JPH08315598A - テスト機能内蔵メモリ集積回路 - Google Patents

テスト機能内蔵メモリ集積回路

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JPH08315598A
JPH08315598A JP7114432A JP11443295A JPH08315598A JP H08315598 A JPH08315598 A JP H08315598A JP 7114432 A JP7114432 A JP 7114432A JP 11443295 A JP11443295 A JP 11443295A JP H08315598 A JPH08315598 A JP H08315598A
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JP
Japan
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circuit
memory
test
signal
integrated circuit
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JP7114432A
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English (en)
Inventor
Nobufumi Komori
伸史 小守
Yasuhiko Nitta
泰彦 新田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ集積回路において、タイミングマージ
ンテスト、電圧マージンテスト、電流異常の検知の機能
を、内蔵機能により可能とするメモリ集積回路を提供す
る。 【構成】 メモリテスト信号と各種制御信号を発生する
シーケンサ部とメモリ読みだし結果判定部を備えた自己
テスト内蔵機能(BIST)部と、該シーケンサ部の出
力信号により制御されるタイミング発生回路と電圧発生
回路、および電流異常を検知するための電流電圧変換回
路とアナログ/デジタル変換回路を直列に接続した電流
センサを内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリデバイスのテス
ト容易化設計に関するものである。特にチップ内にテス
ト回路を内蔵したBIST手法を導入したメモリ集積回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの回路規模が増大するにつれて、
設計者が回路の機能、動作を考えてテストパターンを作
成することが非常に時間の要するものとなっている。故
障シュミレーションは莫大な時間を要し、故障検出率を
評価することも現実的に難しくなっている。また、テス
トベクトル数の増加、テスト周期の短縮はLSIテスタ
ーの高機能化、高性能化を要求し、テスターのコスト上
昇を招いている。特に、メモリではビット容量の増大に
伴うテスト時間の増大が問題となっている。これらの点
から、現在ではLSIのテスト容易化設計が必須のもの
となっている。テスト容易化手法としてはスキャンデザ
インがまず実用化されたが、LSIの場合には単一縮退
故障モデルでは不十分であることや、テストパターン数
が膨大になり、大規模なシリアルメモリを持つテスター
が必要である。これらを解決する手法としてビルトイン
セルフテスト(Built−In Self−Tes
t、以下BISTと記述する。)が考えられた。
【0003】BISTはテストパターンの発生手段と、
テスト結果の評価手段をLSI内部に持ち、自己テスト
を行うことが特徴である。種々の手法があるが、現在の
実用の原点は、1970年代の終わりに提案されたBI
LBO(Built−InLogic Block O
bservation)がある。
【0004】通常動作では単なるフリップフロップとし
て、テスト時には疑似乱数の発生、または、出力データ
の圧縮を行うリニアフィードバックシフトレジスタ(L
FSR)として動作するBILBOレジスタが用いられ
る。スキャンパスで回路を部分回路に分割し、分割した
回路に対する入力側のシフトレジスタを疑似乱数発生
器、出力側のシフトレジスタを符号解析器とし、疑似ラ
ンダムパターンを用いたシグネチャーアナリシスでセル
フテストを行う。
【0005】このような疑似ランダムパターン方式のB
ISTをASIC分野に適用した例として、米ハネウェ
ル社の20KゲートアレイHC20000がある。ゲー
トアレイの入力に242ビットと非常に大規模なLFS
Rを付加し、出力に141ビットのLFSRをデータ圧
縮器として設け、高速(100MHz)でセルフテスト
を行う。このゲートアレイはスーパーコンピュータ用で
あり、性能低下を招くスキャンパスは採用していない。
このゲートアレイは1.25μmCMOSでチップサイ
ズ10mm角であり、その6%(2000ゲート規模)
がテスト用回路である。
【0006】さらに、マイクロプロセッサでも、インテ
ルの80386のようにPLA、CROM(マイクロコ
ード用ROM)にブロック毎に1対のLFSRを設け疑
似ランダムパターンでのセルフテストを実行する例が報
告されている。
【0007】一方、メモリLSIでは多ビットのLFS
Rを用いて、マルチインプットLFSRをコラムデコー
ダ部に埋め込み、ビットラインに接続することで、デー
タの書き込み、読みだし、スキャンイン/アウト及びデ
ータ圧縮を行う手法や東芝の4MDRAMのように、ア
ドレスジェネレータ、テストパターンジェネレータ、コ
ンパレータを内蔵したBISTが報告されている。
【0008】図9は、LSIに適用された従来のBIS
T技術について説明したものである(Hiroki Koike et
al. "A BIST SCHEME USING MICROPROGRAM ROM FO
