JPH0831163A - 車載用ディスクプレーヤーの制振装置 - Google Patents

車載用ディスクプレーヤーの制振装置

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Publication number
JPH0831163A
JPH0831163A JP16508194A JP16508194A JPH0831163A JP H0831163 A JPH0831163 A JP H0831163A JP 16508194 A JP16508194 A JP 16508194A JP 16508194 A JP16508194 A JP 16508194A JP H0831163 A JPH0831163 A JP H0831163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
machine frame
dampers
fitting holes
pickup unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16508194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Bando
孝良 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
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Publication of JPH0831163A publication Critical patent/JPH0831163A/ja
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させることなく、ダンパーの
振動減衰効果を所定通りに達成できるようにすること。 【構成】 ピックアップユニット3の四隅にピン4が突
設され、該各ピン4に対向して機枠2に支持枠15を介
してダンパー5が取り付けられ、該各ダンパー5は、前
記各支持枠15の筒部15aに形成した嵌合孔に嵌合す
る軟質液密袋体と、該軟質液密袋体内に充填された液体
とを有し、その各軟質液密袋体の中心に凹設した凹孔に
前記各ピン4が嵌入されてなる車載用ディスクプレーヤ
ーの制振装置において、前記各支持枠15の嵌合孔が機
枠2の長手方向に沿って長く延びる横断面長円形ないし
は楕円形に形成され、その各嵌合孔内にその嵌合孔と略
同形のダンパー5が嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用ディスクプレー
ヤーのピックアップユニットの走行時における振動を減
衰させるための制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車載用ディスクプレーヤーの一
例として図6及び図7に示すものがある。これは、車体
のダッシュボード1に所定の傾斜角度α(例えば30
°)で装着した機枠2内にピックアップユニット3が配
置され、該ピックアップユニットは、その四隅に突設し
たピン4及びそれに嵌合するダンパー5を介して機枠2
に支持されると共に、その四隅に係合するばね6により
機枠2に吊持されており、図6及び図7に示す車載用デ
ィスクプレーヤーの非作動状態では、機枠2の両側に配
設した一対のスライド板7,8に形成した係合孔9のス
リット部9aがピックアップユニット3に突設した突起
板3aに係合すると共に、機枠2に枢支軸10を介して
揺動可能に枢支したストッパー11の下端部が前記突起
板3aに係合され、これによって、ピックアップユニッ
ト3が機枠2に係止されている。
【0003】この非作動状態から、コンパクトディスク
と称されるディジタル・オーディオ・ディスク(以下、
ディスクと略称する)Dを機枠2の開口部2a内に挿入
すると、図8及び図9に示すように、その検知信号に基
づいてローディングローラ12が正転駆動されて、前記
ディスクDをピックアップユニット3内のターンテーブ
ル13上に送り込むと共に、該ローディングローラ7が
下降してディスクDから離間され、且つ、両スライド板
7,8が係止解除方向A,Bにスライド駆動されて、ス
リット部9aと突起板3aとの係合状態が解消されると
共に、ストッパー11が上方に回動して突起板3aから
離間され、これによって、ピックアップユニット3がダ
ンパー5及びばね6を介して上下及び水平方向に揺動自
在に機枠2に支持された状態になり、そのピックアップ
ユニット3の走行時における衝撃が緩和されるようにな
っている。
【0004】従来のダンパー5は、図10〜図12に示
すように、機枠2に取り付けた支持枠15の筒部15a
