JP2513358Y2 - 電磁リレ― - Google Patents

電磁リレ―

Info

Publication number
JP2513358Y2
JP2513358Y2 JP1991090061U JP9006191U JP2513358Y2 JP 2513358 Y2 JP2513358 Y2 JP 2513358Y2 JP 1991090061 U JP1991090061 U JP 1991090061U JP 9006191 U JP9006191 U JP 9006191U JP 2513358 Y2 JP2513358 Y2 JP 2513358Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
base
contact
break
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991090061U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0587783U (ja
Inventor
昭久 綱川
Original Assignee
オリジナル電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリジナル電機株式会社 filed Critical オリジナル電機株式会社
Priority to JP1991090061U priority Critical patent/JP2513358Y2/ja
Priority to DE19924233807 priority patent/DE4233807C2/de
Publication of JPH0587783U publication Critical patent/JPH0587783U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2513358Y2 publication Critical patent/JP2513358Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁リレー、特にDCモ
ーターの正逆転やプランジャーの正逆駆動の制御に用い
られる自動車電装用部品として好適な電磁リレーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高級化指向に伴って、例
えば自動ドアロック、パワーウインドウ等、従来手動作
で行っていた操作機構を自動化した自動操作機構が採用
されるようになった。かかる自動操作機構はDCモータ
ーの正逆転やプランジャーの正逆方向移動の駆動機構に
より操作され、その駆動制御回路には一般に2個の電磁
リレーが用いられる。即ち、制御回路から出力された制
御信号によって2個の電磁リレーを開閉動作させ、その
開閉動作によってDCモーターあるいはプランジャーに
流れる電流の方向を切り換えてドアの錠や窓を開閉させ
る。駆動制御回路はプリント基板上にICその他部品と
共に組み立てられて、その一端側にプリント配線が引き
出されコネクタを介してワイヤハーネスに接続される。
図32、図33、図34、図35および図36はそれぞ
れ従来例に係る電磁リレーの正面構成図、下面図、側面
構成図、結線図およびプリント基板加工図である。電磁
リレーは制御装置によって駆動制御されるコイル電流が
コイル端子10に各引き出し端が接続されたコイル1に
流れると、鉄心5がアマチュア4を磁気吸引し、アマチ
ュア4が固定された可動接点端子6の可動バネ部61を
下方へ揺動させる。この揺動によって、可動バネ部61
の弾性力によりメーク固定接点81に接触して、可動接
点端子6側をメーク接点端子8側に導通させていた可動
接点62はメーク固定接点81から離間してブレーク固
定接点71に接触して、可動接点端子6側をブレーク接
点端子7側に導通させる。コイル電流が遮断されると、
可動バネ部61の弾性力により可動接点62はブレーク
固定接点71から離間して、メーク固定接点81に接触
する位置に復帰する。図33に示すように、ベース9か
らの各端子の引き出し位置は、その主面の4隅近傍の2
箇所にコイル端子10、それらに対向する2箇所にブレ
ーク接点端子7とメーク接点端子8、そしてコイル端子
10の間の中央近傍に可動接点端子6が配置されてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】自動車の軽量化および