R LARGE CAPACITY MEMORIES" International Test
Conference Paper 36.1 pp.815-822 (1990).)。テスト
すべきメモリセルの数をNとした時、図9はNに比例し
たパターン数のテストパターンの実行が可能な構成を示
している。クロックに同期してインクリメントまたはデ
クリメントすることができるアドレスカウンタ66の出
力を受けてマイクロプログラムROM68の出力が変化
し、これに呼応してマイクロプログラムコードが出力さ
れデータジェネレータ/コンパレータ67が動作する構
成になっている。発生したデータと、メモリから読みだ
したデータの比較結果は、最終的にEND信号出力がロ
ーレベルになったときにERROR信号として出力さ
れ、テスト結果が外部から判定可能となる。
【0009】図9のBIST回路に、ループカウンタ、
ベースアドレスレジスタを追加することにより、N2に
比例したパターン数のテストパターンの実行が可能な構
成となる。また、タイマーを追加することにより、ダイ
ナミックRAMのデータ保持時間いわゆるリテンション
時間を評価するための構成となる。これらの構成要素
は、実際には1つのBIST回路に統合されている。
【0010】ここで着目すべきはメモリのための従来の
BIST回路は、チップ外部のクロック信号に同期して
チップの機能動作のみがテストできるだけであり、詳細
なタイミングマージンテストなどは考慮されていないこ
とである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】メモリのためのBIS
T回路については前述したように、学会等での提案はな
されているものの製品に導入された例はまだない。この
理由としては、BIST回路の導入によるチップ面積の
増大(高コスト)、歩留まりの低下などの悪影響が上げ
られる。しかし、これらの問題点はデバイスの微細化と
メモリの大容量化に伴うBIST回路面積の相対的な低
下によって解消されていくと考えられる。
【0012】今後、最も問題となるのは、BIST回路
を導入することにより、高額な高速メモリテスタを用い
たテスト時間を大幅に減らすことができるかどうかであ
る。もし、BIST回路によるテスト内容が高速のメモ
リテスタを用いたテストの多くを代替できれば、大規模
メモリの分野においては、高額な高速メモリテスタに対
する投資を抑制して、ビットあたり単価の安い製品を製
造し、販売することができる。ところが、従来のBIS
T回路は次の3つのテスト内容については代替すること
が不可能であった。 (1)タイミングマージンテスト (2)電圧マージンテスト (3)電流テスト もし、この点が解決されなければ、今後もBIST回路
の本格的な導入は行われず、高額なメモリテスタを用い
たテストが必要となるため、大規模メモリ製品の製造コ
ストは下がってもテストのコストが下がらないため、総
コストの低減はできない。タイミングおよび電圧マージ
ンテストは、開発段階での動作マージン把握だけでな
く、製品の実動作タイミングに対するマージンを製品出
荷時に把握し、品質を定常的に把握する上でも重要な意
味がある。
【0013】更に、LSIの信頼性評価のための加速試
験においては実動作条件よりも高い電圧での動作試験を
行うが、従来はチップの内部電圧を所定の値に制御する
ことが困難であり、精度のよい加速試験ができている保
証がなかった。チップ内に電圧マージンテスト機能を内
蔵することは大きな意味がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、与えられた
プログラムに従って、メモリテスト信号およびメモリセ
ルアレイに対するタイミング信号を制御するための制御
信号を発生するシーケンサ部と、該シーケンサ部からの
制御信号により制御されるタイミング発生回路と、メモ
リ読みだし結果判定部とを設け、メモリ内でメモリセル
アレイに対し複数のタイミング信号を発生することによ
り、タイミングマージンテストを行うことを可能とした
テスト機能内蔵メモリ集積回路を提供するものである。
【0015】本願の特許請求の範囲の請求項2に記載の
発明において、シーケンサ部は、メモリテスト信号およ
びタイミング発生回路を制御する制御信号を発生するた
めのプログラムを格納するプログラム記憶部を有するこ
とを特徴とする。
【0016】本願の特許請求の範囲の請求項3に記載の
発明は、タイミング発生回路が、チップに内蔵され外部
クロック信号に同期して動作するフェーズロックドルー
プ(PHASE LOCKED LOOP、以下PLL
と記述する。)回路のリング上の多段ゲートの複数の位
置の信号をもとにタイミング信号を発生することを特徴
とする。
【0017】本願の特許請求の範囲の請求項4に記載の
発明において、PLL回路は外部クロックの逓倍機能を
有することを特徴とする。
【0018】本願の特許請求の範囲の請求項5に記載の
発明において、PLL回路によって逓倍されたクロック
信号を分周器によって多相クロック信号に分周し、チッ
プ内の各メモリブロックに供給するように構成されるこ
とを特徴とする。
【0019】本願の特許請求の範囲の請求項6に記載の
発明において、PLL回路によって逓倍されたクロック
信号を分周器によって多相クロック信号に分周し、さら
に分周された信号ごとにPLL回路のリング状多段ゲー
トの所定の位置の信号との論理積をとった信号をチップ
内の各メモリブロックに供給するように構成されること
を特徴とする。
【0020】本願の特許請求の範囲の請求項7に記載の
発明において、請求項5および請求項6に記載のテスト
機能内蔵メモリ集積回路に、更に、多相クロックへの分
周回路をリングカウンタで構成したことを特徴とする。
【0021】本願の特許請求の範囲の請求項8に記載の
