JPH08318058A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH08318058A
JPH08318058A JP7128548A JP12854895A JPH08318058A JP H08318058 A JPH08318058 A JP H08318058A JP 7128548 A JP7128548 A JP 7128548A JP 12854895 A JP12854895 A JP 12854895A JP H08318058 A JPH08318058 A JP H08318058A
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pin
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reciprocating electric
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Mitsuo Nakatani
光男 中谷
Takashi Yoneda
孝 米田
Yoshinobu Takegawa
禎信 竹川
Toshio Ikuta
利夫 生田
Manabu Kawahara
学 河原
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/046Cutters being movable in the cutting head

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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動力伝達ポイントを刃面に極力近づける。駆
動力伝達の剛性も上げて、駆動力の伝達ロスも低減す
る。 【構成】内刃2が、往復動をおこなう駆動子1に着脱自
在になされた往復式電気かみそりにおいて、駆動子1に
剛体のピン11を一体に設け、ピン11を内刃2に形成
された嵌合部に嵌合させて駆動力を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復式電気かみそりに
関し、特に内刃と駆動子の連結構造に関し、詳しくは、
内刃を外刃に充分密着させ、髭カット能力を向上させよ
うとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内刃2を駆動子1に着脱が可能
で、駆動力を伝達する往復式電気かみそりは、図9に示
すように、内刃基台24の下部に継手部22が形成さ
れ、継手部22の中央部に球状の駆動力被伝達部21a
が形成されている。駆動子1の上部には上部が開口した
略コの字形状の駆動力伝達部12aが形成されていて、
内刃2の球状の駆動力被伝達部21aを抱え込むように
嵌合できるようにしてある。駆動力伝達部12aの上端
には駆動力被伝達部21aが外れるのを防止するための
フック13が形成されている。駆動力伝達部12aは弾
性変形が可能で、駆動力被伝達部21aの着脱時に外側
(駆動力を伝達する方向:振動方向)に撓むことができ
るようにしてある。このことにより、駆動子1が往復運
動すれば駆動力伝達部12a、駆動力被伝達部21aを
介して内刃2を往復運動させることができるようにして
ある。また、内刃2の駆動力被伝達部21aは、球状で
あるので、駆動力を伝達するとともに駆動力被伝達部2
1aを中心に内刃2の揺動(傾き)を可能としている。
【0003】また、図10に示したものは、内刃基台2
4の下部中央が内刃取付台22aに揺動可能にピン23
で固定され、内刃取付台22aの下部にピン11が一体
に延出され、駆動子1にはピン11が挿入嵌合される孔
21が形成されており、孔21の下部にはピン11の抜
止め11aが設けられている。しかして、ピン11を駆
動子の孔21に抜き差しすることで、内刃2が駆動子1
に着脱自在になっている。この場合、駆動子1の駆動力
伝達ポイントは駆動子1の孔21の上面部にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、まず前者の場
合、駆動子1側の駆動力伝達部12aの部材にて内刃2
の駆動と内刃2の取付けをおこなっているため、内刃2
の着脱をスムーズにするための構造と形状の複雑さから
上記駆動力伝達部12aは樹脂成形品が好ましく、ま
た、抜止めのためのフック13の形状としてスナップフ
ィット性を持たせるための樹脂成形品は弾性変形量が大
きいものとなる。そのため、内刃2への駆動力の伝達に
必要な剛性を上げることは難しくなり、また、樹脂の剛
性が低いことから駆動子1の上部に開口している略コの
字形状の駆動力伝達部12aを高くすることができず、
このため、駆動力伝達位置を刃面に近づけることが難し
くなり、後述するメカニズムで内刃2の刃面押上力が低
下し、髭のカット能力が低下するという問題があった。
【0005】また、後者の場合も内刃取付台22aの下
