JPH08315925A - カートリッジの装着機構 - Google Patents

カートリッジの装着機構

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Publication number
JPH08315925A
JPH08315925A JP7145142A JP14514295A JPH08315925A JP H08315925 A JPH08315925 A JP H08315925A JP 7145142 A JP7145142 A JP 7145142A JP 14514295 A JP14514295 A JP 14514295A JP H08315925 A JPH08315925 A JP H08315925A
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JP
Japan
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cartridge
connector
insertion portion
device body
power switch
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Pending
Application number
JP7145142A
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English (en)
Inventor
Nariyuki Nagatsuma
成之 永妻
Kimio Sakai
輝美男 酒井
Toru Watanabe
徹 渡辺
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着脱に際して強い力を必要とせず、簡単な構
造で、装置全体の小型化をも図ることのできるカートリ
ッジの装着機構を提供する。 【構成】 機器本体1の上面にカートリッジ挿入部7を
上方に開放させてほぼV字状に形成し、このカートリッ
ジ挿入部7にカートリッジ2を斜め上方から挿入してほ
ぼ垂直に起立させることにより、カートリッジ2内の回
路基板4と機器本体1内の回路基板10に設けられてカ
ートリッジ挿入部7内に突出したコネクタ11とを電気
的に接続させるようにした。したがって、機器本体1内
におけるカートリッジ挿入部7のスペースを狭くするこ
とができ、実装密度が高くなり、装置全体の小型化を図
ることができ、またカートリッジ2の着脱に際しては、
強い力を必要とせず、着脱操作性が良く、接続電極の摩
耗やメッキの剥げなどによる接触不良を起こすことがな
く、小さな子供が容易にカートリッジを着脱することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゲームプログラムな
どの情報を記憶したカートリッジの装着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲーム機などの電子機器では、ゲームプ
ログラムなどの情報を記憶したカートリッジを機器本体
に着脱自在に装着し、このカートリッジから所望の情報
を読出してゲームなどの所定の処理を実行するようにな
っている。このような電子機器のカートリッジの装着機
構には、カートリッジを機器本体に対してほぼ垂直に装
着する構造のもの、あるいはカートリッジを機器本体に
対してほぼ水平に装着する構造のものなどが広く知られ
ている。
【0003】前者のカートリッジをほぼ垂直に装着する
構造は、機器本体にカートリッジ挿入部を上面に開放し
て設け、このカートリッジ挿入部の底部にコネクタを配
置し、カートリッジ挿入部にカートリッジを上方よりほ
ぼ垂直に挿入してコネクタに圧入により差し込み、これ
によりコネクタを介してカートリッジと機器本体内の電
子回路とを電気的に接続するようになっている。また、
後者のカートリッジをほぼ水平に装着する構造は、機器
本体内にカートリッジ収納部を設け、このカートリッジ
収納部内にカートリッジ保持部材を回動可能に配置する
とともに、その奥側におけるカートリッジ収納部内にコ
ネクタを配置し、機器本体の外部側方からカートリッジ
収納部内にカートリッジを斜めに挿入してカートリッジ
保持部材上に載置するとともに、カートリッジの先端を
コネクタに挿入し、この後カートリッジを押し下げるこ
とにより、カートリッジ保持部材を回動させてカートリ
ッジをほぼ水平にさせ、カートリッジの先端内部をコネ
クタに圧接させて接続し、これによりカートリッジと機
器本体内の電子回路とを電気的に接続するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
カートリッジの装着機構では、カートリッジを単にコネ
クタに差し込むだけであるから、構造が簡単であるが、
カートリッジをコネクタに差し込むときに、カートリッ
ジをコネクタに圧入させなければ、カートリッジ内の基
板に設けられた接続電極をコネクタの接触子に確実に接
触させることができないため、接続電極が接触子に対す
る圧接により摩耗しやすく、長期間使用すると接続電極
のメッキが剥げ、接触不良を起こすという問題があり、
またカートリッジの着脱に際しては強い力を必要とする
ため、小さな子供が容易にカートリッジを着脱すること
ができないという問題もある。また、後者のカートリッ
ジの装着機構では、カートリッジをコネクタに圧入させ
ないので、着脱に際して強い力を必要とせず、このため
接続電極の摩耗やメッキの剥げなどによる接触不良を起
こすことはないが、機器本体内にカートリッジをほぼ水
平に収納するカートリッジ収納部を設けなければならな
いため、装置本体内の実装スペースを広くしなけばなら
ず、装置全体が大型化するという問題があり、しかも機
器本体内からカートリッジを取り出すためにはイジェク
ト機構が必要であり、このため構造が複雑になるという
問題もある。この発明の目的は、着脱に際して強い力を
必要とせず、簡単な構造で、装置全体の小型化をも図る
ことのできるカートリッジの装着機構を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記憶部を内蔵したカートリッジを機器本体のカートリッ
ジ挿入部に着脱自在に装着して機器本体内のコネクタに