発明において、与えられたプログラムに従って、メモリ
テスト信号とメモリセルアレイに対する出力電圧を制御
するための制御信号を発生するシーケンサ部と、該シー
ケンサ部からの制御信号によりメモリセルアレイの各機
能ブロックに対する出力電圧を制御する電圧発生回路
と、メモリ読みだし結果判定部を設け、メモリ内でメモ
リセルアレイの各機能ブロックに対に対し電圧を可変的
に発生することにより、電圧マージンテストを行うこと
を可能とすることを特徴とする。
【0022】本願の特許請求の範囲の請求項9に記載の
発明において、請求項8のテスト機能内蔵メモリ集積回
路に、更に、上記シーケンサ部は、テスト信号および電
圧発生回路を制御する制御信号を発生するためのプログ
ラムを格納するプログラム記憶部を有することを特徴と
する。
【0023】本願の特許請求の範囲の請求項10に記載
の発明において、請求項8のテスト機能内蔵メモリ集積
回路に、更に、電圧発生回路はチップに内蔵されその出
力電圧が前期シーケンサ部の出力信号値によって制御さ
れることを特徴とする。
【0024】本願の特許請求の範囲の請求項11に記載
の発明は、電流電圧変換回路とアナログ/デジタル変換
回路を直列に接続した電流検知回路と、この電流センサ
の出力信号値を所定の値と比較して電流異常を検出する
電流判定部を設けることを特徴とする。
【0025】本願の特許請求の範囲の請求項12に記載
の発明において、更に、請求項11に記載のテスト機能
内蔵メモリ集積回路は、チップ内の複数の電源線上に電
流センサを設けたことにより、電流異常の原因を分類可
能にしたことを特徴とする。
【0026】
【作用】特許請求の範囲の請求項1および請求項2に記
載のメモリ集積回路において、シーケンサ部内のプログ
ラム記憶部内に格納されたプログラムによって、書き込
み/読み出しアドレスと書き込みデータを含むメモリテ
スト信号とメモリセルアレイに対する書き込み/読み出
しタイミングを制御するための制御信号を発生する。ま
た該メモリテスト信号を発生するシーケンサ部と、上記
メモリ読み出し結果判定部と、上記シーケンサ部の制御
信号により上記タイミング発生回路を設け、上記タイミ
ング発生回路から複数のタイミング信号を発生すること
により、タイミングマージンテストを行う。
【0027】特許請求の範囲の請求項3に記載のメモリ
集積回路において、上記タイミング発生回路が、チップ
に内蔵され外部クロック信号に同期して動作するPLL
回路のリング上の多段ゲートの複数の位置の信号をもと
にタイミング信号を発生する。
【0028】特許請求の範囲の請求項4に記載のメモリ
集積回路において、上記PLL回路は、外部クロックを
逓倍する。
【0029】特許請求の範囲の請求項5に記載のメモリ
集積回路において、上記PLL回路によって逓倍された
クロック信号は、分周回路によって多相クロック信号に
分周され、チップ内の各メモリブロックに供給される。
【0030】特許請求の範囲の請求項6に記載のメモリ
集積回路において、上記PLL回路によって逓倍された
クロック信号は、分周回路によって多相クロック信号に
分周され、さらに分周された信号ごとに上記PLL回路
のリング状多段ゲートの所定の位置の論理積をとった信
号をチップ内の各メモリブロックに供給される。
【0031】特許請求の範囲の請求項8および請求項9
に記載のメモリ集積回路において、シーケンサ部内のプ
ログラム記憶部に格納されたプログラムにより、上記シ
ーケンサ部から上記電圧発生回路に対し制御信号を発生
する。また、上記シーケンサ部から発生する制御信号に
より、上記電圧発生回路からのメモリセルアレイに対す
る出力電圧を可変的に発生することにより、電圧マージ
ンテストを行う。
【0032】特許請求の範囲の請求項10に記載のメモ
リ集積回路において、上記電圧発生回路はチップ内に内
蔵され、その出力電圧は、上記シーケンサ部の出力信号
値によって制御される。
【0033】特許請求の範囲の請求項11に記載のメモ
リ集積回路において、上記アナログ/デジタル変換回路
と直列に接続された上記電流センサの出力信号値を所定
の値と比較して電流異常を検出する。
【0034】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づき、本発明に
ついて詳細に説明する。
【0035】図1は、本発明のメモリ集積回路の実施例
を示した概略ブロック図であり、以下に本発明のメモリ
集積回路の概略を説明する。図1において、メモリ集積
回路1は、セルフテスト時にメモリセルアレイに対する
書き込み/読み込みアドレスと書き込みデータを含むテ
スト信号および各種制御信号を発生するBIST部2
と、アドレスラッチタイミング信号を可変的に発生する
タイミング発生回路3および、各回路に与える電圧を可
変的に発生する電圧発生回路4を備える。
【0036】また図1において、上記BIST部2は、
テスト開始時に外部からTEST端子18に対し入力さ
れた制御信号に応じてテスト信号とテストのための各種
制御信号を出力するシーケンサ部5と、該シーケンサ部
5から出力される制御信号により制御されるメモリ読み
出し結果判定部6を備える。
【0037】また図1において、上記タイミング発生回
路3は、外部からのクロック入力のためのクロック端子
17に接続されており、外部から入力されるクロック信
号φEXTに同期してずれ(スキュー)の少ない内部クロ
ック信号を発生するためのPLL(Phase Loc
ked Loop)回路7と、該PLL回路7から出力
される位相の異なるクロック信号(φ0〜φp)のいずれ
かをシーケンサ部5からの制御信号CNT2に基づいて
選択するためのタイミング信号セレクタ8から構成され
ている。
【0038】また図1において、外部からのアドレス信
号を入力するためのADR端子9は、外部からのアドレ
ス信号と内部のテストアドレス信号を選択するためのア