に形成した円形の嵌合孔15bに嵌合するゴムなどから
なる横断面円形の軟質液密袋体16と、該軟質液密袋体
16内に充填されたシリコンオイルなどからなる液体1
7とを有し、軟質液密袋体16の中心に凹設した凹孔1
6aに前記ピン4が嵌入しており、前記ばね6のばね力
とピックアップユニット3の重量とを釣り合わせると共
に、各ダンパー5によりピックアップユニット3の振動
をずらせて、走行中、車体の振動に対しピックアップユ
ニット3の振動を同一周波数で逆位相にすることによ
り、その両振動を互いに相殺させて、ピックアップユニ
ット3の振動を減衰させるようになっている。なお、軟
質液密袋体16の外周面には支持枠15を挟んで一対の
環状抜け止め部16bが一体形成されている。
【0005】ところで、車載用ディスクプレーヤーの組
立ラインでは、図13(a)に実線で示すように、ディ
スクプレーヤーを水平にした状態で、ピックアップユニ
ット3の重量と、それを吊持するばね6のばね力とを釣
り合わせることにより、ピックアップユニット3の四隅
に設けたピン4がダンパー5の中心に位置するように調
整しているが、同図(a)に仮想線で示すように、この
ディスクプレーヤーを車体に所定角度α傾斜した状態で
装着した場合には、ピン4の位置が水平方向に所定間隔
β移動するため、その移動に伴って、同図(b)に仮想
線で示すように、ダンパー5とピン4との位置関係が機
枠2の長手方向に沿って若干位置ずれすることになる。
【0006】従来では、前述したように、ダンパー5が
横断面円形であるため、そのダンパー5の中心に対して
ピン4が傾斜方向下向きに位置ずれした状態となり、そ
のピン4とダンパー5の傾斜方向下側外周部との間の間
隔hが狭くなり過ぎて、そのダンパー5による振動減衰
効果を所定通りに達成できなくなる虞れがある。そこ
で、機枠2とピックアップユニット3との間にずれ防止
用ばねを張設することにより、そのピックアップユニッ
ト3を傾斜方向上向きに引っ張って位置ずれを修正して
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ダンパー5の中心に対するピン4の位置ずれを修正する
ため、ずれ防止用ばねを用いており、これでは、構造が
複雑になると共に、部品点数が増加し、製作費が高くな
るという欠点がある。
【0008】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、部品点
数を増加させることなく、ダンパーの振動減衰効果を所
定通りに達成できるようにした車載用ディスクプレーヤ
ーの制振装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車体に装着される機枠内に配設したピッ
クアップユニットの四隅にピンが突設され、該各ピンに
対向して前記機枠に支持枠を介してダンパーが取り付け
られ、該各ダンパーは、前記各支持枠に形成した嵌合孔
に嵌合する軟質液密袋体と、該軟質液密袋体内に充填さ
れた液体とを有し、その各軟質液密袋体の中心に凹設し
た凹孔に前記各ピンが嵌入され、これによって、前記ピ
ックアップユニットが各ダンパーを介して上下及び水平
方向に揺動自在に機枠に支持されてなる車載用ディスク
プレーヤーの制振装置において、前記各支持枠の嵌合孔
が機枠の長手方向に沿って長く延びる長円形ないしは楕
円形に形成され、その各嵌合孔内にその嵌合孔と略同形
のダンパーが嵌合されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、車載用ディスクプレーヤー
の組立ラインで、そのディスクプレーヤーを水平状態に
して、ピックアップユニットの重量と、それを吊持する
ばねのばね力とを釣り合わせることにより、そのピック
アップユニットの四隅に設けたピンがダンパーの中心に
位置するように調整した後、このディスクプレーヤーを
車体に所定角度傾斜した状態で装着した場合には、前述
したように、ダンパーとピンとの位置関係が機枠の長手
方向に沿って若干位置ずれすることになるが、本発明の
ダンパーが機枠の傾斜方向に沿って長く延びる長円形な
いしは楕円形に形成されているので、上記ピンとダンパ
ーの傾斜方向下側外周部との間の間隔が狭くなり過ぎる
ことがなく、そのダンパーによる振動減衰効果を所定通
りに達成することができる。つまり、図5において、ピ
ン4の上下振動減衰作用は概ね該ピン4の上下にある液
体によってなされていると考えられるが、長円形又は楕
円形にすることによってずれたピン4の位置(2点鎖
線)でもピンの上下にある液体量は変わらないようにで
きる。
【0011】従って、従来のずれ防止用ばねが不要であ
り、構造が簡単で部品点数が増加せず、製作費を安くす