接続することにより、カートリッジと機器本体内の電子
回路とを電気的に接続するカートリッジの装着機構にお
いて、カートリッジ挿入部を機器本体の上面に開放させ
て形成し、カートリッジをカートリッジ挿入部に斜め上
方から挿入してほぼ垂直に起立させることにより、カー
トリッジとコネクタとを電気的に接続させることを特徴
とするものである。また、請求項8記載の発明は、記憶
部を内蔵したカートリッジを機器本体のカートリッジ挿
入部に着脱自在に装着して機器本体内のコネクタに接続
することにより、カートリッジと機器本体内の電子回路
とを電気的に接続するカートリッジの装着機構におい
て、カートリッジ挿入部を機器本体の上面に開放させて
形成し、コネクタをカートリッジ挿入部の底部に回動可
能に配置し、カートリッジ挿入部にカートリッジを上方
からほぼ垂直に挿入した後、コネクタを回動させること
により、カートリッジとコネクタとを電気的に接続させ
ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、カートリッジを
カートリッジ挿入部に斜め上方から挿入してほぼ垂直に
起立させる構造であるから、機器本体内におけるカート
リッジ挿入部のスペースを狭くすることができ、このた
め実装密度が高くなり、装置全体の小型化を図ることが
でき、またカートリッジをカートリッジ挿入部に斜め上
方から挿入してほぼ垂直に起立させることにより、カー
トリッジがコネクタに電気的に接続されるので、着脱に
際して強い力を必要とせず、着脱操作性が良く、接続電
極の摩耗やメッキの剥げなどによる接触不良を起こすこ
とがなく、小さな子供が容易にカートリッジを着脱する
ことができる。この場合、請求項3に記載の如く、カー
トリッジがカートリッジ挿入部にほぼ垂直に起立して装
着された状態のときにカートリッジをロックするロック
手段を備えていれば、カートリッジが不用意に引き抜か
れるのを防ぐことができる。特に、請求項4、6、7に
記載の如く、ロック手段が機器本体に設けられた電源ス
イッチの一部を備えた構造であれば、電源を投入した使
用中にカートリッジが不用意に引き抜かれてカートリッ
ジ内の記憶部が破壊されるのを防ぐことができる。
【0007】また、請求項8記載の発明によれば、カー
トリッジ挿入部にカートリッジを上方からほぼ垂直に挿
入する構造であるから、機器本体内におけるカートリッ
ジ挿入部のスペースを狭くすることができ、このため実
装密度が高くなり、装置全体の小型化を図ることができ
るとともに、カートリッジ挿入部にカートリッジを挿入
した状態でコネクタを回動させてカートリッジとコネク
タとを接続させるので、着脱に際して強い力を必要とせ
ず、着脱操作性が良く、接続電極の摩耗やメッキの剥げ
などによる接触不良を起こすことがなく、小さな子供が
容易にカートリッジを着脱することができる。この場
合、請求項9に記載の如く、コネクタが機器本体に設け
られた電源スイッチの操作に連動して回動するととも
に、電源スイッチがオン状態のときにカートリッジと電
気的に接続させれば、電源を投入した使用中にカートリ
ッジが不用意に引き抜かれてカートリッジ内の記憶部が
破壊されるのを抑制することができる。
【0008】
【実施例】
[第1実施例]図1〜図6を参照して、この発明をゲー
ム機に適用した第1実施例について説明する。図1〜図
3はカートリッジを装着したゲーム機を示し、図4はカ
ートリッジを取り外した状態を示し、図5はカートリッ
ジの装着途中を示したものである。このゲーム機は、機
器本体1に装着されたカートリッジ2からゲームプログ
ラムなどの情報を読出してテレビなどのディスプレイ
(図示せず)に映像を表示させて所定のゲーム処理を実
行するものである。このゲーム機のカートリッジ2は、
図3に示すように、下端に開口部3aが設けられた合成
樹脂製のカートリッジケース3内に回路基板4を備え、
この回路基板4にゲームプログラムなどの情報を記憶す
る記憶素子などの電子部品(図示せず)を搭載した構造
になっている。この場合、カートリッジケース3の下端
の開口部3a側に位置する回路基板4の下部の左面に
は、図6に示す接続電極5が多数配列形成されている。
また、カートリッジケース3の前面(図3では右側面)
における中間部には、係合溝6が設けられている。
【0009】一方、機器本体1は、手前側(図1および
図3では右側)に傾斜面1aが設けられた合成樹脂製の
箱型のケースであり、その後部には、カートリッジ2の
ほぼ下半分が挿脱自在に挿入するカートリッジ挿入部7
が設けられている。このカートリッジ挿入部7は、機器
本体1の上面に開放されたほぼV字状の凹部であり、そ
の底部がほぼカートリッジ2の厚さと同じ幅で、開放さ
れた上部がカートリッジ2の厚さよりも大きく形成され
ている。すなわち、このカートリッジ挿入部7は、その
後部壁(図3では左側壁)7aがほぼ垂直面に形成さ
れ、前側壁(同図では右側壁)7bが傾斜面に形成され
ている。また、カートリッジ挿入部7の右側の開放縁に
は、その開放された上部を閉じる蓋体8が軸9によって
回動自在に取り付けられている。この蓋体8は、軸9に
設けられたトーションバネ(図示せず)によって図4に
示すようにカートリッジ挿入部7の上部を閉じる方向に
付勢されているとともに、図5に示すように軸9を中心
にカートリッジ挿入部7内に向けて回動する構造になっ
ている。
【0010】また、機器本体1内には、図3〜図5に示
すように、回路基板10がカートリッジ挿入部7の下側
にほぼ水平に設けられている。この回路基板10には、
カートリッジ2と回路基板10とを電気的に接続するコ
ネクタ11のほか、ゲーム処理を実行するための各種の
電子部品(図示せず)が搭載されている。コネクタ11
は、図3〜図5に示すように、その上部がカートリッジ
挿入部7の底部から内部に突出した状態で、回路基板1
0の上面に取り付けられている。また、このコネクタ1
1は、図6に示すように、その内部に一対の接触子12
a、12bを多数配列した構造になっている。一対の接
触子12a、12bは、それぞれ導電性およびバネ性を
有する金属板などの金属部材からなっている。これら接
触子12a、12bのうち、カートリッジ2内の回路基
板4に設けられた接続電極5に接触しない一方(図6で
は右側)の接触子12aは、コネクタ11内の右下から
ほぼ中間に延び、その上部が左側に向けて凸となるよう