搭載装置の小型・軽量化の要請に沿ってかかる電装装置
においてもその小型化および組み立て自動化が図られて
いるが、電磁リレーは電装部品としては比較的に大型で
嵩高であると共に、大きさの異なるものが多いので、プ
リント基板上に大きな専有面積を占めると共に、プリン
ト基板への自動装着が難かしくなっていた。また、駆動
能力の増大によって接点間に大容量電流が流れるように
なり、それに伴って接点端子に接続され、一方向に引き
出されるプリント配線の線幅を太くしなければならない
一方、規格により一定のプリント配線間隔を必要とする
ので、例えば、可動接点端子6に接続されるプリント配
線のプリント基板上の引き回しに大きな面積が必要にな
った。そのため、装置の組み立てコストが高くなると共
に、電装装置の小型化が妨げられていた。本考案は上記
問題点に鑑みて成されたもので、接点間に大容量電流が
流れるものであっても、プリント基板に組み込んだ時
に、小型化、省スペース化が可能である共に、プリント
配線設計が容易で、プリント基板のプリント配線設計に
ムダがない電磁リレーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、ビンをその軸心が面と平行になるよう
に支持するベースと、ブレーク固定接点およびメーク固
定接点がれぞれ固着され、ベースを貫通しその
の一方の側に偏らせて引き出されたブレーク接点端子お
よびメーク接点端子と、可動バネに連され、ベースを
貫通しその底面の中央部を含む前記一方の側に偏らせ
て引き出された可動接点端子と、コイルの引き出し端に
それぞれ接続され、ベースを貫通しその面の他方の
側に偏らせて引き出されたコイル端子を有しブレーク
接点端子およびメーク接点端子はそれぞれ板状体の両端
位置または中央位置に引き出し部を備え板状体の中央
位置に引き出し部を備えたブレーク接点端子またはメー
ク接点端子はベースの底面の一方の側の中央部近傍に引
き出され、板状体の両端位置に引き出し部を備えたブレ
ーク接点端子またはメーク接点端子はベースの面の隣
接する2つの角部近傍に共に引き出され、ベースの底面
が接するプリント基板に一対の電磁リレーが取り付けら
れる際には、その離間した側の一方が切除されるように
たものである。
【0005】
【作用】板状体の中央位置に引き出し部を備えたブレー
ク接点端子またはメーク接点端子はベースの底面の一方
の側の中央部近傍に引き出される。板状体の両端位置に
引き出し部を備えたブレーク接点端子またはメーク接点
端子はベースの底面の隣接する2つの角部近傍に引き出
される。一対の電磁リレーががプリント基板に取り付け
られる際には、ベースの底面の隣接する2つの角部近傍
に引き出されたブレーク接点端子またはメーク接点端子
の離間した側の一方が切除されてプリント配線に接続さ
れる。ベースの底面の一方の側の中央部近傍に引き出さ
れたブレーク接点端子またはメーク接点端子はベースの
底面の中央部近傍でプリント基板のプリント配線に接続
され、該プリント配線は他方の固定接点端子が接続され
たプリント配線と同じ側に引き出される。コイルが通電
されると、鉄芯が励磁されてその一端側に臨むアマチュ
アを吸引する。それによって、アマチュアが固着された
可動バネが揺動してメーク固定接点に接触していた可動
接点が離間してブレーク固定接点に接触する。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1、図2および図3はそれぞれ本考案
の一実施例である電磁リレーの側面構成図、平面図およ
び正面図である。これらの図において、2は上下端にス
プール部21を有するボビン、1はボビン2に卷回され
たコイル、7および8は後述するように、それぞれ共通
のリードフレームを加工して作成されたブレーク接点端
子およびメーク接点端子、71および81はそれぞれブ
レーク接点端子7およびメーク接点端子8の一端のそれ
ぞれの対向部に設けられたブレーク固定接点およびメー
ク固定接点、5はボビン2に嵌挿された鉄芯、6はメー
ク接点端子8とコイル端子10の中間、後方に引き出し
部を有して弾性導電体で形成された可動接点端子、61
は可動接点端子6と一体成形され、正面および側面視ほ
ぼL字状で、ヨーク3の一端近傍を中心に揺動可能な可
動バネ部、62は可動接点端子6の一端近傍の上下面に
