JPH08319355A - 貯蔵安定性のプラスチゾルおよびオルガノゾルの製造のための脂環族ジアミンの使用 - Google Patents

貯蔵安定性のプラスチゾルおよびオルガノゾルの製造のための脂環族ジアミンの使用

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JPH08319355A
JPH08319355A JP7983495A JP7983495A JPH08319355A JP H08319355 A JPH08319355 A JP H08319355A JP 7983495 A JP7983495 A JP 7983495A JP 7983495 A JP7983495 A JP 7983495A JP H08319355 A JPH08319355 A JP H08319355A
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carboxylic acid
plastisols
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organosols
carbon atoms
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JP7983495A
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Thomas Dr Valeri
トーマス・フアレリ
Rolf Dr Peter
ロルフ・ペーター
Eberhard Dr Juergens
エベルハルト・ユルゲンス
Juergen Dr Breunig
ユルゲン・ブロイニヒ
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Bayer AG
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 の脂環族ジアミンおよび、また、それらとケトン、アル
デヒドおよび不飽和もしくは飽和のカルボン酸またはカ
ルボン酸部分中に2〜6個の炭素原子を有しかつエステ
ル部分中に1〜4個の炭素原子を有するカルボン酸エス
テルとの生成物、必要に応じてそれらと塩基として反応
する金属化合物との組合わせ。 【効果】 前記式の脂環族ジアミンおよび、また、それ
らとケトン、アルデヒドおよびカルボン酸またはカルボ
ン酸エステルとの生成物、必要に応じてそれらと塩基と
して反応する金属化合物との組合わせは、有機ポリマー
および有機柔軟剤に基づくプラスチゾルおよびオルガノ
ゾルの製造のために使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特定の脂環族ジアミンおよびそ
れらとケトン、アルデヒドおよび不飽和もしくは飽和の
カルボン酸またはカルボン酸エステルとの生成物の貯蔵
安定性のプラスチゾルおよびオルガノゾルの製造のため
の使用に関する。本発明は、また、貯蔵安定性でありか
つ特定の脂環族ジアミンおよびそれらとケトン、アルデ
ヒドおよび不飽和もしくは飽和のカルボン酸またはカル
ボン酸エステルとの生成物を含有するプラスチゾルおよ
びオルガノゾルに関する。
【0002】貯蔵安定性であるプラスチゾルおよびオル
ガノゾルは、例えば、欧州特許出願(EP−A)第26
5 371号から知られている。前述の欧州特許出願に
記載されかつ特許請求されているプラスチゾルおよびオ
ルガノゾルは、既に知られておりかつそこに先行技術と
して論じられているプラスチゾルと比較して、改良され
た貯蔵安定性および欧州特許出願において特許請求され
ているプラスチゾルおよびオルガノゾルが比較的低い温
度においてゲル化することができるという事実により区
別される。後者は分散液中の微細なカルボキシル基含有
ポリマーと反応することができる、多官能性、塩基性物
質の添加により達成される。
【0003】プラスチゾルおよびオルガノゾルは、技術
において、例えば、シーラントとして、金属のための耐
蝕性被膜として、繊維材料から作られた物質のための含
浸および被覆のために、ケーブルの絶縁のために、接着
剤としておよび複合体の製造のために重要な役割を演ず
ることが増加しつつあるので、プラスチゾルおよびオル
ガノゾルについて、とくに加工性および貯蔵安定性に関
する技術的要求はなおいっそうより高くなりつつある。
【0004】本発明の目的は、第1に、とくにプラスチ
