JPH07230343A - 携帯形電子機器 - Google Patents

携帯形電子機器

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Publication number
JPH07230343A
JPH07230343A JP6020981A JP2098194A JPH07230343A JP H07230343 A JPH07230343 A JP H07230343A JP 6020981 A JP6020981 A JP 6020981A JP 2098194 A JP2098194 A JP 2098194A JP H07230343 A JPH07230343 A JP H07230343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pack
accommodating portion
shaped component
housing
battery pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6020981A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kobayashi
高一 小林
Keizo Ogami
圭三 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6020981A priority Critical patent/JPH07230343A/ja
Priority to US08/291,906 priority patent/US5592362A/en
Publication of JPH07230343A publication Critical patent/JPH07230343A/ja
Priority to US08/717,096 priority patent/US5738536A/en
Priority to US09/027,812 priority patent/US6191938B1/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】パック状部品の不意な脱落を防止できる携帯形
電子機器の提供。 【構成】底面5と上面6とを有する筐体4と、この筐体に
形成され、底面に開口された装着口17およびこの装着口
と対向し合う天井面15cを有するパック収容部15と、装
着口を通じてパック収容部に挿入され、天井面と平行な
方向にスライドさせることでパック収容部に取り外し可
能に装着されるパック状部品31と、パック収容部とパッ
ク状部品とに設けられ、パック状部品をスライドさせた
時に互いに係合されて、パック状部品をパック収容部に
保持する係合部と、パック状部品をパック収容部に保持
された状態にロックするロック片42と、パック収容部の
天井面に配置され、パック状部品に係脱するように自重
により上下方向に移動可能なストッパ51と、を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブック形のポータブル
コンピュータのような携帯形の電子機器に係り、特にそ
の筐体に、バッテリパックあるいは通信用のインターフ
ェース基板を有する拡張ユニットのようなパック状部品
を着脱するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯が容易で、かつ高機能なブッ
クタイプのポータブルコンピュータが種々提供されてい
る。この種のコンピュータは、商用電源を得られない外
出先でも自由に使用できるように、キーボード装置やデ
ィスプレイユニットを支持する筐体の内部に、駆動用電
源として機能するバッテリパックを備えている。
【0003】このバッテリパックは、外部での充電や交
換のために、筐体から簡単に取り外せるようになってい
る。そのため、従来、上記筐体の底部にバッテリパック
が取り出し可能に収容されるバッテリ収容部を設けたコ
ンピュータが知られている。このバッテリ収容部は、筐
体の底面および前面に連続して開放された凹み形状をな
している。そして、このバッテリ収容部にバッテリパッ
クを装着した状態では、バッテリパックの底面および前
面が筐体の底面や前面に面一に連続し、このバッテリパ
ック自体が筐体の一部を構成するようになっている。
【0004】また、コンピュータの筐体は、バッテリパ
ックをバッテリ収容部に抜け止め保持するロック機構を
備えている。ロック機構は、バッテリパックに係脱可能
に引っ掛かるロック片を有している。このロック片は、
筐体の底面に露出された操作レバーによって、上記バッ
テリパックに引っ掛かるロック位置と、このバッテリパ
ックから離脱されるロック解除位置との間に亘って移動
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バッテリ収
容部が筐体の底面に開放されているようなコンピュータ
では、操作レバーを誤ってロック解除位置に操作した
り、あるいはバッテリパックのロックが解除されている
のを忘れてコンピュータを持ち上げてしまうと、バッテ
リパックがバッテリ収容部から脱落する虞れがあり得
る。そのため、バッテリパックがコンピュータから落下
し、その衝撃によってバッテリパックが破損することが
ある。また、このバッテリパックは重量物でもあるた
め、落下した場所に傷を付けるといった問題もある。
【0006】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、パック状部品の不意な脱落を確実に防止
でき、取り扱いを容易に行える携帯形電子機器の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された携帯形電子機器は、互いに対
向し合う底面と上面とを有する箱形の筐体と、この筐体
に形成され、上記底面に開口された装着口を有するとと
