JPH08317070A - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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JPH08317070A
JPH08317070A JP11819695A JP11819695A JPH08317070A JP H08317070 A JPH08317070 A JP H08317070A JP 11819695 A JP11819695 A JP 11819695A JP 11819695 A JP11819695 A JP 11819695A JP H08317070 A JPH08317070 A JP H08317070A
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JP
Japan
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terminal
telephone line
control device
network control
bell
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Pending
Application number
JP11819695A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Yamashita
邦彦 山下
Minoru Tanabe
稔 田部
Toshihiko Yasui
利彦 安井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルの鳴動信号を検出して自動着信しセンタ
端末とメータセンサとの通信を中継する。 【構成】 端末網制御装置1は、16Hzの75V交流
信号であるベル鳴動信号を検出する呼出信号検出手段2
と、ベル鳴動信号の合間に識別電文を受信する識別電文
受信手段3と、識別電文が所定の識別電文内容である時
電話回線104との直流ループ回路を閉結してセンタ端
末100と接続する判別接続手段5とで構成され、さら
に判別接続手段5により電話回線104に接続後、メー
タセンサ102とセンタ端末100との通信を行う中継
通信手段4とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ公衆電話網に
接続する端末網制御装置に関するもので、特に、メータ
センサと接続すると共にアナログ電話網を介してセンタ
端末と接続し、センタ端末がアナログ電話網を介して端
末網制御装置を呼び出すと、アナログ電話網によって送
出されるベルの鳴動信号を検出して自動着信しセンタ端
末とメータセンサとの通信を中継する端末網制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような端末網制御装置をセンタ端末
が呼び出し接続して通信する手段に、ノーリンギング通
信手段がある。ノーリンギング通信サービスとして公衆
通信サービスされているもので、センタ端末は、端末網
制御装置が接続されているアナログ電話網に接続された
ノーリンギングトランク(NRT)をダイヤリングによ
り呼び出す。NRTは、端末と接続した後、再び端末か
ら端末網制御装置の電話番号が指定されると、端末網制
御装置にベルの鳴動を生じさせないノーリンギング選択
信号を送出する。このノーリンギング選択信号は、電話
機などのプッシュボタン信号(PB信号)を使用する。
端末網制御装置は、このノーリンギング選択信号を検出
しアナログ電話網との直流ループ回路を半閉結にし応答
信号を送出することでセンタ端末との接続を完了し、デ
ータ通信を行う。これに対して、端末網制御装置は、ア
ナログ電話網からの通常の呼出信号であるベルの鳴動信
号の受信には応答しない。端末網制御装置を介して接続
される各家庭の電話機等の端末のみがベルを鳴らして応
答する。
【0003】また、別の手段として電信電話技術委員会
によって標準化されたMSS方式通信手段がある。この
手段は、まず、センタ端末が、端末網制御装置が接続さ
れているアナログ電話網に接続された端末網制御装置を
ダイヤリングにより呼び出す。アナログ電話網は、端末
網制御装置にベルの鳴動信号を送出する。端末網制御装
置は、このベルの鳴動信号を検出するとアナログ電話網
