JPH08318764A - 車両のスロットルバルブ制御装置 - Google Patents

車両のスロットルバルブ制御装置

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JPH08318764A
JPH08318764A JP7128074A JP12807495A JPH08318764A JP H08318764 A JPH08318764 A JP H08318764A JP 7128074 A JP7128074 A JP 7128074A JP 12807495 A JP12807495 A JP 12807495A JP H08318764 A JPH08318764 A JP H08318764A
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throttle valve
throttle
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θth
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Yoshitaka Hibino
義貴 日比野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットル開度をアイドル開度に対して補正
することにより吸気通路の負圧を制御し、負圧ブースタ
に充分な負圧を蓄圧して制動力を確保する。 【構成】 アクセル全閉時(ステップS1)に、スロッ
トルバルブのアイドル開度を制御する駆動命令値n を算
出する(ステップS4)。車速が所定値以上であり(ス
テップS5)、エンジン回転数が所定値以上であり(ス
テップS6)、且つブレーキペダルが踏まれると(ステ
ップS10)、エンジン回転数に応じて検索した補正係
数KDECに基づいて前記駆動命令値n が補正される
(ステップS11,S14)。これにより、スロットル
開度が通常のアイドル開度よりも閉弁側に補正され、吸
気通路の負圧が増加して負圧ブースタに充分な負圧が蓄
圧される。前記駆動命令値n は、冷却水温や大気圧によ
っても補正される(ステップS12,S13,S1
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気通路に
設けたスロットルバルブと、スロットルバルブの下流側
の吸気通路に接続された負圧ブースタと、アクセル開度
を検出するアクセル開度検出手段と、検出したアクセル
開度に基づいてスロットル開度を制御するスロットルバ
ルブ制御手段とを備え、スロットルバルブ制御手段はア
クセル開度の全閉時にスロットル開度をアイドル開度に
制御する車両のスロットルバルブ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキペダルの踏力を倍力する負圧ブ
ースタは、スロットルバルブ下流の吸気通路に発生する
吸気負圧と大気圧との差圧により作動するようになって
おり、その吸気負圧はエンジン回転数が増加するほど、
またスロットル開度が減少するほど増加する。
【0003】また、エンジンの暖機運転中には、エンジ
ン回転数をある程度高めて暖機を促進すべく、スロット
ル開度を通常のアイドル開度よりも開弁側に制御する所
謂ファーストアイドル制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フットブレ
ーキを使用して制動を行う場合、車速(即ち、エンジン
回転数)が充分に高ければ吸気負圧も増加し、負圧ブー
スタに充分な負圧を蓄圧して制動力を確保することがで
きるが、車速(即ち、エンジン回転数)が低めになると
吸気負圧も減少し、負圧ブースタに充分な負圧を蓄圧す
ることが難しくなる。特に、エンジンの暖機運転中には
スロットルバルブのアイドル開度が暖機運転終了後の通
常時よりも開弁側に設定されるため、更に吸気負圧が減
少して制動フィーリングに違和感が発生する問題があ
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、スロットル開度をアイドル開度に対して補正するこ
とにより吸気通路の負圧を制御し、車両の運転条件に関
わらず負圧ブースタに充分な負圧を蓄圧して制動力の確
保を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、エンジンの吸気通路
に設けたスロットルバルブと、スロットルバルブの下流
側の吸気通路に接続された負圧ブースタと、アクセル開
度を検出するアクセル開度検出手段と、検出したアクセ
ル開度に基づいてスロットル開度を制御するスロットル
バルブ制御手段とを備え、スロットルバルブ制御手段は
アクセル開度の全閉時にスロットル開度をアイドル開度
に制御する車両のスロットルバルブ制御装置において、