もに、この装着口と対向し合う天井面を有するパック収
容部と、上記装着口を通じてパック収容部に挿入され、
上記天井面と平行な方向にスライドさせることで、上記
パック収容部に取り外し可能に装着されるパック状部品
と、上記パック収容部とパック状部品とに夫々設けら
れ、上記パック状部品をスライドさせた時に互いに係合
されて、このパック状部品をパック収容部に保持する保
持手段と、上記筐体に設けられ、上記パック状部品を上
記パック収容部に保持された状態にロックするロック手
段と、上記パック収容部の天井面に配置され、上記パッ
ク収容部に保持されている上記パック状部品に引っ掛か
る第1の位置と、このパック状部品から離脱される第2
の位置との間に亘って自重により上下方向に移動可能な
ストッパとを備えていることを特徴としている。
【0008】請求項2によれば、上記請求項1に記載の
パック状部品は、機器の駆動用電源となるバッテリパッ
クであることを特徴としている。請求項3によれば、上
記請求項1に記載のパック状部品は、上記パック収容部
と略同一形状のケースを備えており、このケースは、上
記パック収容部に装着された時に上記筐体の底面に連な
る外面を有していることを特徴としている。
【0009】請求項4によれば、上記請求項1に記載の
保持手段は、上記パック状部品に形成された第1の係合
部と、上記パック収容部に形成され、上記第1の係合部
に係合可能な第2の係合部とを有し、上記第1の係合部
は、上記パック状部品のスライド方向に間隔を存した複
数箇所に配置されているとともに、上記第2の係合部
は、上記第1の係合部に対応した複数箇所に配置され、
これら第1および第2の係合部は、上記パック状部品の
スライドに伴って互いに係合および離脱されることを特
徴としている。
【0010】請求項5によれば、上記請求項4に記載の
パック状部品は、上記パック収容部に装着されている時
に、上記第1の係合部と第2の係合部との係合が外れる
以前に上記第1の位置に移動されたストッパに引っ掛か
る凸部を有していることを特徴としている。
【0011】請求項6によれば、上記請求項1に記載の
筐体は、上面と底面とに跨がる周面を有し、この周面に
上記パック収容部の装着口が連続して開口されているこ
とを特徴としている。
【0012】請求項7によれば、上記請求項1に記載の
ストッパは、上記第1の位置と第2の位置とに亘って上
下方向に回動可能に上記天井面に枢支されたアーム部を
有し、このアーム部は、上記天井面と上記筐体の上面と
の間に配置されていることを特徴としている。
【0013】請求項8によれば、上記請求項2に記載の
バッテリパックは、そのスライド方向に沿う先端に複数
の端子を有するとともに、上記パック収容部は、上記端
子に対し弾性的に接触する複数の接触子を有しているこ
とを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1に記載した構成によれば、ロック手段
によるパック状部品のロックを解除すると、このパック
状部品は、保持手段によってパック収容部に保持されて
いるだけの状態となるから、パック状部品は天井面と平
行な方向にスライド可能となる。このとき、筐体の上面
が上向きであると、天井面に配置されたストッパが第1
の位置に向けて下方に移動し、パック状部品に引っ掛か
る。このことにより、パック状部品の取り外し方向への
スライドが阻止され、パック収容部からのパック状部品
の離脱が阻止される。
【0015】パック状部品をパック収容部から取り外す
には、まず、筐体を上下反転させ、その底面を上向きに
した姿勢に保持する。すると、ストッパ自体がパック状
部品の下方に位置されるとともに,このストッパが自重
により自動的に下向きに移動し、パック状部品から離脱
する。このため、見掛け上、ストッパが第2の位置に移
動されて、このストッパによるパック状部品のスライド
規制が解除され、パック状部品の取り出しが可能とな
る。
【0016】したがって、パック状部品のロックが解除
されても、筐体を上下反転させて、その底面を上向きに
しない限り、パック収容部からのパック状部品の取り出
しが不可能となる。そして、この場合、パック状部品は
下方からパック収容部の天井面によって支えられること
になり、パック収容部が筐体の底面に開放されているに
も拘らず、このパック状部品の不意な脱落を未然に防止
することができる。
【0017】請求項2に記載した構成によれば、筐体を
上下反転させてパック収容部を上向きにしない限り、重
量物であるバッテリパックの取り出し方向へのスライド
が阻止される。そのため、重いバッテリパックが筐体か
ら落下するのを防止でき、このバッテリパックの取り扱
いを容易に行える。
【0018】請求項3に記載した構成によれば、パック
状部品をパック収容部に装着した状態では、このパック
状部品のケースが筐体の一部を構成する。このため、筐
体の内部に、その底面や上面で囲まれる格納スペースを
形成する場合に比べて、この底面の厚み分だけ筐体を薄
くコンパクトに形成することができる。また、ケースの
一部が筐体の底面に露出するので、筐体内でのパック状
部品の占有スペースを少なくすることができ、大きさの
限られた筐体内のスペースを有効に利用できる。
【0019】請求項4に記載した構成によれば、パック
状部品は、そのスライド方向に沿う複数箇所でパック収
容部に保持されるので、このパック収容部にしっかりと
保持され、パック収容部内でのパック状部品のがたつき
を防止できる。しかも、パック状部品をパック収容部に
装着した状態において、このパック状部品の重量は、複
数の係合部に分散されるので、単一の係合部の荷重負担
を軽減することができる。
【0020】請求項5に記載した構成によれば、第1の
係合部と第2の係合部との係合が外れる以前に、パック
状部品の凸部がストッパに引っ掛かり、それ以上のパッ
ク状部品のスライドが制限される。このため、パック状
部品がパック収容部に確実に保持され、このパック状部
品の不意な脱落を防止できる。
