JP2918482B2 - 立体写真立て - Google Patents

立体写真立て

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JP2918482B2
JP2918482B2 JP29027595A JP29027595A JP2918482B2 JP 2918482 B2 JP2918482 B2 JP 2918482B2 JP 29027595 A JP29027595 A JP 29027595A JP 29027595 A JP29027595 A JP 29027595A JP 2918482 B2 JP2918482 B2 JP 2918482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板な写真を挿入
すると凸面状に保形されて遠近差によって立体感が得ら
れるようにした立体写真立てに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の写真立てにおいては、写真が平板
なままで収納されるために立体感を得ることができない
ことから、本件出願人は、先に実開平7−33163号
公報で開示した立体写真立てを始めとして、各種の立体
写真立ての提案を行ってきた。これらの立体写真立て
は、平板状の写真を写真保形具によって凸面状に保形さ
せて奥行き感を与えることで立体感が得られるようにし
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明による立体写真
立ては、上記提案と一連を成すものであるが、特に、構
成部材の組合せが複雑で大量生産に不向きであった点を
改善し、少ない構成部材で容易に大量生産が可能な構造
にすることを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、窓穴が開設された前面板と、上下方向のス
リットが左右に一対形成されて後方に弓状に湾曲した裏
面板とを有し、左右の前記スリットに左右の各端部がそ
れぞれ嵌挿された写真が前方に凸面状に湾曲した状態に
保持されることを特徴とする立体写真立てを提供するこ
とにより達成される。
【0005】特に、前記裏面板の弓状に凹設された左右
の端縁から内向きに弓状に湾曲した状態でそれぞれ前方
に突出した紡錘形状をなす左右の側面板を備え、可撓性
を有する平板な材料からなりかつ互いに折り曲げ自在に
連結された前記前面板並びに裏面板が前記左右の側面板
によって外向きに弓状に湾曲した状態に保持され、前記
裏面板に対して折り曲げ自在に連結された前記左右の側
面板を外側に開くことで全体として扁平状に折り畳み可
能とすると好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0007】図1乃至図3は、本発明に基づき構成され
た立体写真立ての第1の実施形態を示している。この写
真立ては、前方に弓状に湾曲した前面板1と、これと対
称的に後方に弓状に湾曲した裏面板2と、これら前面板
1並びに裏面板2の上下の端縁同士をそれぞれ連絡する
上面板3並びに下面板4と、前面板1の左右の端縁から
後方に延出した左右の外側面板5・6と、これらの外側
面板5・6に内側から重合するべく、裏面板2の左右の
端縁から前方に延出した左右の内側面板7・8とからな
っている。前面板1には、方形状の窓穴9が開設されて
おり、ここから内部に収容された写真パネルAを鑑賞す
ることができるようになっている。
【0008】外側面板5・6並びに内側面板7・8は、
共に略紡錘形状に形成されており、これと補完的に弓状
に凹設された前面板1並びに裏面板2の左右の端縁に沿
って、内向きに弓状に湾曲している。これら外側面板5
・6並びに内側面板7・8の基部は、前面板1並びに裏
面板2に対してそれぞれ折り曲げ自在に連結されてお
り、これらを外側に開くことで、それぞれ前面板1並び
に裏面板2と共に平板状になるようになっている。一
方、前面板1並びに裏面板2と上面板3並びに下面板4
とがそれぞれ折り曲げ自在に連結されているため、写真
立ては全体として扁平状に折り畳むことができる。
【0009】このような折畳み状態から外側面板5・6
並びに内側面板7・8をそれぞれ内向きに折り曲げれ
ば、これに伴って前面板1並びに裏面板2が弓状に湾曲
して組み立て状態に保持される。このため、特に組み立
て状態に保持するための係止手段は不要である。
【0010】裏面板2には、図2に示すように、写真パ
ネルAの左右の端部が嵌挿される上下方向のスリット1
0・11が左右に一対開設されている。両スリット10
・11の間には、方形状の孔12が開設されている。そ
の下方には、机上等に載置したときに写真立て本体を支
持するための支持部13が設けられている。
【0011】この支持部13は、裏面板2と下面板4と
の接続部から後方に延出した支持板14と、この支持板
14の左右両端から上方に突出した一対の小片15とか
らなっている。小片15の裏面板2に当接する端縁は、
