JPH08316697A - 部品実装装置 - Google Patents

部品実装装置

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JPH08316697A
JPH08316697A JP7122165A JP12216595A JPH08316697A JP H08316697 A JPH08316697 A JP H08316697A JP 7122165 A JP7122165 A JP 7122165A JP 12216595 A JP12216595 A JP 12216595A JP H08316697 A JPH08316697 A JP H08316697A
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JP
Japan
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substrate
signal output
time
signal
output means
Prior art date
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Application number
JP7122165A
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English (en)
Inventor
Hisakimi Kuroda
寿仁 黒田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入口センサを位置調節する繁雑を解消するこ
と。 【構成】 基板13の搬送経路には、反射型光電センサ
からなる入口センサ12が設けられており、入口センサ
12の出力信号は、基板13のスリット13aが供給さ
れることに伴いOFFされ、基板13の残り部分が供給
されることに伴いONされる。この構成の場合、制御装
置14にスリット通過時間が入力されると、制御装置1
4は、搬送用コンベア11を作動させ、基板13を矢印
X方向へ搬送する。そして、入口センサ12の出力信号
がONからOFFに切換わると、OFF信号出力時間を
計測し、該計測結果をスリット通過時間と比較すること
に基づいて、基板13のスリット13aを判別する。従
って、スリット13aを避けて入口センサ12を配置す
る必要がなくなるので、入口センサ12を位置調節する
煩わしさが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板検出手段により基
板を検出することに基づいて所定動作を行う構成の部品
実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は部品実装装置の従来構成であ
り、1a〜1cは反射型光電センサからなる信号出力手
段を示している。ここで、搬送用コンベア2に基板3が
供給されると、信号出力手段1aからの投射光が基板3
により反射され、信号出力手段1aに受光される。する
と、信号出力手段1aがONされ、搬送制御部4が搬送
用コンベア2を作動させ、基板3を矢印X方向へ搬送す
る。
【0003】この後、信号出力手段1bの投射光が基板
3に反射され、信号出力手段1bがONされると、ま
ず、搬送制御部4が基板3の搬送動作を停止し、次に、
基板3に対する電子部品の実装作業を行った後、基板3
の搬送動作を再開する。そして、信号出力手段1cがO
Nされると、搬送制御部4が搬出機構を作動させ、搬送
用コンベア2から基板3を搬出する。
【0004】ところで、近年、基板3にスリット3aを
形成して割り基板処理を施すことが行われている。従っ
て、信号出力手段1a〜1cによりスリット3aを検出
すると、信号出力手段1a〜1cの出力信号がON→O
FF→ONに切換わり、基板3が誤判別される。このた
め、従来では、信号出力手段1a〜1cによりスリット
3aが検出されないように、スリット3aを避けて信号
出力手段1a〜1cを配置していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来構成では、スリット3aを避けて信号出力手段1a
〜1cを配置していたため、段取り換えに伴って基板が
変更される度に、信号出力手段1a〜1cの位置を調節
する繁雑さがあった。また、スリット3aの形状が一様
でないため、基板3の種類によっては、スリット3aを
避けて信号出力手段1a〜1cを配置することが不可能
な場合もあり、この場合には基板が誤判別される虞れが