ゾルおよびオルガノゾルの貯蔵安定性を、より高い周囲
温度においてさえ、改良すること、および第2に、最低
の可能な周囲温度においてすぐれたゲル化を保証するこ
とである。この目的は、プラスチゾルおよびオルガノゾ
ルの製造のために特別の脂環族ジアミンを使用すること
によって達成される。
【0005】したがって、本発明は、式
【0006】
【化3】
【0007】式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6
は同一であるか、あるいは異なり、そして水素またはC
1−C6アルキル、好ましくはC1−C4アルキルを表し、
7およびR8は同一であるか、あるいは異なり、そして
水素、C1−C6アルキル、C1−C4アルキル、またはR
1およびR2について前述の意味を有するNR12を表す
か、あるいはOR1またはSR1を表し、し、そしてnは
1〜6の数を表す、の脂環族ジアミンおよび、また、そ
れらとケトン、アルデヒドおよび不飽和もしくは飽和の
カルボン酸またはカルボン酸部分中に2〜6個の炭素原
子を有しかつエステル部分中に1〜4個の炭素原子を有
するカルボン酸エステルとの生成物、必要に応じてそれ
らと塩基として反応する金属化合物との組合わせの、有
機ポリマーおよび有機柔軟剤に基づくプラスチゾルおよ
びオルガノゾルの製造のための使用に関する。
【0008】プラスチゾルおよびオルガノゾルを製造す
るために、式
【0009】
【化4】
【0010】式中、R1〜R4は式(I)において与えた
意味を有する、の脂環族ジアミン、ならびに式(II)
のジアミンとケトン、アルデヒドおよび不飽和もしくは
飽和のカルボン酸またはカルボン酸部分中に2〜6個の
炭素原子を有しかつエステル部分中に1〜4個の炭素原
子を有するカルボン酸エステルとの生成物は好ましい。
【0011】次の脂環族ジアミンの使用はとくに好まし
い:4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,
4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシル
メタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチルジシ
クロヘキシルメタン、2,4,4’−トリアミノ−5−
メチルジシクロヘキシルメタン、ビス(4−アミノ−
3,5−ジメチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4−
アミノ−3,5−ジエチルシクロヘキシル)メタンまた
はビス(4−アミノ−3−メチル−5−エチルシクロヘ
キシル)メタン。
【0012】ジアミンとケトン、アルデヒドおよび不飽
和もしくは飽和のカルボン酸またはカルボン酸エステル
との生成物の外に、シクロ−脂肪族ジアミンおよびオリ
ゴマーの化合物の、例えば、水、鉱酸(HCl、H2
4)またはグリコール(例えば、ジエチレングリコー
ル)への付加の生成物を、また、使用することができ
る。本発明による脂環族ジアミンとケトン、アルデヒド
および不飽和もしくは飽和のカルボン酸またはカルボン
酸エステルとの反応、および前述の化合物の本発明によ
るジアミンへの付加は既知の反応でありそして、例え
ば、Houben−Weyl、Methoden de
r organishen Chemie、第4版、O
rgano−Stickstoffverbindun
gen IV、部2、Vol.E16d、p.646−
1329に一般に記載されている。
【0013】本発明によるジアミンとの前述の反応のた
めに適当なケトン、アルデヒドおよび不飽和もしくは飽
和のカルボン酸またはカルボン酸エステルの例として、
次の化合物を述べることのできる:イソブチルアルデヒ
ド、フマル酸エチルエステル、マレイン酸、酢酸;イソ
ブチルアルデヒドは好ましい。ジアミンへの付加のため
に適当な化合物は、水、塩酸、硫酸、好ましくは水であ
る。
【0014】本発明による脂環族ジアミン、それらの反
応生成物およびそれらの付加生成物は、個々にかつ互い
との混合物で、プラスチゾルおよびオルガノゾルの製造
のために使用することができる。
【0015】そのうえ、本発明による脂環族ジアミンま
たはそれらの反応生成物および付加生成物と塩基性金属
化合物との組合わせのプラスチゾルおよびオルガノゾル
の製造のための使用は可能である。とくに酸化亜鉛、炭
酸カルシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムお
よびステアリン酸カルシウムは適当な塩基性金属化合物
である;酸化亜鉛およびステアリン酸カルシウムはとく
に好ましい。
【0016】本発明による脂環族ジアミンおよびそれら
の反応生成物および付加生成物(以下、簡潔のために
「本発明によるジアミン」と呼ぶ)は、ポリマーの量に
関して0.1〜20重量%の量で使用することができ
る。本発明によるジアミンは好ましくは0.5〜5重量
%の量で使用される。
【0017】塩基性金属化合物をプラスチゾルおよびオ
ルガノゾルの製造と同時に使用する場合、これらはポリ
マーの量に関して0.5〜150重量%、とくに1〜5
0重量%の量で使用することができる。
【0018】本発明によるジアミンによる安定化のため
にとくに適当なプラスチゾルおよびオルガノゾルは、有
機ポリマーとして、モノマーおよび重合可能な酸から微
細なコポリマー、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン、アクリレート、メタクリレート、マレエート、スチ
レン、メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルエステ
ル、メタクリロニトリル、ビニルエーテル、アクリロニ
トリル、オレフィンまたはジエンと重合可能な酸、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、マレイン酸またはフマル酸とのコポリマーを形成す
るものである。好ましいプラスチゾルは、5〜60重量
%、好ましくは5〜40重量%、とくに10〜35重量
%の比率のアクリロニトリルを含有するスチレン−アク
リロニトリル樹脂に基づくものであり、ここでSAN樹
脂は有利には少量の酸(0.5〜15重量%、とくに2
〜7重量%)の酸をなお含有する。また、ポリ塩化ビニ
ルおよびポリメチルアクリレートならびにそれらのコポ
リマーに基づくプラスチゾルは好ましい。
【0019】適当な有機柔軟剤は、高温において柔軟剤
として機能する高沸点の有機溶媒、例えば、プラスチゾ
ルおよびオルガノゾルの製造において既に知られている
ものである。これに関して、ドイツ国特許(DE)第2
4 54 235号および欧州特許(EP)第265
371号を参照のこと。用語柔軟剤の包括的な定義およ
び柔軟剤とポリマーとの間で起こる化学的および物理的
相互作用の説明は、次の文献の中に見出すことができ
る:「ラッカーおよびプラスチックを使用する被覆(B
eschichten mit Lacken und
Kunststoffen)」、K.Weimann
(Verlag W.A.Colom、Stuttga
rt、1967)、p47−158)。
【0020】ある量の揮発性溶媒を本発明によるプラス
チゾルに添加して、それらの加工性を調節することがで
きる。揮発性溶媒の含量が約5〜10%である場合、プ
ラスチゾルはオルガノゾルと呼ばれる(参照、例えば、
H.A.Sarvertnick、「Plastiso
ls and organosols」、p.201、
Nostrand Reinhold Compan
y、ニューヨーク 1972)。フタル酸、アジピン
酸、セバシン酸、リン酸およびクエン酸のエステル、塩
素化炭化水素、液状ポリエステルおよびエポキシ化天然
油、例えば、アマニ油または大豆油を柔軟剤として有利
に使用することができる。さらに、高沸点の多官能性ア
クリルまたはアリル化合物を使用することができる。
【0021】柔軟剤の量は、使用する有機ポリマーの1
00重量部当たり、通常30〜150重量部、好ましく
は80〜120重量部である。
【0022】したがって、本発明は、式
【0023】
【化5】
【0024】式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R
7、R8およびnは前述の意味を有する、の脂環族ジアミ
ンおよび、また、それらとケトン、アルデヒドおよび不
飽和もしくは飽和のカルボン酸またはカルボン酸部分中
に2〜6個の炭素原子を有しかつエステル部分中に1〜
4個の炭素原子を有するカルボン酸エステルとの生成
物、および必要に応じて塩基性金属化合物を含有するこ
とを特徴とする、有機ポリマーおよび有機柔軟剤に基づ
くプラスチゾルおよびオルガノゾルを提供する。
【0025】本発明によるプラスチゾルおよびオルガノ
ゾルは、普通の方法において、有機ポリマーを有機柔軟
剤および本発明によるジアミンと混合することによって
