JP4789681B2 - クッション体の製造方法および座席シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はクッション体の製造方法および座席シートの製造方法に係り、特に、ポリエステル繊維等からなる繊維構造体を用いたクッション体の製造方法および座席シートの製造方法に関する。
従来、ポリエステル繊維等からなる繊維構造体を成形型内で熱成形してクッション体を形成し、このクッション体を用いて座席シートを製造する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記繊維構造体は、主体繊維とバインダ繊維を混合したものであり、バインダ繊維の軟化点以上で熱処理することによりバインダ繊維が溶融・軟化され、主体繊維とバインダ繊維あるいはバインダ繊維同士が点接合され所定形状に成形される。
特許文献1では、多数の通気孔が形成された成形型内に複数の繊維構造体を積層して圧締状態で配置し、成形型内に熱風およびスチームを通気させている。これにより、熱風およびスチームが成形型内を通過し、繊維構造体の熱成形が行われる。
特開2000−107470号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、熱成形に10分以上と長い時間を要するため、生産効率が良好でないという問題があった。また、繊維構造体を長時間、加熱処理することになるため、熱成形後のクッション体は、当初の繊維構造体の柔らかな風合が失われ硬い風合となり触感が良好でなくなってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、繊維構造体を短時間で熱成形することにより形成可能であると共に、熱成形後の触感が良好なクッション体の製造方法および該クッション体を用いた座席シートの製造方法を提供することにある。
本発明のクッション体の製造方法は、所定形状のキャビティを有すると共に型面に蒸気孔が形成された成形型内に、主体繊維とバインダ繊維が混合された繊維構造体を圧縮した状態で配置する繊維構造体配置工程と、前記バインダ繊維の融点以上であって前記主体繊維の融点よりも低い成形温度の蒸気を前記成形型に対して吹き付け可能とするように、前記成形型の周辺気圧を前記成形温度における前記蒸気の飽和蒸気圧以上に保持しながら、前記蒸気孔を通して前記繊維構造体に前記蒸気を吹き付けてクッション体を形成する成形工程と、を備えることを特徴とする。
このように、本発明では、蒸気孔が形成された成形型内に繊維構造体を圧縮状態で配置し、成形型周辺気圧を、成形型に吹き付ける蒸気の吹き付け温度(成形温度)における飽和蒸気圧以上に保持しつつ、蒸気を成形型に吹き付ける。これにより、成形型に吹き付けられた蒸気は、成形温度に保持されたまま、成形型に形成された蒸気孔を通して繊維構造体内部を通過可能となる。このとき、蒸気は熱風よりも熱容量が大きいため、本発明では、短時間で繊維構造体を成形することが可能であり、成形時間が大幅に短縮化される。また、成形時間が短縮化されることにより、繊維構造体が加熱処理される時間が短くなるので、成形後のクッション体の風合を良好とすることができる。
また、具体的には、前記蒸気として水蒸気を用いることができる。
また、前記繊維構造体配置工程では、前記繊維構造体の表面に染料にて染色された表皮を配置し、前記成形工程では、前記成形温度を前記染料の溶融温度よりも低く設定すると好適である。このように繊維構造体と表皮とを成形型内で同時に成形する場合に、成形温度を表皮を染色している染料の溶融温度よりも低く設定すれば、スチーム成形中に染料が溶け出して色落ちしてしまうことを防止することができる。
また、上記クッション体の製造方法を組み込むことにより、シートフレームと、該シートフレームに配設されたクッション体を備えた座席シートの製造方法であって、前記クッション体を形成するクッション体形成工程と、前記シートフレームに前記クッション体を取り付ける組み付け工程と、を備え、前記クッション体形成工程は、所定形状のキャビティを有すると共に型面に蒸気孔が形成された成形型内に、主体繊維とバインダ繊維が混合された繊維構造体を圧縮した状態で配置する繊維構造体配置工程と、前記バインダ繊維の融点以上であって前記主体繊維の融点よりも低い成形温度の蒸気を前記成形型に対して吹き付け可能とするように、前記成形型の周辺気圧を前記成形温度における前記蒸気の飽和蒸気圧以上に保持しながら、前記蒸気孔を通して前記繊維構造体に前記蒸気を吹き付けてクッション体を形成する成形工程と、を備える構成とすることができる。