部に一体形成されたピン11と駆動子1の孔21との間
で駆動の伝達がおこなわれるが、ピン11と孔21の間
には着脱のために必要なクリアランスが設定されてお
り、駆動力が確実に伝わらないことに加え、駆動子1の
駆動力伝達ポイントは駆動子1の孔21の上面部となる
ため、駆動力伝達ポイントと刃面の距離が長くなり、上
記と同様に後述するメカニズムで内刃2の刃面押上力が
低下し、髭のカット能力が低下するという問題があっ
た。
【0006】ここで、駆動力伝達ポイントと刃面押上力
をモデル化した図8に基づいて説明する。 P:内刃押上力 B:駆動力伝達ポイントから刃面までの距離 F:駆動力伝達ポイントに発生する駆動力(meω2 +
Pμ) R1 ,R2 :刃面反力 L:刃長 として、刃面の反力R1 ,R2 を計算すると、 P=R1 +R2 B・F+R1 ・L/2−R2 ・L/2=0 より、 R1 =P/2−B・F/L R2 =P/2+B・F/L となる。
【0007】このことから、Bの長さによって反力が一
次変化することがわかり、充分な反力を得るためにはB
の長さつまりは駆動力伝達ポイントと刃面の距離は短い
方が良いことがわかり、逆にBが長いとR1 の反力が不
足もしくは無くなり内刃2が密着しなくなり内刃2がバ
タついたりして髭のカット能力が低下することがわか
る。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、駆動子に対して
内刃が着脱可能なものにおいて、駆動力伝達ポイントと
刃面を近づけることによって、内刃を外刃に充分密着さ
せることができ、髭カット能力を向上させることはでき
る往復式電気かみそりを提供しようとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、内
刃が、往復動をおこなう駆動子に着脱自在になされた往
復式電気かみそりにおいて、駆動子に剛体のピンを一体
に設け、そのピンを内刃に形成された嵌合部に嵌合させ
て駆動力を伝達すべく構成されて成ることを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2においては、内刃への駆動力伝達
位置と異なる位置で内刃取付部を形成したことを特徴と
するものである。請求項3においては、内刃取付方向を
内刃の振動方向と略直角方向に配置したことを特徴とす
るものである。請求項4においては、ピンが内刃取付部
より突出していることを特徴とするものである。
【0011】請求項5においては、押上げバネをピンの
外周に配置したことを特徴とするものである。請求項6
においては、ピンがバネ押さえ中央を貫通していること
を特徴とするものである。請求項7においては、バネ押
さえ側壁が駆動子と接しており、ピンの振動方向の倒れ
を低減することを特徴とするものである。
【0012】請求項8においては、バネ押さえの外れ止
め方向と内刃の保持部外れ止め方向(取付方向)を異な
る場所及び方向に設定したことを特徴とするものであ
る。請求項9おいては、外刃取付け時においては、内刃
はピンに対して摺動及びピンとの嵌合点にて刃面が傾き
可能で、外刃取外し時においては、傾き不可で一定に位
置決めされることを特徴とするものである。
【0013】請求項10においては、バネ押さえの振動
方向と垂直な面に押上げバネの外れ防止壁を設けること
を特徴とするものである。請求項11においては、内刃
のピンと嵌合する部分の耐磨耗性能をピンの耐磨耗性能
よりも低く設定したことを特徴とするものである。請求
項12においては、内刃への駆動力伝達ポイントと内刃
刃面揺動(傾き)ポイントを一致させたことを特徴とす
るものである。
【0014】請求項13においては、内刃本体中央に内
刃への駆動力伝達ポイントへのピンの誘い込みのテーパ
状の筒を設けたことを特徴とするものである。請求項1
4おいては、該テーパ状の筒の下部にピンの径もしくは
それ以下の幅のスリット(内刃取外し時無理な外力を緩
和するため)を内刃の振動方向に設けたことを特徴とす
るものである。
【0015】請求項15においては、該テーパ状の内刃
への駆動力伝達ポイント付近にスリット(内刃2傾き時
の嵌合寸法の緩和及びできあがり寸法のがた止めのた
め)を内刃の振動方向と垂直な方向に設けたことを特徴
とするものである。請求項16においては、内刃の下部
に下部が開口する箱状体を設け、該箱状体に駆動子の上
部を格納する形状であり、該箱状体の中央にピンとの嵌
合部を設け、その両側側壁下部に駆動子の内刃取付部と
取付くフック部を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項17においては、内刃の下部に駆動
子との位置合わせ及び誘い込みとなるリブを設けたこと
を特徴とするものである。請求項18においては、内刃
装着の際、最初に駆動子のピンと内刃の誘い込みテーパ
部にて位置合わせ及び誘い込みがおこなわれ、次に内刃
の下部が開口する箱状体の下部の誘い込みリブと駆動子
