JPH08316258A - 半導体封入モールド装置 - Google Patents

半導体封入モールド装置

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JPH08316258A
JPH08316258A JP12335695A JP12335695A JPH08316258A JP H08316258 A JPH08316258 A JP H08316258A JP 12335695 A JP12335695 A JP 12335695A JP 12335695 A JP12335695 A JP 12335695A JP H08316258 A JPH08316258 A JP H08316258A
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JP
Japan
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lead frame
resin package
thickness
mold
molding
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JP12335695A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
浩 佐藤
Toru Nakada
亨 中田
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂パッケージの厚みについての不良品の発
生を最少限に留めるようにする。 【構成】 半導体チップ35を積載したリードフレーム
34を型44内に置いて、その型44内に注入する合成
樹脂により上記半導体チップ35を封入する樹脂パッケ
ージ33をモールドするものにおいて、モールドした樹
脂パッケージ33のリードフレーム34面からの厚みt
を厚みセンサ30により検出し、その検出結果に基づき
樹脂パッケージ33の品質を品質判断装置37により判
断して、その判断結果に基づき制御装置28によりモー
タ38を作動させて支持ピン41の位置調整をしたり、
音声又は画面等により報知をしたりするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームに積載し
た半導体チップを封入する樹脂パッケージをモールドす
る半導体封入モールド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体封入モールド装置は、一般に、半
導体チップを積載したリードフレームを供給するリード
フレーム供給部と、成形用樹脂を供給する成形用樹脂供
給部、供給されたリードフレーム及び成形用樹脂を搬送
するローダ部、搬送された成形用樹脂にてリードフレー
ム上の半導体チップを封入する樹脂パッケージをモール
ドする成形部、モールド品を取出すアンローダ部、モー
ルド品の樹脂パッケージからランナ及びゲートなど不要
物を除去する不要物ブレーク部、及び不要物を除去した
製品を収納する製品収納部から構成されている。
【0003】図3はこのような半導体封入モールド装置
の全体的構成を示しており、リードフレーム供給部1、
成形用樹脂供給部2、ローダ部3、成形部4、アンロー
ダ部5、不要物ブレーク部6、及び製品収納部7が存
し、そのほか、制御装置8が存している。
【0004】しかして、このような半導体封入モールド
装置において、成形部4には一般にトランスファ成形装
置が採用されているが、この成形部4に搬送されるリー
ドフレームの形状は、樹脂パッケージの形式により種々
異なる。例えば、図4に示すように、リードフレーム9
の中央部に樹脂パッケージ10のモールドをするもの
(クワッド・フラット・パッケージ[QFP]、デュア
ル・インライン・パッケージ[DIP]等)があり、一
方、図5に示すように、リードフレーム11の片側に樹
脂パッケージ12のモールドをするもの(シングル・イ
ンライン・パッケージ[SIP]等)がある。
【0005】このうち、特に図5に示す形状のリードフ
レーム11を使用する場合には、図6に示すように、半
導体チップ13が積載されたリードフレーム11の基端
部側を上金型14と下金型15とで挟持した状態で、そ
れら上金型14及び下金型15間に形成された成形キャ
ビティ16内に、リードフレーム11の先端部側の下方
寄りの位置に形成されたゲート17から成形用樹脂を注
入して充填するようになっている。
【0006】このものでは、注入された成形用樹脂がリ
ードフレーム11の下側より流入してリードフレーム1
