JPH08317419A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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Publication number
JPH08317419A
JPH08317419A JP11618195A JP11618195A JPH08317419A JP H08317419 A JPH08317419 A JP H08317419A JP 11618195 A JP11618195 A JP 11618195A JP 11618195 A JP11618195 A JP 11618195A JP H08317419 A JPH08317419 A JP H08317419A
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JP
Japan
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field
signal
data
image signal
memory
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Application number
JP11618195A
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English (en)
Inventor
Yasushi Odate
靖 大舘
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィールド単位で高速かつ簡単にメモリの書き
込みおよび読み出しができる画像信号処理装置を提供す
ること。 【構成】書き込みリセットおよび読み出しリセット端子
付きのメモリの偶数アドレスに対応する記憶領域へ第1
フィールド、奇数アドレスへ第2フィールドの画像デー
タを書き込む。第1フィールドの書き込み時、インプッ
トイネーブル端子に色副搬送波の4倍の周波数(4fS
C)を持つ書き込みおよび読み出し用の基本クロックを
2分周した信号の正相の信号を供給する。書き込みクロ
ックによりインクリメントされるアドレスカウンタの偶
数番地に書き込み可能となるようにイネーブル信号を供
給する。また、奇数番地に書き込む場合は、逆相のイネ
ーブル信号を供給する。読み出しも同様とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号を処理する画像
信号処理装置に関し、特に入力された画像信号を一旦記
憶し、記憶された画像信号を出力する画像メモリを有す
る画像信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像信号処理装置として、入
力された画像信号を一旦記憶し、記憶された画像信号を
出力する画像メモリを有する装置がある。上述のような
画像信号処理装置として、例えば電子スチルビデオカメ
ラがあるが、電子スチルビデオカメラにおいて使用され
る画像メモリとしては結線数が少なく、簡易なメモリコ
ントローラにて制御可能で、データの書き込みや読み出
しを高速で行うことができる等の理由から、FIFO
(First In First Out)メモリがよ
く用いられている。
【0003】そして、FIFOメモリにより構成される
フレームメモリを用いた従来の画像信号処理装置におい
て、1フレーム分の画像信号を記憶する場合には、フレ
ームメモリのアドレス(番地)のうち、前半のアドレス
(番地)領域に、第1フィールドの画像信号を記憶し、
後半のアドレス(番地)領域に第2フィールドの画像信
号を記憶していた。このことを図3に示す。
【0004】図4は、色差信号をfscのクロックでサ
ンプリングした場合における色信号を2MbitのFIFO
メモリに記録する場合の構成例である。図4においてメ
モリ5に書き込まれるための画像信号(1フレーム)の
うち、Y/C分離部1にて分離された色信号はデコーダ
2にてデコードされ、R−Y信号とB−Y信号になる。
両者8bit は、AD変換器3A,3Bにてfsc(3.
58MHz)のクロックに同期してAD変換された後、マル
チプレクサ4からR−Y/B−Yの順に交互に出力され
る。この出力された信号がFIFOメモリ5のデータ入
力ラインDin0〜Din7に入力される。
【0005】FIFOメモリ5は、データの入出力ライ
ン(Din0〜Din7,DOUT0〜DOUT 7)の他、リー