ある。
【0006】本発明の目的は、段取り換え度に信号出力
手段の位置を調節する繁雑を解消でき、しかも、各種の
基板に対応して基板の誤判別を防止できる部品実装装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の部品実装
装置は、基板の搬送経路に設けられ、基板の切欠部およ
び残り部分が供給されることに伴い出力信号が切換わる
信号出力手段と、この信号出力手段からの出力信号に基
づいて、前記基板を検出する基板検出手段とを備え、こ
の基板検出手段が、前記信号出力手段に前記基板の切欠
部が供給されている時間を計測し、この計測結果および
前記基板の切欠部が前記信号出力手段を通過するのに要
する通過時間を比較することに基づいて、切欠部を判別
するところに特徴を有する。
【0008】請求項2記載の部品実装装置は、基板検出
手段が、信号出力手段に基板が供給されている時間を計
測し、この計測結果および前記基板が前記信号出力手段
を通過するのに要する通過時間を比較することに基づい
て、基板が信号出力手段を通過したことを判別するとこ
ろに特徴を有する。
【0009】請求項3記載の部品実装装置は、基板の搬
送経路に設けられ、基板の切欠部および残り部分が供給
されることに伴い出力信号が切換わる信号出力手段と、
この信号出力手段からの出力信号に基づいて、前記基板
を検出する基板検出手段とを備え、この基板検出手段
が、前記信号出力手段に前記基板の切欠部が供給された
ことを合図に、基板の切欠部が信号出力手段を通過する
のに要する通過時間に相当する分だけ、信号出力手段か
らの出力信号に対する応答時間を遅延処理するところに
特徴を有する。
【0010】請求項4記載の部品実装装置は、基板検出
手段に通過時間を入力するための入力手段を備えたとこ
ろに特徴を有する。請求項5記載の部品実装装置は、基
板検出手段に通過時間関連データを入力するための入力
手段を備え、基板検出手段が、通過時間関連データに基
づいて通過時間を演算するところに特徴を有する。
【0011】
【作用】請求項1記載の手段によれば、信号出力手段に
基板の切欠部が供給されると、信号出力手段に基板の切
欠部が供給されている時間が実測される。そして、この
実測結果と基板の切欠部が信号出力手段を通過するのに
要する通過時間とが比較され、その比較結果に基づいて
切欠部が判別される。従って、切欠部を避けて信号出力
手段を配置する必要がなくなる。
【0012】請求項2記載の手段によれば、信号出力手
段に基板が供給されると、信号出力手段に基板が供給さ
れている時間が実測される。そして、この実測結果と基
板が信号出力手段を通過するのに要する通過時間とが比
較され、その比較結果に基づいて基板の通過が判別され
る。
【0013】請求項3記載の手段によれば、信号出力手
段に基板の切欠部が供給されると、基板の切欠部が信号
出力手段を通過するのに要する通過時間に相当する分だ
け、信号出力手段からの出力信号に対する応答時間が遅
延処理される。従って、切欠部が無視されることになる
ので、切欠部を避けて信号出力手段を配置する必要がな
くなる。
【0014】請求項4記載の手段によれば、入力手段を
操作して通過時間を入力すると、この入力結果に基づい
て上述の比較動作が行われたり、入力結果に相当する分
だけ上述の遅延処理が行われる。請求項5記載の手段に
よれば、入力手段を操作して通過時間関連データを入力
すると、この入力結果に基づいて通過時間が演算され
る。そして、この演算結果に基づいて上述の比較動作が
行われたり、入力結果に相当する分だけ上述の遅延処理
が行われる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。まず、図1において、搬送経路に
相当する搬送用コンベア11の入口には、信号出力手段
に相当する入口センサ12が設けられている。この入口
センサ12は反射型光電センサからなるものであり、基
板13のスリット13a(切欠部に相当する)が供給さ
れることに伴いOFF信号(切欠部検出信号)を出力
し、基板13の残り部分が供給されることに伴いON信
号(基板検出信号)を出力する。
【0016】制御装置14はマイクコンピュータを主体
に構成されたものであり、基板検出手段に相当する。ま
た、搬送制御部14aは、制御装置14のソフトウェア
から構成されたものであり、搬送制御部14aには搬送
用コンベア11および入口センサ12が接続されてい
る。そして、搬送制御部14aは、入口センサ12から
ON信号が出力されると、搬送用コンベア11を駆動