【0021】請求項6に記載した構成によれば、パック
収容部は、筐体の底面ばかりでなくて、この筐体の周面
にも連続して開放されているので、パック状部品を筐体
の側方からパック収容部に出し入れすることができる。
また、パック状部品をパック収容部内でスライドさせる
際に、このパック状部品の端部を筐体の周面から突出さ
せておくことができ、パック収容部の内側にパック状部
品をスライドさせるためのスペースを確保する必要はな
い。そのため、パック収容部の内側から無駄なスペース
を排除することができ、このパック収容部をパック状部
品と略同じ大きさに形成することができる。
【0022】請求項7に記載した構成によれば、筐体の
上面が上向きとなっている場合、ストッパのアーム部は
パック状部品の上方に位置される。この時、アーム部は
自重により第1の位置に向って下向きに回動し、パック
状部品に引っ掛かるので、このパック状部品の取り外し
方向へのスライドが阻止され、パック収容部からのパッ
ク状部品の離脱が阻止される。
【0023】筐体を上下反転させ、筐体の上面を下向き
にすると、ストッパのアーム部がパック状部品の下方に
位置される。この時、アーム部は自重により下向きに回
動するので、見掛け上、アーム部はパック状部品から離
脱された第2の位置に回動される。このため、ストッパ
によるパック状部品のスライド規制が解除され、このパ
ック状部品の取り出しが可能となる。
【0024】しかも、アーム部は回動式であるので、こ
のアーム部を縦置きとして上下方向に直線的にスライド
させる場合に比べて、筐体の上面とパック収容部の天井
面との間にアーム部を収める広いスペースを確保する必
要はなく、その分、筐体の薄形化が可能となる。
【0025】請求項8に記載した構成によれば、バッテ
リパックの端子に接する接触子は、このバッテリパック
をパック収容部から押し出す方向に押圧するような弾性
力を有している。そのため、バッテリパックのロックを
解除すると、このバッテリパックは、上記弾性力によっ
てパック収容部から押し出される方向への押圧力を受け
る。この場合、筐体の上面が上向きとなっている限り、
ストッパがバッテリパックに引っ掛かって、このバッテ
リパックのスライドを制限しているので、上記押圧によ
るバッテリパックの飛び出しや、それに伴うバッテリパ
ックの脱落を防止することができる。
【0026】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。図1は、B5サイズのブック型のポータ
ブルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、ベースユニット2と、このベースユニット2に支持
されたディスプレイユニット3とを備えている。
【0027】ベースユニット2の外郭となる筐体4は、
偏平な四角形箱状をなしている。この筐体4は、ボトム
ケース5と、このボトムケース5に取り外し可能に被せ
られたトップカバー6とに二分割されている。これらボ
トムケース5およびトップカバー6は、ABS樹脂のよ
うな合成樹脂材料にて構成されている。
【0028】図7や図10に示すように、ボトムケース
5は、四角形状をなす平坦な底面5aと、この底面5a
の四つの周縁に連なる前面5b,後面5cおよび左右の
側面5d,5eとを備えている。また、トップカバー6
は、底面5aと対向し合う上面6aを有する略平坦な一
枚の板状をなしており、この上面6aの前後左右の四つ
の周縁が上記ボトムケース5の前面5b、後面5cおよ
び側面5d,5eに連なっている。そして、トップカバ
ー6の上面6aの後端部には、一対のディスプレイ支持
部6b,6cが配置されている。ディスプレイ支持部6
b,6cは、上面6aの左右両端部において、この上面
6aから上向きに突出されている。
【0029】トップカバー6の上面6aは、前半部と後
半部とを有している。上面6aの前半部は、平坦な手置
き部7をなしているとともに、この上面6aの後半部に
は、キーボード装着口8が開口されている。このキーボ
ード装着口8は、後半部の略全面に亘るような大きさを
有している。キーボード装着口8には、キーボード装置
9が装着されている。キーボード装置9は、多数のキー
10と、ポインティングデバイスの一種であるジョイス
ティック11とを備えている。これらキー10およびジ
ョイスティック11は、キーボード装着口8を通じてト
ップカバー6の上面6aに露出されている。
【0030】また、上記ディスプレイユニット3は、薄
い箱状のハウジング12と、このハウジング12の前面
に露出される表示パネル13aを有する液晶表示装置1
3とを備えている。ハウジング12は、上記筐体4のデ
ィスプレイ支持部6b,6cの間に介在される連結部1
4を有し、この連結部14の左右両端部が図示しないヒ
ンジを介してディスプレイ支持部6b,6cに連結され
ている。
【0031】そのため、ディスプレイユニット3は、デ
ィスプレイ支持部6b,6cとの連結部を支点として、
トップカバー6の手置き部7やキーボード装置9を上方
から覆う閉じ位置と、表示パネル13aを見ながらキー
ボード装置9を操作し得る開き位置との間に亘って回動
可能に上記筐体4に支持されている。
【0032】図2や図7に示すように、筐体4はパック
収容部15を備えている。パック収容部15は、手置き
部7の下方において筐体4の左右方向に延びている。パ
ック収容部15は、ボトムケース5の底面5aに開口さ
れた装着口17を有し、この装着口17は、ボトムケー
ス5の前面5bおよび右側面5eに連続して開口されて
いる。このため、パック収容部15は、ボトムケース5
の底面5a、前面5bおよび右側面5eに開放するよう
な凹所にて構成されている。
【0033】このパック収容部15は、ボトムケース5
の底面5aに連続して左右方向に延びる起立面15a
と、この起立面15aの左端部に位置された端面15b
と、これら起立面15aおよび端面15bに連なる天井
面15cとによって定められている。起立面15aおよ