に湾曲形成されている。また、他方(同図では左側)の
接触子12bは、コネクタ11内の左下から上端に延
び、その中間部が右側の接触子12aの湾曲部分を避け
るように緩やかに湾曲し、その上部が右側に向けて凸と
なるように湾曲形成されている。したがって、このコネ
クタ11では、図6に示すように、カートリッジ2内の
回路基板4の下部が一対の接触子12a、12bの間に
斜めに挿入するときに、回路基板4の下部が一対の接触
子12a、12bに接触もしくは接近して挿入し、回路
基板4がほぼ垂直に起立したときに回路基板4の接続電
極5が左側の接触子12bに圧接する。
【0011】さらに、機器本体1には、図3〜図5に示
すように、電源スイッチ13が設けられている。電源ス
イッチ13は、電源オン−オフ用のスライドスイッチで
あり、スイッチ本体14と操作子15とからなってい
る。スイッチ本体14は、機器本体1内におけるカート
リッジ挿入部7の右側近傍に設けられ、3つの接点を有
し、各接点がそれぞれリード線14aによって回路基板
10に電気的に接続されている。操作子15は、カート
リッジ挿入部7の手前側(同図では右側)における機器
本体1の上面にスライド自在に配置され、その下面に設
けられた接点切替部15aが機器本体1の上面に設けら
れた長孔16を通してスイッチ本体14上にスライド自
在に取り付けられている。また、この操作子15は、図
1に示すように、カートリッジ挿入部7の左右方向の長
さとほぼ同じ長さの帯板状に形成され、その前部に操作
部15bが一段高く形成され、後端部(同図では左端
部)にロック部15cが突出して形成されている。ロッ
ク部15cは、カートリッジ挿入部7内にカートリッジ
2がほぼ垂直に起立して装着された状態のときに、電源
がオン状態となるように操作子15をスライドさせる
と、カートリッジケース3に設けられた係合溝6に係脱
自在に係合し、カートリッジ2をロックするものであ
る。
【0012】このようなゲーム機では、使用しない場合
には電源スイッチ13をオフにすると、図4に示すよう
に、電源スイッチ13の操作子15が右側に位置し、こ
れに伴って操作子15のロック部15cがカートリッジ
挿入部7の右側外部に位置することになる。この状態で
は、蓋体8がトーションバネのバネ力によって付勢さ
れ、カートリッジ挿入部7の上部を閉じる。また、ゲー
ム機を使用する場合には、まず、機器本体1の上方より
カートリッジ2の下部を蓋体8の上面に当接させ、トー
ションバネのバネ力に抗して蓋体8を押し下げ、軸9を
中心に蓋体8を下側に回動させながらカートリッジ2を
カートリッジ挿入部7に挿入する。このときには、図5
に示すように、カートリッジ挿入部7の前側壁7bの傾
斜面に沿ってカートリッジ2を斜めに傾けて挿入する。
すると、カートリッジケース3の下端の開口部3aにカ
ートリッジ挿入部7内に突出したコネクタ11の上部が
挿入するとともに、このコネクタ11内の一対の接触子
12a、12b間にカートリッジ2の回路基板4の下部
が図6に示すように挿入する。このときには、回路基板
4の表裏面が一対の接触子12a、12bに接触または
接近して挿入するので、強い力でカートリッジ2を押し
込む必要がない。
【0013】この状態で、図3に示すように、カートリ
ッジ2をほぼ垂直に起立させると、カートリッジケース
3がコネクタ11を中心に回動し、これに伴って回路基
板4も図6に点線で示すようにほぼ垂直に起立するの
で、回路基板4に設けられた接続電極5が左側の接触子
12bに押し付けられて圧接する。これにより、接続電
極5と接触子12bとが確実に導通し、カートリッジ2
内の回路基板4と機器本体1内の回路基板10とが電気
的に接続される。この後、電源スイッチ13の操作子1
5をカートリッジ2に向けてスライドさせると、電源ス
イッチ13がオン状態になるとともに、操作子15のロ
ック部15cがカートリッジケース3の係合溝6に係合
し、これによりカートリッジ2がカートリッジ挿入部7
内にロックされる。この状態では、カートリッジ2から
ゲームプログラムなどの情報を機器本体1に読み出して
ゲーム処理を実行させることができる。なお、カートリ
ッジ2を取り出す場合には、まず、電源スイッチ13の
操作子15をカートリッジ2から離間する方向にスライ
ドさせて電源スイッチ13をオフにすると、操作子15
のロック部15cがカートリッジ2の係合溝6から離脱
し、これによりカートリッジ2のロックが解除される。
この状態で、カートリッジ2を手前側に傾けると、カー
トリッジ2の回路基板4に対するコネクタ11内の一対
の接触子12a、12bの圧接が解除される。このた
め、カートリッジ2を傾けた状態で引き上げれば、楽に
カートリッジ2を取り出すことができる。
【0014】このように、このゲーム機では、カートリ
ッジ2をカートリッジ挿入部7に斜め上方から挿入して
ほぼ垂直に起立させることにより、カートリッジ2をカ
ートリッジ挿入部7に装着する構造であるから、従来の
ようにカートリッジ2を機器本体1内にほぼ水平に装着
する構造のものに比べて、機器本体1内におけるカート
リッジ挿入部7のスペースを大幅に狭くすることがで
き、これにより実装密度を高めることができ、装置全体
の小型化を図ることができる。また、カートリッジ2を
カートリッジ挿入部7に斜め上方から挿入してほぼ垂直
に起立させることにより、カートリッジ2内の回路基板
4の接続電極5をコネクタ11内の接触子12bに圧接
させて導通させるので、着脱に際して強い力を必要とし
ない。このため、着脱操作性が良く、接続電極5の摩耗
やメッキの剥げなどによる接触不良を起こすことがな
く、小さな子供が容易にカートリッジを着脱することが
できる。さらに、カートリッジ2は、カートリッジ挿入
部7にほぼ垂直に起立して装着された状態で、電源スイ
ッチ13の操作子15のロック部15cによりロックさ
れるので、電源を投入した使用中にカートリッジ2が不
用意に引き抜かれてカートリッジ2内の記憶素子などの
電子回路が破壊されるのを確実に防ぐことができる。ま
た、カートリッジ2を取り出した状態で、電源スイッチ
13をオンさせた場合には、操作子15のロック部15
cがカートリッジ挿入部7の上方に突出してカートリッ
ジ2の挿入を阻止するので、電源を投入した状態で、誤
ってカートリッジ2を挿入することはない。