ドライト制御用の各入力端子(OE,RE,IE,WE,RSTE,R
STW)およびクロックの入力端子(RCLK,WCLK)を備えてお
り、各入力端子にはメモリコントローラ8からタイミン
グ信号が供給される構成となっている。また、メモリ5
は、制御用の各入力端子(OE,RE,IE,WE,RSTR,RSTW)
に、2値化された信号の内、‘H’が供給されたときに
動作可能となるようになっている。
【0006】リセットライト端子RSTWはライトアドレス
ポインタをイニシャライズするためのリセット入力端子
で、画像データの書き込みの前にリセットされる。ライ
トイネーブル端子WEはライトアドレスポインタをイネー
ブル/ディセーブル(2値化された信号‘L’‘H’に
て制御が行われる)にするための入力端子で、画像デー
タの書き込みの間中(1フレーム)イネーブルとする。
インプットイネーブル端子IEは書き込み動作をイネーブ
ル/ディセーブルするための入力端子で、この場合ライ
トイネーブルと同じで画像データの書き込みの間中(1
フレーム)イネーブルとし、1フレーム間のデータをメ
モリ5に取り込む。ライトクロック端子WCLKは、メモリ
5を動作させるための基準クロックの入力端子であり、
この場合コントローラから2fsc(7.16MHz)の周
波数を持つクロックが供給される。なお、fSCは色副搬
送波の周波数を示している。
【0007】メモリ5のアドレス(番地)から見れば、
入力されたデータはマルチプレクサ4出力でR−YとB
−Yが交互に並んでおり、それをそのままメモリ5のア
ドレスに割り当てた形で記憶される。この様子を図5a
〜eに示す。例えば図5(e)に示すように、0番地は
第1フィールドのR−Yのデータが記憶され、1番地は
第1フィールドのB−Yのデータが記憶される。2番地
は第1フィールドのR−Yのデータが記憶される。以下
連続にこの順番で記憶されていく。そして、第1フィー
ルドのデータが終われば続いて第2フィールドのデータ
が第1フィールドと同じように、図3に示すような記憶
領域へ記憶されていく。
【0008】再生時は記憶されたデータの書き込みと同
じ理屈で、順番に読み出される。リセットリード端子RS
TRはリードアドレスポインタをイニシャライズするため
のリセット入力端子で、画像データの読み出しの前にリ
セットされる。リードイネーブル端子REはリードアドレ
スポインタをイネーブル/ディセーブルにするための入
力端子で、画像データの読み出しの間中(1フレーム)
イネーブルとする。アウトプットイネーブル端子OEは読
み出し動作をイネーブル/ディセーブルにするための入
力端子で、この場合リードイネーブルと同じで画像デー
タの書き込みの間中(1フレーム)イネーブルとし、1
フレーム間のデータをメモリ5に取り込む。リードクロ
ックRCLKはメモリ5を動作させるための基準クロックで
あり、この場合周波数は2fsc(7.16MHz)とな
る。
【0009】メモリ5の出力端子(DOUT0〜DOUT7)か
ら読み出された8bit のシリアルデータはDAコンバー
タ6に入力され、R−YのDAクロックとB−YのDA
クロックでアナログ信号に戻され、エンコーダで3.5
8MHz の色信号となる。
【0010】このようなシステムでは1フレームのデー
タを2Mbitのメモリ1個に記憶することはできるが、再
生する際に記憶したフレームをフィールド単位で連続に
呼び出せるのは第1フィールドだけであり、第2フィー
ルドのデータを連続して呼び出すことはできないという
問題点がある。すなわち、記憶したフレームのうち、第
1フィールドの静止画は再生できるが、第2フィールド
の静止画は再生できない。
【0011】これはFIFOメモリ5を使用する場合、
読み出す際のリセットが、必ず0番地に戻ってしまうた
めで、すなわち、第1フィールドの頭に戻ってしまうた
めで、FIFOメモリ5を使用する場合、仕方がないこ
とであった。従来はこのように、第2フィールドの静止
画が必要な場合、すなわち第2フィールドのデータの連
続読み出しが必要な場合、2MbitのFIFOメモリ5を
2個使い、フィールド単位で記憶するか、FIFOメモ
リ5そのものを使用せず、一般のメモリでアドレスを指
定して使用するのが一般的であった。そのため非常に使
い勝手が悪くなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像信号処
理装置において、FIFOメモリから読み出しを行う
際、リセットがかかるため0番地から読み出すことにな
り、第2フィールドの先頭からの読みだしが出来ない問
