JPH0831774A - 金属膜の除去加工方法及び光起電力素子の製造方法 - Google Patents

金属膜の除去加工方法及び光起電力素子の製造方法

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JPH0831774A
JPH0831774A JP6160300A JP16030094A JPH0831774A JP H0831774 A JPH0831774 A JP H0831774A JP 6160300 A JP6160300 A JP 6160300A JP 16030094 A JP16030094 A JP 16030094A JP H0831774 A JPH0831774 A JP H0831774A
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JP
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metal film
energy beam
irradiating
processed portion
energy
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JP6160300A
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Wataru Shinohara
亘 篠原
Keisho Yamamoto
恵章 山本
Seiichi Kiyama
精一 木山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギービーム照射による金属膜の除去加
工において、除去部周辺の変形部分の変形の程度を低減
する。 【構成】 金属膜2の被加工部に第1のレーザビーム4
を照射して被加工部の領域に金属膜の変質領域2cを形
成した後、この変質領域2cに第2のレーザビームを照
射して除去部2bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エネルギービームを照
射することにより金属膜を除去加工する方法及び該金属
膜の除去加工方法を用いた光起電力素子の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】光起電力素子などの半導体装置の製造工
程においては、金属膜の一部にレーザビームなどのエネ
ルギービームを照射し微細な領域を除去加工することが
行われている。このようなエネルギービームの照射によ
る除去加工では、スポット状のエネルギービームを走査
したり、あるいはライン形状のエネルギービームを用い
ることにより、金属膜を所定のパターンに除去加工する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図11は、金属膜の従
来の除去加工方法を示す断面図である。図11(a)を
参照して、ガラスなどからなる基板1上には、ポリイミ
ド樹脂などからなるポリマー薄膜10が形成されてお
り、このポリマー薄膜10の上にAlなどからなる金属
膜2が形成されている。このような金属膜の積層構造
は、例えば光起電力素子等において採用されているもの
である。金属膜2を除去加工するエネルギービームとし
ては、例えばXeClエキシマレーザからのレーザビー
ム9が用いられる。金属膜2にレーザビーム9を照射す
ることにより、金属膜2の一部が除去される。
【0004】図11(b)を参照して、金属膜2にレー
ザビーム9を照射することにより、除去部2bが形成さ
れる。この際、金属膜2の被加工部の周辺領域では、熱
変形などによって、突起部2aなどの変形部分が生じ
る。このような突起部2aが存在すると、金属膜2上に
半導体薄膜などを積層する際、半導体薄膜の剥離を生じ
たり、半導体薄膜にピンホール及び電気的なリーク等が
生じるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、金属膜にエネルギービー
ムを照射して除去加工する際、被加工部の周辺領域に突
起などの変形部分を残すことなく除去加工することがで
きる方法及び該方法を用いた光起電力素子の製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の金属膜
の除去加工方法は、金属膜の被加工部に第1のエネルギ
ービームを照射した後、第1のエネルギービームとは異
なるエネルギー密度を有する第2のエネルギービームを
照射するか、あるいは第1のエネルギービームの照射領
域内のより狭い領域、もしくは第1のエネルギービーム
の照射領域を含むより広い領域に、第2のエネルギービ
ームを照射することを特徴としている。
【0007】本発明において、第2のエネルギービーム
の照射領域が第1のエネルギービーム照射領域より狭い
またはより広い場合、第1のエネルギービームと第2の
エネルギービームは同じエネルギー密度であってもよい
し、異なるエネルギー密度であってもい。
【0008】本発明に従う第1の局面では、金属膜の被
加工部に第1のエネルギービームを照射して被加工部の
領域の金属膜を変質させる工程と、被加工部に第2のエ
ネルギービームを照射して被加工部を除去する工程とを
備えている。
【0009】第1の局面においては、金属膜の除去を生
じない程度の低いエネルギーの第1のエネルギービーム
が照射される。これによって、アニール、焼き入れ等の
熱処理が行われ、除去加工の際の変形等が発生しにくく
なるように改質される。このように金属膜を改質した
後、より高いエネルギービームが照射され被加工部が除
去加工される。このような除去加工の領域は、第1のエ
ネルギービームの照射領域よりも内側の領域であり、こ
のような領域で第2のエネルギービームが照射され、除
去加工が行われる。除去加工は、すでに改質された金属
膜の領域で行われるので、突起などの変形部分が生じに
くくなる。
【0010】第1の局面において、第1のエネルギービ
ームのエネルギー密度は、好ましくは、0.01〜0.
