JP3258979B2 - 蓋体を具えた電気機器 - Google Patents

蓋体を具えた電気機器

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JP3258979B2 JP14599199A JP14599199A JP3258979B2 JP 3258979 B2 JP3258979 B2 JP 3258979B2 JP 14599199 A JP14599199 A JP 14599199A JP 14599199 A JP14599199 A JP 14599199A JP 3258979 B2 JP3258979 B2 JP 3258979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋体を具えた電気
機器、特に乾電池を収容するケースの開口を覆う蓋体を
具えた電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の電気機器の斜視図であ
り、上下を逆にして示す。この電気機器は例えばデジタ
ルスチルカメラであり、キャビネット(2)上には蓋体
(4)及び覆い板(8)が夫々枢支(31)(20)されている。蓋
体(4)及び覆い板(8)は夫々別個に開くことができる。
キャビネット(2)の側部は一段下がって乾電池(9)を収
納する電池ケース(1)を形成し、蓋体(4)は該電池ケー
ス(1)に被さる。覆い板(8)は蓋体(4)の近傍に配備さ
れて、覆い板(8)を開いて画像データを格納したメモリ
カード(7)をキャビネット(2)内に挿入する。メモリカ
ード(7)は、一端部に複数の端子(71)(71)を設け、キャ
ビネット(2)内のソケット(図示せず)が端子(71)(71)に
電気的に接して、メモリカード(7)との間でデータを入
出力する周知の構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気機器では、
蓋体(4)及び覆い板(8)を夫々別個に開くことができる
から、蓋体(4)又は覆い板(8)の一方を開いたときに、
他方を不用意に開くことがある。然るに、蓋体(4)を開
いて乾電池(9)を交換する際に、覆い板(8)が開いてい
ると、乾電池(9)を取り出そうとしてキャビネット(2)
を上下反転させたときに、誤ってメモリカード(7)が落
下する虞れがある。メモリカード(7)は一般に衝撃に弱
く、落下により記録内容が破損することが懸念される。
また、覆い板(8)を開いているときに蓋体(4)が不用意
に開くと、メモリカード(7)を挿脱するときに、乾電池
(9)が電池ケース(1)から落下する虞れがある。メモリ
カード(7)には乾電池(9)から給電されるが、カード
(7)挿脱時に乾電池からの給電のON、OFFが切り替
わると、カード(7)内のデータを破壊する虞れがある。
即ち、カード(7)挿脱時には乾電池(9)が挿脱されるこ
とを防止する必要がある。本発明の目的は、蓋体又は覆
い板の一方を開く際には、他方が開くことを簡素な機構
で防止することにある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】電気機器は、キャビネット
(2)上に互いに接近した蓋体(4)と、覆い板(8)を夫々
枢支して設けている。蓋体(4)と覆い板(8)は閉じ状態
でキャビネット(2)の同一平面内に配備されて回動移行
路が互いに直交し、蓋体(4)又は覆い板(8)の何れか一
方は開き完了状態で基端部が、蓋体(4)又は覆い板(8)
の他方の上面に接近し、該蓋体(4)又は覆い板(8)の他
方の開き方向の回動を規制する。
【0005】
【作用及び効果】蓋体(4)又は覆い板(8)の何れか一方
を開くと基端部が、蓋体(4)又は覆い板(8)の他方の上
面に接近して、これにより該蓋体(4)又は覆い板(8)の
他方が開くことを規制する。従って、蓋体(4)を開いた
ときには、覆い板(8)が開かないから、覆い板(8)によ
り覆われる開口から収納物、具体的にはメモリカード
(7)が落下しない。また、同様に覆い板(8)を開いたと
きには、蓋体(4)が開かないから、蓋体(4)により覆わ
れる開口から収納物、具体的には乾電池(9)が落下しな
い。
【0006】
【発明の実施の形態】(全体構成)以下、本発明の一例を
