JP2007320070A - 成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置。 - Google Patents

成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 重量計測により成形品が不良品であると判別されても、成形作業者による煩雑なデータ入力作業を不要にして、良品の成形に必要な成形条件を自動的に設定することができる成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置を提供する。
【解決手段】
重量計測手段33で計測した成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段34の演算結果に基づいて、成形品取出機3側の第1制御手段23から成形機M側の第2制御手段28に成形条件補正信号を送信して、成形機Mの成形条件を重量計測手段33で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置に係り、詳しくは、良品の成形に必要な成形条件を自動的に設定できるようにした成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置に関する。
従来、樹脂成形機によって成形された成形品の良否判別は、一般に、目視と成形品の重量計測との併用によってなされている。後者の重量計測による成形品の良否判別は、前者の目視による成形品の良否判別によって良品であると判別された外観が適正な成形品の内部に、たとえば「空洞(巣)」などが発生している欠陥を看破して、当該成形品が不良品であることを判別して製造ラインから除外できるので、成形品の良否判別精度を高めることができる。
ところで、樹脂成形機によって成形された成形品は、成形品取出機により樹脂成形機の機外に取り出されて所定位置で解放され、ここで重量計測装置により計測される。計測された成形品の重量が基準値の許容範囲よりも軽量であると、当該成形品を不良品として判別して製造ラインから除外する。
一方、樹脂成形機に、たとえば型閉め動作不良が生じて、成形品に不要なバリが発生した場合には、成形品の重量が基準値の許容範囲を超えることになる。しかし、この場合には、目視によって当該成形品を不良品として判別して製造ラインから除外することができるので、通常は、成形品の重量オーバーは無視してもよいといえる。
前述のように、成形品取出機により樹脂成形機から取り出された成形品を計測する手法は、成形品の良否判別精度を高めることができるものの、樹脂成形機のたとえば近傍に重量計測装置を別途設置するためのスペースが余分に必要になる。そのため、成形工場によってはスペース上の制約により重量計測装置の設置が不能になるおそれを有している。また、重量計測装置の設置が可能であったとしても、成形品取出機により樹脂成形機の機外に取り出されて解放された成形品の重量を計測する重量計測工程と、計測結果に基づいて成形品を良品と不良品とに分別する分別工程などの煩雑な手作業が必要である。
そこで、成形品を保持するチャックを移動させる電動モータに印加される電流値を検出する電流検出手段と、電流検出手段により検出された電流値に基づいてチャックの重量(成形品の重量)を測定する制御手段を備えた成形品取出機が提案されている(たとえば、特許文献1)。
特開2002−326258号公報
前記特許文献1に記載されている成形品取出機によれば、樹脂成形機のたとえば近傍に計量装置を設置する必要がなくなる。そのため、スペース上の制約により重量計測装置の設置が不能になるおそれがなくなる。また、成形品の重量計測および計測結果に基づく良品と不良品との分別などの煩雑な手作業が不要になる。
ところが、前記特許文献1に記載されている成形品取出機では、重量計測の結果、成形品が不良品であると判別された場合には、その都度、成形作業者が成形機の操作盤を操作して、良品の成形に必要な成形条件に補正するためのデータを入力する煩雑な作業が要求される。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、重量計測により成形品が不良品であると判別されても、成形作業者による煩雑なデータ入力作業を不要にして、良品の成形に必要な成形条件を自動的に設定することができる成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、前記成形品取出機は、成形機から取り出した成形品の重量を計測する重量計測手段と、該重量計測手段で計測した成形品の重量を基準値と比較演算する第1演算手段とを含む第1制御手段を備え、前記成形機は、樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出する重量算出手段と、該重量算出手段で算出した樹脂の重量を基準値と比較演算する第2演算手段とを含む第2制御手段を備え、成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段の演算結果に基づいて、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信して、成形機の成形条件を重量計測手段で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定するか、または重量算出手段で算出された樹脂の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第2演算手段の演算結果に基づいて、第2制御手段により成形機の成形条件を前記算出された樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴としている。
これによれば、成形品取出機によって成形機から取り出された成形品の重量を重量計測手段によって計測し、計測された重量から成形品が不良品であると第1演算手段により判別されると、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信し、送信された成形条件補正信号に基づいて、成形機の成形条件を成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定するか、または算出された樹脂の重量から成形品が不良品であると第2演算手段により判別されると、第2制御手段により成形機の成形条件を樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。