し、基板13を矢印X方向へ搬送する。
【0017】データ演算部14bは制御装置14のソフ
トウェアから構成されたものであり、データ演算部14
bには、入力手段に相当するデータ設定部15が接続さ
れている。そして、電子部品の実装運転を行うにあたっ
ては、データ設定部15を操作し、搬送用コンベア11
の搬送速度v1 やスリット13aの幅寸法w1 (X軸方
向に沿う寸法)等の搬送パラメータ(通過時間関連デー
タに相当する)をデータ演算部14bに入力する。する
と、データ演算部14bは、データ設定部15からの搬
送パラメータに基づいて、スリット13aが入口センサ
12を通過するのに要するスリット通過時間t1 (=w
1 /v1 )を演算する。
【0018】基板13に電子部品を実装するための実装
位置には、信号出力手段に相当する装着位置センサ16
が設けられている。この装着位置センサ16は反射型光
電センサからなるものであり、基板13のスリット13
aが供給されることに伴いOFF信号を出力し、基板1
3の残り部分が供給されることに伴いON信号を出力す
る。
【0019】装着位置センサ16は搬送制御部14aに
接続されている。そして、搬送制御部14aは、装着位
置センサ16の出力信号に基づいて基板13が実装位置
まで搬送されたことを検出すると、搬送用コンベア11
の駆動停止,基板ストッパおよび位置決め機構による基
板13の位置決め,基板13に対する電子部品の実装,
基板13の搬送再開を行う。
【0020】搬送用コンベア11の出口には、信号出力
手段に相当する出口センサ17が設けられている。この
出口センサ17は反射型光電スイッチからなるものであ
り、基板13のスリット13aが供給されることに伴い
OFF信号を出力し、基板13の残り部分が供給される
ことに伴いON信号を出力する。
【0021】出口センサ17は搬送制御部14aに接続
されている。そして、搬送制御部14aは、出口センサ
17の出力信号に基づいて基板13が搬出位置まで搬送
されたことを検出すると、搬送用コンベア11の駆動停
止,搬出機構(図示せず)による搬送用コンベア11か
らの基板13の搬出を行う。
【0022】次に上記構成の作用について説明する。実
装運転を行うにあたっては、オペレータがデータ設定部
15を操作し、スリット13aの幅寸法w1 および搬送
用コンベア11の搬送速度v1 をデータ演算部14bに
入力する。すると、データ演算部14bは、図2におい
て、搬送パラメータの入力を検出し(ステップA1)、
切欠部通過時間に相当するスリット通過時間t1 (=w
1 /v1 )を演算する(ステップA2)。
【0023】データ演算部14bがスリット通過時間t
1 を演算すると、搬送制御部14aは、ステップA3に
おいて、入口センサ12の出力信号をチェックする。図
3は、基板13の搬送に伴う入口センサ12の出力信号
の変化を示すものである。ここで、搬送用コンベア11
に基板13が供給されると、まず、入口センサ12から
の投射光が基板13の先端部により反射される。次に、
基板13からの反射光が入口センサ12の受光素子に受
光され、入口センサ12がONされる。従って、搬送制
御部14aは、図2のステップA3で入口センサ12の
ONを検出すると、搬送用コンベア11を作動させ、基
板13を矢印X方向へ搬送する。
【0024】搬送制御部14aは、基板13の搬送を開
始すると、ステップA4へ移行し、入口センサ12のO
FF時間をカウントするOFF時間タイマーをクリアす
る。そして、ステップA5へ移行し、入口センサ12の
信号をチェックする。ここで、スリット13aが入口セ
ンサ12に到達していない状態では、基板13からの反
射光により入口センサ12がON状態に保持される。従
って、搬送制御部14aは、ステップA5でONと判断
し、ステップA4,A5を繰返す。尚、OFF時間タイ
マーは制御装置14に装備されたものである。
【0025】この後、スリット13aが入口センサ12
に到達すると、基板13からの反射光量が少なくなり、
入口センサ12がOFF状態(チャタリング状態)にな
る。従って、搬送制御部14aは、ステップA5でOF
Fと判断してステップA6へ移行し、入口センサ12の
OFF時間をカウントする。
【0026】搬送制御部14aは、入口センサ12のO
FF時間をカウントすると、ステップA7へ移行し、入
口センサ12からの入力信号をチェックする。例えば、
スリット13aが入口センサ12を通過中であれば(図
3の斜線αで示す部分)、入口センサ12の出力信号が
OFF状態に保持されるので、ステップA8へ移行し、
