JPH07279724A - エンジンの吸入空気量制御装置 - Google Patents
エンジンの吸入空気量制御装置Info
- Publication number
- JPH07279724A JPH07279724A JP7040494A JP7040494A JPH07279724A JP H07279724 A JPH07279724 A JP H07279724A JP 7040494 A JP7040494 A JP 7040494A JP 7040494 A JP7040494 A JP 7040494A JP H07279724 A JPH07279724 A JP H07279724A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake air
- air amount
- engine
- specific volume
- control device
- Prior art date
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- Pending
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】制御誤差の少ない、運転性の良い、エンジンの
吸入空気量制御装置を提供すること。 【構成】定常状態判定手段１１と補正量記憶手段１２を
有し、定常状態であって、かつ、目標吸入空気量と実際
の吸入空気量に差がある場合は、その差に応じて補正量
の記憶値を更新する。補正量の記憶箇所は吸入空気量と
エンジン回転数に応じて複数個有する。 【効果】エンジンのあらゆる動作点で、スロットルがハ
ンチングすることなしに吸入空気量の制御誤差を小さく
できるため、意図どおりの駆動力での運転が可能とな
る。
吸入空気量制御装置を提供すること。 【構成】定常状態判定手段１１と補正量記憶手段１２を
有し、定常状態であって、かつ、目標吸入空気量と実際
の吸入空気量に差がある場合は、その差に応じて補正量
の記憶値を更新する。補正量の記憶箇所は吸入空気量と
エンジン回転数に応じて複数個有する。 【効果】エンジンのあらゆる動作点で、スロットルがハ
ンチングすることなしに吸入空気量の制御誤差を小さく
できるため、意図どおりの駆動力での運転が可能とな
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は希薄燃焼運転を行うエン
ジンに関し、特にその吸入空気量を制御する装置に関す
る。
ジンに関し、特にその吸入空気量を制御する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】希薄燃焼を行う場合には通常の理論空燃
比における燃焼より、エンジンの吸入空気量に対して燃
料を少なくするため、スロットル開度一定ではエンジン
出力が低下してしまう。この現象に対してはアクセルペ
ダルの操作量が一定のままでも吸入空気量を変化させる
ことができるアクチュエータを設け、エンジン出力の低
下を補うことが考えられている。
比における燃焼より、エンジンの吸入空気量に対して燃
料を少なくするため、スロットル開度一定ではエンジン
出力が低下してしまう。この現象に対してはアクセルペ
ダルの操作量が一定のままでも吸入空気量を変化させる
ことができるアクチュエータを設け、エンジン出力の低
下を補うことが考えられている。
【０００３】吸入空気量の変化にスロットルアクチュエ
ータを用いたものに特開昭61−85545 号公報がある。
ータを用いたものに特開昭61−85545 号公報がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、目
標吸入空気量から目標スロットル開度を算出した後、制
御誤差を少なくするために実際の吸入空気量をフィード
バックしている。しかしながらこの方法だと、吸入空気
量の脈動の影響を受けやすく、スロットルがハンチング
を起こし、乗り心地が悪化する。
標吸入空気量から目標スロットル開度を算出した後、制
御誤差を少なくするために実際の吸入空気量をフィード
バックしている。しかしながらこの方法だと、吸入空気
量の脈動の影響を受けやすく、スロットルがハンチング
を起こし、乗り心地が悪化する。
【０００５】本発明の目的は、制御誤差の少ない、運転
性の良い吸入空気量制御装置を提供することにある。
性の良い吸入空気量制御装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、定常状態判定手段と、吸入空気量の操作量の補正値
を吸入空気量とエンジン回転数に応じて記憶する手段を
設けた。
に、定常状態判定手段と、吸入空気量の操作量の補正値
を吸入空気量とエンジン回転数に応じて記憶する手段を
設けた。
【０００７】
【作用】上記手段は、定常状態での走行時に、目標吸入
空気量と実際の吸入空気量のずれを検出し、ずれの補正
量をエンジンの動作点ごとに記憶する。
空気量と実際の吸入空気量のずれを検出し、ずれの補正
量をエンジンの動作点ごとに記憶する。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【０００９】図１に本実施例の概要を示す。本実施例は
アクセル操作量とエンジン回転数と目標空燃比から目標
空気量を算出する手段１と、目標空気量とエンジン回転
数から吸入空気量制御バルブの操作量を算出する手段２
と、本発明の特徴である学習手段３からなる。それぞれ