請求項2に記載の発明は、成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、前記成形品取出機は、成形機から取り出した成形品の重量を計測する重量計測手段と、該重量計測手段で計測した成形品の重量を基準値と比較演算する第1演算手段とを含む第1制御手段を備え、前記成形機は、該成形機の成形条件を制御する第2制御手段を備え、成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段の演算結果に基づいて、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信して、成形機の成形条件を重量計測手段で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴としている。
これによれば、成形品取出機によって成形機から取り出された成形品の重量を重量計測手段によって計測し、計測された重量から成形品が不良品であると第1演算手段により判別されると、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信し、送信された成形条件補正信号に基づいて成形機の成形条件を重量計測手段で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。
請求項3に記載の発明は、成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、前記成形品取出機は、該成形品取出機の運転を制御する第1制御手段を備え、前記成形機は、樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出する重量算出手段と、該重量算出手段で算出した樹脂の重量を基準値と比較演算する第2演算手段とを含む第2制御手段を備え、前記重量算出手段で算出された樹脂の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第2演算手段の演算結果に基づいて、第2制御手段により成形機の成形条件を前記算出された樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴としている。
これによれば、重量算出手段によって算出された樹脂の重量から成形品が不良品であると第2演算手段により判別されると、第2制御手段により成形機の成形条件を前記算出された樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。
本発明によれば、成形品取出機側の重量計測または成形機側の重量算出によって成形品が不良品であると判別されても、成形作業者による煩雑なデータ入力作業を不要にして、成形機の成形条件を良品の成形に必要な条件に自動的に設定することができる。
図1は請求項1に記載の発明の実施に好適な成形品取出機と成形機の一実施形態を示す斜視図、図2は請求項1に記載の発明の電気的構成の一実施形態を示すブロック図である。図1,図2において、成形機Mの固定プラテン1の上面には、トラバース型の成形品取出機3のベース5が固定され、該ベース5には樹脂成形機の軸線に直交する幅方向(矢印X方向)にのびる横行フレーム2が支持され、この横行フレーム2には、樹脂成形機の軸線方向(矢印Y方向)にのびる引抜きフレーム4の基部が矢印X方向の進退移動を自在に組付けられ、引抜きフレーム4には、矢印Z方向の昇降が可能な昇降ユニット6が矢印Y方向の進退移動を自在に引抜きフレーム4に組付けられている。
横行フレーム2には、サーボドライバー7と、サーボドライバー7によって数値制御される直線用第1サーボモータ8と、第1サーボモータ8によって駆動される図示されていないボールねじ棒からなる横行軸および該横行軸に螺合するボールねじナットを備えた駆動部9とが付設されており、この駆動部9のボールねじナットに引抜きフレーム4の基部が連結されることで、引抜きフレーム4が第1サーボモータ8により矢印X方向に進退する。
引抜きフレーム4には、サーボドライバー10と、サーボドライバー10によって数値制御される直線用第2サーボモータ11と、第2サーボモータ11によって駆動されるボールねじ棒からなる製品引抜軸および該製品引抜軸に螺合するボールねじナットを備えた駆動部12とが付設されており、この駆動部12のボールねじナットに昇降ユニット6における成形品取出しヘッド6Aが連結されることで、成形品取出しヘッド6Aが第2サーボモータ11により矢印Y方向に進退する。
成形品取出しヘッド6Aには、サーボドライバー14と、サーボドライバー14によって数値制御される直線用第3サーボモータ15と、第3サーボモータ15によって駆動されるボールねじ棒からなる製品昇降軸および該製品昇降軸に螺合するボールねじナットを備えた駆動部16とが付設されており、この駆動部16のボールねじナットに成形品取出しヘッド6Aが連結されることで、成形品取出しヘッド6Aが第3サーボモータ15により矢印Z方向に昇降する。
引抜きフレーム4には、サーボドライバー17と、サーボドライバー17によって数値制御される直線用第4サーボモータ18と、第4サーボモータ18によって駆動されるボールねじ棒からなるランナー引抜軸および該ランナー引抜軸に螺合するボールねじナットを備えた駆動部19とが付設されており、この駆動部19のボールねじナットに昇降ユニット6におけるランナー取出しヘッド6Bが連結されることで、ランナー取出しヘッド6Bが第4サーボモータ18により矢印Y方向に進退する。
ランナー取出しヘッド6Bには、サーボドライバー20と、サーボドライバー20によって数値制御される直線用第5サーボモータ21と、第5サーボモータ21によって駆動されるボールねじ棒からなる製品昇降軸および該製品昇降軸に螺合するボールねじナットを備えた駆動部22とが付設されており、この駆動部22のボールねじナットにランナー取出しヘッド6Bが連結されることで、ランナー取出しヘッド6Bが第5サーボモータ21により矢印Z方向に昇降する。なお、ボールねじナットを備えた前記各駆動部9,12,16,19,22に代えて、公知のベルト機構,ラック・ピニオン機構などを進退手段としてを採用してもよい。また、成形品取出しヘッド6Aの昇降駆動源である第3サーボモータ15およびランナー取出しヘッド6Bの昇降駆動源である第5サーボモータ21に代えてエアーシリンダ装置を採用してもよい。さらに、前記各サーボモータ8,11,15,18,21に代えて、可動子および固定子を備えたリニアサーボモータを採用してもよい。