ドレス入力セレクタ10に接続されており、その出力は
アドレスラッチ11に接続される。アドレスラッチ11
の出力はアドレスデコーダ12に接続され、アドレスデ
コーダ12の出力は、メモリセルアレイ部13に接続さ
れる。外部とデータ信号のやりとりを行なうためにDA
TA端子14は、外部からのデータ信号と内部のテスト
データ信号を選択するためのデータ入力セレクタ15に
接続され、該データ入力セレクタ15は、さらにメモリ
セルアレイ部13とデータのやりとりを行うためにI/
O16と接続される。またI/O16はデータのやりと
りを行うためメモリセルアレイ部13に接続される。
【0039】さらに図1において、BIST部2内のシ
ーケンサ部5の出力はアドレス入力セレクタ10、デー
タ入力セレクタ15およびメモリ読み出し結果判定部6
に接続される。メモリ読みだし結果判定部6はテストデ
ータの読み出しのためにI/O16に接続される。さら
に、シーケンサ部5はタイミング発生回路3を制御する
ため、タイミング信号セレクタ 8に接続される。タイ
ミング信号セレクタ8の出力はアドレスラッチ11に接
続される。さらに、シーケンサ部5の出力は、メモリセ
ルアレイ部13内の各回路ブロックに与える電圧を制御
するため電圧発生回路4に接続される。電圧発生回路4
はメモリセルアレイ部内13の各回路ブロックに電圧を
与えるため、メモリセルアレイ部13に接続される。
【0040】また、さらに図1において、テスト開始時
に、外部からの制御信号が入力されるTEST端子18
はシーケンサ部5に接続されており、該シーケンサ部
は、テスト結果を外部に出力するためERROR端子1
9に接続されている。
【0041】また、図1のBIST部2において、テス
トパターン及び制御信号を発生するシーケンサ部5は、
その中にテストプログラムを格納するプログラム記憶部
を含む。
【0042】図2は、図1のBIST部2内のシーケン
サ部5の構成を示したものである。図2において、シー
ケンサ部20はプログラムシーケンサ21、プログラム
記憶部22、プログラムデータレジスタ23より構成さ
れる。外部よりテスト開始時に、スタートアドレスがプ
ログラムシーケンサ21に与えられる。プログラムシー
ケンサ21より、プログラム記憶部22に対してプログ
ラムアドレスが与えられると、プログラム記憶部22に
格納されたデータがプログラムデータレジスタ23に読
み込まれる。プログラムデータレジスタ23ではテスト
パターンや制御信号が各フィールドに割り当てられてお
り、BIST部外に対しテストパターンや制御信号を出
力する。プログラムデータレジスタ23は、またプログ
ラムシーケンサ21に対し、次に実行すべきアドレスを
与え、プログラムシーケンサ21はプログラム記憶部2
2に次のアドレスを与え、同様にして、プログラム記憶
部22中のプログラムが順次実行される。
【0043】またプログラムシーケンサ21に対し結果
判定信号が入力された時は、プログラムシーケンサ21
が実行すべきアドレスを変更し、プログラム記憶部22
に与えることにより、判定結果時の処理を行う。
【0044】このようにして、シーケンサ部20内のプ
ログラム記憶部22に格納されたプログラムによって、
テストパターンおよびタイミング発生回路3や電圧発生
回路4を制御する制御信号が出力される。
【0045】図1において、テスト開始のため、外部か
ら制御信号がTEST端子18に与えられると、シーケ
ンサ部5内のプログラム記憶部22に格納されたプログ
ラムにより、シーケンサ部5からアドレス入力セレク
タ、データ入力セレクタ、およびメモリ読みだし結果判
定部に対しテスト信号を、メモリ読みだし結果判定部と
タイミング信号セレクタに対し制御信号が出力される。
テスト信号は書き込み/読みだしアドレスを含むアドレ
ス入力セレクタ信号と書き込みデータを含むデータ入力
セレクタ信号を含み、テスト時には、外部からのアドレ
スおよびデータ入力信号に代えてこれらのテスト信号が
用いられる。また、制御信号は、メモリ読み出し結果判
定部6を制御するCNT1とタイミング信号セレクタ7
を制御するCNT2を含む。
【0046】シーケンサ部5から出力されたテスト信号
中の書き込みアドレスはアドレス入力セレクタ10を介
してアドレスラッチ11に出力される。また該テスト信
号中のテストデータ信号は、データ入力セレクタ15を
介してI/O16に出力される。タイミング信号セレク
タ8へのシーケンサ部5からの制御信号CNT2によ
り、タイミング発生回路3からアドレスラッチ11に書
き込みタイミング信号が与えられると、アドレスがアド
レスデコーダ12を介して、メモリセルアレイ部13に
出力され、同時に、テストデータがI/Oを介してメモ
リセルアレイ部13に対し書き込まれる。
【0047】データ読みだし時には、テスト信号中に
は、読みだしアドレスが含まれ、データは含まれない。
前述のデータ書き込み時と同様にして、アドレス入力セ
レクタ15に読みだしアドレスが与えられ、アドレスラ
ッチ11にタイミングが与えられた時点でメモリの内容
がI/O16を介して読み出される。
【0048】メモリ読み出し結果判定部6は、シーケン
サ部5からの制御信号CNT1により、I/O16を介
して、メモリの内容を読み込み、シーケンサ部5からの
テスト信号中のテストデータと内容を比較し、その比較
結果をシーケンサ部5に出力する。シーケンサ部5はE
RROR端子19を介して外部にテスト結果を出力す
る。
【0049】図5において、φ0、φ1、φ2等はPLL
回路によって発生したタイミング信号のタイムチャート
を示す。ここで、シーケンサ部5からの制御信号CNT
2によってタイミング信号セレクタ8が、書き込みアド
レスと書き込みデータを含むテスト信号の出力タイミン
グとしてφ0を、書き込み信号の出力タイミングとして
φ1をセレクトした時のタイミングマージンテストにつ