1を下方より押上げ変形させてしまう可能性があり、こ
のようなリードフレーム11の変形を防止するために、
リードフレーム11の先端部側にはリードフレーム11
に上方より当接する支持ピン18が設けられている。こ
の支持ピン18は上金型14に固定された固定式のもの
と、上金型14に上下動可能に設けられた可動式のもの
とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく構成した
ものの場合、ゲート17から注入された成形用樹脂がリ
ードフレーム11を下方より押上げるのに対し、支持ピ
ン18がそれに抗してリードフレーム11を支持し、も
ってリードフレーム11の変形を防止できるのである
が、この支持ピン18が長期の使用により摩耗してくる
と、その摩耗量だけリードフレーム11の支持位置が上
方に変化する。
【0008】すると、リードフレーム11の下面から樹
脂パッケージ12の下面までの距離、すなわち、リード
フレーム11の下面側の樹脂パッケージ12の厚さが大
きくなり、製品としては放熱性が悪くなるなど、品質の
低下を来たす。しかも、この場合、支持ピン18が摩耗
しているのを知らずに不良品を大量に生産してしまうと
いうこともあった。
【0009】又、支持ピン18を可動式としたもので
も、成形時の支持ピン18の位置は固定であるから、支
持ピン18の摩耗が発生した場合には上述と同じ問題を
生じていた。更に、製品に支持ピン18の跡が残ること
を嫌うことから、特にこの支持ピン18を可動式とした
ものでは、成形途中にタイミングを見計らって支持ピン
18を引き抜くことを行なうようにしたものがあるが、
しかし、その引き抜きのタイミングによっては、成形用
樹脂注入時にリードフレーム11を抑止しきれず、リー
ドフレーム11が押上げられて、リードフレーム11の
下面側の樹脂パッケージ12の厚さが大きくなり、上述
同様に品質の低下を来たすという問題を生じていた。
【0010】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、支持部材の摩耗や引き抜き
タイミングの狂いが生じた場合の不良品の発生を最少限
に留めることができ、あるいはそれを全く避けることの
できる半導体封入モールド装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体封入モールド装置においては、半導
体チップを積載したリードフレームを型内に置いて、そ
の型内に注入する合成樹脂により上記半導体チップを封
入する樹脂パッケージをモールドするものにおいて、モ
ールドした樹脂パッケージのリードフレーム面からの厚
みを検出する厚み検出手段と、その検出結果に基づいて
樹脂パッケージの品質を判断する品質判断手段と、その
判断結果に基づいて所定の制御をする制御手段とを具え
たことを特徴とする。
【0012】又、本発明の半導体封入モールド装置にお
いては、半導体チップを積載したリードフレームを型内
に置いて、その型内に注入する合成樹脂により上記半導
体チップを封入する樹脂パッケージをモールドするもの
において、モールドした樹脂パッケージのリードフレー
ム面からの厚みを検出する厚み検出手段と、その検出結
果を記憶する記憶手段と、その記憶結果から樹脂パッケ
ージの品質を推測判断する品質判断手段と、その判断結
果に基づいて所定の制御をする制御手段とを具えたこと
を特徴とする。
【0013】これらの場合、厚み検出手段は渦電流セン
サや静電容量センサが考えられる。又、厚み検出手段は
樹脂パッケージのリードフレーム下面からの厚み又はリ
ードフレーム上面からの厚みのいずれを検出しても良
い。更に、厚み検出手段は、成形部と不要物ブレーク部
との間、アンローダ部、不要物ブレーク部、及び製品収
納部のいずれに配置されていても良い。
【0014】一方、制御手段は、品質判断手段の判断結
果に基づいて、モールド時のリードフレームの支持をす
る支持部材の位置制御をするものであると良い。又、制
御手段は、品質判断手段の判断結果に基づいて、報知を
する制御をするものであっても良い。更に、制御手段
は、品質判断手段の判断結果に基づいて、製品を良品と
不良品とに分けて製品収納部に収納する制御をするもの
であっても良い。
【0015】
【作用】モールド時のリードフレームの支持をする支持
部材(支持ピン)に摩耗や引き抜きタイミングの狂いが
生じた場合、前述のようにモールドした樹脂パッケージ
のリードフレーム面からの厚みが大きくなる。そこで、
その樹脂パッケージのリードフレーム面からの厚みを検
出することにより、樹脂パッケージの品質が判断できる