本発明によれば、繊維構造体をスチーム成形するために、繊維構造体周辺を所定成形温度における蒸気の飽和蒸気圧以上に昇圧し、この状態で所定成形温度の蒸気を吹き付けるようにしたので、繊維構造体を短時間で熱成形し、クッション体を形成することが可能となる。また、繊維構造体を熱成形する時間が短時間となるので、形成されるクッション体の風合を良好とすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1〜図8は、本発明の一実施形態に係るものであり、図1は座席シートの説明図、図2はウェブの繊維方向の説明図、図3はシート状繊維構造体の製造工程の説明図、図4はシート状繊維構造体の積層前の説明図、図5は成形型の説明図、図6〜図8はクッション体の製造工程の説明図である。
本例の座席シート1は、車、電車、航空機等の座席に適用することができるものであり、事務椅子、介護椅子等の各種椅子等にも適用可能である。本例の座席シート1は、図1に示すように、着座部10と、背もたれ部20と、を備えている。着座部10,背もたれ部20は、それぞれシートフレーム15,25にクッション体11,21が載置されて構成されている。本例では、クッション体11,21は、表皮13,23で覆われた構成となっている。
本例のクッション体について、着座部10のクッション体11を例にとり、その形成工程(クッション体形成工程)について説明する。クッション体21についても同様な方法で形成されている。本例のクッション体11は、後述するようにウェブ2を林立状態に折り畳んで繊維構造体としてのシート状繊維構造体4を形成し、このシート状繊維構造体4を複数積層して、無数の通気孔である蒸気孔41が型面に形成された成形型40内に配置し、圧締した状態で、高圧スチーム成形機50内で高圧スチーム成形したものである。
まず、本例のクッション体11を形成するためのウェブ2について説明する。ウェブ2は、非弾性捲縮短繊維の集合体からなるマトリックス繊維中に、この短繊維よりも低い融点であって、少なくとも120℃以上の融点を有する熱接着性複合短繊維が接着成分として分散・混合されたものである。
本例のウェブ2は、非弾性捲縮短繊維としての非弾性ポリエステル系捲縮短繊維と、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維を構成するポリエステルポリマーの融点より40℃以上低い融点を有する熱可塑性エラストマーと非弾性ポリエステルとからなる熱接着性複合短繊維とが、主に長さ方向に繊維の方向が向くように混綿されたものである。本例のウェブ2は、少なくとも30kg/mの嵩性を有すると共に、熱接着性複合短繊維同士間、および熱接着性複合短繊維と非弾性ポリエステル系捲縮短繊維との間に立体的繊維交差点が形成されている。
本例では、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維として、異方冷却により立体捲縮を有する単糸繊度12デニール、繊維長64mmの中空ポリエチレンテレフタレート繊維を用いている。
非弾性ポリエステル系捲縮短繊維は、通常のポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテレフタレート、ポリピバロラクトンまたはこれらの共重合エステルからなる短繊維ないしそれら繊維の混綿体、または上記のポリマー成分のうちの2種以上からなる複合繊維等を用いることができる。これら短繊維のうち好ましいのはポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートの短繊維である。さらに、固有粘度において互いに異なる2種のポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、またはその組み合わせからなり、熱処理等により捲縮がミクロクリンプを有する潜在捲縮繊維を用いることもできる。