の内刃取付部の上部において位置合わせ及び誘い込みが
おこなわれるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1においては、内刃が、駆動子に着脱可
能になされた往復式電気かみそりにおいて、駆動子に剛
体のピンを一体に設け、ピンを内刃に形成された嵌合部
に嵌合させて駆動力を伝達することを特徴としていて、
駆動力伝達ポイントを刃面に極力近づけることができ
る。また、駆動力伝達の剛性も上げることができるた
め、駆動力の伝達ロスも低減できる。
【0018】請求項2においては、内刃への駆動力伝達
位置と異なる位置で内刃取付部を形成したことを特徴と
していて、内刃の着脱を何度もおこなうと、取付部が磨
耗もしくは変形するがその場所が異なるため、内刃着脱
による磨耗が激しくなっても髭をカットする本来の基本
駆動部の伝達ポイントは磨耗しないので、髭そり時の能
力を低下しない。
【0019】請求項3においては、内刃取付け方向を内
刃の振動方向と略直角方向に配置したことを特徴として
いて、内刃が振動する際には振動方向に内刃が外れよう
とする力が生じるが、内刃取付け方向がその略直角方向
であるので、その力の影響を受けずに、常に内刃は安定
して駆動子に取付いている。請求項4においては、ピン
が内刃取付部より突出していることを特徴としていて、
ピンと内刃の嵌合部の誘いによって内刃が位置決めされ
た後、内刃取付部を結合するので、内刃を取付けやす
く、また、外す際もピンは嵌合部の誘いに位置決めされ
ているので、内刃脱方向が粗方定められて外しやすい。
【0020】請求項5においては、押上げバネをピンの
外周に配置したことを特徴としていて、押上げバネが押
圧された場合の座屈を防ぎ、押上力を安定させることが
できる。請求項6においては、ピンがバネ押さえ中央を
貫通していることを特徴としていて、バネ押さえが不用
意に外れ止めと異なる場所及び方向に押圧された場合、
もしくは振動時に異常な力を受けた時のバネ押さえ脱落
を防止することができる。
【0021】請求項7においては、バネ押さえ側壁が駆
動子と接しており、ピンの振動方向の倒れを低減するこ
とを特徴としていて、内刃が振動方向に髭そりをおこな
う時もしくはそれ以外にピンの剛性以上の力を受けてピ
ンが倒れようとした場合、ピンはバネ押さえを押し、バ
ネ押さえは側壁を通じて駆動子の内刃取付部の側壁を内
部より押圧して、ピンの倒れを低減し破損等を防ぐ。
【0022】請求項8においては、バネ押さえの外れ止
め方向と内刃の保持部外れ止め方向(取付方向)を異な
る場所及び方向に設定したことを特徴としていて、内刃
の着脱に際して、もしくは着脱による磨耗でバネ押さえ
が外れてしまう等を防止する。請求項9においては、外
刃取付け時においては、内刃はピンに対して摺動及びピ
ンとの嵌合点にて刃面が傾き可能で、外刃取外し時にお
いては、傾き不可で一定に位置決めされることを特徴と
していて、外刃取付け時は髭そり時のそり面との傾きの
ため外刃の傾きに追随し内刃が傾き可能で、外刃取外し
時には内刃が固定され、内刃のみの振動動作(例えば、
内刃に付着した髭を掃除するとき、内刃着脱時)におい
て不必要な動きがなくなり、磨耗及び振動等が低減でき
る。
【0023】請求項10においては、バネ押さえの振動
方向と略垂直な面に押上げバネの外れ防止壁を設けるこ
とを特徴としていて、バネの不用意な力による脱落を防
止する。請求項11においては、内刃のピンと嵌合する
部分の耐磨耗性能をピンの耐磨耗性能よりも低く設定し
たことを特徴としていて、長時間の使用に対して、本体
側のピンの磨耗を低減し、内刃嵌合部が磨耗してがたつ
き及び振動等が増加した場合は内刃交換によって対応で
きる。
【0024】請求項12においては、内刃への駆動力伝
達ポイントと内刃刃面揺動(傾き)ポイントを一致させ
たことを特徴としていて、内刃への駆動力伝達ポイント
から内刃刃面揺動ポイントへの部材及び揺動のための部
材等が削減でき、内刃が軽く、結合、嵌合部のがたつき
が低減できる。請求項13においては、内刃本体中央に
内刃への駆動力伝達ポイントへの誘い込みのテーパ状の
筒を設けたことを特徴としていて、着脱(特に着)がス
ムーズにおこなえ、また、着脱に際してピンによる内刃
嵌合部の磨耗を低減できる。
【0025】請求項14においては、該テーパ状の筒の
下部にピンの径もしくはそれ以下の幅のスリット(内刃
取外し時無理な外力を緩和するため)を設けたことを特
徴としていて、内刃の着脱(特に脱時)の際、内刃の取
外し方向とは異なる場所及び方向に力を加えて取外そう
としたとき、ピンがテーパ状の筒内よりスリットを通っ
て外部に逃げることによって、ピンが曲がったり、内刃
が破損したりするのを防止する。
【0026】請求項15においては、該テーパ状の筒の
内刃への駆動力伝達ポイント付近にスリット(内刃傾き
時の嵌合寸法の緩和及びできあがり寸法のがた止めのた
め)を設けたとを特徴としていて、内刃嵌合部が内刃が
平行な場合はピン断面と同様の円形状で、内刃が傾いた