との直流ループ回路を閉結してセンタ端末との接続動作
を行い、続いてPB信号を用いた所定の端末指定信号を
受信するとセンタ端末とのデータ通信を行う。端末指定
信号を受信しない場合、電話機等の端末を呼び出して電
話網に接続する。
【0004】さらに、ISDN通信網がサービスしてい
る発信者番号通知をアナログ電話網で実現するためにベ
ルの鳴動信号の合間に発信者番号がセットされた識別電
文を交換機がセットして着信側電話機に送信する手段が
アメリカで実用化されている。このような手段を、電文
付きベル鳴動着信手段と呼ぶこととする。なお、このベ
ルの鳴動信号の合間の識別電文の送信手段は、ベルの鳴
動信号(例えば、日本国内においては16Hzで75V
の交流信号を1秒毎に2秒間アナログ電話網から電話機
等の端末に送出する形態)の1秒間の休止期間中に識別
電文を交換機から端末に送出するものである。従って、
ベルを鳴らさないノーリンギング通信手段とはならず、
リンギング通信手段のひとつである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
には次のような課題がある。
【0006】(1)ノーリンギング通信手段ならびにM
SS方式通信手段は、端末網制御装置に接続される電話
機等のベル鳴動を無くすことはできる。しかしながら、
ノーリンギング通信手段は、アナログ電話網と接続する
電話回線の直流ループ回路を半閉結にして通信しなけれ
ばならず、通信時の電話回線L1とL2間の電圧は約4
0V程度となり、端末網制御装置は直流ループ回路をこ
の電圧に耐えられる部材で構成しなければならない。
【0007】(2)MSS方式通信手段は、ベル鳴動信
号に対して端末網制御装置が応答した後、端末選択信号
を受信しない時電話機等の端末を呼び出す呼出信号を出
力する手段が必要である。
【0008】(3)ノーリンギング通信に用いるノーリ
ンギング選択信号、及びMSS方式の端末選択信号は、
端末網制御装置やこれに接続するメータセンサや端末を
選択することはできるが、センタ装置を端末網制御装置
で判別できない。接続後のデータ通信のフェーズにて電
文交換等により実現する方法で対処されている。
【0009】(4)電文付きベル鳴動着信手段は、特定
の発信者からの着信時にのみベルを鳴動させるといった
制御ができない。
【0010】そこで、本発明は、直流ループ回路を高耐
圧に耐えられる部材で構成する必要がなく、且つ、MS
S方式通信手段に必要な呼出信号を出力する手段の不要
なノーリンギング通信を実現する端末網制御装置を提供
することを第1の目的とする。
【0011】第2の目的は、ノーリンギング通信やMS
S方式に比べ、端末網制御装置やこれに接続するメータ
センサや端末の選択、センタ装置の端末網制御装置での
判別が簡易にできる端末網制御装置を提供することにあ
る。
【0012】第3の目的は、特定の発信者からの着信時
にのみベルを鳴動させることができる電文付きベル鳴動
着信手段を備えた端末網制御装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして上記第1の目的を
達成するために、本発明の端末網制御装置は、メータセ
ンサを接続すると共に電話回線を介してセンタ端末と接
続して前記メータセンサと前記端末との通信を中継する
端末網制御装置であって、ベル鳴動信号を検出する呼出
信号検出手段と、ベル鳴動信号の合間に識別電文を受信
する識別電文受信手段と、前記識別電文が所定の識別電
文内容である時電話回線との直流ループ回路を閉結して
前記センタ端末と接続する判別接続手段と、前記判別接
続手段により前記電話回線に接続後、前記メータセンサ
と前記センタ端末との通信を行う中継通信手段とを備え
たものである。
【0014】また第2の目的を達成するため、判別接続
手段が、受信した識別電文内にセットされた発信元の電
話番号が所定の電話番号である時電話回線との直流ルー
プ回路を閉結してセンタ端末と接続するようにしたもの
である。
【0015】また、中継通信手段が、受信した識別電文
内にセットされたメータセンサを選択する選択情報が所
定の選択情報である時選択情報で指定されたメータセン
サとセンタ端末との通信を行うようにしたものである。
【0016】また第3の目的を達成するため、判別接続
手段が、端末を電話回線に接続または切り離しをする端
末接続手段と、ベルを鳴動させる指示のある識別電文で