オフ時間タイマーのカウント値とスリット通過時間t1
とを比較する。そして、「カウント値>スリット通過時
間t1 」ではないと判断してステップA6に復帰し、ス
テップA6〜A8を繰り返す。
【0027】この後、スリット13aが入口センサ12
を通過すると、入口センサ12の出力信号がOFFから
ONに切換わる。すると、搬送制御部14aは、ステッ
プA7でONと判断してステップA4へ復帰し、OFF
時間タイマーのクリア(ステップA4)および入口セン
サ12の信号チェック(ステップA5)を繰返す。
【0028】ステップA4およびA5が繰返されるうち
に、基板13の後端部が入口センサ12に到達すると、
入口センサ12の出力信号がONからOFFに切換わ
る。すると、搬送制御部14aは、ステップA5からA
6に移行し、入口センサ12のOFF時間のカウント
(ステップA6),入口センサ12の信号チェック(ス
テップA7),カウント値とスリット通過時間t1 との
比較(ステップA8)を行う。そして、「カウント値>
通過時間t1 」ではない間(図3に示す網掛部β)、ス
テップA6〜A8を繰返す。尚、網掛部βの通過時間=
スリット13aの通過時間t1 (斜線部αの通過時間)
である。
【0029】搬送制御部14aは、ステップA6〜A8
を繰返すうちに、「カウント値>通過時間t1 」を検出
すると(図3に示す斜線部γを検出すると)、ステップ
A8でYESと判断し、基板13の通過完了を検出する
(END)。
【0030】搬送制御部14aは、入口センサ12の出
力信号から基板13の通過完了を検出すると、装着位置
センサ16の出力信号に基づいて、上記一連の基板検出
動作を行う。そして、装着位置センサ16の出力信号か
ら基板13が実装位置まで搬送されたことを検出する
と、搬送用コンベア11の停止,基板ストッパおよび位
置決機構による基板13の位置決め,電子部品の実装,
基板13の搬送再開を行う。
【0031】搬送制御部14aは、基板13の搬送を再
開すると、出口センサ17の出力信号に基づいて、上記
一連の基板検出動作を行う。そして、出口センサ17の
出力信号から基板13が搬出位置まで搬送されたことを
検出すると、搬送用コンベア11の停止,搬出機構によ
る基板13の搬出を行う。
【0032】上記実施例によれば、入口センサ12,装
着位置センサ16,出口センサ17からのOFF信号出
力時間をスリット通過時間t1 と比較する構成とした。
このため、スリット13aを判別することができるの
で、スリット13aを避けてセンサ12,16,17を
配置する必要がなくなる。従って、段取り換え毎にセン
サ12,16,17の位置を調節する繁雑さが解消され
ると共に、スリット13aの形状が異なる各種の基板1
3に対応できる。しかも、基板13の通過完了を検出で
きるので、一層安定した基板13の搬送動作を行うこと
ができる。
【0033】また、搬送パラメータの入力に伴い、スリ
ット通過時間t1 が演算される構成とした。このため、
人手によりスリット通過時間t1 を演算して搬送制御部
14aに入力する手間が省略される。尚、上記第1実施
例においては、スリット13aの幅寸法w1 ,搬送用コ
ンベア11の搬送速度v1 に基づいて、スリット通過時
間t1 を演算する構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、データ設定部15を操作してスリッ
ト通過時間t1 を搬送制御部14aに入力する構成とし
ても良い。この構成の場合、制御装置14のソフトウェ
アが簡単化される(データ演算部14bが廃止される)
利点がある。
【0034】次に本発明の第2実施例を図4および図5
に基づいて説明する。オペレータがデータ設定部15を
操作して、スリット13aの幅寸法w1 ,搬送用コンベ
ア11の搬送速度v1 ,基板13の幅寸法w2 (矢印X
方向に沿う寸法)を設定すると、データ演算部14b
は、ステップB1で搬送パラメータの入力を検出し、ス
テップB2でスリット通過時間t1 ,基板通過時間t2
(=w2 /v1 )を演算する。
【0035】データ演算部14bが通過時間t1 ,t2
を演算すると、搬送制御部14aは、入口センサ12の
ONに伴い搬送用コンベア11を作動させ(ステップB
3)、基板13を搬送する。そして、ステップB4にお
いて、OFF時間タイマーのクリア,入口センサ12の
ON時間をカウントするON時間タイマーのカウントを
行う。
【0036】搬送制御部14aは、OFF時間タイマー
のクリアおよびON時間タイマーのカウントを開始する
と、ステップB5へ移行し、入口センサ12の信号チェ
