JP2004207154A - 電池作動機器のバッテリパックシステム - Google Patents

電池作動機器のバッテリパックシステム Download PDF

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Abstract

【目的】バッテリパックの電池作動機器への着脱作業を簡単に行うことができるとともに、バッテリパック取り外し時に電池作動機器の外部バッテリ用接点が露出されたままにするのを防止でき、さらに、バッテリパック装着時における部品の紛失のおそれをなくすことができる、電池作動機器のバッテリパックシステムを提供する。
【構成】外面のいずれか一面に外部バッテリ用接点を有する電池作動機器;及びこの電池作動機器の外部バッテリ用接点に導通するバッテリ接点と、位置決め突起とを有し、該位置決め突起により該電池作動機器に位置決めされて着脱されるバッテリパック;を有する電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、上記電池作動機器に、上記外部バッテリ用接点を覆う閉位置と露出させる開位置との間を移動可能なカバー部材と、上記位置決め突起により押圧移動されるスライド部材と、このスライド部材の移動に連動させて上記カバー部材を開閉移動させる連動機構とを支持したことを特徴とする電池作動機器のバッテリパックシステム。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、電池作動機器のバッテリパックシステムに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
内部に外部バッテリ用接点を具備する電池作動機器のバッテリパック取付面に、外部バッテリ用接点を露出させるための接点用孔と、位置決め孔とを設け、この外部バッテリ用接点と導通可能なバッテリ接点と、位置決め孔に嵌合可能な位置決め突起とを具備するバッテリパックを、この位置決め突起と位置決め孔とを利用して電池作動機器に対して位置決めしながら着脱する、バッテリパックシステムは従来より知られている。
【0003】
そして、従来のバッテリパックシステムでは、バッテリパックを電池作動機器に位置決めしながら装着すると、バッテリ接点が接点用孔を通して外部バッテリ用接点に接触し、かつ、バッテリパックを電池作動機器から取り外した際には、電池作動機器のバッテリパック取付面にカバー部材を被せて、接点用孔を覆うようにしている。
【0004】
しかし、このように電池作動機器とバッテリパックとは別部材であるカバー部材を必要とすると、バッテリパックの電池作動機器への着脱作業が煩雑になってしまう。さらに、バッテリパックを電池作動機器から取り外している時にカバー部材を取り付けるのを忘れてしまうと、電池作動機器内部の電気回路に静電気の悪影響が及んだり、外部バッテリ用接点が汚れたり傷ついてしまうおそれがある。また、バッテリパックを電池作動機器に装着している時には、カバー部材を紛失してしまうおそれがある。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、バッテリパックの電池作動機器への着脱作業を簡単に行うことができるとともに、バッテリパック取り外し時に外部バッテリ用接点が露出されたままにするのを防止でき、さらに、バッテリパック装着時における部品の紛失のおそれをなくすことができる、電池作動機器のバッテリパックシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明の電池作動機器のバッテリパックシステムは、外部バッテリ用接点と、該外部バッテリ用接点を覆うカバー部材と、係合孔とを有する電池作動機器;上記外部バッテリ用接点と接触することによって電力を電池作動機器に導通させるバッテリ接点と、上記電池作動機器に装着されるとき上記係合孔に挿入係合する位置決め突起とを有するバッテリパック;及び該バッテリパックを電池作動機器に装着するとき、上記位置決め突起が上記係合孔に挿入する力を、上記カバー部材が開方向に移動して上記外部バッテリ用接点を露出させる力に変換する連動機構;を有することを特徴としている。
【0007】
さらに、上記位置決め突起を係合孔に挿入係合したとき、該位置決め突起により押圧移動されるスライド部材を備え、上記連動機構を、このスライド部材の移動に連動して上記カバー部材を開閉移動させるようにするのが好ましい。
【0008】