ある時、前記端末接続手段により端末を電話回線に接続
する判別鳴動駆動手段と、センタ端末と接続して通信す
る指示のある識別電文である時、直流ループ回路を閉結
してセンタ端末と接続する着信判別接続手段とで構成し
たものである。
【0017】また、端末接続手段が、端末のオフフック
とオンフック状態を検出する端末状態判別手段と、前記
端末状態判別手段によりオフフックからオンフックへの
変化を検出した時には状態判別接続手段により端末を電
話回線から切り離し、前記端末状態判別手段によりオン
フックからオフフックへの変化を検出した時には前記状
態判別接続手段により端末を電話回線に接続するように
したものである。
【0018】
【作用】第1の目的を達成する本発明の網制御装置は、
呼出信号検出手段がベル鳴動信号を検出後、識別電文受
信手段がベル鳴動信号の合間に識別電文を受信する。そ
して、判別接続手段が、識別電文を所定の内容であると
判断した時、電話回線との直流ループ回路を閉結してセ
ンタ端末と接続する。センタ端末と接続後、中継手段
が、メータセンサとセンタ端末との通信を行う。
【0019】また第2の目的を達成する第1の手段の、
端末網制御装置は、判別接続手段によって、受信した識
別電文内にセットされた発信元の電話番号を所定の電話
番号であると判断した時のみ電話回線との直流ループ回
路を閉結してセンタ端末と接続する。
【0020】第2の目的を達成する第2の手段の、端末
網制御装置は、識別電文受信手段が識別電文を受信す
る。そして、中継通信手段が、その識別電文内にセット
されたメータセンサを選択する選択情報により指定され
たメータセンサとセンタ端末との通信を行う。
【0021】また第3の目的を達成する第1の手段は、
通常、端末接続手段が端末を電話回線から切り離した状
態とする。識別電文受信手段が識別電文を受信する。続
いて、判別鳴動駆動手段が、ベルを鳴動させる指示のあ
る識別電文であると判定した時、端末接続手段によって
端末を電話回線に接続する。また、着信判別接続手段
が、センタ端末と接続して通信する指示のある識別電文
であると判定した時、直流ループ回路を閉結してセンタ
端末と接続する。
【0022】また第3の目的を達成する第2の手段は、
端末状態判別手段がオフフックからオンフックへの変化
を検出すると状態判別接続手段が端末を電話回線から切
り離す。端末状態判別手段がオンフックからオフフック
への変化を検出すると、状態判別接続手段が端末を電話
回線に接続する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
にもとづいて説明する。1は、本発明の端末網制御装置
で、16Hzの75V交流信号であるベル鳴動信号を検
出する呼出信号検出手段2と、ベル鳴動信号の合間に識
別電文を受信する識別電文受信手段3と、識別電文が所
定の識別電文内容である時電話回線104との直流ルー
プ回路を閉結してセンタ端末100と接続する判別接続
手段5と、判別接続手段5により電話回線104に接続
後、メータセンサ102とセンタ端末100との通信を
行う中継通信手段4とで構成される。さて、ベル鳴動信
号は1秒毎に2秒間継続するものとする。そして、呼出
信号検出手段2は、最初のベル鳴動信号を受信すると、
識別電文受信手段3を駆動するものとする。識別電文受
信手段3は、ベル鳴動信号の休止区間1秒間に電話網1
01から送信される識別電文を受信するものとする。本
実施例における識別電文を電話網101が端末網制御装
置1に送出する手段については、まず、センタ端末10
0が端末網制御装置1を呼び出すため発信(ダイヤル)
を行う。続いて、電話網101は、電話網101に接続
される端末網制御装置1やセンタ端末100等の電話番
号を管理しているものとし、センタ端末100の電話番
号を取り出し識別電文内にその電話番号をセットしてベ
ル鳴動信号の合間に送出する手段で実現されるものとす
る。
【0024】また、識別電文受信手段3は、例えば、周
波数変復調方式によるシリアル通信用のモデム等を用い
て実現されるものとし、識別電文を受信するに際して
は、電話回線104との直流ループ回路を閉結しないも
のとする。判別接続手段5は、接続可能なセンタ端末の
電話番号情報を有しているものとする。さらにメータセ
ンサ102であるが、これは、ガスメータ、水道メー
タ、電力メータ、健康機器、給湯機などの各種家庭用あ
るいは産業用の遠隔監視手段を備えた設備などをはじ
め、電子メールの郵便受け等のHA、OA手段を備えた
通信装置などを含むこととする。中継手段4とメータセ
ンサ102とは、有線あるいは無線で接続されるものと
し特に限定するものではない。なお、補足であるが呼出
信号検出手段2、識別電文接続手段3は、交流信号を受
信すればよくコンデンサ等によって、電話回線104と
は直流的に切れているものとする。
【0025】次に第1の実施例の動作を説明する。セン
タ端末100が端末網制御装置1を呼び出すため発信を
する。続いて、電話網101は、ベル鳴動信号を端末網
制御装置1に送出する。電話網101に接続される端末
網制御装置1やセンタ端末100等の電話番号を識別電
文内にセットしてベル鳴動信号の最初の休止区間に送出
する。呼出信号検出手段2は、最初のベル鳴動信号を受
信すると、識別電文受信手段3を駆動する。識別電文受
信手段3は、ベル鳴動信号の休止区間1秒間に電話網1
01から送信される識別電文を受信する。判別接続手段
5は、識別電文の内容を判断してセンタ端末100が接
続可能か否かを判断する。この時点では、識別電文受信
手段3は電話回線104との直流ループ回路を閉結しな
いためセンタ端末100とは接続されない。接続可能で
あると判断した場合、判別接続手段5は電話回線104
との直流ループ回路を閉結する。センタ端末100と判
別接続手段5の接続が完了する。直流ループ回路の閉
結、すなわち、電話回線104が終端されその両端の電
圧は10V程度となる。従って、判別接続手段5は耐圧
の低い部材で構成する事ができる。中継通信手段4を介
してセンタ端末100とメータセンサ102が通信す
る。
【0026】判別接続手段5は、接続不能であると判断
した場合、何もしない。従って、電話網101は、ベル
鳴動信号の送出を継続する。
【0027】なお、第1の実施例では、識別電文とし
て、センタ装置の電話番号の情報がセットされる例を示
したが、センタ端末100あるいは電話網101との間
で予め定めたキーワード情報でもよい。
【0028】次に第2の実施例について図2により説明
する。本実施例の図2の構成は、第1の実施例と大部分
同じであるため、異なっている部分についてのみ説明す
る。まず、中継手段4は、メータセンサ102A、10
2Bの2つのメータセンサを接続した例を示している。
また、識別電文受信手段3は、センタ100の電話番号
の情報とメータセンサ102A、102Bのどちらの通
信をセンタ100が要求するかを示す選択情報がセット
された識別電文を受信するものとする。選択情報は、セ
ンタ100が電話網101に対して発信する時に付加情
報として指定できるものとし、付加情報指定の具体的手
段については、本発明の範囲外であるものとする。この
ような構成により、第2の実施例の端末網制御装置1
は、センタ端末100が指定するメータセンサ等の中継
通信手段4を提供する。
【0029】第3の実施例について図3により説明す
る。第3の実施例の端末網制御装置1は、第1の実施例
の図1の判別接続手段5に端末103を接続できるよう
にしたものである。本実施例の判別接続手段5は、端末
103を電話回線104に接続または切り離しをする端
末接続手段8と、識別電文受信手段3がベルを鳴動させ
る指示のある識別電文を受信した時、端末接続手段8に
端末103を電話回線104に接続するように要求する
判別鳴動駆動手段6と、識別電文受信手段3がセンタ端
末100と接続して通信する指示のある識別電文を受信
した時には、電話回線104との直流ループ回路を閉結
してセンタ端末100と接続する着信判別接続手段7と
で構成したものである。なお、本実施例では、センタ端
末100から識別電文受信手段が受信する識別電文に
は、ベルを鳴動させるか否かのベル動作情報がセットさ
れているものとする。例えば、発信側の通信装置の属性
をベル動作情報としてセットしてもよい。例えば、発信
側通信装置が、ファクシミリ、電話機、自動検針センタ
端末といった区別などである。もちろん、着信側の通信
装置の属性として指定してもよい。ファクシミリや電話
機はベル鳴動をさせることを暗黙に指示することを意味
する。自動検針センタ端末はベルを鳴動させないと暗黙
の指示があると判断できる。更に発信者を判別できる情
報をベル動作情報として用いる方法もある。データ端末
103は、本実施例では電話機とする。
【0030】次に第3の実施例の動作について説明す
る。通常、端末接続手段8は、端末103を電話回線1
04から切り離す。従って、この状態で電話網101か
らベル鳴動信号を受信しても端末103である電話機の
ベルは鳴らない。この状態で端末網制御装置1が電話網
101を介して呼出を受けるとする。電話網101は、
ベル鳴動信号を端末網制御装置1に送出する。このベル
鳴動信号で端末103のベルは鳴らない。最初のベル鳴
動信号に引き続いてベルを鳴動するように指示のあるベ
ル動作情報がセットされた識別電文が送出される。呼出
信号検出手段2は、最初のベル鳴動信号を受信すると、
識別電文受信手段3を駆動する。識別電文受信手段3
は、ベル鳴動信号の休止区間1秒間に電話網101から
送信される識別電文を受信する。判別鳴動駆動手段6
は、識別電文内のベル動作情報を判別して、鳴動するよ
うに指示があるため端末接続手段8を利用して、端末1
03である電話機を電話回線104に接続する。着信判
別接続手段7は、ベル動作情報にベル鳴動の指示がある
ためノーリンギング接続によるメータセンサ102との
通信を行うのでは無いと判断して電話回線104の直流
ループ回路の閉結をしない。従って、電話網101から
のベルの鳴動信号は継続され端末103である電話機の
ベルを鳴らすことになる。
【0031】逆に、最初のベル鳴動信号に引き続いてベ
ルを鳴動しない指示のあるベル動作情報がセットされた
識別電文が送出された場合について説明する。呼出信号
検出手段2は、最初のベル鳴動信号を受信すると、識別
電文受信手段3を駆動する。識別電文受信手段3は、ベ
ル鳴動信号の休止区間1秒間に電話網101から送信さ
れる識別電文を受信する。判別鳴動駆動手段6は、識別
電文内のベル動作情報を判別して、鳴動しない指示があ
るため端末接続手段8にて端末103である電話機を電
話回線104に接続する動作をしない。従って、端末1
03のベルは鳴らない。また、この時、着信判別接続手
段7は、ベル動作情報にベル鳴動の指示がないためノー
リンギング接続によるメータセンサ102との通信を行
うと判断して電話回線104の直流ループ回路の閉結を
する。中継通信手段4を介してセンタ端末100とメー
タセンサ102が通信する。
【0032】本実施例では、1台の端末103を接続す
る場合について説明したが、端末接続手段8が複数の端
末103の切り離し接続ができるように構成し、判別鳴
動手段8が切り離し接続できる端末103を選択できる
ように識別電文受信手段3が受信する識別電文内に複数
の端末103のひとつを選択するような識別情報がセッ
トできるようにしてもよい。
【0033】第4の実施例について図4を用いて説明す
る。第3の実施例と異なる端末接続手段8について説明
する。本発明の実施例の端末接続手段8は、端末のオフ
フックとオンフック状態を検出する端末状態判別手段1
0と、端末状態判別手段10によりオフフックからオン
フックへの変化を検出した時には状態判別接続手段9に
より端末103を電話回線から切り離し、端末状態判別
手段10によりオンフックからオフフックへの変化を検
出した時には状態判別接続手段9により端末103を電
話回線104に接続するようにしたものである。
【0034】次に第4の実施例の動作について説明す
る。第3の実施例では、ベルの鳴動信号の端末103へ
の出力を電話回線104との接続切り離しにより制御す
るものであるのに対して、本発明の実施例は、端末10
3の状態を検出して、端末103が発信する場合には電
話回線104に接続し、端末103がオンフック状態に
なると電話回線104から切り離すようにしたものであ
る。端末103の状態を検出する端末状態判別手段10
の具体的な例としては、端末103を電話回線104か
ら状態判別接続手段9により切り離した場合には、端末
103との接続線に電圧を印加し、端末103との直流
ループ回路が終端された場合には、オフフックと判定す
る。直流ループ回路が開放されたことを検出した場合に
はオンフックと判定する。また、端末103を電話回線
104に状態判別接続手段9により接続している場合に
は、フォトトランジスタ等により、電話回線104に電
流が流れることを検出すると電話網101との直流ルー
プ回路が終端されオフフックされていると判定する。電
話回線104に電流が流れていないと判定するとオンフ
ックされていると判定する手段がある。このような手段
により、端末103からの発信が可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の端末網制御装置に
よれば、次のような効果が得られる。
【0036】(1)従来のように、ノーリンギング通信
サービスに接続するため直流ループ回路を高耐圧に耐え
られる部材で構成する必要がなく、且つ、MSS方式通
信手段に必要な呼出信号を出力する手段の不要なノーリ
ンギング通信を実現する端末網制御装置を提供すること
が可能となり、全体のハードウェア構成が単純で価格の
安価な端末網制御装置が提供できる。
【0037】(2)ノーリンギング通信やMSS方式に
比べ、端末網制御装置やこれに接続するメータセンサや
端末の選択、センタ装置の端末網制御装置での判別が識
別電文の受信のみでできる端末網制御装置が提供可能と
なり、センタ端末とメータセンサとの通信接続の時間が
短縮化される。
【0038】(3)識別電文はシリアルデータであるた
め多くの情報が設定できる。従って、ノーリンギング通
信のノーリンギング選択信号や、MSS方式の端末選択
信号で使用されるPB信号のように10種類程度の区別
しかできにものと比較すると、システムの冗長度が高く
なると共に、多種多用な端末やメータセンサが扱える。
【0039】(4)例えば特定の発信者から、あるいは
特定の端末種類からの着信時にのみ電話機などのベルを
鳴動させることができる端末網制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における端末網制御装置
のブロック図
【図2】第2の実施例の端末網制御装置のブロック図
【図3】第3の実施例の端末網制御装置のブロック図
【図4】第4の実施例の端末網制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 端末網制御装置 2 呼出信号検出手段 3 識別電文受信手段 4 中継通信手段 5 判別接続手段 6 判別鳴動駆動手段 7 着信判別接続手段 8 端末接続手段 9 状態判別接続手段 10 端末状態判別手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メータセンサを接続すると共に電話回線を
    介してセンタ端末と接続して前記メータセンサと前記セ
    ンタ端末との通信を中継する端末網制御装置であって、
    ベル鳴動信号を検出する呼出信号検出手段と、ベル鳴動
    信号の合間に識別電文を受信する識別電文受信手段と、
    前記識別電文が所定の識別電文内容である時、電話回線
    との直流ループ回路を閉結して前記センタ端末と接続す
    る判別接続手段と、前記判別接続手段により前記電話回
    線に接続後前記メータセンサと前記センタ端末との通信
    を行う中継通信手段とを備えた端末網制御装置。
  2. 【請求項2】判別接続手段が、受信した識別電文内にセ
    ットされた発信元の電話番号が所定の電話番号である
    時、電話回線との直流ループ回路を閉結してセンタ端末
    と接続する請求項1記載の端末網制御装置。
  3. 【請求項3】中継通信手段が、受信した識別電文内にセ
    ットされたメータセンサを選択する選択情報が所定の選
    択情報である時選択情報で指定されたメータセンサとセ
    ンタ端末との通信を行う請求項1記載の端末網制御装
    置。
  4. 【請求項4】判別接続手段が、端末を電話回線に接続ま
    たは切り離しをする端末接続手段と、ベルを鳴動させる
    指示のある識別電文である時、前記端末接続手段により
    端末を電話回線に接続する判別鳴動駆動手段と、センタ
    端末と接続して通信する指示のある識別電文である時、
    直流ループ回路を閉結してセンタ端末と接続する着信判
    別接続手段とを備えた請求項1記載の端末網制御装置。
  5. 【請求項5】端末接続手段は、センタ端末のオフフック
    とオンフック状態を検出する端末状態判別手段と、前記
    端末状態判別手段によりオフフックからオンフックへの
    変化を検出した時には、前記センタ端末を電話回線から
    切り離す状態判別接続手段とからなり、前記端末状態判
    別手段によりオンフックからオフフックへの変化を検出
    した時には前記センタ端末を前記電話回線に接続する請
    求項1記載の端末網制御装置。
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