JPH08318531A - 積層板用プリプレグの製造法及びプリプレグの乾燥装置 - Google Patents

積層板用プリプレグの製造法及びプリプレグの乾燥装置

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JPH08318531A
JPH08318531A JP12695395A JP12695395A JPH08318531A JP H08318531 A JPH08318531 A JP H08318531A JP 12695395 A JP12695395 A JP 12695395A JP 12695395 A JP12695395 A JP 12695395A JP H08318531 A JPH08318531 A JP H08318531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
prepreg
width direction
base material
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP12695395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kokuryo
賢一 国領
Kenji Miyahara
憲治 宮原
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート状基材の両側部の乾燥不足を解消して、
シート状基材両側部の熱硬化性樹脂の硬化を中央部と共
に所定のところまで進めたプリプレグを製造する。 【構成】エポキシ樹脂を含浸した長尺のガラス不織布を
乾燥炉に導き、エポキシ樹脂の硬化をBステージまで進
める。熱風の吹出し口1は、多数の穴を開けた穴あき板
であり、ダクト終端開口に着脱自在に差し込んだもので
ある。吹出し口1は、中央のAゾーン、その両外側のB
ゾーン、さらにその両外側のCゾーンからなっており、
外側ほど穴径が大きく、開口率も大きくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層板成形のためのプ
リプレグの製造法及びプリプレグの乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】積層板成形用のプリプレグを製造するに
際しては、熱硬化性樹脂を含浸した長尺のシート状基材
を加熱乾燥炉に導き、シート状基材に相対する空気の吹
出し口からシート状基材に熱風を吹き付けて、熱硬化性
樹脂の硬化をBステージまで進める。吹出し口の開口
は、多数の穴を格子状あるいはちどり状にあけた穴あき
板で構成されている。通常、前記多数の穴は、同じ大き
さの穴を同じ間隔で設けたものである。上記のようなプ
リプレグの製造においては、シート状基材の幅方向の熱
風の吹出し量が等しいため、シート状基材の両側部の乾
燥が不足し熱硬化性樹脂の硬化が所定のところまで進ま
ない。このようなプリプレグを重ねて加熱加圧成形し積
層板を製造すると、成形工程でプリプレグ周辺の樹脂の
流動が大きく、流動した樹脂が外に流れ出て、積層板周
囲にカスレの現象発生したり積層板周囲の板厚が中央よ
り薄くなるという問題がある。そこで、熱風吹出し口の
奥のダクト内に、整流板あるいは風量調節用遮蔽板を設
置して、シート状基材幅方向の両側部に当たる熱風の量
を、シート状基材幅方向の中央部に当たる熱風の量より
多くするよう調節しているが不十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、シート状基材の両側部の乾燥不足を解消し
て、シート状基材両側部の熱硬化性樹脂の硬化を中央部
と共に所定のところまで進めたプリプレグを製造するこ
とである。また、そのようなプリプレグを製造するため
の乾燥装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る積層板用プレプレグの製造法は、熱硬
化性樹脂を含浸した長尺のシート状基材を加熱乾燥炉に
導入して熱硬化性樹脂の硬化をBステージまで進めるプ
リプレグの製造において、乾燥炉内でシート状基材に吹
き付ける熱風の量を、シート状基材の幅方向中央部より
両側部で多くすることを特徴とする。また、本発明に係
るプリプレグの乾燥装置は、熱硬化性樹脂を含浸した長
尺のシート状基材を熱風の吹出し口に相対させて移送す
るものにおいて、前記吹出し口を多数の穴を開けた穴あ
き板で構成し、当該穴あき板の開口率をシート状基材の
幅方向両側部に相対する部分では大きく、シート状基材
の幅方向中央部に相対する部分では前記より小さくした
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、シート状基材に吹き付け
る熱風の量をシート状基材の幅方向にわたって直接制御
することができ、シート状基材の幅方向両側部の熱硬化
性樹脂の硬化を所定の所まで進めることができる。
【0006】
【実施例】
実施例 エポキシ樹脂を含浸した長尺のガラス不織布(幅125
0mm)を竪型の乾燥炉に導き、エポキシ樹脂の硬化をB
ステージまで進めてプリプレグを製造した。乾燥炉は下
から上へ5室に区切られており、1〜3室に、ガラス不
織布に相対して図1に示したような熱風の吹出し口1
(幅1500mm,高さ140mm)を配置した。吹出し口
1は、その幅方向がガラス不織布の幅方向と一致するよ
うに設置されている。そして、その幅がガラス不織布の
