JPH08312975A - 蓄熱床パネル - Google Patents
蓄熱床パネルInfo
- Publication number
- JPH08312975A JPH08312975A JP7125027A JP12502795A JPH08312975A JP H08312975 A JPH08312975 A JP H08312975A JP 7125027 A JP7125027 A JP 7125027A JP 12502795 A JP12502795 A JP 12502795A JP H08312975 A JPH08312975 A JP H08312975A
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- JP
- Japan
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- heat
- heat storage
- accumulative
- hollow container
- floor
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓄熱体から室内への熱伝達効率が高い蓄熱構
造を容易に形成出来る蓄熱床パネルを提供すること。 【構成】 床面を形成する表面板部材１と、中空容器２
内に蓄熱材ｓを収容してなる蓄熱体Ｘとからなり、中空
容器２の上面部２ａに前記表面板部材１を一体連設して
ある。
造を容易に形成出来る蓄熱床パネルを提供すること。 【構成】 床面を形成する表面板部材１と、中空容器２
内に蓄熱材ｓを収容してなる蓄熱体Ｘとからなり、中空
容器２の上面部２ａに前記表面板部材１を一体連設して
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蓄熱床パネルに関し、具
体的には床面に蓄熱構造を形成し、蓄熱機能を発揮する
蓄熱床パネルに関する。
体的には床面に蓄熱構造を形成し、蓄熱機能を発揮する
蓄熱床パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、一体型の蓄熱床パネルは知られて
おらず、床面に蓄熱機能を付与するばあいには、床パネ
ルを形成する表面板部材１と床面下地部５との間の空間
に蓄熱体Ｘを収容して蓄熱構造を構成していた（図９参
照）。
おらず、床面に蓄熱機能を付与するばあいには、床パネ
ルを形成する表面板部材１と床面下地部５との間の空間
に蓄熱体Ｘを収容して蓄熱構造を構成していた（図９参
照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の蓄熱構
造によれば、例えば、冬期に昼間に余剰の熱を蓄熱体Ｘ
に吸収させ、夜間に蓄熱体Ｘが吸収した熱を床面より上
方に放出させ、室内暖房に用いることが出来る構成とし
てあるものの、前記蓄熱体Ｘから放出される熱は、前記
表面板部材１と床面下地部５との間の層に伝達され、さ
らに表面板部材１に伝達されたのち、室内に放出される
構成となっていたために、熱伝達効率が低いという問題
点があった。また、上述の蓄熱構造を形成するには、床
面下地部５に、まず蓄熱体Ｘを施工し、その後表面板部
材１を施工する手順をふまねばならず、２工程を要する
とともに前記蓄熱体Ｘの内部の蓄熱材ｓは高温で液状に
なるものが多く用いられているため、損傷などに対し
て、特に取扱に注意を要するという観点からも、前記蓄
熱体Ｘを取扱容易に施工可能な蓄熱構造が望まれてい
た。
造によれば、例えば、冬期に昼間に余剰の熱を蓄熱体Ｘ
に吸収させ、夜間に蓄熱体Ｘが吸収した熱を床面より上
方に放出させ、室内暖房に用いることが出来る構成とし
てあるものの、前記蓄熱体Ｘから放出される熱は、前記
表面板部材１と床面下地部５との間の層に伝達され、さ
らに表面板部材１に伝達されたのち、室内に放出される
構成となっていたために、熱伝達効率が低いという問題
点があった。また、上述の蓄熱構造を形成するには、床
面下地部５に、まず蓄熱体Ｘを施工し、その後表面板部
材１を施工する手順をふまねばならず、２工程を要する
とともに前記蓄熱体Ｘの内部の蓄熱材ｓは高温で液状に
なるものが多く用いられているため、損傷などに対し
て、特に取扱に注意を要するという観点からも、前記蓄
熱体Ｘを取扱容易に施工可能な蓄熱構造が望まれてい
た。
【０００４】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、蓄熱体から室内への熱伝達効率が高い蓄熱構造を
容易に形成出来る蓄熱床パネルを提供することにある。
消し、蓄熱体から室内への熱伝達効率が高い蓄熱構造を
容易に形成出来る蓄熱床パネルを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、床面を形成する表面板部材と、