題があった。したがって、メモリが2フィールド分の記
憶容量を持っていても1フィールド分しか使用できない
という欠点を有する。また、第2フィールドの先頭から
読み出すため、もう一つFIFOメモリを用意すること
が考えられるが、部品点数が増え、装置が大型化すると
いう問題があった。さらに、アドレスを指定できるメモ
リを用意するとコントローラが複雑になるという問題が
あった。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であって、入力された画像信号を一旦画像メモリに記憶
し、記憶された画像信号を出力する場合、メモリを有効
に活用することができ、1フレーム分の画像信号を記憶
した場合でも、第1フィールド、第2フィールドともに
画像信号を繰り返し読み出すことのできる、画像信号処
理装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像信号
処理装置は画像信号を処理して色信号を出力する経路に
設けられ、色信号を記憶するためのメモリと第1のフィ
ールドの色信号を前記メモリの奇数または偶数番地に対
応する記録領域へ書き込むための第1の書き込み手段
と、第2のフィールドの色信号を前記メモリの偶数また
は奇数番地に対応する記録領域へ書き込むための第2の
書き込み手段と、前記書き込み手段により書き込まれた
第1フィールドの色信号を読み出すための第1の読み出
し手段と、前記書き込み手段により書き込まれた第2の
フィールドの色信号を読み出すための第2の読み出し手
段とを具備したことを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の画像信号処理装置は、請求
項1記載の画像信号処理装置において、前記第1、第2
の書き込み手段および第1、第2の読み出し手段は、画
像信号の水平および垂直同期信号に同期して、副搬送波
の周波数の4倍の周波数から成る書き込みおよび読み出
し用の基本クロックを発生するためのクロック発生手段
と、前記メモリへの書き込みを可能あるいはメモリから
の読み出しを可能とするため、前記クロック発生手段か
らの基本クロックを2分周して2相(0゜,180゜)
の信号を出力するための分周手段と、を具備して成るこ
とを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の画像信号処理装置は、画像
信号を処理する装置において、第1フィールドの画像信
号を記憶する第1フィールド記憶領域と第2フィールド
の画像信号を記憶する第2フィールド記憶領域とを有
し、1フレーム分の画像信号を記憶可能なフレームメモ
リと、該フレームメモリに対し、1フレーム分の画像信
号を1個1個のデータに分け、第1フィールドのデータ
の次には第2フィールドのデータというように、交互に
第1フィールドのデータと第2フィールドのデータが並
ぶように記憶した後、該フレームメモリに記憶された1
フレーム分の画像信号データうち、第1フィールドの画
像データを読み出す場合には記憶したデータの中から第
1フィールドのデータだけを交互に読み出し、また第2
フィールドの画像データを読み出す場合には記憶したデ
ータの中から第2フィールドのデータだけを交互に読み
出す画像データ書き込み読み出し手段と、入力された画
像信号を前記フレームメモリに記憶する場合には、入力
される画像信号に含まれる垂直同期信号または水平同期
信号いずれか一方または両方でリセットされるライトク
ロックを発生し、前記ライトクロックと同期して発生さ
れる、ライトクロックの1/2の周波数で互いに位相が
反転している2種類の信号(第1および第2のインプッ
トイネーブル信号)を発生し、第1フィールドのデータ
を書き込む場合には第1のインプットイネーブル信号
で、第2フィールドのデータを書き込む場合には第2の
インプットイネーブル信号を発生する第1のシステムク
ロック発生手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項4記載の画像信号処理装置は、画像
信号を処理して複数系統の色信号を出力するための信号
処理手段と、前記信号処理手段からの複数系統の色信号
を交互に出力するためのマルチプレクサと、前記色信号
を記憶するためのメモリと、第1のフィールドの画像信
号を前記メモリの1、N+1、2N+1…番地(Nは正
の整数)に対応する記録領域へ 第2のフィールドの画像信号を前記メモリの2、N+
2、2N+2…番地に対応する記録領域へ、 ・ ・ ・ 第Nのフィールドの画像信号を前記メモリのN、2N、