製造される。ペーストの混合は当業者に知られている方
法で実施される。安定化添加剤は適当な方法で柔軟剤の
中に溶解または分散される。個々の場合において、それ
以上加工する前に、混合のために準備されたペーストを
5〜15℃において10〜48時間の間貯蔵することが
有利であることがある。
【0026】本発明による前述のジアミンの外に、他の
添加剤、例えば、不活性充填剤、例えば、チョーク、重
質スパー、カオリン、高度に分散したシリカ粉末、ケイ
酸アルミニウム、タルク、ガラス粉末、砂、酸化アルミ
ニウムおよび水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、
金属石鹸、二酸化チタン、カーボンブラック、染料、顔
料およびすべての種類の表面処理した(例えば、シラン
化)充填剤および顔料、ならびに腐食抑制剤、粘度調節
剤、熱、光および酸化に対する安定剤、発泡剤および結
合剤を本発明によるプラスチゾルおよびオルガノゾルに
添加することができる。これに関して、ドイツ国特許
(DE)第24 54 235号を参照のこと。適当な
結合剤は当業者に知られているものであり、それらの例
は次の通りである:1および2成分のイソシアネートの
結合剤(Desomodur、Desomophenお
よびDesomocap、バイエル社から)、好ましく
はブロックされた系、エポキシの結合剤系(チバか
ら)、およびポリアミノアミド(例えば、ウィトコから
のEuretek型またはアクゾからのNourybo
nd型)、レゾルシノール含有系および遊離基重合性モ
ノマー、例えば、トリエチレングリコールジメチルアク
リレート。
【0027】結合剤をペーストの中に適当に分散させる
か、あるいはラテックスの加工の間−噴霧乾燥の間にポ
リマー粒子に既に適用することができる。接着および十
分な貯蔵安定性の組合わせを重大視する場合、結合剤成
分と式(I)の安定化添加剤との間の望ましくない反応
を防止するために十分に低い反応性を前記安定化添加剤
に対して有するすべての既知の結合剤を使用することが
できる。ポリアミノアミドおよびブロックドイソシアネ
ートはこの目的のためにとくに適当な結合剤である。ジ
アミンと、例えば、イソシアネートとの架橋反応のため
に、より高い安定性を別として、機械的性質として追加
の陽性の効果を得ることができる。
【0028】前述の添加剤は、本発明によるプラスチゾ
ルおよびオルガノゾルに、使用するポリマーに関して
0.5〜250重量%、好ましくは15〜150重量%
の量で添加することができる。最適な量は適当な予備的
試験により容易に確立することができる。
【0029】本発明によるプラスチゾルは、シーラント
として、金属、被覆シートのための耐蝕性被膜として、
繊維材料から作られた物質のための含浸および被覆のた
めに、ケーブルの絶縁のために、接着剤および複合体の
製造のためにとくに適当である。
【0030】
【実施例】実施例1Aおよび実施例1B: 59部のスチレン、25
部のアクリロニトリル、10部のブチルアクリレートお
よび6部のアクリル酸から成る噴霧乾燥したエマルジョ
ンポリマーを使用して、ウニモル(Unimoll)B
B(ベンジルブチルフタレート、バイエル社)とのペー
ストを調製する: 1A: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 1B: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 5gの4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシク
ロヘキシルメタン 両者のペーストは調製直後において薄く粘性である。2
3℃において貯蔵後、試料1Aは48時間後に高度に粘
性またはゴム状であるが、試料1Bは少なくとも90日
間ペースト状に止まる。両者の試料は130〜160℃
の温度においてゲル化して、柔らかい、弾性のゴム状ゲ
ルを形成することができるが、添加剤を供給した試料は
(160℃におけるゲル化)は顕著に改良された機械的
性質を示す。
【0031】 1A 1B 強度 0 85 3.71(MPa)(DIN 53 455に従い決定) 伸び率 660 286(%) (DIN 53 455に従い決定)実施例2Aおよび実施例2B: 64部のスチレン、10
部のアクリロニトリル、20部のブチルアクリレートお
よび6部のアクリル酸から成る噴霧乾燥したエマルジョ
