JPH08314371A - 塗り絵シート状品の製造方法 - Google Patents

塗り絵シート状品の製造方法

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JPH08314371A
JPH08314371A JP14543495A JP14543495A JPH08314371A JP H08314371 A JPH08314371 A JP H08314371A JP 14543495 A JP14543495 A JP 14543495A JP 14543495 A JP14543495 A JP 14543495A JP H08314371 A JPH08314371 A JP H08314371A
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JP
Japan
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coloring
frame
sheet
synthetic resin
base material
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Pending
Application number
JP14543495A
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English (en)
Inventor
Takeshi Arai
猛 荒井
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MERUHEN WORLD KK
Original Assignee
MERUHEN WORLD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強靭で、安全性が高く、しかも製造時間が短
縮された塗り絵シート状品の製造方法を提供する。 【構成】 塗り絵の輪郭線を構成するフレーム2を熱可
塑性合成樹脂で成形するか、若しくは合成樹脂シートを
打ち抜くこと等であらかじめ作製する。そして、前記フ
レーム2を基材シート1上に載せた状態でフレーム2内
に自然乾燥により硬化する合成樹脂を素材とする所望色
の着色材料4を塗布することで着色部3をフレーム2と
一体に固着形成する。ついで、乾燥硬化後前記基材シー
ト1より剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、子供等でも簡単に作
れ、しかも危険性が無い塗り絵シート状品の製造方法に
関する。
【従来の技術】
【0002】従来のこの種の塗り絵シート状品は、以下
のような2通りの方法により製造される。
【0003】(1) 所定の温度に加熱されたホットプレー
ト上面に耐熱性台板を載せ、該耐熱性台板の上面に、先
ず塗り絵の輪郭線を所望色の熱可塑性合成樹脂液で描
く。
【0004】ついで、前記輪郭線を構成する樹脂液が加
熱硬化した後、輪郭線内に所望色の熱可塑性樹脂液を順
次塗布することで着色する。そして、この輪郭線内の樹
脂液が加熱硬化した後、耐熱性台板から剥離させる。こ
のようにして種々な色彩で着色された塗り絵シート状品
が得られる。
【0005】(2) シート上面に、塗り絵の輪郭線を描い
てから、その輪郭線内に着色を行うことは前記(1) と同
様である。しかし、前記(1) では輪郭線の形成材や着色
材等として熱可塑性樹脂を使用するのに対し、本方法で
は自然乾燥により硬化する樹脂を使用する点に特徴があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記(1) の方法により
製造された製品は、全体が強靭であって破断し難いこと
と短時間で出き上がるという利点はあるが、数百度に加
熱されたホットプレートを使用するため危険性が高い。
特に、子供が家庭等で楽しみながら作ることが多いた
め、火傷を負い易いという問題がある。
【0007】また、前記(2) の方法は、(1) のような危
険性は無いが、自然乾燥では早くても6時間位かかるた
め、作業性が悪く、しかも、完成された製品は強度的に
弱く破断し易いという問題がある。
【0008】本発明は、上記従来の技術が有するこのよ
うな問題点に鑑みなされたもので、特に強度が必要な輪
郭線部分を熱可塑性樹脂で予め作るか、若しくは合成樹
脂シートを打ち抜いて作製し、他方、前記輪郭線内の着
色材料として自然乾燥による硬化する樹脂を使用するこ
とにより、破断等に対する強度に優れ、火傷等の危険性
が無く、かつ製造時間を短くして作業性を向上させた塗
り絵シート状品の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る塗り絵シート状品の製造方法は、塗り
絵の輪郭線を構成するフレームを熱可塑性合成樹脂で成
形するか、若しくは合成樹脂シートを打ち抜くこと等で
あらかじめ作製し、前記フレームを基材シート上に載せ
た状態でフレーム内に、自然乾燥により硬化する合成樹
脂を素材とする所望色の着色材料を塗布することで着色
部をフレームと一体に固着形成し、これが乾燥硬化後前
記基材シートより剥離させることを特徴とする。
【0010】
【作用】あらかじめ塗り絵の輪郭線を構成するフレーム
を作製しておき、該フレームを基材フレーム上に載せた
状態でフレーム内に、自然乾燥により硬化する所望色の
着色材料を順次塗布することで着色部をフレームと一体
に固着形成する。
【0011】そして、前記着色部が乾燥後、基材シート
から剥離させることで得られる塗り絵シート状品は、フ
レームの内縁と各着色部が強固に接合されている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は本発明の製造工程を示す説明図であり、図2は本発
明の方法により製造された製品の正面図であり、図3は
同上製品の拡大断面図である。
【0013】図1において、1は基材シート、2は塗り
絵の輪郭線を構成するフレーム、3はその中の着色部を
各々示す。
【0014】前記基材シート1としては、後に詳述する