3N…番地に対する記録領域へ書き込むための書き込み
手段と、前記書き込み手段により書き込まれた第1…N
フィールドの色信号をそれぞれ読み出すための読み出し
手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の画像信号処理装置に関して
は、請求項4記載の画像信号処理装置において、前記第
1、第2の書き込み手段および読み出し手段は、画像信
号の水平および垂直同期信号に同期して、副搬送波の周
波数の整数倍の周波数から成る書き込みおよび読み出し
用の基本クロックを発生するためのクロック発生手段
と、前記メモリへの書き込みを可能あるいはメモリから
の読み出しを可能とするため、前記クロック発生手段か
らの基本クロックをN分周してN相の信号を出力するた
めの分周手段と、を具備して成ることを特徴とするもの
である。
【0019】
【作用】請求項1記載の画像信号処理装置によれば、奇
数番地あるいは偶数番地に対応する記憶領域の画像信号
を書き込め、奇数番地に書き込まれた画像データあるい
は偶数番地に書き込まれた画像データを読み出すだけで
第1フィールドあるいは第2フィールドの画像信号を読
み出すことができる。
【0020】請求項2または3記載の画像信号処理装置
によれば、2相の信号のいずれか一方を選択するだけ
で、奇数番地あるいは偶数番地の記録領域の画像信号を
書き込みあるいは読み出すことができる。
【0021】請求項4または5記載の画像信号処理装置
によれば、1…Nフィールドの画像信号をそれぞれ対応
する番地の記憶領域に書き込め、書き込まれた画像デー
タをフィールド単位で読み出すことができ、複数のフィ
ールドの画像データをフィールド単位で処理できるよう
になる。
【0022】
【実施例】以下、図1を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例である。fscのクロック
でサンプリングした場合における色差信号を2MbitのF
IFOメモリに記録する場合における概略構成を示した
ブロック図を示してある。以後、2値化された信号を示
すため、ハイレベルの信号を‘H’、ローレベルの信号
を‘L’の符号を付して説明する。なお、メモリ5は、
従来例と同様、制御用の各入力端子(OE,RE,IE,WE,R
STE,RSTW)に、2値化された信号の内、‘H’の信号が
供給されたときに動作可能となるようになっている。
【0023】図1においてFIFOメモリ5に書き込ま
れるための画像信号(1フレーム)のうち、YC分離部
1にて分離された色信号はデコーダ2にてデコードさ
れ、R−Y信号とB−Y信号になる。両者は、fsc
(3.58MHz )の周波数を持つクロックに同期してA
D変換器3A、3BにてAD変換された後、マルチプレ
クサ4からR−Y/B−Yの順に交互に出力される。こ
の画像データがFIFOメモリ5のデータ入力ラインに
入力される。
【0024】FIFOメモリ5は、8ビットのデータラ
インを備えており、アドレスカウンタ(図示せず)によ
りインクリメントされるアドレスに対応する記憶領域
に、入力されたデータが順次記憶されていく。 リセッ
トライト端子RSTWはライトアドレスポインタをイニシャ
ライズするためのリセット入力端子で、フィールド単位
の画像信号の書き込みの前にリセットされる。ライトイ
ネーブル端子WEはライトアドレスポインタをイネーブル
/ディセーブルにするための入力端子で、画像信号の書
き込みの間中(1フレーム)イネーブルとする。
【0025】インプットイネーブル端子IEは書き込み動
作をイネーブル/ディセーブルにするための入力端子
で、この場合2fsc(7.16MHz)とし、第1フィー
ルドと第2フィールドでは位相が反転するようにする。
また、画像信号のデータと位相が合っているようにす
る。ライトクロック端子WCLKはメモリ5を動作させるた
めの基準クロックの入力端子であり、この場合4fsc
(14.3MHz)のクロックがメモリコントローラ8Aか
ら供給される。このライトクロックの位相は先のインプ
ットイネーブルクロック(2fsc)の立ち上がりから
90度遅れた時点でライトクロックが立ち上がるように
する。つまり、基準クロック(14.3MHz)の一周期
にて‘H’‘L’が交互に入れ替わる信号つまり基準ク
ロックの1/2の周波数を持つ繰り返し信号がイネーブ
ル信号としてメモリ5の端子IEに供給される。したが
って、イネーブル信号IEが‘H’となる部分の真ん中
で書き込みクロックが立ち上がるようになる。メモリ5
