JPH08317626A - 円筒形リニアモータ及び円筒形リニアモータの製造方法 - Google Patents

円筒形リニアモータ及び円筒形リニアモータの製造方法

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JPH08317626A
JPH08317626A JP12124895A JP12124895A JPH08317626A JP H08317626 A JPH08317626 A JP H08317626A JP 12124895 A JP12124895 A JP 12124895A JP 12124895 A JP12124895 A JP 12124895A JP H08317626 A JPH08317626 A JP H08317626A
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Japan
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linear motor
magnetic
outer tube
gap
magnetic body
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Hiroyuki Tomosugi
宏之 友杉
Shigeru Inoue
茂 井上
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアモータの推力を低下させることなく、
推力の変動を低減する。 【構成】 複数の永久磁石7を磁性体8で上下から挟持
した極単体9を軸方向に積層してなるインナーロッド2
を、磁性体26のスロットSにコイル27を嵌合させて
なる電磁石16を軸方向に積層してなるアウターチュー
ブ5の内部に軸方向移動自在に嵌合させたリニアモータ
6において、電磁石16の内周に磁性体よりなる薄肉円
筒状の内側ケーシング18を固定することにより、電磁
石16を囲む閉じた磁路を形成する。また、内側ケーシ
ング18の内周に非磁性体よりなる薄肉円筒状のギャッ
プ形成部材28を固定し、その内周にインナーロッド2
を摺動自在に当接させることにより、インナーロッド2
及びアウターチューブ5の偏心によるギャップの変動を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の電磁石を軸方
向に積層してなるアウターチューブの内周に、複数個の
永久磁石を軸方向に積層してなるインナーロッドを所定
のギャップを介して軸方向相対移動可能に嵌合させてな
る円筒形リニアモータと、その円筒形リニアモータのア
ウターチューブを製造する方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒形リニアモータは、アウター
チューブの内周とインナーロッドの外周とをエアギャッ
プを介して軸方向相対移動可能に嵌合させている。ま
た、アウターチューブの電磁石のコイルを保持する磁性
体のスロットは、コイルの半径方向外周面及び軸方向両
端面を囲んでおり、エアギャップに対向する半径方向内
周面は開口している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の円筒
形リニアモータはアウターチューブの軸方向両端に設け
た一対のベアリングでインナーロッドを摺動自在に支持
して前記エアギャップを形成しているが、リニアモータ
の推力を増加させるべくエアギャップを小さく設定する
と、アウターチューブとインナーロッドとの偏心により
両者が接触してしまい、機械的なフリクションや磁気的
なフリクションによって推力が変動してしまう問題があ
る。
【0004】また、エアギャップに対向する磁性体のス
ロットの半径方向内周面を開口させると、磁束の短絡が
防止されてリニアモータの推力が増加するが、複数の電
磁石によって発生するエアギャップの磁束密度が軸方向
に急変してリニアモータの推力が変動してしまう問題が
ある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、リニアモータの推力を維持しながら推力の変動を最
小限に抑えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、複数個の電磁石を軸
方向に積層してなるアウターチューブの内周に、複数個
の永久磁石を軸方向に積層してなるインナーロッドを所