び端面15bは、底面5aから上向きに延びている。天
井面15cは、トップカバー6の上面6aと略平行に配
置され、この上面6aに近接されている。そして、これ
ら起立面15a、端面15bおよび天井面15cは、パ
ック収容部15を筐体4の内部から区画しており、その
端面15bには、コネクタ導出口16が開口されてい
る。
【0034】図9に示すように、筐体4の内部には、シ
ステム基板18と電源基板19とが収容されている。こ
れら両方の基板18,19の両面には、ICチップやコ
ンデンサのような多数の回路部品20が実装されてい
る。システム基板18は、ボトムケース5の底面5aと
略同じ大きさを有し、このシステム基板18は、底面5
a上のボス部21にねじ止めされている。電源基板19
は、ボトムケース5の底面5a上の他のボス部21にね
じ止めされている。
【0035】この電源基板19は、図7に示すように、
ボトムケース5の内部において、その左側面5dとパッ
ク収容部15との間に延びる延長部19aを有してい
る。この延長部19aには、電源コネクタ22が取り付
けられている。電源コネクタ22は、図2に示すよう
に、ボトムケース5のコネクタ導出口16に位置されて
おり、この電源コネクタ22は、パック収容部15に露
出される複数の接触子23を備えている。これら接触子
23は、パック収容部15に突没する方向に弾性変形が
可能となっており、常時パック収容部15に向けて突出
されている。
【0036】なお、図9に示すように、上記システム基
板18と電源基板19とは、中継基板24を介して電気
的に接続されている。図1や図2に示すように、筐体4
のパック収容部15には、パック状部品としてのバッテ
リパック31が取り外し可能に装着されている。バッテ
リパック31は、コンピュータ1を商用電源が得られな
いような場所で使用する場合に、その駆動用電源となる
ものであって、コンピュータ1のなかでも比較的大きな
重量を有している。このバッテリパック31は、図示し
ない複数本のニッカドバッテリを収容したケース32を
備えている。ケース32は、長方形箱状をなしており、
上記パック収容部15と略等しい形状を有している。そ
して、このケース32は、装着口17を通じてパック収
容部15に取り外し可能に嵌め込まれるようになってい
る。
【0037】このため、バッテリパック31をパック収
容部15に装着した状態では、ケース32の外面32a
がボトムケース5の底面5a、前面5bおよび右側面5
eに面一に連続し、これら各面5a,5b,5eの一部
を夫々構成するようになっている。そして、このように
パック収容部15をボトムケース5の三つの面に連続し
て開放させれば、パック収容部15を上記底面5aや前
面5bおよびトップカバー6の上面6aとで取り囲んだ
構成とする場合に比べて、底面5aの厚み分だけ筐体4
の厚みを薄くすることができる。また、パック収容部1
5全体が底面5aに開放されていれば、バッテリパック
31が底面5aに露出されるので、ボトムケース5内で
のバッテリパック31の占有スペースを少なくすること
ができる。このため、ボトムケース5内の実装スペース
を何等犠牲にすることなく、ボトムケース5の薄形化が
可能となる。
【0038】図3に示すように、バッテリパック31の
ケース32は、パック収容部15の端面15bと対向し
合う先端面31aを有している。この先端面31aに
は、複数の信号および電源用の端子33が配置されてい
る。これら端子33は、バッテリパック31をパック収
容部15に装着した時に、上記電源コネクタ22の接触
子23に接触するようになっており、この接触により、
バッテリパック31とベースユニット2とが電気的に接
続される。
【0039】また、図2に示すように、バッテリパック
31のケース32は、パック収容部15の天井面15c
と対向し合う上面35を有している。この上面35に
は、一対のガイド凸部36a,36bが突設されてい
る。ガイド凸部36a,36bは、上面35の前縁部と
後縁部に沿って延びている。各ガイド凸部36a,36
bは、三つの第1の係合部37を有している。これら第
1の係合部37は、ケース32の長手方向に間隔を存し
て配置されており、夫々ケース32の先端面31a側に
向って開口されている。
【0040】図2に示すように、パック収容部15の天
井面15cは、ガイド凸部36a,36bが入り込む一
対のガイド凹部38a,38bを有している。ガイド凹
部38a,38bは、パック収容部15の長手方向に沿
って延びている。各ガイド凹部38a,38b内には、
三つの第2の係合部39が配置されている。第2の係合
部39は、ガイド凹部38a,38bの長手方向に間隔
を存して配置されており、これら第2の係合部39とガ
イド凹部38a,38bの底面との間に、上記第1の係
合部37が抜き差し可能に入り込む隙間40が形成され
ている。
【0041】このため、バッテリパック31をパック収
容部15に装着するには、まず、その第1の係合部37
を第2の係合部39の間に位置させるようにしてパック
収容部15に嵌め込み、ケース32の上面35を天井面
15cに接触させる。この状態でケース32の先端面3
1aがパック収容部15の端面15bに近づく方向にバ
ッテリパック31をスライドさせると、第1の係合部3
7が第2の係合部39とガイド凹部38a,38bとの
間の隙間40に入り込み、これら第1の係合部37と第
2の係合部39とが係合される。この係合により、バッ
テリパック31がパック収容部15に保持される。した
がって、これら第1および第2の係合部37,39がバ
ッテリパック31をパック収容部15に保持する保持手
段を構成している。
【0042】図2に示すように、筐体4は、バッテリパ
ック31をパック収容部15に保持された状態にロック
するロック手段を備えている。ロック手段は、起立面1
5aからパック収容部15に向けて突没可能なロック片
42を有している。ロック片42は、パック収容部15
におけるボトムケース5の右側面5eへの開口端側に偏