にはこのクロックの立ち上がる時点でデータが記憶され
る。
【0026】メモリ5から読み出された8bit のデータ
はDAコンバータ6に入力され、R−YのDAクロック
(fsc)とB−YのDAクロック(fsc)でアナロ
グ信号に戻され、エンコーダ7で3.58MHz の色信号
となる。なお、メモリコントローラ部8にてメモリ5の
各端子へのタイミング信号を作成しており、このメモリ
コントローラ部8にて、書き込みおよび読み出し手段を
構成している。この書き込みおよび読み出し手段は、基
本クロック発生部および分周部を含んでおり、メモリ5
の各入力端子へタイミング信号を供給している。
【0027】基本クロック発生部は、たとえば水平同期
信号とVCOの基準周波数(14.3MHz)を分周し
た信号とでPLLループを作り、基準クロックを作成す
る構成などがあり、また分周部はたとえばDフリップフ
ロップ(図示せず)などを用いる構成などがある。
【0028】2相の出力信号は、Dフリップ・フロップ
の2つの出力端子から得られ、同相、逆相出力がそれぞ
れ、奇数番地、偶数番地に応じてメモリ5のインプット
イネーブル端子IEあるいはアウトプットイネーブル端子
OEへ供給される。なお、メモリコントローラ8Aはゲー
ト回路を多数備えており、これらを組み合わせ、インプ
ットイネーブル端子IEあるいはアウトプットイネーブ
ル端子OEへ奇数あるいは偶数のフィールドに応じて分周
された信号を供給できるようにしてある。なお、当然の
ことながらDフリップフロップの出力からはクロックを
2分周した出力信号(2fSCの周波数を持つ信号)が得
られている。
【0029】さらに、リードライトの切り替えもメモリ
コントローラ8Aで行っており、リードイネーブル端子
REあるいはライトイネーブル端子WEへ‘H’の信号をフ
レーム単位で供給できるようにしてある。また、読み出
し用の各入力端子(RSTR、OE、RE)は、それぞれ、読み出
し用のリセット端子、メモリからの出力を可能とするア
ウトプットイネーブル端子、読み出しを可能とするリー
ドイネーブル端子をそれぞれ示している。
【0030】図1の作用を図2を用いて説明する。図2
は、メモリ5への書き込みおよびメモリ4からの読み出
しのタイミングを示すタイミングチャートである。図2
中、フィールドを○印を付けた数字で示してあり、2系
統の色信号をR−Y、B−Yで示してある。WEは、W
RITE ENABLE(ライトイネーブル)信号の略であり、
IEはINPUT ENABLE(インプットイネーブル)信号
の略である。また、REは、READ ENABLE(リードイ
ネーブル)信号の略であり、OEはOUTPUT ENABLE
(アウトプットイネーブル)信号の略である。各信号
は、メモリ5の各入力端子へ供給される制御信号を示し
ており、各端子の符号と対応している。
【0031】メモリ5のアドレス(番地)から見れば、
入力されたデータはマルチプレクサ4出力でR−YとB
−Yが交互に並んでおり、それを第1フィールドと第2
フィールドで交互にメモリ5のアドレス(番地)に割り
当てた形で記憶される。この様子を図2のa〜eに示
す。図2(d)、(d’)は、2相(0度、180度)
のインプットイネーブル信号(IE)を示しており、
(d)が第1フィールド、(d’)が第2フィールドに
対応している。
【0032】まず、第1フィールドの画像信号がメモリ
5へ記憶される。第1フィールドの書き込みは、図2
(d)に示すインプットイネーブル信号IEが‘H’の
時に行われる。このとき、ライトイネーブル信号WEが
‘H’に固定され、アドレスカウンタは自動的にインク
リメントされるため、一つ置きに書き込みが行われるこ
とになる。以下、記憶配置を図2(e)を参照して説明
する。
【0033】図2(e)に示すように、0番地は第1フ
ィールドのR−Yのデータが記憶され、2番地は第1フ
ィールドのB−Yのデータが記憶される。4番地は第1
フィールドのR−Yのデータが記憶される。6番地は第
1フィールドのB−Yのデータが記憶される。以下連続
にこの順番で記憶されていく。そして、第1フィールド
のデータが終われば一旦アドレス(番地)がリセットさ
れて0番地に戻り、第2フィールドのデータが第1フィ
ールドと同じように記憶されていく。ただし、今度はイ
ンプットイネーブル信号(IE)が第1フィールドと反転
しているので(図2(d’)参照)、第1フィールドの
画像信号の間に第2フィールドの画像信号が記憶される
こととなる。つまり、今度は書き込み可能となるイネー
ブル信号IEが奇数番地で‘H’になっている。