いて説明する。
【0050】図1において、シーケンサ部5は、φ0の
立ち上がりで書き込みアドレスをアドレスラッチ11
に、書き込みデータをI/O16に出力する。タイミン
グ発生回路3は、φ1の立ち上がりで書き込み信号をア
ドレスラッチ11に対し出力する。この時、書き込み信
号が出力されたタイミングで、メモリセルアレイ13に
対してテストデータの書き込みが行われる。即ち、図5
において、φ0とφ1のずれ、5時間ユニットがタイムマ
ージンであり、メモリ読みだし結果判定部6で書き込み
データとテストデータの比較をすることによりタイムマ
ージンテストができる。例えば、書き込み信号のタイミ
ングとして、φ2を取れば、図5において、φ0とφ2
2時間ユニットずれているので、2時間ユニットのタイ
ムマージンテストが行える。
【0051】このように、シーケンサ部5からの制御信
号CNT2により、タイミング信号セレクタ8を制御
し、PLL回路7で発生した種々のタイミング(φ0
φP)の中から、制御信号に与える必要なタイミングを
選択することが可能となり、タイミングマージンテスト
が可能となる。
【0052】読み出しテストの場合も、同様にして、タ
イミング信号セレクタ8でタイミング信号を選択するこ
とにより、読み出しアドレスを出力するタイミングと、
読み出し信号を出力するタイミングをずらすことが可能
となり、データ読み出し時のタイミングマージンテスト
が行える。
【0053】このように、シーケンサ部5からの制御信
号CNT2により、タイミング信号セレクタ8がPLL
回路7から発生した種々のタイミング信号の中から、必
要なタイミング信号を選択することができ、これによっ
て、メモリセルアレイ13に対する各信号のタイミング
を別々に制御できるようになる。
【0054】すなわち、メモリ内部で、テスト信号の発
生およびメモリセルアレイ13に対するタイミング信号
の可変的な発生が可能となるため、メモリ内蔵機能によ
り、タイミングマージンテストが可能となる。
【0055】なお、本発明により、アドレス入力ラッチ
のタイミングだけでなく、チップ内外の全ての信号のタ
イミングが制御できることはいうまでもない。例えば、
本実施例では説明の簡単化のために省略したが、いわゆ
るローアドレスとカラムアドレスが同一のアドレスピン
を介して逐次的に入力される場合のアドレスラッチタイ
ミング制御に適用できることは明らかであるし、また、
メモリから読みだしたデータのラッチタイミングが同様
の手法によって制御できることも自明である。
【0056】また、本実施例では、PLL回路から発生
した位相のずれた複数のタイミング信号の中から必要な
タイミングを選択することにより、タイミングマージン
テストを可能としたが、複数の周期の異なるタイミング
信号を発生することによっても、同様にタイミングマー
ジンテストができることは、明らかである。
【0057】図3はPLL回路を示したものであり、P
LL回路は位相比較回路31、チャージポンプ回路3
2、電圧制御発振回路33、およびN分周回路34など
から構成される。
【0058】位相比較回路31で外部クロックと内部ク
ロックの位相差を検出し、位相差に応じてチャージポン
プ回路32を駆動して電圧制御発振回路33への入力電
圧を制御する。該電圧制御発振回路33の出力はN分周
回路34で入力クロック信号と同一周波数に分周された
後、内部クロック信号として位相比較回路31に入力さ
れる。
【0059】PLL回路の第1の利点は、チップ内外の
クロックスキュー(ずれ)の解消である。PLL回路を
用いることにより、チップを実装したプリント基板上の
システムクロックφEXTとチップ内のクロックφ'のずれ
を解消し、チップ間で転送するデータのセットアップ時
間のマージンを切り詰めてクロック信号の高速化を達成
することができる。この場合、システムクロックとチッ
プ内のクロックの周波数は同一であり、N分周回路は不
要である。
【0060】これに対して、第2の利点はクロック信号
の逓倍ができることである。この場合、プリント基板上
で各チップに分配するクロックの周波数は低く抑さえて
システム全体の動作の安定化をはかる一方、チップ内部
のクロック周波数は逓倍することによりシステム全体と
しての性能は飛躍的に向上させることができる。
【0061】図3の例では、PLL回路により外部クロ
ック信号φEXTの周波数が、N倍に逓倍されてφNとなっ
ている。逓倍されたクロック信号φNはN分周回路34
によって周波数が再び1/Nになり、外部クロックと同
一の周期をもつφ'がチップ内部に供給されている。
【0062】図3における電圧制御発振回路33は電圧
によって電流駆動能力が制御できる多段の反転論理ゲー
ト(インバータなど)がリング状に接続されている。接
続されるゲートの段数は、多くの場合、発振周波数を唯
一にし安定に動作させるために17段や23段などの素
数が選ばれる。
【0063】以上の説明から明らかなように、PLL回
路を内蔵することにより、チップ内部で外部クロックと
スキューのないクロック信号が発生でき、さらにこの内
部クロックに対して、逓倍されたクロック信号φNと電
圧制御発振回路33の出力信号(φ0〜φP)を組み合わ
せることにより、反転論理ゲート1段分の精度で任意の
タイミング信号を発生することができる。
【0064】図1のPLL回路の出力信号φ0〜φp、φ
Nおよびφ'に対して、シーケンサ部からのタイミング制
御信号CNT2を作用させることにより、アドレスラッ
チ信号をはじめとする種々のタイミング信号を発生する
ことが可能である。
【0065】シンクロナスDRAMと呼ばれるダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(以降、SDRA
M)の内部では複数のメモリブロックに対するアクセス
タイミングをずらすことにより、複数のメモリブロック