別の態様によれば、本発明の電池作動機器のバッテリパックシステムは、外面のいずれか一面に外部バッテリ用接点を有する電池作動機器;及びこの電池作動機器の外部バッテリ用接点に導通するバッテリ接点と、位置決め突起とを有し、該位置決め突起により該電池作動機器に位置決めされて着脱されるバッテリパック;を有する電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、上記電池作動機器に、上記外部バッテリ用接点を覆う閉位置と露出させる開位置との間を移動可能なカバー部材と、上記位置決め突起により押圧移動されるスライド部材と、このスライド部材の移動に連動させて上記カバー部材を開閉移動させる連動機構とを支持したことを特徴としている。
【0009】
いずれの態様でも、上記位置決め突起を位置決めピンとし、上記連動機構を、この位置決めピンによりスライド部材が押圧されたときカバー部材を閉位置から開位置に移動させる、軸を中心に揺動可能な連動アームを備えるものとし、この連動アームが、付勢手段により常時上記カバー部材を閉位置に位置させるように付勢されているのが好ましい。
【0010】
また、上記位置決め突起を鍵へらとし、上記スライド部材を、該鍵へらが接触しないときに位置する非作動位置と、該鍵へらによって押圧されたときに位置する作動位置との間を移動自在とし、常時は付勢手段の付勢力によって上記非作動位置に位置し、上記鍵へらに押圧されると、上記付勢手段の付勢力に抗して上記作動位置に移動するようにし、上記連動機構を、正逆両方向に回転自在で、上記スライド部材と上記カバー部材とに形成されたラックにそれぞれ噛合するギア機構とし、該ギア機構を、上記スライド部材が上記非作動位置から上記作動位置に移動したときに正方向に回転して、上記カバー部材を開位置に移動させ、上記スライド部材が上記作動位置から上記非作動位置に移動したときに逆方向に回転して、上記カバー部材を閉位置に移動させるようにしてもよい。
【0011】
電池作動機器側の外部バッテリ用接点と、バッテリパック側のバッテリ接点とを、ともに先端部を半球状とした互いに接近する方向に移動付勢された接点ピンからなるものとし、この対をなす接点ピンを、電池作動機器を正しくバッテリパックに装着した状態において、その軸線を平行にずらすと、接点ピンの自動クリーニング作用を得ることができる。
【0012】
上記電池作動機器をカメラとして、本発明を適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態について、図1乃至図5を参照しながら説明する。なお、説明中の前後左右方向は図1を基準としている。
本実施形態のバッテリパックシステムは、カメラ(電池作動機器)Cと、カメラCの底板1に着脱されるバッテリパック40とからなるものである。
【0014】
図1乃至図3に示すように、カメラCの底板1には、円形をなす三脚用ネジ孔3と、円形をなす位置決め用孔(係合孔)5と、ほぼ方形をなす接点用孔7とが穿設されている。
底板1の上面には、位置決め用孔5の左右に位置させて、前後方向を向くガイドレール9、11が形成されており、位置決め用孔5の前方には、ガイドレール9、11の前端部同士を連結する、左右方向を向くストッパ13が形成されている。両ガイドレール9、11には、ほぼ方形のスライド部材15の両側部が、前後方向に摺動自在かつ、上下方向に移動不能に支持されている。スライド部材15の前縁中央部には方形の切欠部15bが形成され、さらに、図4に示すように、切り欠き部15bの後端下部は傾斜面15aになっている。
【0015】
スライド部材15は、図3の実線で示す非作動位置と仮想線で示す作動位置との間を移動でき、その前側の移動端である非作動位置はストッパ13により規定されている。図3に示すように、平面視で見ると、スライド部材15が非作動位置にあるときは、位置決め用孔5の後半分がスライド部材15により覆われ、作動位置に移動すると、位置決め用孔5全体が露出するようになる。
【0016】
また、底板1の上面には、接点用孔7の前後に位置する一対の左右方向を向くストッパ17、19と、接点用孔7の左右に位置する前後方向を向くガイドレール21、23が形成されている。左右のガイドレール21、23には、略方形の開閉蓋(カバー部材)25の両側部が、前後方向に摺動自在、かつ上下方向に移動不能に支持されており、開閉蓋25の後端部には傾斜面25bが形成されている。図3に示すように、開閉蓋25は、接点用孔7を完全に覆う閉位置(実線の位置)と、接点用孔7を完全に開放する開位置(仮想線の位置)との間を移動することができ、閉位置は後側のストッパ19により規定され、開位置は前側のストッパ17により規定されている。
【0017】