もので、その判断結果に基づいて所定の制御をすること
により、樹脂パッケージの現実の品質に合った制御がな
される。
【0016】又、モールドした樹脂パッケージのリード
フレーム面からの厚みを検出して、その検出結果を記憶
し、そして、その記憶結果から樹脂パッケージの品質を
推測判断して、その判断結果に基づき所定の制御をする
ようにしたものでは、樹脂パッケージの予想される品質
の変化に合った制御がなされる。更に、厚み検出手段が
渦電流センサや静電容量センサである場合には、樹脂パ
ッケージを傷つけることなく、樹脂パッケージのリード
フレーム面からの厚みの検出がなされる。
【0017】厚み検出手段が樹脂パッケージのリードフ
レーム下面からの厚みを検出するものでは、樹脂パッケ
ージのリードフレーム下面からの厚みが直接的に検出さ
れ、一方、厚み検出手段が樹脂パッケージのリードフレ
ーム上面からの厚みを検出するものでは、樹脂パッケー
ジのリードフレーム下面からの厚みが間接的に検出され
る。更に、厚み検出手段が、成形部と不要物ブレーク部
との間、アンローダ部、不要物ブレーク部、及び製品収
納部のうち、成形部近くに配置されたものほど、樹脂パ
ッケージのリードフレーム面からの厚みの検出が早期に
なされる。
【0018】制御手段が、品質判断手段の判断結果に基
づいて、モールド時のリードフレームの支持をする支持
部材の位置制御をするものでは、支持部材の位置調整が
自動的になされる。又、制御手段が、品質判断手段の判
断結果に基づいて、報知をする制御をするものでは、オ
ペレータへの報知がなされる。更に、制御手段が、品質
判断手段の判断結果に基づいて、製品を良品と不良品と
に分けて製品収納部に収納する制御をするものでは、製
品の分別が自動的になされる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図1及び図
2を参照して説明する。まず図2には半導体封入モール
ド装置の全体的構成を示しており、半導体チップを積載
したリードフレームを供給するリードフレーム供給部2
1と、成形用樹脂を供給する成形用樹脂供給部22、供
給されたリードフレーム及び成形用樹脂を搬送するロー
ダ部23、搬送された成形用樹脂にてリードフレーム上
の半導体チップを封入する樹脂パッケージをモールドす
る型を有する成形部24、モールド品を取出すアンロー
ダ部25、モールド品の樹脂パッケージからランナ及び
ゲートなど不要物を除去する不要物ブレーク部26、及
び不要物を除去した製品を収納する製品収納部27が存
しており、そのほか、制御装置28が存し、更に、成形
部24と不要物ブレーク部26との間には樹脂パッケー
ジ厚み検出部29が存している。
【0020】図2は上記樹脂パッケージ厚み検出部29
の構成を詳細に示している。この樹脂パッケージ厚み検
出部29では、厚み検出手段である厚みセンサ30を、
昇降用シリンダ31のロッド32上端に取付けており、
この構成で、ロッド32の上昇により、厚みセンサ30
が、アンローダ部25により搬送される途中の樹脂パッ
ケージ33の下面に接し、樹脂パッケージ33のリード
フレーム34下面からの厚みtを検出するようになって
いる。この場合、厚みセンサ30には渦電流センサを使
用している。又、樹脂パッケージ33はリードフレーム
34に積載した半導体チップ35を封入している。
【0021】上記厚みセンサ30で検出した樹脂パッケ
ージ33のリードフレーム34下面からの厚みtの信号
は、厚み検出コントローラ36を介して品質判断手段で
ある品質判断装置37に入力される。又、品質判断装置
37の出力は制御手段である前記制御装置28に入力さ
れ、制御装置28はそれに基づいてモータ38を制御す
るようになっている。
【0022】モータ38はスクリューシャフト39を回
転させるもので、そのスクリューシャフト39には昇降
子40を螺合させて、この昇降子40がスクリューシャ
フト39の回転により螺進退して昇降するようにしてい
る。昇降子40には支持部材である支持ピン41を取付
けている。この支持ピン41は、前記成形部24の上金
型42と下金型43とから成る型44の上金型42に上
下動可能に挿通させて設けており、その下端部が上金型
42及び下金型43間の成形キャビティ45内でリード
フレーム34の先端部上面に当接するようになってい
る。又、型44には、リードフレーム34の先端部側の
下方寄りの位置にゲート46を形成している。
【0023】次に、上記構成のものの作用を述べる。成
形部24で樹脂パッケージ33のモールドをしたモール
ド品が、アンローダ部25により樹脂パッケージ厚み検
出部29に搬送されると、厚みセンサ30が昇降用シリ