幅より大きく、ガラス不織布の幅方向両側へ左右同じ寸
法ではみ出している。また、吹出し口1は、多数の穴を
開けた穴あき板であり、ダクト終端開口に着脱自在に差
し込んだものである。汚れたときには、取りはずして清
掃することが容易である。吹出し口1は、中央のAゾー
ン、その両外側のBゾーン、さらにその両外側のCゾー
ンからなっている。各ゾーンの幅、穴径、開口率は、表
1に示すとおりである。尚、全体を平均した開口率は、
9.2%である。本実施例においては、乾燥炉の4〜5
室の吹出し口は、後述する従来例の吹出し口1’と同様
とした。
【0007】
【表1】
【0008】従来例 実施例において、乾燥炉の1〜5室の全てに図2に示し
たような熱風の吹出し口1’(幅1500mm,高さ14
0mm)を配置した。吹出し口1’は、5mm径の穴を全体
に均一に配置したものであり、開口率5.0%である。
【0009】上記実施例、従来例により製造したプリプ
レグのゲルタイムを幅方向にわたって測定した結果を図
3(実施例)、図4(従来例)に示す。実施例ではゲル
タイムの幅方向のばらつきが小さいことが明らかであ
る。すなわち、基材両側部のエポキシ樹脂の硬化を中央
部と共に所定のところまで進めたプリプレグを製造する
ことができ、熱風の吹き出し制御が良好に行なわれてい
ることを理解できる。尚、本実施例では、基材両側部に
おけるエポキシ樹脂の硬化が基材中央部と同等のところ
までは進んでいないが、所定の積層板成形条件に最も適
したプリプレグとして、このようなプリプレグを製造し
たものである。吹出し口1を構成する穴あき板の開口率
を、基材の幅方向両側部に相対する部分でさらに大きく
することにより、基材幅方向の硬化の進み具合が均一な
プリプレグを製造することも可能である。
【0010】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る方法によれ
ば、シート状基材の両側部の乾燥不足を解消して、シー
ト状基材両側部の熱硬化性樹脂の硬化を中央部と共に所
定のところまで進めたプリプレグを製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例における乾燥装置の熱風吹
出し口の説明図である。
【図2】本発明に係る実施例における乾燥装置の熱風吹
出し口の説明図である。
【図3】本発明に係る実施例により製造したプリプレグ
の幅方向のゲルタイムのばらつきを示す曲線図である。
【図4】従来例により製造したプリプレグの幅方向のゲ
ルタイムのばらつきを示す曲線図である。
【符号の説明】
1は吹出し口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱硬化性樹脂を含浸した長尺のシート状基
    材を加熱乾燥炉に導入して熱硬化性樹脂の硬化をBステ
    ージまで進めるプリプレグの製造において、 乾燥炉内でシート状基材の幅方向両側部に吹き付ける熱
    風の量を、シート状基材の幅方向中央部に吹き付ける熱
    風の量より多くすることを特徴とする積層板用プリプレ
    グの製造法。
  2. 【請求項2】熱硬化性樹脂を含浸した長尺のシート状基
    材を熱風の吹出し口に相対させて移送する乾燥装置にお
    いて、 前記吹出し口を多数の穴を開けた穴あき板で構成し、当
    該穴あき板の開口率をシート状基材の幅方向両側部に相
    対する部分では大きく、シート状基材の幅方向中央部に
    相対する部分では前記より小さくしたことを特徴とする
    乾燥装置。
JP12695395A 1995-05-26 1995-05-26 積層板用プリプレグの製造法及びプリプレグの乾燥装置 Pending JPH08318531A (ja)

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JP (1) JPH08318531A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246925A (ja) * 2007-07-02 2007-09-27 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂の片付き評価方法及び複合材料の製造方法
JP2007245734A (ja) * 2007-07-02 2007-09-27 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂の片付き評価方法及び複合材料の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007246925A (ja) * 2007-07-02 2007-09-27 Matsushita Electric Works Ltd 樹脂の片付き評価方法及び複合材料の製造方法
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JP4665947B2 (ja) * 2007-07-02 2011-04-06 パナソニック電工株式会社 樹脂の片付き評価方法及び複合材料の製造方法
JP4665946B2 (ja) * 2007-07-02 2011-04-06 パナソニック電工株式会社 樹脂の片付き評価方法及び複合材料の製造方法

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