中空容器内に蓄熱材を収容してなる蓄熱体とからなり、
中空容器の上面部に前記表面板部材を一体連設してある
ことにあり、前記中空容器の一方の側面部から他方の側
面部にかけて空気流通自在な空気流通路を形成してあっ
てもよく、このような場合、前記中空容器の側面部およ
び底面部に断熱層を形成してあればなお良く、前記中空
容器と前記表面板部材とを、凹凸面を介して一体連設し
てあってもよい。その作用効果は以下の通りである。
の本発明の特徴構成は、床面を形成する表面板部材と、
中空容器内に蓄熱材を収容してなる蓄熱体とからなり、
中空容器の上面部に前記表面板部材を一体連設してある
ことにあり、前記中空容器の一方の側面部から他方の側
面部にかけて空気流通自在な空気流通路を形成してあっ
てもよく、このような場合、前記中空容器の側面部およ
び底面部に断熱層を形成してあればなお良く、前記中空
容器と前記表面板部材とを、凹凸面を介して一体連設し
てあってもよい。その作用効果は以下の通りである。
【０００６】
【作用】つまり、床面を形成する表面板部材を、中空容
器内に蓄熱材を収容してなる蓄熱体の上面部に一体連設
してあるから、前記蓄熱体の蓄熱は、空気層を介さず、
直接前記表面板部材に伝達され、前記蓄熱体から室内へ
の熱伝達効率が良い。尚、前記中空容器の一方の側面部
から他方の側面部にかけて空気流通自在な空気流通路を
形成してあれば、前記空気流通路に温風を供給するだけ
で前記蓄熱体に効率よく蓄熱することが出来るととも
に、前記蓄熱床パネルを施工した状態で互いに隣接する
もの同士を連結して、床面全体を一体の蓄熱構造に形成
しやすく、蓄熱、放熱を効率よく行う通風構造を形成し
やすい。また、この時、前記蓄熱体を形成する中空容器
の側面部および底面部に断熱層を形成してあれば、前記
蓄熱体の蓄熱材は、前記通風構造と表面板部材とのみ熱
の伝達を行うので、表面板部材と床面下地部との間に空
気層が介在されたとしてもその空気層との間で熱の伝達
がなく、前記表面板部材への熱伝達効率が高く設定でき
る。また、前記中空容器と前記表面板部材とを凹凸面を
介して一体連設してあれば、前記蓄熱体と表面板部材と
の接触面積が大きく、前記蓄熱材から前記表面板部材へ
の熱伝達効率が高く設定できる。
器内に蓄熱材を収容してなる蓄熱体の上面部に一体連設
してあるから、前記蓄熱体の蓄熱は、空気層を介さず、
直接前記表面板部材に伝達され、前記蓄熱体から室内へ
の熱伝達効率が良い。尚、前記中空容器の一方の側面部
から他方の側面部にかけて空気流通自在な空気流通路を
形成してあれば、前記空気流通路に温風を供給するだけ
で前記蓄熱体に効率よく蓄熱することが出来るととも
に、前記蓄熱床パネルを施工した状態で互いに隣接する
もの同士を連結して、床面全体を一体の蓄熱構造に形成
しやすく、蓄熱、放熱を効率よく行う通風構造を形成し
やすい。また、この時、前記蓄熱体を形成する中空容器
の側面部および底面部に断熱層を形成してあれば、前記
蓄熱体の蓄熱材は、前記通風構造と表面板部材とのみ熱
の伝達を行うので、表面板部材と床面下地部との間に空
気層が介在されたとしてもその空気層との間で熱の伝達
がなく、前記表面板部材への熱伝達効率が高く設定でき
る。また、前記中空容器と前記表面板部材とを凹凸面を
介して一体連設してあれば、前記蓄熱体と表面板部材と
の接触面積が大きく、前記蓄熱材から前記表面板部材へ
の熱伝達効率が高く設定できる。
【０００７】
【発明の効果】従って、このような蓄熱床パネルを用い
て床面を形成する場合には、前記表面板部材と蓄熱体を
同時に施工できるので、作業性良く施工でき、結果とし
て蓄熱体から室内への熱伝達効率の高い蓄熱構造を簡単
に形成することが出来るようになった。また、前記蓄熱
体と前記表面板部材とは、互いに補強しあう構成とな
り、蓄熱体は衝撃等による破損の虞が少なくなり、取扱
が容易になるとともに、前記表面板部材は、施工した状
態で上側からの荷重に対する強度が高くなる。また、前
記蓄熱体は中空容器に蓄熱材を収容してなるから、前記
蓄熱体は表面板部材で発生した音や振動を吸収する機能
を発揮するものと考えられ、防音、防振床パネルとして
の機能も期待できる。
て床面を形成する場合には、前記表面板部材と蓄熱体を
同時に施工できるので、作業性良く施工でき、結果とし
て蓄熱体から室内への熱伝達効率の高い蓄熱構造を簡単
に形成することが出来るようになった。また、前記蓄熱
体と前記表面板部材とは、互いに補強しあう構成とな
り、蓄熱体は衝撃等による破損の虞が少なくなり、取扱
が容易になるとともに、前記表面板部材は、施工した状
態で上側からの荷重に対する強度が高くなる。また、前
記蓄熱体は中空容器に蓄熱材を収容してなるから、前記
蓄熱体は表面板部材で発生した音や振動を吸収する機能