また、短繊維の断面形状は、円形、偏平、異型または中空のいずれであってもよい。また、その短繊維の太さは2〜200デニール、特に6〜100デニールの範囲にあることが好ましい。この短繊維の太さが小さいと、ソフト性はアップするもののクッション体の弾力性が低下する場合が多い。
また、短繊維の太さが大きすぎると、取扱い性、特にウェブ2の形成性が悪化する。また構成本数も少なくなりすぎて、熱接着性複合短繊維との間に形成される交差点の数が少なくなり、クッション体の弾力性が発現しにくくなると同時に耐久性も低下するおそれがある。更には風合も粗硬になりすぎる。
また、本例では、熱接着性複合短繊維として、融点154℃の熱可塑性ポリエーテルエステル系エラストマーを鞘成分に用い、融点230℃のポリブチレンテレフタレートを芯成分に用いた単糸繊度6デニール、繊維長51mmの芯/鞘型熱融着性複合繊維(芯/鞘比=60/40:重量比)が用いられている。
熱接着性複合短繊維は、熱可塑性エラストマーと非弾性ポリエステルとで構成される。そして、前者が繊維表面の少なくとも1/2を占めるものが好ましい。重量割合でいえば、前者と後者が複合比率で30/70〜70/30の範囲にあるのが適当である。熱接着性複合短繊維の形態としては、サイド・バイ・サイド、シース・コア型のいずれであってもよいが、好ましいのは後者である。このシース・コア型においては、非弾性ポリエステルがコアとなるが、このコアは同心円上あるいは偏心状にあってもよい。特に偏心型のものにあっては、コイル状弾性捲縮が発現するので、より好ましい。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリウレタン系エラストマーやポリエステル系エラストマーが好ましい。特に後者が適当である。ポリウレタン系エラストマーとしては、分子量が500〜6000程度の低融点ポリオール、例えばジヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポリエステル、ジヒドロキシポリカーボネート、ジヒドロキシポリエステルアミド等と、分子量500以下の有機ジイソシアネート、例えばp,p−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネートメチルカプロエート、ヘキサメチレンジイソシアネート等と、分子量500以下の鎖伸長剤、例えばグリコール、アミノアルコールあるいはトリオールとの反応により得られるポリマーである。これらのポリマーのうち、特に好ましいものはポリオールとしてポリテトラメチレングリコール、またはポリ−ε−カプロラクトンあるいはポリブチレンアジペートを用いたポリウレタンである。この場合、有機ジイソシアネートとしてはp,p'−ジフェニルメタンジイソシアネートが好適である。また、鎖伸長剤としては、p,p'ビジスヒドロキシエトキシベンゼンおよび1,4−ブタンジオールが好適である。
一方、ポリエステル系エラストマーとしては、熱可塑性ポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アレキレンオキシド)グリコールをソフトセグメントとして共重合してなるポリエーテルエステルブロック共重合体、より具体的にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4'−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルホイソフタル酸ナトリウム等の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジカルボン酸の少なくとも1種と、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコール等の脂肪族ジオール、あるいは1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール等の脂環族ジオール、またこれらのエステル形成性誘導体などから選ばれたジオール成分の少なくとも1種、および平均分子量が約400〜5000程度の、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2−および1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフランとの共重合体等のポリ(アレキレンオキシド)グリコールのうち少なくとも1種から構成される三元共重合体である。