【0015】[第2実施例]次に、図7〜図9を参照し
て、この発明をゲーム機に適用した第2実施例について
説明する。なお、図1〜図6に示された第1実施例と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。機器
本体1の上面におけるカートリッジ挿入部7の手前側
(図8および図9では右側)には、ロック板20がスラ
イド自在に設けられている。このロック板20は、図7
に示すように、カートリッジ挿入部7の左右方向の長さ
とほぼ同じ長さの帯板状に形成されている。このロック
板20の下面には、機器本体1の上面に設けられた長孔
16内に移動自在に配置されたガイドピン20aが設け
られている。なお、このガイドピン20aには、抜け止
め用の大径部(図示せず)が設けられている。また、ロ
ック板20の前部には操作部20bが一段高く形成され
ており、その後端部にはロック部20cが突出して設け
られている。このロック部20cは、カートリッジ挿入
部7内にカートリッジ2がほぼ垂直に起立して装着され
た状態のときに、ロック板20をカートリッジ2側に向
けてスライドさせることにより、カートリッジケース3
に設けられた係合溝6に係脱自在に係合しカートリッジ
2をロックするものである。
【0016】また、機器本体1には、図7および図8に
示すように、電源スイッチ21がロック板20の長手方
向における一端部(図7では左端部)付近に設けられて
いる。電源スイッチ21は、電源オン−オフ用のスライ
ドスイッチであり、スイッチ本体22と操作子23とか
らなっている。スイッチ本体22は、機器本体1内に設
けられ、2つの接点を有し、各接点がそれぞれリード線
22aによって回路基板10に電気的に接続されてい
る。操作子23は、機器本体1の上面にロック板20の
長手方向にスライド自在に配置され、その下面に設けら
れた接点切替部23aが機器本体1の上面に設けられた
長孔24を通してスイッチ本体22上にスライド自在に
取り付けられている。すなわち、この操作子23は、電
源スイッチ21をオン−オフさせるものであり、図7に
示すように、ロック板20がカートリッジ2をロックし
たときにスライド可能な状態となり、電源スイッチ21
をオン状態にしたときにロック板20をロックし、また
電源スイッチ21をオフ状態にしたときにロック板20
をスライド可能な状態にする構造になっている。
【0017】さらに、機器本体1内には、ロック板20
を所定位置に位置規制する位置規制部材25がロック板
20のガイドピン20aに対応して設けられている。こ
の位置規制部材25は、図9に示すように、収納部材2
5a内にコイルバネなどの弾性部材25bを備え、この
弾性部材25bで係止部25cを収納部材25aの上方
に出没自在に突出させ、この係止部25cでガイドピン
20aを係脱可能に係止することにより、ロック板20
のロック位置と非ロック位置とに位置規制する構造にな
っている。
【0018】このようなゲーム機では、電源スイッチ2
1の操作子23をスライドさせて電源スイッチ21をオ
フにして、ロック板20をカートリッジ挿入部7から離
間する方向にスライドさせた状態では、図9に示すよう
に、蓋体8が第1実施例と同様にトーションバネのバネ
力によって付勢されてカートリッジ挿入部7の上部を閉
じる。この状態で、機器本体1の上方よりカートリッジ
2の下部を蓋体8をトーションバネのバネ力に抗して押
し下げながら、カートリッジ2を斜めに傾けてカートリ
ッジ挿入部7に挿入すると、カートリッジケース3の下
端の開口部3aにコネクタ11の上部が挿入するととも
に、このコネクタ11内の一対の接触子12a、12b
間にカートリッジ2の回路基板4の下部が挿入する。こ
のときには、回路基板4の表裏面が一対の接触子12
a、12bに接触または接近して挿入するので、強い力
でカートリッジ2を押し込む必要がない。この状態で、
図8に示すように、カートリッジ2をほぼ垂直に起立さ
せると、回路基板4もほぼ垂直に起立するので、回路基
板4の接続電極5が左側の接触子12bに押し付けられ
て圧接し、これにより接続電極5と接触子12bとが確
実に導通し、カートリッジ2内の回路基板4と機器本体
1内の回路基板10とが電気的に接続される。
【0019】この後、位置規制部材25の弾性部材25
bの弾性力に抗してロック板20をカートリッジ2に向
けてスライドさせ、その後端部のロック部20cをカー
トリッジ2の係合溝6に係合させると、位置規制部材2
5の係止部25cが弾性部材25bの弾性力によってロ
ック板20のガイドピン20aの右端を係止し、ロック
板20を仮固定する。これにより、カートリッジ2はロ
ック板20によりカートリッジ挿入部7内にロックされ
る。この状態では、電源スイッチ21の操作子23がス
ライド可能な状態になるので、操作子23をスライドさ
せて電源スイッチ21をオンにすることができる。そし
て、電源スイッチ21をオンにすると、操作子23がス
ライドしてロック板20の移動領域内に配置され、これ
によりロック板20のスライドを阻止し、ロック板20
をロックする。この状態では、第1実施例と同様、カー
トリッジ2からゲームプログラムなどの情報を機器本体
1に読み出してゲーム処理を実行させることができる。
なお、カートリッジ2を取り出す場合には、まず、電源
スイッチ21の操作子23をスライドさせて電源スイッ
チ21をオフにして、操作子23によるロック板20の
ロックを解除する。この後、ロック板20をカートリッ
ジ2から離間する方向にスライドさせてロック部20c
をカートリッジ2の係合溝6から離脱させると、カート
リッジ2のロックが解除される。この状態で、カートリ
ッジ2を手前側に傾けると、カートリッジ2の回路基板
4に対するコネクタ11内の一対の接触子12a、12
bの圧接が解除される。したがって、カートリッジ2を
傾けた状態で引き上げれば、楽にカートリッジ2を取り
出すことができる。
【0020】このように、このゲーム機でも、第1実施
例と同様、機器本体1内におけるカートリッジ挿入部7
のスペースを狭くすることができ、実装密度を高めて装
置全体の小型化を図ることができるとともに、着脱に際
して強い力を必要としないため、着脱操作性が良く、接
続電極5の摩耗やメッキの剥げなどによる接触不良を起
こすことがなく、小さな子供が容易にカートリッジを着
脱することができるほか、カートリッジ2がカートリッ
