JPH08317844A - 折畳み式立体写真立て - Google Patents

折畳み式立体写真立て

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JPH08317844A
JPH08317844A JP15224595A JP15224595A JPH08317844A JP H08317844 A JPH08317844 A JP H08317844A JP 15224595 A JP15224595 A JP 15224595A JP 15224595 A JP15224595 A JP 15224595A JP H08317844 A JPH08317844 A JP H08317844A
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shape
frame
frames
photograph
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JP15224595A
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Yoshiharu Miki
珍治 三木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平板状の写真を凸面状に保形して縁近差で立
体感を出し、組立状態と折り畳み状態の変更を容易にし
た折畳み式立体写真立てを提供する。 【構成】 写真表示用の窓穴3を設けた前面パネル4の
背面側に、左右および上下の各フレーム7,8,5,6
を設けて額縁Aが形成され、額縁Aの後方には平板状の
写真2を装着して凸面状に保形支持する写真保形手段B
を設け、左右および上下の各フレーム7,8,5,6は
前面パネル4を一辺とした平行四辺形に折り曲げ形成さ
れ、内外へ開閉すると偏平状に折り畳み可能な構成と
し、上下の各フレーム5,6の背面側両端部から内方へ
突設させた差込係止片33を左右の各フレーム7,8の
背面側両端部内へ差し込んで各フレーム7,8の開閉を
係止すると共に、上下の各フレーム5,6の背面側には
各フレーム5,6の開閉を係止する額縁保形手段Bを着
脱可能に設けて連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面的な写真を挿入す
ると凸面状に保形されて遠近差によって立体感が得られ
ると共に、不使用時には容易に偏平状に折畳むことがで
きる折畳み式立体写真立てに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の写真立ては、写真が平板状に収納
されているので立体感に乏しく、奥行きや広がりを得る
ことができなかった。そこで、本件出願人は先に実開平
5−58079号公報で開示された立体写真立てを始め
として、その後にも各種の立体写真立ての提案を行って
きた。これらの立体写真立ては、平板状の写真を保形具
によって凸面状に保形させて立体感が得られるようにし
たものである。また、上記のような立体写真立ての場合
には一般の写真立てに比べて奥行き寸法を必要とするの
で、不使用時には偏平状に折り畳むことができると運送
や保管などの取り扱いが便利であり、その為の折り畳み
式立体写真立てに関する提案も特願平6−102060
号で本件出願人によって行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明による折畳み式
立体写真立ては、上記提案と一連を成すものであるが、
特に組立状態と折り畳み状態の間で形態を変更する際の
操作が多少複雑であったり、使用状態を安定に保持させ
ることに多少難点があった点と、構成部材の組合せが複
雑で大量生産には不向きであった点を改善し、形態の変
更操作をより簡単にして且つ組立状態を確実に保持でき
るようにすると共に、少ない構成部材で容易に大量生産
が可能な構造にすることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による請求項1の折畳み式立体写真立ては、写
真表示用の窓穴を設けた方形枠板による前面パネルの背
面側に、左右および上下の各フレームを設けて二重の方
形枠体による額縁が形成され、この額縁の後方には平板
状の写真を装着して凸面状に保形支持する写真保形手段
を設け、上記左右および上下の各フレームは前面パネル