しかしながら、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維との接着性や温度特性、強度の面からすれば、ポリブチレン系テレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシブチレングリコールをソフトセグメントとするブロック共重合ポリエーテルポリエステルが好ましい。この場合、ハードセグメントを構成するポリエステル部分は、主たる酸成分テレフタル酸、主たるジオール成分がブチレングリコール成分であるポリブチレンテレフタレートである。勿論、この酸成分の一部(通常30モル%以下)は他のジカルボン酸成分やオキシカルボン酸成分で置換されていてもよく、同様にグリコール成分の一部(通常30モル%以下)はブチレングリコール成分以外のジオキシ成分で置換されてもよい。
また、ソフトセグメントを構成するポリエーテル部分は、ブチレングリコール以外のジオキシ成分で置換されたポリエーテルであってもよい。なお、ポリマー中には、各種安定剤、紫外線吸収剤、増粘分岐剤、艶消剤、着色剤、その他各種の改良剤等も必要に応じて配合されていてもよい。
このポリエステル系エラストマーの重合度は、固有粘度で0.8〜1.7dl/g、特に0.9〜1.5dl/gの範囲にあることが好ましい。この固有粘度が低すぎると、マトリックスを構成する非弾性ポリエステル系捲縮短繊維とで形成される熱固着点が破壊され易くなる。一方、この粘度が高すぎると、熱融着時に紡錘状の節部が形成されにくくなる。
熱可塑性エラストマーの基本的特性としては、破断伸度が500%以上が好ましく、更に好ましくは800%以上である。この伸度が低すぎると、クッション体11が圧縮されその変形が熱固着点におよんだとき、この部分の結合が破壊され易くなる。
一方、熱可塑性エラストマーの300%の伸長応力は0.8kg/mm以下が好ましく、更に好ましくは0.8kg/mmである。この応力が大きすぎると、熱固着点が、クッション体11に加わる力を分散しにくくなり、クッション体11が圧縮されたとき、その力で熱固着点が破壊されるおそれがあるか、あるいは破壊されない場合でもマトリックスを構成する非弾性ポリエステル系捲縮短繊維まで歪ませたり、捲縮をへたらせてしまったりすることがある。
また、熱可塑性エラストマーの300%伸長回復率は60%以上が好ましく、さらに好ましくは70%以上である。この伸長回復率が低いと、クッション体11が圧縮されて熱固着点は変形しても、もとの状態に戻りにくくなるおそれがある。これらの熱可塑性エラストマーは、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維を構成するポリマーよりも低融点であり、かつ熱固着点の形成のための融着処理時に捲縮短繊維の捲縮を熱的にへたらせないものであることが必要である。この意味から、その融点は短繊維を構成するポリマーの融点より40℃以上、特に60℃以上低いことが好ましい。かかる熱可塑性エラストマーの融点は例えば120〜220℃の範囲の温度とすることができる。
この融点差が40℃より小さいと、以下に述べる融着加工時の熱処理温度が高くなり過ぎて、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維の捲縮のへたりを惹起し、また捲縮短繊維の力学的特性を低下させてしまう。なお、熱可塑性エラストマーについて、その融点が明確に観察されないときは、融点を軟化点をもって交替する。
一方、上記、複合繊維の熱可塑性エラストマーの相手方成分として用いられる非弾性ポリエステルとしては、既に述べたような、マトリックスを形成する捲縮短繊維を構成するポリエステル系ポリマーが採用されるが、そのなかでも、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートがより好ましく採用される。