ジ挿入部7にほぼ垂直に起立して装着された状態で、ロ
ック板20のロック部20cによりロックされるととも
に、このロック板20のガイドピン20aが位置規制部
材25の係止部25cによって仮固定されるので、ロッ
ク板20が勝手にスライドしてカートリッジ2のロック
が不用意に解除されることがない。しかも、ロック板2
0は電源スイッチ21がオン状態になると電源スイッチ
21の操作子23によりロックされるので、電源を投入
した使用中にカートリッジ2が不用意に引き抜かれてカ
ートリッジ2内の記憶素子などの電子回路が破壊される
のを確実に防ぐことができる。また、カートリッジ2を
取り出した状態では、電源スイッチ21の操作子23が
ロック板20に当接してスライドすることがないので、
電源スイッチ21をオンさせることができない。仮に、
ロック板20をスライドさせて電源スイッチ21をオン
させたとしても、ロック板20のロック部20cがカー
トリッジ挿入部7の上方に突出してカートリッジ2の挿
入を阻止するので、電源を投入した状態でカートリッジ
2を誤って挿入することはない。
【0021】[第3実施例]次に、図10〜図14を参
照して、この発明をゲーム機に適用した第3実施例につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図6に示された第
1実施例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。機器本体1の後部(図10では左側)には、カ
ートリッジ2が挿脱自在に挿入するカートリッジ挿入部
30が設けられている。このカートリッジ挿入部30
は、図13および図14に示すように、機器本体1の上
面に開放されたほぼV字状の凹部であり、その前側壁3
0aがほぼ垂直面に形成され、後部壁30bが傾斜面に
形成され、これによりその底部がカートリッジ2の厚さ
とほぼ同じ幅で、開放された上部がカートリッジ2の厚
さよりも大きく形成され、その底部にコネクタ11の上
部が突出して配置された構造になっている。したがっ
て、このカートリッジ挿入部30には、後部壁30bの
傾斜面に沿ってカートリッジ2を斜めに傾斜させて挿入
した後、手前側に引き起こすことにより、カートリッジ
2がほぼ垂直に配置される。なお、カートリッジ挿入部
40の底部から突出して配置されたコネクタ11は、第
1実施例の一対の接触子12a、12bを左右逆に配置
した構造になっている。
【0022】また、機器本体1のカートリッジ挿入部3
0の手前側(図10では右上側)には、ロック部材31
が設けられている。このロック部材31は、図14に示
すように、押釦部32と、この押釦部32を上方に向け
て付勢するバネ部33と、このバネ部33を機器本体1
内に支持する支持板34とからなっている。押釦部32
は、合成樹脂部材からなり、中空状に形成され、機器本
体1内に配置され、その上部が機器本体1の上面に設け
られた貫通孔16aを通して上方に突出した状態で、バ
ネ部材33により支持されている。この押釦部32の側
面には、カートリッジ挿入部30のほぼ垂直な前側壁3
0aに形成された開口部30c内を上下方向に移動する
山形状の係止フック32aが設けられている。この係止
フック32aは、カートリッジ2がカートリッジ挿入部
30内にほぼ垂直に起立し、カートリッジ2の前面に突
出して設けられた係合部35が前側壁30aの開口部3
0c内に挿入したときに、この係合部35を係脱自在に
係止するものである。
【0023】さらに、機器本体1におけるカートリッジ
挿入部30の一端部(図11では左端部)の近傍には、
図12に示す電源スイッチ36が設けられている。電源
スイッチ36は、電源オン−オフ用のスライドスイッチ
であり、スイッチ本体37と操作子38とからなってい
る。スイッチ本体37は、機器本体1内におけるロック
部材カートリッジ挿入部30の一端部近傍に設けられ、
複数の接点を有し、各接点がそれぞれリード線37aに
よって回路基板10に電気的に接続されている。操作子
38は、ほぼ長方形状の平板状に形成され、一端部が機
器本体1内におけるスイッチ本体22上に位置し、他端
部が機器本体1内におけるカートリッジ挿入部30の一
端部に位置し、一端部の下面に設けられた接点切替部3
8aがスイッチ本体22上にカートリッジ挿入部30の
長手方向に沿ってスライド自在に取り付けられている。
この場合、操作子38の一端部の上面には、機器本体1
の上面に設けられた長孔16bを通る首部を介して上方
に突出する操作部38bが設けられており、また操作子
38の他端部には、カートリッジ挿入部30の一端部の
側壁に設けられた開口部30dからカートリッジ挿入部
30の内部に向けて出没するロック部38cが設けられ
ている。したがって、この操作子38は、図11に示す
ように、電源スイッチ36がオン状態になると、ロック
部38cがカートリッジ挿入部30の内部に突出してカ
ートリッジ2の一側面に設けられた係合溝39に係合す
ることによりカートリッジ2をロックし、また電源スイ
ッチ36がオフ状態になると、ロック部38cがカート
リッジ2の係合溝39から離脱してカートリッジ2のロ
ックを解除する構造になっている。
【0024】このようなゲーム機では、電源スイッチ3
6の操作子38をスライドさせて電源スイッチ36をオ
フにすると、操作子38のロック部38cがカートリッ
ジ挿入部30から機器本体1内に没入する。この状態で
は、図13に示すように、蓋体8が第1実施例と同様に
トーションバネのバネ力によって付勢されてカートリッ
ジ挿入部30の上部を閉じる。この状態で、機器本体1
の上方よりカートリッジ2の下部を蓋体8をトーション
バネのバネ力に抗して押し下げながら、カートリッジ2
を斜めに傾けてカートリッジ挿入部30に挿入すると、
回路基板4が一対の接触子12a、12b間に接触また
は接近して挿入するので、強い力でカートリッジ2を押
し込む必要がない。この後、図13に示すように、カー
トリッジ2を手前側に引き起こしてほぼ垂直にすると、
カートリッジ2の前面に突設された係合部35がカート
リッジ挿入部30の前面壁30aに設けられた開口部3
0cに挿入してロック部材31の係止フック32aに係
止され、これによりカートリッジ2がほぼ垂直に保持さ
れる。この状態では、カートリッジ2の係合部35が開
