JPH08318066A - クッション構造体 - Google Patents

クッション構造体

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JPH08318066A
JPH08318066A JP7262791A JP26279195A JPH08318066A JP H08318066 A JPH08318066 A JP H08318066A JP 7262791 A JP7262791 A JP 7262791A JP 26279195 A JP26279195 A JP 26279195A JP H08318066 A JPH08318066 A JP H08318066A
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web
fiber
polyester
elastic
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JP7262791A
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English (en)
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Yukikage Matsui
亨景 松井
Toshiya Hotta
敏哉 堀田
Makoto Yoshida
吉田  誠
Kazunori Orii
一憲 折居
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 通気性に優れ、応力方向に対して適度な硬さ
と良好な耐久性を有し、かつ応力分散性がよく快適な座
り心地のクッション構造体と車輌用座席を提供。 【解決手段】 非弾性ポリエステル系捲縮短繊維集合体
からなるマトリックス繊維中に、ポリエステルポリマー
の融点より40℃以上低い融点を有する熱可塑性エラス
トマーと、非弾性ポリエステルとからなり、前者が少な
くとも繊維表面に露出した弾性複合繊維が接着成分とし
て分散・混入されたウェブであって、その長さ方向に向
いている繊維の総数をA、横方向に向いている総数をB
としたとき、A>3B/2の条件を満足するウェブがそ
の長さ方向に沿って林立状態で順次折りたたまれ、その
際該ウェブ中には可撓性熱固着点が散在する詰物の使用
する際その林立方向が加重が加わる方向に向いており、
加重が加わる方向と直交する面に被覆された裏地とから
なる車輌用座席。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はクッション構造体
および車輌用座席に関する。さらに詳しくは、通気性に
優れ、応力方向に対して適度な硬さと良好な耐久性を有
し、かつ応力分散性がよく快適な座り心地を有するクッ
ション構造体および車輌用座席に関する。
【0002】
【従来の技術】クッション構造体は、家具、ベッド、車
輌用座席などに広く利用され、そのクッション性発現の
ため発泡ウレタンフォーム、非弾性ポリエステル系捲縮
短繊維詰綿、ポリエステル系捲縮短繊維を接着した樹脂
綿や固綿などの素材が使用されている。
【0003】しかしながら、発泡ウレタンフォームは、
その製造中に使用される薬品等の取り扱いが難しく、か
つフロンを排出するという問題がある。また、得られた
発泡ウレタンフォームの圧縮特性は圧縮初期が硬く、使
用後急に沈み込むという独特の特性を示すために、クッ
ション性に乏しいばかりか、底突き感が大きいという欠
点がある。しかも、ウレタンフォームは通気性に乏しい
ので蒸れやすく、クッション構造体として好まれないこ
とが多い。
【0004】さらに、ウレタンフォームは軟らかく、か
つ発泡しているために、圧縮に対する反発力に乏しいと
いう欠点がある。反発力を上げるためには、ウレタンフ
ォームの密度を高くすればよいわけであるが、この場合
は重量が増え、かつ通気性がさらに悪化するという致命
的欠陥が生じる。次に、非弾性ポリエステル系短繊維詰
綿においては、詰綿の構造が固定されていないため、使
用中に形が崩れ易く、構成短繊維が移動したり、該短繊
維の捲縮がへったりして嵩性や反溌力が大きく低下する
という欠点がある。
【0005】一方、非弾性ポリエステル系捲短繊維集合
体を樹脂(例えばアクリル酸エステルポリマー)や、マ
トリックス短繊維を構成するポリマーの融点よりも低い
融点を有するポリマーで構成されるバインダー繊維(特
開昭58−31150号公報)で固着した樹脂綿や固綿
などでは、固着力が弱く、ポリマー皮膜の伸度が小さ
く、かつ伸長に対する回復性が低いために固着点の耐久