の手段の詳細は後述する。
アクセル操作量とエンジン回転数と目標空燃比から目標
空気量を算出する手段１と、目標空気量とエンジン回転
数から吸入空気量制御バルブの操作量を算出する手段２
と、本発明の特徴である学習手段３からなる。それぞれ
の手段の詳細は後述する。
【００１０】図２に本実施例の信号の系統を示す。本実
施例の制御装置９はエンジンの制御装置の一部であっ
て、主に希薄燃焼エンジンで用いる。本制御装置９はＣ
ＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭを有するいわゆるマイクロコンピ
ュータであって、エンジン回転数検出手段８や吸入空気
量検出手段５やその他のエンジン状態検出手段１０の信
号を受け、吸入空気量制御バルブ７のアクチュエータ６
に指令を与えることにより、吸入空気量を変化させる。
施例の制御装置９はエンジンの制御装置の一部であっ
て、主に希薄燃焼エンジンで用いる。本制御装置９はＣ
ＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭを有するいわゆるマイクロコンピ
ュータであって、エンジン回転数検出手段８や吸入空気
量検出手段５やその他のエンジン状態検出手段１０の信
号を受け、吸入空気量制御バルブ７のアクチュエータ６
に指令を与えることにより、吸入空気量を変化させる。
【００１１】図３に本発明の最も主要な部分である、学
習手段３の構成を示す。学習手段３は定常状態判定手段
１１と補正量記憶手段１２からなる。定常状態判定手段
１１ではエンジン状態検出手段１０からの信号を基に、
エンジンの動作点が急激に変化していないことを見つけ
るものである。補正量記憶手段１２は目標空気量，目標
空気量と実際の吸入空気量の差，エンジン回転数、及び
上述の定常状態の判定結果から補正量を算出し、記憶す
る。
習手段３の構成を示す。学習手段３は定常状態判定手段
１１と補正量記憶手段１２からなる。定常状態判定手段
１１ではエンジン状態検出手段１０からの信号を基に、
エンジンの動作点が急激に変化していないことを見つけ
るものである。補正量記憶手段１２は目標空気量，目標
空気量と実際の吸入空気量の差，エンジン回転数、及び
上述の定常状態の判定結果から補正量を算出し、記憶す
る。
【００１２】図４に補正量記憶手段の制御方法のフロー
チャートを示す。まず定常状態判定手段の判定結果が定
常状態でなければ記憶を更新しない。定常状態であれば
目標空気量と実際の吸入空気量の差△の絶対値が、予め
定数として記憶しておいた値εより大きいか否かを判定
し小さければ記憶を更新しない。大きければ、エンジン
回転数と、目標吸入空気量あるいは実際の吸入空気量あ
るいは吸気管内圧力に応じた記憶箇所の記憶を、目標空
気量と実際の吸入空気量の差△に応じて更新し学習す
る。
チャートを示す。まず定常状態判定手段の判定結果が定
常状態でなければ記憶を更新しない。定常状態であれば
目標空気量と実際の吸入空気量の差△の絶対値が、予め
定数として記憶しておいた値εより大きいか否かを判定
し小さければ記憶を更新しない。大きければ、エンジン
回転数と、目標吸入空気量あるいは実際の吸入空気量あ
るいは吸気管内圧力に応じた記憶箇所の記憶を、目標空
気量と実際の吸入空気量の差△に応じて更新し学習す
る。
【００１３】図５に目標空気量算出手段１の構成を示
す。アクセル操作量とエンジン回転数に応じて、予めＲ
ＯＭに記憶しておいたマップを参照した値と、目標空燃
比との積から目標空気量は算出できる。
す。アクセル操作量とエンジン回転数に応じて、予めＲ
ＯＭに記憶しておいたマップを参照した値と、目標空燃
比との積から目標空気量は算出できる。
【００１４】図６に吸入空気量制御バルブ操作量算出手
段２の構成を示す。目標空気量とエンジン回転数に応じ
て予めＲＯＭに記憶しておいたマップを参照した値と、
目標吸入空気量とエンジン回転数に応じて図４の１５の
学習マップを参照した値である補正量の和によってバル
ブ操作量を求める。
段２の構成を示す。目標空気量とエンジン回転数に応じ
て予めＲＯＭに記憶しておいたマップを参照した値と、
目標吸入空気量とエンジン回転数に応じて図４の１５の
学習マップを参照した値である補正量の和によってバル
ブ操作量を求める。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、空燃比にかかわらず、
エンジンのあらゆる動作点で、スロットルがハンチング
することなしに吸入空気量の制御誤差を小さくできるた
め、意図どおりの駆動力での運転が可能となる。
エンジンのあらゆる動作点で、スロットルがハンチング
することなしに吸入空気量の制御誤差を小さくできるた
め、意図どおりの駆動力での運転が可能となる。
【図１】本発明実施例の概要図である。
【図２】本発明実施例の信号系統図である。
【図３】本発明実施例の主要部を示す学習手段の構成図
である。
である。
【図４】補正量記憶手段の制御方法を示す図である。
【図５】目標空気量算出手段の構成図である。
【図６】吸入空気量制御バルブ操作量算出手段の構成図
である。
である。
１…目標空気量算出手段、２…吸入空気量制御バルブ操
作量算出手段、３…学習手段、５…吸入空気量検出手
段、７…吸入空気量制御バルブ、１１…定常状態判定手
段、１２…補正量記憶手段。
作量算出手段、３…学習手段、５…吸入空気量検出手
段、７…吸入空気量制御バルブ、１１…定常状態判定手
段、１２…補正量記憶手段。
Claims (4)