を発揮するものと考えられ、防音、防振床パネルとして
の機能も期待できる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜４に示すように、本発明の蓄熱床パネル
は、床面を形成する表面板部材１と、中空容器２内に蓄
熱材ｓを収容してなる蓄熱体Ｘとからなり、中空容器２
の上面部２ａに前記表面板部材１を一体連設して形成し
てあり、前記中空容器２の一方の側面部２ｂから他方の
側面部２ｃにかけて空気流通自在な空気流通路３ａを形
成して構成してある。
する。図１〜４に示すように、本発明の蓄熱床パネル
は、床面を形成する表面板部材１と、中空容器２内に蓄
熱材ｓを収容してなる蓄熱体Ｘとからなり、中空容器２
の上面部２ａに前記表面板部材１を一体連設して形成し
てあり、前記中空容器２の一方の側面部２ｂから他方の
側面部２ｃにかけて空気流通自在な空気流通路３ａを形
成して構成してある。
【０００９】図１に示すように、前記蓄熱体Ｘは、樹脂
製の中空容器２からなるとともに、上側に開口部４ａを
設けてある断熱性の樹脂製の断熱容器４に内嵌して一体
化してあり、前記断熱容器４をもって断熱層を形成して
ある。また、前記中空容器２は、内部に蓄熱材ｓを収容
した状態で前記開口部４ａで前記断熱容器４と面一にな
るように設定してある（図３、４参照）。図２に示すよ
うに、前記空気流通管３は、前記中空容器２の一方の側
面部２ｂから他方の側面部２ｃにかけて平面視ジグザグ
形状に貫通させて設けてあり、前記蓄熱体Ｘに空気流通
自在な空気流通路３ａを形成してある。前記表面板部材
１は、前記開口部４ａを覆い、かつ、前記中空容器２に
密着するように前記蓄熱体Ｘに一体接着されている。ま
た、前記表面板部材１は複数枚を並べた状態で隣接する
もの同士が互いに係合し会う形状に相じゃくり１ａを設
けてある（図４参照）。
製の中空容器２からなるとともに、上側に開口部４ａを
設けてある断熱性の樹脂製の断熱容器４に内嵌して一体
化してあり、前記断熱容器４をもって断熱層を形成して
ある。また、前記中空容器２は、内部に蓄熱材ｓを収容
した状態で前記開口部４ａで前記断熱容器４と面一にな
るように設定してある（図３、４参照）。図２に示すよ
うに、前記空気流通管３は、前記中空容器２の一方の側
面部２ｂから他方の側面部２ｃにかけて平面視ジグザグ
形状に貫通させて設けてあり、前記蓄熱体Ｘに空気流通
自在な空気流通路３ａを形成してある。前記表面板部材
１は、前記開口部４ａを覆い、かつ、前記中空容器２に
密着するように前記蓄熱体Ｘに一体接着されている。ま
た、前記表面板部材１は複数枚を並べた状態で隣接する
もの同士が互いに係合し会う形状に相じゃくり１ａを設
けてある（図４参照）。
【００１０】前記蓄熱材ｓとしては、塩化カルシウム６
水塩（ＣａＣｌ2・６Ｈ2Ｏ）、硫酸ナトリウム１０水塩
（ＮａＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）、パラフィン、酢酸ナトリウ
ム、パルミチン酸、ポリエチレングリコール等を主材と
し、室温付近で相変化する潜熱蓄熱剤が用いられる。
水塩（ＣａＣｌ2・６Ｈ2Ｏ）、硫酸ナトリウム１０水塩
（ＮａＳＯ4・１０Ｈ2Ｏ）、パラフィン、酢酸ナトリウ
ム、パルミチン酸、ポリエチレングリコール等を主材と
し、室温付近で相変化する潜熱蓄熱剤が用いられる。
【００１１】図２〜５に示すように、このような蓄熱床
パネルは、床面の蓄熱構造として施工される。図４に示
すように、床面下地部５に等間隔に垂木６を設け、前記
垂木６に架け渡して前記蓄熱床パネルを順次並設して敷
きつめ、床面を形成する、このとき、互いに隣接する蓄
熱床パネルの前記空気流通管３同士は突き合わせた状態
で互いに嵌合して連結される構成にしてある。また、図
５に示すように、建物壁面内部に集熱空間Ａを形成する
とともに、前記集熱空間Ａ内に黒色塗装した亜鉛鉄板Ｂ
を設け、その亜鉛鉄板Ｂに日光を透過させる透光部Ｃを
設け、前記集熱空間Ａ内の空気を前記空気流通路３ａに
送風する送風装置Ｄを設け、冬期には、ダンパＤ１によ
って室内、集熱空間Ａ、空気流通路３ａを通る循環流路
ａを形成し、日中の太陽光から発生する余剰熱を前記亜
鉛鉄板Ｂによって前記集熱空間Ａ内の空気に伝達し、そ
の空気を介して前記余剰熱を蓄熱体Ｘに伝達して蓄熱可
能に構成し、夜間に、前記送風装置Ｄを停止させると、
前記蓄熱体Ｘの熱が床面を介して室内に伝達され、室内
暖房に用いられる構成としてあり、また、夏期には、前
記ダンパＤ１を切替え夜間に床下と室内とを通る循環流
路ｂを形成し、床下の冷熱を前記蓄熱体Ｘに蓄熱し、日
中は前記送風装置Ｄを停止して室内冷房にも利用できる
構成としてある。
パネルは、床面の蓄熱構造として施工される。図４に示
すように、床面下地部５に等間隔に垂木６を設け、前記
垂木６に架け渡して前記蓄熱床パネルを順次並設して敷