場合はピンの傾き断面(略楕円)に沿った形状にスリッ
トが開口して変形する。また、嵌合部が弾性変形するの
で、ピンと嵌合部を寸法で圧入ぎみにしてがた止めをお
こなうこともできる。
【0027】請求項16においては、内刃の下部に下部
が開口する箱状体を設け、該箱状体に駆動子の上部を格
納する形状であり、該箱状体の中央にピンとの嵌合部を
設け、その両側壁下部に駆動子の内刃取付部と取付くフ
ック部を形成したことを特徴としていて、下部が開口す
る箱状体によって内刃本体の剛性が上げられる。また、
駆動子との取付きが安定し、たとえ不用意な力により一
部フック部が破損しても粗方位置決めがおこなえ、ま
た、内刃が外れることもない。
【0028】請求項17においては、内刃の下部に駆動
子との位置合わせ及び誘い込みとなるリブを設けたこと
を特徴としていて、内刃位置決めがおこなえ、着脱(特
に着)がスムーズにおこなえる。請求項18において
は、内刃装着の際、最初に駆動子のピンと内刃の誘い込
みテーパ部にて位置合わせ及び誘い込みがおこなわれ、
次に内刃の下部が開口する箱状体の下部の誘い込みリブ
と駆動子の内刃取付部の上部において位置決め合わせ及
び誘い込みがおこなわれるよう構成したことを特徴とし
ていて、ピンの嵌合と内刃位置決めが確実におこなえ、
ピンによる内刃の破損や取付部の破損を防ぐことができ
る。
【0029】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1及び図2は2枚刃の往復式電気かみそりを示し
ていて、本体9の上端に2つの駆動子1,1と内刃2,
2が略平行に並列に配置されるとともに、本体9の表面
に沿って上下動自在に配設されたトリマー10が裏面に
取付けられている。
【0030】本体9の上端に配される上記内刃2は、本
体9の駆動子1に対して後述するように着脱自在に取付
けられ、内刃2の外側には、矩形枠状のキャリア14に
アーチ状に屈曲させて保持された外刃8を配して本体9
に保持枠27を介して取外し自在に取付けられて往復式
電気かみそりが構成されている。そして2つに内刃2,
2が互いに独立して上下にフロート自在となっている。
【0031】一方、本体9内には取付けベースを介して
モータ4とモータ4の回転を往復動に変換して駆動され
る一対の駆動子1,1とが配設されており、駆動子1の
上半分には後述する内刃2との連結のためのヘッドがあ
り、下半分にはそのヘッドが取付く板状の台3cがあ
り、その台3cが振動(往復動)方向両端を振動方向に
変形可能な継手3aを介してモータ4が取付いている基
台に固定されており、モータ4によって偏心部材4a,
4aが回転する時、駆動子1,1を各々往復動をおこな
わせることができるようにしてある。このような駆動子
1,1の往復(振動)運動のための駆動構成は周知であ
る。各内刃2,2は各駆動子1,1の上部に各々連結さ
れ、外刃8,8の内面に摺接することができるようにし
てある。また5は電池、6はスイッチハンドル、7は制
御回路であり、モータ4と共に一つの基台に固定され、
それら一体が略片側開口筒状のハウジングとなった本体
9に格納され、下部をカバーにて閉塞され、上部は防塵
ゴムにてシールされている。
【0032】次に図4,図5にて駆動子1と内刃2の連
結構造について詳細に説明する。図4では図示していな
い外刃8が取付いており、駆動子1が内刃2を駆動して
いる通常の髭そり状態を示している。駆動子1の上半分
で内刃2との連結部分は、駆動子1の首部より同材料に
て延長された内刃取付部12と、内刃取付部12の中心
に一体成形されたピン11と、内刃取付部12にピン1
1を軸として挿入された揺動可能なコイル状のバネ押さ
え16と、コイル状の押上げバネ15からなる。
【0033】内刃取付部12は駆動子1の首部より同材
料にて上方に2本の角柱状体が延出された形状で、内刃
2への駆動力伝達位置と異なる位置で内刃取付部12を
形成するために、その角柱状体の上部に4ヵ所にわたっ
て内刃2の外れを止めるためのフック12cが振動方向
と直角方向に設けられており(図5(b)(d)参
照)、2つの角柱状体の上部にはスリット12bが設け
られ、内刃2に対する着脱力の調整をおこなうことでき
るようにしてある。また、内刃取付部12のピン11側
の側壁外部に補強用リブ12dが形成されている。上記
のように内刃取付部12は内刃2の取付け即ち、外れ防
止をおこなっているだけで、後述する駆動力伝達ポイン
ト12aとは異なる位置であるので、内刃2の着脱を何
度もおこなうと、内刃取付部12が磨耗もしくは変形す
るが、駆動力伝達ポイント12aとはその場所が異なる
ため、フック12c…における内刃2の着脱による磨耗
が激しくなっても髭をカットする本来の基本駆動時の伝
達ポイントは磨耗しないので、髭そり時の能力は低下し
ないようにしてある。
【0034】また、上記フック12c…による内刃取付
方向を内刃2の振動方向イと直角方向に設定しているの
で、内刃2が振動する際には振動方向イに内刃2が外れ