写真立て本体が僅かに後傾した状態に保持されるように
斜めに形成されている。また、裏面板2に対して支持板
14の基部が、さらにこの支持板14に対して小片15
の基部がそれぞれ折り曲げ自在に連結されており、裏面
板2に重なった状態で支持部13全体が平板状になるよ
うになっている。
【0012】左右のスリット10・11の縦寸法は、裏
面板2が弓状に湾曲した組み立て状態において、収容す
べき写真パネルAの縦寸法と略同一になるように形成さ
れている。これらのスリット10・11に左右の端部が
嵌挿された写真パネルAの端部の内側部分は、スリット
10・11の内側の上下の角隅部16に係合している。
一方、写真パネルAの端部の外側部分が当接するスリッ
ト10・11の外側の開口縁の中心部は、裏面板2が弓
状に湾曲していることから、角隅部16よりも後方に位
置している。このため、写真パネルAは凸面状に湾曲し
た状態でスリット10・11に支持されることになる。
【0013】このように、写真パネルAは、スリット1
0・11の上下の角隅部16とスリット10・11の外
側の開口縁の中心部との左右各3つ合計6つの支持点で
支持されることで凸面状に湾曲した状態に保持される
が、折畳み状態から組み立てた場合等に、裏面板2に接
して後方に弓状に湾曲した状態になることがある。この
場合は、孔12から写真パネルAの背面を押圧すること
で、前方に凸面状に湾曲した所定の凸面形状に変形する
ことができる。
【0014】このようにして本写真立てに写真パネルA
が収容されると、図1に示すように、窓穴9を介して正
面側から見ることで、湾曲面から生ずる遠近差によって
平板状の写真で得られない奥行きのある立体的な写真と
して鑑賞することができる。また、不使用時には、上述
したように左右の外側面板5・6並びに内側面板7・8
を順次外側に開くことで、写真パネルAを収容したまま
で写真立てを全体として扁平に折り畳むことができる。
【0015】なお、写真パネルAが十分な弾発力を備え
ていれば、写真パネルAがスリット10・11の各支持
点に圧接して強固に結合して保持されるため、特に写真
パネルAの下端側を支持する必要はないが、弾発力が不
足する場合には、スリット10・11を下面板4に接す
るように形成して、凸面状に湾曲した写真パネルAの下
端が下面板4の内面に当接するように構成しても良い。
【0016】また、本実施形態においては、前面板1並
びに裏面板2の上下の端縁同士を連絡するように上面板
3並びに下面板4を設けたが、これら上面板3並びに下
面板4を設けずに前面板1並びに裏面板2の上下の端縁
同士を直接連結して、上下両端が尖鋭な紡錘形状断面を
有するものとしても良い。この場合、写真パネルAの下
端側を支持するために必要であれば、内部に棚状の板部
材を前面板1若しくは裏面板2から延出させれば良い。
【0017】さらに、本実施形態においては、前面板1
並びに裏面板2の左右の端縁を共に弓状に凹設して、こ
こにそれぞれ左右の外側面板5・6並びに内側面板7・
8を連結したが、例えば、外側面板5・6を廃止して前
面板1の左右の端縁を真直に形成するようにしても良
い。このようにしても、前面板1を弾性を有する平板な
材料にて形成しておけば、これが弓状に湾曲することに
よって左右の内側面板7・8の前端と前面板1の背面と
が弾発的に互いに圧接して両者が強固に結合されるよう
になるため、特に係止手段を設けずとも、写真立て全体
が組み立て状態に強固に保持される。
【0018】図4並びに図5は、本発明に基づき構成さ
れた立体写真立ての第2の実施形態を示している。この
写真立ては、方形状の窓穴21が開設された平板状の前
面板22と、後方に弓状に湾曲した裏面板23とからな
っている。
【0019】裏面板23には、上述した第1の実施形態
に示される裏面板2と同様に、写真パネルAの左右の端
部が嵌挿される上下方向のスリット24・25が左右に
一対開設されており、ここで写真パネルAが凸面状に湾
曲した状態に保持されている(図2参照)。また、この
左右のスリット24・25の間には、方形状の孔26が
開設されている。
【0020】この写真立てにおいては、裏面板23を可
撓性を有する板材で形成すると共に、例えば、裏面板2
3の上端を前面板22の上端に対して折り畳み自在に連
結し、裏面板23の下端を前面板22の下端に着脱自在
に連結しておけば、折り畳み可能なものとすることがで
きる。
【0021】また、内側に反射シートを貼付する等して
鏡面処理が施された鏡面板を、前面板22の背面におけ
る窓穴21の左右の開口縁部から、先端が写真パネルA
に当接するように斜め後方に向けて一対延出させるよう
にしても良い。このようにして、窓穴21を介して正面
側から見た場合に左右の鏡面板に写真パネルAの左右周
辺部が映し出されるようにすると、左右の広がり感が得
られて立体感を強調することができる。さらに、この左
右の鏡面板の基部を前面板22の背面に対して折り畳み
自在に連結しておけば、上述のように写真立てを折り畳
み可能なものに構成した場合において折畳みの支障にな
