JP2006247145A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり Download PDF

Info

Publication number
JP2006247145A
JP2006247145A JP2005068166A JP2005068166A JP2006247145A JP 2006247145 A JP2006247145 A JP 2006247145A JP 2005068166 A JP2005068166 A JP 2005068166A JP 2005068166 A JP2005068166 A JP 2005068166A JP 2006247145 A JP2006247145 A JP 2006247145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
spring
reinforcing
piece
passive piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005068166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4761294B2 (ja
Inventor
Nobuki Yahiro
伸紀 八尋
Kotaro Iwakura
幸太郎 岩倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2005068166A priority Critical patent/JP4761294B2/ja
Publication of JP2006247145A publication Critical patent/JP2006247145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4761294B2 publication Critical patent/JP4761294B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

【課題】外刃が強い外力を受けて曲げ変形したり、ねじれ変形したりするのを解消し、以て、内刃を外刃に対して確実に密着させることにより、常に良好な切れ味を発揮できる第2切断刃を備えた電気かみそりを提供する。
【解決手段】かみそりヘッド5に、長毛などを粗剃りする第2切断刃12を設ける。第2切断刃12は、スリット刃からなる外刃44と、内刃45と、左右一対の刃受ピース46と、内刃45に固定される受動ピース42と、内刃45を密着付勢するばね47とを含む。左右の刃受ピース46の前後面には、外刃44の変形を規制するための補強枠48を橋絡状に固定して、外刃44、刃受ピース46および補強枠48の結合体の構造強度を向上して、外刃44の変形を防止する。ばね47は補強枠47と一体に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メイン刃とは別に、長毛やくせ毛などを粗剃りするための第2切断刃を備えている電気かみそりに関する。
本発明が対象とする粗剃り用の第2切断刃の基本形態は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、外刃と、内刃と、外刃の両側内面に固定される一対の刃受ピースと、内刃の内面中央に固定される受動ピースと、内刃を外刃へ向かって密着付勢する板ばねなどで第2切断刃を構成し、これらの部品を組み付けて1個のユニット部品にしている。
本発明においては、補強枠を利用して前記内刃を密着付勢するばねを形成するが、このように補強枠に付勢ばねを形成することは特許文献2に公知である。但し、この場合の付勢ばねは、メイン刃の外刃を引っ張り付勢するためのばねであって、第2切断刃12の外刃や内刃を付勢するものではない。
特開平2001−62163号公報(段落番号0023、図13) 特開平2004−242966号公報(段落番号0049、図12)
特許文献1の電気かみそりにおいては、第2切断刃が外刃、内刃、刃受ピース、受動ピース、および板ばねなどを組み付けて1個のユニット部品にしているので、外刃ホルダーに対する第2切断刃の組み付けが簡便に行える。第2切断刃のみを外刃ホルダーから取り外して新規部品と交換することにより、交換コストを削減できる利点もある。しかし、この種の外刃は、前後幅が小さく左右横長のコ字枠状に形成されていて、両側端のみが刃受ピースで支持してあるうえ、刃面にひげ導入用のスリットの一群が形成してあるので、強い外力を受けたとき曲げ変形やねじれ変形を生じやすい。外刃の強度がスリット群によって低下するのが要因である。