導電固着され、それぞれブレーク固定接点71およびメ
ーク固定接点81と対向する可動接点である。4は可動
バネ部61の凹所に2箇所で鋲着され、コイルの通電
時、鉄芯5に吸引されて可動バネ部61の先端を下方へ
揺動させるアマチュア、3は側面視L字状に形成され、
鉄芯5およびアマチュア4と共に閉磁気回路を形成する
ヨーク、10はコイル1の引き出し端が接続される一対
のコイル端子、9は各端子が植設され、ボビン2を支持
すると共に、プリント基板に組み込まれた時に電磁ブロ
ックの基台となるベース、11は電磁ブロックMを覆っ
て保護するケースである。可動接点端子6はベース9の
主面の左中央部から電磁ブロックMの後部を経てヨーク
3の後主面に至り、可動バネ部61に連なっており、ヨ
ーク3の左右縁を挟圧固定している。なお、可動接点端
子6と、それに鋲着されるアマチュア4とで可動接点ブ
ロックTが、可動接点ブロックTとケース11を除く部
分で電磁ブロックMが構成される。
【0007】図3に示すように、ベース9には6個の端
子貫通孔が穿設され、図3で上下の2対の端子貫通孔は
左右対称位置に設けられ、上側の端子貫通孔w1 ,w2
の一方にはメーク接点端子8が、他方にはブレーク接点
端子7が、そして下側の端子貫通孔w5 ,w6 には2対
のコイル端子10が各々挿通封止されている。残りの端
子貫通孔w3 ,w4 (ただし、w4 は貫通溝)はベース
9主面の中央上部と、上下の端子貫通孔w1 ,w5 の中
間で左側縁部にそれぞれ設けられ、ブレーク接点端子7
および可動接点端子6がそれぞれ挿通封止されている。
なお、ベース9がプリント基板に取着される主面にはフ
ラックス洗浄等の便のため、基板面との間に間隙を形成
させる4個の支持突起92が上下左右対称位置にそれぞ
れ設けられている。図4、図5、図6および図7はそれ
ぞれベース9の平面図、左側面図、下面図および図5の
切断線X1 −X2 に沿った断面図であり、これらの図を
参照してベース9の細部をさらに説明する。ベース9の
ボビン2の取り付け側主面には端子貫通孔w3 に接近し
た中央より位置にボビン支持板91が立設され、該ボビ
ン支持板91の略中央部には鉄芯5を挿通させるための
支持孔95が穿設されている。また、ボビン支持板91
に垂直な図4で上下縁に立設された2つの側壁96には
ボビン支持板91に隣接した中央より位置にボビン2の
スプール部21を係止するボビン係止溝94、対向する
主壁面がそれぞれ端子貫通孔w1 ,w2 および端子貫通
孔w3 の主壁面と一致し、メーク接点端子8およびブレ
ーク接点端子7を係止する接点端子係止溝93がそれぞ
れ2箇所ずつ凹設されている。さらに、端子貫通孔
5 ,w6 の中間には、次に述べるヨーク3の他端のヨ
ーク小径部31が嵌挿される貫通孔w7 が穿設されてい
る。
【0008】図8、図9および図10はそれぞれヨーク
3の平面図、正面図および右側面図である。図におい
て、31は上記のようにベース9の貫通孔w7 に嵌挿さ
れてヨーク3を支持するヨーク小径部、32は可動接点
端子6の可動バネ部61が嵌着されて、可動接点ブロッ
クTを係止する係止溝、33は鉄芯5に鋲着するリベッ
トが嵌挿されるリベット孔である。図11、図12およ
び図13はそれぞれ部分展開した可動接点端子6の正面
図、平面図および側面図である。図において、63はヨ
ーク3の係止溝32に嵌着されてバネ力で可動接点端子
6をヨーク3に係止するバネ係止片、64はベース9の
貫通溝w4 の1側壁に嵌着されて可動接点端子6をベー
ス9に支持固定する支持溝、65はプリント基板の挿通
孔に嵌挿されてプリント配線と接続される接続端、66
はアマチュア4に鋲着するリベットが嵌挿されるリベッ
ト孔である。図に示す可動接点端子6は図11の折り曲
げ線B1に沿って可動接点62側を紙面下方に折り曲げ
ることにより完成品となる。図14は可動接点端子6の
展開図であり、図に示す折り曲げ線B1,B2,B3,
B4およびB5に沿って折り曲げ加工が施される。図1
5および図16はそれぞれメーク接点端子8およびブレ
ーク接点端子7の正面図である。図に示すように、何れ
の接点端子も左右対称形を成しており、図17に示す共
通のフレーム端子Lのリード部Li(i=1,2,3)
を切断して形成される。図17の(a),(b)はそれ
ぞれフレーム端子Lの正面図および側面図を示す。フレ
ーム端子Lは3本のリード部Liが形成されており、リ
ード部L1およびL3は基体部の両縁に延設され、リー