第1制御手段23からサーボドライバー7、10、14、17、20に制御信号が出力され、これらの制御信号に基づいて成形品取出機3の運転が制御される。
成形機Mは、固定プラテン1に装着された固定金型1Aと可動プラテン24に装着された可動金型24Aとからなる金型装置25と、この金型装置25の型閉じ、型締めおよび型開を実行する型締機構(型締装置)26と、金型装置25の型締め時に加熱溶融された樹脂を該金型装置25のキャビティ空間内に高圧で射出する射出機構(射出装置)27を備え、第2制御手段28から型締機構26と射出機構27に制御信号が出力され、これらの制御信号に基づいて樹脂成形機Mの運転が制御される。なお、図1において、29は制御ボックスで、その内部に前記第1制御手段23が格納されている。30は操作ボックス、31は電源線、32は第2制御手段23と第2制御手段28とを電気的に接続するインターフェイスケーブルを示す。
一方、成形品取出機3は、成形機Mから取り出した成形品の重量を計測する重量計測手段33と、該重量計測手段33で計測した成形品の重量を基準値と比較演算する第1演算手段34とを備え、これらは前記第1制御手段23に含まれる。前記重量計測手段33としては、ひずみゲージを備えたロードセルが推奨され、この重量計測手段33は、たとえば昇降ユニット6における成形品取出しヘッド6Aに対応して装着される。重量計測手段33で計測した成形品の重量は重量表示手段33aに表示される。
さらに、成形機Mは、射出機構27から射出された樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出する重量算出手段35と、該重量算出手段35で算出した樹脂の重量を基準値と比較演算する第2演算手段36とを備え、これらは前記第2制御手段28に含まれる。また、射出機構27には、投入量設定手段37によってホッパー(図示省略)への投入量が設定され、かつ投入量計量手段38によって計量された樹脂ペレットが供給される。
つぎに、請求項1に記載した本発明の動作について説明する。
図1〜図3において、投入量設定手段37により成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量が設定され(図3のステップS1)、投入された樹脂ペレットは投入量計量手段38によって計量される(図3のステップS2)。成形機Mの金型装置25は型締機構26によって型閉じがなされ(図3のステップS3)、続いて型締めされる(図3のステップS4)。金型装置25が型締めされると射出機構27により金型装置25のキャビティ空間内に加熱溶融された樹脂が射出充填される(図3のステップS5)。金型装置25のキャビティ空間内に射出充填された溶融樹脂は金型装置25の型締め状態で冷却して固化させる(図3のステップS6)。金型装置25のキャビティ空間内に射出充填される溶融樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量が重量算出手段35によって算出され(図3のステップS7)、算出した樹脂の重量は第2演算手段36によって基準値と比較演算される(図3のステップS8)。重量算出手段35で算出した樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内であると、型締機構26によって金型装置25の型開きがなされ(図3のステップS9)、図3のステップS1に戻る一連の動作が繰り返される。
成形機Mの金型装置25が型開きすると(図3のステップS9)、成形品取出機3における成形品取出しヘッド6Aは成形品取出し位置に移動して、金型装置25の可動金型24Aに保持されている成形品を吸着または把持して取出す(図3のステップS10)。成形品取出しヘッド6Aに吸着または把持された成形品の重量は重量計測手段33で計測され(図3のステップS11)、計測した成形品の重量は第1演算手段34によって基準値と比較演算される(図3のステップS12)。重量計測手段33で計測した成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内であると、成形品取出しヘッド6Aは成形機M機外の回収位置まで移動して(図3のステップS13)、この位置で成形品を解放する(図3のステップS14)。成形品を解放した成形品取出しヘッド6Aは、金型装置25上方の待機位置に移動して(図3のステップS15)、この位置で待機する(図3のステップS16)一連の動作が繰り返される。
一方、重量計測手段33で計測された成形品の重量が、第1演算手段34によって基準値または基準値の許容範囲を超えたと判別されると(図3のステップS12)、第1演算手段34から第1制御手段23に成形条件補正信号が送信され(図3のステップS17)、第1制御手段23は受信した成形条件補正信号を第2制御手段28に送信する(図3のステップS18)。第2制御手段28は、受信した成形条件補正信号に基づいて投入量設定手段37による成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量を補正して設定する(図3のステップS1)。すなわち、成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した取出機3側の第1演算手段34の演算結果に基づいて、第1制御手段23から第2制御手段28に成形条件補正信号を送信して、成形機Mの成形条件を成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。