を一辺とした平行四辺形に折り曲げ形成され、内外へ開
閉すると偏平状に折り畳み可能な構成とし、上下の各フ
レームの背面側両端部から内方へ突設させた差込係止片
を左右の各フレームの背面側両端部内へ差し込んで当該
各フレームの開閉を係止すると共に、上記上下の各フレ
ームの背面側には当該各フレームの開閉を係止する額縁
保形手段を着脱可能に設けて連結した構成である。
【0005】本発明による請求項2の折畳み式立体写真
立ては、請求項1における上記額縁は打抜き形成した型
紙の各パネル片を前面パネル側へ折り曲げ加工して平行
四辺形による左右および上下の各フレームが形成され、
上記左右の各フレームには前面パネルの窓穴開口縁部か
ら後方へ内向き傾斜状に突出する傾斜辺を設け、この傾
斜辺の内面側を鏡面処理して反射面板が形成されている
構成である。
【0006】本発明による請求項3の折畳み式立体写真
立ては、請求項1または請求項2における上記上下の各
フレームには、上記窓穴開口縁部側の後端面を写真の凸
状面と相補形状に切欠きした保形凹面が形成され、この
保形凹面の後方には折り畳み可能な平行四辺形で形成し
た保形筒を備えた保形部材が立設され、この保形部材は
保形筒が写真の背面側中央部を支持する態様で上下の各
フレーム間に架設されると共に、上下端部は少なくとも
一端側を着脱自在にした状態で上下の各フレームに連結
し、当該保形部材を上記写真保形手段と額縁保形手段に
兼用させた構成である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明による折畳み式立体写真立て
の好適な実施例を添付した図1乃至8の図面に基づいて
詳細に説明する。図1〜5は第1実施例を示し、この立
体写真立て1は写真2が表示される窓穴3が穿設された
方形枠板による前面パネル4を備え、この前面パネル4
の背面側にはそれぞれ平行四辺形によって形成された上
下の各フレーム5,6と左右の各フレーム7,8を設け
て方形枠体の額縁Aが形成されると共に、この額縁Aの
後方には保形部材Bが設けられている。この保形部材B
は、額縁Aとの間に平板状の写真2を装着すると当該写
真2を凸面状に保形した状態で支持する写真保形手段
と、上下の各フレーム5,6間を着脱可能に連結して額
縁Aを組立状態に保形したり偏平な折り畳み状態にする
額縁保形手段とを備え、この実施例の保形部材Bでは写
真保形手段と額縁保形手段を兼用し且つ写真立てを安定
に支持する支持台をも兼用している。
【0008】額縁Aは、左右の各フレーム7,8の一辺
であるパネル片16,16が窓穴3の左右の開口縁部か
ら内向き傾斜状に後方へ突設され、このパネル片16の
内面には例えば銀紙を貼付するなどの鏡面処理を施して
反射面板にし、この実施例における反射面板の傾斜角度
は略30度に設定されている。また、上下の各フレーム
5,6の一辺であるパネル片29,29が窓穴3の上下
の開口縁部から水平状に後方へ突設され、このパネル片
29の内面にも鏡面処理を施して反射面板にすると共
に、パネル片29の後端面は写真2に付与する凸状面と
相補形状をした保形凹面29aに形成されている。保形
部材Bは、窓穴3の後方で上下の各フレーム5,6およ
び左右の各フレーム7,8の間に装着される平行四辺形
による保形筒45を備え、この保形筒45の上部に形成
した連結片46が上フレーム5に固着状態で連結される
と共に、保形筒45の下部に形成した支持台55が下フ
レーム6の後方へ突設され、この支持台55の先端に形
成された起立係止片56が、下フレーム6の一辺である
パネル片23に穿設した係止溝孔57へ下方から挿入さ
れている。
【0009】前面パネル4と各フレーム5〜8で形成さ
れる額縁Aは、図3の左半分で展開した状態を右半分で
折り曲げ状態をそれぞれ示すように、例えば厚紙に所定
の型抜きをした額縁用型紙9を折り曲げ加工して一体に
組み立てられる。額縁用型紙9は、前面パネル4となる
パネル片10の内側に切断線11,12と折れ線13,
14および方形状の打抜き孔15を設け、この折れ線1
3,14からそれぞれ内側へ折ってパネル片16と接合
片17を切り起こすと、パネル片10側には窓穴3が穿
設される。また、前面パネル4となるパネル片10の左
右の外側には折れ線18で区分されたパネル片19と、
折れ線20で区分されたパネル片21が打抜き形成さ
れ、この折れ線18,20からそれぞれ内側へ折ってパ
ネル片19,21を切り起こし、このパネル片21を内