- 【請求項１】アクセル操作量とエンジン回転数と空燃比
に応じてエンジンの目標吸入空気量を決定し、該目標吸
入空気量に応じて吸入空気量の制御バルブを操作する制
御装置において、定常走行時に実際の吸入空気量と目標
吸入空気量に応じて制御バルブの操作量の補正値を決定
する手段を設けたことを特徴とするエンジンの吸入空気
量制御装置。 - 【請求項２】アクセル操作量とエンジン回転数と空燃比
に応じてエンジンの目標吸入空気量を決定し、該目標吸
入空気量に応じて吸入空気量の制御バルブを操作する制
御装置において、制御バルブの操作量の補正値を記憶す
る手段を設けたことを特徴とするエンジンの吸入空気量
制御装置。 - 【請求項３】アクセル操作量とエンジン回転数と空燃比
に応じてエンジンの目標吸入空気量を決定し、該目標吸
入空気量に応じて吸入空気量の制御バルブを操作する制
御装置において、制御バルブの操作量の補正値を吸入空
気量とエンジン回転数に応じて記憶する手段を設けたこ
とを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。 - 【請求項４】アクセル操作量とエンジン回転数と空燃比
に応じてエンジンの目標吸入空気量を決定し、該目標吸
入空気量に応じて吸入空気量の制御バルブを操作する制
御装置において、制御バルブの操作量の補正値を吸気管
内圧力とエンジン回転数に応じて記憶する手段を設けた
ことを特徴とするエンジンの吸入空気量制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040494A JPH07279724A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040494A JPH07279724A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279724A true JPH07279724A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13430499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7040494A Pending JPH07279724A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07279724A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077376A1 (fr) * | 1997-12-17 | 2000-12-21 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de mesure de debit d'air faisant partie integrante d'un corps a etranglement a commande electronique |
| US6681742B1 (en) | 1997-12-17 | 2004-01-27 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US6842691B2 (en) * | 2002-04-15 | 2005-01-11 | Ford Global Technologies, Llc | Cam synchronization algorithm for engine with variable cam timing |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7040494A patent/JPH07279724A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000077376A1 (fr) * | 1997-12-17 | 2000-12-21 | Hitachi, Ltd. | Dispositif de mesure de debit d'air faisant partie integrante d'un corps a etranglement a commande electronique |
| US6681742B1 (en) | 1997-12-17 | 2004-01-27 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US6997162B2 (en) | 1999-06-15 | 2006-02-14 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US7383815B2 (en) | 1999-06-15 | 2008-06-10 | Hitachi, Ltd. | Air flow measuring device formed integrally with electronically controlled throttle body |
| US6842691B2 (en) * | 2002-04-15 | 2005-01-11 | Ford Global Technologies, Llc | Cam synchronization algorithm for engine with variable cam timing |
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