さらに、底板1の上面には、接点用孔7の近傍から図示を省略した支持部材が延出しており、この支持部材の先端には、接点用孔7の直上に位置する接点ブロック27が、底板1の上面から、開閉蓋25の厚さより若干長い距離だけ離れた状態で支持されている。図5に示すように、接点ブロック27は、下面が開口するケース29と、ケース29内に、ケース29との間に若干の水平方向のクリアランスをもって配設された接点ピン(外部バッテリ用接点)31を有している。この接点ピン31は、上下動自在であるとともに、その下端部が半球状をなしており、圧縮バネ33により下方に向けて付勢されている。この接点ピン31は、開閉蓋25が閉位置にあるときは、該開閉蓋25の上面に当接している(図5参照)。
【0018】
また、底板1の上面には、スライド部材15の若干左側に位置するようにして、上下方向を向く支持ピン35が突設されており、この支持ピン35には、連動アーム(連動機構)37が支持ピン35回りに揺動自在に支持されている。この連動アーム37の右端部には、スライド部材15の後端面に接触する係合部37aが形成されており、左端部には、開閉蓋25に形成された係合ピン25aと係合する係合溝37bが形成されている。
さらに、底板1の上面には、支持ピン35の若干左側に位置するようにして、上下方向を向く係止突起39が形成されており、この係止突起39と連動アーム37とには、引張バネ(付勢手段)41の両端部が掛止されていて、連動アーム37を、図3の時計方向に常時回動付勢している。
【0019】
このように連動アーム37が回動付勢されているため、常時は、スライド部材15は非作動位置に位置し、開閉蓋25は閉位置に位置している。そして、スライド部材15が作動位置に移動すると、スライド部材15の動きが連動アーム37を介して開閉蓋25に伝わり、引張バネ39の付勢力に抗して開閉蓋25が開位置に移動するようになる。
【0020】
バッテリパック40の上面には、円盤状の調整部材43の回転に連動して回転する結合用ネジ(位置決め突起)45と、位置決め用孔5と嵌合可能な位置決めピン(位置決め突起)47と、接点ピン(バッテリ接点)49とが突設されている。
この位置決めピン47の上端部は、切頭円錐形状をなしており、その外周全体がテーパ面47aとなっている。
一方、接点ピン49の上端部は半球状をなしており、その下半部は、バッテリパック40に形成された収納凹部40aに上下動自在に支持されており、収納凹部40a内には、接点ピン49を上方に向けて付勢する圧縮バネ51が縮設されている。なお、この接点ピン49と収納凹部40aの間には、若干の水平方向のクリアランスが形成されている。
【0021】
次に、以上のような構成からなるカメラCの底板1とバッテリパック40の着脱要領について説明する。
【0022】
カメラCの底板1にバッテリパック40を装着するには、まず、結合用ネジ45を三脚用ネジ孔3に若干螺合するとともに、位置決めピン47を位置決め用孔5に若干挿入する(図4の実線参照)。次いで、調整部材43を回転させて、結合用ネジ45の三脚用ネジ孔3に対する螺合量と、位置決めピン47の位置決め用孔5に対する挿入量を徐々に増加させると、図4の仮想線に示すように、位置決めピン47のテーパ面47aがスライド部材15の傾斜面15aを押圧し、スライド部材15が後方に移動付勢されるので、図2に示すようにスライド部材15は作動位置側に向かって移動する。スライド部材15が作動位置側に移動すると、連動アーム37が支持ピン35を支点として図3の反時計方向に回動し、開閉蓋25は開位置側に向かって直進移動する。
【0023】
結合用ネジ45が三脚用ネジ孔3に完全に螺合すると、位置決めピン47が位置決め用孔5に完全に嵌合し(図4の仮想線参照)、バッテリパック40が底板1の下面に接触する(図4の仮想線、図5参照)。この時、スライド部材15は作動位置に位置するようになり(図2、図4の仮想線参照)、開閉蓋25は開位置に位置するようになる。さらに、底板1とバッテリパック40の接点ピン31、49同士が互いに近づく方向に移動して両者の端部同士が接触し、カメラCとバッテリパック40が導通する(図2、図5の仮想線参照)。
【0024】
逆に、カメラCの底板1からバッテリパック40を分離するには、まず、調整部材43を反対方向に回転して、結合用ネジ45と三脚用ネジ孔3の螺合を完全に解除するとともに、位置決めピン47を位置決め用孔5から完全に脱出させる。すると、位置決めピン47がスライド部材15の下方に移動するとともに、接点ピン49が底板1の下方に移動する。引張バネ41の付勢力によって連動アーム37が支持ピン35を支点として図3の時計方向に回転するので、スライド部材15は非作動位置に復帰し、開閉蓋25は、その傾斜面25bで接点ピン31を上方に押し戻しながら閉位置に復帰する。
【0025】