車速を検出する車速検出手段を備えてなり、スロットル
バルブ制御手段は検出したアクセル開度が全閉であり且
つ検出した車速が所定値以上であるときに、前記スロッ
トル開度を前記アイドル開度より閉じ側に補正すること
を特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、検出したエンジン回転数が第1の所
定値以上であり且つ第2の所定値以下であるときに、ス
ロットルバルブ制御手段は前記スロットル開度をアイド
ル開度より閉じ側に補正することを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、検出した車速の増加に応じてスロッ
トル開度をアイドル開度より開き側に設定することを特
徴とする。
【0009】また請求項4に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、エンジンの暖機状態を検出する暖機
状態検出手段を備えてなり、スロットルバルブ制御手段
はエンジンが暖機過程にあるときにスロットル開度をア
イドル開度より閉じ側に補正することを特徴とする。
【0010】また請求項5に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、大気圧を検出する大気圧検出手段を
備えてなり、スロットルバルブ制御手段は大気圧の低下
に伴ってスロットル開度をアイドル開度より閉じ側に補
正することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、アクセル開度が全閉
であり且つ車両が走行中であるとき、スロットル開度が
アイドル開度よりも閉じ側に補正される。これにより、
スロットルバルブの下流の吸気通路の負圧が増加するた
め、負圧ブースタの蓄圧量が増加してフットブレーキの
制動力が充分に確保される。
【0012】請求項2の構成によれば、エンジン回転
数、即ち車速が低いためにフットブレーキに大きな制動
力が要求されない場合と、エンジン回転数が高いために
ブローバイガス量やオイル消費量が増加する虞のある場
合とには、スロットル開度の閉じ側への補正は行われな
い。
【0013】請求項3の構成によれば、車速が大きく充
分な吸気負圧が得られるときにスロットル開度が予め開
き側に設定されるので、スロットル開度をアイドル開度
より閉じ側に補正しても吸気負圧が過剰に増加すること
がない。
【0014】請求項4の構成によれば、エンジンが暖機
運転中であって暖機促進のためにアイドル開度が予め開
き側に設定されていても、スロットル開度がアイドル開
度より閉じ側に補正されるので、吸気負圧を増加させて
フットブレーキの制動力を確保することができる。
【0015】請求項5の構成によれば、大気圧の低い高
地を走行中にスロットル開度がアイドル開度より閉じ側
に補正されるので、吸気負圧を増加させてフットブレー
キの制動力を確保することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0017】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はスロットルバルブ制御装置を備えた車両の概
略構成図、図2は本発明のフローチャート、図3は目標
スロットル開度を検索するマップ、図4は目標エンジン
回転数を検索するマップ、図5はスロットル開度下限値
を検索するマップ、図6はKDECを検索するマップ、
図7はKTWを検索するマップ、図8はKPAを検索す
るマップである。
【0018】図1に示すように、この車両は前輪駆動車
であって、エンジンEの駆動力がトランスミッション1
を介して伝達される左右一対の駆動輪WFL,WFRと、車
両の走行に伴って回転する左右一対の従動輪WRL,WRR
とを備えており、各従動輪W RL,WRRには従動輪速度
(即ち、車速V)を検出する車速検出手段S1 ,S1
設けられる。
【0019】エンジンEの吸気通路2にはアクチュエー
タにより開閉駆動されるスロットルバルブ3が設けられ
ており、スロットルバルブ3の開度θTHがスロットル
開度検出手段S2 により検出される。エンジンEにはエ
ンジン回転数NEを検出するエンジン回転数検出手段S
3 と、冷却水温TWを検出する冷却水温検出手段S4
が設けられる。ブレーキペダル4の踏力を倍力する負圧
ブースタ5はスロットルバルブ3よりも下流の吸気通路
2に接続されており、前記ブレーキペダル4にはその操
作を検出するブレーキ操作検出手段S5 が設けられる。
またアクセルペダル6にはアクセル開度θAPを検出す
るアクセル開度検出手段S6 が設けられるとともに、車
体の適所には大気圧PAを検出する大気圧検出手段S7
が設けられる。
【0020】前記車速検出手段S1 ,S1 、スロットル
開度検出手段S2 、エンジン回転数検出手段S3 、冷却