他方、図3のステップS7において重量算出手段35によって算出された成形品の重量に相当する樹脂の重量が、第2演算手段36によって基準値または基準値の許容範囲を超えたと判別されると(図3のステップS8)、第2演算手段36から第2制御手段28に成形条件補正信号が送信され(図3のステップS18)、第2制御手段28は、受信した成形条件補正信号に基づいて投入量設定手段37による成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量を補正して設定する(図3のステップS1)。すなわち、成形機Mの樹脂の射出量から重量算出手段35によって成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出し、算出された樹脂の重量から成形品が不良品であると第2演算手段36により判別されると、第2制御手段28により成形機Mの成形条件を樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。また、図3のステップS1において、成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量が補正して設定されることで、図3のステップS9での型開きが可能になって、成形品取出機3における成形品取出しヘッド6Aにより成形品が取り出される(図3のステップS10)。
つぎに、請求項2に記載した本発明の動作を図4のブロック図と図5のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4において図2と同一部分には、同一符号を付し、図5において図3のフローチャートと同一ステップは同じ符号で示す。
図4および図5において、投入量設定手段37により成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量が設定され(図5のステップS1)、投入された樹脂ペレットは投入量計量手段38によって計量される(図5のステップS2)。成形機Mの金型装置25は型締機構26によって型閉じがなされ(図5のステップS3)、続いて型締めされる(図5のステップS4)。金型装置25が型締めされると射出機構27により金型装置25のキャビティ空間内に加熱溶融された樹脂が射出充填される(図5のステップS5)。金型装置25のキャビティ空間内に射出充填された溶融樹脂は金型装置25の型締め状態で冷却して固化させる(図5のステップS6)。型締機構26により金型装置25の型開きがなされ(図5のステップS9)、図5のステップS1に戻る一連の動作が繰り返される。
成形機Mの金型装置25が型開きすると(図5のステップS9)、成形品取出機3における成形品取出しヘッド6Aは成形品取出し位置に移動して、金型装置25の可動金型24Aに保持されている成形品を吸着または把持して取出す(図5のステップS10)。成形品取出しヘッド6Aに吸着または把持された成形品の重量は重量計測手段33で計測され(図5のステップS11)、計測した成形品の重量は第1演算手段34によって基準値と比較演算される(図5のステップS12)。重量計測手段33で計測した成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内であると、成形品取出しヘッド6Aは成形機M機外の回収位置まで移動して(図5のステップS13)、この位置で成形品を解放する(図5のステップS14)。成形品を解放した成形品取出しヘッド6Aは、金型装置25上方の待機位置に移動して(図5のステップS15)、この位置で待機する(図5のステップS16)一連の動作が繰り返される。
一方、重量計測手段33で計測された成形品の重量が、第1演算手段34によって基準値または基準値の許容範囲を超えたと判別されると(図5のステップS12)、第1演算手段34から第1制御手段23に成形条件補正信号が送信され(図5のステップS17)、第1制御手段23は受信した成形条件補正信号を第2制御手段28に送信する(図5のステップS18)。第2制御手段28は、受信した成形条件補正信号に基づいて投入量設定手段37による成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量を補正して設定する(図5のステップS1)。すなわち、成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段34の演算結果に基づいて、第1制御手段23から第2制御手段28に成形条件補正信号を送信して、成形機Mの成形条件を成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。
つぎに、請求項3に記載した本発明の動作を図6のブロック図と図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、図6において図2と同一部分には、同一符号を付し、図7において図3のフローチャートと同一ステップは同じ符号で示す。
図6および図7において、投入量設定手段37により成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量が設定され(図7のステップS1)、投入された樹脂ペレットは投入量計量手段38によって計量される(図7のステップS2)。成形機Mの金型装置25は型締機構26によって型閉じがなされ(図7のステップS3)、続いて型締めされる(図7のステップS4)。金型装置25が型締めされると射出機構27により金型装置25のキャビティ空間内に加熱溶融された樹脂が射出充填される(図7のステップS5)。金型装置25のキャビティ空間内に射出充填された溶融樹脂は金型装置25の型締め状態で冷却して固化させる(図7のステップS6)。金型装置25のキャビティ空間内に射出充填される溶融樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量が重量算出手段35によって算出され(図7のステップS7)、算出した樹脂の重量は第2演算手段36によって基準値と比較演算される(図7のステップS8)。重量算出手段35で算出した樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内であると、型締機構26によって金型装置25の型開きがなされ(図7のステップS9)、図7のステップS1に戻る一連の動作が繰り返される。