このように本実施形態によれば、位置決めピン47と結合用ネジ45を位置決め用孔5と三脚用ネジ孔3とに挿入して、バッテリパック40の上面を底板1の下面に接触させるだけで、常時は閉じている開閉蓋25が自動的に開放され、接点ピン31、49同士が接触するようになり、しかも、バッテリパック40をカメラCから離間させるだけで、開閉蓋25が自動的に閉じるので、バッテリパック40のカメラCへの着脱作業を簡単に行うことができる。さらに、バッテリパック40をカメラCから取り外すと、開閉蓋25が自動的に閉まるので、開閉蓋25を閉め忘れることがなく、この結果、カメラC内部の電気回路へ静電気の悪影響が及んだり、接点ピン31が汚れたり傷つくおそれを無くすことができる。さらに、カメラCとバッテリパック40以外の部品が不要なので、このような部品の紛失のおそれがなく、しかも低コスト化を図ることができる。
【0026】
さらに、カメラCの底板1にバッテリパック40を装着しようとして、バッテリパック40を底板1に接近させるときには、開閉蓋25は閉位置に位置しているので、開閉蓋25の上下両面に接触ピン31、49が接触しているが(図5の実線参照)、開閉蓋25が開位置に向かって移動するときには、接触ピン31、49の端面が開閉蓋25の上下両面によって擦られ、接触ピン31、49の端面のクリーニングが行われるので、接触ピン31、49の端面をきれいな状態に保つことができる。
なお、底板1からバッテリパック40を取り外す際には、開閉蓋25の上面が接触ピン31の端面に擦りながら閉位置に移動するので、この場合も接触ピン31のクリーニングが行われる。
さらに、図5に示すように、上下の接触ピン31、49の軸線が互いに偏心しているので、上下の接触ピン31、49同士が接触する際に、両者31、49の軸線が若干傾きながら両者31、49の端部同士が擦れ合い、両方の接触ピン31、49の端部同士がクリーニングされる。
【0027】
次に、本発明の第2の実施形態について図6乃至図9を参照しながら説明する。
本実施形態のバッテリパックシステムも、カメラ(電池作動機器)Cと、カメラCの底板1に着脱されるバッテリパック40とからなるものであるが、第1の実施形態とは、バッテリパック40と底板1の位置決め機構と、スライド部材57と開閉蓋73、及びスライド部材57と開閉蓋73の連動機構等が、異なっている。
本実施形態の説明では、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略することにし、異なる構成とカメラCの底板1とバッテリパック40の着脱要領とについて説明する。
【0028】
本実施形態の位置決め用孔(係合孔)51は左右方向を向く方形のものであり、前後一対として底板1に形成されている。底板1の上面には、後側の位置決め用孔51の直後に位置するようにして、左右方向を向くストッパ53が形成されており、このストッパ53の左端部からは、前方に向かった後に右方に向かう突起55が延出している。
【0029】
スライド部材57は左右方向を向く細長の部材であり、その左側前面にはラック57aが形成され、さらにその右端部には前方に向かって突出する係合部57bが形成されている。スライド部材57は、底板1の周縁部に沿って立設された周壁1aの後部とストッパ53の間に摺動自在、かつ上下方向に移動不能に支持されており、係合部57bがストッパ53の端部に当接する非作動位置と、係合部57bがストッパ53から右方に所定距離だけ離間する作動位置との間を移動することができる。スライド部材57の左方には係止突起59が突設されており、この係止突起59とスライド部材57の左端部との間には、引張バネ61の両端部が掛止されており、この結果、スライド部材57は常時、非作動位置に向けて付勢されている。
【0030】
本実施形態の接点用孔63は第1の実施形態のものより前方に形成されており、底板1の上面には、接点用孔63の左方に位置する前後方向を向くガイドレール65と、接点用孔63の右方に位置する前後方向を向くガイド溝67と、ガイドレール65の前後両端から右方に延びる前後一対の左右方向を向くストッパ69、71とが形成されている。ガイドレール65には開閉蓋73の左側部が、前後方向に摺動自在かつ上下動不能に支持されており、開閉蓋73の下面の右側部に形成された突起(図示略)がガイド溝67に移動自在に嵌合している。開閉蓋73の右側面にはラック73aが形成されている。さらに、接点用孔63の直上には、底板1の上面から延出する支持部材(図示略)を介して接点ブロック27が設けられており、底板1の上面と接点ブロック27の下面とは、開閉蓋73の厚さより若干長い距離だけ離れている。
【0031】
さらに底板1には、接点用孔63の左方に位置する方形の係止孔75が穿設されている。
【0032】
本実施形態の連動機構は、底板1の上面に、上下方向の軸回りに回転自在として支持された5つのギア77、79、81、83、85からなっている。隣り合うギア同士は噛合しており、最も右側のギア77はスライド部材57のラック57aに、最も左側のギアは開閉蓋73のラック73aに、それぞれ噛合している。
【0033】