きつめ、床面を形成する、このとき、互いに隣接する蓄
熱床パネルの前記空気流通管３同士は突き合わせた状態
で互いに嵌合して連結される構成にしてある。また、図
５に示すように、建物壁面内部に集熱空間Ａを形成する
とともに、前記集熱空間Ａ内に黒色塗装した亜鉛鉄板Ｂ
を設け、その亜鉛鉄板Ｂに日光を透過させる透光部Ｃを
設け、前記集熱空間Ａ内の空気を前記空気流通路３ａに
送風する送風装置Ｄを設け、冬期には、ダンパＤ１によ
って室内、集熱空間Ａ、空気流通路３ａを通る循環流路
ａを形成し、日中の太陽光から発生する余剰熱を前記亜
鉛鉄板Ｂによって前記集熱空間Ａ内の空気に伝達し、そ
の空気を介して前記余剰熱を蓄熱体Ｘに伝達して蓄熱可
能に構成し、夜間に、前記送風装置Ｄを停止させると、
前記蓄熱体Ｘの熱が床面を介して室内に伝達され、室内
暖房に用いられる構成としてあり、また、夏期には、前
記ダンパＤ１を切替え夜間に床下と室内とを通る循環流
路ｂを形成し、床下の冷熱を前記蓄熱体Ｘに蓄熱し、日
中は前記送風装置Ｄを停止して室内冷房にも利用できる
構成としてある。
【００１２】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
前記空気流通管３は、ジグザグ形状以外に螺旋管等、熱
交換効率の高い形状を適宜選択すればよく、さらに、前
記空気流通管３にフィン等を設け、内部に流通する空気
と、蓄熱剤との熱交換効率を高めることもできる。ま
た、以下のような構成の蓄熱構造を形成する場合には特
に設けなくても良い。つまり、図６に示す構成において
は、垂木６に蓄熱床蓄熱床パネルを施工した状態で前記
床面下地部５と前記蓄熱体Ｘとの間に空気流通路３ａを
形成し、空気流通によって蓄熱体Ｘに集熱空間Ａからの
熱を供給する形態にしてある。尚、このような場合には
中空容器外周部には断熱層を形成していない。また、表
面板部材１と中空容器２の接合部は凹凸面に形成してお
き、前記蓄熱体Ｘと前記表面板部材１との接触面積を大
きく設定し、熱伝達効率を高く形成してあってもよい
（図７参照）。また、表面板部材１は、前記蓄熱体Ｘの
側面部２ｄにまでわたる形状であってもよく、すくなく
とも前記蓄熱体Ｘの上面部２ａに一体連設してあれば良
い（図８参照）。このような場合、床面下地部に、垂木
を介さず直接床面を施工するような場合に有利である。
前記空気流通管３は、ジグザグ形状以外に螺旋管等、熱
交換効率の高い形状を適宜選択すればよく、さらに、前
記空気流通管３にフィン等を設け、内部に流通する空気
と、蓄熱剤との熱交換効率を高めることもできる。ま
た、以下のような構成の蓄熱構造を形成する場合には特
に設けなくても良い。つまり、図６に示す構成において
は、垂木６に蓄熱床蓄熱床パネルを施工した状態で前記
床面下地部５と前記蓄熱体Ｘとの間に空気流通路３ａを
形成し、空気流通によって蓄熱体Ｘに集熱空間Ａからの
熱を供給する形態にしてある。尚、このような場合には
中空容器外周部には断熱層を形成していない。また、表
面板部材１と中空容器２の接合部は凹凸面に形成してお
き、前記蓄熱体Ｘと前記表面板部材１との接触面積を大
きく設定し、熱伝達効率を高く形成してあってもよい
（図７参照）。また、表面板部材１は、前記蓄熱体Ｘの
側面部２ｄにまでわたる形状であってもよく、すくなく
とも前記蓄熱体Ｘの上面部２ａに一体連設してあれば良
い（図８参照）。このような場合、床面下地部に、垂木
を介さず直接床面を施工するような場合に有利である。
【００１３】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】蓄熱床パネルの組み立て図
【図２】蓄熱床パネルの施工状態を示す平面図
【図３】蓄熱床パネルの施工状態を示す縦断側面図
【図４】蓄熱床パネルの施工状態を示す縦断正面図
【図５】蓄熱床パネルの使用状態を示す縦断側面図
【図６】別実施例の蓄熱床パネルの施工状態を示す縦断
側面図
側面図
【図７】別実施例の蓄熱床パネルの施工状態を示す縦断
正面図
正面図
【図８】別実施例の蓄熱床パネルの一部破断斜視図
【図９】従来の蓄熱体の施工状態を示す床構造の縦断正
面図
面図
１ 表面板部材 ２ 中空容器 ２ａ 上面部 ２ｂ 側面部 ２ｃ 側面部 ２ｄ 側面部 ３ａ 空気流通路 ｓ 蓄熱材 Ｘ 蓄熱体
Claims (4)
- 【請求項１】 床面を形成する表面板部材（１）と、中
空容器（２）内に蓄熱材（ｓ）を収容してなる蓄熱体
（Ｘ）からなり、中空容器（２）の上面部（２ａ）に前
記表面板部材（１）を一体連設してある蓄熱床パネル。 - 【請求項２】 前記中空容器（２）の一方の側面部（２
ｂ）から他方の側面部（２ｃ）にかけて空気流通自在な
空気流通路（３ａ）を形成してある請求項１記載の蓄熱
床パネル。 - 【請求項３】 前記中空容器（２）の側面部（２ｂ），