上記のように、外刃が曲げ変形したり、ねじれ変形したりすると、内刃が外刃に対して充分に密着摺動できず、切刃の摺動面に隙間を生じ、あるいは切刃が異常に摩耗して切れ味が極端に低下する。こうした外刃の変形を防ぐために、外刃の形成素材の厚みを増やし、あるいはスリット幅を小さくすると、スリット群による構造強度の低下をある程度は抑止できる。しかし、外刃の厚みが大きいほどしなやかさが得難くなり、内刃と外刃とを充分に密着させることができなくなる。外刃を精度よく加工するのが困難になるうえ、スリット幅が小さい分だけ、ひげ導入が困難化することにもなる。
本発明の目的は、外刃の厚みを分厚くせずとも充分な構造強度を発揮でき、これにより外刃が強い外力を受けて曲げ変形したり、ねじれ変形したりするのを解消し、常に良好な切れ味を発揮できる第2切断刃を備えた電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、内刃を外刃に対して確実に密着させ、さらに往復動力で駆動されるときの内刃の前後遊動を規制して、常に好適なひげ切断を行える第2切断刃を備えた電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりは、かみそりヘッド5に、長毛やくせ毛などを粗剃りするための第2切断刃12を備えている。第2切断刃12は、かみそりヘッド5の外面に配置される外刃44と、外刃44の内面に沿って摺接駆動される内刃45と、外刃44の両側内面に固定される一対の刃受ピース46と、内刃45の内面中央に固定される受動ピース42と、内刃45を外刃44に密着付勢するばね47とを備えている。以て、刃受ピース46の前後面の少なくとも一側に、両刃受ピース46を橋絡して、外刃44の変形を規制する補強枠48が装着されていることを特徴とする。
内刃45を密着付勢するばね47は、図5に示すように、補強枠48の一部を折り曲げて一体に形成することができる。
補強枠47は、刃受ピース46に連結される帯板状の補強壁60と、補強壁60の下縁に連続して折り曲げられるばね基部61と、ばね基部61に連続して斜め上向きに折り曲げられるばね47とを一体に備えており、ばね47の先端側を受動ピース42の下面に圧接させることにより、内刃45を外刃44に密着付勢している。
刃受ピース46の前後面には、外刃44を補強する前後一対の補強枠48を装着し、前後の補強枠48で受動ピース42の前後方向の振れを規制した状態で受動ピース42を往復案内することができる。
前後の補強枠48は、それぞれ補強壁60と、ばね基部61と、ばね47とを備えていて、前後で点対称状の同一部品に形成することができる。
受動ピース42を間に挟んで前後に対向する補強壁60の少なくとも一方には、受動ピース42の往復領域に向かって膨出する弾性壁68を形成し、弾性壁68を含む前後の補強壁60で受動ピース42を挟持案内して、受動ピース42の前後方向の振れを規制することができる。
相対摺動する弾性壁68と受動ピース42との少なくともいずれか一方には、両者の摺動摩擦を低減する突起70を形成することができる。
左右の刃受ピース46は、外刃ホルダー13で上下動可能に案内支持して、両刃受ピース46と外刃ホルダー13との間に配置したばね66で押し上げ付勢することができる。
補強枠48は、上向きに開口する断面コ字状の枠体で形成し、内刃45を密着付勢するためのばね47を枠体の底壁左右から折り起こし形成し、両ばね47の間の底壁に受動ピース42用の駆動穴72を開口することができる。
本発明では、外刃44と、内刃45と、左右一対の刃受ピース46と、内刃45に固定される受動ピース42と、内刃45を密着付勢するばね47などで第2切断刃2を構成し、刃受ピース46の前後面の少なくとも一側に補強枠48を橋絡固定した。このように、左右の刃受ピース46が補強枠48で連結固定されていると、補強枠48を付加した分だけ外刃44、刃受ピース46、補強枠48の結合体の構造強度を増強できる。したがって外刃44に強い外力が作用するような場合でも、外刃44が曲げ変形したりねじれ変形したりするのを確実に防止できる。
これにより、内刃45が外刃44に対して確実に密着し、常に良好な切れ味を発揮できる第2切断刃12を備えた電気かみそりが得られる。外刃44の厚みを分厚くする必要もなく、先の結合体の構造強度が増強し、あるいは外刃44により広幅のスリット50を形成して切刃部分への毛導入を確実化できる利点もある。