ようとする力が生じるが、内刃取付方向がその直角方向
であるのでその力の影響を受けずに、常に内刃2は安定
して駆動子1に取付くことになる。ピン11は上記内刃
取付部12の中央に位置し、SUSの丸棒で上部に内刃
挿入時の誘いアール(円弧)がついており、下部には抜
止めの切欠き11aを設け、駆動子1のへッド中央に一
体成形されており、ピン1の上端まで駆動力は一体で伝
達される。
【0035】このように内刃取付部12からピン11が
大きく突出していることで、駆動力伝達ポイントを刃面
に極力近づけることができ、内刃2の押上力の低下を防
ぎ、内刃2を外刃8に充分密着させることができる。ま
た、駆動力伝達の剛性も上げることできるため、駆動力
の伝達ロスも低減できる。また、ピン11は内刃取付部
12より突出しているので、ピン11と内刃2側の筒2
1への遊挿によって内刃2が位置決めされた後、内刃取
付部12を結合するので、内刃2を取付けやすく、ま
た、外す際もピン11は筒21への遊挿により位置決め
されているので、内刃2の脱方向が粗方定められて外し
やすい。
【0036】また、ピン11の周部をピン11の中央付
近まで内刃取付部12の成形品で覆ってあり、ピン11
と駆動子1の結合性を向上し、振動もしくは内刃2に不
用意な力がかかった場合のピン11の倒れの強力に阻止
できる。バネ押さえ16は角板の中央に孔16aがあい
た形状で、孔16aにピン11が挿入され、バネ押さえ
16はピン11の軸方向に摺動可能で、孔16aの外周
に押上げバネ15の外れ止め16bが段がつけられて形
成され、内刃取付部12のピン11側にバネ押さえ16
の外れ止め突起13が形成されている。押上げバネ15
はピン11と同芯でピン11の外周に設置され、下部を
駆動子1に、上部をバネ押さえ16にて芯出しされてい
る。バネ押さえ16を介して押上げバネ15で内刃2を
外刃8に押付けることで、バネ15による内刃2の押上
げを安定させ、確実におこなえる。バネ押さえ16の外
れ止め突起13で、バネ押さえ16を介してバネ15を
駆動子1に簡単に固定することできる。しかも、押上げ
バネ15をピン11の外周に配置したことで、押上げバ
ネ15が押圧された場合の座屈を防ぎ、押上力を安定さ
せることができる。更に、ピン11がバネ押さえ16の
中央を貫通しているので、バネ押さえ16が不用意に外
れ止めと異なる場所及び方向に押圧された場合、もしく
は振動時に異常な力を受けた時のバネ押さえ16の脱落
を防止することができる。
【0037】また、バネ押さえ16の振動方向イの側壁
面が駆動子1の内刃取付部12の内壁と接しており、内
刃2が振動方向に髭そりをおこなう時もしくはピン11
の剛性以上の力を受けてピン11が倒れようとした場
合、ピン11はバネ押さえ16を押し、バネ押さえ16
は側壁を通じて駆動子1の内刃取付部12の側壁を内部
より押圧して、ピン11の倒れを低減し破損等を防ぐ。
【0038】バネ押さえ16の外れ止め方向と内刃2の
保持部外れ止め方向(取付方向)を異なる場所及び方向
に設定しているので、内刃2の着脱に際して、内刃取付
部12のフック12cは振動方向と直角方向内側に撓む
ことでおこなわれ、もしくは着脱による磨耗が内刃2側
に生じても、バネ押さえ16が外れてしまうことがな
い。
【0039】バネ押さえ16の振動方向イと垂直な面に
押上げバネ外れ防止壁16cを設けてあり、バネ15の
不用意な力による脱落を防止する。内刃2は、複数の半
円状の内刃ブレード25を一体成形した内刃基台24
と、内刃継手部23よりなる。内刃基台24の中央に内
刃2が下降した際に駆動子1のピン11を逃げるための
開口部が形成されている。
【0040】内刃継手部23の上方はフック形状にて上
記内刃基台24を引っ掛けて固定している。内刃継手部
23の下部は下方が開口した箱形状を成し、駆動子1の
内刃取付部12とピン11を内部に格納する形をとって
おり、振動方向イとは直交する方向の側壁22の下部に
は上記駆動子1の内刃取付用のフック12cと着脱自在
に嵌合する突起22aが振動方向4隅に4ヵ所形成され
ている。この下部が開口する箱状体によって内刃1側の
剛性が上げられる。また、駆動子1との取付きが安定
し、たとえ不用意な力により一部のフック12c部分が
破損しても粗方位置決めがおこなえ、また、内刃2が外
れることもない。
【0041】また、上記箱状体の下部に駆動子1の取付
部を覆う大きさで駆動子1との位置合わせ及び誘い込み
となるリブ22bを設けており、内刃2の取付け時に位
置決めがおこなえ、着脱(特に着)がスムーズにおこな
える。上記箱状体の中央に内刃2への駆動力伝達ポイン
トへの誘い込みのテーパ状の筒21を設けてあり、内刃
2の着脱の際、まずピン11の先端が筒21のテーパ部
21bに挿入され、外刃8が取付いた状態でピン11は
嵌合部である駆動力伝達ポイント21aと嵌合する。
【0042】そのテーパ部21bで着脱(特に着)がス
ムーズにおこなえ、また、着脱に際してピン11による
上記内刃嵌合部の磨耗を低減できる。該テーパ状の筒2