着色材料との離型性に優れた合成樹脂シートが使用され
る。この種シートの素材としてはポリエチレンフイルム
やポリプロピレンフイルムが適しているが、その他、耐
熱性ポリアミド樹脂等を使用することができる。
【0015】前記塗り絵の輪郭線を構成するフレーム2
は、以下の方法により製作可能である。 a.熱可塑性合成樹脂液で所望の色彩及びデザインの輪
郭線を描き、これを加熱硬化させる方法。
【0016】b.合成樹脂シートを輪郭線に沿って打ち
抜くことにより製作する方法。 以上a、bのいずれかの方法により、あらかじめ塗り絵
の輪郭線を構成するフレーム2を製作しておく。
【0017】ついで、前記着色部3は、以下の方法によ
り製作する。前記基材シート1の上面にフレーム2を載
せ、該フレーム2内に所望色の着色材料4を順次塗布す
る。
【0018】前記着色材料4としては、自然乾燥により
硬化する合成樹脂材を使用する。この種の合成樹脂材と
しては、基材シート1との離型性に優れ、かつ比較的短
時間で硬化するアクリル酸エステルメタクリル酸エステ
ル共重合体樹脂等が適している。
【0019】この着色材料4をフレーム2の全ての枠内
に種々な色彩をもって塗布することで着色部3をフレー
ム2と一体に固着形成する。
【0020】着色部3の形成後、数時間(2〜3時間)
放置しておき、完全に乾燥硬化するのを待って基材シー
ト1から剥離する。このようにして、フレーム2内縁と
種々な色彩の着色部3の外縁が強固に接合された図2及
び図3に示したような塗り絵シート状品Aが得られる。
【0021】そして、この塗り絵シート状品Aは、図3
に示したように着色部3がフラットに形成される一方、
フレーム2は各着色部3より若干突出して形成され、か
つ全体が可とう性を有して構成されている。
【0022】なお、前記着色材料4の塗布手段は問わな
いが、図1に示したようにチューブ状容器5に着色材料
4を入れ、先端のノズル5a部分からこれを押し出すこ
とによって塗布するのが望ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されるもの
であるから、以下に述べる効果を有する。 (1) 塗り絵の輪郭線を構成するフレームを強度的に優れ
た素材である熱可塑性樹脂で成形するか、若しくは合成
樹脂シートを打ち抜くことであらかじめ作製しておき、
これを利用してフレーム内に着色部を形成するものであ
るから、シートに引張り力が働いても外囲材たるフレー
ムに保護されるため、強靭でありなかなか破断すること
がない。 (2) 使用者はフレームを製作することなく、自然乾燥に
より硬化する着色材料を塗布するだけであるから、例え
子供が使用しても火傷等の危険が全く無い。 (3) 製品の完成までの時間が短く、作業効率が良い。 (4) 家具、室内の壁、窓ガラスあるいはタイル等の表面
にのりを使用することなく貼付けることができる一方、
簡単に剥すことができるので、子供の遊戯具として好適
であると共に、室内を汚すことがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の方法により製造された製品の平面図で
ある。
【図3】同上製品の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 フレーム 3 着色部 4 着色材料 A 塗り絵シート状品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗り絵の輪郭線を構成するフレームを熱
    可塑性合成樹脂で成形するか、若しくは合成樹脂シート
    を打ち抜くこと等であらかじめ作製し、前記フレームを
    基材シート上に載せた状態でフレーム内に、自然乾燥に
    より硬化する合成樹脂を素材とする所望色の着色材料を
    塗布することで着色部をフレームと一体に固着形成し、
    これが乾燥硬化後前記基材シートより剥離させることを
    特徴とする塗り絵シート状品の製造方法。
JP14543495A 1995-05-19 1995-05-19 塗り絵シート状品の製造方法 Pending JPH08314371A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14543495A JPH08314371A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 塗り絵シート状品の製造方法

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JP14543495A JPH08314371A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 塗り絵シート状品の製造方法

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JPH08314371A true JPH08314371A (ja) 1996-11-29

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ID=15385163

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JP14543495A Pending JPH08314371A (ja) 1995-05-19 1995-05-19 塗り絵シート状品の製造方法

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JP (1) JPH08314371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110641194A (zh) * 2019-09-05 2020-01-03 温州市爱好笔业有限公司 一种无颜料可循环使用的填色本

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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