ンポリマーを使用してペーストを調製する: 2A: 40gのポリマー 60gのジ−2−エチルヘキシルフタレート 2B: 40gのポリマー 60gのジ−2−エチルヘキシルフタレート 5gの4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシク
ロヘキシルメタン 両者の試料は低い粘度のペーストの形態で得られる。ペ
ーストをまず第1に8℃において24時間の間貯蔵す
る。次いで45℃において貯蔵する。試料2Aは2分後
に既にゲル化しているが、試料2Bは完全にゲル化しな
いで4時間の間貯蔵することができる。両者の試料は1
30〜160℃の温度においてゲル化して、柔らかい、
弾性のゴム状ゲルを形成することができる。
【0032】実施例3Aおよび実施例3B:E−PVC
のブランド(Vestolit E 7012、Hue
ls AG、ドイツ国)をベンジルブチルフタレート
(Unimoll BB)と溶解装置中で混合して、低
い粘度のペーストを形成した: 3A: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 3B: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 2gの4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシク
ロヘキシルメタン 安定性の試験を粘度計中で400回転/分の一定回転速
度で実施し、そして測定を55℃の温度で実施する。ペ
ースト3Aは41分後に明確な粘度増加を示すが、試料
3Bは5時間の間未変化に止まる。
【0033】実施例4Aおよび実施例4B:レーム(R
oehm)社トイツ国からブランドPMMAのペースト
(Plex4944 F)をUnimoll BB、バ
イエル社と溶解装置中でペーストにした: 4A: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 4B: 40gのポリマー 60gのベンジルブチルフタレート(Unimoll
BB) 2gの4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシク
ロヘキシルメタン 両者のペーストは調製直後にこね粉のようである。55
℃において貯蔵後、試料4Aは75分後にゲル化した
が、試料4Bはペースト状〜成形可能に少なくとも3時
間の間止まる。両者の試料は140〜160℃の温度に
おいてゲル化して、柔らかい、弾性のゴム状ゲルを形成
することができる。
【0034】実施例5Aおよび実施例5B:59部のス
チレン、25部のアクリロニトリル、10部のブチルア
クリレートおよび6部のアクリル酸から成る噴霧乾燥し
たエマルジョンポリマーを使用して、柔軟剤としてメサ
モル(Mesamoll)(アルキルスルホン酸エステ
ル、バイエル社)とのペーストを調製する: 5A: 40gのポリマー 60gのアルキルスルホン酸エステル(Mesamol
l、バイエル社) 5B: 40gのポリマー 60gのアルキルスルホン酸エステル(Mesamol
l、バイエル社) 5gの4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシク
ロヘキシルメタン 両者のペーストは調製直後において薄く粘性である。5
5℃において貯蔵後、試料5Aは150分後高度に粘性
またはゴム状であるが、試料5Bは65℃において少な
くとも1100分後にペースト状〜成形可能に止まる。
両者の試料は130〜160℃の温度においてゲル化し
て、柔らかい、弾性のゴム状ゲルを形成することができ
る。
【0035】実施例6A〜実施例6L 2000mlの25%のACN、6%のアクリル酸、1
0%のブチルアクリレートおよび59%のスチレンから
成るエマルジョンポリマーのラテックスを噴霧乾燥によ
り仕上げた。800gのこの乾燥粉末を1000mlの
バイエル社からのUnimoll BB(ベンジルブチ
ルフタレート)と一緒に実験室の溶解装置中で2000
回転/分で混合してペーストにした。この混合のために
準備されたペーストの100gの試料を、表1に示す添
加剤の各々とブレンドした。次いで最初に液状のペース
トがこね粉状またはゴム状となった時間を、表1に示す
温度において決定した。
【0036】
【表1】
【0037】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0038】1.式
【0039】
【化6】