成形機Mの金型装置25が型開きすると(図7のステップS9)、成形品取出機3における成形品取出しヘッド6Aは成形品取出し位置に移動して、金型装置25の可動金型24Aに保持されている成形品を吸着または把持して取出す(図7のステップS10)。成形品を吸着または把持した成形品取出しヘッド6Aは成形機M機外の回収位置まで移動して(図7のステップS13)、この位置で成形品を解放する(図7のステップS14)。成形品を解放した成形品取出しヘッド6Aは、金型装置25上方の待機位置に移動して(図7のステップS15)、この位置で待機する(図7のステップS16)一連の動作が繰り返される。
一方、図7のステップS7において重量算出手段35によって算出された成形品の重量に相当する樹脂の重量が、第2演算手段36によって基準値または基準値の許容範囲を超えたと判別されると(図7のステップS8)、第2演算手段36から第2制御手段28に成形条件補正信号が送信され(図7のステップS18)、第2制御手段28は、受信した成形条件補正信号に基づいて投入量設定手段37による成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量を補正して設定する(図7のステップS1)。すなわち、成形機Mの樹脂の射出量から重量算出手段35によって成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出し、算出された樹脂の重量から成形品が不良品であると第2演算手段36により判別されると、第2制御手段28により成形機Mの成形条件を樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定できるので、成形作業者による煩雑なデータ入力作業が不要になる。また、図7のステップS1において、成形機Mのホッパー(図示省略)への樹脂ペレットの投入量が補正して設定されることで、図7のステップS9での型開きが可能になって、成形品取出機3における成形品取出しヘッド6Aにより成形品が取り出される(図7のステップS10)。
請求項1に記載の発明の実施に好適な成形品取出機と成形機の一実施形態を示す斜視図である。 請求項1に記載の発明の電気的構成の一実施形態を示すブロック図である。 請求項1に記載の発明の動作手順を示すフローチャートである。 請求項2に記載の発明の電気的構成の一実施形態を示すブロック図である。 請求項2に記載の発明の動作手順を示すフローチャートである。 請求項3に記載の発明の電気的構成の一実施形態を示すブロック図である。 請求項3に記載の発明の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3 成形品取出機
23 第1制御手段
28 第2制御手段
33 重量計測手段
34 第1演算手段
35 重量算出手段
36 第2演算手段
M 樹脂成形機(成形機)

Claims (3)

  1. 成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、
    前記成形品取出機は、成形機から取り出した成形品の重量を計測する重量計測手段と、該重量計測手段で計測した成形品の重量を基準値と比較演算する第1演算手段とを含む第1制御手段を備え、
    前記成形機は、樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出する重量算出手段と、該重量算出手段で算出した樹脂の重量を基準値と比較演算する第2演算手段とを含む第2制御手段を備え、
    成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段の演算結果に基づいて、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信して、成形機の成形条件を重量計測手段で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定するか、または重量算出手段で算出された樹脂の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第2演算手段の演算結果に基づいて、第2制御手段により成形機の成形条件を前記算出された樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴とする成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置。
  2. 成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、
    前記成形品取出機は、成形機から取り出した成形品の重量を計測する重量計測手段と、該重量計測手段で計測した成形品の重量を基準値と比較演算する第1演算手段とを含む第1制御手段を備え、
    前記成形機は、該成形機の成形条件を制御する第2制御手段を備え、
    成形品の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第1演算手段の演算結果に基づいて、第1制御手段から第2制御手段に成形条件補正信号を送信して、成形機の成形条件を重量計測手段で計測される成形品の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴とする成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置。
  3. 成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置であって、
    前記成形品取出機は、該成形品取出機の運転を制御する第1制御手段を備え、
    前記成形機は、樹脂の射出量から成形品の重量に相当する樹脂の重量を算出する重量算出手段と、該重量算出手段で算出した樹脂の重量を基準値と比較演算する第2演算手段とを含む第2制御手段を備え、
    前記重量算出手段で算出された樹脂の重量が基準値の許容範囲を超えると判別した第2演算手段の演算結果に基づいて、第2制御手段により成形機の成形条件を前記算出された樹脂の重量が基準値または基準値の許容範囲内に収斂されるように設定することを特徴とする成形品取出機と成形機との協働による成形品の重量設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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