1の下部にピン11の径もしくはそれ以下の幅のスリッ
ト21d(内刃2の取外し時無理な外力を緩和するた
め)を振動方向イの両側に設けてあり、内刃2を着脱
(特に脱時)する際、内刃2を取外し方向とは異なる方
向に力を加えて取外そうとしたとき、ピン11がテーパ
状の筒21内よりスリット21dを通って外部に逃げる
ことによって、ピン11が曲がったり、内刃2が破損し
たりするのを防止する。
【0043】該テーパ状の筒21の内刃2への駆動力伝
達ポイント21a付近にスリット21c(内刃2の傾き
時の嵌合寸法の緩和及びできあがり寸法のがた止めのた
め)を振動方向イと直角方向の両側に設けて、内刃嵌合
部が内刃2が平行の場合はピン11の断面と同様の円形
状で、内刃2が傾いた場合はピン11の傾け断面(略楕
円)に沿った形状にスリット21cが開口して変形す
る。また、嵌合部が弾性変形するので、ピン11と嵌合
部を寸法で圧入ぎみにしてがた止めをおこなうこともで
きる。
【0044】また、内刃2のピン11と嵌合する嵌合部
で構成されることになる駆動力伝達ポイント21aをS
USより耐磨耗性能の低い樹脂成形品で成形してあり、
長時間の使用に対して、本体9側のピン11の磨耗を低
減し、内刃嵌合部が磨耗してがた及び振動等が増加した
場合は内刃1の交換によって対応できる。内刃2と駆動
子1は内刃2への駆動力伝達ポイント21aの1点、即
ち、ピン11の周方向で線状に接し、駆動力を伝達する
ため、内刃2への駆動力伝達ポイント21aを中心に内
刃2の全体が揺動(傾き)でき、内刃2への駆動力伝達
ポイント21aから内刃刃面揺動ポイントへの部材及び
揺動のための部材等が削減でき、内刃2が軽く、結合、
嵌合部のがたが低減できる。
【0045】次に図6は、図示はしないが外刃8が取付
いており、内刃2が下方に押下げられ、さらに内刃2の
刃面が揺動(傾いた)している状態を示す。このときも
内刃2と駆動子1は駆動力伝達ポイント21aとピン1
1でのみ嵌合しているので、内刃2はピン11に対して
摺動(上下にフロート)及びピン11との嵌合部、即
ち、駆動力伝達ポイント12aにおいて傾き可能とな
る。
【0046】また、図7は外刃8を取外した状態を示し
ていて、内刃2が押上げバネ15によって上方に押上げ
られ、内刃2の駆動力伝達ポイント21aとピン11の
嵌合は外れて、内刃2と駆動子1は内刃2の振動方向イ
とは直交する側壁22の下部にある嵌合突起22aと駆
動子1の内刃取付用のフック12cのみで取付いてい
る。また、駆動子1の内刃取付部12の振動方向先端に
突部12aが形成され、内刃2の継手部23の開口箱状
体の振動方向下部と接して、内刃2の位置決め及び傾き
の水平(揺動)固定をおこなっている。
【0047】上記のため、外刃8の取付き時は髭そり時
のそり面との傾きのため外刃8の傾きに追随し内刃2が
傾き可能で、外刃8の取外し時には内刃2が固定された
内刃2のみの振動動作(例えば、内刃2に付着した髭を
掃除するとき、内刃2の着脱時)において不必要な動き
がなくなり、磨耗及び振動等が低減できる。また、外刃
8の取外し時には駆動力伝達ポイント21aとピン11
が嵌合していないので、駆動力伝達ポイント21aが磨
耗することがない。
【0048】また、上記説明は2枚刃の電気かみそりで
あるが、その枚数、構造に限ったものではない。
【0049】
【発明の効果】請求項1においては、内刃が、駆動子に
着脱可能になされた往復式電気かみそりにおいて、駆動
子に剛体のピンを一体に設け、ピンを内刃に形成された
嵌合部に嵌合させて駆動力を伝達すべく構成されている
から、駆動力伝達ポイントを刃面に極力近づけることが
できる。また、駆動力伝達の剛性も上げることができる
ため、駆動力の伝達ロスも低減できる。
【0050】請求項2においては、内刃への駆動力伝達
位置と異なる位置で内刃取付部を形成したから、内刃の
着脱を何度もおこなうと、取付部が磨耗もしくは変形す
るがその場所が異なるため、内刃着脱による磨耗が激し
くなっても髭をカットする本来の基本駆動部の伝達ポイ
ントは磨耗しないので、髭そり時の能力を低下しない。
【0051】請求項3においては、内刃取付け方向を内
刃の振動(往復動)方向と略直角方向に配置したから、
内刃が振動する際には振動方向に内刃が外れようとする
力が生じるが、内刃取付け方向がその直角方向であるの
で、その力の影響を受けずに、常に内刃は安定して駆動
子に取付いている。請求項4においては、ピンが内刃取
付部より突出しているから、ピンと内刃の嵌合部の誘い
によって内刃が位置決めされた後、内刃取付部を結合す
るので、内刃を取付けやすく、また、外す際もピンは嵌
合部の誘いに位置決めされているので、内刃脱方向が粗
方定められて外しやすい。
【0052】請求項5においては、押上げバネをピンの
外周に配置したから、押上げバネが押圧された場合の座
屈を防ぎ、押上力を安定させることができる。請求項6
においては、ピンがバネ押さえ中央を貫通しているか
ら、バネ押さえが不用意に外れ止めと異なる方向に押圧