定のギャップを介して軸方向相対移動可能に嵌合させて
なる円筒形リニアモータにおいて、前記アウターチュー
ブの内周に薄肉円筒状の非磁性体を固定し、この非磁性
体の内周面と前記インナーロッドの外周面とを摺動自在
に当接させることにより前記ギャップを形成したことを
特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、複数個
の電磁石を軸方向に積層してなるアウターチューブの内
周に、複数個の永久磁石を軸方向に積層してなるインナ
ーロッドを所定のギャップを介して軸方向相対移動可能
に嵌合させてなる円筒形リニアモータにおいて、前記電
磁石は磁性体に形成した環状のスロットに環状のコイル
を嵌合させてなり、前記ギャップに対向する前記コイル
の内周に前記磁性体と協働して閉じた磁路を構成する薄
肉円筒状の磁性体を固定したことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された発明は、複数個
の電磁石を軸方向に積層してなるアウターチューブの内
周に、複数個の永久磁石を軸方向に積層してなるインナ
ーロッドを所定のギャップを介して軸方向相対移動可能
に嵌合させてなる円筒形リニアモータにおいて、前記ア
ウターチューブの内周に薄肉円筒状の非磁性体を固定
し、この非磁性体の内周面と前記インナーロッドの外周
面とを摺動自在に当接させることにより前記ギャップを
形成するとともに、前記電磁石は磁性体に形成した環状
のスロットに環状のコイルを嵌合させてなり、前記ギャ
ップに対向する前記コイルの内周に前記磁性体と協働し
て閉じた磁路を構成する薄肉円筒状の磁性体を固定した
ことを特徴とする。
【0009】また請求項4に記載された発明は、請求項
3記載の円筒形リニアモータのアウターチューブを製造
する方法であって、磁性体よりなる外筒の内周に非磁性
体よりなる内筒を嵌合させる工程と、前記外筒の外周面
を研削して前記薄肉円筒状の磁性体を形成する工程と、
研削した外筒の外周面に前記電磁石を嵌合させる工程
と、前記内筒の内周面を研削して前記薄肉円筒状の非磁
性体を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、アウターチューブの
内周に固定した薄肉円筒状の非磁性体によりアウターチ
ューブとインナーロッド間のギャップが形成され、この
非磁性体の内周面がインナーロッドの外周面に摺動自在
に当接する。リニアモータの推力を増加させるべくギャ
ップを小さく設定しても、アウターチューブとインナー
ロッドとの偏心が防止されるために機械的フリクション
や磁気的フリクションの増加が抑えられ、リニアモータ
の推力の変動が減少する。
【0011】請求項2の構成によれば、電磁石のコイル
の内周に固定した薄肉円筒状の磁性体が、電磁石の磁性
体と協働してコイルの周りを囲む閉じた磁路を構成す
る。前記閉じた磁路によってギャップの磁束密度の軸方
向の急変が防止され、リニアモータの推力の変動が減少
する。
【0012】請求項3の構成によれば、請求項1の構成
による推力変動の減少効果と請求項2の構成による推力
変動の減少効果とにより、一層顕著な推力変動の減少効
果を得ることができる。
【0013】請求項4の構成によれば、磁性体よりなる
外筒の内周に非磁性体よりなる内筒を嵌合させた後、外
筒の外周面を研削して肉厚を減少させることにより、電
磁石のコイルの内周に固定される薄肉円筒状の磁性体を
形成することができる。続いて、研削した外筒の外周面
に前記電磁石を嵌合させて補強した状態で、内筒の内周
面を研削して肉厚を減少させることにより、アウターチ
ューブの内周に固定される薄肉円筒状の非磁性体を形成
することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はリニアモータを備えた電磁アクティブサスペ
ンションの縦断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は
アウターチューブの製造工程の説明図、図4は内側ケー
シング及びギャップ形成部材の縦断面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、自動車用の電
磁アクティブサスペンションAは、図示せぬ車体に取付
フランジ1を介して接続されるインナーロッド2と、図
示せぬサスペンションアーム又はナックルに連結筒3及
び取付フランジ4を介して接続されるアウターチューブ