ド部L2はその間の中央部に延設された縦長の突出部で
ある。ブレーク接点端子7はフレーム端子Lのリード部
L1,L3を切断することにより、メーク接点端子8は
フレーム端子Lのリード部L2を切断することにより形
成される。このように、ブレーク接点端子7およびメー
ク接点端子8は共通のフレーム端子Lを加工して作成さ
れるので金型等の製造コストを低減できる。
【0009】電磁リレーを組み立てるには、まず、ブレ
ーク接点端子7およびメーク接点端子8をベース9の接
点端子係止溝93に沿って挿入し、それぞれ端子貫通孔
3および端子貫通孔w1 ,w2 に挿通させて固定し、
コイル端子10対も端子貫通孔w5 ,w6 に挿通させて
固定する。次に、コイル1が卷回されたボビン2の一方
のスプール部21をベース9のボビン支持板91に密着
させて、ボビン2をボビン係止溝94に嵌挿させて固着
する。その後、鉄芯5をボビン支持板91の支持孔95
を介してボビン2の貫通孔に嵌入させると共に、ヨーク
3のヨーク小径部31をベース9の貫通孔w7 に嵌挿さ
せて、ヨーク3の一端を支持させ、リベット孔33にリ
ベットを嵌挿させて、鉄芯5の先端にかしめ止めするこ
とにより、鉄芯5を介してボビン支持板91にヨーク3
を固定する。コイル1の引き出し端はコイル端子10に
それぞれ半田付けされる。展開された可動接点端子6は
そのリベット孔66に嵌挿されたリベットのかしめ止め
により、アマチュア4が鋲着される。その後、前述のよ
うに、図14に示す折り曲げ線B1,B2,B3,B4
およびB5に沿って折り曲げ加工が施されて可動接点ブ
ロックTが完成する。曲げ加工された可動接点端子6は
その可動バネ部61の弾性力に抗して可動接点62が固
着された先端部がブレーク固定接点71とメーク固定接
点81の間隙に遊嵌するように嵌挿され、一方、バネ係
止片63の弾性力に抗して可動バネ部61の基底部がヨ
ーク3の係止溝32に押圧嵌着されることによって、電
磁ブロックMと可動接点ブロックTが一体化され、電磁
リレーの組み立てが完了してケース11に収納されて完
成品となる。なお、完成した電磁リレーをプリント基板
に組み込む際には、一対のメーク接点端子8のリード部
L1,L3はプリント配線の設計に好都合な一方を残し
て、他方が切断される。
【0010】図18および図19はそれぞれ、プリント
基板の端子挿通孔位置と共に、組み込まれた電磁リレー
の配線状態を示す配線図およびプリント基板の配線パタ
ーンの一例を示す配線パターン図である。プリント基板
にはベース9の端子貫通孔w1 ,w3 〜w6 に対応して
5個の端子挿通孔W1 ,W3 〜W6 が穿設されている。
この例ではメーク接点端子8のリード部L1,L3の一
方が切断された結果、プリント配線に接続されるため突
出されるリード部はベース9の端子貫通孔w1,w2
中の一方の端子貫通孔w1 のみから突出されている。他
方の端子貫通孔w2 の開口部に臨むリード部切断面は本
実施例ではそのままの状態で残されているが、もちろ
ん、樹脂等で封止してもかまわない。従って、プリント
基板のベース9の端子貫通孔w2 に対向する位置には端
子挿通孔が存在しないから、上記対向する位置の裏面に
図19の例に示すように、プリント配線P3 を形成させ
ることができ、一方向(図19で上方向)に引き出され
る配線パターンの設計が容易になる。また、一般に可動
接点端子6、ブレーク接点端子7およびメーク接点端子
8には大容量電流が流されることがあり、従って、それ
らに接続される配線パターンは図19の例に示すよう
に、径が幅広(約4mm)になるように設計しなければな
らないが、その際、本実施例ではこれらの端子が全てベ
ース9の主面の一方の側に偏って設けられているので、
電磁リレーの取り付け位置近傍の配線P1 ,P2 ,P3
パターンの専有面積を可及的に小さくすることができ
る。
【0011】次に、本実施例の適用例である、電磁リレ
ーを2個組み合わせてユニット化した電磁ユニットにつ
いて説明する。図20、図21および図22はそれぞれ
第1の適用例に係る電磁ユニットの平面図、正面図およ
び側面構成図である。この適用例はそれぞれの鉄心5が
互いに平行になるように2個の電磁リレーI,IIが組み
合わされてケース11に収納されたものである。図2
3、図24および図25はそれぞれ、プリント基板の端
子挿通孔位置と共に、組み込まれた電磁ユニットの配線
状態を示す配線図、プリント基板の配線パターンの一例