内刃45を密着付勢するためのばね47が補強枠48の一部を折り曲げて一体に形成されていると、独立部品からなるばねを設ける場合に比べて、部品点数の削減化を図れ、別体のばねを補強枠48に装着するための構造や、別体のばねを組み込むための手間も省けるので、全体として第2切断刃12の製造に要するコストを削減できる。
上記のように、ばね47が枠の一部を折り曲げて一体に形成されている補強枠47において、帯板状の補強壁60の下縁に連続してばね基部61を折り曲げ、さらにばね基部61に連続してばね47を斜め上向きに折り曲げ形成してあると、ばね47が補強枠48の上部側に設けてある場合に比べて、ばね腕の長さが大きく、しなやかなばね47を形成できる。したがって、内刃45を安定した状態で外刃44に密着付勢して、第2切断刃12の切れ味を長期にわたって維持できる。
刃受ピース46の前後面に装着した補強枠48で受動ピース42を往復案内すると、受動ピース42が前後方向へ振れるのを補強枠48で規制できるので、往復駆動される内刃45を常に適正に外刃44に密着させて、第2切断刃12によるひげ切断を常に好適に行うことができる。
前後の補強枠48が、補強壁60と、ばね基部61と、ばね47とを含んで、前後で点対称状の同一部品に形成されていると、補強枠48を前後で共用できる分だけ第2切断刃12を低コストで製造できるうえ、組み付け時に前後の補強枠48を間違える余地がなく、適正な組み立てを行える。補強枠48の構造が簡素であるので、その分だけ補強枠48を少ない加工工数で容易に形成できる利点もある。
前後に対向する補強枠48の補強壁60の少なくとも一方に、受動ピース42の往復領域に向かって膨出する弾性壁68を形成しておき、弾性壁68を含む前後の補強壁60で受動ピース42を挟持案内すると、前後の補強壁60が受動ピース42に密着する状態で同ピース42の前後振れを規制できるので、内刃45をさらに確実に外刃44に密着させて、第2切断刃12によるひげ切断をさらに好適化できる。
弾性壁68と受動ピース42との少なくともいずれか一方に突起70が形成されていると、相対摺動する両者42・68の摺動摩擦を低減して、内刃45の往復駆動を円滑に行える。摺動摩擦を低減できる分だけ、モーター8の動力損を減少できる利点もある。
左右の刃受ピース46は外刃ホルダー13で上下動可能に案内支持し、さらに両刃受ピース46と外刃ホルダー13との間に配置したばね66で刃受ピース46を押し上げ付勢してあると、第2切断刃12の全体を上下浮動可能に支持して、その肌当りをソフトなものにできるうえ、外刃44を肌面の変化に追随して左右傾動させ、ひげ切断をさらに効果的に行うことができる。
上向きに開口する断面コ字状の枠体で形成した補強枠48によれば、外刃44を前後一対の補強枠48で補強する場合に比べて、外刃44の補強構造に要する部品点数を削減できるうえ、補強枠48これ自体の剛性を向上して、さらに効果的に外刃44を補強し、外刃44の曲げ変形やねじれ変形を確実に防止できる。ばね47が枠体の底壁左右から折り起こし形成されていると、ばね47が補強枠48と一体化してある利点も継承できる。
図1ないし図7は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図2および図3において電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1に組み付けられる作動ユニットとで構成されている。本体ケース1の前面にはスイッチパネル2が設けられ、その上下にモーター起動用のスイッチノブ3と、電気かみそりの運転状態を表示するための表示灯4などを設けてある。本体ケース1の後面側には、図外のきわぞり刃ユニットを設けてある。
作動ユニットは、下半側を占める電装品ユニットと、その上部に設けられるかみそりヘッド5とで構成してある。電装品ユニットは、電装品ホルダーに、回路基板と、モーター8と、2次電池9などを組み付けて構成する。回路基板には、前記スイッチノブ3で切り換え操作されるスイッチや、制御回路を構成する電子部品、およびLEDなどが実装される。モーター8を含む電装品ユニットは、本体ケース1内に収容されて密封される。
かみそりヘッド5には、前後一対のメイン刃11と、一対のメイン刃11間に配置される第2切断刃12と、これらを駆動する駆動機構などが組み込まれる。メイン刃11が比較的短いひげを剃ることを目的としているのに対し、第2切断刃12は長毛やくせ毛などを粗剃りするために設けてある。