に対するアクセスを時間的にオーバーラップさせ、連続
アドレスに対するメモリアクセスレートを高めている。
SDRAMにおいては、例えば図6に示すように(k+
1)ブロックのメモリブロックに対して(k+1)相の
クロック信号が順次与えられるように回路設計を行な
う。
【0066】この時、図4に示されているように、N倍
に逓倍されたクロック信号φNを(k+1)段のリング
カウンタ36を用いて分周することにより、(k+1)
相のクロック信号PH0〜PHkを得ることができる。
【0067】タイミング信号PH0〜PHkを各メモリブ
ロックに与えることにより、(k+1)個のメモリブロ
ックを(k+1)分の1周期ずつタイミングをずらせな
がらアクセスすることができる。
【0068】また、最近のSDRAMは200MHZを
越える非常に高速な内部クロックで動作しており、チッ
プ内での信号遅延が問題になってきている。本発明のよ
うに、PLL回路で内部クロック信号を発生している場
合には、図4に示したように分周された信号に対して、
それぞれの信号が供給される相手ブロックの距離に応じ
てタイミング信号の変化時刻を調整することができる。
図4では、(k+1)個のメモリブロックに対して、1
ブロック異なる毎に反転論理ゲート2段分の遅延時間を
追加するように構成されている。
【0069】図5は、この動作を示すタイミングチャー
トであり、図中上部に示されている時間は任意スケール
である。本来、タイミング信号PH0とPH1は8時間ユ
ニットの遅延となるはずであるが、図4に示されている
ように、それぞれφ0およびφ2との論理積がとられてい
るため、φ0とφ2とのスキュー時間である2時間ユニッ
トを付加して10時間ユニットの遅延となっている。
【0070】次に、電圧マージンテスト時における、動
作について説明する。図7は図1において、特に電圧発
生回路について関連した部分を抜き出したものである。
図7において、制御電圧値を出力するBIST部51内
のシーケンサ部52の出力は、電圧発生回路53内のデ
ジタル/アナログ変換回路54、55に接続される。該
電圧発生回路53において、デジタル/アナログ変換回
路54、55の出力は電圧変換回路56、57に接続さ
れている。さらに、該電圧発生回路53からの出力はメ
モリセルアレイ部58内の各機能ブロックに信号電圧を
与えるため接続されている。また該電圧発生回路53に
は外部から電圧VINが与えられる。
【0071】電圧マージンテストにおいて、TEST端
子に入力される外部からの制御信号とシーケンサ部52
内のプログラム記憶部にあらかじめ格納されているプロ
グラムにより、テスト信号とテストのための制御信号が
出力される。制御信号には、メモリ読み出し結果判定部
59を動作させるための制御信号CNT1および図示し
ていないメモリを通常動作させるために必要な各種制御
信号(ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRA
M)におけるリフレッシュ信号など)が含まれている。
【0072】シーケンサ部52から、制御電圧値が出力
され、メモリセルアレイ部58内の各内部ブロックに対
して与えるべき電圧値をデジタル/アナログ変換回路5
4、55に与える。次に、デジタル/アナログ変換回路
54、55の出力信号は電圧変換回路56、57に基準
電圧VREFとして与えられる。電圧変換回路56、57
で基準電圧VREFに基づいて外部電源電圧VINを所定の
電圧(例えば、昇圧電位VPPやセルプレート電位1/2V
cc)に変換してメモリセルアレイ部58内の各回路ブロ
ックに与える。すなわち、シーケンサ部52からの制御
電圧値により、メモリセルアレイ部58内の各ブロック
に与える電圧を制御できる。
【0073】このようにして、出力電圧が制御可能な電
圧発生回路53をチップ内に内蔵することにより、メモ
リセルアレイ内部の個々の回路ブロックの動作電圧をき
め細かく変化させることができるようになる。
【0074】すなわち、シーケンサ部52からの制御信
号により、電圧発生回路53から出力するメモリセルア
レイ58内の各回路ブロックに対する電圧を変化させ、
タイミングマージンテストと同様に(ここではアドレス
ラッチタイミングは固定する)メモリセルアレイ58に
対するデータの書き込み/読み込みのテストを行うこと
ができる。
【0075】すなわち、メモリ内部で、テスト信号の発
生およびメモリセルアレイ58内の各機能ブロックに対
し、電圧の可変的な発生が可能となり、メモリ内蔵機能
により電圧マージンテストが可能となる。
【0076】図8は、本発明のメモリ集積回路におい
て、電流異常の検出のための回路の構成について説明し
たものである。以下に電流異常の検出方法について説明
する。図8において、電流センサ71は、回路に流入す
る電流経路上の抵抗(意図的に設けた抵抗でなく、トラ
ンジスタや、拡散、配線などによる寄生抵抗等)の両端
の電位差を増幅する差動アンプ72からなる電流電圧変
換回路と、該電流電圧変換回路の出力をデジタル値に変
換するアナログ/デジタル変換回路73からなり、BI
ST部70内に電流判定部74を備える。該電流判定部
74は、該電流センサ71の出力信号と、所定の電流期
待値を比較する比較回路75を有し、該比較回路75に
対して所定の電流期待値を与えるとともに比較回路75
の出力信号に基づいて異常電流の有無をチップ外部に出
力するシーケンサ部76を備えている。またシーケンサ
部76から比較回路75に対する電流期待値の出力は、
図2におけるプログラムデータレジスタ23にフィール
ドを追加することにより実現できる。
【0077】図8において、電流センサ71とBIST
部70内の電流判定部74により、チップ内の各回路に
供給されている電源の電流値を検知し、異常電流の有無
を判定する構成を示している。
【0078】図9は、メモリ内の各機能ブロック77、