を示す配線パターン図および同じく他の例を示す配線パ
ターン図である。この適用例では電磁リレーIとIIのメ
ーク接点端子8のリード部L1,L3の切断位置が互い
に異なっているため、図23に示すように、電磁リレー
Iのメーク接点端子8のリード部はプリント基板の端子
挿通孔W11に、電磁リレーIIのメーク接点端子8のリー
ド部は端子挿通孔W11に近接した位置に穿設された端子
挿通孔W22に挿通される。一般に、自動車の自動操作用
電装部品として使用される電磁リレーは2個を対にして
使用されることが多く、しかも、両者のメーク接点端子
を連結して、あるいは、さらにブレーク接点端子同士を
も連結して使用されることが少なくない。このような場
合、本適用例の電磁ユニットを用いれば、図24および
図25に示すように、上記連結使用される接点端子が挿
通される、近接した位置に穿設された端子挿通孔をプリ
ント配線(P4 ,P9 ,P10)で連結し、一方向に引き
出すことにより、無駄なプリント配線の引き回しが不要
となるから、電磁リレーに接続される配線パターンの専
有面積を可及的に小さくすることができる。
【0012】図26、図27および図28はそれぞれ第
2の適用例に係る電磁ユニットの正面構成図、下面図お
よび図26の切断線Y1 −Y2 に沿った断面図である。
この適用例はそれぞれの鉄心5の軸心が共通になるよう
に2個の電磁リレーIII ,IVが組み合わされてケース1
1に収納されたものである。図29、図30および図3
1はそれぞれ、プリント基板の端子挿通孔位置と共に、
組み込まれた電磁ユニットの配線状態を示す配線図、プ
リント基板の配線パターンの一例を示す配線パターン図
および同じく他の例を示す配線パターン図である。第2
の適用例においても、電磁リレーIII とIVのメーク接点
端子8のリード部L1,L3の切断位置が互いに異なっ
ており、図29に示すように、電磁リレーIII のメーク
接点端子8のリード部はプリント基板の端子挿通孔W13
に、電磁リレーIVのメーク接点端子8のリード部は端子
挿通孔W13に近接した位置に穿設された端子挿通孔W24
に挿通される。図30および図31に示すように、近接
した位置に穿設された端子挿通孔W13とW24、あるい
は、さらに端子挿通孔W33とW34をプリント配線P13
18,P19で連結し、一方向に引き出すことにより、電
磁リレーに接続される配線パターンの専有面積を可及的
に小さくすることができる。上記実施例ではメーク接点
端子8のリード部は一方を残して他方を切断するように
しているが、プリント配線設計に余裕がある場合は必ず
しも他方を切断する必要はない。また、可動接点端子は
一体成形によらず、別体成形されたものを接合したもの
であっても良い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように請求項1記載の考案
によれば、それぞれ板状体の両端位置または中央位置に
引き出し部を備え、ベースの底面の一方の側に偏らせて
引き出されたブレーク接点端子およびメーク接点端子
と、ベースの底面の中央部を含む前記一方の側に偏らせ
て引き出された可動接点端子と、ベースの底面の他方の
側に偏らせて引き出されたコイル端子を有し、板状体の
中央位置に引き出し部を備えた固定接点端子はベースの
底面の一方の側の中央部近傍に引き出され、板状体の両
端位置に引き出し部を備えた固定接点端子はベースの底
面の隣接する2つの角部近傍に共に引き出され、プリン
ト基板に一対の電磁リレーが取り付けられる際には、そ
の離間した側の一方が切除されるようにしたので、接点
間に大容量電流が流れるものであっても、プリント基板
に組み込まれた一対の電磁リレーの端子間を接続するプ
リント配線距離を短く、かつ、占有面積を小さくできる
から、小型化、省スペース化が可能になる共に、プリン
ト配線設計が容易で、かつムダの発生を防止できる。請
求項記載の考案によれば、ベースの面に立設され
中央部に貫通孔が設けられた支持板により、ボビンと、
貫通孔を嵌挿してボビンに内装された鉄芯を支持したの
で、電磁リレーの組み立てが容易になると共に、面倒な
鉄芯位置調整作業または組立寸法管理が不要になり、寸
法精度向上させることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である電磁リレーの側面構成