って位置されており、このロック片42は、図示しない
スプリングにより常時パック収容部15内に向けて突出
されている。ロック片42は、バッテリパック31を端
面15bに向けてスライドさせた時に、ケース32に形
成された凹部43に弾性的に係合するようになってい
る。この係合により、バッテリパック31のスライドが
阻止され、第1の係合部37と第2の係合部39との係
合状態が維持される。
【0043】図10に示すように、ロック片42は、ボ
トムケース5の底面5aに露出された解除レバー44を
備えている。解除レバー44は、ロック片42をパック
収容部15に突出させるロック位置と、ロック片42を
パック収容部15から筐体4内に退避させるロック解除
位置とに亘ってスライド可能となっている。そして、こ
の解除レバー44をロック解除位置にスライドさせる
と、ロック片42が凹部43から離脱し、バッテリパッ
ク31のロックが解除される。これにより、バッテリパ
ック31をパック収容部15から取り外すことができ
る。
【0044】なお、図10に示すように、ボトムケース
5の底面5aには、解除レバー44をロック位置に保持
するためのセフティーレバー45が配置されている。と
ころで、図3ないし図6に示すように、パック収容部1
5の天井面15cには、バッテリパック31のロックを
解除した時に、このバッテリパック31の飛び出しを防
ぐストッパ51が配置されている。このストッパ51
は、合成樹脂製のアーム部52を有している。アーム部
52は、図3に示すように、天井面15cとトップカバ
ー6の上面6aとの間に配置されている。そして、この
アーム部52の一端は、枢軸53を介して天井面15c
に上下方向に回動可能に枢支されており、これら天井面
15cや上面6aに沿うような横置きの姿勢で配置され
ている。
【0045】アーム部52は、その一端枢支部とは反対
側の端部に係合爪54を有している。係合爪54は、天
井面15cに開けた通孔55を介してパック収容部15
の上部に突没可能に突出されるようになっている。この
通孔55は、図2に示すように、一方のガイド凹部38
aの底面に開口されている。そのため、ストッパ51
は、その係合爪54をパック収容部15に突出させた第
1の位置と、係合爪54を通孔55内に引っ込ませた第
2の位置との間に亘って上下に回動されるようになって
いる。そして、このストッパ51の回動は、筐体4の姿
勢変化に伴うストッパ51の自重によってなされる。こ
のことから、図4に示すように、筐体4がトップカバー
6の上面6aを上向きにした姿勢で机面上に載置されて
いるような状態では、ストッパ51がパック収容部15
に向けて下向きに自然に回動し、その係合爪54がパッ
ク収容部15に突出されている。
【0046】また、上記バッテリパック31の上面35
には、係合凸部58が突設されている。係合凸部58
は、図2に示すように、第1のガイド凸部36aに連な
っている。係合凸部58は、バッテリパック31をパッ
ク収容部15に装着した時に、上記一方のガイド凹部3
8aに入り込むとともに、上記係合爪54が突没される
通孔55よりも電源コネクタ22側に偏って位置される
ようになっている。そして、図3に示すように、バッテ
リパック31をパック収容部15に完全に装着した状態
では、係合凸部58は、ストッパ51の係合爪54より
も電源コネクタ22側にずれており、これら係合爪54
と係合凸部58との間には、バッテリパック31のスラ
イド方向に沿う隙間59が形成されている。
【0047】ロック片42によるバッテリパック31の
ロックを解除して、このバッテリパック31を電源コネ
クタ22から遠ざかる方向にスライドさせると、図4に
示すように、係合凸部58が係合爪54に引っ掛かり、
それ以上のバッテリパック31のスライドが制限され
る。そして、この時、バッテリパック31の第1の係合
部37は、第2の係合部39と天井面39との間の隙間
40に入り込んだ状態にあり、これら第1の係合部37
と第2の係合部39とは係合状態に維持されている。そ
のため、係合凸部58は、第1の係合部37と第2の係
合部39との係合が外れる以前に係合爪54に引っ掛か
るようになっている。
【0048】図2および図8に示すように、パック収容
部15は、このパック収容部15からバッテリパック3
1が取り外されている時に、天井面15cを支える支持
脚63を備えている。支持脚63は、板状をなしてお
り、その一端が天井面15cに回動可能に連結されてい
る。このため、支持脚63は、天井面15cと平行をな
すように回動された格納位置と、この天井面15cから
下向きに突出された使用位置とに亘って回動可能となっ
ている。この支持脚63は、パック収容部15の右側に
偏った位置に配置されており、上記電源コネクタ22か
ら遠ざかっている。そして、図7に示すように、支持脚
63を使用位置に回動させると、その下端がボトムケー
ス5の底面5aと同一平面上に位置されるようになって
いる。
【0049】天井面15cには、支持脚63を格納位置
に回動させた時に、この支持脚63が入り込む格納凹部
64が形成されている。この格納凹部64に支持脚63
を格納した状態では、支持脚63が天井面15cに面一
に連続し、パック収容部15へのバッテリパック31の
装着が妨げられないようになっている。
【0050】このような構成のコンピュータ1におい
て、パック収容部15に装着されたバッテリパック31
を取り外す手順について説明する。まず、ディスプレイ
ユニット3を閉じ位置に回動させ、コンピュータ1を箱
形状に折り畳む。この状態でロック手段の解除レバー4
4をロック解除位置にスライドさせると、ロック片42
がバッテリパック31の凹部43から離脱し、パック収
容部15に対するバッテリパック31のロックが解除さ
れる。このロック解除により、バッテリパック31を電
源コネクタ22から遠ざかる方向にスライドさせること
が可能となる。
【0051】ところが、図3や図4に示すように、コン