メイン刃11は、外刃ホルダー13と、外刃ホルダー13で上下浮動可能に支持される一対の外刃カセット14と、外刃カセット14の内面に沿って摺接駆動される内刃ユニット15などで構成する。図4において外刃ホルダー13は、内ケース18と、内ケース18を支持する外ケース19とで構成してあり、内ケース18に前後一対の外刃カセット14と、第2切断刃12とが組み付けられる。
内ケース18は、上下面が開口する角枠状のプラスチック成形品であり、その下開口面の前後中央に補強枠21を一体に設け、その左右中央に後述する駆動軸41用の通口22が上下貫通状に形成してある。補強枠21の前後面には、先の外刃カセット14を下向きに移動付勢するばね腕23が一体に形成してある。
外ケース19は、上下面が開口する角枠状のプラスチック成形品である。内ケース18を外ケース19の内面に上方から差し込んで、各ケース18・19の側壁に設けた突起と凹部とを係合することにより、両ケース18・19を一体化できる。外ケース19は、かみそりヘッド5のヘッドケース16に外嵌装着されて、ヘッドケース16の左右に組み込んだロック爪25で係合捕捉することにより、装着状態を維持できる。
ロック爪25はロック解除ボタン26と一体に形成してあり、圧縮コイル型のロックばね27(図1参照)でロック付勢されて、外ケース19の側壁内面に設けたロック凹部28と係合する。ロック解除ボタン26をロックばね27の付勢力に抗して押し込み操作すると、ロック爪25とロック凹部28との係合状態を解除できるので、外刃ホルダー13をヘッドケース16から取り外すことができる。
外刃カセット14は、シート状の網刃からなる外刃31を外刃フレーム32でアーチ形状に保形して構成してある。外刃31は、エッチング法、あるいは電鋳法によって形成する。外刃フレーム32は、前記内ケース13で上下動可能に、しかし抜け出しは不能に案内支持されており、その左右両側に掛け止め連結したばね腕23で押し下げ付勢されている。
内刃ユニット15は、スリット刃として形成された内刃34と、内刃34を支持する内刃フレーム35とからなる。内刃34はエッチング法で形成したシート状の内刃ブランクに、プレス加工を施して形成してあり、アーチ形状を自己保持できる点が先の外刃31とは異なる。内刃フレーム35の下部には、振動子36の駆動軸37に係合連結される受動片38を一体に設けてある。
内刃ユニット15は、駆動軸37と受動片37との間に介装した圧縮コイル形のばね40で押し上げ付勢される。このばね40の付勢力は、先のばね腕23の付勢力より充分に大きく設定してある。したがって、内刃ユニット15が駆動軸37で上下動自在に、しかも左右傾動可能に支持されているにもかかわらず、内刃34を外刃31の内面に常に密着させることができる。
振動子36は、モーター8の回転動力を往復動作に変換したのち、駆動軸37を介して内刃ユニット15に伝える。駆動軸37は、図3に示すごとく各内刃ユニット15に対応して設けてあるが、その一方に内刃45を駆動する別の駆動ピース41が固定されている。駆動ピース41は、内ケース18の補強枠21に設けた通口22内において、後述する内刃45の受動ピース42と係合する。
図5および図6において第2切断刃(センター刃)12は、外刃44と、外刃44の内面に沿って長手方向へ摺接駆動される内刃45と、これら両刃44・45を支持する左右一対の刃受ピース46と、内刃45を押し上げ付勢する左右一対のばね47と、刃受ピース46の前後面に装着される前後一対の補強枠48などで、1個のユニット部品として構成する。
外刃44は、エッチング法で形成したシート状の刃ブランクにプレス加工を施して断面逆U字状に形成したスリット刃からなる。外刃44の上部曲面には、ひげ導入用のスリット50と、刃リブ51とが交互に形成されている。各刃リブ51の内面周縁には、ひげ切断のための切刃が形成されている。
内刃45は、外刃44と同様に形成されたスリット刃からなり、その上部曲面にスリット52と刃リブ53とを交互に形成する。ひげ切断のための切刃は、刃リブ53の外面周縁に形成する。内刃45の内面の左右中央部には、駆動ピース41と係合する受動ピース42を固定してある。
図5において刃受ピース46は、L字状の装着座55と、装着座55の上面に形成された断面半円状のガイド部56と、装着座55の外側面に形成された係合脚57とを一体に備えたプラスチック成形品である。左右の刃受ピース46のガイド部56を内刃45の両端内面に差し込み装着した状態で、外刃44を装着座55に上方から被せ付け、装着座55に設けた固定ピン58を溶融変形させることにより、外刃44と左右の刃受ピース46とは一体化できる。この状態における内刃45は、刃受ピース46のガイド部56で左右スライド自在に案内支持される。