ンダ31により上昇されて樹脂パッケージ33の下面に
接触する。この状態で、厚みセンサ30は樹脂パッケー
ジ33のリードフレーム34下面までの距離、すなわ
ち、樹脂パッケージ33のリードフレーム34下面から
の厚みtを検出する。
【0024】この厚みtの検出信号は厚み検出コントロ
ーラ36に入力され、厚み検出コントローラ36はその
入力から樹脂パッケージ33のリードフレーム34下面
からの厚みtを算出し、その算出出力が品質判断装置3
7に与えられる。この品質判断装置37では、樹脂パッ
ケージ33のリードフレーム34下面からの厚みtの許
容される上限と下限とがあらかじめ設定されており、与
えられた厚み検出コントローラ36からの出力がその上
下限範囲内にあれば、モールド品は良質と判断され、こ
の良質の判断出力が制御装置28に与えられるから、制
御装置28は樹脂パッケージ33のモールドをこれまで
通りに続ける。
【0025】これに対して、品質判断装置37に与えら
れた厚み検出コントローラ36からの出力がその上下限
範囲内になければ、モールド品は不良質と判断され、こ
の不良質の判断出力が制御装置28に与えられるから、
制御装置28はモータ38を作動させて、支持ピン41
の位置を調整する。この場合、厚み検出コントローラ3
6からの出力が上限値を上回っていれば、支持ピン41
が摩耗してリードフレーム34がゲート46から注入さ
れた成形用樹脂の圧力で下方から押上げ変形されている
と考えられるので、この場合、支持ピン41を厚み検出
コントローラ36からの出力相当に前進(下降)させ
て、リードフレーム34が変形しないようにする。
【0026】又、反対に、厚み検出コントローラ36か
らの出力が下限値を下回っていれば、支持ピン41が前
進(下降)し過ぎて、リードフレーム34が反対に下方
へ押下げ変形されていると考えられるから、この場合、
支持ピン41を厚み検出コントローラ36からの出力相
当に後退(上昇)させて、やはりリードフレーム34が
変形しないようにする。
【0027】かくして、モールド不良品の発生を最少限
に留めることができるもので、特に上記構成のものの場
合、支持ピン41の位置調整が自動的になされることに
より、人為的な調整操作をするまでもなく必要な修正が
できて、その後、樹脂パッケージ33のリードフレーム
34下面からの厚みtについて品質の良いものを生産し
続けることができる。
【0028】なお、モールド不良品が発生したとき、上
述のように支持ピン41の位置調整をするのではなく、
音やCRT画面等で瞬時に報知をするようにしても良
い。このようにしたものでは、オペレータがその報知を
もとに支持ピン41の位置調整をするなど、必要な修正
ができる。又、製品に支持ピン41の跡が残ることを嫌
ってこの支持ピン41を成形途中に引き抜くものについ
て、その引き抜きのタイミングが狂っているものの場合
には、上述の報知に基づいて、その引き抜きのタイミン
グを正すなど、やはり必要な修正ができるもので、いず
れにしても、モールド不良品の発生を最少限に留めるこ
とができる。又、その後、樹脂パッケージ33のリード
フレーム34下面からの厚みtについて品質の良いもの
を生産し続けることもできる。
【0029】この場合、報知だけでなく、同時に装置全
体の作動を停止させるようにしても良く、特に、このよ
うにしたものでは、モールド不良品の発生を更に少なく
することができる。たゞし、この装置全体の作動停止は
報知後オペレータに行なわせるようにしても良い。
【0030】このほか、モールド不良品が発生したとき
には、製品を良品と不良品とに分けて製品収納部27に
収納するようにしても良く、このようにしたものでは、
製品の分別が自動的になされるので、オペレータ等によ
るその分別の手間を省くことができる。
【0031】更に、品質判断装置37に記憶手段の機能
を付加して、厚みセンサ30による最新の過去数十回分
の検出結果を記憶し、この記憶結果から樹脂パッケージ
33の品質を品質判断装置37により推測判断して、そ
の判断結果に基づき上述のような各種制御をするように
しても良い。このものでは、樹脂パッケージ33の予想
される品質(リードフレーム34下面からの厚みt)の
変化に合った制御がなされるので、モールド不良品が発
生してからではなく、発生する前の段階で必要な修正が
でき、不良品の発生を全く無しにすることができる。
【0032】なお、この樹脂パッケージ33の品質を推
測判断するものの場合、特に、過去の検出結果に比して
極端に異なる異常値(支持ピン41の摩耗による厚み変
化と考えられないような検出結果)が出た場合には、支