5J/cm2 であり、さらに好ましくは、0.05〜
0.2J/cm2 である。また第2のエネルギービーム
のエネルギー密度は、好ましくは、0.2〜1.5J/
cm2 であり、さらに好ましくは、0.2〜1J/cm
2 である。
【0011】本発明に従う第2の局面では、金属膜の被
加工部に第1のエネルギービームを照射して被加工部を
除去する工程と、被加工部の周辺領域に第2のエネルギ
ービームを照射して該周辺領域の変形部分を平坦化する
工程とを備えている。
【0012】第2の局面においては、第1のエネルギー
ビームを照射することにより、従来と同様に金属膜を除
去加工する。次に、第1のエネルギービーム照射により
形成された除去部周辺領域の変形部分または第1のエネ
ルギービーム照射領域を含むより広い領域に第2のエネ
ルギービームを照射し、変形部分を溶融することにより
平坦化している。
【0013】第2の局面において、第1のエネルギービ
ームのエネルギー密度は、好ましくは、0.2〜1.5
J/cm2 であり、さらに好ましくは、0.2〜1J/
cm 2 である。また第2のエネルギービームのエネルギ
ー密度は、好ましくは、0.1〜0.9J/cm2 であ
り、さらに好ましくは、0.3〜0.6J/cm2 であ
る。
【0014】第2の局面において、第2のエネルギービ
ームの照射領域が第1のエネルギービームの照射領域よ
り広い場合、第1のエネルギービームと第2のエネルギ
ービームのエネルギー密度は異なっていてもよいし、実
質的に同じであってもよい。
【0015】本発明の金属膜除去加工方法に従えば、除
去加工後に、突起などの変形部分が除去加工部の周辺領
域に残らないので、金属膜の上に半導体薄膜などを形成
しても、半導体薄膜の剥離やピンホール、あるいは電気
的リークなどの問題を生じることがない。
【0016】本発明の光起電力素子の製造方法は、上記
本発明の金属膜除去加工方法を採用している。すなわ
ち、本発明の光起電力素子の製造方法は、部分的に除去
加工された金属膜及び半導体膜が基板の上方に積層され
た光起電力素子の製造方法であり、基板の上方に金属膜
を形成する工程と、金属膜の被加工部に第1のエネルギ
ービームを照射した後、第1のエネルギービームとは異
なるエネルギー密度を有する第2のエネルギービームを
照射して被加工部を除去するか、あるいは第1のエネル
ギービームの照射領域内のより狭い領域もしくは第1の
エネルギービームの照射領域を含むより広い領域に第2
のエネルギービームを照射して被加工部を除去する工程
と、除去加工された金属膜の上に半導体膜を形成する工
程と、半導体膜の被加工部に第1のエネルギービームを
照射した後、第1のエネルギービームとは異なるエネル
ギー密度を有する第2のエネルギービームを照射して被
加工部を除去する工程とを備えている。
【0017】本発明の製造方法における金属膜除去加工
工程においては、上記本発明の金属膜除去加工方法の第
1の局面及び第2の局面の工程を用いることができる。
【0018】また、本発明の製造方法に従う実施態様の
1つにおいては、半導体膜除去加工工程が、半導体膜の
被加工部に第1のエネルギービームを照射し被加工部の
領域に歪みを与える工程と、歪みが与えられた被加工部
に第2のエネルギービームを照射して被加工部を除去す
る工程とを備えている。歪みを与える第1のエネルギー
ビームのエネルギー密度としては、0.01〜1.0J
/cm2 が好ましく、さらに好ましくは、0.05〜
0.5J/cm2 である。また除去加工のための第2の
エネルギービームのエネルギー密度としては、0.1〜
10J/cm2 が好ましく、さらに好ましくは、0.5
〜2J/cm2 である。
【0019】本発明において照射するエネルギービーム
のエネルギー密度は、対象となる金属膜及び半導体膜の
材質や厚み等を考慮して適宜選択することができる。本
発明の製造方法に従えば、突起などの変形部分を残すこ
となく金属膜を除去することができるので、その上に形
成する半導体膜の剥離や、ピンホール、及び電気的リー
クなどの発生を少なくすることができるとともに、半導
体膜を除去加工する際には、下地層である金属膜に悪影
響を与えることなく、半導体膜のみを除去加工すること
ができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の第1の局面に従う実施例を
示す断面図である。図1(a)を参照して、ガラスまた
はSUSステンレスなどからなる基板1上には、ポリイ
ミド樹脂などから形成されたポリマー薄膜10が形成さ
れている。このポリマー薄膜10の上に、Alなどから
なる膜厚0.1〜0.3μmの金属膜が形成されてい
る。本実施例では膜厚は0.2μmである。この金属膜
2に、エネルギー密度0.10J/cm2 のレーザビー
ム4を照射する。このレーザビーム4は、XeClエキ
シマレーザを用いて照射する。
【0021】図1(b)を参照して、レーザビーム4の
照射により、金属膜2の被照射領域には、改質領域2c
が形成される。本実施例において第1のレーザビーム4
の照射領域の幅、すなわち、改質領域2cの幅は100
μmであった。この改質領域2cは、レーザビーム4に
よるアニールまたは焼き入れなどにより改質された部分
である。次に、この改質領域2cの内側の領域にエネル