側から切り起こされた接合片17に両面接着テープその
他の接着手段を介して連結すると、各パネル片10,1
6,19,21によって平行四辺形をした左右の各フレ
ーム7,8が形成される。なお、パネル片16を鏡面処
理して反射面板にするために銀紙を貼付する。
【0010】前面パネル4となるパネル片10の上下の
外側には、折れ線22で区分されたパネル片23と、折
れ線24で区分された折曲げ片25と、折れ線26で区
分されたパネル片27と、折れ線28で区分されたパネ
ル片29と、折れ線30で区分された接合片31と、パ
ネル片27およびパネル片29の一部に設けた蒲鉾状の
打抜き孔32が打抜き形成されている。パネル片23に
は、保形部材Bの起立係止片56が挿入される係止溝孔
57が穿設されている。パネル片29は、打抜き孔32
によって先端縁に保形凹面29aが形成されると共に、
鏡面処理して反射面板にするために銀紙を貼付する。パ
ネル片27の表面(展開図では裏側)には、額縁用型紙
9とは別体で形成された差込係止片33の基端側が両面
接着テープその他の接着手段を介して連結され、差込係
止片33の先端側はパネル片29より外側へ突設されて
いる。各折れ線22,24,26,28,30からそれ
ぞれ内側へ折って順次折り曲げると、パネル片10に接
合片31が重合された状態で各パネル片10,23,2
7,29によって平行四辺形をした上下の各フレーム
5,6が形成される。なお、折曲げ片25は各パネル片
23,29間の両端に形成された開口部34を閉塞する
態様で衝合されているが、補強のために糊代を設けて接
着する態様もあり、また重合されたパネル片10と接合
片31の間も補強のために両面接着テープその他の接着
手段を介して連結する態様もある。
【0011】前面パネル4と一体に形成された上記平行
四辺形による上下の各フレーム5,6と左右の各フレー
ム7,8は、上下の各フレーム5,6の背面側の左右両
端部に基端側を連結した差込係止片33の先端側を、図
5で示すように左右の各フレーム7,8の背面側の上下
両端部内へ挿入した状態で連結させ、方形枠体による額
縁Aを構成する。なお、図5は額縁Aを背面側から見て
いるので左右の表示がが逆になっている。この額縁A
は、上下の各フレーム5,6を内側に閉じてパネル片2
3,29を起立状態にすると共に、左右両端部が左右の
各フレーム7,8の内へ完全に挿入された組立状態にさ
せると、左右の各フレーム7,8内へ完全に挿入された
差込係止片33はパネル片21と整合する位置で内面に
当接して両側面がパネル片16とパネル片19に拘束さ
れるので、少なくとも左右の各フレーム7,8は左右方
向へ開閉しないように係止される。
【0012】また、上下の各フレーム5,6を外側に開
いて図5の右半分で示すように差込係止片33を引き出
すと、パネル片23,29が傾斜状態になって差込係止
片33の高さ位置が減少するので、この差込係止片33
とパネル片21およびパネル片23,29の内面との間
に間隙を生じて左右の各フレーム7,8が左右方向へ開
閉可能なる遊動できる状態になる。従って、差込係止片
33が順次引き出されるように上下の各フレーム5,6
を外側に開いていくと、これに連動して左右の各フレー
ム7,8を内側へ折り畳むことができ、図5の左半分で
示すように上下の各フレーム5,6が偏平状に折り畳ま
れると、当該各フレーム5,6のパネル片29に重合さ
れる態様で左右の各フレーム7,8が偏平状に折り畳ま
れる。
【0013】上記額縁Aは、そのままの状態では上下の
各フレーム5,6が外側へ容易に開いてしまうので、こ
れを係止するために額縁保形手段が装着されるが、本実
施例では上記したように写真保形手段と兼用の保形部材
Bが使用されている。保形部材Bは、展開すると図4
(a)で示すような保形部材用型紙35を折り曲げ加工
して図4(b)で示すように組み立てられる。保形部材
用型紙35は、パネル片36の右側には折れ線37で区
分された接合片38が、左側には折れ線39,41,4
3でそれぞれ区分された各パネル片40,42,44が
打抜き形成されている。またパネル片36の上側には折
れ線47で区分された連結片46が、下側には折れ線4
7で区分された接合片48と折れ線49で区分された支
持片50が、支持片50の先端には折れ線51で区分さ
れた起立片52と折れ線53で区分された接合片54が
それぞれ打抜き形成されている。
【0014】保形部材用型紙35は、折れ線37,3