らないようにすることができる。
【0022】なお、上記の各実施形態においては、写真
パネルAを所定の弾発力を備えた2枚の透明シートに挟
み込んだ上で、スリット10・11またはスリット24
・25に嵌挿するようにしても良い。このようにする
と、大きさや材質のことなる多種類の写真を好適に保持
することが可能となる。
【0023】
【実施例】上述の第1の実施形態として示した立体写真
立ては、厚紙を裁断してできた1枚の型紙から形成する
ことができる。図6は、この写真立ての型紙の一例を展
開して示している。まず、図中破線で示す折れ線に沿っ
て、下面板4、前面板1、上面板3、裏面板2並びに貼
着部31の各接続部を折り曲げて、筒状になるように下
面板4の内面に貼着部31を接着する。これで、折畳み
状態となり、次いで折れ線に沿って内側面板7・8並び
に外側面板5・6を順次内側に折り曲げれば、図1に示
す組立状態になる。下面板4から延出した支持部13
も、折れ線に沿って折り曲げることで所定の組立状態に
なる。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、弓状に湾曲
させた裏面板にスリットを左右に一対設けるといった極
めて簡単な構造で写真を凸面状に保形することができる
ため、構成部材が少なく且つ製作が容易で安価に大量生
産が可能となり、立体写真立ての製造コストを低減する
上で極めて顕著な効果がある。しかも、容易に折り畳み
可能な構造とすることができる上に、内部の写真が折畳
みの支障とならないため、写真を収容したまま折り畳む
ことができる。したがって、包装や運搬あるいは保管な
どの際の取扱いが容易になり、利便性を向上させること
ができる。
【0025】特に、裏面板を弓状に湾曲保形するために
紡錘形状の側面板を設けるようにすると、構造が簡単で
ある上に、写真を凸面状に保形する組立状態と偏平状に
する折り畳み状態との間の形態変更操作が容易であり、
しかも強固に組立状態を安定保持することができる。ま
た、この側面板が前面板並びに裏面板からなる筒状体の
側部の開口を閉塞する蓋体となるため、写真立ての見栄
えを良くするといった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成された立体写真立ての第1
の実施形態を示す斜視図。
【図2】図1に示す写真立ての背面側を示す斜視図。
【図3】図1に示す写真立ての横断面図。
【図4】本発明に基づき構成された立体写真立ての第2
の実施形態を示す斜視図。
【図5】図4に示す写真立ての横断面図。
【図6】図1に示す写真立てを1枚の厚紙にて形成する
場合の型紙の展開図。
【符号の説明】
1 前面板 2 裏面板 3 上面板 4 下面板 5・6 外側面板 7・8 内側面板 9 窓穴 10・11 スリット 12 孔 13 支持部 14 支持板 15 小片 16 角隅部 21 窓穴 22 前面板 23 裏面板 24・25 スリット 26 孔 31 貼着部 A 写真パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓穴が開設された前面板と、上下方向
    のスリットが左右に一対形成されて後方に弓状に湾曲し
    た裏面板とを有し、左右の前記スリットに左右の各端部
    がそれぞれ嵌挿された写真が前方に凸面状に湾曲した状
    態に保持されることを特徴とする立体写真立て。
  2. 【請求項2】 前記裏面板の弓状に凹設された左右の
    端縁から内向きに弓状に湾曲した状態でそれぞれ前方に
    突出した紡錘形状をなす左右の側面板を備え、可撓性を
    有する平板な材料からなりかつ互いに折り曲げ自在に連
    結された前記前面板並びに裏面板が前記左右の側面板に
    よって外向きに弓状に湾曲した状態に保持され、前記裏
    面板に対して折り曲げ自在に連結された前記左右の側面
    板を外側に開くことで全体として扁平状に折り畳み可能
    としたことを特徴とする請求項1に記載の立体写真立
    て。
JP29027595A 1995-10-12 1995-10-12 立体写真立て Expired - Lifetime JP2918482B2 (ja)

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CN2383428Y (zh) 1999-01-25 2000-06-21 黄永铿 立体相架
AU5377500A (en) * 1999-06-04 2000-12-28 Atelier America Inc. 3-d art reproduction and method of displaying same
DE102005044056B4 (de) * 2005-09-15 2009-11-19 Oliver Heine Betrachtungsvorrichtung

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