性が低く、使用中に固着点に変形を受けると破壊された
り、変形に対して回復が悪く、その結果形態安全性や反
溌力が大巾に低下する。また、固着点は伸度が小さいポ
リマーで硬く、モービリティがないため、クッション性
に乏しいものしか得られない。クッション性を高めるた
めの一手段として、特開昭62−102712号公報に
は、ポリエステル系捲縮短繊維の交叉部を発泡ウレタン
のバインダーで固着したクッション構造体が提案されて
いる。
【0006】しかし、ここでは溶液型の架橋性ウレタン
を含浸しているので、加工斑が発生し易く、そのため処
理液の取扱いが煩雑である、ウレタンとポリエステル繊
維との接着性が低く、さらにバインダーが架橋されるた
め伸度が低くなり、かつ樹脂部が発泡しているため変形
が部分的に集中しやすいので、繊維交叉部の発泡ウレタ
ンが大変形したときに破壊されやすく、そのため耐久性
が低いなどといった問題がある。さらに、これら非弾性
ポリエステル系捲縮短繊維集合体を使用した樹脂綿や固
綿の問題を改善したクッション構造体が最近開発され、
下記の提案がなされている。
【0007】(1)特開平4−240219号公報に
は、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維集合体をマトリッ
クスとし、密度が0.005〜0.10g/cm3、厚さ
が5mm以上であるクッション構造体において、該短繊
維集合体中には、短繊維を構造するポリエステルポリマ
ーの融点より40℃以上低い融点を有する熱可塑性エラ
ストマーと、非弾性ポリエステルとからなり、前者が少
なくとも繊維表面に露出した弾性複合繊維が分散・混入
され、その際、該クッション構造体中には、(A)該弾
性複合繊維同士が交叉した状態でお互いに熱融着により
形成されたアメーバー状全方位的可撓性熱固着点、およ
び(B)該弾性複合繊維と該非弾性ポリエステル系短繊
維とが交叉した状態で熱融着により形成された準全方位
的可撓性熱固着点とが散在するクッション構造体が開示
されている。また前記(1)のクッション構造体と基本
的に類似した構造の下記(2)と(3)のクッション材
が知られている。
【0008】(2)特開平5−247819号公報に
は、母材繊維と熱接着繊維が混合分散され、熱形成によ
り熱接着繊維の接着成分が融解して繊維の接点を形成
し、一体構造化したクッション材であり、該クッション
材を構成する母材繊維は、立体捲縮を有するポリエステ
ルからなり、熱接着繊維は、シース・コア型の2成分系
繊維であり、シース成分は比較的低融点のポリエステル
エラストマーよりなり、コア成分は高い融点を示す非エ
ラストマーポリエステルよりなることを要旨とするクッ
ション材が記載されている。
【0009】(3)特開平5−261184号公報に
は、母材繊維と熱接着繊維が混合分散され、熱成形によ
り熱接着繊維の接着成分が溶解して繊維の接着点を形成
し、一体構造化したクッション材であり、熱融着により
形成された接着点が結晶化処理ポリエステルエラストマ
ーよりなることを特徴とするクッション材が提案され、
さらにこのクッション材はポリエステルエラストマーを
熱接着成分としたポリエステルからなる熱接着繊維
(A)とポリエステル立体捲縮糸(B)を母材として混
合開繊し、積層したウェブを圧縮し、ポリエステルエラ
ストマーの融点より高い温度で熱形成し、一旦冷却し、
次いで圧縮歪を加えた後、少なくとも10℃以上且つ融
点より低い温度で再熱処理する方法により得られること
が記載されている。
【0010】これら(1)〜(3)のクッション構造体
は、いずれも通気性、クッション性、圧縮反溌性、圧縮
耐久性および圧縮回復性が改善されたものである。しか
しながら、これらクッション構造体を車輌用座席などに
使用すると、用途によっては応力方向に硬さがさらに望
まれ、また応力の分散に対し一層改善が望まれることが
わかった。また耐久性がより向上することも要望されて
いることがわかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、前記(1)〜(3)の有する優れたクッション構造
体としての特性を保持しつつ、さらに応力方向の硬さに
より優れ、応力の分散性がさらに優れ、また耐久力の向
上したクッション構造体を提供することにある。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明者の研究によれ
ば、前記本発明の目的は、(A)非弾性ポリエステル系
捲縮短繊維集合体からなるマトリックス繊維中に、該短
繊維を構成するポリエステルポリマーの融点より40℃
以上低い融点を有する熱可塑性エラストマーと、非弾性
ポリエステルとからなり、前者が少なくとも繊維表面に