図を用いて詳述する。図1は、キャビネット(2)の斜視
図であり、上下逆にして示す。本例に関わる電気機器は
デジタルスチルカメラに関し、キャビネット(2)の背面
には、撮像した画像を表示する液晶パネル(25)と、使用
者が被写体を看る覗き窓(26)が設けられている。キャビ
ネット(2)の側部は、一段下がって電池ケース(1)を形
成し、該電池ケース(1)には蓋体(4)が被さる。蓋体
(4)の内側には端子板(6)を兼ねる支持部材(3)が配備
されている。電池ケース(1)の上面には、保持片(30)が
取り付けられており、該保持片(30)は支持部材(3)が回
動自在に嵌まる枢軸(31)を支えている。蓋体(4)は、支
持部材(3)の回動移行路を含む面内にて、該支持部材
(3)上を前後移動可能に設けられる。
【0007】キャビネット(2)上にて蓋体(4)の後方に
は、長手方向を前後に向けた覆い板(8)が係脱可能に設
けられ、該覆い板(8)はキャビネット(2)内の水平軸(2
0)を中心に回動する。蓋体(4)と覆い板(8)の回動移行
路は互いに直交する。覆い板(8)は後記するようにメモ
リカード(7)が挿入される大開口(21)を覆い、覆い板
(8)の近傍に設けられたスライド部材(80)の操作により
キャビネット(2)との係合が解除される。
【0008】蓋体(4)は、電池ケース(1)に開設された
電池収納開口(10)に被さり、該電池収納開口(10)は1本
の乾電池が縦向きに挿入される小開口(11)(11)を2つ連
ねて形成される。2本の乾電池は互いに正負極を逆にし
て電池収納開口(10)に挿入される。蓋体(4)の自由端部
には鉤片(40)が設けられ、電池ケース(1)の上面にて鉤
片(40)に対応する位置には爪片(12)が立設している。鉤
片(40)は蓋体(4)の自由端部から板片を内向きに突出し
て構成され、爪片(12)は電池ケース(1)の上面から突出
した立板(12a)の上端から横板(12b)を前方に突出して構
成される(図7(a)、(b)参照)。図1の電池ケース(1)
は、合成樹脂の射出成形にて形成され、該電池ケース
(1)の上面周縁部からは、電池ケース(1)と一体に設け
られた解除片(15)が上向きに突出している。蓋体(4)は
前進位置にて開閉方向に回動し、下向き回動した蓋体
(4)が前進位置から後退すると、鉤片(40)が爪片(12)の
横板(12b)の下側に嵌まる。これにより、蓋体(4)がロ
ックされる。また、乾電池交換時には、後記のロックレ
バー(5)を押して、蓋体(4)を前進させて開く。本例に
あっては、後記の如く、開き状態の蓋体(4)が不用意に
後退しない点に特徴がある。
【0009】前記端子板(6)には乾電池の極が接し、該
端子板(6)上にて乾電池の負極が接する箇所に小筒(60)
が、正極が接する箇所に円錐状突起(61)が夫々突出して
いる。端子板(6)の裏側からは、絶縁体にて形成された
誤挿入防止突起(45)が小筒(60)に嵌まり、該誤挿入防止
突起(45)は先端が小筒(60)の先端面と略同一面内に位置
する。図5は、蓋体(4)を閉じた電池ケース(1)を図1
のA方向から見た断面図であり、右側の乾電池(9)が誤
挿入された状態を示す。電池収納開口(10)の各小開口(1
1)の底部には、乾電池(9)を上向きに付勢する圧縮バネ
(90)が設けられている。右側の乾電池(9)を誤って正極
を上にして挿入したときは、誤挿入防止突起(45)と乾電
池(9)の正極が接する。正極は、誤挿入防止突起(45)に
より端子板(6)との当接が妨げられるから、端子板(6)
には電流は流れず、装置に通電されない。これにより、
乾電池(9)の誤挿入が判る。
【0010】(蓋体の詳細)図2は、蓋体(4)の裏面図で
あり、図3は、同上の分解斜視図である。小筒(60)と円
錐状突起(61)との間には、透窓(32)が開設されている。
図2及び図3に示すように、前記支持部材(3)には、押
え板(55)が被さり、該押え板(55)は蓋体(4)に取り付け
られて、蓋体(4)とともに移動する。押え板(55)の中央
部には、開口を前方に向けた切欠き(56)が開設され、該
切欠き(56)内に押え板(55)と一体に設けられたロックレ
バー(5)が配備される。ロックレバー(5)は基端部が押
え板(55)に繋がり、該ロックレバー(5)は後記するよう
に支持部材(3)に対して係脱可能に設けられる。