一方、バッテリパック40には、位置決めピン47の代わりに、位置決め用孔51に係合可能な一対の鍵へら(位置決め突起)87が突設されている。鍵へら87はバッテリパック40に対して左右方向に相対移動自在であり、図示を省略した付勢手段により常時右方に付勢されており、左方向に押圧された場合や、バッテリパック40に設けられた図示しない操作スイッチを操作した場合に、付勢手段の付勢力に抗して左方向に移動する。さらに、結合用ネジ45の代わりに、係止孔75に係合可能な上向係止片89が突設されている。また、接点ピン49は、第1の実施形態に比べて前方寄りの位置に突設されており、第1の実施形態と同様に、バッテリパック40を底板1に装着した際には、その軸線が接点ブロック27の接点ピン31の軸線に対して偏心する。
【0034】
次に、以上のような構成からなるカメラCの底板1とバッテリパック40の着脱要領について説明する。
【0035】
カメラCの底板1にバッテリパック40を装着するには、まず、係止孔75に上向係止片89を係合するとともに、両鍵へら87を上方に移動させて、両鍵へら87の係合片87aを前後の位置決め用孔51、51の下端部にそれぞれ当接させる。さらに、両鍵へら87を上方に移動させると、位置決め用孔51の下端部によって鍵へら87は左方向に押されて移動し、両鍵へら87の係合部87aが位置決め用孔51を通り抜け、後方の鍵へら87の係合部87aがスライド部材57の係合部57bを右方に押圧する。鍵へら87の付勢手段の付勢力は、ばね61の付勢力より大きいので、鍵へら87によりスライド部材57は作動位置に移動させられ、かつ、係合片87aが位置決め用孔51の周縁部に係合し、バッテリパック40が底板1に装着される。
このようにスライド部材57が作動位置に移動すると、スライド部材57の移動に連動してラック57aと噛合しているギア77が回転し、残りのギア79、81、83、85も回転する。そして、最も左側に位置するギア85と噛合している開閉蓋73が開位置に移動し、接点用孔63が全開して、第1の実施形態と同様に両接点ピン31、49の端部同士が接触するようになる。
【0036】
なお、バッテリパック40に設けられた図示しない操作スイッチを操作して、鍵へら87を左側に移動させた後、鍵へら87を位置決め用孔51から抜き出し、さらに、係止孔75から上向係止片89を抜き出せば、バッテリパック40を底板1から取り外すことができる。
【0037】
このような本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記両実施形態はいずれも、カメラCにバッテリパック40を着脱する態様のものであるが、本発明は、カメラC以外の電池作動機器にバッテリパックを着脱する場合にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、バッテリパックの電池作動機器への着脱作業を簡単に行うことができるとともに、バッテリパック取り外し時に電池作動機器の外部バッテリ用接点が露出されたままにするのを防止でき、さらに、バッテリパック装着時における部品の紛失のおそれをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のカメラの底板とバッテリパックを、斜め前方から見た分解斜視図である。
【図2】同じく、カメラの底板にバッテリパックが装着された状態を示す斜視図である。
【図3】同じく、カメラの底板の平面図である。
【図4】同じく、図3のIV−IV線に沿う拡大縦断側面図である。
【図5】同じく、図3のV−V線に沿う拡大縦断側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のカメラの底板とバッテリパックを、斜め前方から見た分解斜視図である。
【図7】同じく、カメラの底板にバッテリパックが装着された状態を示す斜視図である。
【図8】同じく、カメラの底板の平面図である。
【図9】同じく、図8のIX−IX線に沿う拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 カメラの底板
1a 周壁
3 三脚用ネジ孔
5 位置決め用孔(係合孔)
7 接点用孔
9 11 ガイドレール
13 ストッパ
15 スライド部材
15a 傾斜面
15b 切欠部
17 19 ストッパ
21 23 ガイドレール
25 開閉蓋(カバー部材)
25a 係合ピン
25b 傾斜面
27 接点ブロック
29 ケース
31 接点ピン
33 圧縮バネ
35 支持ピン
37 連動アーム(連動機構)
37a 係合部
37b 係合溝
39 係止突起
40 バッテリパック
40a 収納凹部
41 引張バネ(付勢手段)
43 調整部材
45 結合用ネジ(位置決め突起)
47 位置決めピン(位置決め突起)