持ピン41の位置調整をせず、異常の発生として報知を
することが好ましい。
【0033】このほか、厚みセンサ30に渦電流センサ
を使用したことにより、樹脂パッケージ33を傷つける
ことなく、樹脂パッケージ33のリードフレーム34面
からの厚みの検出ができる。この場合、厚みセンサ30
は静電容量センサとしても同様の作用効果が得られる。
【0034】又、厚みセンサ30が樹脂パッケージ33
のリードフレーム34下面からの厚みtを検出するよう
にしたことにより、樹脂パッケージ33のリードフレー
ム34下面からの厚みtを直接的に検出でき、高精度な
検出ができる。たゞし、この樹脂パッケージ33のリー
ドフレーム34下面からの厚みtの検出は、樹脂パッケ
ージ33のリードフレーム34上面からの厚みを検出し
て、それを全体の厚みから差し引く演算をして算出する
ようにしても良い。この場合には、樹脂パッケージ33
のリードフレーム34下面からの厚みtを間接的に検出
することができる。
【0035】なお、リードフレーム34が型44の成形
キャビティ45内で前述のごとく変形すれば、樹脂パッ
ケージ33のリードフレーム34下面からの厚みtが変
化するだけでなく、リードフレーム34上面からの厚み
も変化するので、このリードフレーム34上面からの厚
みを上述のごとく検出して、その検出結果をそのまま樹
脂パッケージ33の必要な厚みデータとして使用するよ
うにしても良い。
【0036】そして、厚みセンサ30は成形部24と不
要物ブレーク部26との間に配置したが、そこに限られ
ず、アンローダ部25、不要物ブレーク部26、及び製
品収納部27に配置しても良い。たゞし、厚みセンサ3
0を成形部24と不要物ブレーク部26との間に配置し
たものでは、それ以外の上記各部に配置したものより、
厚みセンサ30を成形部24近くに配置できるもので、
これにより、樹脂パッケージ33のリードフレーム34
面からの厚みの検出が早期になされるので、不良品が発
生したとき、あるいは発生しそうなときの対応も早くで
きる。
【0037】
【発明の効果】本発明の半導体封入モールド装置は以上
説明したとおりのもので、下記の効果を奏する。第1
に、半導体チップを積載したリードフレームを型内に置
いて、その型内に注入する合成樹脂により前記半導体チ
ップを封入する樹脂パッケージをモールドするものにお
いて、モールドした樹脂パッケージのリードフレーム面
からの厚みを検出する厚み検出手段と、その検出結果に
基づいて樹脂パッケージの品質を判断する品質判断手段
と、その判断結果に基づいて所定の制御をする制御手段
とを具えたことにより、樹脂パッケージの厚みについて
の不良品の発生を最少限に留めることができる。
【0038】第2に、半導体チップを積載したリードフ
レームを型内に置いて、その型内に注入する合成樹脂に
より上記半導体チップを封入する樹脂パッケージをモー
ルドするものにおいて、モールドした樹脂パッケージの
リードフレーム面からの厚みを検出する厚み検出手段
と、その検出結果を記憶する記憶手段と、その記憶結果
から樹脂パッケージの品質を推測判断する品質判断手段
と、その判断結果に基づいて所定の制御をする制御手段
とを具えたことにより、樹脂パッケージの厚みについて
の不良品の発生を更に少なくすることができる。
【0039】第3に、上記厚み検出手段を渦電流センサ
又は静電容量センサとしたことにより、樹脂パッケージ
を傷つけることなく、樹脂パッケージのリードフレーム
面からの厚みの検出ができる。
【0040】第4に、上記厚み検出手段を、樹脂パッケ
ージのリードフレーム下面からの厚み又はリードフレー
ム上面からの厚みを検出するように設けたことにより、
樹脂パッケージのリードフレーム面からの厚みを状況に
応じてそれぞれ精度良く検出することができる。
【0041】第5に、厚み検出手段を、型を有する成形
部とモールド後の樹脂パッケージからランナ及びゲート
など不要物を除去する不要物ブレーク部との間、成形部
からモールド品を取出すアンローダ部、不要物ブレーク
部、及び不要物を除去した製品を収納する製品収納部の
うち、成形部と不要物ブレーク部との間に配置したこと
により、樹脂パッケージのリードフレーム面からの厚み
の検出が早期にできて、不良品が発生したとき、あるい
は発生しそうなときの対応が早くできる。
【0042】第6に、上記制御手段が、品質判断手段の
判断結果に基づいて、モールド時のリードフレームの支
持をする支持部材の位置制御をするようにしたことによ
り、支持部材の位置調整が自動的にできて、人為的な調
整操作をするまでもなく必要な修正ができる。
【0043】第7に、上記制御手段が、品質判断手段の