水温検出手段S4 、ブレーキ操作検出手段S5 、アクセ
ル開度検出手段S6 及び大気圧検出手段S7 からの信号
はマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニットUに
入力されて演算処理され、その結果に基づいて電子制御
ユニットUはスロットルバルブ3の開度を制御する。電
子制御ユニットUは本発明のスロットルバルブ制御手段
を構成し、冷却水温検出手段S4 は本発明の暖機状態検
出手段を構成する。
【0021】以下、図2のフローチャート及び図3〜図
8のマップを参照しながら本実施例の作用を説明する。
【0022】先ず、ステップS1において、アクセル開
度検出手段S6 から読み込んだアクセル開度θAPが全
閉開度であるか否かを判断し、アクセル開度θAPが全
閉開度でない場合には、ステップS2に移行してアクセ
ル開度検出手段S6 から読み込んだアクセル開度θAP
をスロットルバルブ3の駆動命令値n とし、ステップS
3で前記駆動命令値n に基づいてスロットルバルブ3を
開閉制御する。
【0023】一方、前記ステップS1でアクセル開度θ
APが全閉開度であれば、ステップS4に移行してスロ
ットル開度θTHをアイドル開度θTHIとするための
駆動命令値n を算出する。
【0024】即ち、冷却水温検出手段S4 で検出した冷
却水温TWに基づいて、図3のマップから目標スロット
ル開度θTHを検索するとともに、図4のマップから目
標エンジン回転数NEを検索する。次に、目標エンジン
回転数NEとエンジン回転数検出手段S3 で検出した実
エンジン回転数NEとの偏差ΔNEを、 ΔNE←目標エンジン回転数NE−実エンジン回転数NE …(1) により算出するとともに、前回実エンジン回転数NEと
今回実エンジン回転数NEとの偏差ΔNEDを、 ΔNED←前回実エンジン回転数NE−今回実エンジン回転数NE …(2) により算出し、予め設定された制御係数KNEP,KN
EI,KNEDと前記偏差ΔNE,ΔNEDとに基づい
て、スロットルバルブ3の開度をPIDフィードバック
制御するためのP項、I項及びD項を、 P項←ΔNE×KNEP …(3) I項←ΔNE×KNEI …(4) D項←ΔNED×KNED …(5) により算出する。
【0025】次に、フィードバック制御量のI項成分N
FBIn を、フィードバック制御量のI項成分の前回値
NFBIn-1 及びI項に基づいて、 NFBIn ←NFBIn-1 ±I項 …(6) により算出し、フィードバック制御量NFBを、フィー
ドバック制御量のI項成分NFBIn 、P項及びD項に
基づいて、 NFB←NFBIn ±P項±D項 …(7) により算出する。そして最後に、スロットル開度θTH
の駆動命令値n を、目標スロットル開度θTH及びフィ
ードバック制御量NFBに基づいて、 駆動命令値n ←目標スロットル開度θTH±NFB …(8) により算出する。
【0026】続くステップS5で、車速検出手段S1
1 で検出した車速Vが低車速(例えば、3km/h乃
至5km/h未満)であるか、或いはステップS6で、
エンジン回転数検出手段S3 で検出したエンジン回転数
NEが低回転数(例えば、1000RPM乃至1200
RPM未満)であるとき、即ち車両が停止しているか極
めて低速で走行しているときには大きな制動力を必要と
しないと判断し、ステップS3に移行して前記ステップ
S4で算出した駆動命令値n をそのまま用いてスロット
ルバルブ3をアイドル開度θTHIに制御する。このと
き、エンジンEが暖機運転中(即ち、低冷却水温時)で
あれば、前記アイドル開度θTHIが高めに設定されて
暖機が促進される(図3参照)。
【0027】前記ステップS5,S6で車速Vが低車速
でなく、且つエンジン回転数NEが低回転数でもないと
き、即ち車両がエンジンブレーキを作用させての減速状
態にあるときには、スロットル開度θTHをアイドル開
度θTHIに対して補正すべくステップS7に移行す
る。
【0028】ステップS7では、エンジン回転数NEに
基づいて図5のマップからスロットル開度θTHの下限
値を検索し、ステップS8,S9において、前記ステッ
プS7で検索したスロットル開度θTHの下限値及び前
記ステップS4で算出した駆動命令値n のいずれかをハ
イセレクトする。このように、吸気負圧が大きくなり易
いエンジンEの高回転時に駆動命令値n を高めに設定す
ることにより、吸気負圧が過剰に上昇することが防止さ
れる。
【0029】ステップS10でブレーキペダル4が踏ま
れて制動が行われたことがブレーキ操作検出手段S5
より検出されると、ステップS11でエンジン回転数N
Eに基づいて図6のマップから第1補正係数KDECを
検索する。更にステップS12で冷却水温TWに基づい
て図7のマップから第2補正係数KTWを検索するとと
もに、ステップS13で大気圧検出手段S7 で検出した