上述の複合繊維は、ウェブ2の重量を基準として、20〜100%、好ましくは30〜80%の範囲で分散・混入される。
本例のウェブ2では、バインダ繊維としての熱接着性複合短繊維と、主体繊維としての非弾性捲縮短繊維が、60:40の重量比率で混綿されている。
複合繊維の分散・混入率が低すぎると、熱固着点の数が少なくなり、クッション体11が変形し易くなったり、弾力性、反撥性および耐久性が低くなったりするおそれがある。また、配列した山間の割れも発生するおそれがある。
本例では、非弾性ポリエステル系捲縮短繊維と、熱接着性複合短繊維とを、重量比率40:60で混綿し、ローラーカードに通して、目付20g/mのウェブ2に形成した。
この連続ウェブ2中の長さ方向(連続している方向)に向いている繊維Cと横方向(ウェブの幅方向)に向いている繊維Dの単位体積当りの総数を調べると、C:D=2:1であることが確かめられた。
本例のウェブ2は、上述のように長さ方向に向いている繊維の方が、横方向に向いている繊維よりも相対的割合が多くなるように形成されている。すなわち、本例のウェブ2は、単位体積当りにおいて、C≧3D/2、好ましくはC≧2Dの関係を満足するように形成されている。
ここでウェブ2の長さ方向に向いている繊維とは、図2に示すように、ウェブ2の長さ方向に対する繊維の長さ方向の角度θが、0°≦θ≦45゜の条件を満足する繊維であり、横方向(ウェブの幅方向)に向いている繊維とは、θが45°<θ≦90゜を満足する繊維である。図中、符号aはウェブを構成する繊維、符号bはウェブの長さ方向(延出方向)、符号cはウェブを構成する繊維方向を表している。
また、シート状繊維構造体4を構成する繊維の向きについても、シート状繊維構造体4の厚さ方向および厚さ方向に垂直な方向に沿う方向とは、これらの方向に対して±45°の範囲にあるものを意味する。
各繊維の向いている方向は、ウェブ2の表層部、内層部でランダムな箇所を抽出し、透過型光学顕微鏡で観察することによって観察した。
なお、ウェブ2の厚みは5mm以上、好ましくは10mm以上、更に好ましくは20mm以上である。通常5〜150mm程度の厚みである。
次に、主に長さ方向に繊維が沿うように形成されたウェブ2を、所定の密度と構造体としての所望の厚さになるようにアコーデオンの如く折り畳んでいき、複合繊維同士間、および非弾性ポリエステル系捲縮短繊維と複合繊維間に立体的な繊維交差点を形成せしめた後、ポリエステルポリマーの融点よりも低く、熱可塑性エラストマーの融点(または流動開始点)より高い温度(〜80℃)で熱処理することにより、上記繊維交差点でエラストマー成分が熱融着され、可撓性熱固着点が形成される。
具体的には、図3に示すように、ローラ表面速度2.5m/分の駆動ローラ61により、熱風サクション式熱処理機62(熱処理ゾーンの長さ5m、移動速度1m/分)内へ押し込むことでアコーデオン状に折り畳み、Struto設備で190℃で5分間処理し熱融着された厚さ25mmのシート状繊維構造体4を得た(繊維構造体形成工程)。
このようにして形成されたシート状繊維構造体4中には、熱接着性複合短繊維同士が交差した状態で熱融着された固着点、および熱接着性複合短繊維と非弾性捲縮短繊維とが交差した状態で熱融着された固着点とが散在した状態となっている。
シート状繊維構造体4の密度は、0.015〜0.20g/cmの範囲が、クッション性、通気性、弾力性の発現のために適当である。
長さ方向に繊維が沿うように形成されたウェブ2を折り畳んで形成することにより、シート状繊維構造体4は、厚さ方向に向いている繊維の方が、厚さ方向と垂直な方向を向いている繊維よりも多く、主に繊維方向が厚さ方向と平行となる。つまり、本例のシート状繊維構造体4は、単位体積当りにおいて、厚さ方向に沿って配列している繊維の総数をA、厚さ方向に対して垂直な方向に沿って配列している繊維の総数をBとしたときに、A≧3B/2、好ましくはA≧2Bの関係を満足するように形成される。