判断結果に基づいて、報知をする制御をするようにした
ことにより、オペレータがその報知をもとに必要な修正
をすることができる。
【0044】第8に、上記制御手段が、品質判断手段の
判断結果に基づいて、製品を良品と不良品とに分けて製
品収納部に収納する制御をするようにしたことにより、
製品の分別が自動的にできて、オペレータ等によるその
分別の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主要部分の構成図
【図2】装置全体の平面図
【図3】従来例を示す図2相当図
【図4】製品の一例を示す平面図
【図5】製品の異なる例を示す平面図
【図6】成形部の部分縦断面図
【符号の説明】
21はリードフレーム供給部、22は成形用樹脂供給
部、23はローダ部、24は成形部、25はアンローダ
部、26は不要物ブレーク部、27は製品収納部、28
は制御装置(制御手段)、29は樹脂パッケージ厚み検
出部、30は厚みセンサ(厚み検出手段)、33は樹脂
パッケージ、34はリードフレーム、35は半導体チッ
プ、36は厚み検出コントローラ、37は品質判断装置
(品質判断手段)、38はモータ、39はスクリューシ
ャフト、40は昇降子、41は支持ピン(支持部材)、
42は上金型、43は下金型、44は型、45は成形キ
ャビティ、46はゲート、tは樹脂パッケージのリード
フレーム面からの厚みを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 亨 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを積載したリードフレーム
    を型内に置いて、その型内に注入する合成樹脂により前
    記半導体チップを封入する樹脂パッケージをモールドす
    るものにおいて、 モールドした樹脂パッケージのリードフレーム面からの
    厚みを検出する厚み検出手段と、 その検出結果に基づいて樹脂パッケージの品質を判断す
    る品質判断手段と、 その判断結果に基づいて所定の制御をする制御手段と、
    を具えたことを特徴とする半導体封入モールド装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップを積載したリードフレーム
    を型内に置いて、その型内に注入する合成樹脂により前
    記半導体チップを封入する樹脂パッケージをモールドす
    るものにおいて、 モールドした樹脂パッケージのリードフレーム面からの
    厚みを検出する厚み検出手段と、 その検出結果を記憶する記憶手段と、 その記憶結果から樹脂パッケージの品質を推測判断する
    品質判断手段と、 その判断結果に基づいて所定の制御をする制御手段と、
    を具えたことを特徴とする半導体封入モールド装置。
  3. 【請求項3】 厚み検出手段が渦電流センサ又は静電容
    量センサであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体封入モールド装置。
  4. 【請求項4】 厚み検出手段が樹脂パッケージのリード
    フレーム下面からの厚み又はリードフレーム上面からの
    厚みを検出することを特徴とする請求項1又は2記載の
    半導体封入モールド装置。
  5. 【請求項5】 厚み検出手段が、型を有する成形部とモ
    ールド後の樹脂パッケージからランナ及びゲートなど不
    要物を除去する不要物ブレーク部との間、成形部からモ
    ールド品を取出すアンローダ部、不要物ブレーク部、及
    び不要物を除去した製品を収納する製品収納部のいずれ
    かに配置されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の半導体封入モールド装置。
  6. 【請求項6】 制御手段が、品質判断手段の判断結果に
    基づいて、モールド時のリードフレームの支持をする支
    持部材の位置制御をすることを特徴とする請求項1又は
    2記載の半導体封入モールド装置。
  7. 【請求項7】 制御手段が、品質判断手段の判断結果に
    基づいて、報知をする制御をすることを特徴とする請求
    項1又は2記載の半導体封入モールド装置。
  8. 【請求項8】 制御手段が、品質判断手段の判断結果に
    基づいて、製品を良品と不良品とに分けて製品収納部に
    収納する制御をすることを特徴とする請求項1記載の半
    導体封入モールド装置。
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