【0034】したがって、1番地は第2フィールドのR
−Yのデータが記憶され、3番地は第2フィールドのB
−Yのデータが記憶される。5番地は第2フィールドの
R−Yのデータが記憶される。7番地は第2フィールド
のB−Yのデータが記憶される。以下連続にこの順番で
記憶されていく。結局、メモリ5には図2(e)に示す
とおり、第1フィールドの画像信号と第2フィールドの
画像信号が交互に並ぶことになる。
【0035】再生時は記憶されたデータの書き込みと同
じ理屈で、図2(f)〜(i)に示すように順番に読み
出される。読み出しも説明を簡単にするため、メモリ5
の各端子へ供給される信号を端子の符号に対応させ、示
してある。
【0036】リセットリード端子RSTRへリードアドレス
ポインタをイニシャライズするための入力信号が供給さ
れ、フィールド単位の画像信号が読み出す前にメモリ5
のアドレスカウンタがリセットされる。したがって、メ
モリ5からの読み出しは常にアドレスカウンタをリセッ
トしてから行われる。さらにリードクロックの信号の立
ち上がり部分にてメモリ5から読み出される。このとき
リードイネーブル信号IEとアウトプットイネーブル信号
OEは、共に‘H’のときのみ読み出しが行われる。
【0037】なお、リードイネーブル信号REは、リード
アドレスポインタをイネーブル/ディセーブルにするた
めの信号で、画像データの読み出しの間中(1フレー
ム)イネーブル、すなわち‘H’とする。つまり、リー
ドイネーブル信号REが‘H’の場合のみ、自動的にアド
レスがインクリメントされ、データが出力可能となる。
また、アウトプットイネーブル信号OEは読み出し動作を
イネーブル/ディセーブルにするための信号で、この場
合、周波数が2fsc(7.16MHz)で‘L’‘H’
が交互に繰り返される信号がアウトプットイネーブル信
号OEとして供給されている。
【0038】このアウトプットイネーブル信号OEを書き
込みのインプットイネーブル信号IEと同様、図2(h)
(h’)に示すように第1フィールドと第2フィールド
では位相が反転するようにする。また、第1フィールド
のアウトプットイネーブル信号(OE)は図2(h)に示
すように‘H’の区間が偶数番地になるように、第2フ
ィールドのアウトプットイネーブル信号OEは‘H’の区
間が図2(h’)に示すように奇数番地になるようにす
る。リードクロック(メモリ5の端子RCLKへ供給される
信号)はメモリ5を動作させるための基準クロックであ
り、この場合周波数は、4fsc(14.3MHz)とな
る。このリードクロックの位相は先のアウトプットイネ
ーブル信号(2fsc)の立ち上がりから90度遅れた
時点でリードクロックが立ち上がるようにする。すなわ
ち、イネーブルが‘H’の真ん中でクロックが立ち上が
っているようにする。メモリ5からはこのクロックの立
ち上がり時点でデータが読み出される。つまり、書き込
みと同様、基準クロック(4fSC)の一周期にて‘H’
‘L’が交互に入れ替わる信号つまり基準クロックの1
/2の周波数を持つ繰り返し信号をイネーブル信号とし
て供給して読み出しを行っている。これらの関係を図2
f〜iに示す。
【0039】したがって、第1フィールドの画像信号を
記憶する第1フィールド記憶領域と第2フィールドの画
像信号を記憶する第2フィールド記憶領域とが、フレー
ムメモリの1つ1つのアドレスに対し、交互に存在する
ようにできる。すなわち、フレームメモリの偶数番地に
対するデータ記憶領域を第1フィールドの画像信号を記
憶する第1フィールド記憶領域、フレームメモリの奇数
番地に対するデータ記憶領域を第2フィールドの画像信
号を記憶する第2フィールド記憶領域にでき、、メモリ
5のリセット信号で0番地に戻ってデータを読み出せば
第1あるいは第2フィールドの画像信号を0番地あるい
は1番地から一つ置きにそれぞれ連続して読め出せる。
【0040】つまり、メモリ5へ第1フィールドの画像
信号を記憶する際、メモリのアドレス(番地)を1つ
(1bit)飛ばしながら(1bit おき)、そのアドレス
(偶数番地)に対応するメモリ5の記憶領域に記憶して
いき、第2フィールドの画像信号を記憶する際、第1フ
ィールドの画像信号の記憶の際に飛ばされたアドレス
(奇数番地)に対応するメモリ5の記憶領域に順次記憶
していく。再生する際は記憶時と同じようにメモリ5の
アドレス(番地)を1つ(1bit)飛ばしながら(1bit
おき)、そのアドレス(番地)に対応するメモリ5の記
憶情報を読み出していく。なお、第1および第2のフィ
ールドの記憶領域は、奇数番地、偶数番地いずれに対応