次に、シート状繊維構造体4を所定形状に裁断し、図4に示すように、縦方向に積層した。本例では、略矩形状のシート状繊維構造体4a、シート状繊維構造体4bと、クッション体11の土手部を形成するためのU字型のシート状繊維構造体4cと、両腿の間にわずかに突出させる凸部を形成するためのシート状繊維構造体4dとを裁断し、シート状繊維構造体4aとシート状繊維構造体4bとの間に、シート状繊維構造体4cとシート状繊維構造体4dを挟持させた。これらのシート状繊維構造体4a〜4dは、その厚さ方向に積層される。つまり、繊維方向が縦方向に揃うように積層される。
また、シート状繊維構造体4a〜4dが互いに当接する部分には、必要に応じホットメルトフィルム、ホットメルト不織布、ホットメルト接着剤等が配設される。
このように積層したシート状繊維構造体4a〜4dを、図5に示すような、成形型40に配設し、圧締する(繊維構造体配置工程)。本例の成形型40は、上型と下型からなる。上型と下型を型締めすると所望のクッション11の凹凸形状を有するキャビティ40aが形成される(図6参照)。また、成形型40の型面には一部又は全面に蒸気孔41が形成されている。成形型40は、鉄,鋼,アルミニウム等の金属、ガラス繊維,カーボン繊維を使用し樹脂で形成したもの、又、合成樹脂のいずれで形成されていてもよい。
図6は、シート状繊維構造体4a〜4dを内部に配置し、成形型40を型締めした状態の断面図である。シート状繊維構造体4a〜4dは、自然状態で成形型40のキャビティ40aよりも、容積で1.2〜3.0倍程度大きく形成されている。したがって、型締め時には、シート状繊維構造体4a〜4dは、キャビティ40aの形状に圧縮された状態となる。
次に、図7に示すように、シート状繊維構造体4a〜4dが内部に配設された成形型40を高圧スチーム成形機50内に入れる。そして、高圧スチーム成形機50内部を大気圧よりも高い気圧である2〜8気圧程度に加圧し、1〜3分間、成形型40に120℃〜180℃程度の蒸気を吹き付ける(成形工程)。蒸気を吹き付けた後、冷却し、脱型してクッション体11を得る(冷却・離型工程)。
図8は、本例の成形工程における高圧スチーム成形機50内の圧力(線A)と温度(線B)の時間変化を示している。図8に示すように、本例の成形工程では、先ずバインダ繊維としての熱接着性複合短繊維の融点以上、すなわち、熱可塑性エラストマーの融点以上であって、主体繊維としてのマトリックス繊維(非弾性捲縮短繊維)の融点よりも低い成形温度の蒸気を成形型40に対して吹き付け可能とするように、高圧スチーム成形機50内の温度を不図示のヒーターによって成形温度まで昇温すると共に、高圧スチーム成形機50内の気圧を周辺大気圧(約1atm)から少なくとも成形温度における蒸気の飽和蒸気圧以上に昇圧する。
本例では、バインダ繊維の融点は約154℃であり、成形温度を161℃に設定している。そして、本例では、約30秒で高圧スチーム成形機50内を成形温度161℃まで昇温すると共に、高圧スチーム成形機50内を熱伝達物質として用いる水(HO)の沸点が成形温度161℃となる気圧約5.5atm(約0.557MPa)まで昇圧している。すなわち、成形温度161℃での水の飽和蒸気圧は約5.5atmである。
成形工程では、高圧スチーム成形機50内を成形温度および所定圧力に保持した状態で、成形温度の水蒸気を成形型40に対して吹き付ける。本例では、約1分10秒間蒸気を吹き付けた。
その後、約1分で高圧スチーム成形機50内を成形温度以下に下げると共に、周辺大気圧まで減圧する。そして、成形型40を高圧スチーム成形機50内から取り出して、成形型40を冷却し(冷却工程)、成形型40から熱成形されたクッション体11を離型する(離型工程)。
本例では、高圧スチーム成形機50にてクッション体11を熱成形するタクトタイムは約3〜5分とすることができる。
このように成形温度の蒸気を吹き付けることによって、成形型40の蒸気孔41から蒸気が通気性を有するシート状繊維構造体4a〜4d内に入り込み、他の蒸気孔41から成形型40外部へ抜け出て行く。シート状繊維構造体4a〜4dは、圧縮状態で成形型40内に配設されており、蒸気熱によって、熱接着性複合短繊維同士、および熱接着性複合短繊維と非弾性捲縮短繊維との交差点が熱融着され、成形型40のキャビティ40aの形状に形成される。