露出した弾性複合繊維が接着成分として分散・混入され
たウェブであって、その長さ方向に向いている繊維の総
数をA、横方向に向いている総数をBとしたとき、A>
3B/2の条件を満足するウェブが、その長さ方向に沿
って林立状態で順次折りたたまれ、その際該ウェブ中に
は、(a)該弾性複合繊維同士が交叉した状態で互いに
熱融着により形成された可撓性熱固着点、および(b)
該弾性複合繊維と該非弾性ポリエステル系短繊維とが交
叉した状態で熱融着により形成された可撓性熱固着点と
が散在するクッション性詰物および (B)該詰物の使用する際加重が加わる方向にそのクッ
ション性詰物の林立方向が向いており、加重が加わる方
向と直交する面に被覆された裏地とからなるクッション
構造体によって達成されることが見出された。
【0013】かかる本発明のクッション構造体は、前記
ウェブがそれを形成する繊維の相対的に長さ方向に林立
した状態で順次折り畳まれた詰物であって、その詰物は
使用する際加重が加わる方向にその林立方向が向いてお
り、加重が加わる方向にほぼ直交する面に裏地が被覆さ
れた構造を有している。簡単に説明すると本発明のクッ
ション構造体は座席として利用した場合、着座した方向
つまり加重方向に対してウェブ中の繊維の長さ方向が概
して向いている状態で構成されている。そのため、本発
明のクッション構造体は、通気性はもちろんのこと、応
力方向に対して適当な硬さを有し、応力を分散すること
が容易に可能であり、しかも耐久性に優れている。従っ
て、着座した場合、極めて快適な座り心地を長時間保持
することができる。
【0014】以下本発明のクッション構造体についてさ
らに詳細に説明する。先ず本発明のクッション構造体を
形成するウェブについて説明する。このウェブは、非弾
性ポリエステル系捲縮短繊維集合体からなるマトリック
ス繊維中に、該短繊維を構成するポリエステルポリマー
の融点より40℃以上低い融点を有する熱可塑性エラス
トマーと、非弾性ポリエステルとからなり、前者が少な
くとも繊維表面に露出した弾性複合繊維が接着成分とし
て分散・混合されたウェブであって、そのウェブ中に
は、(a)該弾性複合繊維同士が交叉した状態で互いに
熱融着により形成された可撓性熱固着点、および(b)
該弾性複合繊維と該非弾性ポリエステル系短繊維とが交
叉した状態で熱固着により形成された可撓性熱固着点と
が散在している。
【0015】本発明において使用される前記ウェブは、
非弾性ポリエステル系捲縮短繊維と、該非弾性ポリエス
テル系捲縮短繊維を構成するポリエステルポリマーの融
点より40℃以上低い融点を有する熱可塑性エラストマ
ーと非弾性ポリエステルとからなり、前者が繊維表面の
少なくとも1/2を占める弾性複合繊維とを混綿して、
少なくとも30cm3/gの嵩性を有するウェップを形
成することにより弾性複合繊維同士間、および該非弾性
ポリエステル系捲縮短繊維との間に立体的繊維交叉点を
形成せしめた後、該ポリエステルポリマーの融点より低
く、そして該エラストマーの融点より10〜80℃高い
温度で熱処理して、これら繊維交叉点のうちのすくなく
とも一部の繊維交叉点を熱融着させることにより製造す
ることができる。
【0016】かくして前記ウェブ中には、(a)該弾性
複合繊維同士が交叉した状態で互いに熱融着により形成
されたアメーバー状全方位的可撓性熱固着点、および
(b)該弾性複合繊維と該非弾性ポリエステル系短繊維
とが交叉した状態で熱融着により形成された準全方位的
可撓性熱固着点とが散在し、かつ、隣り合う可撓性熱固
着点の間[(a)−(a)間、(a)−(b)間、およ
び(b)−(b)間]に存在する弾性複合繊維群にあっ
て、一部の複合繊維には長手方向に沿って少なくとも1
ケの紡錘状の節部が存在することも特徴の1つである。
【0017】本発明のウェブにおいて、マトリックスを
構成する非弾性ポリエステル系捲縮短繊維は、通常のポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメ
チレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロ
ヘキサンテレフタレート、ポリピバロラクトンまたはこ
れらの共重合エステルからなる短繊維ないしそれら繊維
の混綿体、または上記のポリマー成分のうちの2種以上
からなる複合繊維等である。これら短繊維のうち好まし
いのはポリエステルテレフタレートまたはポリブチレン
テレフタレートの短繊維である。
【0018】また短繊維の断面形状は、円形、偏平、異
型または中空のいずれであってもよい。また、その短繊
維の太さは2〜500デニール、特に6〜300デニー
ルの範囲にあることが好ましい。この短繊維の太さが小
