JPH083195Y2 - 昇圧型スイッチング電源回路 - Google Patents
昇圧型スイッチング電源回路Info
- Publication number
- JPH083195Y2 JPH083195Y2 JP1990004705U JP470590U JPH083195Y2 JP H083195 Y2 JPH083195 Y2 JP H083195Y2 JP 1990004705 U JP1990004705 U JP 1990004705U JP 470590 U JP470590 U JP 470590U JP H083195 Y2 JPH083195 Y2 JP H083195Y2
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- JP
- Japan
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- power supply
- inductor
- capacitor
- switching
- voltage
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は昇圧型スイッチング電源回路に関し、詳しく
は電源電圧をスイッチング素子のON-OFFで昇圧してその
出力電圧を負荷に供給する昇圧型スイッチング電源回路
に関する。
は電源電圧をスイッチング素子のON-OFFで昇圧してその
出力電圧を負荷に供給する昇圧型スイッチング電源回路
に関する。
昇圧型スイッチング電源回路の従来例を第３図に示し
説明する。
説明する。
この昇圧型スイッチング電源回路（１）は、同図に示
すように電源電圧を生成する基準電源（２）の両端にス
イッチングトランジスタ（３）のコレクタ・エミッタを
接続し、上記電源（２）とスイッチングトランジスタ
（３）のコレクタとの間にインダクタ（５）を挿入接続
する抵抗（４）はインダクタ（５）の巻線抵抗である。
そして上記スイッチングトランジスタ（３）のコレクタ
とエミッタ間にダイオード（６）及びコンデンサ（７）
を接続し、コンデンサ（７）に並列に負荷抵抗（８）が
接続される。
すように電源電圧を生成する基準電源（２）の両端にス
イッチングトランジスタ（３）のコレクタ・エミッタを
接続し、上記電源（２）とスイッチングトランジスタ
（３）のコレクタとの間にインダクタ（５）を挿入接続
する抵抗（４）はインダクタ（５）の巻線抵抗である。
そして上記スイッチングトランジスタ（３）のコレクタ
とエミッタ間にダイオード（６）及びコンデンサ（７）
を接続し、コンデンサ（７）に並列に負荷抵抗（８）が
接続される。
上記昇圧型スイッチング電源回路（１）では、スイッ
チングトランジスタ（３）の駆動信号VBの印加によりそ
のスイッチングトランジスタ（３）がONすると、インダ
クタ（５）に電流ILが流れてこのインダクタ（５）にイ
ンダクタンスＬに応じて1/2LIL 2のエネルギーが蓄積さ
れる。そして、上記スイッチングトランジスタ（３）が
OFFした瞬間、上述したエネルギーに基づいてインダク
タ（５）に逆起電圧が生成される。このインダクタ
（５）の逆起電圧は電源（２）の電源電圧に重畳される
ことにより上記電源電圧が昇圧され、この昇圧された出
力電圧がダイオード（６）、コンデンサ（７）で整流、
平滑され負荷抵抗（８）に供給される。
チングトランジスタ（３）の駆動信号VBの印加によりそ
のスイッチングトランジスタ（３）がONすると、インダ
クタ（５）に電流ILが流れてこのインダクタ（５）にイ
ンダクタンスＬに応じて1/2LIL 2のエネルギーが蓄積さ
れる。そして、上記スイッチングトランジスタ（３）が
OFFした瞬間、上述したエネルギーに基づいてインダク
タ（５）に逆起電圧が生成される。このインダクタ
（５）の逆起電圧は電源（２）の電源電圧に重畳される
ことにより上記電源電圧が昇圧され、この昇圧された出
力電圧がダイオード（６）、コンデンサ（７）で整流、
平滑され負荷抵抗（８）に供給される。
ところで、上述した従来の昇圧型スイッチング電源回
路（１）では、出力電圧を上げるためにはインダクタ
（５）の逆起電圧を大きくしなければならず、この逆起
電圧を大きくするためには上記インダクタ（５）のイン
ダクタンスＬを大きくするか、或いはインダクタ（５）
に流れる電流ILを大きくする必要がある。ここで、上記
インダクタンスＬを大きくしようとすると、コイルター
ン数が増加して大型化することになる。また、インダク
タ（５）の通電電流ILを大きくしようとすると、コイル
線径を太くしなければならず大型化すると共に、スイッ
チングトランジスタ（３）の電流容量も大きくしなけれ
ばならないという問題があった。
路（１）では、出力電圧を上げるためにはインダクタ
（５）の逆起電圧を大きくしなければならず、この逆起
電圧を大きくするためには上記インダクタ（５）のイン
ダクタンスＬを大きくするか、或いはインダクタ（５）
に流れる電流ILを大きくする必要がある。ここで、上記
インダクタンスＬを大きくしようとすると、コイルター
ン数が増加して大型化することになる。また、インダク
タ（５）の通電電流ILを大きくしようとすると、コイル
線径を太くしなければならず大型化すると共に、スイッ
チングトランジスタ（３）の電流容量も大きくしなけれ