口部30c内に配置されているので、カートリッジ2を
引き出そうとしても、係合部35が開口部30cの縁に
当接するため、カートリッジ2がカートリッジ挿入部3
0内にロックされる。また、この状態では、第1実施例
と同様、回路基板4もほぼ垂直に起立するので、回路基
板4の接続電極5が左側の接触子12bに押し付けられ
て圧接し、これにより接続電極5と接触子12bとが確
実に導通し、カートリッジ2内の回路基板4と機器本体
1内の回路基板10とが電気的に接続される。
【0025】この後、電源スイッチ36をオンさせる
と、操作子38がカートリッジ挿入部30の長手方向に
沿ってスライドし、操作子38のロック部38cがカー
トリッジ挿入部30の一端部に設けられた開口部30d
からカートリッジ挿入部30の内部に突出してカートリ
ッジ2の側面に設けられた係合溝39に係合し、カート
リッジ2をカートリッジ挿入部30内にロックする。こ
の結果、カートリッジ2は、ロック部材31と電源スイ
ッチ36の操作子38とでロックされることになる。こ
の状態では、第1実施例と同様、カートリッジ2からゲ
ームプログラムなどの情報を機器本体1に読み出してゲ
ーム処理を実行させることができる。なお、カートリッ
ジ2を取り出す場合には、まず、電源スイッチ36の操
作子38をスライドさせて電源スイッチ36をオフにし
て、操作子38によるロックカートリッジ2のロックを
解除するとともに、ロック部材31の押釦部32をバネ
部33のバネ力に抗して押し下げ、押釦部32の係止フ
ック32aによるカートリッジ2の係合部35のロック
を解除する。そして、カートリッジ2を後方に押して傾
け、カートリッジ2の回路基板4に対するコネクタ11
内の一対の接触子12a、12bの圧接を解除し、カー
トリッジ2を傾けた状態で引き上げれば、楽にカートリ
ッジ2を取り出すことができる。
【0026】このように、このゲーム機でも、第1実施
例と同様、機器本体1内におけるカートリッジ挿入部3
0のスペースを狭くすることができ、実装密度を高めて
装置全体の小型化を図ることができるとともに、着脱に
際して強い力を必要としないため、着脱操作性が良く、
接続電極5の摩耗やメッキの剥げなどによる接触不良を
起こすことがなく、小さな子供が容易にカートリッジを
着脱することができるほか、カートリッジ2がカートリ
ッジ挿入部30にほぼ垂直に起立したときにロック部材
31の押釦部32の係止フック32aでカートリッジ2
をロックし、かつ電源スイッチ35のオン操作により操
作子38がカートリッジ2をロックするので、カートリ
ッジ2が不用意に抜け出すことがなく、確実にロックす
ることができるとともに、電源を投入した使用中にカー
トリッジ2が不用意に引き抜かれてカートリッジ2内の
記憶素子などの電子回路が破壊されるのを確実に防ぐこ
とができる。また、カートリッジ2を取り出した状態で
電源をオンさせた場合には、電源スイッチ35の操作子
38のロック部38cがカートリッジ挿入部30の内部
に突出してカートリッジ2の挿入を阻止するので、カー
トリッジ2を誤って挿入することはない。
【0027】[第4実施例]次に、図15〜図18を参
照して、この発明をゲーム機に適用した第4実施例につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図6に示された第
1実施例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。機器本体1の後部(図15では左側)には、カ
ートリッジ2が挿脱自在に挿入するカートリッジ挿入部
40が設けられている。このカートリッジ挿入部40
は、図17に示すように、機器本体1の上面に開放され
た矩形状の凹部であり、その前後側壁がほぼ垂直面に形
成され、その底部が開放され、カートリッジ2がほぼ垂
直に挿入する構造になっている。この場合、カートリッ
ジ挿入部40の後側壁(図17では左側)の上部には、
蓋体8が軸9により回動自在に取り付けられている。こ
の軸9には、カートリッジ挿入部40の上部を蓋体8が
閉じるように蓋体8を付勢するトーションバネ41が取
り付けられている。また、機器本体1内におけるカート
リッジ挿入部40の下側には、支持部材42が支持軸4
3により回動自在に取り付けられている。この支持部材
42には、図16に示すように、コネクタ11が取り付
けられている。このコネクタ11は、図示しないが一対
の接触子が第3実施例と同様に左右逆に配置され、これ
ら接触子が接続部材44によって機器本体1内の回路基
板10に電気的に接続されている。
【0028】さらに、支持部材42の一端側には、電源
スイッチ45が配置されている。この電源スイッチ45
は、図18に示すように、支持部材42にビス42aに
より取り付けられた操作レバー46と、この操作レバー
46の上端に取り付けられた操作釦47と、支持部材4
2に設けられた押圧部材48と、機器本体1内の回路基
板10上に設けられて押圧部材48により押圧されて導
通する接点部材49とからなっている。この場合、操作
レバー46は、カートリッジ挿入部40の一端部におけ
る機器本体1の上面に設けられた円弧状に突出した湾曲
部50に設けられた長孔50aを通して上方に突出し、
この突出した先端部に操作釦47が取り付けられ、この
操作釦47を前後にスライドすることにより、操作レバ
ー46が支持部材42を回動させる構造になっている。
また、接点部材49は、回路基板10の上面に設けられ
た一対の固定接点49aと、この固定接点49aを覆っ
て回路基板10上に設けられた逆椀状の膨出部49bと
からなり、この膨出部49bが支持部材42の押圧部材
48により押圧されたときに弾性変形して、その内部に
設けられた可動接点49cが一対の固定接点49aに接
触し、これにより一対の固定接点49aが導通する構造
になっている。
【0029】このようなゲーム機では、電源スイッチ4
5の操作釦47をスライドさせて電源スイッチ45をオ
フにすると、図18に示すように、操作レバー46によ
ってコネクタ11がほぼ垂直な状態に保持される。この
状態では、第1実施例と同様、蓋体8がトーションバネ
41のバネ力によって付勢されてカートリッジ挿入部4
0の上部を閉じる。この状態で、機器本体1の上方より
カートリッジ2の下部を蓋体8をトーションバネ41の
バネ力に抗して押し下げながら、カートリッジ2をカー