78、79に対応して電流センサ80、81、82が配
置された場合を示している。
【0079】図9において、各機能ブロック77、7
8、79に電流センサ80、81、82が接続されてお
り、該電流センサ80、81、82は電流センス結果セ
レクタ回路83に接続されている。該電流センス結果セ
レクタ回路83は、シーケンサ部84からの電流期待値
と電流センサ80、81、82からの出力を比較するた
めの比較回路85に接続され、該比較回路85はその出
力をシーケンサ部84に出力する。
【0080】メモリ内の各機能ブロック77、78、7
9において、各電流センサ80、81、82により測定
された電流値は電流センス結果セレクタ回路83に出力
され、ここで測定される機能ブロックが選択され、比較
回路85に出力される。該比較回路85では、シーケン
サ部84から出力された電流の期待値と測定値を比較
し、その結果をシーケンサ部84に出力し、該シーケン
サ部84内で電流異常判定を行ない判定結果を外部に出
力する。
【0081】該電流センス結果セレクタ回路83では、
シーケンサ部84からの制御により、複数の機能ブロッ
クからの電流センス結果の中から順次1つずつ選択して
いくため、チップ内の各ブロックの電流テストを順次行
える。
【0082】このように、複数の電流センサーを用いる
ことにより、異常電流による不良が発生した場合に、不
良原因を特定することが可能になる。このことにより、
現状のメモリテスタで行なわれている種々のカテゴリー
のスタンバイ電流異常テストがBIST方式でも可能と
なる。
【0083】本発明の明細書においては、テストパター
ンおよび制御信号の発生を行なうための処理部をシーケ
ンサ部としたが、シーケンサ部の代わりにより拡張され
た処理機能を備えたマイクロプロセッサやマイクロコン
トローラを用いても同様の効果が得られ、一向に差しつ
かえないことは言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】本発明は、改善されたBIST回路によ
って制御されるタイミング発生回路を備えたことによ
り、タイミングマージンの自己テストが可能となり、高
額なメモリテスタを用いてのテスト時間を大幅に短縮
し、メモリデバイスの製造コストを大幅に削減すること
ができる。
【0085】更にまた、本発明は、タイミング発生回路
をPLL回路を用いて実現したことにより、高精度のタ
イミング信号を発生することが可能になるとともに、特
に、SDRAM等のメモリデバイスに対しては各メモリ
ブロック(メモリバンクともいう)に対する多相クロッ
ク信号が容易にしかも高精度で発生することができるよ
うになった。特に、リングカウンタで分周を行なうこと
により、簡略な回路で多相クロック信号を得ることがで
きる。
【0086】更に、チップ内の電源電圧を機能ブロック
毎に可変にしたことにより、メモリテスタを用いずに電
圧マージンテストが実施できるだけでなく、信頼性が要
求される加速試験時に各機能ブロックの電位をきめ細か
く設定することができ、正確な試験結果が得られると同
時に、試験時間の短縮も同時に実現できる。
【0087】更に、消費電流をチップ内で計測すること
ができるようにしたため、スタンバイ電流異常などをメ
モリテスタを用いずに検出することが可能となり、製造
コストを低減することができる。また、電流の計測回路
を各機能ブロック対応で配置することにより、異常電流
のカテゴリー分類が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメモリ集積回路の実施例であり、ア
ドレス入力端子(ADR)、データ入出力端子(DAT
A)、外部クロック端子φEXTを有するメモリチップの
ブロック構成図である。
【図2】 図1中のシーケンサ部の詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図3】 図1中のPLL回路の詳細な構成を示すブロ
ック図。
【図4】 タイミング発生回路の回路構成の一例を示す
ブロック図であり、電圧制御発振回路およびN分周回路
は図3中の同一名のブロックと同じものである。
【図5】 図4の回路の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図6】 図3に示された回路構成のタイミング発生回
路から出力される多相タイミング信号(T0,T1,...T
k)と、SDRAMの各メモリバンクとの関係を示す。
【図7】 外部電源から種々の内部電圧をシーケンサか
らの制御信号にしたがって発生する回路の一構成例を示
す。
【図8】 消費電流の自己テスト機能を有するLSIの
一構成例を示す。
【図9】 チップ内の各機能ブロック毎に電流センサー
を設けた構成を示す。
【図10】 Nに比例した数のテストパターン数をもつ
従来のBIST回路のブロック図。
【符号の説明】
1 テスト機能内蔵メモリ集積回路、2,51 BIS
T部、3 タイミング発生回路、4,53 電圧発生回
路、5,20,52,76,84 シーケンサ部、6,
59 メモリ読みだし結果判定部、7 PLL回路、8
タイミング信号セレクタ、9 ADR端子、10 ア
ドレス入力セレクタ、11 アドレスラッチ、12 ア
ドレスデコーダ、13,58 メモリセルアレイ部、1
4 DATA端子、15 データ入力セレクタ、16
I/O、17 外部クロック端子、18 TEST端
子、19 ERROR端子、21 プログラムシーケン
サ、22 プログラム記憶部、23 プログラムデータ
レジスタ、31 位相比較回路、32 チャージポンプ
回路、33,37 電圧制御発振回路、34,35N分
周回路、36 リングカウンタ、54,55 D/A変
換回路、56,57電圧変換回路、71,80,81,
82 電流センサ、72 差動アンプ、73 アナログ
/デジタル変換回路、74 電流判定部、75,85
