JPH08315703A - 小型継電器 - Google Patents

小型継電器

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JPH08315703A
JPH08315703A JP7116088A JP11608895A JPH08315703A JP H08315703 A JPH08315703 A JP H08315703A JP 7116088 A JP7116088 A JP 7116088A JP 11608895 A JP11608895 A JP 11608895A JP H08315703 A JPH08315703 A JP H08315703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
bobbin
piece
base
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP7116088A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Yamamoto
知幸 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Electric Co Ltd filed Critical Daiichi Electric Co Ltd
Priority to JP7116088A priority Critical patent/JPH08315703A/ja
Publication of JPH08315703A publication Critical patent/JPH08315703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型継電器の品質を向上させ、且つ、コスト
ダウンに寄与させる。 【構成】 ベース21の一側部に一体成形にてボビン2
2を形成して該ボビン22にコイル23を巻装して成る
小型継電器20であって、該小型継電器20の該ベース
21とボビン22の底面との間にボビン22の下面側方
を開放した固定孔30を形成する。そして、該固定孔3
0へヨーク28の底片28aをボビン22の側方より嵌
入して固定できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型継電器に関する
ものであり、特に、合成樹脂にて一体成形されたベース
にヨークを固定するとき、該ヨークの嵌合時に生じる該
固定孔の上下方向の隙間をなくしてフラックスやホコリ
が侵入しないようにした小型継電器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の此種小型継電器を図4乃至図6に
従って説明する。図に於て、1は小型継電器であり、2
は該小型継電器のベースである。該ベース2は合成樹脂
の射出成形にて形成され、且つ、図4及び図5に於て左
側部上面にはボビン3が該ベース2と一体成形され、そ
して、該ボビン3にコイル4が巻装されている。
【0003】又、前記ボビン3の底面には空間部5が凹
設されており、更に、該ベース2には該ボビン3の下側
鍔部3aに近接して孔6が開穿されている。而も、該孔
6は該ベース2の上面及び下面の前記空間部5とを開通
するように垂直に開穿されている。
【0004】そこで、L字状のヨーク7の縦片7aを該
孔6の下面より上方へ向って挿通して該ベース2の上面
に立設し、更に、該ヨーク7の底片7bを前記ボビン3
の下側鍔部3aの下面に当接して固定する。
【0005】一方、該ボビン3の上側鍔部3bの一側に
は、アマチュア8の支承孔9が開穿されており、該支承
孔9にアマチュア8を挿入して前記ヨーク7の先端部位
にて該アマチュア8を回動自在に支承している。尚、該
ボビン3の中心部にはコア10が嵌入される。
【0006】又、ベース2の右側部には固定接片11と
可動接片12とが対峙して立設されており、そこで、前
記コイル4に通電すれば、アマチュア8の一端部がコア
10に吸引されて回動し、該アマチュア8は作動片13
を介して可動接片12を押圧する。斯くして、可動接片
12に設けた可動接点12aが固定接片11に設けた固
定接点12aに接触し、更に、前記通電を解除すれば、
可動接片12が元の状態に復帰して可動接点12aが固
定接点11aより離間し、斯くしてスイッチング動作を
為すように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来型の小型継電
器は、ベース2に設けた孔6は上下垂直に開穿されてい
るので、ヨーク7はその縦片7aを該孔6の下面より挿
通し乍ら該縦片7aを該ベース2の上に立設し、そし
て、該ヨーク7の底片7bをボビン3の底面に当接して
該ヨーク7をベース2に固定することになる。
【0008】従って、端子をハンダ付けするとき、前記
孔6とヨーク7との間の隙間からフラックスが内部へ侵