ばならないという問題があった。
そこで、本考案は上記問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところはインダクタのインダクタン
スＬを大きくしたり、或いはインダクタに流れる電流を
大きくしたりすることなく、大きな出力電圧が得られる
ようにした昇圧型スイッチング電源回路を提供すること
にある。
で、その目的とするところはインダクタのインダクタン
スＬを大きくしたり、或いはインダクタに流れる電流を
大きくしたりすることなく、大きな出力電圧が得られる
ようにした昇圧型スイッチング電源回路を提供すること
にある。
本考案における上記目的を達成するための技術的手段
は、電源と、この電源の両端に接続したスイッチング素
子と、電源とスイッチング素子との間に挿入接続したイ
ンダクタと、このインダクタに並列接続したダイオード
及びコンデンサの直列回路とを具備した昇圧型スイッチ
ング電源回路であって、スイッチング素子のON-OFFによ
りインダクタに発生した逆起電圧分とコンデンサに発生
した充電電圧分とを電源電圧より昇圧した出力電圧を前
記ダイオードとコンデンサとの接続点から取出したこと
である。
は、電源と、この電源の両端に接続したスイッチング素
子と、電源とスイッチング素子との間に挿入接続したイ
ンダクタと、このインダクタに並列接続したダイオード
及びコンデンサの直列回路とを具備した昇圧型スイッチ
ング電源回路であって、スイッチング素子のON-OFFによ
りインダクタに発生した逆起電圧分とコンデンサに発生
した充電電圧分とを電源電圧より昇圧した出力電圧を前
記ダイオードとコンデンサとの接続点から取出したこと
である。
本考案に係る昇圧型スイッチング電源回路では、イン
ダクタにダイオード及びコンデンサの直列回路を並列接
続し、上記ダイオードとコンデンサとの接続点から出力
電圧を取出したことから、上記インダクタの逆起電圧分
昇圧された電源電圧をコンデンサの充電電圧分さらに昇
圧し、インダクタのインダクタンスＬや通電電流を大き
くすることなく、大きな出力電圧を得て負荷に印加す
る。
ダクタにダイオード及びコンデンサの直列回路を並列接
続し、上記ダイオードとコンデンサとの接続点から出力
電圧を取出したことから、上記インダクタの逆起電圧分
昇圧された電源電圧をコンデンサの充電電圧分さらに昇
圧し、インダクタのインダクタンスＬや通電電流を大き
くすることなく、大きな出力電圧を得て負荷に印加す
る。
本考案に係る昇圧型スイッチング電源回路の一実施例
を第１図及び第２図を参照しながら説明する。
を第１図及び第２図を参照しながら説明する。
第１図に示す昇圧型スイッチング電源回路（11）は、
従来と同様、電源（12）の両端にスイッチング素子であ
るスイッチングトランジスタ（13）のコレクタ・エミッ
タを接続し、上記電源（12）とスイッチングトランジス
タ（13）との間にインダクタ（15）を挿入接続する。抵
抗（14）はインダクタ（15）の巻線抵抗である。
従来と同様、電源（12）の両端にスイッチング素子であ
るスイッチングトランジスタ（13）のコレクタ・エミッ
タを接続し、上記電源（12）とスイッチングトランジス
タ（13）との間にインダクタ（15）を挿入接続する。抵
抗（14）はインダクタ（15）の巻線抵抗である。
本考案の特徴は上記インダクタ（15）にダイオード
（19）及びコンデンサ（20）の直列回路を並列接続し、
上記ダイオード（19）とコンデンサ（20）との接続点Ｐ
と、スイッチングトランジスタ（13）のエミッタとの間
に、ダイオード（16）及びコンデンサ（17）を介して負
荷抵抗（18）を接続して出力電圧を取出したことにあ
る。ここで、本考案で付加したダイオード（19）及びコ
ンデンサ（20）は、インダクタ（15）と比較して小型化
することが容易である。
（19）及びコンデンサ（20）の直列回路を並列接続し、
上記ダイオード（19）とコンデンサ（20）との接続点Ｐ
と、スイッチングトランジスタ（13）のエミッタとの間
に、ダイオード（16）及びコンデンサ（17）を介して負
荷抵抗（18）を接続して出力電圧を取出したことにあ
る。ここで、本考案で付加したダイオード（19）及びコ
ンデンサ（20）は、インダクタ（15）と比較して小型化
することが容易である。
この昇圧型スイッチング電源回路（11）では、第１図
及び第２図に示すようにスイッチングトランジスタ（1
3）の駆動信号VBによりスイッチングトランジスタ（1
3）がONすると、インダクタ（15）に電流iLが流れてこ
のインダクタ（15）に1/2LiL 2のエネルギーが蓄積され
ると共に、コンデンサ（20）に電源電圧Viとほぼ等しい
電圧Vcが充電される。そして、上記スイッチングトラン
ジスタ（13）がOFFした瞬間、インダクタ（15）に生成
された逆起電圧Vpが基準電源（12）の電源電圧Viに重畳
されると共に、それに加えてコンデンサ（20）の充電電
圧Vcも上記電源電圧Viに重畳される。
及び第２図に示すようにスイッチングトランジスタ（1
3）の駆動信号VBによりスイッチングトランジスタ（1
3）がONすると、インダクタ（15）に電流iLが流れてこ
のインダクタ（15）に1/2LiL 2のエネルギーが蓄積され
ると共に、コンデンサ（20）に電源電圧Viとほぼ等しい