比較回路、77,78,79 機能ブロック、83 電
流センス結果セレクタ回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ集積回路において、 与えられたプログラムに従ってメモリセルアレイに対し
    て書き込み/読み出しアドレスと書き込みデータを含む
    テスト信号を発生するとともに、アドレスラッチに対す
    る、書き込み/読み出しのタイミングを制御するための
    制御信号を発生するシーケンサ部と、 上記シーケンサ部の制御信号により制御され、アドレス
    ラッチに対する複数の書き込み/読み出しのタイミング
    を発生するタイミング発生回路と上記シーケンサ部から
    のテスト信号とメモリから読み出したデータ内容を比較
    し、テスト結果を判定するメモリ読み出し結果判定部と
    を設け、 上記タイミング発生回路により発生される複数のタイミ
    ング信号を用いて、タイミングマージンテスト行うこと
    を可能としたテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記シーケンサ部は、書き込みアドレスと書き込み
    データを含むテスト信号および書き込み/読み込みアド
    レスのタイミングを制御するための制御信号をタイミン
    グ発生回路に対して発生するためのプログラムを格納す
    るプログラム記憶部を有することを特徴とするテスト機
    能内蔵メモリ集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記タイミング発生回路は、チップに内蔵され外部
    クロック信号に同期して動作するPLL(PHASE
    LOCKED LOOP)回路のリング上の多段ゲート
    の複数の位置の信号をもとにタイミング信号を発生する
    ことを特徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記PLL回路は外部クロックの逓倍機能を有する
    ことを特徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記PLL回路によって逓倍されたクロック信号を
    分周回路によって多相クロック信号に分周し、チップ内
    の各メモリブロックに供給するように構成したことを特
    徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記PLL回路によって逓倍されたクロック信号を
    分周回路によって多相クロック信号に分周し、さらに分
    周された信号ごとにPLL回路のリング状多段ゲートの
    所定の位置の信号との論理積をとった信号をチップ内の
    各メモリブロックに供給するように構成したことを特徴
    とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  7. 【請求項7】 請求項5および請求項6に記載のメモリ
    集積回路にして、上記多相クロックへの分周回路をリン
    グカウンタで構成したことを特徴とするテスト機能内蔵
    メモリ集積回路。
  8. 【請求項8】 メモリ集積回路において、 与えられたプログラムに従って、メモリセルアレイに対
    して書き込み/読み出しアドレスと書き込みデータを含
    むテスト信号を発生するとともに、メモリセルアレイに
    対する電圧を制御するための制御信号を発生する上記シ
    ーケンサ部と、 上記シーケンサ部の制御信号により制御され、メモリセ
    ルアレイの各機能ブロックに対し電圧を発生する電圧発
    生回路と、 上記シーケンサ部からのテスト信号とメモリから読み出
    したデータ内容を比較し、テスト結果を判定するメモリ
    読みだし結果判定部とを設け、 該電圧発生回路が、メモリセルアレイ内の各機能ブロッ
    クに対してテスト電圧を可変的に発生することにより、
    電圧マージンテストを行うことを可能としたテスト機能
    内蔵メモリ集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記シーケンサ部は、テスト信号および電圧発生回
    路のメモリセルアレイの各機能ブロックに対する出力電
    圧を制御する制御信号を発生するためのプログラムを格
    納するプログラム記憶部を有することを特徴とするテス
    ト機能内蔵メモリ集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のメモリ集積回路にし
    て、上記電圧発生回路はチップに内蔵されその出力電圧
    が上記シーケンサ部の出力信号値によって制御されるこ
    とを特徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
  11. 【請求項11】 メモリ集積回路において、 電流電圧変換回路とアナログ/デジタル変換回路を直列
    に接続した電流センサと、該電流センサの出力信号値を
    所定の値と比較して電流異常を検出する電流判定部とを
    設けたことを特徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回
    路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のメモリ集積回路に
    して、チップ内の複数の電源線上に上記電流センサを設
    けたことにより、電流異常の原因を分類可能にしたこと
    を特徴とするテスト機能内蔵メモリ集積回路。
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