5とを備える。インナーロッド2はアウターチューブ5
の内部に摺動自在に嵌合しており、それらは協働してリ
ニアモータ6を構成する。尚、電磁アクティブサスペン
ションAを上下反転し、取付フランジ1側をサスペンシ
ョンアーム又はナックルに接続し、取付フランジ4側を
車体に接続しても良い。
【0017】インナーロッド2は、高エネルギー積を有
するネオジュームマグネットよりなる環状の永久磁石7
を上下一対の環状の磁性体8,8で挟持してなる複数の
極単体9…を備える。積層した極単体9…の上下に端板
10,11を重ね合わせ、それらに結合ロッド12を挿
通して両端にナット13,14を螺合することにより一
体に締結し、上側の端板10をボルト15…で取付フラ
ンジ1に固定する。隣接する極単体9…の永久磁石7…
は、S極どうし及びN極どうしが相互に対向するように
交互に上下反転して配置される。
【0018】アウターチューブ5は、多数の電磁石16
…を大径円筒状の外側ケーシング17及び小径円筒状の
内側ケーシング18間に積層状態で嵌合させてなり、内
側ケーシング18の上下両端に圧入した一対のカラー1
9,20に外側ケーシング17の上下両端を嵌合してそ
れぞれボルト21…,22…で固定する。外側ケーシン
グ17及び内側ケーシング18は共に磁性体で構成され
る。インナーロッド2が下降したときに上側のカラー1
9が取付フランジ1に直接接触しないように、弾性材よ
りなるストッパ23を上側のカラー19の上面に装着す
る。連結筒3の上端に下側のカラー20をボルト24…
で固定し、連結筒3の下端に取付フランジ4をボルト2
5…で固定する。
【0019】電磁石16は環状の磁性体26及び環状の
コイル27から構成されており、コイル27は上下に隣
接する一対の磁性体26,26及び内側ケーシング18
によって画成される断面長方形状のスロットSに嵌合す
る。コイル27の外周は隣接する2個の磁性体26,2
6、外側ケーシング17及び内側ケーシング18によっ
て取り囲まれ、これにより閉じた磁路が形成される。
【0020】尚、磁性体26のスロットSは半径方向内
周面側が開放しているため、そのスロットSに直接コイ
ル線材Wを巻回することはできない。そこで、別途用意
した治具ボビンのスロットにコイル27を巻回し、完成
したコイル27を治具ボビンを分解することにより取り
外して磁性体26のスロットSに装着するようになって
いる。
【0021】スロットSは半径方向内壁面P1 、一対の
軸方向端壁面P2 ,P3 及び半径方向外壁面P4 から構
成される。電磁石16の高さh1 は極単体9の高さh2
の1/7であり、従って1個の極単体9に対して7個の
電磁石16…が対向する。極単体9の一対の磁性体8,
8間に露出する永久磁石7の高さh3 は、電磁石26の
高さh1 の1.4倍に設定される(h3 /h1 =1.
4)。電磁石26のコイル27の幅h4 は、極単体9の
磁性体8の高さh5 の1.1倍に設定される(h 4 /h
5 =1.1)。
【0022】非磁性体よりなる円筒状のギャップ形成部
材28が内側ケーシング18の内周に固定され、このギ
ャップ形成部材28の内周と前記インナーロッド2の外
周とが摺動面29,30を介して相互に摺動自在に嵌合
する。インナーロッド2の摺動面29には、ニッケルコ
ート、銅メッキ及びクロームメッキが3層に施され、ギ
ャップ形成部材28の摺動面30にも所定のコーティン
グが施される。
【0023】次に、図3及び図4に基づいてアウターチ
ューブ5の製造方法を説明する。
【0024】先ず、図3(A)に示す磁性体よりなる外
筒18′と、図3(B)に示す非磁性体よりなる内筒2
8′とを製作し、図3(C)に示すように、外筒18′
の内周に外筒28′を嵌合させて焼きばめ及び接着を併
用して固定する。尚、磁性体よりなる外筒18′には、
次工程の研削前に磁気焼鈍が施される。
【0025】続いて、図3(D)に示すように、外筒1
8′の外周を磁気特性を劣化させないように研削するこ
とにより、厚さ0.4mmの内側ケーシング18を形成
する。このとき、内筒28′で内側ケーシング18を補
強することにより、該内側ケーシング18を変形させる
ことなく一定の厚さに精度良く仕上げることができる。
【0026】続いて、図3(E)に示すように、内側ケ
ーシング18の外周に複数の電磁石16…を嵌合させた
状態で内筒28′の内周を研削することにより、厚さ
0.35mmのギャップ形成部材28を形成する。この
とき、複数の電磁石16…で内側ケーシング18を補強