また、シート状繊維構造体4a〜4d間に配設されたホットメルトフィルム、ホットメルト不織布、ホットメルト接着剤等が、蒸気熱によって溶融し、シート状繊維構造体4a〜4d同士を固着する。
このように、蒸気によってシート状繊維構造体4a〜4d内の繊維同士が熱融着されると共に、ホットメルトフィルム、ホットメルト不織布、ホットメルト接着剤等がシート状繊維構造体4a〜4d同士を固着することによって、所定形状のクッション体11が形成される。なお、必要に応じ表面に布帛を入れても良いし、シート状繊維構造体4a〜4d間にスチール等のワイヤを入れても良い。
本例のように、飽和蒸気圧まで昇圧された高圧スチーム成形機50内で、成形温度の蒸気を成形型40に吹き付けると、成形時間を大幅に短縮することができる。すなわち、成形温度の蒸気は、熱風よりも熱容量が大きいため、バインダ繊維を短時間で溶融させることが可能となる。
なお、大気圧下で高圧蒸気を成形型に吹き付ける場合には、高圧蒸気がすぐに断熱膨張して温度が下がってしまうので、繊維体内に成形温度の蒸気を到達させることが難しい。このため、やはり長い成形時間が必要となる。
また、本例では、成形時間が大幅に短縮化されることにより、繊維が熱に晒される時間が短くなるので、成形されたクッション体11の風合も良好とすることができる。
本例のクッション体11は、繊維の方向が厚さ方向に向いたシート状繊維構造体4a〜4dを積層して高圧スチーム成形している。したがって、クッション体11を構成する繊維は、座席シート1に着座者が着座したときに荷重が加わる方向に沿うように配列されている。このような構成によって、本例のクッション体11は、通気性を有すると共に、応力方向に対して適度な硬さを確保することができ、また、応力の分散性、耐久性に優れたものとなる。
また、本例のクッション体11は、成形型40によって圧縮した状態で成形されるものであり、成形型40のキャビティの形状に合わせて、3次元的な複雑な凹凸形状とすることが可能である。その際、成形型40内での圧縮度に応じて、部分的にクッション感を調整することも可能となる。
以上はクッション体11について説明したが、クッション体21についても同様に形成することができる。クッション体21についても、着座者が着座したときに荷重が掛かる方向がクッション体21の厚さ方向である。したがって、応力方向に硬さや応力の分散性、耐久性を確保するために、シート状繊維構造体を応力の掛かる方向に積層して、成形型内で高圧スチーム形成することにより、3次元的な形状とするとよい。そして、このように形成されたクッション体11,21をシートフレーム15,25に配設し、表皮13,23で覆うことによって、座席シート1が形成される(組み付け工程)。
なお、クッション体11を形成するときに、表皮13とシート状繊維構造体4a〜4dとをホットメルトフィルム、ホットメルト不織布、ホットメルト接着剤等を介在させて積層し、これらを成形型40に配設して、高圧スチーム成形してもよい。このようにすれば、表皮13をクッション体11と一体に形成することができる。表皮23についても同様である。
このように表皮13でシート状繊維構造体4a〜4dを覆うようにして、これらを成形型40内に配置して、高圧スチーム成形する場合は、成形温度が高すぎると表皮13が色落ちしてしまうおそれがある。したがって、この場合は、表皮13を染色している染料の溶融温度よりも成形温度を低く設定するとよい。
また、上記実施形態では、水蒸気を成形型40に吹き付けていたが、これに限らず、繊維に悪影響を与えない熱伝達物質を用いることができる。すなわち、所望の成形温度が、選択した熱伝達物質の沸点となるように、高圧スチーム成形機50内の圧力を昇圧することにより、選択した熱伝達物質の蒸気を成形型40へ吹き付け可能となる。
また、上記実施形態では、繊維構造体として、ウェブ2をアコーデオン状に折畳んで形成されたシート状繊維構造体4を用いてクッション体11を形成しているが、これに限らず、例えば、繊維構造体としてウェブ2を厚さ方向に多数積層したものを用いてもよいし、主体繊維とバインダ繊維とが分散・混合された原繊維集合体を用いてもよい。