さいと、クッション構造体の密度が高くなって構造体自
身の弾力性が低下する場合が多い。また、短繊維の太さ
が大きすぎると、取扱い性、特にウェップの形成性が悪
化する。また構成本数も少なくなりすぎて、弾性複合繊
維との間に形成される交叉点の数が少なくなり、クッシ
ョン構造体の弾力性が発現しにくくなると同時に耐久性
も低下するおそれがある。更には風合も粗硬になりすぎ
る。
【0019】一方、本発明のウェブにおいて重要な役割
を果す熱固着点を形成するために用いられる弾性複合繊
維は、熱可塑性エラストマーと非弾性ポリエステルとで
形成される。その際、前者が繊維表面の少なくとも1/
2を占めるものが好ましい。重量割合でいえば、前者と
後者が複合比率で30/70〜70/30の範囲にある
のが適当である。弾性複合繊維の形態としては、サイド
・バイ・サイド、シース・コア型のいずれであってもよ
いが、好ましいのは後者である。このシース・コア型に
おいては、勿論非弾性ポリエステルがコアとなるが、こ
のコアは同心円上あるいは偏心状にあってもよい。特に
偏心型のものにあっては、コイル状弾性捲縮が発現する
ので、より好ましい。
【0020】熱可塑性エラストマーとしては、ポリウレ
タン系エラストマーやポリエステル系エラストマーが好
ましい。特に後者が適当である。ポリウレタン系エラス
トマーとしては、分子量が500〜6000程度の低融
点ポリオール、例えばジヒドロキシポリエーテル、ジヒ
ドロキシポリエステル、ジヒドロキシポリカーボネー
ト、ジヒドロキシポリエステルアミド等と、分子量50
0以下の有機ジイソシアネート、例えばp,p−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、水素化ジフェニルメ
タンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート等と、分子量500以下の鎖
伸長剤、例えばグリコール、アミノアルコールあるいは
トリオールとの反応により得られるポリマーである。こ
れらのポリマーのうち、特に好ましいものはポリオール
としてポリテトラメチレングリコール、またはポリ−ε
−カプロラクトンあるいはポリブチレンアジペートを用
いたポリウレタンである。この場合、有機ジイソシアネ
ートとしてはp,p’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートが好適である。また、鎖伸長剤としては、p,p’
ビジスヒドロキシエトキシベンゼンおよぼ1,4−ブタ
ンジオールが好適である。
【0021】一方、ポリエステル系エラストマーとして
は、熱可塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポ
リ(アレキレンオキシド)グリコールをソフトセグメン
トとして共重合してなるポリエーテルエステルブロック
共重合体、より具体的にはテレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナ
フタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4’
−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3
−スルホイソフタル酸ナトリウム等の芳香族ジカルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジ
カルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジ酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン
酸またはこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれ
たジカルボン酸の少なくとも1種と、1,4−ブタンジ
オール、エチレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、デカメチレングリコール等の脂肪族ジオール、あ
るいは1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シ
クロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメタノ
ール等の脂環族ジオール、またこれらのエステル形成性
誘導体などから選ばれたジオール成分の少なくとも1
種、および平均分子量が約400〜5000程度の、ポ
リエチレングリコール、ポリ(1,2−および1,3−プ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレン
オキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレン
オキシドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒド
ロフランとの共重合体等のポリ(アレキレンオキシド)
グリコールのうち少なくとも1種から構成される三元共
重合体である。
【0022】しかしながら、非弾性ポリエステル系捲縮
短繊維との接着性や温度特性、強度の面からすれば、ポ
リブチレン系テレフタレートをハードセグメントとし、
ポリオキシブチレングリコールをソフトセグメントとす
るブロック共重合ポリエーテルポリエステルが好まし
い。この場合、ハードセグメントを構成するポリエステ
ル部分は、主たる酸成分テレフタル酸、主たるジオール
成分がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレ
フタレートである。勿論、この酸成分の一部(通常30
モル%以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン
酸成分で置換されていてもよく、同様にグリコール成分
の一部(通常30モル%以下)はブチレングリコール成
分以外のジオキシ成分で置換されてもよい。
【0023】また、ソフトセグメントを構成するポリエ
ーテル部分は、ブチレングリコール以外のジオキシ成分
で置換されたポリエーテルであってもよい。なお、ポリ
マー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、
艶消剤、着色剤、その他各種の改良剤等も必要に応じて
配合されていてもよい。
【0024】このポリエステル系エラストマーの重合度
は、固有粘度で0.8〜1.7、特に0.9〜1.5の範囲
にあることが好ましい。この固有粘度が低すぎると、マ
トリックスを構成する非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
とで形成される熱固着点が破壊され易くなる。一方、こ
の粘度が高すぎると、熱融着時に紡錘状の節部が形成さ
れにくくなる。
【0025】熱可塑性エラストマーの基本的特性として
は、後で定義する破断伸度が500%以上が好ましく、
更に好ましくは800%以上である。この伸度が低すぎ
ると、クッション構造体が圧縮されその変形が熱固着点
におよんだとき、この部分の結合が破壊され易くなる。
【0026】一方、熱可塑性エラストマーの300%の
伸長応力は0.8kg/mm2以下が好ましく、更に好ま
しくは0.8kg/mm2である。この応力が大きすぎる
と、熱固着点が、クッション構造体に加わる力を分散し
にくくなり、クッション構造体が圧縮されたとき、その
力で該熱固着点が破壊されるおそれがあるか、あるいは
破壊されない場合でもマトリックスを構成する非弾性ポ
リエステル系捲縮短繊維までを歪ませたり、捲縮をへた
らしてしまうことがある。
【0027】また、熱可塑性エラストマーの300%伸
長回復率は60%以上が好ましく、さらに好ましくは7
0%以上である。この伸長回復率が低いと、クッション
構造体が圧縮されて熱固着点は変形しても、もとの状態
に戻りにくくなるおそれがある。これらの熱可塑性エラ
ストマーは、該非弾性ポリエステル系捲縮短繊維を構成
するポリマーよりも低融点であり、かつ熱固着点の形成
のための融着処理時に該捲縮短繊維の捲縮を熱的にへた
らせないものであることが必要である。この意味から、
その融点は該短繊維を構成するポリマーの融点より40
℃以上、特に60℃以上低いことが好ましい。かかる熱
可塑性エラストマーの融点は例えば130〜220℃の
範囲の温度であることができる。
【0028】この融点差が40℃より少ないと、以下に
述べる融着加工時の熱処理温度が高くなり過ぎて、非弾
性ポリエステル系捲縮短繊維の捲縮のへたりを惹起し、
また該捲縮短繊維の力学的特性を低下させてしまう。な
お、熱可塑性エラストマーについて、その融点が明確に
観察されないときは、融点を軟化点をもって交替する。
【0029】一方、上記、複合繊維の熱可塑性エラスト
マーの相手方成分として用いられる非弾性ポリエステル
としては、既に述べたような、マトリックスを形成する
捲縮短繊維を構成するポリエステルポリマーが採用され
るが、そのなかでも、ポリブチレンテレフタレートがよ
り好ましく採用される。
【0030】上述の複合繊維は、ウェブの重量を基準と
して、10〜70%、好ましくは20〜60%の範囲で
分散・混入される。この分散・混入率が低すぎると、熱
固着点の数が少なくなり、クッション構造体が変形し易