電圧Vcが充電される。そして、上記スイッチングトラン
ジスタ（13）がOFFした瞬間、インダクタ（15）に生成
された逆起電圧Vpが基準電源（12）の電源電圧Viに重畳
されると共に、それに加えてコンデンサ（20）の充電電
圧Vcも上記電源電圧Viに重畳される。
これにより上記電源電圧Viがインダクタ（15）の逆起
電圧分Vpに加えてコンデンサの充電電圧分Vc丈昇圧さ
れ、この昇圧された出力電圧Voがダイオード（16）、コ
ンデンサ（17）で整流、平滑され負荷抵抗（18）に供給
される。
電圧分Vpに加えてコンデンサの充電電圧分Vc丈昇圧さ
れ、この昇圧された出力電圧Voがダイオード（16）、コ
ンデンサ（17）で整流、平滑され負荷抵抗（18）に供給
される。
尚、上記実施例ではスイッチング素子としてNPN型ト
ランジスタ（13）を使用したが、本考案はこれに限定さ
れることなく、PNP型トランジスタやMOSFET等の他のス
イッチング素子についても適用可能である。
ランジスタ（13）を使用したが、本考案はこれに限定さ
れることなく、PNP型トランジスタやMOSFET等の他のス
イッチング素子についても適用可能である。
本考案に係る昇圧型スイッチング電源回路によれば、
電源電圧を、インダクタの逆起電圧分に加えてコンデン
サの充電電圧分昇圧した出力電圧が得られるようにした
ので、上記インダクタのインダクタンスＬや通電電流を
大きくすることなく、大きな出力電圧が得られて装置の
小型化も実現容易となる。
電源電圧を、インダクタの逆起電圧分に加えてコンデン
サの充電電圧分昇圧した出力電圧が得られるようにした
ので、上記インダクタのインダクタンスＬや通電電流を
大きくすることなく、大きな出力電圧が得られて装置の
小型化も実現容易となる。
第１図は本考案に係る昇圧型スイッチング電源回路の一
実施例を示す回路図、第２図は第１図の回路の各部での
波形図である。 第３図は昇圧型スイッチング電源回路の従来例を示す回
路図である。 （12）……電源、（13）……スイッチング素子、（15）
……インダクタ、（19）……ダイオード、（20）……コ
ンデンサ、（Ｐ）……接続点。
実施例を示す回路図、第２図は第１図の回路の各部での
波形図である。 第３図は昇圧型スイッチング電源回路の従来例を示す回
路図である。 （12）……電源、（13）……スイッチング素子、（15）
……インダクタ、（19）……ダイオード、（20）……コ
ンデンサ、（Ｐ）……接続点。
Claims (1)
- 【請求項１】電源と、この電源の両端に接続したスイッ
チング素子と、前記電源と前記スイッチング素子との間
に挿入接続したインダクタと、このインダクタに並列接
続したダイオード及びコンデンサの直列回路とを具備し
た昇圧型スイッチング電源回路であって、 前記スイッチング素子のON-OFFにより前記インダクタに
発生した逆起電圧分と前記コンデンサに発生した充電電
圧分とを前記電源の電圧より昇圧した出力電圧を前記ダ
イオードとコンデンサとの接続点から取出した昇圧型ス
イッチング電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990004705U JPH083195Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 昇圧型スイッチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990004705U JPH083195Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 昇圧型スイッチング電源回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0397385U JPH0397385U (ja) | 1991-10-07 |
| JPH083195Y2 true JPH083195Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31508440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990004705U Expired - Lifetime JPH083195Y2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 昇圧型スイッチング電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083195Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6270685U (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 |
-
1990
- 1990-01-22 JP JP1990004705U patent/JPH083195Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0397385U (ja) | 1991-10-07 |
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