（２ｃ），（２ｄ）および底面部に断熱層を形成してあ
る請求項２記載の蓄熱床パネル。 - 【請求項４】 前記中空容器（２）と前記表面板部材
（１）とを、凹凸面を介して一体連設してある請求項１
〜３のいずれかに記載の蓄熱床パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125027A JPH08312975A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 蓄熱床パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7125027A JPH08312975A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 蓄熱床パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312975A true JPH08312975A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14900044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7125027A Pending JPH08312975A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 蓄熱床パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312975A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001041479A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Yukiguni Kagaku Kk | 地熱利用空調システム |
| WO2014119121A1 (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-07 | シャープ株式会社 | 保管容器 |
| JP2015031448A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社カリダ | 蓄熱型熱媒体循環式空調装置及びそれに用いる蓄熱材容器 |
| JP2015105758A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | パナホーム株式会社 | 蓄熱構造体及びそれを用いた住宅 |
| JP2015124940A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | パナホーム株式会社 | 蓄熱構造体及びそれを用いた住宅 |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP7125027A patent/JPH08312975A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001041479A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-13 | Yukiguni Kagaku Kk | 地熱利用空調システム |
| WO2014119121A1 (ja) * | 2013-02-01 | 2014-08-07 | シャープ株式会社 | 保管容器 |
| US10179686B2 (en) | 2013-02-01 | 2019-01-15 | Sharp Kabushiki Kaisha | Storage container with heat storage material that provides heat to shelf included in storage container |
| JP2015031448A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社カリダ | 蓄熱型熱媒体循環式空調装置及びそれに用いる蓄熱材容器 |
| JP2015105758A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-08 | パナホーム株式会社 | 蓄熱構造体及びそれを用いた住宅 |
| JP2015124940A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | パナホーム株式会社 | 蓄熱構造体及びそれを用いた住宅 |
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