図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】電磁リレーのベースの平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】同じく下面図である。
【図7】同じく図5の切断線X1 −X2 に沿った断面図
である。
【図8】電磁リレーのヨークの平面図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】電磁リレーの部分展開した可動接点端子の平
面図である。
【図12】同じく正面図である。
【図13】同じく側面図である。
【図14】電磁リレーの可動接点端子の展開図である。
【図15】同じくメーク接点端子の正面図である。
【図16】同じくブレーク接点端子の正面図である。
【図17】フレーム端子の正面図および側面図である。
【図18】プリント基板の端子挿通孔位置と共に電磁リ
レーの配線状態を示す配線図である。
【図19】電磁リレーが組み込まれるプリント基板の配
線パターンの一例を示す配線パターン図である。
【図20】第1の適用例に係る電磁ユニットの平面図で
ある。
【図21】同じく正面図である。
【図22】同じく側面構成図である。
【図23】第1の適用例に係る電磁ユニットのプリント
基板の端子挿通孔位置と共に電磁ユニットの配線状態を
示す配線図である。
【図24】同じくプリント基板の配線パターンの一例を
示す配線パターン図である。
【図25】同じくプリント基板の配線パターンの他の例
を示す配線パターン図である。
【図26】第2の適用例に係る電磁ユニットの正面構成
図である。
【図27】同じく下面図である。
【図28】同じく図26の切断線Y1 −Y2 に沿った断
面図である。
【図29】第2の適用例に係る電磁ユニットのプリント
基板の端子挿通孔位置と共に電磁ユニットの配線状態を
示す配線図である。
【図30】同じくプリント基板の配線パターンの一例を
示す配線パターン図である。
【図31】同じくプリント基板の配線パターンの他の例
を示す配線パターン図である。
【図32】従来例に係る電磁リレーの正面構成図であ
る。
【図33】同じく下面図である。
【図34】同じく側面構成図である。
【図35】同じく結線図である。
【図36】同じくプリント基板加工図である。
【符号の説明】 1 コイル 2 ボビン 3 ヨーク 4 アマチュア 5 鉄芯 6 可動接点端子 7 ブレーク接点端子 8 メーク接点端子 9 ベース 10 コイル端子 11 ケース 61 可動バネ部 62 可動接点 71 ブレーク固定接点 81 メーク固定接点 91 ボビン支持板 92 支持孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯が内装されたボビンと、該ボビンに
    卷回されたコイルと、ブレーク固定接点と、メーク固定
    接点と、その間に位置してアマチュアと共に可動バネに
    固着され、揺動して前記ブレーク固定接点と前記メーク
    固定接点とに接触可能な可動接点と、前記鉄芯と前記ア
    マチュアと共に磁気回路を構成するヨークを備えた電磁
    リレーにおいて、前記ボビンをその軸心が面と平行に
    なるように支持するベースと、前記ブレーク固定接点お
    よび前記メーク固定接点がれぞれ固着され、前記ベー
    スを貫通しその面の一方の側に偏らせて引き出され
    レーク接点端子およびメーク接点端子と、前記可動
    バネに連され、前記ベースを貫通しその前記底面の
    中央部を含む前記一方の側に偏らせて引き出された
    接点端子と、前記コイルの引き出し端にそれぞれ接続さ
    れ、前記ベースを貫通しその前記底面の他方の側に偏
    らせて引き出されたイル端子を有し、前記ブレーク接
    点端子および前記メーク接点端子はそれぞれ板状体の両
    端位置または中央位置に引き出し部を備え、前記板状体
    の前記中央位置に引き出し部を備えた前記ブレーク接点
    端子または前記メーク接点端子は前記ベースの底面の前
    記一方の側の中央部近傍に引き出され、前記板状体の前
    記両端位置に引き出し部を備えた前記ブレーク接点端子
    または前記メーク接点端子は前記ベースの底面の隣接す
    る2つの角部近傍に共に引き出され、前記ベースの底面
    が接するプリント基板に一対の電磁リレーが取り付けら
    れる際には、その離間した側の一方が切除されるもので