トリッジ挿入部30にほぼ垂直に挿入すると、回路基板
4が一対の接触子間に接触または接近して挿入するの
で、強い力でカートリッジ2を押し込む必要がない。こ
の状態で、電源スイッチ45の操作釦47をスライドさ
せて電源スイッチ45をオンさせると、図17に示すよ
うに、操作釦47の移動に伴って操作レバー46が支持
軸43を中心に回動して支持部材46を同様に回動させ
る。これにより、回路基板4の接続電極にコネクタ11
の右側の接触子が押し付けられて圧接し、接続電極と接
触子とが確実に導通し、カートリッジ2内の回路基板4
と機器本体1内の回路基板10とが電気的に接続され
る。この状態では、第1実施例と同様、カートリッジ2
からゲームプログラムなどの情報を機器本体1に読み出
してゲーム処理を実行させることができる。なお、カー
トリッジ2を取り出す場合には、まず、電源スイッチ4
5の操作釦47をスライドさせて電源スイッチ45をオ
フにすると、操作レバー46によってコネクタ11がほ
ぼ垂直な状態に回動し、カートリッジ2の回路基板4に
対するコネクタ11内の一対の接触子の圧接が解除され
る。このため、カートリッジ2をそのまま引き上げれ
ば、楽にカートリッジ2をカートリッジ挿入部40から
取り出すことができる。
【0030】このように、このゲーム機では、カートリ
ッジ挿入部40がカートリッジ2をほぼ垂直に挿入する
矩形状の凹部に形成されているので、第1実施例と同
様、機器本体1内におけるカートリッジ挿入部40のス
ペースを大幅に狭くすることができ、実装密度を高めて
装置全体の小型化を図ることができるとともに、着脱に
際しては電源スイッチ45の操作釦47をスライド操作
することによりコネクタ11を適宜回動させてカートリ
ッジ2の回路基板4とコネクタ11の各接触子とを接離
可能に圧接させるので、第1実施例と同様、強い力を必
要とせず、このため着脱操作性が良く、接続電極の摩耗
やメッキの剥げなどによる接触不良を起こすことがな
く、小さな子供が容易にカートリッジ2を着脱すること
ができる。この場合、電源スイッチ45をオンさせた状
態では、コネクタ11の各接触子が回路基板4の接続電
極に圧接しているので、不用意にカートリッジ2がカー
トリッジ挿入部40から抜け出すことがない。このた
め、電源を投入した使用中にカートリッジ2が不用意に
引き抜かれてカートリッジ2内の記憶素子などの電子回
路が破壊されるのを抑制することができる。
【0031】なお、上記第1〜第4実施例では、カート
リッジ2を挿入したときに力が加わらず、カートリッジ
2をコネクタ11に対して相対的に回動させたときに接
続電極と接触子とが圧接するコネクタ11を用いたが、
これに限らず、カートリッジ2を挿入したときに接触せ
ず、カートリッジを相対的に回動させたときに接続電極
に圧接する位置にインターコネクタなどのコネクタを配
置した構造でも良い。また、上記第1〜第4実施例で
は、テレビをディスプレイとして用いるゲーム機に適用
した場合について述べたが、これに限らず、機器本体に
液晶表示装置などのディスプレイを備えたワードプロセ
ッサ、パーソナルコンピュータなどの各種の電子機器に
広く適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、カートリッジをカートリッジ挿入部に斜め
上方から挿入してほぼ垂直に起立させる構造であるか
ら、機器本体内におけるカートリッジ挿入部のスペース
を狭くすることができ、このため実装密度が高くなり、
装置全体の小型化を図ることができ、またカートリッジ
をカートリッジ挿入部に斜め上方から挿入してほぼ垂直
に起立させることにより、カートリッジがコネクタに電
気的に接続されるので、着脱に際して強い力を必要とせ
ず、着脱操作性が良く、接続電極の摩耗やメッキの剥げ
などによる接触不良を起こすことがなく、小さな子供が
容易にカートリッジを着脱することができる。この場
合、カートリッジがカートリッジ挿入部にほぼ垂直に起
立して装着された状態のときにカートリッジをロックす
るロック手段を備えていれば、カートリッジが不用意に
引き抜かれるのを防ぐことができる。また、ロック手段
が機器本体に設けられた電源スイッチの一部を備えた構
造であれば、電源を投入した使用中にカートリッジが不
用意に引き抜かれてカートリッジ内の記憶部が破壊され
るのを防ぐことができる。
【0033】また、請求項8記載の発明によれば、カー
トリッジ挿入部にカートリッジを上方からほぼ垂直に挿
入する構造であるから、機器本体内におけるカートリッ
ジ挿入部のスペースを狭くすることができ、このため実
装密度が高くなり、装置全体の小型化を図ることができ
るとともに、カートリッジ挿入部にカートリッジを挿入
した状態でコネクタを回動させてカートリッジとコネク
タとを接続させるので、着脱に際して強い力を必要とせ
ず、着脱操作性が良く、接続電極の摩耗やメッキの剥げ
などによる接触不良を起こすことがなく、小さな子供が
容易にカートリッジを着脱することができる。この場
合、コネクタが機器本体に設けられた電源スイッチの操
作に連動して回動するとともに、電源スイッチがオン状
態のときにカートリッジと電気的に接続させれば、電源
を投入した使用中にカートリッジが不用意に引き抜かれ
てカートリッジ内の記憶部が破壊されるのを抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用したゲーム機の第1実施例を示
す外観斜視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】図3においてカートリッジを取外した状態の断
面図。
【図5】図4においてカートリッジを斜めに挿入した状
態の断面図。
【図6】コネクタとカートリッジの回路基板の接続関係
を示す図。
【図7】この発明を適用したゲーム機の第2実施例を示
す外観斜視図。
【図8】図7の断面図。
【図9】図8においてカートリッジを取外した状態の断
面図。
【図10】この発明を適用したゲーム機の第3実施例を
示す外観斜視図。
【図11】図10の一部を破断した平面図。
【図12】図10の要部を分解した斜視図。
【図13】図11のB−B断面図。
【図14】カートリッジを斜めに挿入した状態での図1
1のC−C断面図。
【図15】この発明を適用したゲーム機の第4実施例を
示す外観斜視図。