された場合、もしくは振動時に異常な力を受けた時のバ
ネ押さえ脱落を防止することができる。
【0053】請求項7においては、バネ押さえ側壁が駆
動子と接しており、ピンの振動(往復動)方向の倒れを
低減するから、内刃が振動方向に髭そりをおこなう時も
しくはそれ以外にピンの剛性以上の力を受けてピンが倒
れようとした場合、ピンはバネ押さえを押し、バネ押さ
えは側壁を通じて駆動子の内刃取付部側壁を内部より押
圧して、ピンの倒れを低減し破損等を防ぐ。
【0054】請求項8においては、バネ押さえの外れ止
め方向と内刃の保持部外れ止め方向を異なる場所及び方
向に設定したから、内刃の着脱に際して、もしくは着脱
による磨耗でバネ押さえが外れてしまう等の防止する。
請求項9においては、外刃取付け時においては、内刃は
ピンに対して摺動及びピンとの嵌合点にて刃面が傾き可
能で、外刃取外し時においては、傾き不可で一定に位置
決めされるから、外刃取付け時は髭そり時のそり面との
傾きのため外刃の傾きに追随し内刃が傾き可能で、外刃
取外し時には内刃が固定され内刃のみの振動動作(例え
ば、内刃に付着した髭を掃除するとき、内刃着脱時)に
おいて不必要な動きがなくなり、磨耗及び振動及び振動
等が低減できる。
【0055】請求項10においては、バネ押さえの振動
方向と垂直な面に押上げバネ外れ防止壁を設けるから、
バネの不用意な力による脱落を防止する。請求項11に
おいては、内刃のピンと嵌合する部分の耐磨耗性能をピ
ンの耐磨耗性能よりも低く設定したから、長時間の使用
に対して、本体側のピンの磨耗を低減し、内刃嵌合部が
磨耗してがたつき及び振動等が増加した場合は内刃交換
によって対応できる。
【0056】請求項12においては、内刃への駆動力伝
達ポイントと内刃刃面揺動(傾き)ポイントを一致させ
たから、内刃への駆動力伝達ポイントから内刃刃面揺動
ポイントへの部材及び揺動のための部材等が削減でき、
内刃が軽く、結合、嵌合部のがたつきが低減できる。請
求項13においては、内刃本体中央に内刃への駆動力伝
達ポイントへの誘い込みのテーパ状の筒を設けたから、
着脱(特に着)がスムーズにおこなえ、また、着脱に際
してピンによる内刃嵌合部の磨耗を低減できる。
【0057】請求項14においては、該テーパ状の筒の
下部にピンの径もしくはそれ以下の幅のスリットを内刃
の振動(往復動)方向に設けたから、内刃の着脱(特に
脱時)の際、内刃の取外し方向とは異なる方向に力を加
えて取外そうとしたとき、ピンがテーパ状の筒内よりス
リットを通って外部に逃げることによって、ピンが曲が
ったり、内刃が破損したりするのを防止する。
【0058】請求項15においては、該テーパ状の筒の
内刃への駆動力伝達ポイント付近にスリットを内刃の振
動(往復動)方向と略垂直な方向に設けたから、内刃嵌
合部が内刃が平行な場合はピン断面と同様の円形状で、
内刃が傾いた場合はピンの傾け断面(略楕円)に沿った
形状にスリットが開口して変形する。また、嵌合部が弾
性変形するので、ピンと嵌合部を寸法で圧入ぎみにして
がた止めをおこなうこともできる。
【0059】請求項16においては、内刃の下部に下部
が開口する箱状体を設け、該箱状体に駆動子の上部を格
納する形状であり、該箱状体の中央にピンとの嵌合部を
設け、その両側壁下部に駆動子の内刃取付部と取付くフ
ック部を形成したから、下部が開口する箱状体によって
内刃本体の剛性が上げられる。また、駆動子との取付き
が安定し、たとえ不用意な力により一部フック部が破損
しても粗方位置決めがおこなえ、また、内刃が外れるこ
ともない。
【0060】請求項17においては、内刃の下部に駆動
子との位置合わせ及び誘い込みとなるリブを設けたか
ら、内刃位置決めがおこなえ、着脱(特に着)がスムー
ズにおこなえる。請求項18においては、内刃装着の
際、最初に駆動子のピンと内刃の誘い込みテーパ部にて
位置合わせ及び誘い込みがおこなわれ、次に内刃の下部
が開口する箱状体の下部の誘い込みリブと駆動子の内刃
取付部の上部において位置決め合わせ及び誘い込みがお
こなわれるよう構成したから、ピンの嵌合と内刃位置決
めが確実におこなえ、ピンによる内刃の破損や取付部の
破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横断面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の内刃を示し、(a)は正面図、(b)は
底面図である。
【図5】同上の内刃を駆動子に連結し、通常の髭そり状
態を示し、(a)は正断面図、(b)は側断面図、
(c)は内刃を外した駆動子の正面図、(d)は平面図
である。
【図6】同上の内刃を駆動子に連結し、内刃が下方に押
下げられ、かつ、刃面が傾いた状態の正断面図ある。
【図7】同上の内刃を駆動子に連結し、かつ外刃を取外
した状態の正断面図である。
【図8】駆動力伝達ポイントと刃面押上力との関係を示
す説明図である。
【図9】従来例の駆動子の内刃の連結構造の説明図であ
る。