くなったり、弾力性、反撥性および耐久性が低いものに
なりかねない。一方、この分散・混入率が高すぎると、
反撥性を与える非弾性ポリエステル系捲縮短繊維の構成
本数があまりにも少なくなり、構造体としての反撥性が
不足してくる。
【0031】前記ウェブは折り畳んでクッション材とし
て使用されるので、その性能を発揮するには、折り畳む
前のウェブの厚みは5mm以上、好ましくは10mm以
上、更に好ましくは20mm以上である。通常5〜15
0mm程度の厚みである。
【0032】本発明のクッション構造体に使用されるウ
ェブの製造に際しては、非弾性ポリエステル系捲縮短繊
維と、該非弾性ポリエステル系捲縮短繊維を構成するポ
リエステルポリマーの融点より40℃以上低い融点を有
する熱可塑性エラストマーと非弾性ポリエステルとから
なり、前者が繊維表面の少なくとも1/2を占める弾性
複合繊維とを混綿して、少なくとも30cm3/gの嵩
性を有するウェブを形成させ、これを折り畳んで、複合
繊維同士間、および該非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
と複合繊維間に立体的な繊維交叉点を形成せしめた後、
該エラストマーの融点より10〜80℃高い温度で熱処
理して、繊維交絡点の少なくとも一部を熱融着させる。
【0033】更に詳しくは、捲縮が付与され、50cm
3/g、好ましくは80cm3/gの嵩高性を有する非弾
性ポリエステル系短繊維塊(ないしウェブ)と、好まし
くは捲縮を発現した弾性複合繊維塊とをカードを通して
両者が均一に混綿されたウェブを得る。このような混綿
により、ウェブには弾性複合繊維同士、および該複合繊
維と非弾性ポリエステル系捲縮短繊維間には無数の交叉
点が形成される。次に、このようなウェブを所定の密度
と構造体としての所望の厚さになるように折り畳んで型
に入れ、ポリエステルポリマーの融点よりも低くそして
弾性複合繊維中の熱可塑性エラストマーの融点(または
流動開始点)より10〜80℃高い温度で融着処理する
ことにより、上記繊維交叉点でエラストマー成分が融着
され、可撓性熱固着点を形成するものである。
【0034】ここで、立体的な繊維交叉点とは、文字通
り、ウェブの厚み方向と平行な面に対して90゜未満の
角度で存在する交叉点のことである。勿論、このウェブ
においては、ウェブの水平面と平行な面にも多数の繊維
交叉点が同時に生じる。しかし、これらはクッション構
造体に比べて密度がはるかに高い人工皮革のような集合
体(例えば不織布)にむしろ特徴的に見られる。この
点、本発明の方法にあっては、上記の平面的繊維交叉点
に加えて、ウェブ密度を30cm3/g以上とすること
により、立体的繊維交叉点を形成させる点に特徴があ
る。そして、熱融着処理後に0.1g/cm3以下のクッ
ション構造体が形成されたときにも、この立体的繊維交
叉点の大半は維持されている。
【0035】本発明のクッション構造体において、大事
なことは、前記ウェブの形成において、ウェブの長さ方
向に向いている繊維が横方向に向いている繊維の相対的
割合を多くするということである。すなわち、長さ方向
に向いている繊維の総数をA、横方向に向いている繊維
の総数をBとしたとき、A>3B/2、好ましくはA>
2Bの関係を満足することである。このようにウェブの
長さ方向に向いた繊維が形成されるように非弾性ポリエ
ステル系捲縮短繊維と弾性複合繊維とをカードを通して
混綿し、連続したウェブを得、これをアコーデオンの如
く折り畳む方法が採用される。
【0036】かくして前記ウェブがその長さ方向に沿っ
て林立状態で順次折り畳まれたクッション性詰物が得ら
れる。このクッション性詰物は、クッション構造体の形
態を有する型内で加熱、加圧して得ることもできるし、
距形の詰物を予め作っておき、これを所望の形態にカッ
トして作ることもできる。
【0037】クッション性詰物の密度は、0.005〜
0.10g/cm3の範囲が、クッション性、通気性、弾
力性の発現のために適当である。前記クッション性詰物
は、使用する際加重が加わる方向にその詰物ウェブの林
立方向が向くようにその形態が構成されており、その加
重が加わる方向と直交する表面に少なくともシート表皮
(裏地)が被覆されることによって本発明のクッション
構造体となる。裏地はクッション性詰物の前記表面に少
なくとも被覆されればよく、両者を接着剤によって接着
することもできる。
【0038】クッション構造体における裏地としては、
クッション構造体に通常使用されるシート表皮であれば
よく、例えば織物、編物のいずれであってもよく、その
具体例を示すと、モケット、トリコット、丸編、ダブル
ラッセル等が挙げられる。