【0040】式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6
は同一であるか、あるいは異なり、そして水素またはC
1−C6アルキルを表し、R7およびR8は同一であるか、
あるいは異なり、そして水素、C1−C6アルキルまたは
NR12またはOR1またはSR1を表し、R1およびR2
について前述の意味を有し、そしてnは1〜6の数を表
す、の脂環族ジアミンおよび、また、それらとケトン、
アルデヒドおよび不飽和もしくは飽和のカルボン酸また
はカルボン酸部分中に2〜6個の炭素原子を有しかつエ
ステル部分中に1〜4個の炭素原子を有するカルボン酸
エステルとの生成物、必要に応じてそれらと塩基として
反応する金属化合物との組合わせの、有機のポリマーお
よび柔軟剤に基づくプラスチゾルおよびオルガノゾルの
製造のための使用。
【0041】2.使用するポリマーの量に関して0.1
〜20重量%の量の上記第1項記載の脂環族ジアミンの
使用。
【0042】3.式
【0043】
【化7】
【0044】式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R
7、R8およびnは上記第1項記載の意味を有する、の脂
環族ジアミンおよび、また、それらとケトン、アルデヒ
ドおよび不飽和もしくは飽和のカルボン酸またはカルボ
ン酸部分中に2〜6個の炭素原子を有しかつエステル部
分中に1〜4個の炭素原子を有するカルボン酸エステル
との生成物、必要に応じてそれらと塩基として反応する
金属化合物との組合わせを、使用するポリマーの量に関
して0.1〜20重量%の量で、含有することを特徴と
する、有機ポリマーおよび有機柔軟剤に基づくプラスチ
ゾルおよびオルガノゾル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エベルハルト・ユルゲンス ドイツ50735ケルン・ニーラーシユトラー セ328 (72)発明者 ユルゲン・ブロイニヒ ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・アムフオレント48

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、 R1、R2、R3、R4、R5およびR6は同一であるか、あ
    るいは異なり、そして水素またはC1−C6アルキルを表
    し、 R7およびR8は同一であるか、あるいは異なり、そして
    水素、C1−C6アルキルまたはNR12またはOR1
    たはSR1を表し、R1およびR2について前述の意味を
    有し、そしてnは1〜6の数を表す、の脂環族ジアミン
    および、また、それらとケトン、アルデヒドおよび不飽
    和もしくは飽和のカルボン酸またはカルボン酸部分中に
    2〜6個の炭素原子を有しかつエステル部分中に1〜4
    個の炭素原子を有するカルボン酸エステルとの生成物、
    必要に応じてそれらと塩基として反応する金属化合物と
    の組合わせの、有機のポリマーおよび柔軟剤に基づくプ
    ラスチゾルおよびオルガノゾルの製造のための使用。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 式中、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8およびnは請
    求項1の意味を有する、の脂環族ジアミンおよび、ま
    た、それらとケトン、アルデヒドおよび不飽和もしくは
    飽和のカルボン酸またはカルボン酸部分中に2〜6個の
    炭素原子を有しかつエステル部分中に1〜4個の炭素原
    子を有するカルボン酸エステルとの生成物、必要に応じ
    てそれらと塩基として反応する金属化合物との組合わせ
    を、使用するポリマーの量に関して0.1〜20重量%
    の量で、含有することを特徴とする、有機ポリマーおよ
    び有機柔軟剤に基づくプラスチゾルおよびオルガノゾ
    ル。
JP7983495A 1994-03-15 1995-03-10 貯蔵安定性のプラスチゾルおよびオルガノゾルの製造のための脂環族ジアミンの使用 Pending JPH08319355A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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