ックを行う。そして、スリット13aが入口センサ12
に到達するまで(入口センサ12の出力信号がOFFに
切換わるまで)、ステップB4およびB5を繰返し、O
N時間タイマーをカウントする。
【0037】この後、スリット13aが入口センサ12
に到達すると、入口センサ12の出力信号がONからO
FFに切換わる。すると、搬送制御部14aは、ステッ
プB5でOFFと判断してステップB6へ移行し、ON
時間タイマーの値と基板通過時間t2 とを比較する。こ
の場合、「ON時間タイマーの値=基板13の先端部か
らスリット13aの先端部までの値」であるため、「O
N時間タイマーの値>基板通過時間t2 」ではないと判
断してステップB7に移行する。
【0038】搬送制御部14aは、ステップB7に移行
すると、ON時間タイマーおよびOFF時間タイマーの
カウントを行う。そして、ステップB8で入口センサ1
2の信号をチェックし、ステップB9でOFF時間タイ
マーの値とスリット通過時間t1 とを比較する。そし
て、スリット13aが入口センサ12を通過中であれ
ば、ステップB9でNOと判断して、ステップB7〜B
9を繰返す。
【0039】この後、スリット13aが入口センサ12
を通過すると、入口センサ12の出力信号がOFFから
ONに切換わる。すると、搬送制御部14aは、ステッ
プB8でONを判断してステップB4に復帰し、ステッ
プB4およびB5を繰返し、ON時間タイマーのカウン
トを行う。
【0040】ON時間タイマーの値がカウントされてい
るうちに、基板13の後端が入口センサ12を通過する
と、入口センサ12の出力信号がONからOFFに切換
わる。すると、搬送制御部14aは、ステップB5から
B6に移行し、ON時間タイマーの値と基板通過時間t
2 とを比較する。
【0041】この場合、「ON時間タイマーの値=基板
13の先端部からスリット13aの先端部までの値+ス
リット通過時間t1 +スリット13aの後端部から基板
13の後端部までの値」であるため、搬送制御部14a
は、「ON時間タイマーの値>基板通過時間t2 」を検
出する。そして、ステップB6でYESと判断して基板
13の通過完了を検出する(END)。搬送制御部14
aは、基板通過完了を検出すると、装着位置センサ1
6,出口センサ17の出力信号に対して上記一連の動作
を行う。
【0042】尚、基板13が各センサ12,16,17
を通過したにも拘らず、ステップB6で「ON時間タイ
マーの値>基板通過時間t2 」が検出されない場合、搬
送制御部14aは、ステップB7〜B9を繰返すことに
より、オフ時間タイマーのカウントを行う。そして、第
1実施例と同様、ステップB9で「オフ時間タイマーの
値>スリット通過時間t1 」を判断することに伴い、基
板13の通過完了を検出する。
【0043】上記実施例によれば、各センサ12,1
6,17からのON信号出力時間およびOFF信号出力
時間を基板通過時間t2 と比較することに基づいて、基
板13の通過を判別する構成とした。このため、「OF
F時間タイマーの値>スリット通過時間t1 」を判断す
ることに基づいて基板13の通過完了を検出していた第
1実施例に比べ、基板13の通過が迅速に検出される。
【0044】また、各センサ12,16,17からのO
N信号およびOFF信号出力時間を基板通過時間t2 と
比較することに基づいて基板13の通過完了が検出され
ない場合には、各センサ12,16,17からのOFF
信号出力時間をスリット通過時間t1 と比較することに
基づいて基板13の通過完了が検出される構成とした。
このため、基板13の通過完了が一層確実に検出され
る。
【0045】尚、上記第2実施例においては、スリット
13aの幅寸法w1 ,搬送用コンベア11の搬送速度v
1 ,基板13の幅寸法w2 に基づいて、スリット通過時
間t1 および基板通過時間t2 を演算する構成とした
が、これに限定されるものではなく、例えば、データ設
定部15を操作してスリット通過時間t1 および基板通
過時間t2 を搬送制御部14aに入力する構成としても
良い。
【0046】また、上記第2実施例においては、「基板
通過時間t2 =ON信号出力時間+OFF信号出力時
間」としたが、これに限定されるものではなく、例えば
「基板通過時間=ON信号出力時間=(w2 −w1 )/
v1 」としても良い。この構成の場合、ステップB7で
OFF時間タイマーのみカウントする。
【0047】次に本発明の第3実施例を図6および図7
に基づいて説明する。まず、図6において、搬送制御部
14aにはデータ設定部15が接続されており、データ