ギー密度0.90J/cm2 を有するレーザビーム5を
照射する。レーザビーム5も、XeClエキシマレーザ
を用いて照射する。
【0022】図1(c)を参照して、レーザビーム5の
照射により、改質領域2c内の金属膜が除去され、除去
部2bが形成される。本実施例において、第2のレーザ
ビーム5の照射領域の幅、すなわち除去部2bの幅は5
0μmであった。
【0023】上記実施例においては、除去部2bの周辺
領域に大きな変形は認められず、金属膜2の表面からわ
ずかに0.10μm程度突き出た状態であった。比較と
して、図11に示すような方法でレーザビームを照射
し、変形部分2aの高さhを測定した。レーザビーム9
のエネルギー密度が0.30J/cm2 のとき変形部分
2aの高さhは0.90μmであった。エネルギー密度
が0.60J/cm2 では0.75μm、0.90J/
cm2 では0.80μm、1.20J/cm2 では0.
75μmであった。以上のように、本発明の第1の局面
に従えば、レーザビームの除去後の除去部周辺領域の変
形部分を小さくすることができる。
【0024】図2は、本発明の第2の局面に従う実施例
を示す断面図である。図2(a)を参照して、図1に示
す実施例と同様に、基板1上にポリマー薄膜10が形成
され、このポリマー薄膜10の上に金属膜2が形成され
ている。この金属膜2の除去加工すべき領域に第1のエ
ネルギービームとしてのレーザビーム4を照射する。レ
ーザビーム4としては、YAGレーザのレーザビームを
用い、エネルギー密度を0.03〜1J/cm2 とし
た。本実施例では0.3J/cm2 とした。
【0025】図2(b)を参照して、レーザビーム4の
照射により、金属膜2に除去部2bが形成される。また
除去部2bの周辺領域では、金属膜2が盛り上がり変形
部分2aが形成される。本実施例において除去部2bの
幅は、30μmである。また変形部分2aの高さhは、
1.0μmであった。次に、変形部分2aを含む、より
広い領域に、YAGレーザからのレーザビーム5を照射
する。レーザビーム5のエネルギー密度は0.5J/c
2 とした。レーザービーム5の照射領域は、除去部2
bを含む幅50μmの領域とした。
【0026】図2(c)を参照して、レーザビーム5の
照射により除去部2bの周辺領域の変形部分が平坦化さ
れ、平坦化領域2dが形成される。この平坦化領域2d
は、金属膜2の表面から0.1μm程度盛り上がった程
度であった。以上のように本発明の第2局面に従えば、
レーザビーム照射除去後に形成される変形部分の変形の
程度を小さくすることができる。
【0027】本発明の除去加工方法において、金属膜を
ライン状に除去加工する場合、スポット状のエネルギー
ビームをライン状に走査させてもよいし、シート状のエ
ネルギービームを用いてもよい。またエネルギービーム
を走査させる場合、複数のエネルギービームを走査方向
に並べ同時に走査させてもよい。
【0028】図3及び図4は、シート状のエネルギービ
ームを用いて金属膜を除去加工する実施例を示してい
る。図3を参照して、金属膜2の上に、シート状のエネ
ルギービーム20を照射する。これにより、金属膜2に
ライン状の変質領域21を形成する。
【0029】次に、図4を参照して、ライン状の変質領
域21より内側の領域にライン状の第2のエネルギービ
ーム30を照射する。これにより、変質領域21の内側
の照射領域31が除去加工され、除去部が形成される。
【0030】次に、本発明に従う光起電力素子の製造方
法の実施例について説明する。図5を参照して、基板1
1上にSiO2 、Al2 3 等の無機材料またはポリイ
ミド、PMMA、アクリル等の有機系材料からなる絶縁
膜12を形成し、この上にAl、Ag、ITO、Wまた
はこれらの組合せなどからなる金属膜13を形成する。
図6を参照して、金属膜13に図1に示す実施例と同様
の方法により所定の間隔でライン状に除去加工して除去
部13aを形成し、金属膜13を複数に分割する。ま
た、金属膜13のライン状の除去加工を、図2に示す実
施例と同様の方法により行ってもよい。
【0031】図7を参照して、除去加工し分割した金属
膜13の上に、pn、pin、np、またはnip接合
を有する非晶質シリコン薄膜14を形成する。また、p
npnpn…、pinpinpin…、npnpnp
…、またはnip、nip、nip…などのマルチバン
ドギャップ構造でもよい。
【0032】図8を参照して、この非晶質シリコン薄膜
14に対し、ライン状に第1のエネルギービームを照射
する。第1のエネルギービームとしては、例えばXeC
lエキシマレーザのレーザビームを用いる。この第1の
エネルギービーム照射により非晶質シリコン薄膜に歪み
を与える。第1のエネルギービーム照射によって歪みが
与えられることにより、何らかの形態で下地層である金
属膜13との密着性が低下する。次に、この密着性が低
下した被照射領域に第2のエネルギービームを照射す
る。この第2のエネルギービーム照射により非晶質シリ
コン薄膜14が除去加工される。このように第1のエネ
ルギービーム照射により歪みを与え金属膜との密着性を
低下させた後非晶質シリコン薄膜を除去しているので、
下地層である金属膜に与える損傷が少なくなる。このよ