外刃44の変形を規制して、内刃45と外刃44との密着度を向上するために補強枠48を有する。補強枠48は、ステンレス板材を素材とするプレス成形品であり、内刃45を押し上げ付勢するばね47が一体に形成されている。詳しくは、刃受ピース46に連結された帯板状の補強壁60と、補強壁60の一側下縁に連続して折り曲げられたばね基部61と、ばね基部61に連続して斜め上向きに折り曲げられるばね47とを一体に備えている。受動ピース42との摺動を円滑化するために、ばね47の先端はへ字状に折り曲げてある。補強壁60の両端と、ばね基部61には、それぞれ2個の溶着穴62を形成してある(図5参照)。
装着座55の前後壁に補強壁60の両端をあてがい、さらにばね基部61を装着座55の下面にあてがって、前後壁および下面に突設した固定ピン63に溶着穴62を係合したうえで、各固定ピン63の端部を溶融変形させることにより、左右の刃受けピース46と前後の補強枠48とを分離不能に一体化できる。このように、刃受けピース46を補強枠48で橋絡固定すると、左右の刃受ピース46を外刃44および前後の補強枠48の三者で強固に連結できるので、外刃44に強い外力が作用する場合でも、外刃44の曲げ変形やねじれ変形などを確実に防止できる。この組み付け状態において、ばね47は内刃45を押し上げ付勢して外刃44に密着している。
往復駆動される内刃45および受動ピース42をより安定した状態で案内支持するために、先の補強壁60を利用して受動ピース42を前後に挟持している。詳しくは、図7の想像線で示すように、前後の補強壁60のそれぞれは、受動ピース42の往復領域に向かって膨出する弾性壁68を有し、弾性壁68を含む前後の補強壁60で受動ピース42を挟持案内することにより、受動ピース42の前後方向の振れを規制している。さらに受動ピース42の弾性壁68との摺動面の左右に半球状の突起70を設け、受動ピース42と弾性壁68との摺動摩擦を低減できるようにしている。
ユニット部品化された第2切断刃12は、内ケース18で上下浮動可能に支持される。詳しくは、内ケース18の前後中央部分に刃受ピース46を上方から差し込み、図6に示すようにその係合脚57を内ケース18の両側壁に通設したガイド溝65と係合させることにより、第2切断刃12の全体が内ケース18で上下動自在に案内支持される。さらに、係合脚57の下端と補強枠21との間に圧縮コイル形のばね66を配置し、このばね66で第2切断刃12の全体を押し上げ付勢して浮動可能としている。
図8は補強枠48の別実施例を示す。そこでは、補強枠48が上向きに開口する断面コ字状の枠体で形成されて、部品点数を削減し、さらに補強枠48これ自体の構造強度を向上できるようにした。内刃45を密着付勢するばね47は、枠体の底壁左右から折り起こし形成し、両ばね47間の底壁に受動ピース42用の駆動穴72を開口する。駆動穴72の左右に隣接して、補強用のリブ壁73が形成してある。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
上記の実施例以外に、補強枠48は刃受ピース46の前後面のいずれか一方に限って設けることができる。必要があれば、補強枠48をアングル状に形成することができ、ばね47は補強枠48とは別の独立部品で形成することができる。プラスチック成形品で補強枠48を形成してもよい。
1個のメイン刃11の前後いずれか一側に第2切断刃12が配置してある電気かみそりにも適用できる。外刃44はスリット刃にする以外に、網刃で形成してあってもよい。内刃45は、一群の小刃で形成することができる。メイン刃11の内刃34はロータリー刃で形成してもよい。
かみそりヘッドの縦断正面図である。 電気かみそりの正面図である。 かみそりヘッドの縦断側面図である。 メイン刃およびセンター刃の分解斜視図である。 センター刃の分解斜視図である。 センター刃を分離した状態のかみそりヘッドの縦断正面図である。 図6におけるA−A線断面図である。 補強枠の別実施例を示す断面図である。
符号の説明
5 かみそりヘッド
12 第2切断刃
42 受動ピース
44 外刃
45 内刃
46 刃受ピース
47 ばね
48 補強枠
60 補強壁
61 ばね基部
68 弾性壁
70 突起
72 駆動穴

Claims (9)

  1. かみそりヘッド(5)に、長毛やくせ毛などを粗剃りするための第2切断刃(12)を備えている電気かみそりであって、
    第2切断刃(12)は、かみそりヘッド(5)の外面に配置される外刃(44)と、外刃(44)の内面に沿って摺接駆動される内刃(45)と、外刃(44)の両側内面に固定される一対の刃受ピース(46)と、内刃(45)の内面中央に固定される受動ピース(42)と、内刃(45)を外刃(44)に密着付勢するばね(47)とを備えており、