設定部15を操作して、搬送制御部14aにスリット通
過時間t1 を入力すると、搬送制御部14aは、図7の
ステップC1からC2へ移行し、スリット通過時間t1
に所定値αを加算してON DELAY時間を設定する。そし
て、入口センサ12の出力信号がOFFからONに切換
わると、搬送用コンベア11を作動させ、基板13の搬
送を開始する。
【0048】搬送制御部14aは、基板13の搬送を開
始すると、ステップC3で入口センサ12の出力信号を
チェックする。そして、スリット13aが入口センサ1
2に到達し、入口センサ12の出力信号がONからOF
Fに切換わると、ステップC4へ移行し、ON DELAY時間
だけ待機する(WAIT処理)。
【0049】搬送制御部14aは、ON DELAY時間だけW
AITすると、ステップC5へ移行し、入口センサ12
の出力信号をチェックする。ここで、スリット13aが
入口センサ12を通過し、入口センサ12の出力信号が
OFFのままであれば、処理を終了する(END)。ま
た、入口センサ12の出力信号がONに切換わっていれ
ば、ステップC6でセンサ入力のOFFを検出した後、
処理を終了する。そして、装着位置センサ16,出口セ
ンサ17の出力信号に対して上記一連の動作を行う。
【0050】上記実施例によれば、各センサ12,1
6,17に基板13のスリット13aが供給されたこと
を合図に、各センサ12,16,17からの出力信号に
対する応答時間をON DELAY時間だけ遅延処理する構成と
した。このため、スリット13aを無視することができ
るので、スリット13aを避けてセンサ12,16,1
7を配置する必要がなくなる。従って、段取り換え毎に
センサ12,16,17の位置を調節する繁雑さが解消
されると共に、スリット13aの形状が異なる各種の基
板13に対応できる。
【0051】尚、上記第3実施例においては、スリット
通過時間t1 を入力する構成としたが、これに限定され
るものではなく、本発明の第4実施例を示す図8および
図9のように構成しても良い。即ち、データ演算部14
bにはデータ設定部15が接続されており、データ設定
部15を操作して、スリット13aの幅寸法w1 および
搬送用コンベア11の搬送速度v1 をデータ演算部14
bに入力すると、データ演算部14bは、図9におい
て、搬送パラメータの入力を検出し(ステップD1)、
スリット通過時間t1 ,ON DELAY時間を演算する(ステ
ップD2)。
【0052】データ演算部14bがスリット通過時間t
1 およびON DELAY時間を演算すると、搬送制御部14a
は、上記第3実施例と同様、搬送用コンベア11の作
動,入口センサ12の信号チェック(ステップD3),
WAIT処理(ステップD4),入口センサ12の信号
チェック(ステップD5),センサ入力のOFF処理
(ステップD6)を行う。
【0053】また、上記第3および第4実施例において
は、「スリット通過時間t1 +α=ON DELAY時間」とし
たが、これに限定されるものではなく、例えば「スリッ
ト通過時間t1 =ON DELAY時間」としても良い。また、
上記第1〜第4実施例においては、センサを透過型光電
スイッチから構成したが、これに限定されるものではな
く、例えば、反射型光電スイッチから構成しても良い。
【0054】また、上記第1〜第4実施例においては、
信号検出手段として入口センサ12,装着位置センサ1
6,出口センサ17を例示したが、これに限定されるも
のではない。例えば、搬送用コンベア11上にバッファ
機能が有る場合には、入口センサ12と装着位置センサ
16との間にバッファ位置センサが設けられているた
め、このバッファ位置センサの出力信号に対して、各セ
ンサ12,16,17と同様の処理を行っても良い。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の部品実装装置によれば以下の効果を奏する。請求項1
記載の手段によれば、基板の切欠部を判別することがで
きるので、切欠部を避けて信号出力手段を配置する必要
がなくなる。従って、段取り換え毎に信号出力手段の位
置を調節する繁雑さが解消されると共に、切欠部の形状
が異なる各種の基板に対応できる。
【0056】請求項2記載の手段によれば、基板の通過
完了を検出できるので、一層安定した基板の搬送動作を
行うことができる。請求項3記載の手段によれば、基板
の切欠部を無視することができるので、切欠部を避けて
信号出力手段を配置する必要がなくなる。従って、段取
り換え毎に信号出力手段の位置を調節する繁雑さが解消
