのケース
    と、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する鉛合金の端子ポストと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までの周囲を囲周し硬化接
    着するゴム充填剤を添加していない約0.0127cm
    〜0.0254cm(0.005〜0.010インチ)の厚さの硬
    化性の円筒状ゴム層と、 d 前記凹部および前記ポスト上の前記円筒状天
    然ゴム層の間にあり、前記凹部内で略軸方向に
    伸長する前記ゴム層に接着し、かつ前記凹部の
    弯曲面の全体に亘つて前記熱可塑性プラスチツ
    クケースの前記弯曲凹部に接着するゴム接着用
    並びに熱可塑性プラスチツク材料接着用のエポ
    キシポリマとを備えてなる鉛蓄電池。 22 特許請求の範囲第21項記載の電池におい
    て、前記ゴム層は天然ゴムであることを特徴とす
    る鉛蓄電池。 23 特許請求の範囲第21項記載の電池におい
    て、前記ゴム層は合成ゴムであることを特徴とす
    る鉛蓄電池。 24 a 凹部の底部にアパーチヤを形成したカ
    バーを有するケースと、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する端子ポストと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までのの周囲を囲周するゴ
    ム充填剤および可塑剤を添加していない熱硬化
    性のエラストマ層と、 d 前記エラストマ層と前記ケースの凹部の内壁
    面との間の空間に配設されたエポキシポリマと
    を備えてなる鉛蓄電池。 25 特許請求の範囲第24項記載の電池におい
    て、前記エラストマ層はバラタであることを特徴
    とする鉛蓄電池。 26 特許請求の範囲第24項記載の電池におい
    て、前記エラストマ層はグツタベルカであること
    を特徴とする鉛蓄電池。 27 特許請求の範囲第24項記載の電池におい
    て、前記エラストマ層は天然材料であることを特
    徴とする鉛蓄電池。 28 特許請求の範囲第24項記載の電池におい
    て、前記エラストマ層は合成材料であることを特
    徴とする鉛蓄電池。 29 a 凹部の底部にアパーチヤを形成したカ
    バーを有するケースと、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する端子ポストと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までの周囲と接触するゴム
    層と、 d 前記ゴム層および前記ケースに開口したアパ
    ーチヤの間の空間を液密に充填するゴム接着用
    エポキシポリマとを備えてなる鉛蓄電池。 30 a 凹部の底部にアパーチヤを形成したカ
    バーを有するケースと、 b 前記ケース内部にある電極を外部の装置に電
    気的に接続するために前記アパーチヤを通過伸
    長する少なくとも50重量%の鉛を含む端子ポス
    トと、 c 前記ポストの前記ケースの凹部の内側から前
    記アパーチヤの外部までの周囲に接触し熱硬化
    接着する熱硬化性のクロスリンク結合を有する
    エラストマ層と、 d 前記エラストマ層と前記ケースの凹部の内壁
    面との間の空間に配設されており、前記エラス
    トマ層周囲および前記アパーチヤ周囲の前記ケ
    ースに接着したエポキシポリマとを備えてなる
    鉛蓄電池。 31 a 金属部材の周囲に環状に下塗りするゴ
    ムを溶解した液体キヤリヤ成分を有するゴム下
    側層を形成し、 b 前記金属部材上に環状ゴムコーテイングを残
    すために前記金属部材から前記下側層の前記液
    体キヤリヤ成分を除去し、 c 前記環状ゴムコーテイングを熱硬化させ、 d 前記環状ゴムコーテイングの一部をケースの
    凹部に形成されているアパーチヤからケース外
    に露出させるように前記金属部材を位置決め
    し、 e 前記金属部材上の前記ゴムコーテイングと前
    記ケースとの間の空間にゴム接着用並びに熱可
    塑性プラスチツク材料接着用のエポキシ材料を
    充填し、このことによりエポキシ材料を金属部
    材上のゴムコーテイングおよび熱可塑性プラス
    チツク材料に結合し、熱可塑性プラスチツクの
    壁に開口したアパーチヤ内に腐食性液体が漏れ
    ないように金属部材を封止固定することを特徴
    とする鉛蓄電池の製造方法。 32 a ポスト部分の周囲に環状に下塗りする
    ゴムを溶解した液体キヤリヤ成分を有するゴム
    下側層を形成し、 b 前記ゴム下側層を形成した部分の環状ゴム層
    を残すために前記ポストから前記下側層の前記
    液体キヤリヤ成分を蒸発除去し、 c 前記ゴムコーテイングの分子にクロスリンク
    結合を形成するのに十分な温度で前記鉛合金ポ
    ストを加熱することにより前記ゴム層を熱硬化
    させ、 d 前記ゴム層の一部をケースの凹部に穿設され
    ているアパーチヤからケース外に露出させるよ
    うに前記ポストを位置決めし、 e 前記ポスト上の前記ゴム層と前記熱可塑性プ
    ラスチツクケースとの間の空間にゴム接着用並
    びに熱可塑性プラスチツク材料接着用のエポキ
    シ材料を充填し、このことによりエポキシ材料
    をポスト上のゴムコーテイングおよび熱可塑性
    プラスチツク材料に結合し、前記熱可塑性プラ
    スチツクケースのアパーチヤ部分の前記鉛合金
    ポストおよび前記熱可塑性プラスチツクの電池
    ケースとの間に腐食性の液体が漏れ出るのを防
    止するシールを形成するようにした、熱可塑性
    プラスチツク製の鉛蓄電池ケースに開口したア
    パーチヤ内に腐食性液体が漏れないように少な
    くとも50重量%の鉛を含む電池ポストを封止固
    定することを特徴とする鉛蓄電池の製造方法。
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