しても良く、上記実施例では第1フィールドを偶数番地
に、第2フィールドを奇数番地に対応させている。
【0041】したがって、2相のイネーブル信号のいず
れかを選択するだけで、第1フィールドあるいは第2フ
ィールドの画像信号を奇数、偶数番地に対応する記憶領
域へ記憶でき、これを読み出す場合には、第1フィール
ドあるいは第2フィールドのデータを先頭(0番地ある
いは1番地)からに簡単に読み出せるようになる。
【0042】このような構成にすることにより、静止画
あるいはコマおくりなどの画像を簡単に作成できるよう
になる。なお、本実施例では、2フィールドの画像デー
タを2相のイネーブル信号にて選択できるような構成と
しているが、本実施例はこれに限定されず、複数フィー
ルドの画像データをN相のイネーブル信号にて書き込み
および読み出すような構成としても良い。この場合、一
相のイネーブル信号内に1クロックの立ち上がりあるい
は立ち下がりが来るようなイネーブル信号を作成すれば
良い。このような構成にすることにより、コマ送りの画
像を簡単に作成できるようになる。
【0043】なお、本実施例では副搬送波の4倍の基本
クロック(4fSC)を用いているが、本発明はこれに限
定されず、副搬送波の整数倍(2fSC、3fSCなど)の
基本クロックで構成しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば入
力された画像信号を一旦画像メモリに記憶し、記憶され
た画像信号を出力する場合にメモリを有効に活用するこ
とができると共に、使い勝手のよい画像信号処理装置を
提供することができるようになる。また、静止画あるい
はコマおくりなどの画像を簡単に作成できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像信号処理装置で色信号を2Mbitの
FIFOメモリに記憶する場合の例を示したブロック図
である。
【図2】本発明の画像信号処理装置で画像信号がアドレ
ス(番地)に対し、どのように記憶されているか(デー
タの格納状態)と、各種タイミング信号の関係を示した
図である。
【図3】従来の画像信号処理装置で2MbitのFIFOメ
モリに記憶する場合の例を示したブロック図である。
【図4】従来の画像信号処理装置で色信号を2MbitのF
IFOメモリに記憶する場合の例を示したブロック図で
ある。
【図5】従来のFIFOメモリに供給される各種タイミ
ング信号と、データの記録状態の関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
1…Y/C分離部 2…デコーダ 3A,3B…AD変換器 4…マルチプレクサ 5…FIFOメモリ 6…DA変換器 7…エンコーダ 8、8A…メモリコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を処理して色信号を出力する経路
    に設けられ、色信号を記憶するためのメモリと第1のフ
    ィールドの色信号を前記メモリの偶数または奇数番地に
    対応する記録領域へ書き込むための第1の書き込み手段
    と、 第2のフィールドの色信号を前記メモリの奇数または偶
    数番地に対応する記録領域へ書き込むための第2の書き
    込み手段と、 前記第1の書き込み手段により書き込まれた第1フィー
    ルドの色信号を読み出すための第1の読み出し手段と、 前記第2の書き込み手段により書き込まれた第2フィー
    ルドの色信号を読み出すための第2の読み出し手段と、 を具備したことを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】前記第1、第2の書き込み手段および第
    1、第2の読み出し手段は、 画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、副搬送
    波の周波数の4倍の周波数から成る書き込みおよび読み
    出し用の基本クロックを発生するためのクロック発生手
    段と、 前記メモリへの奇数番地あるいは偶数番地への書き込み
    を可能、または奇数番地あるいは偶数番地からの読み出
    しを可能とするため、前記クロック発生手段からの基本
    クロックを2分周して2相(0゜,180゜)のタイミ
    ング信号を出力するための分周手段と、 を具備して成ることを特徴とする請求項1に記載の画像
    信号処理装置。
  3. 【請求項3】画像信号を処理する装置において、 第1フィールドの画像信号を記憶する第1フィールド記