【0011】図3に示すように、押え板(55)にはロック
レバー(5)を挟んで、前後に延びた2つの長孔(57)(58)
が開設され、一方の長孔(57)に前記小筒(60)が、他方の
長孔(58)に円錐状突起(61)が下から嵌まる。蓋体(4)は
両長孔(57)(58)に前後移動を案内される。蓋体(4)の裏
面には、合成樹脂製の挟持片(46)と、金属板を折曲して
構成された規制片(65)とが取り付けられる。前記誤挿入
防止突起(45)は挟持片(46)上から突出し、支持部材(3)
の小筒(60)に嵌まる。規制片(65)は先端部に弾性変形可
能な撓み片(66)を形成し、該撓み片(66)の先端は蓋体
(4)が開いた状態で支持部材(3)に接して、押え板(55)
及び蓋体(4)が枢軸(31)に向かって後退することを防
ぐ。
【0012】図4は、図3の押え板(55)をC−C線で破
断した断面図である。ロックレバー(5)は先端部に係止
突起(50)を設け、該係止突起(50)は透窓(32)(図3参照)
の端縁に引掛かる。ロックレバー(5)の下端部からは操
作釦(51)が突出し、使用者が操作釦(51)を押すと係止突
起(50)と透窓(32)の端縁との係合が解除される。後記す
るように、蓋体(4)はロックレバー(5)により不用意な
前進を規制され、規制片(65)により開き状態にて枢軸(3
1)に向って後退移動することが規制される。
【0013】(蓋体の前進と後退)後退位置 図6(a)、(b)は蓋体(4)及びキャビネット(2)の平面図
であり、(a)は後退位置を、(b)は前進位置を夫々示す。
また、図7(a)、(b)は図6(a)、(b)を夫々B−B線で破
断した断面図である。図7(a)に示すように、蓋体(4)
には貫通孔(42)が開設され、ロックレバー(5)の操作釦
(51)は該貫通孔(42)を通って上端面が蓋体(4)の上面と
略同一面内に位置する。また、後退位置にある蓋体(4)
は閉じ状態でロックレバー(5)の係止突起(50)が透窓(3
2)の端縁を前記の如く係止している。ロックレバー(5)
を有する押え板(55)は蓋体(4)に取り付けられており、
係止突起(50)が支持部材(3)を係止することにより蓋体
(4)は不用意な前進が規制される。蓋体(4)の鉤片(40)
は、キャビネット(2)の爪片(12)に引掛っており、蓋体
(4)は開かない。
【0014】前進動作 蓋体(4)を前進させるには、ロックレバー(5)の操作釦
(51)を下向きに押して、ロックレバー(5)の先端部を撓
み変形させる。図7(b)に示すように、係止突起(50)が
支持部材(3)から離れ、蓋体(4)は前進可能になる。蓋
体(4)が支持部材(3)上を前進すると、鉤片(40)が爪片
(12)から離れ、蓋体(4)を開くことができる。
【0015】(蓋体の開閉動作)開き状態から閉じ動作 図8(a)、(b)は、夫々蓋体(4)の開き状態と閉じ状態の
断面図であり、規制片(65)と支持部材(3)の位置関係を
示す。前記の如く、蓋体(4)は前進位置にて開閉可能で
あり、図8(a)に示すように、蓋体(4)が開いている状
態では、規制片(65)の先端が支持部材(3)に接する。規
制片(65)は押え板(55)に取り付けられているから、蓋体
(4)及び押え板(55)は枢軸(31)に向って移動することは
規制されている。即ち、蓋体(4)は開いていると後退で
きないから、開き状態の蓋体(4)を閉じても鉤片(40)が
爪片(12)に衝突する虞れはない。
【0016】閉じ状態 図8(b)に示すように、蓋体(4)が閉じた状態では、解
除片(15)の上端が規制片(65)に接して規制片(65)を上向
きに撓み変形させる。規制片(65)の先端と支持部材(3)
の当接が外れ、蓋体(4)は解除片(15)に接しながら後退
可能になる。尚、後退位置から蓋体(4)を前進させて開
くときには、上記とは逆の動作を行う。
【0017】本例に係わる装置にあっては、前進位置で
しか開閉できない蓋体(4)が開き状態のまま不用意に後
退することはなく、蓋体(4)の閉じ動作時に鉤片(40)と
爪片(12)が衝突することはない。乾電池交換時には、蓋
体(4)を一旦前進させて開き、乾電池を取り出す。新た
な乾電池を電池ケース(1)に挿入した後に蓋体(4)を閉
じて後退位置に戻す。この際に鉤片(40)又は爪片(12)は
損傷せず、乾電池交換時の作業性がよくなる。また、ロ