入したり、或いは外部の塵埃が該隙間から侵入して継電
器の品質性能を阻害していた。そこで、該隙間を可及的
に小さくすることが考えられるが、之もヨークの形状に
制限があってどうしても該隙間を無くすることはできな
い。更に又、前記孔6にヨーク7の縦片7aを下面より
挿入することになるので、該ヨーク7には図6に示す如
く、予め、該ヒンジスプリングを取付けることができな
い。従って、該ヒンジスプリングをヨーク7に取付ける
場合は該ヨークを前記孔6に挿通した後で取付けねばな
らない。従って、該ヒンジスプリングの取付けが極めて
困難となり、作業性が悪いばかりでなく組立上の自動化
が不可能となり、コストアップの原因となっている。
【0009】そこで、該ヒンジスプリングの固定が容易
であって、且つ、ハンダ付時のフラックス或いはホコリ
がヨーク固定用の孔より継電器内部へ侵入しないように
するために解決せらるべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案せられたものであり、中心部にコア
を嵌挿したボビンにコイルを巻装し、且つ、該コイルの
側面にヨークを配設すると共に、該ボビンはベースと一
体的に合成樹脂にて成形されており、更に、該ヨークの
上端部にL字状に折曲したアマチュアを回動自在に支承
すると共に、該コイルに通電すれば該アマチュアが前記
コアに吸着されて回動し、作動片を介して可動接片を押
圧し、固定接点に可動接点が接触できるように構成され
た小型継電器に於て、前記ボビンの下側鍔部側方のベー
ス上面にヨーク底片を載置できる溝部を設け、更に、該
溝部に載置されたヨーク底片が該溝部上面に沿ってスラ
イドして、前記ボビンの下側鍔部下面に当接できるよう
に該下側鍔部下面に設けた空間部と該溝部とを連通して
ヨークの固定孔を形成し、該固定孔にヨークの底片をボ
ビンの側方より嵌入して固定した小型継電器を提供する
ものである。
【0011】
【作用】ベース上面に設けた溝部にヨークの底片を載置
する。そして、該ヨークを該溝部上面に沿ってボビンの
方向へスライドさせる。然るときは、ボビンの下側鍔部
の下面側壁に設けられているヨークの固定孔に該ヨーク
の底片が挿入され乍らボビンの下側鍔部下面に当接して
固定する。このように、該ヨークは底片をボビン側方よ
り固定孔に挿入して固定することになるので、該固定孔
は上下方向に直通した隙間が生じることがなくなり、依
って、ホコリやフラックスの侵入が防止される。
【0012】又、ヨークの縦片には予めヒンジスプリン
グを固定しておくことができるので、継電器の組立上の
自動化も可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に従
って詳述する。図に於て20は小型継電器である。図1
に示すように、該小型継電器20のベース21は合成樹
脂の射出成形によって形成され、且つ、該ベース21の
左側部にはボビン22が該ベース21と共に合成樹脂に
て一体的に成形されている。
【0014】該ボビン22にはコイル23が巻装され、
そして、該ボビン22の中心の上下開放の中心孔にはコ
ア24が嵌着されている。又、該ベース21の右側部に
は固定接片25と可動接片26とが対峙して立設されて
いる。
【0015】又、前記ベース21は、前記ボビン22の
下面即ち、該ボビン22の下側鍔部22aの下面の部分
が凹設されて空間部27が形成されている。更に、該下
側鍔部22aの下面からヨーク28の底片28aの厚み
分だけの段差を有するように、該下側鍔部22aの側方
のベース21に上面開放の溝部29を開穿する。而も、
該溝部29内には該ヨーク28の底片28aが載置さ
れ、而も、該溝部29内に載置されたヨーク28の底片
28aはボビン22方向へ押圧されてスライドし、そし
て、該底片28aがボビン22の下側鍔部22aの下面
に当接できるように、該下側鍔部22aの下面側方の縦
壁部にヨーク28の固定孔30を水平方向に開口してあ
る。
【0016】次に、前記ヨーク28は図3に示す如く、
縦片28bの背面にヒンジスプリング31がリベット3
2,32によって固定される。そこで、該ヨーク28の
底片28aの先端部をボビン22の方向にして前記溝部
29内に載置し、そして、該ヨーク28をボビン22の
方向へ押し出す。然るときは、該ヨーク28の底片28
aが前記固定孔30を挿通し乍らボビン22の下側鍔部
22aの下面に当接して固定することになるが、このと
き、該ヨーク28の縦片28bは該ボビン22の側方へ
立設されて固定される。
【0017】而して、該ヨーク28の縦片28bには前
述せる如く、予めヒンジスプリング31が取付けられて
いるので、該ヒンジスプリング31によって該ヨーク2
8の上端部に支持されるアマチュア32を弾性的に支承
することができる。
【0018】斯くして、前記コイル23へ通電すれば、
コア24へアマチュア32の先端部が吸引されて該アマ
チュア32が回動する。従って、該アマチュア32は作