大気圧PAに基づいて図8のマップから第3補正係数K
PAを検索する。
【0030】続くステップS14で、前記第1〜第3補
正係数KDEC,KTW,KPA及び駆動命令値n に基
づいて、補正後の駆動命令値n を、 駆動命令値n ←駆動命令値n ×KDEC×KTW×KPA …(9) により算出し、続くステップS3で前記補正後の駆動命
令値n に基づいてスロットルバルブ3を開閉制御する。
【0031】図6から明らかなように、エンジン回転数
NEがアイドル回転数である第1の所定値NE1以下の
ときには、当然に車速Vも小さいために大きな制動力を
必要としないため、第1補正係数KDECが1.0に保
持されてスロットルバルブ3の閉弁補正は行われない。
またエンジン回転数NEがブローバイガスの量が増加す
る虞のある第2の所定値NE2以上のときには、第1補
正係数KDECが1.0に保持されてスロットルバルブ
3の閉弁補正は行われない。即ち、エンジン回転数NE
が高い時にスロットルバルブ3を閉弁制御すると吸気負
圧が過剰に増加し、クランクケースから吸気通路2に吸
引されるブローバイガス量やオイル消費量が増加する問
題があるが、エンジン回転数NEが第2の所定値NE2
以上のときに第1補正係数KDECを1.0に保持する
ことにより、上記不具合が解消される。
【0032】而して、エンジン回転数NEが第1の所定
値NE1と第2の所定値NE2との間にあるとき、第1
補正係数KDECを1.0以下に設定することによりス
ロットル開度θTHがアイドル開度θTHIより閉弁方
向に補正される。これにより、スロットルバルブ3の下
流側の吸気通路2の負圧が増加し、負圧ブースタ5に充
分な負圧を蓄圧してフットブレーキの制動力を確保する
ことができる。
【0033】また、冷却水温TWが低い暖機運転中に
は、暖機を促進すべく図3の特性に基づいて目標スロッ
トル開度θTHが高めに設定されるため、吸気負圧が減
少して負圧ブースタ5に充分な負圧を蓄圧できなくなる
虞がある。しかしながら、冷却水温TWが低い暖機運転
中に、図7の特性に基づいて第2補正係数KTWを1.
0以下に設定することにより、スロットル開度θTHを
アイドル開度θTHIより閉弁方向に補正して負圧ブー
スタ5に充分な負圧を蓄圧し、フットブレーキの制動力
を確保することができる。
【0034】更に、大気圧PAが低い高地においては、
吸気負圧と大気圧PAとの差圧が減少して負圧ブースタ
5に充分な負圧を蓄圧できなくなり、フットブレーキの
制動力が低下する虞がある。しかしながら、大気圧PA
が低いときに、図8の特性に基づいて第3補正係数KP
Aを1.0以下に設定することにより、スロットル開度
θTHをアイドル開度θTHIより閉弁方向に補正して
負圧ブースタ5に充分な負圧を蓄圧し、フットブレーキ
の制動力を確保することができる。
【0035】上述のしたように、アクセル開度θAPを
全閉にしての減速時にスロットル開度θTHがアイドル
開度θTHIより閉弁方向に補正されるので、吸気負圧
を増加させて負圧ブースタ5に充分な負圧を蓄圧し、フ
ットブレーキの制動力を確保することができる。しか
も、暖機運転中や高地走行中にはスロットル開度θTH
がアイドル開度θTHIより更に閉弁方向に補正される
ので、暖機運転中や高地走行中にも違和感の無い制動力
を得ることができる。
【0036】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0037】例えば、フローチャートのステップS10
は省略可能であり、ブレーキペダル4の操作の有無に関
わらずスロットル開度θTHのアイドル開度θTHIに
対する補正を行うことができる。また、エンジンEの暖
機状態を油温に基づいて検出することも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、車速を検出する車速検出手段を備えてな
り、スロットルバルブ制御手段は検出したアクセル開度
が全閉であり且つ検出した車速が所定値以上であるとき
にスロットル開度をアイドル開度より閉じ側に補正する
ので、スロットルバルブの下流の吸気通路の負圧を増加
させて負圧ブースタの蓄圧量を増加させ、フットブレー
キの制動力を充分に確保することができる。
【0039】また請求項2に記載された発明によれば、
検出したエンジン回転数が第1の所定値以上であり且つ
第2の所定値以下であるときに、スロットルバルブ制御
手段はスロットル開度をアイドル開度より閉じ側に補正
するので、エンジン回転数、即ち車速が低いためにフッ
トブレーキの制動力が要求されない場合と、エンジン回
転数が高いためにブローバイガス量やオイル消費量が増
加する虞のある場合とには、スロットル開度の閉じ側へ
の補正は行われない。
【0040】また請求項3に記載された発明によれば、
検出した車速の増加に応じてスロットル開度をアイドル