【図16】コネクタおよび操作レバーが設けられた支持
部材の斜視図。
【図17】図15のコネクタの回動軌跡を示す要部断面
図。
【図18】図15の操作レバーの動作軌跡を示す要部断
面図。
【符号の説明】 1 機器本体 2 カートリッジ 4 カートリッジの回路基板 5 接続電極 7、30、40 カートリッジ挿入部 10 機器本体の回路基板 11 コネクタ 12a、12b 接触子 13、21、36、45 電源スイッチ 20 ロック板 25 位置規制部材 31 ロック部材 42 支持部材 43 支持軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶部を内蔵したカートリッジを機器本
    体のカートリッジ挿入部に着脱自在に装着して前記機器
    本体内のコネクタに接続することにより、前記カートリ
    ッジと前記機器本体内の電子回路とを電気的に接続する
    カートリッジの装着機構において、 前記カートリッジ挿入部は、前記機器本体の上面に開放
    されて形成され、 前記カートリッジを前記カートリッジ挿入部に斜め上方
    から挿入してほぼ垂直に起立させることにより、前記カ
    ートリッジと前記コネクタとを電気的に接続させること
    を特徴とするカートリッジの装着機構。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジは、その内部に先端部
    から外部に露呈する接続電極が設けられ、 前記コネクタは、前記カートリッジ挿入部の底部に配置
    され、その内部に前記カートリッジの前記接続電極が挿
    入された状態で接離可能に圧接する接触子が設けられ、 前記カートリッジを前記カートリッジ挿入部に斜め上方
    から挿入して前記接続電極を前記コネクタに挿入し、こ
    の状態で前記カートリッジをほぼ垂直に起立させること
    により、前記接続電極を前記接触子に圧接させて導通さ
    せることを特徴とする請求項1記載のカートリッジの装
    着機構。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジが前記カートリッジ挿
    入部にほぼ垂直に起立して装着された状態のときに、前
    記カートリッジをロックするロック手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のカートリッジの
    装着機構。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段は、前記機器本体に設け
    られた電源スイッチの一部であることを特徴とする請求
    項3記載のカートリッジの装着機構。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段は、前記カートリッジが
    前記カートリッジ挿入部に挿入されてほぼ垂直に起立し
    たときに、前記カートリッジを係脱自在にロックするロ
    ック部材であることを特徴とする請求項3記載のカート
    リッジの装着機構。
  6. 【請求項6】 前記ロック手段は、前記機器本体に設け
    られた電源スイッチの一部と、前記カートリッジが前記
    カートリッジ挿入部に挿入されてほぼ垂直に起立したと
    きに前記カートリッジを係脱自在にロックするロック部
    材とからなり、それぞれ前記カートリッジをロックする
    ことを特徴とする請求項3記載のカートリッジの装着機
    構。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段はロック部材と電源スイ
    ッチの一部とからなり、前記ロック部材は前記カートリ
    ッジが前記カートリッジ挿入部に挿入されてほぼ垂直に
    起立したときに前記カートリッジを係脱自在にロック
    し、前記電源スイッチの一部は前記ロック部材が前記カ
    ートリッジをロックした状態のときに前記ロック部材を
    ロックすることを特徴とする請求項3記載のカートリッ
    ジの装着機構。
  8. 【請求項8】 記憶部を内蔵したカートリッジを機器本
    体のカートリッジ挿入部に着脱自在に装着して前記機器
    本体内のコネクタに接続することにより、前記カートリ
    ッジと前記機器本体内の電子回路とを電気的に接続する
    カートリッジの装着機構において、 前記カートリッジ挿入部は、前記機器本体の上面に開放
    されて形成され、 前記コネクタは、前記カートリッジ挿入部の底部に回動
    可能に配置され、 前記カートリッジ挿入部に前記カートリッジを上方から
    ほぼ垂直に挿入した後、前記コネクタを回動させること
    により、前記カートリッジと前記コネクタとを電気的に
    接続させることを特徴とするカートリッジの装着機構。
  9. 【請求項9】 前記コネクタは、前記機器本体に設けら
    れた電源スイッチの操作に連動して回動するとともに、
    前記電源スイッチがオン状態のときに前記カートリッジ
    と電気的に接続させることを特徴とする請求項8記載の
    カートリッジの装着機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009266550A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Kenwood Corp カートリッジ収納装置及び電子機器
JP2013222708A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Tyco Electronics Holdings (Bermuda) No 7 Ltd ガイド部付きコネクタ

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JP2013222708A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Tyco Electronics Holdings (Bermuda) No 7 Ltd ガイド部付きコネクタ

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