    あることを特徴とする電磁リレー。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、ベースは、そ
    面に立設され中央部に貫通孔が設けられた支持板
    を有し、該支持板により、ボビンと、前記貫通孔を嵌挿
    して前記ボビンに内装された鉄芯を支持したことを特徴
    とする電磁リレー。
JP1991090061U 1991-10-08 1991-10-08 電磁リレ― Expired - Lifetime JP2513358Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991090061U JP2513358Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 電磁リレ―
DE19924233807 DE4233807C2 (de) 1991-10-08 1992-10-07 Elektromagnetisches Relais

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991090061U JP2513358Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 電磁リレ―

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0587783U JPH0587783U (ja) 1993-11-26
JP2513358Y2 true JP2513358Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=13988053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991090061U Expired - Lifetime JP2513358Y2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 電磁リレ―

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2513358Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552592Y2 (ja) * 1976-02-27 1980-12-06
JPS62123053U (ja) * 1986-01-27 1987-08-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0587783U (ja) 1993-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2513358Y2 (ja) 電磁リレ―
JP2512585Y2 (ja) 電磁リレ―
US4801908A (en) Small relay for automated assembly
KR101503316B1 (ko) 전자접촉기
JP2005276460A (ja) 電磁開閉装置
CN219979450U (zh) 一种改进电磁吸力的磁保持电磁继电器
CN219979461U (zh) 一种抗冲击的磁保持电磁继电器
JPH0212728A (ja) 電磁リレー
JPH0212725A (ja) 電磁リレー
JP2864649B2 (ja) 電磁継電器
JPH0341398Y2 (ja)
JP2562178Y2 (ja) 電磁リレー
JP2562177Y2 (ja) 電磁リレー
JP2598543Y2 (ja) ソレノイドコイル装置
JPH0212727A (ja) 電磁リレー
JPH0436037Y2 (ja)
JPH08315703A (ja) 小型継電器
JP4622910B2 (ja) リレー
JP2000341929A (ja) リニアモータ
JP2582187B2 (ja) ラッチング電磁石の交流駆動回路
CN117198811A (zh) 一种安全继电器
JP3318781B2 (ja) 電磁継電器
JPH0224198Y2 (ja)
JPH0212726A (ja) 電磁リレー
JPH0212723A (ja) 電磁リレー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250