JP3021863U - 卓上フレーム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装用の箱に収納する場合は箱が厚くなって
嵩ばり、陳列する場合も場所を取る。 【解決手段】 カレンダーや写真等のシートを入れる収
納部２と、該収納部２を起立させる支持部３とを分割
し、収納部２下縁に溝部８を形成するとともに、支持部
３の前縁に、前縁から上方へ立上がって溝部８に挿入さ
れる連結部９を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カレンダーや写真等を収納部に入れて机上に置かれる卓上フレーム に関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種の卓上フレームは、合成樹脂製で、カレンダーや写真等を入れる収納部 と、該収納部下縁から連続して背面方向へ７５度〜８０度程度折曲された長さ５ 〜７ｃｍ程度の支持部とで構成されているものが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、収納部が薄いにも拘らず卓上フレーム全体の前後方向の厚みが厚く なり、包装用の箱に収納する場合は箱が厚くなって嵩ばり、陳列する場合も場所 を取るといった問題があった。

【０００４】 そこで本考案は、包装用の箱に収納しても嵩ばらず、陳列する場合も場所を取 らない卓上フレームを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した目的を達成するため、本考案は、請求項１の手段では、カレンダーや 写真等のシートを入れる収納部と、該収納部下縁から背面方向へ折曲された支持 部とを有する卓上フレームにおいて、前記収納部と前記支持部とを分割し、前記 収納部下縁に溝部を形成するとともに、前記支持部の前縁に、該前縁から上方へ 立上がって前記溝部に挿入される連結部を形成したことを特徴とし、また、請求 項２の手段では、前記連結部は、前記支持部の前縁から上方へ立上がってさらに 下方へ折返された弾性を有する連結部で、その厚みが前記溝部の前後方向の幅よ りも若干厚めであることを特徴としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施形態例を図面に基づいて説明する。

【０００７】 卓上フレーム１は、合成樹脂製で、カレンダーや写真等のシートを入れる収納 部２と、該収納部２とは別体で、収納部２の下縁に連結される支持部３とで構成 されている。

【０００８】 収納部２は、左右の枠材４ａ，４ａと、両枠材４ａ，４ａを下端よりやや上方 で連結する横枠材４ｂとで略Ｈ字状に形成された枠体４の背面側に背面板５を、 枠体４の前面側に窓部を有する表板６をそれぞれ貼着し、背面板５と表板６との 間の横枠材４ｂの上方にシート保持部７を形成し、背面板５と表板６との間の横 枠材４ｂの下方となる下縁に深さ１ｃｍ程度の溝部８を形成しており、シート保 持部７へは、上縁に形成される背面板５と表板６との間の差込み口からカレンダ ーや写真等のシートを挿入するようにしている。

【０００９】 支持部３は、平板状でその前縁から７５度〜８０度程度折曲されて上方へ１． ５ｃｍ程立上がってさらに１ｃｍ程下方へ折返された連結部９を連続形成してお り、該連結部９は、弾性を有し、その厚みが前記溝部８の前後方向の幅よりも若 干厚めに形成されている。

【００１０】 このように構成された卓上フレーム１は、支持部３の連結部９を前記収納部２ 下縁の溝部８に挿入すると、連結部９は、その弾性力により溝部８に嵌着され、 収納部２を確実に支持して起立させる。

【００１１】 また、包装用の箱に収納する場合は、収納部２から支持部３を取外し、収納部 ２と支持部３を一緒に箱に収納するから箱の厚さが従来よりも各段に薄くできて 嵩ばらず、陳列する場合も場所を取らない。

【００１２】 尚、上記実施形態例では、連結部９を支持部３の前縁から立上がってさらに下 方へ折返されたもので説明したが、収納部２の溝部８の幅が狭い場合には、折返 さずに立上がるだけのものでも良い。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の卓上フレームは、請求項１の手段では、カレン ダーや写真等のシートを入れる収納部と、該収納部を起立させる支持部とを分割 し、収納部下縁に溝部を形成するとともに、支持部の前縁に、前縁から上方へ立 上がって溝部に挿入される連結部を形成したので、収納部の溝部に支持部の連結 部を挿入することにより収納部を起立させることができ、包装用の箱に収納する 場合は、収納部から支持部を取外し、収納部と支持部を一緒に箱に収納するから 箱の厚さが従来よりも格段に薄くできて嵩ばらず、陳列する場合も場所を取らな いですむ。

【００１４】 また、請求項２の手段では、支持部の連結部を、支持部の前縁から上方へ立上 がってさらに下方へ折返されて弾性を有し、その厚みを収納部の溝部の前後方向 の幅よりも若干厚めに形成したので、収納部が前後方向に厚みを持っていても、 支持部の連結部を収納部の溝部に挿入すると、連結部は、その弾性力により溝部 に嵌着され、収納部を確実に支持して起立させる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施形態例を示す卓上フレームの
分解斜視図である。

【図２】 同じく断面図である。

【図３】 卓上フレームの斜視図である。

【符号の説明】

１…卓上フレーム、２…収納部、３…支持部、８…溝
部、９…連結部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カレンダーや写真等のシートを入れる収
   納部と、該収納部下縁から背面方向へ折曲された支持部
   とを有する卓上フレームにおいて、前記収納部と前記支
   持部とを分割し、前記収納部下縁に溝部を形成するとと
   もに、前記支持部の前縁に、該前縁から上方へ立上がっ
   て前記溝部に挿入される連結部を形成したことを特徴と
   する卓上フレーム。
2. 【請求項２】 前記連結部は、前記支持部の前縁から上
   方へ立上がってさらに下方へ折返された弾性を有する連
   結部で、その厚みが前記溝部の前後方向の幅よりも若干
   厚めであることを特徴とする請求項１記載の卓上フレー
   ム。