ックレバー(5)により閉じ状態の蓋体(4)が不用意に前
進することは規制され、使用者が電気機器を使用中に電
池ケース(1)内の乾電池が脱落する虞れを防止できる。
【0018】(覆い板の詳細)図9(a)、(b)は、覆い板
(8)の夫々開閉状態を示す背面断面図であり、図10
は、図9(a)をD方向から見た側面断面図である。覆い
板(8)は、前記電池収納開口(10)と同じ方向を向いた大
開口(21)に被さり、該大開口(21)内にはカードホルダ(7
0)が設けられている。該カードホルダ(70)には、画像デ
ータを格納するメモリカード(7)が挿入される。メモリ
カード(7)は一端部に複数の端子(71)(71)を設け、カー
ドホルダ(70)内のソケット(図示せず)が端子(71)(71)に
電気的に接して、メモリカード(7)との間でデータを入
出力する周知の構成である。覆い板(8)は、前記水平軸
(20)に嵌められたネジリバネ(86)により開き方向に付勢
され、自由端部に係止爪(83)を設けている。キャビネッ
ト(2)上にて大開口(21)の近傍には左右に延びた長孔(2
2)が開設され、該長孔(22)に左向きにバネ(82)付勢され
たスライド部材(80)が嵌まっている。該スライド部材(8
0)には、引掛かり片(81)が設けられ、覆い板(8)の閉じ
状態にて係止爪(83)が引掛かり片(81)に係止する。
【0019】覆い板の閉じ動作 係止爪(83)には斜面(84)が形成され、図9(a)に示すよ
うに、開いた覆い板(8)をネジリバネ(86)に抗して閉じ
方向に回動させると、斜面(84)が引掛かり片(81)に接す
る。斜面(84)はバネ(82)付勢に抗して、引掛かり片(81)
を右向きに押す。斜面(84)が引掛かり片(81)を通過する
と、引掛かり片(81)はバネ(82)によって戻され、係止爪
(83)が引掛かり片(81)を係止する。覆い板(8)は閉じ状
態を保つ。覆い板の開き動作 覆い板(8)を開くには、図9(b)に示す状態から、スラ
イド部材(80)を手で右向きに移動させる。係止爪(83)と
引掛かり片(81)の係合が外れ、覆い板(8)はネジリバネ
(86)により水平軸(20)を中心に開き方向に回動する。大
開口(21)が露出し、カードホルダ(70)からメモリカード
(7)を取り出すことができる。
【0020】(覆い板の開き防止)図11は、蓋体(4)の
開き状態を示す斜視図であり、キャビネット(2)を上下
逆にしている。蓋体(4)は開き状態で支持部材(3)の後
端部が覆い板(8)上に接近し、これにより覆い板(8)が
開くことを規制する。蓋体(4)の開き状態で、覆い板
(8)を開くことができると以下の問題がある。乾電池を
交換するときには蓋体(4)を開くが、このときに使用者
の指が誤ってスライド部材(80)に当たって、該スライド
部材(80)を係止爪(83)から外れる方向に動かす虞れがあ
る。使用者が電池ケース(1)から乾電池を取り出すとき
にはキャビネット(2)を図11に示す状態から上下逆に
するが、スライド部材(80)を誤って移動させた為に覆い
板(8)が開き可能になっていると、大開口(21)からメモ
リカード(7)が落下する虞れがある。メモリカード(7)
は一般に衝撃に弱く、落下時の衝撃により損傷して記録
内容が再生できない虞れがある。然るに、本例に係わる
装置にあっては、蓋体(4)が開いていれば、覆い板(8)
は開かないから、使用者が蓋体(4)を開いて電池ケース
(1)から乾電池を取り出すときに、たとえ指がスライド
部材(80)に当たっても大開口(21)からメモリカード(7)
が落下する虞れはない。尚、覆い板(8)の枢支部(20)を
図11のE部に設けて、両蓋体(4)(8)が同一面内を回
動し、蓋体(4)の基端部にて覆い板(8)の自由端部を押
さえる構成も考えられる。然るに、出願人は以下の如
く、覆い板(8)にて蓋体(4)の開き防止を行うことも考
えており、この点から覆い板(8)の枢支部(20)を図11
のE部に設ける構成を採用していない。
【0021】(蓋体の開き防止)図6(a)に点線で示すよ
うに、蓋体(4)に切欠き(41)を設け、覆い板(8)の左端
部に該切欠き(41)に嵌まる突片(85)を設ける。突片(85)
は水平軸(20)よりも覆い板(8)の自由端部側に位置す
る。これにより、覆い板(8)は開き状態で蓋体(4)が開