また、上記実施形態では、成形型40の上型および下型に蒸気孔41が形成されていたが、これに限らず、クッション体11の裏側の面を形成する下型のみに蒸気孔41を形成し、クッション体11の表側の面を形成する上型には蒸気孔41を形成しなくてもよい。このように構成すると、形成されたクッション体11の表側の面(着座者との当接面)を柔らかい触感に形成することができる。
また、上記実施形態では、着座部10および背もたれ部20に、シート状繊維構造体4を積層して高圧スチーム形成したクッション体11,21を用いているが、これに限らず、アームレストやヘッドレスト等の着座者による荷重が掛かる部位に、シート状繊維構造体4を積層して高圧スチーム形成したクッション体を用いてもよい。
本発明の一実施形態に係る座席シートの説明図である。 本発明の一実施形態に係るウェブの繊維方向の説明図である。 本発明の一実施形態に係るシート状繊維構造体の製造工程の説明図である。 本発明の一実施形態に係るシート状繊維構造体の積層前の説明図である。 本発明の一実施形態に係る成形型の説明図である。 本発明の一実施形態に係るクッション体の製造工程の説明図である。 本発明の一実施形態に係るクッション体の製造工程の説明図である。 本発明の一実施形態に係るクッション体の製造工程の説明図である。
符号の説明
1 座席シート
2 ウェブ
4 シート状繊維構造体
10 着座部
11,21 クッション体
13,23 表皮
15,25 シートフレーム
20 背もたれ部
40a キャビティ
40 成形型
41 蒸気孔
50 高圧スチーム成形機
61 駆動ローラ
62 熱風サクション式熱処理機
a ウェブを構成する繊維
b ウェブの長さ方向
c ウェブを構成する繊維方向
θ ウェブの長さ方向に対する繊維の長さ方向のなす角度

Claims (6)

  1. 所定形状のキャビティを有すると共に型面に蒸気孔が形成された成形型内に、主体繊維とバインダ繊維が混合された繊維構造体を圧縮した状態で配置する繊維構造体配置工程と、
    前記バインダ繊維の融点以上であって前記主体繊維の融点よりも低い成形温度の蒸気を前記成形型に対して吹き付け可能とするように、前記成形型の周辺気圧を前記成形温度における前記蒸気の飽和蒸気圧以上に保持しながら、前記蒸気孔を通して前記繊維構造体に前記蒸気を吹き付けてクッション体を形成する成形工程と、を備えたことを特徴とするクッション体の製造方法。
  2. 前記蒸気は、水蒸気であることを特徴とする請求項1に記載のクッション体の製造方法。
  3. 前記繊維構造体配置工程では、前記繊維構造体の表面に染料にて染色された表皮を配置し、
    前記成形工程では、前記成形温度を前記染料の溶融温度よりも低く設定することを特徴とする請求項1に記載のクッション体の製造方法。
  4. シートフレームと、該シートフレームに配設されたクッション体を備えた座席シートの製造方法であって、
    前記クッション体を形成するクッション体形成工程と、
    前記シートフレームに前記クッション体を取り付ける組み付け工程と、を備え、
    前記クッション体形成工程は、所定形状のキャビティを有すると共に型面に蒸気孔が形成された成形型内に、主体繊維とバインダ繊維が混合された繊維構造体を圧縮した状態で配置する繊維構造体配置工程と、
    前記バインダ繊維の融点以上であって前記主体繊維の融点よりも低い成形温度の蒸気を前記成形型に対して吹き付け可能とするように、前記成形型の周辺気圧を前記成形温度における前記蒸気の飽和蒸気圧以上に保持しながら、前記蒸気孔を通して前記繊維構造体に前記蒸気を吹き付けてクッション体を形成する成形工程と、を備えたことを特徴とする座席シートの製造方法。
  5. 前記蒸気は、水蒸気であることを特徴とする請求項4に記載の座席シートの製造方法。
  6. 前記繊維構造体配置工程では、前記繊維構造体の表面に染料にて染色された表皮を配置し、
    前記成形工程では、前記成形温度を前記染料の溶融温度よりも低く設定し、前記表皮によって表面が被覆されたクッション体を形成することを特徴とする請求項4に記載の座席シートの製造方法。
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