うな半導体膜の除去加工工程において用いる第1のエネ
ルギービームのエネルギー密度としては、例えば0.1
〜1.0J/cm2 程度が一般的である。また除去加工
のための第2のエネルギービームのエネルギー密度とし
ては、0.1〜10J/cm2 程度が一般的である。本
実施例では、第1のエネルギービームとして、0.22
8J/cm2 のエネルギー密度を有するレーザビームを
用いた。第2のエネルギービームとしては、0.446
J/cm2 のエネルギー密度を有するレーザビームを用
いた。
【0033】以上のようにして非晶質シリコン薄膜14
にライン状の除去部14aを形成する。次に、図9を参
照して、ITO、SnO2 、ZnOなどからなる透光性
導電膜15を形成する。
【0034】次に、図10を参照して、この透光性導電
膜15をレーザ照射しライン状に除去加工し分割する。
また、フォトレジストとエッチングにより除去部を形成
しパターン化してもよい。以上のようにして、図10に
示すような、分割された光起電力素子のユニットが直列
に接続された光起電力素子を得ることができる。
【0035】上記実施例の製造方法に従えば、金属膜の
分割除去加工の際に、突起などの変形部分の変形の程度
を小さくすることができ、金属膜上に形成される非晶質
シリコン薄膜の剥離やピンホール発生、及び電気的リー
クの発生を防止することができる。また、非晶質シリコ
ン薄膜の分割除去加工の際、下地層である金属膜に与え
る損傷を少なくすることができる。
【0036】上記各実施例では、金属膜としてAlまた
はAg等のものを例に説明したが、本発明はこれらに限
定されるものではない。また半導体膜として非晶質シリ
コン薄膜を例にして示したが、GaAs等の化合物半導
体や、微結晶、多結晶または単結晶などの結晶系のシリ
コン薄膜にも適用され得るものである。また半導体膜に
は、pinpinpin…及びnipnipnip…な
どのマルチバンドギャップ構造のものも含まれる。
【0037】また、本発明において第1のエネルギービ
ーム照射及び第2のエネルギービーム照射の照射回数は
それぞれ1回に限定されるものではなく、複数回照射し
てもよい。
【0038】
【発明の効果】本発明の除去加工方法に従えば、除去部
周辺領域の変形部分の変形の程度を低減することができ
る。従って、金属膜上に薄膜を積層する際の剥離やピン
ホール、あるいは電気的リーク等の発生を少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の局面に従う除去加工方法の実施
例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の局面に従う除去加工方法の実施
例を示す断面図。
【図3】本発明に従い第1のライン状のエネルギービー
ムを照射する状態を示す斜視図。
【図4】本発明に従い第2のライン状のエネルギービー
ムを照射する状態を示す斜視図。
【図5】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、金属膜を形成した後の状態を示す断面図。
【図6】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、本発明に従う除去加工方法により金属膜を除去加工
しパターンを形成した後の状態を示す断面図。
【図7】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、非晶質シリコン薄膜を形成した後の状態を示す断面
図。
【図8】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、非晶質シリコン薄膜を除去加工しパターンを形成し
た後の状態を示す断面図。
【図9】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、透光性導電膜を形成した後の状態を示す断面図。
【図10】本発明に従う光起電力素子の製造工程におい
て、透光性導電膜にパターンを形成した後の状態を示す
断面図。
【図11】従来の金属膜の除去加工方法を示す断面図。
【符号の説明】
1…基板 2…金属膜 2a…除去部周辺領域の変形部分 2b…除去部 2c…変質領域 2d…平坦化領域 4…第1のレーザビーム 5…第2のレーザビーム 11…基板 12…絶縁膜 13…金属膜 14…非晶質シリコン薄膜 15…透明導電膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギービームを照射することにより
    金属膜の少なくとも一部を除去加工する方法であって、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    した後、前記第1のエネルギービームとは異なるエネル
    ギー密度を有する第2のエネルギービームを照射するこ
    とを特徴とする金属膜の除去加工方法。
  2. 【請求項2】 エネルギービームを照射することにより
    金属膜の少なくとも一部を除去加工する方法であって、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    した後、前記第1のエネルギービーム照射領域内のより
    狭い領域または前記第1のエネルギービーム照射領域を
    含むより広い領域に第2のエネルギービームを照射する
    ことを特徴とする金属膜の除去加工方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のエネルギービームと前記第2
    のエネルギービームのエネルギー密度が実質的に同じで
    ある請求項2に記載の金属膜の除去加工方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のエネルギービームと前記第2
    のエネルギービームのエネルギー密度が異なる請求項2
    に記載の金属膜の除去加工方法。
  5. 【請求項5】 エネルギービームを照射することにより
    金属膜の少なくとも一部を除去加工する方法であって、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    して被加工部の領域の金属膜を変質させる工程と、 前記被加工部に第2のエネルギービームを照射して被加
    工部を除去する工程とを備える金属膜の除去加工方法。
  6. 【請求項6】 エネルギービームを照射することにより
    金属膜の少なくとも一部を除去加工する方法であって、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    して被加工部を除去する工程と、 前記被加工部の周辺領域に第2のエネルギービームを照
    射して該周辺領域の変形部分を平坦化する工程とを備え
    る金属膜の除去加工方法。
  7. 【請求項7】 部分的に除去加工された金属膜及び半導
    体膜が基板の上方に積層された光起電力素子の製造方法
    であって、 前記基板の上方に前記金属膜を形成する工程と、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    した後、前記第1のエネルギービームとは異なるエネル
    ギー密度を有する第2のエネルギービームを照射して被
    加工部を除去する工程と、 前記除去加工された金属膜の上に前記半導体膜を形成す
    る工程と、 前記半導体膜の被加工部に第1のエネルギービームを照
    射した後、前記第1のエネルギービームとは異なるエネ
    ルギー密度を有する第2のエネルギービームを照射して
    被加工部を除去する工程とを備える光起電力素子の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 部分的に除去加工された金属膜及び半導
    体膜が基板の上方に積層された光起電力素子の製造方法
    であって、 前記基板の上方に前記金属膜を形成する工程と、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    した後、前記第1のエネルギービーム照射領域内のより
    狭い領域または前記第1のエネルギービーム照射領域を
    含むより広い領域に第2のエネルギービームを照射して
    被加工部を除去する工程と、 前記除去加工された金属膜の上に前記半導体膜を形成す
    る工程と、 前記半導体膜の被加工部に第1のエネルギービームを照
    射した後、前記第1のエネルギービームとは異なるエネ
    ルギー密度を有する第2のエネルギービームを照射して
    被加工部を除去する工程とを備える光起電力素子の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記金属膜の被加工部を除去する工程
    が、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    して被加工部の領域の金属膜を変質させる工程と、 前記被加工部に第2のエネルギービームを照射して被加
    工部を除去する工程とを備える請求項7または8に記載
    の光起電力素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記金属膜の被加工部を除去する工程
    が、 前記金属膜の被加工部に第1のエネルギービームを照射
    して被加工部を除去する工程と、 前記加工部の周辺領域の第2のエネルギービームを照射
    して該周辺領域の変形部分を平坦化する工程とを備える
    請求項7または8に記載の光起電力素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記半導体膜の被加工部を除去する工
    程が、 前記半導体膜の被加工部に第1のエネルギービームを照
    射して被加工部の領域に歪みを与える工程と、 前記歪みが与えられた被加工部に第2のエネルギービー
    ムを照射して被加工部を除去する工程とを備える請求項
    7〜10のいずれか1項に記載の光起電力素子の製造方
    法。
JP6160300A 1994-07-12 1994-07-12 金属膜の除去加工方法及び光起電力素子の製造方法 Pending JPH0831774A (ja)

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