くことを規制することができる。具体的には、図12に
示すように、覆い板(8)が開いている状態では、突片(8
5)の下端が前進位置にある蓋体(4)の後端部上面に接近
して、蓋体(4)の開き方向の回動を規制する。覆い板
(8)を開くときはメモリカード(7)を挿脱するときであ
るが、該カード(7)挿脱時に乾電池からの給電のON、
OFFが切り替わると、カード(7)内のデータを破壊す
る虞れがある。即ち、カード(7)挿脱時には、乾電池か
らの通電状態はON又はOFFを保つ必要があり、カー
ド(7)挿脱時には乾電池が挿脱されることを防止する必
要がある。従って、覆い板(8)を開いてカード(7)を挿
脱するときには、蓋体(4)の開き方向の回動を規制する
のが望ましい。
【0022】本例にあっては、キャビネット(2)に枢軸
(31)を設けているが、蓋体(4)に設けてもよい。また、
蓋体(4)に鉤片(40)を、キャビネット(2)に爪片(12)を
設けているが、これを逆にしてもよい。更に、図13に
示すように、規制片(65)を支持部材(3)上に取り付け
て、蓋体(4)から内向きに突板(47)を突出させる。蓋体
(4)の開き状態にて規制片(65)を突板(47)の先端に当接
させ、蓋体(4)の閉じ状態で規制片(65)を解除片(15)に
より撓み変形させて、蓋体(4)からの当接を解除させて
もよい。
【0023】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビネットの斜視図であり、上下を逆にして
示す。
【図2】蓋体の裏面図である。
【図3】蓋体の分解斜視図である。
【図4】図3の押さえ板をC−C線で破断した断面図で
ある。
【図5】蓋体を閉じたキャビネットを図1のA方向から
見た断面図である。
【図6】蓋体及びキャビネットの平面図であり、(a)は
後退位置を、(b)は前進位置を夫々示す。
【図7】(a)、(b)は夫々図6(a)、(b)をB−B線で破断
した断面図である。
【図8】(a)は蓋体の開き状態の断面図、(b)は同上の閉
じ状態の断面図である。
【図9】(a)は覆い板の開き状態の背面断面図、(b)は同
上の閉じ状態を示す背面断面図である。
【図10】図9(a)をD方向から見た側面断面図であ
る。
【図11】蓋体の開き状態を示す斜視図である。
【図12】覆い板の開き状態を示す斜視図である。
【図13】蓋体の他の実施例を示す断面図である。
【図14】従来の電気機器の斜視図である。
【符号の説明】
(2) キャビネット (3) 支持部材 (4) 蓋体 (5) ロックレバー (8) 覆い板 (12) 爪片 (31) 枢軸 (40) 鉤片 (51) 操作釦

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット(2)上に互いに接近した蓋
    体(4)と、覆い板(8)を夫々枢支して設け、蓋体(4)と
    覆い板(8)は閉じ状態でキャビネット(2)の同一平面内
    に配備された電気機器に於いて、 蓋体(4)と覆い板(8)は、回動移行路が互いに直交し、蓋体(4)は開き完了状態で基端部が、覆い板(8)の上面
    に接近し、該覆い板(8)の開き方向の回動を規制する
    とを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 キャビネット(2)上に互いに接近した蓋
    体(4)と、覆い板(8)を夫々枢支して設け、蓋体(4)と
    覆い板(8)は閉じ状態でキャビネット(2)の同一平面内
    に配備された電気機器に於いて、 蓋体(4)と覆い板(8)は、回動移行路が互いに直交し、覆い板(8)は開き完了状態で基端部が、蓋体(4)の上面
    に接近し、該蓋体(4)の開き方向の回動を規制する こと
    を特徴とする電気機器。
  3. 【請求項3】 蓋体(4)は乾電池(9)が挿入される開口
    に被さり、覆い板(8)はメモリカード(7)が挿入される
    開口に被さる請求項1又は2に記載の電気機器。
JP14599199A 1999-05-26 1999-05-26 蓋体を具えた電気機器 Expired - Fee Related JP3258979B2 (ja)

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