【0039】本発明のクッション構造体は、車、電車、
航空機などの車輌用の座席として、その背もたれ部、或
いは腰掛け部、または両部として有利に使用することが
できる。また平型のクッション構造体と組み合わせて用
いてもその効果を得ることができる。その他に、ベッド
や家具のクッション材としても有利に利用される。以下
実施例を掲げて本発明クッション構造体の具体例を示
す。実施例中下記評価項目は、それぞれに説明した方法
によって測定された。
【0040】
【実施例】
実施例1 融点154℃の熱可塑性ポリエーテルエステル形エラス
トマーを鞘成分に用い、融点230℃ポリブチレンテレ
フタレートを芯成分に用いた単糸繊度6デニール、繊維
長51mmの芯/鞘型熱融着性複合繊維(芯/鞘比=6
0/40:重量比)と異方冷却により立体捲縮を有する
単糸繊度12デニール、繊維長64mmの中空ポリエチ
レンテレフタレート繊維を30:70の重量比率で混綿
し、ローラーカードを通して、目付20g/m2のウェ
ブを得た。この連続ウェブ中の長さ方向(連続している
方向)に向いている繊維Aと横方向(ウェブの幅方向)
に向いている繊維Bの総数を調べるとA:B=2:1で
あった。
【0041】ここでウェブの長さ方向に向いている繊維
とは図1に示す角度θが0゜≦θ≦45゜の条件を満足
する繊維であり、横方向(ウェブの幅方向)に向いてい
る繊維とはθが45゜<θ≦90゜を満足する繊維であ
り、各繊維の向いている方向についてはウェブの表層
部、内層部でランダムに5×5cmの部分を1m2あた
り10ケ所取り出し透過型光学顕微鏡で任意の30本の
繊維を観察し数えた。
【0042】この連続ウェブを図2に示すようにローラ
表面速度2.5m/分の駆動ローラにより、熱風サクシ
ョン式熱処理機(熱処理ゾーンの長さ5m、移動速度1
m/分)内へ押し込むことでアコーデオン状に折り畳
み、190℃×5分間処理し熱融着された厚さ5cm、
密度34kg/m3、折り畳みピッチ50山/mの繊維
構造体を得た。得られた繊維構造体を図3に示すように
表皮と貼り合せの高さ90cm×奥行70cmの車輌用
シートに成型した。
【0043】比較例1 実施例1と同条件で梳綿機を通し、クロスラッパーで積
層し目付1700g/m2の連続ウェブとし、熱風サク
ション式熱処理機で190℃×5分間処理し、厚さ5c
m、密度30kg/m3の熱融着された繊維構造体を得
た。これを実施例1と同様に表皮と貼り合せ車輌用シー
トに成型した。
【0044】比較例2 実施例1で用いた低融点ポリエーテルエステル系エラス
トマーを鞘成分とする芯/鞘型熱融着性複合繊維のかわ
りに低融点比弾性ポリエステルを鞘成分とする芯/鞘型
熱融着性複合繊維を用い実例例1と同条件で車輌用シー
トを成型した。
【0045】比較例3 ウレタンをクッション材とし実施例1と同様に表皮と貼
り合せ車輌用シートを成型した。
【0046】比較例4 実施例1と同様に、融点154℃の熱可塑性ポリエーテ
ルエステル系エラストマーを鞘成分に用い、融点230
℃のポリブチレンテレフタレートを芯成分に用いた単糸
繊皮6デニール、繊維表51mmの芯/鞘型熱融着性複
合繊維(芯/鞘=60/40:重量比)と異方冷却によ
り立体捲縮を有する単糸繊度12デニール、繊維長64
mmの中空ポリエチレンテレフタレート繊維を30:7
0の重量比で混綿し、ランダムカードを通して目付20
g/m2のウェブを得た。この場合、A:B=4:3
(従って、A<3B/2)となった。この連続ウェブを
図2に示す熱処理機に押込み、アコーディオン状に折り
畳み、190℃×5分間の熱処理を行い熱融着された厚
さ5cm、密度34kg/m 3、折り畳みピッチ50山
/mの繊維構造体を得た。得られた繊維構造体を図3に
示すように、表皮と貼り合せ、高さ90cm×奥行70
cmの車輌用シートに成型した。以上、実施例1〜4お
よび比較例1〜4にて得られた各シートについて密度、
硬さ、弾力性、耐久性、通気性を測定した。燃焼時のシ
アンガス発生量については得られた繊維構造体及びウレ
タンクッション体で評価を行った。また、車輌用シート
としての座り心地を応力分散を測定することで評価し
た。
【0047】測定方法については以下の方法で評価を行
った。評価結果については表1に示す。 密度、硬さ:JIS K−6401 耐久性 (50%圧縮×8万回後の硬さ保持率):JI
S K−6401 弾力性:75%圧縮時の仕事量回復率を測定 燃焼ガス(燃焼管式空気法400℃):JIS K−2
541 通気性:JIS L−1079 座り心地:体重60kgの男性が着座時の1×1cmご
との応力(応力分散) を測定し判断した。 評価基準 ○・・・90g/cm2以上の応力が加わる部分の面積