    憶領域と第2フィールドの画像信号を記憶する第2フィ
    ールド記憶領域とを有し、1フレーム分の画像信号を記
    憶可能なフレームメモリと、 該フレームメモリに対し、1フレーム分の画像信号を1
    個1個のデータに分け、第1フィールドのデータの次に
    は第2フィールドのデータというように、交互に第1フ
    ィールドのデータと第2フィールドのデータが並ぶよう
    に記憶した後、該フレームメモリに記憶された1フレー
    ム分の画像信号データうち、第1フィールドの画像デー
    タを読み出す場合には記憶したデータの中から第1フィ
    ールドのデータだけを交互に読み出し、また第2フィー
    ルドの画像データを読み出す場合には記憶したデータの
    中から第2フィールドのデータだけを交互に読み出す画
    像データ書き込みおよび読み出し手段と、 入力された画像信号を前記フレームメモリに記憶する場
    合には、入力される画像信号に含まれる垂直同期信号ま
    たは水平同期信号いずれか一方または両方でリセットさ
    れるライトクロックを発生し、前記ライトクロックと同
    期して発生される、ライトクロックの1/2の周波数で
    互いに位相が反転している2種類の信号(第1および第
    2のインプットイネーブル信号)を発生し、第1フィー
    ルドのデータを書き込む場合には第1のインプットイネ
    ーブル信号で、第2フィールドのデータを書き込む場合
    には第2のインプットイネーブル信号を発生する第1の
    システムクロック発生手段と、 画像信号を前記フレームメモリから読み出す場合には、
    読み出し時に基準となる垂直同期信号または水平同期信
    号いずれか一方または両方でリセットされるリードクロ
    ックを発生し、前記リードクロックと同期して発生され
    る、リードクロックの1/2の周波数で互いに位相が反
    転している2種類の信号(第1および第2のイネーブル
    信号で、それぞれのリードクロックに対する位相関係が
    ライトクロックに対する位相関係と同じとなる。)を発
    生し、第1フィールドのデータを読み出す場合には第1
    のアウトプットイネーブル信号で、第2フィールドのデ
    ータを読み出す場合にはアウトプットイネーブル信号を
    発生する第2のシステムクロック発生手段とを有するこ
    とを特徴とする画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】画像信号を処理して色信号を出力する経路
    に設けられ、色信号を記憶するためのメモリと 第1のフィールドの画像信号を前記メモリの1、N+
    1、2N+1…番地(Nは正の整数)に対応する記録領
    域へ 第2のフィールドの画像信号を前記メモリの2、N+
    2、2N+2…番地に対応する記録領域へ、 ・ ・ ・ 第Nのフィールドの画像信号を前記メモリのN、2N、
    3N…番地に対する記録領域へ書き込むための書き込み
    手段と、 前記書き込み手段により書き込まれた第1…Nフィール
    ドの画像データをそれぞれ読み出すための読み出し手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】前記第1、第2の書き込み手段および読み
    出し手段は、 画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、副搬送
    波の周波数の整数倍の周波数から成る書き込みおよび読
    み出し用の基本クロックを発生するためのクロック発生
    手段と、 前記メモリへの書き込みを可能あるいはメモリからの読
    み出しを可能とするため、前記クロック発生手段からの
    基本クロックをN分周してN相のタイミング信号を出力
    するための分周手段と、 を具備して成ることを特徴とする請求項4記載の画像信
    号処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249644A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2007128624A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置

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