動片33を介して前記可動接片26を押圧し、該可動接
片26に設けてある可動接点26aを固定接片25に設
けてある固定接点25aに接触させる。
【0019】又、該コイル23への通電を解除すれば、
可動接片26は元の状態に復帰して可動接点26aが固
定接点25aより離間し、スイッチング動作をなす。而
して、前記固定孔30は従来のようにベースを上下方向
に垂直に開穿されるのではなく、前記ボビン22の下側
鍔部22aの下面右側の縦壁部に水平方向に開穿される
ので、該固定孔30にヨーク28の底片28aを前記溝
部29から水平方向に移動させて挿入するのであるか
ら、リフロー等によるハンダ付けの際、前記固定孔30
の隙間は該ヨーク28によって閉塞され、依って、フラ
ックスが内部に侵入するようなことはなくなる。又、外
部のホコリも同様に侵入が阻止される。更に、ヒンジス
プリング31はヨーク28に予め取付けておくことがで
きるので、該取付けの作業性も良好であり、且つ、継電
器の組立も自動化が可能となる。
【0020】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例にて詳述せる
如く、ヨークを固定するための固定孔がヨークの下側鍔
部下面側方の縦壁部に水平方向に設けられており、且
つ、該固定孔に連通してベースに設けられている上面開
放の溝部がヨークの底片を載置できる寸法に形成されて
いるので、ヨークをベースに固定する際には、先ず、該
ヨークの底片を該溝部に上面から挿入して載置し、そし
て、該底片をボビン方向へ水平に押し込むので、該ヨー
クの縦片はヨークの固定孔に対しては直接に嵌合される
ことはない。依って、該ヨークの縦片には予めヒンジス
プリングを取付けておくことができるので、該ヒンジス
プリングの取付作業も容易であり、且つ、継電器の組立
も自動化が可能となり、品質が向上すると共にコストダ
ウンにも寄与できる等、正に、諸種の効果を奏する発明
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、合成樹脂で一体成形
されたベース及びボビンの縦断側面図。
【図2】本発明の一実施例を示し、その小型継電器の縦
断側面図。
【図3】本発明の一実施例を示し、ヨークの背面図。
【図4】従来例を示し、合成樹脂にて一体成形されたベ
ースとボビンの縦断側面図。
【図5】従来例を示し、その小型継電器の縦断側面図。
【図6】従来例のヨークの背面図。
【符号の説明】
20 小型継電器 21 ベース 22 ボビン 23 コイル 24 コア 25 固定接片 25a 固定接点 26 可動接片 26a 可動接点 27 空間部 28 ヨーク 28a ヨークの底片 29 溝部 30 固定孔 31 ヒンジスプリング 32 アマチュア 33 作動片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部にコアを嵌挿したボビンにコイル
    を巻装し、且つ、該コイルの側面にヨークを配設すると
    共に、該ボビンはベースと一体的に合成樹脂にて成形さ
    れており、更に、該ヨークの上端部にL字状に折曲した
    アマチュアを回動自在に支承すると共に、該コイルに通
    電すれば該アマチュアが前記コアに吸着されて回動し、
    作動片を介して可動接片を押圧し、固定接点に可動接点
    が接触できるように構成された小型継電器に於て、前記
    ボビンの下側鍔部側方のベース上面にヨーク底片を載置
    できる溝部を設け、更に、該溝部に載置されたヨーク底
    片が該溝部上面に沿ってスライドして、前記ボビンの下
    側鍔部下面に当接できるように該下側鍔部下面に設けた
    空間部と該溝部とを連通してヨークの固定孔を形成し、
    該固定孔にヨークの底片をボビンの側方より嵌入して固
    定したことを特徴とする小型継電器。
JP7116088A 1995-05-15 1995-05-15 小型継電器 Pending JPH08315703A (ja)

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JP7116088A JPH08315703A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 小型継電器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106653494A (zh) * 2017-01-16 2017-05-10 宁波金海电子有限公司 一种带多功能推动杆的工控继电器及其装配方法
WO2018227996A1 (zh) * 2017-06-14 2018-12-20 广西睿奕科技发展有限公司 一种可同时切断零线和火线的磁保持继电器

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