9,41,43からそれぞれ内側へ折ってパネル片44
を接合片38に両面接着テープその他の接着手段を介し
て連結すると、平行四辺形をした保形筒45が形成され
る。この保形筒45の上端側には、折れ線47から内側
へ直角に折った連結片46が保形筒45の前方へ突設さ
れ、保形筒45の下端側には、折れ線47から外側へ直
角に折った接合片48と折れ線49から内側へ折り返し
た支持片50を重合させた状態で接着手段を介して接合
することで支持台55が形成される。この支持台55の
先端側には、折れ線51から上方へ直角に折った起立片
52を折れ線53から内側へ折り返した接合片54を重
合させた状態で両面接着テープその他の接着手段を介し
て接合して起立係止片56が形成される。このようにし
て、保形部材用型紙35を折り曲げ加工して保形部材B
が形成され、図5で示すように連結片46を上フレーム
5のパネル片23に接着手段を介して接合させて額縁A
に保形筒45の一端が連結される。この保形部材Bは、
平行四辺形による保形筒45は各折れ線37,39,4
1,43から偏平状に折り畳むことができると共に、各
折れ線47,51によって連結片46と支持台55およ
び起立係止片56を偏平状にした保形筒45と直状にさ
せることができる。
【0015】上記額縁Aおよび保形部材Bは、主として
厚紙やプラスチックシートなどを折り曲げて形成する
が、予め各パネル片の大きさに切断した木材やプラスチ
ック板を薄いプラスチックシートの上に接着して平行四
辺形にする態様もある。保形部材Bは、組立状態にした
額縁Aの背面側から各フレーム5,6,7,8の間に保
形筒45を装着させ、支持台55の先端に形成された起
立係止片56を下フレーム6の一辺であるパネル片23
に穿設した係止溝孔57へ下方から挿入した状態で額縁
Aに組み付けられ、額縁保形手段を構成している。即
ち、保形部材Bで上下の各フレーム5,6は外側に開く
ことが阻止されるので、上記差込係止片33による左右
の各フレーム7,8の係止構造と協働して額縁Aは方形
枠体の組立状態に保形される。また、係止溝孔57から
起立係止片56を外して上下の各フレーム5,6を外側
へ開きながら差込係止片33による係止を解除させて左
右の各フレーム7,8を内側へ閉じると、図5で示すよ
うに額縁Aが偏平状に折り畳みされ、その上に保形筒4
5を偏平状に折り畳んで連結片46と支持台55および
起立係止片56を直状にした保形部材Bを重合させるこ
とができる。
【0016】図1および図2の組立状態にした立体写真
立て1は、保形部材Bの平行四辺形による保形筒45
と、方形枠体による額縁Aの背面側に形成された上下の
各フレーム5,6の保形凹面29aによる先端縁および
左右の各フレーム7,8の先端縁によって写真保形手段
が構成されている。保形筒45と保形凹面29aの間隙
に平板状の写真2を挿入すると、この写真2は中央の背
面側が保形筒45で前方へ押圧されて前面側の上下端部
が保形凹面29aに当接すると共に、左右両端の前面側
が各フレーム7,8の先端縁に当接し、写真2は保形凹
面29aに沿った凸面状に保形された状態で装着され
る。装着された写真2は、前面パネル4の窓穴3を介し
て正面側から見ると、湾曲面から生ずる遠近差によって
平板状の写真で得られない奥行きのある立体的な写真と
して鑑賞することができる。また、写真2の左右周辺部
は鏡面処理された反射面板によるパネル片16に反射し
て写し出されるので、広がりのある写真として鑑賞する
ことができる。そして、例えば製造されて需要者に渡る
までの間や、需要者が使用しないで一時的に保管してお
く場合には組立状態から容易に偏平状に折畳むことがで
きるので、嵩張らない状態で梱包費や運送費を削減した
り少ない保管スペースで取り扱うことができる。
【0017】図6〜8は第2実施例を示し、この立体写
真立て60は額縁Aの部分は先に説明した第1実施例の
立体写真立て1の場合と同様に構成され、保形部材Cの
構成が第1実施例の保形部材Bとは相違するものであ
る。従って、この第2実施例の説明に際しては額縁Aの
各部には第1実施例と同じ符号を付して詳細な説明は省
略し、保形部材Cの構成を中心に説明する。この立体写
真立て60における保形部材Cは、図6で示すように額
縁Aの下フレーム6を形成する下部側のパネル片23に
基端が連結された保形筒部61と、額縁Aの上フレーム
5を形成する上部側のパネル片23に基端が連結された
差込係止部62で構成されている。
【0018】保形筒部61は、図6で示すように扁平状