が10cm2以下 △・・・90g/cm2以上の応直が加わる部分の面積
が10cm2以上30cm 2以下 ×・・・90g/cm2以上の応直が加わる部分の面積
が30cm2以上
【0048】
【表1】
【0049】実施例2〜5並びに比較例5〜6 芯/鞘型熱融着性複合繊維の比率を7〜75%の間で混
入率を表2のように変化させること以外は、実施例1と
同様の操作を行って車輌用シートを成型した。これらの
シート評価結果を表2に示す。比較例5では、弾性を有
する複合繊維の混入率が10%未満のため、シートは柔
らかすぎて弾力性がなく、座り心地のよいクッションと
は云えず、また、融着による熱固着点が少ないので、耐
久性もよくなかった。一方、複合繊維を10%以上とし
た実施例2では、シートはやや柔かめながらも弾力性が
あり、クッションとして十分な性能を有していた。弾性
回後や耐久性も問題のないレベルであった。複合繊維の
混入率が20%および30%である実施例3および4の
クッションは、ほどよい硬さと弾力性があり、耐久性も
申し分なかった。複合繊維の比率が65%である実施例
5のクッションは、やや硬い座り具合であるが、圧縮回
後率や耐久性もよく、レジャー用途に適した素材となっ
た。一方、複合繊維の混入率が70%を越えた比較例6
のクッションは、硬すぎて反発性もなくなり、粗硬な座
り具合となった。また、表2中の『座り具合』は、熟練
者5名の官能評価を行った結果の総合評価である。
【0050】
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明のクッション構造体は、加重が加
わる方向の通気性が特に顕著に優れ、長時間使用しても
蒸れ感がなく、着座している場合、応力方向に対して適
当な硬さと耐久性を有し、また応力の分散性に良好であ
る。従って快適な座り心地を長時間に亘って維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェブ中のその長さ方向に向いている繊維或い
は横方向(ウェブの幅方向)に向いている繊維を判定す
るための、或るウェブを構成する繊維およびその方向
を、ウェブとウェブの長さ方向との関係において示した
模式図を示す。
【図2】ウェブをアコーデオン状に折り畳むための熱処
理機およびその中でウェブが折り畳まれている様子を示
す、断面を模式的に示す。
【図3】本発明のクッション構造体を使用した車輌用シ
ートの断面を模式的に示す。
【符号の説明】
a ウェブを構成する繊維 b ウェブの長さ方向 c ウェブを構成する繊維方向 d ウェブ e ウェブ f 熱処理機 g 駆動ローラ h 表皮材 i クッション材 j 金枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折居 一憲 大阪府大阪市中央区南本町1丁目6番7号 帝人株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)非弾性ポリエステル系捲縮短繊維
    集合体からなるマトリックス繊維中に、該短繊維を構成
    するポリエステルポリマーの融点より40℃以上低い融
    点を有する熱可塑性エラストマーと、非弾性ポリエステ
    ルとからなり、前者が少なくとも繊維表面に露出した弾
    性複合繊維が接着成分として分散・混入されたウェブで
    あって、その長さ方向に向いている繊維の総数をA、横
    方向に向いている総数をBとしたとき、A>3B/2の
    条件を満足するウェブがその長さ方向に沿って林立状態
    で順次折りたたまれ、その際該ウェブ中には(a)該弾
    性複合繊維同志が交叉した状態でお互いに熱融着により
    形成された可撓性熱固着点、および(b)該弾性複合繊
    維と該非弾性ポリエステル系短繊維とが交叉した状態で
    熱融着により形成された可撓性熱固着点とが散在するク
    ッション性詰物および (B)該詰物の使用する際加重が加わる方向にそのクッ
    ション性詰物の林立方向が向いており、加重が加わる方
    向と直交する面に被覆された裏地とからなるクッション
    構造体。
  2. 【請求項2】 該クッション性詰物は0.005〜0.1
    0g/cm3の密度を有する請求項1記載のクッション
    構造体。
  3. 【請求項3】 車輌用座席としての請求項1記載のクッ
    ション構造体。
  4. 【請求項4】 弾性複合繊維の分散、混入率がウェブの
    重量を基準として10〜70重量である請求項1、2ま
    たは3記載のクッション構造体。
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