ピュータ1がそのトップカバー6の上面6aを上向きに
した姿勢で保持されている場合、ストッパ51のアーム
部52は、バッテリパック31の上方に位置されてい
る。このため、アーム部52は、自重によりバッテリパ
ック31に向けて下向きに回動され、第1の位置に保持
されている。アーム部52が第1の位置に保持されてい
ると、このアーム部52の係合爪54が通孔55を通じ
てパック収容部15の上部に突出されている。
【0052】この状態でバッテリパック31を電源コネ
クタ22から遠ざかる方向にスライドさせると、図4に
示すように、バッテリパック31が隙間59の分だけス
トロークした時点で、その係合凸部58がストッパ51
の係合爪54に引っ掛かる。そして、この時、バッテリ
パック31の第1の係合部37は、第2の係合部39と
の係合が継続されているので、バッテリパック31は、
パック収容部15に保持されたままの状態で、その取り
出し方向へのスライドが制限される。
【0053】したがって、トップカバー6を上向きにし
たままの姿勢では、ストッパ51が邪魔となってバッテ
リパック31をパック収容部15から取り出すことがで
きない。
【0054】このことから、バッテリパック31を取り
出すには、このバッテリパック31のロックを解除する
か、もしくはロックを解除する以前に、図5に示すよう
に、コンピュータ1を上下反転させ、そのボトムケース
5の底面5aを上向きにする。すると、ストッパ51が
バッテリパック31の下方に位置されるとともに、この
ストッパ51のア−ム部52が自重により下向きに回動
される。すると、ストッパ51は、見掛け上、パック収
容部15から離脱された第2の位置に回動されることに
なり、その係合爪54がパック収容部15から通孔55
内に引っ込む。
【0055】このことにより、係合爪54と係合凸部5
8との引っ掛かりが解除されるので、バッテリパック3
1のスライドがストッパ51によって制限されずに済
み、このバッテリパック31を第1の係合部37と第2
の係合部39との係合が外れる位置まで自由にスライド
させることが可能となる。
【0056】バッテリパック31をパック収容部15に
装着するには、図5に示すように、コンピュータ1を上
下反転させて、ボトムケース5の底面5aを上向きに
し、パック収容部15を上方に向けて開放させる。この
反転により、ストッパ51が下向きに回動変位し、パッ
ク収容部15の天井面15cから通孔55内に引っ込
む。
【0057】この状態で、ボトムケース5の上方からパ
ック収容部15にバッテリパック31を落とし込み、第
1の係合部37を第2の係合部39の間に位置させる。
そして、バッテリパック31を電源コネクタ22に向け
てスライドさせる。このスライドにより、第1の係合部
37が第2の係合部39と天井面15cとの間の隙間4
0に入り込むので、第1の係合部37と第2の係合部3
9とが互いに係合され、バッテリパック31がパック収
容部15に保持される。
【0058】バッテリパック31のスライドに伴い、そ
の先端面31aの端子33が電源コネクタ22の接触子
23に接すると、このバッテリパック31の凹部43と
ロック片42とが対向し合い、このロック片42が凹部
43に弾性的に係合する。この係合により、第1の係合
部37と第2の係合部39との係合状態が維持され、バ
ッテリパック31がパック収容部15に保持された状態
にロックされる。
【0059】このような本発明の一実施例によれば、ロ
ック手段41によるバッテリパック31のロックが解除
されても、筐体4を上下反転させてボトムケース5の底
面5aを上向きにしない限り、バッテリパック31の取
り出し方向へのスライドがストッパ51によって制限さ
れる。
【0060】このため、バッテリパック31をパック収
容部15から取り出す時には、必ずパック収容部15が
上向きに開放された姿勢となり、その天井面15cによ
ってバッテリパック31が下方から支えられる。よっ
て、重いバッテリパック31の不意な脱落を防止するこ
とができ、この脱落に伴うバッテリパック31の破損を
防止できるとともに、バッテリパック31の脱着時の取
り扱いも容易に行える。
【0061】その上、バッテリパック31を抜け止めす
るストッパ51は、そのアーム部52が天井面15cに
上下に回動可能に枢支され、この天井面15cに沿うよ
うな姿勢で横置きに配置されている。このため、アーム
部52を縦置きにして上下方向に直線的にスライドさせ
る場合に比べて、トップカバー6の上面6aと天井面1
5cとの間にアーム部52を収めるための広いスペース
を確保する必要はなく、筐体4の薄形化が可能となる。
【0062】また、上記構成のコンピュータ1におい
て、電源コネクタ22の接触子23は、常時パック収容
部15に突出する方向に付勢されているので、バッテリ
パック31のロックを解除すると、接触子23の弾性力
によってバッテリパック31はパック収容部15から押
し出される方向の力を受ける。
【0063】しかるに、上記構成においては、コンピュ
ータ1のトップカバー6が上を向いている限り、図3に
示すように、ストッパ51の係合爪54がパック収容部
15に突出しているので、上記のようにバッテリパック
31が接触子23の弾性力によって押し出されると、そ
の第1の係合部37と第2の係合部39との係合が外れ
る以前に、バッテリパック31の係合凸部58が上記係
合爪54に引っ掛かる。
【0064】このため、バッテリパック31の取り出し
方向へのストロークが制限され、ロック解除に伴うバッ
テリパック31の飛び出しやそれに伴うバッテリパック
31の不意な脱落を確実に防止できる。
【0065】さらに、パック収容部15は、ボトムケー
ス5の底面5aばかりでなく、このボトムケース5の右
側面5eにも連続して開放され、この右側面5eへの開
口部分は電源コネクタ22の反対側に位置されている。
このため、バッテリパック31をパック収容部15に落
とし込んだ際に、このバッテリパック31の端子33と
は反対側の端部を、図4や図5に示すように、ボトムケ