の筒状体で形成されて先端側には差込口63が開口され
ると共に、外面板の中間部に引出口64aが穿設された
支持筒64と、この支持筒64の内面板に上下の両端部
がそれぞれ連結された方形枠状で、左右の両端縁から支
持筒6の内面板側へそれぞれ案内片65,66が傾斜状
に突設された保形板67とで構成されている。差込係止
部62は、先端側を基端側より細幅にした差込板68
と、この差込板68の略中央に切り起こされた係止片6
9とで構成されている。
【0019】差込係止部62は、差込板68及び係止片
69を保形筒部61の支持筒64内へ差込口63から挿
入して引出口64aから引き出された状態で保形筒部6
1と係合され、図7及び図8で示すように写真2は左フ
レーム7又は右フレーム8を形成する額縁A側のパネル
片19と、保形筒部61を形成する保形部材C側の案内
片65,66との間から挿入され、保形筒部61の保形
板67に背面側を支持されて凸面状に保形された状態で
窓孔3を介して表示される。なお、この第2実施例では
写真2の交換を容易にしたり写真の汚れを防止するなど
のために、写真の前面に透明シート70が重合させるよ
うに装着させているが、この透明シート70は先の第1
実施例でも採用することができる。
【0020】これにより、第1実施例の場合と同様に額
縁Aを扁平状にした際には、図7で示すように保形部材
Cも額縁Aの背面側へ扁平状に重合され、特にこの第2
実施例の場合には写真2を装着したままの状態で折り畳
みされると共に、写真2を装着したままで上下のフレー
ム5,6をそれぞれ内側へ押圧して額縁Aを組立状態に
復元させることができる。組立状態にした立体写真立て
60は、図8で示すように引出口64aから引き出され
た係止片69を上方へ折り返した後に先端側を差込口6
3に挿入し、これにより保形筒部61と差込係止部62
とが分離して型崩れしないように係止保持させ、引出口
64aから引き出された差込板68は立体写真立て60
を支持する脚部として使用される。
【0021】本発明による折畳み式立体写真立ては、上
記した実施例に限定されるものではなく、要旨の範囲内
において各種の変形を採り得るものである。例えば、請
求項1の立体写真立ての場合には、請求項2のような左
右に傾斜状の反射面板を設けないものも包含され、請求
項3のように写真保形手段と額縁保形手段を一つの保形
部材で兼用せずに個別に設けたものも包含されている。
また、写真保形手段としては例えば本件出願人が先に実
願平5−39244号や実願平5−71130号で提案
した立体写真立ての写真保形構造などを適用することも
でき、その場合には額縁保形手段としては一端を着脱可
能にした平板状ものを使用することができる。また、窓
孔が穿設された前面パネルに写真を透視することができ
る透明パネルを添着したり、写真を柔軟な透明シートに
挟んだ状態で凸面状に保形させて使用する態様もある。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した実施例でも明らかなよう
に、本発明による折畳み式立体写真立てでは、次のよう
な効果を期待することができる。請求項1の立体写真立
ては、上下および左右の各フレームをそれぞれ平行四辺
形にした二重の方形枠体で額縁が形成され、この額縁は
額縁保形手段の着脱によって写真を凸面状に保形する組
立状態と偏平状にする折り畳み状態の間で容易に形態を
変更することができ且つ強固に組立状態を安定保持する
ことができる。従って、使い勝手が良い状態でこの額縁
に写真を装着して凸面による遠近差で平板状の写真では
得られない奥行きのある立体写真を鑑賞することができ
ると共に、包装や運搬あるいは保管などの際の取扱いも
容易になる。請求項2の立体写真立ては、打抜き形成し
た型紙を折り畳んで額縁が形成されるので、構成部材が
少なく且つ製作が容易で安価に大量生産が可能な構造で
あると共に、写真が表示される窓孔の左右に傾斜面に設
けた反射面板に写真の左右周辺部が写し出されるので広
がりのある写真として鑑賞することができる。請求項3
の立体写真立ては、平行四辺形による保形筒を備えた上
下の各フレーム間を着脱可能に連結する保形部材によっ
て、写真を凸面状に支持する写真保形手段と、額縁を組
立状態または偏平な折り畳み状態に変更させる額縁保形
手段を兼用する構成にしたので、構成部材が節約され且
つこの保形部材は偏平状に折り畳んで上記額縁に重合さ