    刃受ピース(46)の前後面の少なくとも一側に、両刃受ピース(46)を橋絡して、外刃(44)の変形を規制する補強枠(48)が装着されている電気かみそり。
  2. 内刃(45)を密着付勢するばね(47)が、補強枠(48)の一部を折り曲げて一体に形成されている請求項1記載の電気かみそり。
  3. 補強枠(47)が、刃受ピース(46)に連結される帯板状の補強壁(60)と、補強壁(60)の下縁に連続して折り曲げられるばね基部(61)と、ばね基部(61)に連続して斜め上向きに折り曲げられるばね(47)とを一体に備えており、
    ばね(47)の先端側を受動ピース(42)の下面に圧接させることにより、内刃(45)が外刃(44)に密着付勢されている請求項2記載の電気かみそり。
  4. 刃受ピース(46)の前後面に、外刃(44)を補強する前後一対の補強枠(48)が装着されており、
    前後の補強枠(48)が、受動ピース(42)の前後方向の振れを規制した状態で受動ピース(42)を往復案内している請求項1または2または3記載の電気かみそり。
  5. 前後の補強枠(48)のそれぞれが、補強壁(60)と、ばね基部(61)と、ばね(47)とを備えていて、前後で点対称状の同一部品に形成されている請求項3または4記載の電気かみそり。
  6. 受動ピース(42)を間に挟んで前後に対向する補強壁(60)の少なくとも一方に、受動ピース(42)の往復領域に向かって膨出する弾性壁(68)が形成されており、
    弾性壁(68)を含む前後の補強壁(60)で受動ピース(42)を挟持案内して、受動ピース(42)の前後方向の振れを規制している請求項4または5記載の電気かみそり。
  7. 相対摺動する弾性壁(68)と受動ピース(42)との少なくともいずれか一方に、両者の摺動摩擦を低減する突起(70)が形成されている請求項4または5または6記載の電気かみそり。
  8. 左右の刃受ピース(46)が、外刃ホルダー(13)で上下動可能に案内支持されて、両刃受ピース(46)と外刃ホルダー(13)との間に配置したばね(66)で押し上げ付勢してある請求項4から7のいずれかに記載の電気かみそり。
  9. 補強枠(48)が、上向きに開口する断面コ字状の枠体で形成されており、
    内刃(45)を密着付勢するばね(47)が枠体の底壁左右から折り起こし形成され、両ばね(47)の間の底壁に受動ピース(42)用の駆動穴(72)が開口している請求項2記載の電気かみそり。
JP2005068166A 2005-03-10 2005-03-10 電気かみそり Expired - Fee Related JP4761294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005068166A JP4761294B2 (ja) 2005-03-10 2005-03-10 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005068166A JP4761294B2 (ja) 2005-03-10 2005-03-10 電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006247145A true JP2006247145A (ja) 2006-09-21
JP4761294B2 JP4761294B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37088223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005068166A Expired - Fee Related JP4761294B2 (ja) 2005-03-10 2005-03-10 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4761294B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244769A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
WO2011037126A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 パナソニック電工 株式会社 電気かみそり