47a テーパ面
49 接点ピン(バッテリ接点)
51 位置決め用孔(係合孔)
53 ストッパ
55 突起
57 スライド部材
57a ラック
57b 係合部
59 係止突起
61 引張バネ(付勢手段)
63 接点用孔
65 67 ガイドレール
69 71 ストッパ
73 開閉蓋
73a ラック
75 係止孔
77 79 81 83 85 ギア(連動機構)
87 鍵へら(位置決め突起)
87a 係合片
89 上向係止片
C カメラ(電池作動機器)

Claims (7)

  1. 外部バッテリ用接点と、該外部バッテリ用接点を覆うカバー部材と、係合孔とを有する電池作動機器;
    上記外部バッテリ用接点と接触することによって電力を電池作動機器に導通させるバッテリ接点と、上記電池作動機器に装着されるとき上記係合孔に挿入係合する位置決め突起とを有するバッテリパック;及び
    該バッテリパックを電池作動機器に装着するとき、上記位置決め突起が上記係合孔に挿入する力を、上記カバー部材が開方向に移動して上記外部バッテリ用接点を露出させる力に変換する連動機構;
    を有することを特徴とする電池作動機器のバッテリパックシステム。
  2. 請求項1記載の電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、
    上記位置決め突起を係合孔に挿入係合したとき、該位置決め突起により押圧移動されるスライド部材を備え、
    上記連動機構が、このスライド部材の移動に連動して上記カバー部材を開閉移動させる電池作動機器のバッテリパックシステム。
  3. 外面のいずれか一面に外部バッテリ用接点を有する電池作動機器;及び
    この電池作動機器の外部バッテリ用接点に導通するバッテリ接点と、位置決め突起とを有し、該位置決め突起により該電池作動機器に位置決めされて着脱されるバッテリパック;
    を有する電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、
    上記電池作動機器に、上記外部バッテリ用接点を覆う閉位置と露出させる開位置との間を移動可能なカバー部材と、上記位置決め突起により押圧移動されるスライド部材と、このスライド部材の移動に連動させて上記カバー部材を開閉移動させる連動機構とを支持したことを特徴とする電池作動機器のバッテリパックシステム。
  4. 請求項2または3記載の電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、
    上記位置決め突起は位置決めピンであり、
    上記連動機構は、この位置決めピンによりスライド部材が押圧されたときカバー部材を閉位置から開位置に移動させる、軸を中心に揺動可能な連動アームを備えていて、この連動アームは、付勢手段により常時上記カバー部材を閉位置に位置させるように付勢されている電池作動機器のバッテリパックシステム。
  5. 請求項2または3記載の電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、
    上記位置決め突起は鍵へらであり、
    上記スライド部材は、該鍵へらが接触しないときに位置する非作動位置と、該鍵へらによって押圧されたときに位置する作動位置との間を移動自在であり、常時は付勢手段の付勢力によって上記非作動位置に位置し、上記鍵へらに押圧されると、上記付勢手段の付勢力に抗して上記作動位置に移動し、
    上記連動機構は、上記スライド部材と上記カバー部材とに形成されたラックにそれぞれ噛合するギア機構であり、該ギア機構は、上記スライド部材が上記非作動位置から上記作動位置に移動したときに正方向に回転して、上記カバー部材を開位置に移動させ、上記スライド部材が上記作動位置から上記非作動位置に移動したときに逆方向に回転して、上記カバー部材を閉位置に移動させる電池作動機器のバッテリパックシステム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、電池作動機器側の外部バッテリ用接点と、バッテリパック側のバッテリ接点とは、ともに先端部を半球状とした互いに接近する方向に移動付勢された接点ピンからなっており、この対をなす接点ピンは、電池作動機器を正しくバッテリパックに装着した状態において、その軸線が平行にずれている電池作動機器のバッテリパックシステム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載の電池作動機器のバッテリパックシステムにおいて、上記電池作動機器がカメラである電池作動機器のバッテリパックシステム。
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