ース5の右側面5eから外方に突出させておくことがで
きる。
【0066】このことから、パック収容部15の内側に
バッテリパック31をスライドさせるためのスペースを
確保する必要はなく、このパック収容部15をバッテリ
パック31と略同じ大きさに形成することができる。し
たがって、パック収容部15の内側から無駄なスペース
を排除することができ、その分、筐体4のコンパクト化
が可能となる。
【0067】さらに、第1および第2の係合部37,3
9は、バッテリパック31のスライド方向に間隔を存し
た複数箇所に配置されているので、バッテリパック31
は、そのスライド方向に沿う複数箇所でパック収容部1
5に保持される。このため、バッテリパック31をパッ
ク収容部15にしっかりと保持することができ、パック
収容部15内でのバッテリパック31のがたつきを防止
できる。
【0068】しかも、バッテリパック31をパック収容
部15に装着した状態では、このバッテリパック31の
重量は、複数の係合部37,39に分散されるので、個
々の係合部37,39の荷重負担が軽減される。そのた
め、第1および第2の係合部37,39を小形化するこ
とができる。
【0069】なお、本発明は上記実施例に制約されるも
のではなく、発明の範囲内で種々変更して実施できる。
例えば、パック状部品は、ケース内にニッカドバッテリ
を収容したバッテリパックに限らず、通信用のインター
フェース基板をケース内に収容した拡張ユニットでも同
様に実施できる。また、本発明に係る携帯形の電子機器
は、コンピュータに限らず、携帯形のワードプロセッサ
のような他の情報処理装置であっても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載した構成によれば、ロッ
ク手段によるパック状部品のロックが解除されても、筐
体を上下反転させてその底面を上向きにしない限り、パ
ック状部品の取り出し方向へのスライドがストッパによ
って制限される。このため、パック状部品をパック収容
部から取り出す時には、必ずパック収容部が上向きに開
放された姿勢となり、その天井面によってパック状部品
が下方から支えられるので、パック状部品の不意な脱落
を防止することができる。したがって、パック状部品の
破損を防止できるとともに、パック状部品の脱着時の取
り扱いも容易に行える。
【0071】請求項2に記載した構成によれば、筐体を
上下反転させてバッテリパックを筐体の上方に露出させ
ることで始めてバッテリパックの取り出し方向へのスラ
イドが可能となる。そのため、誤ってバッテリパックの
ロックを解除しても、この重いバッテリパックが筐体か
ら不意に落下するのを未然に防止することができる。
【0072】請求項3に記載した構成によれば、パック
収容部を筐体の上面や底面で囲まれた構成とする場合に
比べて、底面の厚み分だけ筐体を薄くすることができ
る。また、パック状部品が部分的に筐体の底に露出する
ので、この筐体内でのパック状部品の占有スペースを少
なくでき、筐体内の実装スペースを犠牲にすることなく
この筐体の薄形化が可能となる。
【0073】請求項4に記載した構成によれば、パック
状部品をパック収容部にしっかりと保持することがで
き、このパック状部品のがたつきを防止できる。また、
このパック状部品の重量は、複数の係合部に分散され、
各係合部の荷重負担が少なくなるので、係合部の小形化
が可能となり、特にパック状部品が重量物である場合に
好都合となる。
【0074】請求項5に記載した構成によれば、ストッ
パは、パック状部品の凸部に引っ掛かるので、それ以上
のパック状部品のスライドを確実に制限することができ
る。そのため、パック状部品をパック収容部に確実に保
持することができ、このパック状部品の不意な脱落を防
止できる。
【0075】請求項6に記載した構成によれば、パック
収容部の内側にパック状部品をスライドさせるためのス
ペースを確保する必要がなくなるので、このパック収容
部をパック状部品と略同じ大きさに形成することができ
る。したがって、パック収容部の内側から無駄なスペー
スが排除され、その分、筐体のコンパクト化が可能とな
る。
【0076】請求項7に記載した構成によれば、アーム
部は自重によって下向きに回動するので、筐体を上下反
転させない限りパック状部品に引っ掛かり、このパック
状部品のパック収容部からの取り出し方向へのスライド
を阻止する。このため、パック状部品の不意な脱落を確
実に防止できる。しかも、筐体の上面とパック収容部の
天井面との間にアーム部を収める広いスペースを確保す
る必要もなくなり、その分、筐体の薄形化が可能とな
る。
【0077】請求項8に記載した構成によれば、バッテ
リパックのロックを解除した時に、このバッテリパック
が接触子を通じてパック収容部から押し出される方向の
押圧力を受けたとしても、ストッパによってバッテリパ
ックのスライドが制限される。そのため、上記押圧に伴
うバッテリパックの飛び出しや脱落を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるポータブルコンピュ
ータの斜視図。
【図2】パック収容部と、ここに収容されるバッテリパ
ックを示す斜視図。
【図3】パック収容部にバッテリパックを装着した状態
を一部断面で示すコンピュータの正面図。
【図4】(A)は、バッテリパックをパック収容部から
取り出し方向にスライドさせた状態を一部断面で示すコ
ンピュータの正面図。(B)は、図4(A)のA部を拡
大して示す断面図。
【図5】(A)は、筐体を上下反転させ、ストッパによ
るバッテリパックのロックを解除した状態を一部断面で
示すコンピュータの正面図。(B)は、図5(A)のB
部を拡大して示す断面図。
【図6】バッテリパックのスライドを制限するストッパ
の斜視図。
【図7】パック収容部からバッテリパックを取り外した
状態を示すコンピュータの正面図。
【図8】パック収容部の斜視図。
【図9】パック収容部の断面図。