US9087994B2 (en) 2010-11-03 2015-07-21 Heraeus Precious Metals Gmbh & Co. Kg PEDOT dispersions in organic solvents
CN106003162A (zh) * 2016-07-11 2016-10-12 佛山市顺德区雷泰电器制造有限公司 一种用于剃须刀上的内刀头组件
CN111872981A (zh) * 2019-12-05 2020-11-03 元海医疗科技有限公司 动刀、刀片组件及该动刀的成型工艺

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004242966A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004242966A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244769A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
WO2011037126A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 パナソニック電工 株式会社 電気かみそり
CN102666036A (zh) * 2009-09-25 2012-09-12 松下电器产业株式会社 电动剃须刀
JPWO2011037126A1 (ja) * 2009-09-25 2013-02-21 パナソニック株式会社 電気かみそり
US9087994B2 (en) 2010-11-03 2015-07-21 Heraeus Precious Metals Gmbh & Co. Kg PEDOT dispersions in organic solvents
CN106003162A (zh) * 2016-07-11 2016-10-12 佛山市顺德区雷泰电器制造有限公司 一种用于剃须刀上的内刀头组件
CN111872981A (zh) * 2019-12-05 2020-11-03 元海医疗科技有限公司 动刀、刀片组件及该动刀的成型工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP4761294B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4127290B2 (ja) 電気かみそり用の内刃及び往復式電気かみそり
WO2011037053A1 (ja) 電気かみそり
JP5019512B2 (ja) 電動式ヘアカッターのカッターヘッド
JPH1142378A (ja) 往復式電気かみそり
JP4711330B2 (ja) 電気かみそり
JP2005040358A (ja) シェーバー
JP4761294B2 (ja) 電気かみそり
CN107520862B (zh) 电动剃刀以及该电动剃刀所使用的外刀
JP4225329B2 (ja) 電気かみそり
CN111872981A (zh) 动刀、刀片组件及该动刀的成型工艺
JP5224353B2 (ja) 電気かみそり
JP4811923B2 (ja) せん断刃ユニット
JP4863271B2 (ja) 電気かみそり
CN211967596U (zh) 动刀、刀片组件
JP4367671B2 (ja) 電気かみそり
JP4479988B2 (ja) 電気かみそり
JP4743624B2 (ja) 電気かみそり
JP2005168517A (ja) 電気かみそり
JP4822241B2 (ja) 電気かみそり
JP6590289B2 (ja) 電気かみそり、当該電気かみそりで用いられる外刃
JP2001062163A (ja) 電気かみそり
JPH10235035A (ja) 電気かみそり
JP4807738B2 (ja) 電気かみそり
JP4789199B2 (ja) 電気かみそり
JPH0810463A (ja) 往復式電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070716

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110601

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4761294

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees