JPH08316931A - 回線設定制御方式 - Google Patents

回線設定制御方式

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JPH08316931A
JPH08316931A JP7120189A JP12018995A JPH08316931A JP H08316931 A JPH08316931 A JP H08316931A JP 7120189 A JP7120189 A JP 7120189A JP 12018995 A JP12018995 A JP 12018995A JP H08316931 A JPH08316931 A JP H08316931A
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Application number
JP7120189A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Deguchi
文彦 出口
Yoshio Kuboyama
嘉男 久保山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラヒックの急激な増加に対応できるように
する。 【構成】 デジタル多重次群伝送路に伝送されるデジタ
ル信号を帯域圧縮して等価的にデジタル回線の多重数を
増やす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル交換網に利用
する。特に、デジタル回線の設定制御に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル交換網では、音声やファクシミ
リなどのアナログ信号をデジタル化して得たデジタル信
号を交換する。このデジタル信号の信号速度は、一般
に、64Kb/sである。デジタル交換網におけるデジ
タル回線は、発信側のデジタル交換機、着信側のデジタ
ル交換機、およびこれらの二つのデジタル交換機相互を
接続するデジタル伝送路から構成される。
【0003】デジタル伝送路では、同軸ケーブル、ファ
イバケーブルあるいは無線などの伝送媒体からなる伝送
路を有効利用するため、64Kb/sのデジタル信号を
複数多重化して伝送する。複数のデジタル信号を多重化
して得られるデジタル多重化信号は、デジタル信号の多
重化数、デジタル信号のビットの配列などの構成があら
かじめ統一的に定められる。これを一般に多重化フレー
ム構成と呼ぶ。デジタル信号の多重化は何段階かに分け
て行われる場合もあり、多重化段階ごとに各デジタル多
重化次群信号のフレーム構成が定められる。さらに、こ
れらのデジタル多重化次群信号は、同軸ケーブル、ファ
イバケーブルあるいは無線などの伝送媒体あるいは中継
伝送方式ごとにそれに応じた中継伝送用多重化フレーム
構成をもつ中継伝送路用デジタル多重化信号に変換され
て、伝送される。伝送された中継伝送路用多重化信号
は、元のデジタル多重化次群信号に変換された後に、さ
らに多重分離される。デジタル多重化次群信号が伝送さ
れる経路をデジタル多重化次群伝送路と呼ぶ。つまり、
このデジタル多重化次群伝送路の中を64Kb/sのデ
ジタル信号からなる回線が多重化されて伝送されてお
り、そのひとつの回線の伝送路は64Kb/sのデジタ
ル伝送路から構成される。
【0004】さらに、発信側および着信側のデジタル交
換機では、それぞれ接続された回線を使用可能な回線と
して登録し、情報管理する。特定のデジタル交換機と特
定のデジタル交換機との間の回線数は、数回線から千回
線程度に及ぶ。
【0005】図4は従来例のディジタル交換網を示すブ
ロック構成図であり、二つのデジタル交換機1、9間の
接続を示す。ここで、デジタル交換機1を発信側、デジ
タル交換9を着信側として説明する。発信側のデジタル
交換機1は、クロスコネクト装置2、多重分離装置3、
伝送路インタフェース4、伝送路5、伝送路インタフェ
ース6、多重分離装置7およびクロスコネクト装置8を
介して着信側のデジタル交換機9に接続される。発信側
のデジタル交換機1は時分割スイッチ11、時分割スイ
ッチ制御部12および回線情報管理部13を備え、時分
割スイッチ11がクロスコネクト装置2に接続される。
着信側のデジタル交換機9も同様に時分割スイッチ9
1、時分割スイッチ制御部92および回線情報管理部9
3を備え、時分割スイッチ91がクロスコネクト装置8
に接続される。多重分離装置3、伝送路インタフェース
4、伝送路5、伝送路インタフェース6および多重分離
装置7がクロスコネクト装置2、8間を接続するデジタ
ル多重化次群伝送路を構成する。伝送路5は同軸ケーブ
ル、ファイバケーブルあるいは無線その他の伝送媒体に
より構成され、多重分離装置3および伝送路インタフェ
ース4はデジタル多重化次群信号を伝送路5で用いられ
る中継伝送方式の中継伝送用デジタル多重化信号に整合
させる。また、伝送路インタフェース6および多重分離
装置7は伝送後の中継伝送用デジタル多重化信号からデ
ジタル多重化次群信号を分離する。
【0006】クロスコネクト装置2、8はそれぞれ、デ
ジタル多重化次群伝送路とデジタル交換機1、9との間
の回線の設定およびその設定替えを行うとともに、この
図には示していないが、デジタル多重化次群伝送路相互
の回線の設定およびその設定替えを行うことができる。
このようなクロスコネクト装置2、8による回線の設定
および設定替えの単位は、技術的には任意に設定するこ
とができる。一般的には、複数の64Kb/sデジタル
信号回線を多重化した6回線、24回線、96回線ある
いは672回線を単位とする。すなわちクロスコネクト
装置2、8は、64Kb/sのデジタル信号を基本とし
た回線設定単位に相当するデジタル多重化次群信号を単
位として、回線の設定および設定替えを行う。
【0007】発信側のデジタル交換機1と着信側のデジ
タル交換機9との間のデジタル回線の設定は、以下のよ
うに行われる。まず、伝送路5を実現する伝送媒体の布
設には数年程度と時間がかかるので、通常は、回線数の
長期的な需要予測にしたがって伝送路5があらかじめ布
設される。したがって、この伝送路5に回線を設定する
には、時分割スイッチ機能を実現する交換機やデジタル
多重化次群伝送路を構成する各種装置その他の設計およ
び設置工事を実施するとともに、複数のデジタル交換機
および各種装置間の接続工事を行う必要がある。この場
合、中継伝送方式の選定、さらには伝送路インタフェー
ス4、6、多重分離装置3、7およびクロスコネクト装
置2、8の設置数、場所、時期およびその相互接続を正
確に決定するために必要な詳細な需要予測は、長期的に
実施することは極めて困難である。そこで、短期的な需
要予測に基づいて各装置の設計および購入を行って設置
する。さらに、時分割スイッチ11から時分割スイッチ
91までの各装置間の接続工事を行い、その接続確認を
行う。そして、クロスコネクト装置2、8により回線を
設定した後、発信側のデジタル交換機1の回線情報管理
部13と、着信側のデジタル交換機9の回線情報管理部
93とに回線を登録し、64Kb/sのデジタル回線の
回線設定が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、回線を設
定するには、短期的な需要予測に基づき多くの設備の設
計および購入を行うとともに、設置工事、相互接続工
事、回線情報管理部への登録などの工事を必要とする。
このため、回線の設定完了までには数ヶ月程度の時間を
必要とし、具体的な回線を設定するためには数ヵ月程度
先の短期的な需要予測を行わなければならない。
【0009】一般に、短期的な需要予測においてもその
精度向上は極めて難しく、需要予測の結果が、数ヵ月後
に実際に必要な回線数と異なる場合が多い。このような
場合、回線数が不足すると回線ビジーが発生することに
なる。回線数が過剰である場合には、デジタル交換網を
構成する設備費用が過剰となり、経済性に劣ることにな
る。回線ビジーの発生を避けるには回線数を過剰に設定
すればよいが、設備費用の経済性が悪くなる。このた
め、回線設定の途中段階においてしばしば需要予測の見
直しが実施される。この結果、設計変更が発生する。こ
の設計変更の発生により、該当する回線の設計および工
事のみならず、他の回線設計および工事にも影響を与
え、全体的な回線設定スケジュールが遅れる原因となっ
ている。
【0010】また、現在使用しているデジタル交換機間
の回線に加わるトラヒックが急激に増加した場合にも、
従来の方式では迅速に回線数を増加することはできな
い。
【0011】本発明は、以上の課題を解決し、デジタル
回線を迅速に設定することのできるデジタル回線設定制
御方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の回線設定制御方
式は、すでに使用しているデジタル回線のデジタル多重
化次群伝送路の多重化数を等価的に増やすことにより、
迅速に回線を設定し、その回線数を増加させることを特
徴とする。
【0013】すなわち、デジタル信号を多重化して得ら
れるデジタル多重化次群信号を伝送する伝送手段と、デ
ジタル交換機とこの伝送手段との間のデジタル回線の設
定あるいは設定解除を行う回線設定手段とを備えた回線
設定制御方式において、回線設定手段は、伝送手段に伝
送されるデジタル信号を帯域圧縮する手段と、帯域圧縮
されたデジタル信号を多重化することで複数のディジタ
ル回線をひとつのデジタル回線に多重化する手段とを含
むことを特徴とする。
【0014】回線設定手段によるデジタル回線の設定あ
るいは設定解除による通話サービスへの影響を除去する
ため、そのデジタル回線を閉塞する手段を備えることが
よい。
【0015】また、帯域圧縮する手段の帯域圧縮率を変
更する手段と、この帯域圧縮率に対応して多重化する手
段の多重化数を変更する手段とを備えることがよい。
【0016】
【作用】デジタル交換網では、音声その他のアナログ信
号をデジタル化した信号速度が一般的に64Kb/sで
ある。この信号速度は、極めて良好な伝送品質を保つこ
とができる。この64Kb/sからなるひとつのデジタ
ル信号は、デジタル多重化次群伝送路の中の64Kb/
sのデジタル伝送路を使用して伝送される。デジタル交
換機からの64Kb/sのデジタル信号を32Kb/s
にデジタル・デジタル変換することにより、デジタル多
重化次群伝送路の中の64Kb/sのデジタル伝送路
に、二つの圧縮されたデジタル信号を伝送することがで
きる。
【0017】デジタル多重化次群伝送路を伝送した32
Kb/sの圧縮信号は、64Kb/sから二つに分離さ
れた後、デジタル・デジタル変換によりそれぞれの信号
が64Kb/sに伸長され、デジタル交換機に供給され
る。
【0018】デジタル・デジタル変換により信号を圧縮
すれば、通話品質は劣化する傾向があるが、現在の圧縮
技術によれば通話には十分な明瞭度を得ることが可能で
あり、ファクシミリも伝送することができる。デジタル
・デジタル変換技術がさらに進歩すれば、さらに品質劣
化の少ない圧縮が可能となると考えられる。
【0019】64Kb/sの信号速度をさらに低速にデ
ジタル・デジタル変換してさらに等価的な多重数を高め
ることもできる。例えば、8Kb/sに変換すれば、デ
ジタル多重化次群伝送路の中の64Kb/sのチャネル
で8つの圧縮されたデジタル信号を伝送することがで
き、デジタル多重化次群伝送路の多重化数を等価的に8
倍にして利用することができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示すブロック構
成図であり、本発明の回線設定制御方式が実施されるデ
ジタル交換網を示す。ここでは、二つのデジタル交換機
の間の回線接続について、一方を発信側、他方を着信側
として説明する。
【0021】このデジタル交換網には、デジタル信号を
多重化して得られるデジタル多重化次群信号を伝送する
伝送手段として多重分離装置3、伝送路インタフェー
ス、伝送路5、伝送路インタフェースおよび多重分離装
置7からなるデジタル多重化次群伝送路を備え、デジタ
ル交換機1、9とこのデジタル多重化次群伝送路との間
のデジタル回線の設定あるいは設定解除を行う回線設定
手段としてクロスコネクト装置2、8を備える。また、
回線設定手段としてさらに、デジタル多重化次群伝送路
に伝送されるデジタル信号を帯域圧縮するデジタル・デ
ジタル変換装置21、24と、帯域圧縮されたデジタル
信号を多重化することで複数のディジタル回線をひとつ
のデジタル回線に多重化する多重分離装置22、23と
を備える。
【0022】発信側のデジタル交換機1は時分割スイッ
チ11、時分割スイッチ制御部12および回線情報管理
部13を備え、さらに、回線の使用を中止する回線閉塞
制御部14を備える。また、着信側のデジタル交換機9
も同様に、時分割スイッチ91、時分割スイッチ制御部
92および回線情報管理部93を備える。デジタル交換
機9が発信側となる場合もあるので、通常はこのデジタ
ル交換機9にも回線閉塞制御部を備えるが、ここでは説
明を簡単にするため省略する。伝送路5は同軸ケーブ
ル、ファイバケーブルあるいは無線その他の伝送媒体に
より構成され、多重分離装置3および伝送路インタフェ
ース4はデジタル多重化次群信号を伝送路5で用いられ
る中継伝送方式の中継伝送用デジタル多重化信号に整合
させる。また、伝送路インタフェース6および多重分離
装置7は伝送後の中継伝送用デジタル多重化信号からデ
ジタル多重化次群信号を分離する。
【0023】クロスコネクト装置2には、発信側のデジ
タル交換機1の時分割スイッチ11と、デジタル多重化
次群伝送路を構成する多重分離装置3とが接続される。
また、クロスコネクト装置8には、デジタル多重化次群
伝送路を構成する多重分離装置7と、着信側のデジタル
交換機9の時分割スイッチ91とが接続される。
【0024】クロスコネクト装置2には、このクロスコ
ネクト装置2に加えられた特定のデジタル多重化次群信
号のデジタル信号を圧縮するためのデジタル・デジタル
変換装置21が接続される。このデジタル・デジタル変
換装置21の出力は多重分離装置2に供給され、この多
重分離装置2は圧縮された複数のデジタル信号を多重化
してクロスコネクト装置2に供給する。ここで、デジタ
ル・デジタル変換装置21での圧縮率がN分の1であれ
ば、多重分離装置22での多重化数をNに設定する。な
お、Nを整数に定めることにより、デジタル多重化次群
信号のフレーム構成に適合するための多重分離装置22
の回路を簡単に構成することができる。
【0025】一方、クロスコネクト装置8には、このク
ロスコネクト装置8に加えられたデジタル多重化次群信
号に多重化された圧縮信号を多重分離するため、多重分
離装置23が接続される。この多重分離装置23により
分離された圧縮信号は、デジタル・デジタル変換装置2
4により伸長され、クロスコネクト装置8に供給され
る。
【0026】さらに、発信側のデジタル交換機1の時分
割スイッチ11とクロスコネクト装置2との間、および
着信側のデジタル交換機9の時分割スイッチ91とクロ
スコネクト装置8との間には、あらかじめ帯域圧縮で得
られる最大の回線数分の接続を行う。
【0027】ここで、クロスコネクト装置2により発信
側のデジタル交換機1の時分割スイッチ11と多重分離
装置3との間に回線が設定され、クロスコネクト装置8
により多重分離装置7と着信側のデジタル交換機9の時
分割スイッチ91との間に回線が設定されているとす
る。それぞれの時分割スイッチ11、91とクロスコネ
クト装置2、8との間には、帯域圧縮で得られる最大の
回線数分の接続が行われる。このため、時分割スイッチ
11、91とクロスコネクト装置2、8との間には、多
重分離装置3、7に接続されていてい回線が存在する。
これらの回線については、発信側のデジタル交換機1の
回線閉塞制御部14により閉塞しておく。この状態にお
いて、迅速に回線数を増加させる必要が生じたときの動
作を以下に説明する。
【0028】発信側のデジタル交換機1の回線接続情報
管理部13は、時分割スイッチ11に接続されたすべて
の回線の正常性とその使用状態とを管理する。そして、
これらの回線の中から増加しようとする特定のデジタル
交換機間の複数の回線の使用状態を検出し、空き状態で
あれば、回線閉塞制御部14によりその回線を閉塞させ
る。使用中の回線に対しては、回線情報管理部13が回
線の使用終了を検出した時点で自動閉塞させてもよい。
このような閉塞動作をクロスコネクト装置2で取り扱う
回線設定単位の回線数となるまで繰り返す。クロスコネ
クト装置2の回線設定単位に相当する回線を閉塞できた
時点で、クロスコネクト装置2により、時分割スイッチ
11と多重分離装置3との間の回線設定を解除して、時
分割スイッチ11とデジタル・デジタル変換装置21と
の間の回線を設定する。このクロスコネクト装置2によ
る回線設定は、64Kb/sのデジタル信号を基本とし
た回線設定単位に相当するデジタル多重化次群信号を単
位として行われる。続いてクロスコネクト装置2は、多
重分離装置22と多重分離装置3との間の回線を設定す
る。このとき多重分離装置22は、デジタル・デジタル
変換装置21によりそれぞれ64Kb/sデジタル信号
から帯域圧縮された複数のデジタル信号を多重化してい
る。したがって、クロスコネクト装置2による設定単位
であるデジタル多重化次群信号の信号速度を変更するこ
となく、そのデジタル多重化次群信号に含まれる回線数
を等価的に増やしている。
【0029】着信側では、クロスコネクト装置8により
多重分離装置7と時分割スイッチ91との間の回線設定
を解除し、多重分離装置7と多重分離装置23との間の
回線を設定すると共に、デジタル・デジタル変換装置2
4と時分割スイッチ91との間の回線を設定する。
【0030】そして、クロスコネクト装置2、8の動作
が終了した後、発信側のデジタル交換器1の回線閉塞制
御部14により回線の閉塞を解除すると共に、新たに増
加した回線の閉塞も合わせて解除する。これにより一連
の回線設定動作が完了し、等価的に回線数を増やすこと
ができる。
【0031】図2は等価的な回線数の増加を説明する図
であり、時分割スイッチ11、クロスコネクト装置2、
多重分離装置3、デジタル・デジタル変換装置21およ
び多重分離装置22の間の接続について、(a)は回線
数を増加させていない通常の状態、(b)は回線数を等
価的に増加させた状態を示す。ここでは64Kb/sの
デジタル信号に着眼して説明する。また、デジタル・デ
ジタル変換装置21の圧縮率を1/2とした場合を示
す。
【0032】図2(a)に示す状態では、時分割スイッ
チ11とクロスコネクト装置2との間に、64Kb/s
のデジタル信号が2回線分接続されている。クロスコネ
クト装置2とデジタル・デジタル変換装置21との間に
は、64Kb/sのデジタル信号が2回線分接続されて
いる。デジタル・デジタル変換装置21と多重分離装置
22との間には、32Kb/sに圧縮されたデジタル信
号が2回線分接続されている。多重分離装置22とクロ
スコネクト装置2との間には、32Kb/sのデジタル
回線を2回線多重化して得た64Kb/sのデジタル信
号が1回線分接続されている。通常、クロスコネクト装
置2は、時分割スイッチ11からの64Kb/sのデジ
タル信号の1回線分を、圧縮せずに直接に多重分離装置
3に接続している。このとき、時分割スイッチ11とク
ロスコネクト装置2との間の他の64Kb/sのデジタ
ル信号1回線分は、クロスコネクト装置2に接続されて
いるが他には接続されていない。
【0033】回線数を等価的に増やすには、まず、時分
割スイッチ11と多重分離装置3との間の回線設定を解
除する。次に、時分割スイッチ11とクロスコネクト装
置2との間に接続されている64Kb/sのデジタル信
号の2回線分をデジタル・デジタル変換装置21に接続
する。これらの2回線のデジタル信号(いずれも64K
b/s)はそれぞれがデジタル・デジタル変換装置21
により32Kb/sに圧縮され、多重分離装置22によ
り多重化されて64Kb/sのデジタル信号となる。そ
して、多重分離装置22とクロスコネクト装置2との間
を接続する64Kb/sのデジタル信号を多重分離装置
3に接続する。以上の設定により、回線数を等価的に増
やすことができる。
【0034】以上の実施例では、回線閉塞をした後にク
ロスコネクト装置2により回線の設定替えを行ってい
る。このため、回線を使用中に切り替えることがなく、
通信サービスに影響を与えることなしにデジタル交換機
間の回線数を増やすことができる。
【0035】回線閉塞しようとする回線が使用中の場合
には、その回線の使用が終了して空き状態になるまで待
機する必要がある。そして、これらの動作をクロスコネ
クト装置の回線設定単位の回線数まで繰り返すため、回
線を閉塞するには時間を要する場合がある。この時間を
短縮するには、上述した一連の動作の中から回線閉塞を
省略し、クロスコネクト装置により切り替え動作を行う
ことも可能である。この場合、通信サービスに影響を与
えるが、迅速に回線数を増やすことができる。
【0036】以上では簡単のため2つの回線に対する処
理を例に説明したが、すべての回線(数回線から千回線
程度)に対して同様の処理を行うことで、デジタル交換
機間の回線数を等価的に大幅に増やすことができる。
【0037】上述のように、デジタル・デジタル変換装
置21の圧縮率を1/2にすれば、時分割スイッチ1
1、91間の回線数を等価的に2倍にすることができ
る。したがって、当初の回線数が120回線であるとす
ると、最大で240回線まで増やすことができる。ま
た、デジタル・デジタル変換装置21の圧縮率を1/8
にすれば、回線数を等価的に8倍にすることができる。
なお、デジタル・デジタル変換装置の圧縮率の実用上の
限界は、圧縮により発生する伝送品質の劣化が使用可能
限界となる圧縮率により制限される。
【0038】以上の説明では、急激なトラヒックの増大
がある場合を想定して回線数を増やす場合について説明
したが、トラヒックの増大がなくなった場合には、デジ
タル・デジタル変換装置を使用しない元の状態に戻すこ
ともできる。すなわち、回線情報管理部13により回線
の使用状態を検出し、空き状態であれば回線閉塞制御部
14によりその回線を閉塞する。このような閉塞動作を
クロスコネクト装置2の回線設定単位回線数となるまで
繰り返す。なお、このときの回線設定単位回線数は、圧
縮されたデジタル信号で換算するので、等価的には増加
したものになっている。この等価的に増加した回線設定
単位回線数に相当する回線を閉塞できた時点で、クロス
コネクト装置2により、時分割スイッチ11とデジタル
・デジル変換装置21との間の回線設定を解除すると共
に、多重分離装置22と多重分離装置3との間の回線設
定を解除して、時分割スイッチ11と多重分離装置3と
の間の回線を設定する。これと同時に着信側では、クロ
スコネクト装置8により、多重分離装置7と多重分離装
置23との間の回線設定を解除すると共に、デジタル・
デジタル変換装置24と時分割スイッチ91との間の回
線設定を解除して、多重分離装置7と時分割スイッチ9
1との間の回線を設定する。そして、発信側のデジタル
交換機1の回線閉塞制御部14により、回線数を増加す
る前の状態で使用していた回線のみの閉塞を解除する。
以上で元の状態に戻る。なお、接続が解除されたデジタ
ル・デジタル変換装置21、24および多重分離装置2
2、23は、次の急激な回線需要に備えるとともに、他
のデジタル交換機に対しても、そのデジタル交換機との
間の回線の急激な増加に備えることになる。
【0039】また、急激なトラヒックの増大がその後も
減少せずに継続的である場合には、等価的に回線数を増
やしている間に実際の回線数を増設することもできる。
すなわち、本発明により等価的に回線数を増やしてトラ
ヒックの増大に対応している間に、実際の回線、すなわ
ち帯域圧縮をしない状態での回線数を増やし、上述した
手順と同様にしてクロスコネクト装置2、8を元の状態
に戻せばよい。
【0040】図3は本発明第二実施例の回線設定制御方
式を示すブロック構成図である。この実施例は、トラヒ
ックの急激な増加が単発的なもののみではなく連続して
発生する場合、あるいはその増大が予想以上に大規模で
ある場合に対応するための構成を示す。この実施例は、
帯域圧縮率および多重化数を変更できるように、帯域圧
縮および多重化のための構成をもう1系統備える。すな
わち、第一実施例の構成に加え、クロスコネクト装置2
に接続されたデジタル・デジタル変換装置25および多
重分離装置26と、クロスコネクト装置8に接続された
多重分離装置27およびデジタル・デジタル変換装置2
8とを備える。
【0041】デジタル・デジタル変換装置25の圧縮率
はデジタル・デジタル変換装置21の圧縮率と異なるよ
うに設定される。同様に、デジタル・デジタル変換装置
28の伸長率はデジタル・デジタル変換装置24の伸長
率と異なるように設定される。例えば、デジタル・デジ
タル変換装置21の圧縮率を1/Nとすると、デジタル
・デジタル変換装置25の圧縮率を1/(2N)に設定
する。デジタル・デジタル変換装置28の伸長率は、デ
ジタル・デジタル変換装置25の圧縮率に対応して設定
される。
【0042】1回目の回線数の増加のために、クロスコ
ネクト装置2は時分割スイッチ11とデジタル・デジタ
ル変換装置21との間の回線を設定し、多重分離装置2
と多重分離装置3との間の回線を設定する。また、クロ
スコネクト装置8は、多重分離装置7と多重分離装置2
3との間の回線を設定すると共に、デジタル・デジタル
変換装置24と時分割スイッチ91との間の回線を設定
する。この状態で、2回目の回線数の増加を行う。
【0043】2回目の回線数の増加は以下のように行わ
れる。発信側のデジタル交換機1の回線情報管理部13
は、2回目の回線数の増加をしようとする特定のデジタ
ル交換機間の複数の回線の使用状態を検出して、空き状
態であれば、回線閉塞制御部14によりその回線を閉塞
させる。使用中の回線に対しては、回線情報管理部13
が回線の使用終了を検出した時点で自動閉塞させてもよ
い。このような閉塞動作をクロスコネクト装置2で取り
扱う回線設定単位の回線数となるまで繰り返す。このと
きの回線設定単位回線数は、1回目の回線増加によりデ
ジタル信号を圧縮しているので、デジタル交換機からみ
た回線数は増加している。この増加した回線設定単位回
線数に相当する回線を閉塞できた時点で、クロスコネク
ト装置2により、時分割スイッチ11とデジタル・デジ
タル変換装置21との間の回線設定を解除すると共に、
多重分離装置22と多重分離装置3との間の回線設定を
解除する。そして、時分割スイッチ11とデジタル・デ
ジタル変換装置25との間の回線を設定すると共に、多
重分離装置22と多重分離装置3との間の回線を設定す
る。これと同時に、クロスコネクト装置8により、多重
分離装置7と多重分離装置23との間の回線設定を解除
すると共に、デジタル・デジタル変換装置24と時分割
スイッチ91との間の回線設定を解除する。そして、多
重分離装置7と多重分離装置27との間の回線を設定す
ると共に、デジタル・デジタル変換装置28と時分割ス
イッチ91との間の回線を設定する。
【0044】クロスコネクト装置2、8の動作が終了し
た後、発信側のデジタル交換機1の回線閉塞制御部14
により回線の閉塞を解除すると共に、増加した回線の閉
塞も合わせて解除する。これにより、再度回線数を増や
すための一連の回線設定動作は完了する。
【0045】この実施例の場合にも、回線閉塞制御を省
略して迅速に回線設定することもできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回線設定
制御方式は、回線を構成するデジタル多重化次群伝送路
を増設することなく、回線の数を等価的に増やすことが
できる。
【0047】回線数を迅速に増やすことができるので、
短期的な需要予測の精度向上が困難であることに起因す
る回線不足による回線ビジーの発生を除去できる。ま
た、回線ビジーの発生をなくすため従来は回線数を増設
していたため、その後に需要が低下したときには回線数
が過剰となっていたのに対し、本発明では実際の回線数
を増やしてはいないので、回線数の過剰によるデジタル
交換網の設備費用の経済性の低下を防ぐことができる。
また、全体的な回線設定スケジュールの変更も減少し、
計画的にスケジュールを実行することができる。
【0048】さらに、一時的かつ急激なトラヒック変動
に対しても迅速に回線数増加させることができるため、
過負荷に強いデジタル交換網を経済的に構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の回線設定制御方式を説明す
るブロック構成図。
【図2】等価的な回線数の増加を説明する図。
【図3】本発明第二実施例の回線設定制御方式を説明す
るブロック構成図。
【図4】従来例の回線設定制御方式を説明するブロック
構成図。
【符号の説明】 1 発信側のデジタル交換機 2、8 クロスコネクト装置 3、7、22、23、26、27 多重分離装置 4、6 伝送路インタフェース 5 伝送路 9 着信側のデジタル交換機 11、91 時分割スイッチ 12、92 時分割スイッチ制御部 13、93 回線情報管理部 14 回線閉塞制御部 21、24、25、28 デジタル・デジタル変換装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号を多重化して得られるデジ
    タル多重化次群信号を伝送する伝送手段と、 デジタル交換機とこの伝送手段との間のデジタル回線の
    設定あるいは設定解除を行う回線設定手段とを備えた回
    線設定制御方式において、 前記回線設定手段は、前記伝送手段に伝送されるデジタ
    ル信号を帯域圧縮する手段と、帯域圧縮されたデジタル
    信号を多重化することで複数のディジタル回線をひとつ
    のデジタル回線に多重化する手段とを含むことを特徴と
    する回線設定制御方式。
  2. 【請求項2】 前記回線設定手段によるデジタル回線の
    設定あるいは設定解除による通話サービスへの影響を除
    去するためにそのデジタル回線を閉塞する手段を備えた
    請求項1記載の回線設定制御方式。
  3. 【請求項3】 前記帯域圧縮する手段の帯域圧縮率を変
    更する手段と、この帯域圧縮率に対応して前記多重化す
    る手段の多重化数を変更する手段とを備えた請求項1記
    載の回線設定制御方式。
JP7120189A 1995-05-18 1995-05-18 回線設定制御方式 Pending JPH08316931A (ja)

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