開度より開き側に設定するので、車速が大きく充分な吸
気負圧が得られるときにスロットル開度をアイドル開度
より閉じ側に補正しても、吸気負圧が過剰に増加するこ
とがない。
【0041】また請求項4に記載された発明によれば、
エンジンの暖機状態を検出する暖機状態検出手段を備え
てなり、スロットルバルブ制御手段はエンジンが暖機過
程にあるときにスロットル開度をアイドル開度より閉じ
側に補正するので、暖機促進のために予めアイドル開度
が開き側に設定されていても、スロットル開度を閉じ側
に補正して吸気負圧を増加させ、フットブレーキの制動
力を確保することができる また請求項5に記載された発明によれば、大気圧を検出
する大気圧検出手段を備えてなり、スロットルバルブ制
御手段は大気圧の低下に伴ってスロットル開度をアイド
ル開度より閉じ側に補正するので、大気圧の低い高地を
走行する際に吸気負圧を増加させてフットブレーキの制
動力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットルバルブ制御装置を備えた車両の概略
構成図
【図2】本発明のフローチャート
【図3】目標スロットル開度を検索するマップ
【図4】目標エンジン回転数を検索するマップ
【図5】スロットル開度下限値を検索するマップ
【図6】KDECを検索するマップ
【図7】KTWを検索するマップ
【図8】KPAを検索するマップ
【符号の説明】
E エンジン NE エンジン回転数 NE1 第1の所定値 NE2 第2の所定値 PA 大気圧 S1 車速検出手段 S4 冷却水温検出手段(暖機状態検出手段) S6 アクセル開度検出手段 S7 大気圧検出手段 U 電子制御ユニット(スロットルバルブ制御
手段) V 車速 θAP アクセル開度 θTH スロットル開度 θTHI アイドル開度 2 吸気通路 3 スロットルバルブ 5 負圧ブースタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)の吸気通路(2)に設け
    たスロットルバルブ(3)と、スロットルバルブ(3)
    の下流側の吸気通路(2)に接続された負圧ブースタ
    (5)と、アクセル開度(θAP)を検出するアクセル
    開度検出手段(S6 )と、検出したアクセル開度(θA
    P)に基づいてスロットル開度(θTH)を制御するス
    ロットルバルブ制御手段(U)とを備え、スロットルバ
    ルブ制御手段(U)はアクセル開度(θAP)の全閉時
    にスロットル開度(θTH)をアイドル開度(θTH
    I)に制御する車両のスロットルバルブ制御装置におい
    て、 車速(V)を検出する車速検出手段(S1 )を備えてな
    り、スロットルバルブ制御手段(U)は検出したアクセ
    ル開度(θAP)が全閉であり且つ検出した車速(V)
    が所定値以上であるときに、前記スロットル開度(θT
    H)を前記アイドル開度(θTHI)より閉じ側に補正
    することを特徴とする、車両のスロットルバルブ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 検出したエンジン回転数(NE)が第1
    の所定値以上(NE1)であり且つ第2の所定値(NE
    2)以下であるときに、スロットルバルブ制御手段
    (U)は前記スロットル開度(θTH)をアイドル開度
    (θTHI)より閉じ側に補正することを特徴とする、
    請求項1記載の車両のスロットルバルブ制御装置。
  3. 【請求項3】 検出した車速(V)の増加に応じてスロ
    ットル開度(θTH)をアイドル開度(θTHI)より
    開き側に設定することを特徴とする、請求項1記載の車
    両のスロットルバルブ制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジン(E)の暖機状態を検出する暖
    機状態検出手段(S 4 )を備えてなり、スロットルバル
    ブ制御手段(U)はエンジン(E)が暖機過程にあると
    きにスロットル開度(θTH)をアイドル開度(θTH
    I)より閉じ側に補正することを特徴とする、請求項1
    記載の車両のスロットルバルブ制御装置。
  5. 【請求項5】 大気圧(PA)を検出する大気圧検出手
    段(S7 )を備えてなり、スロットルバルブ制御手段
    (U)は大気圧(PA)の低下に伴ってスロットル開度
    (θTH)をアイドル開度(θTHI)より閉じ側に補
    正することを特徴とする、請求項1記載の車両のスロッ
    トルバルブ制御装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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