せた状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による折畳み式立体写真立
ての全体斜視図である。
【図2】図1の折畳み式立体写真立てを裏面側から見た
全体斜視図である。
【図3】図1の折畳み式立体写真立ての額縁Aを形成す
る額縁用型紙の斜視図で、左半分は展開状態を右半分は
折り曲げ状態をそれぞれ示す。
【図4】図1の折畳み式立体写真立ての保形部材Bの説
明図で、(a)は保形部材用型紙用型紙の展開状態にお
ける平面図を、(b)は組立状態の縦断面図を示す。
【図5】図1の折畳み式立体写真立てを額縁Aから保形
部材Bを取り外した状態で背面側から見た平面図で、左
半分は偏平に折り畳んだ状態を右半分は組立途中の状態
をそれぞれ示す。
【図6】本発明の第2実施例による折畳み式立体写真立
ての分解斜視図である。
【図7】図6の折畳み式立体写真立てを偏平に折り畳ん
だ状態で背面側から見た平面図で、左半分は額縁Aから
保形部材Cを取り外した状態を右半分は保形部材Cとの
間に写真を装着した状態をそれぞれ示す。
【図8】図6の折畳み式立体写真立てを裏面側から見た
全体斜視図である。
【符号の説明】
1,60 立体写真立て 2 写真 3 窓穴 4 前面パネル 5 上フレーム 6 下フレーム 7 左フレーム 8 右フレーム 9 額縁用型紙 10,16,19,21,23,27,29 パネル片 36,40,42,44 パネル片 11,12 切断線 13,14,18,20,22,24,26,28,3
0 折れ線 37,39,41,43,47,49,51,53 折
れ線 15,32 打抜き孔 17,31,38,48,54 接合片 25 折曲げ片 33 差込係止片 34 開口部 35 保形部材用型紙 45 保形筒 46 連結片 50 支持片 52 起立片 55 支持台 56 起立係止片 57 係止溝孔 61 保形筒部 62 差込係止部 63 差込口 64 支持筒 64a 引出口 65,66 案内片 67 保形板 68 差込板 69 係止片 70 透明シート A 額縁 B,C 保持部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真表示用の窓穴を設けた方形枠板によ
    る前面パネルの背面側に、左右および上下の各フレーム
    を設けて二重の方形枠体による額縁が形成され、この額
    縁の後方には平板状の写真を装着して凸面状に保形支持
    する写真保形手段を設け、上記左右および上下の各フレ
    ームは前面パネルを一辺とした平行四辺形に折り曲げ形
    成され、内外へ開閉すると偏平状に折り畳み可能な構成
    とし、上下の各フレームの背面側両端部から内方へ突設
    させた差込係止片を左右の各フレームの背面側両端部内
    へ差し込んで当該各フレームの開閉を係止すると共に、
    上記上下の各フレームの背面側には当該各フレームの開
    閉を係止する額縁保形手段を着脱可能に設けて連結した
    ことを特徴とした折畳み式立体写真立て。
  2. 【請求項2】 上記額縁は打抜き形成した型紙の各パネ
    ル片を前面パネル側へ折り曲げ加工して平行四辺形によ
    る左右および上下の各フレームが形成され、上記左右の
    各フレームには前面パネルの窓穴開口縁部から後方へ内
    向き傾斜状に突出する傾斜辺を設け、この傾斜辺の内面
    側を鏡面処理して反射面板が形成されている請求項1に
    記載した折畳み式立体写真立て。
  3. 【請求項3】 上記上下の各フレームには、上記窓穴開
    口縁部側の後端面を写真の凸状面と相補形状に切欠きし
    た保形凹面が形成され、この保形凹面の後方には折り畳
    み可能な平行四辺形で形成した保形筒を備えた保形部材
    が立設され、この保形部材は保形筒が写真の背面側中央
    部を支持する態様で上下の各フレーム間に架設されると
    共に、上下端部は少なくとも一端側を着脱自在にした状
    態で上下の各フレームに連結し、当該保形部材を上記写
    真保形手段と額縁保形手段に兼用させた請求項1又は2
    に記載した折畳み式立体写真立て。
JP15224595A 1995-05-25 1995-05-25 折畳み式立体写真立て Pending JPH08317844A (ja)

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