することにより、内側ケーシング18を変形させること
なくギャップ形成部材28を一定の厚さに精度良く仕上
げることができる。
【0027】而して、図4に示すように、厚さ0.4m
mの内側ケーシング18の内周に厚さ0.35mmのギ
ャップ形成部材28が嵌合する2重構造の筒体を精度良
く製作することができる。
【0028】その後、複数の電磁石16…の外周に外側
ケーシング17(図2参照)が固定されるとともに、ギ
ャップ形成部材28の内周の摺動面30に低摩擦係数の
コーティングが施される。
【0029】上記構造を備えた電磁アクティブサスペン
ションAは、例えば自動車の車体の上下加速度に応じて
伸縮制御され、路面からタイヤを介して車体に伝達され
る振動を緩衝する。即ち、それぞれの極単体9に対向す
る7個の電磁石16…のうちの1個を休止させ、残りの
6個に供給する電流を制御することにより、アウターチ
ューブ5の内周に摺動面29,30を介して摺動自在に
嵌合するインナーロッド2の突出方向の推力及び退没方
向の推力が制御される。
【0030】このとき、非磁性体よりなるギャップ形成
部材28の内周の摺動面30とインナーロッド2の外周
の摺動面29とが相互に当接して摺動することにより、
極単体9…及び電磁石16…間のギャップがギャップ形
成部材28の厚さに相当する一定値に保たれるため、両
者間の機械的フリクションや磁気的フリクションを最小
限に抑えてリニアモータ6の推力の変動を減少させるこ
とができる。
【0031】また、電磁石16のコイル27の外周の3
面を磁性体26により囲み、残りの1面を厚さ0.4m
mの磁性体よりなる内側ケーシング18により囲んでい
るので、コイル27の周りに閉じた磁路(図2の破線参
照)が形成される。
【0032】リニアモータ6の推力の変動はギャップの
大きさ(即ち、ギャップ形成部材28の厚さ)と、内側
ケーシング18の厚さとによって変化する。本実施例の
如く、ギャップ形成部材28の厚さを0.35mm、内
側ケーシング18の厚さを0.4mmに設定し、7相の
コイル27…のうちの6相に160AT(アンペアター
ン)の電流を流した場合、推力の最大値は131.8N
(ニュートン)、最小値は129.1Nであり、その推
力変動2.7Nは前記最小値の約2%である。一方、内
側ケーシング18を持たずにコイル27の半径方向内周
側が開放しているリニアモータについて、前述と同一条
件で推力を測定すると、推力の最大値は148.0N、
最小値は112.8Nであり、その推力変動35.2N
は前記最小値の約30%である。
【0033】このように、コイル27の周りに閉じた磁
路を形成すると、磁束がギャップの軸方向に漏れるため
に推力の最大値は僅かに低下するが、ギャップの磁束密
度が軸方向に急変することがなくなるため、推力の変動
を大幅に減少させることが可能となる。
【0034】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0035】例えば、本発明は電磁アクティブサスペン
ション用のリニアモータ6に限定されず、任意のリニア
モータに適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、アウターチューブの内周に薄肉円筒状の非
磁性体を固定してギャップを形成し、この非磁性体の内
周面とインナーロッドの外周面とを摺動自在に当接させ
たので、非磁性体の肉厚を薄くしてギャップを小さく設
定することによりリニアモータの推力を増加させても、
アウターチューブとインナーロッドとが偏心して両者間
の機械的フリクションや磁気的フリクションが増加する
ことがなく、これによりリニアモータの推力の変動を減
少させることができる。
【0037】また請求項2に記載された発明によれば、
電磁石は磁性体に形成した環状のスロットに環状のコイ
ルを嵌合させてなり、ギャップに対向するコイルの内周
に前記磁性体と協働して閉じた磁路を構成する薄肉円筒
状の磁性体を固定したので、前記閉じた磁路によってギ
ャップの磁束密度が軸方向に急変することを防止し、こ
れによりリニアモータの推力の変動を減少させることが
できる。
【0038】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1に記載された発明の効果と請求項2に記載され
た発明の効果とを併せ持たせて一層顕著な推力変動の減
少効果を発揮させることができる。
【0039】また請求項4に記載された発明によれば、
磁性体よりなる外筒の内周に非磁性体よりなる内筒を嵌
合させる工程と、前記外筒の外周面を研削して肉厚を減
少させる工程と、研削した外筒の外周面に電磁石を嵌合
させる工程と、前記内筒の内周面を研削して肉厚を減少
させる工程とを備えたことにより、電磁石のコイルの内
周に固定される薄肉円筒状の磁性体を精密に加工するこ
とができるだけでなく、アウターチューブの内周に固定
される薄肉円筒状の非磁性体を精密に加工することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リニアモータを備えた電磁アクティブサスペン
ションの縦断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】アウターチューブの製造工程の説明図
【図4】内側ケーシング及びギャップ形成部材の縦断面
【符号の説明】
2 インナーロッド 5 アウターチューブ 7 永久磁石 16 電磁石 18 内側ケーシング(磁性体) 18′ 外筒 26 磁性体 27 コイル 28 ギャップ形成部材(非磁性体) 28′ 内筒 S スロット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電磁石(16)を軸方向に積層
    してなるアウターチューブ(5)の内周に、複数個の永
    久磁石(7)を軸方向に積層してなるインナーロッド
    (2)を所定のギャップを介して軸方向相対移動可能に
    嵌合させてなる円筒形リニアモータにおいて、 前記アウターチューブ(5)の内周に薄肉円筒状の非磁
    性体(28)を固定し、この非磁性体(28)の内周面
    と前記インナーロッド(2)の外周面とを摺動自在に当
    接させることにより前記ギャップを形成したことを特徴
    とする円筒形リニアモータ。
  2. 【請求項2】 複数個の電磁石(16)を軸方向に積層
    してなるアウターチューブ(5)の内周に、複数個の永
    久磁石(7)を軸方向に積層してなるインナーロッド
    (2)を所定のギャップを介して軸方向相対移動可能に
    嵌合させてなる円筒形リニアモータにおいて、 前記電磁石(16)は磁性体(26)に形成した環状の
    スロット(S)に環状のコイル(27)を嵌合させてな
    り、前記ギャップに対向する前記コイル(27)の内周
    に前記磁性体(26)と協働して閉じた磁路を構成する
    薄肉円筒状の磁性体(18)を固定したことを特徴とす
    る円筒形リニアモータ。
  3. 【請求項3】 複数個の電磁石(16)を軸方向に積層
    してなるアウターチューブ(5)の内周に、複数個の永
    久磁石(7)を軸方向に積層してなるインナーロッド
    (2)を所定のギャップを介して軸方向相対移動可能に
    嵌合させてなる円筒形リニアモータにおいて、 前記アウターチューブ(5)の内周に薄肉円筒状の非磁
    性体(28)を固定し、この非磁性体(28)の内周面
    と前記インナーロッド(2)の外周面とを摺動自在に当
    接させることにより前記ギャップを形成するとともに、
    前記電磁石(16)は磁性体(26)に形成した環状の
    スロット(S)に環状のコイル(27)を嵌合させてな
    り、前記ギャップに対向する前記コイル(27)の内周
    に前記磁性体(26)と協働して閉じた磁路を構成する
    薄肉円筒状の磁性体(18)を固定したことを特徴とす
    る円筒形リニアモータ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の円筒形リニアモータのア
    ウターチューブ(5)を製造する方法であって、 磁性体よりなる外筒(18′)の内周に非磁性体よりな
    る内筒(28′)を嵌合させる工程と、 前記外筒(18′)の外周面を研削して前記薄肉円筒状
    の磁性体(18)を形成する工程と、 研削した外筒(18′)の外周面に前記電磁石(16)
    を嵌合させる工程と、 前記内筒(28′)の内周面を研削して前記薄肉円筒状
    の非磁性体(28)を形成する工程と、 とを備えたことを特徴とする円筒形リニアモータの製造
    方法。
JP12124895A 1995-05-19 1995-05-19 円筒形リニアモータ及び円筒形リニアモータの製造方法 Pending JPH08317626A (ja)

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