【図10】コンピュータを上下反転させた状態の斜視
図。
【符号の説明】
4…筐体 5a…底面 5e,5f…周面(右側面) 6a…上面 15…パック収容部 17…装着口 23…接触子 31…パック状部品(バッテリパック) 32…ケース 32a…外面 33…端子 37,39…保持手段(第1の係合部、第2の係合部) 42…ロック手段(ロック片) 51…ストッパ 52…アーム部 58…凸部(係合凸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/00 312 S

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向し合う底面と上面とを有する
    箱形の筐体と、 この筐体に形成され、上記底面に開口された装着口を有
    するとともに、この装着口と対向し合う天井面を有する
    パック収容部と、 上記装着口を通じてパック収容部に挿入され、上記天井
    面と平行な方向にスライドさせることで、上記パック収
    容部に取り外し可能に装着されるパック状部品と、 上記パック収容部とパック状部品とに夫々設けられ、上
    記パック状部品をスライドさせた時に互いに係合され
    て、このパック状部品をパック収容部に保持する保持手
    段と、 上記筐体に設けられ、上記パック状部品を上記パック収
    容部に保持された状態にロックするロック手段と、 上記パック収容部の天井面に配置され、上記パック収容
    部に保持されている上記パック状部品に引っ掛かる第1
    の位置と、このパック状部品から離脱される第2の位置
    との間に亘って自重により上下方向に移動可能なストッ
    パと、を具備したことを特徴とする携帯形電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記パック状
    部品は、機器の駆動用電源となるバッテリパックである
    ことを特徴とする携帯形電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、上記パック状
    部品は、上記パック収容部と略同一形状のケースを備え
    ており、このケースは、上記パック収容部に装着された
    時に上記筐体の底面に連なる外面を有していることを特
    徴とする携帯形電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、上記保持手段
    は、上記パック状部品に形成された第1の係合部と、上
    記パック収容部に形成され、上記第1の係合部に係合可
    能な第2の係合部とを有し、上記第1の係合部は、上記
    パック状部品のスライド方向に間隔を存した複数箇所に
    配置されているとともに、上記第2の係合部は、上記第
    1の係合部に対応した複数箇所に配置され、これら第1
    および第2の係合部は、上記パック状部品のスライドに
    伴って互いに係合および離脱されることを特徴とする携
    帯形電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記パック状
    部品は、上記パック収容部に装着されている時に、上記
    第1の係合部と第2の係合部との係合が外れる以前に上
    記第1の位置に移動されたストッパに引っ掛かる凸部を
    有していることを特徴とする携帯形電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1の記載において、上記筐体は、
    上面と底面とに跨がる周面を有し、この周面に上記パッ
    ク収容部の装着口が連続して開口されていることを特徴
    とする携帯形電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項1の記載において、上記ストッパ
    は、上記第1の位置と第2の位置とに亘って上下方向に
    回動可能に上記天井面に枢支されたアーム部を有し、こ
    のアーム部は、上記天井面と上記筐体の上面との間に配
    置されていることを特徴とする携帯形電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項2の記載において、上記バッテリ
    パックは、そのスライド方向に沿う先端に複数の端子を
    有するとともに、上記パック収容部は、上記端子に対し
    弾性的に接触する複数の接触子を有していることを特徴
    とする携帯形電子機器。
JP6020981A 1993-10-29 1994-02-18 携帯形電子機器 Pending JPH07230343A (ja)

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US08/291,906 US5592362A (en) 1993-10-29 1994-08-17 Electronic system having portable electronic apparatus and external expansion unit for expanding function of electronic apparatus
US08/717,096 US5738536A (en) 1993-10-29 1996-09-20 Portable electronic apparatus having a connector cover which can be housed in a case
US09/027,812 US6191938B1 (en) 1993-10-29 1998-02-23 Electronic apparatus having switch operated by rotatable display-unit

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