【図10】別の従来例の駆動子と内刃の連結構造の説明
図である。
【符号の説明】
1 駆動子 2 内刃 8 外刃 11 ピン
フロントページの続き (72)発明者 生田 利夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 河原 学 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内刃が、往復動をおこなう駆動子に着脱
    自在になされた往復式電気かみそりにおいて、駆動子に
    剛体のピンを一体に設け、そのピンを内刃に形成された
    嵌合部に嵌合させて駆動力を伝達すべく構成して成るこ
    とを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 内刃への駆動力伝達位置と異なる位置で
    内刃取付部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 内刃取付方向を内刃の振動(往復動)方
    向と略直角方向に配置したことを特徴とする請求項2記
    載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 ピンが内刃取付部より突出していること
    を特徴とする請求項2記載の往復式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 押上げバネをピンの外周に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  6. 【請求項6】 ピンがバネ押さえ中央を貫通しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  7. 【請求項7】 バネ押さえ側壁が駆動子と接しており、
    ピンの振動(往復動)方向の倒れを低減することを特徴
    とする請求項6記載の往復式電気かみそり。
  8. 【請求項8】 バネ押さえの外れ止め方向と内刃の保持
    部外れ止め方向(取付方向)を異なる場所及び方向に設
    定したことを特徴とする請求項2記載の往復式電気かみ
    そり。
  9. 【請求項9】 外刃取付け時においては、内刃はピンに
    対して摺動及びピンとの嵌合点にて刃面が傾き可能で、
    外刃取外し時においては、傾き不可で一定に位置決めさ
    れることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそ
    り。
  10. 【請求項10】 バネ押さえの振動方向と垂直な面に押
    上げバネの外れ防止壁を設けることを特徴とする請求項
    1記載の往復式電気かみそり。
  11. 【請求項11】 内刃のピンと嵌合する部分の耐磨耗性
    能をピンの耐磨耗性能よりも低く設定したことを特徴と
    する請求項1記載の往復式電気かみそり。
  12. 【請求項12】 内刃への駆動力伝達ポイントと内刃刃
    面揺動(傾き)ポイントを一致させたことを特徴とする
    請求項1記載の往復式電気かみそり。
  13. 【請求項13】 内刃本体中央に内刃への駆動力伝達ポ
    イントへのピンの誘い込みのテーパ状の筒を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  14. 【請求項14】 該テーパ状の筒の下部にピンの径もし
    くはそれ以下の幅のスリットを内刃の振動(往復動)方
    向に設けたことを特徴とする請求項13記載の往復式電
    気かみそり。
  15. 【請求項15】 該テーパ状の内刃への駆動力伝達ポイ
    ント付近にスリットを内刃の振動(往復動)方向と垂直
    な方向に設けたことを特徴とする請求項13記載の往復
    式電気かみそり。
  16. 【請求項16】 内刃の下部に下部が開口する箱状体を
    設け、該箱状体に駆動子の上部を格納する形状であり、
    該箱状体の中央にピンとの嵌合部を設け、その両側壁下
    部に駆動子の内刃取付部と取付くフック部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  17. 【請求項17】 内刃の下部に駆動子との位置合わせ及
    び誘い込みとなるリブを設けたことを特徴とする請求項
    16記載の往復式電気かみそり。
  18. 【請求項18】 内刃装着の際、最初に駆動子のピンと
    内刃の誘い込みテーパ部にて位置合わせ及び誘い込みが
    おこなわれ、次に内刃の下部が開口する箱状体の下部の
    誘い込みリブと駆動子の内刃の取付部上部において位置
    合わせ及び誘い込みがおこなわれるように構成したこと
    を特徴とする請求項13乃至請求項17のいずれかに記
    載の往復式電気かみそり。
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