されると共に、切欠部の形状が異なる各種の基板に対応
できる。
【0057】請求項4記載の手段によれば、通過時間を
基板検出手段に入力することができる。このため、基板
検出手段が通過時間を演算する必要がなくなり、その結
果、基板検出手段のソフトウェア構成が簡単化される。
請求項5記載の手段によれば、通過時間関連データの入
力に伴い、通過時間が自動的に演算されるので、人手に
より通過時間を演算して基板検出手段に入力する手間が
省略される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を概略的に示す図
【図2】データ演算部および搬送制御部の制御内容を示
すフローチャート
【図3】入口センサ,装着位置センサ,出口センサの処
理内容を示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図5】図3相当図
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図7】図2相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】図2相当図
【図10】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11は搬送用コンベア(搬送経路)、12は入口センサ
(信号出力手段)、13は基板、13aはスリット(切
欠部)、14は制御装置(基板検出手段)、16は装着
位置センサ(信号出力手段)、17は出口センサ(信号
出力手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の搬送経路に設けられ、基板の切欠
    部および残り部分が供給されることに伴い出力信号が切
    換わる信号出力手段と、 この信号出力手段からの出力信号に基づいて、前記基板
    を検出する基板検出手段とを備え、 この基板検出手段は、 前記信号出力手段に前記基板の切欠部が供給されている
    時間を計測し、 この計測結果および前記基板の切欠部が前記信号出力手
    段を通過するのに要する通過時間を比較することに基づ
    いて、切欠部を判別することを特徴とする部品実装装
    置。
  2. 【請求項2】 基板検出手段は、 信号出力手段に基板が供給されている時間を計測し、 この計測結果および前記基板が前記信号出力手段を通過
    するのに要する通過時間を比較することに基づいて、基
    板が信号出力手段を通過したことを判別することを特徴
    とする請求項1記載の部品実装装置。
  3. 【請求項3】 基板の搬送経路に設けられ、基板の切欠
    部および残り部分が供給されることに伴い出力信号が切
    換わる信号出力手段と、 この信号出力手段からの出力信号に基づいて、前記基板
    を検出する基板検出手段とを備え、 この基板検出手段は、 前記信号出力手段に前記基板の切欠部が供給されたこと
    を合図に、基板の切欠部が信号出力手段を通過するのに
    要する通過時間に相当する分だけ、信号出力手段からの
    出力信号に対する応答時間を遅延処理することを特徴と
    する部品実装装置。
  4. 【請求項4】 基板検出手段に通過時間を入力するため
    の入力手段を備えたことを特徴とする請求項1または3
    記載の部品実装装置。
  5. 【請求項5】 基板検出手段に通過時間関連データを入
    力するための入力手段を備え、 基板検出手段は、 通過時間関連データに基づいて通過時間を演算すること
    を特徴とする請求項1または3記載の部品実装装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068458A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板搬送装置および基板搬送方法
JP2002158499A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Sanyo Electric Co Ltd 電子部品組立ライン
JP2007173553A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板搬送装置
WO2013124970A1 (ja) 2012-02-21 2013-08-29 富士機械製造株式会社 基板搬送装置

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