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例である制振装置の
ダンパー5の要部を示すものであって、各支持枠15の
嵌合孔15bが機枠2の長手方向(矢印A,B方向)に
沿って長く延びる長円形に形成され、その各嵌合孔15
b内にその嵌合孔15bと略同形のダンパー5が嵌合さ
れている。そのダンパー5の構成は図10〜図12に示
す従来例とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を
付してその説明を省略する。
【0013】上記構成において、車載用ディスクプレー
ヤーの組立ラインで、そのディスクプレーヤーを水平状
態にして、ピックアップユニット3の重量と、それを吊
持するばね6(図7参照)のばね力とを釣り合わせるこ
とにより、そのピックアップユニット3の四隅に設けた
ピン4がダンパー5の中心に位置するように調整した
後、このディスクプレーヤーを車体に所定角度α傾斜し
た状態で装着(図6参照)した場合には、図4に示すよ
うに、ダンパー5とピン4との位置関係が機枠2の長手
方向に沿って若干位置ずれすることになるが、本発明の
ダンパー5が機枠2の傾斜方向に沿って長く延びる横断
面長円形に形成されているので、上記ピン4とダンパー
5の傾斜方向下側外周部との間の間隔Hが狭くなり過ぎ
ることがなく、そのダンパー5による振動減衰効果を所
定通りに達成することができる。つまり、位置ずれして
もピン4の上下のそれを制振する液体の量はほとんど変
わらないようにできる。
【0014】この構成によれば、従来のずれ防止用ばね
が不要であり、構造が簡単で部品点数が増加せず、製作
費を安くすることができる。
【0015】上記実施例では、ダンパー5として、機枠
2の傾斜方向に沿って長く延びる長円形に形成されたも
のを示したが、図5に示すように、機枠2の傾斜方向に
沿って長く延びる楕円形に形成されたものであってもよ
い。
【0016】ダンパー5の短軸方向の高さRに対する長
軸方向の幅Lとの比率は、1.1〜1.5(好ましくは
1.18)の範囲に設定される。例えば、短軸方向の高
さRを11mmとすると、長軸方向の幅Lは12.1m
m〜16.5mm(好ましくは13mm)である。ここ
で、比率が1.1未満の場合には、ピン4とダンパー5
の傾斜方向下側外周部との間の間隔Hが狭くなり過ぎ
て、そのダンパー5による振動減衰効果を所定通りに達
成できなくなる虞れがある。また、比率が1.5を超え
る場合には、ダンパー5によるピン4の支持が不確実に
なる。
【0017】上記実施例では、車載用ディスクプレーヤ
ーを車体に所定角度α傾斜させた状態で装着した場合を
例にあげて説明したが、これに限定されるわけではな
く、その車載用ディスクプレーヤーを車体に水平状態で
装着する場合にも適用することができる。水平状態で装
着する場合には、長手方向のずれを起こさせる重力の影
響はさけられるが、他方ピックアップユニット3と機枠
2との間に接続されたフレキシブルワイヤーや配線の持
つばね性によるピックアップユニット3の機枠2に対す
るずれが生じやすい。この発明では、上記理由によるピ
ックアップユニット3の長手方向ずれが生じても同様に
振動減衰効果は低下しない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ダンパーの形状を横断
面長円形ないしは楕円形にしたから、車載用ディスクプ
レーヤーを車体に所定角度傾斜した状態で装着した場合
でも、該ダンパーの傾斜方向下側外周部とそれに嵌合す
るピンとの間の間隔が狭くなり過ぎることがなく、その
ダンパーの振動減衰効果を所定通りに達成できる。従っ
て、従来のずれ防止用ばねが不要であり、構造が簡単で
部品点数が増加せず、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である制振装置のダンパーを
示す斜視図である。
【図2】同横断面図である。
【図3】同縦断断面図である。
【図4】同ダンパーの振動減衰効果を示す概略図であ
る。
【図5】同ダンパーの変形例を示す概略図である。
【図6】車載用ディスクプレーヤーの非作動状態を示す
縦断面図である。
【図7】同非作動状態の水平断面図である。
【図8】車載用ディスクプレーヤーの作動状態を示す縦
断面図である。
【図9】同作動状態の水平断面図である。
【図10】従来の制振装置のダンパーを示す斜視図であ
る。
【図11】同横断面図である。
【図12】同縦断断面図である。
【図13】(a)は車載用ディスクプレーヤーの車体装
着手順を示す概略図、(b)は従来のダンパーの振動減
衰効果を示す概略図である。
【符号の説明】
2 機枠 3 ピックアップユニット 4 ピン 5 ダンパー 15 支持枠 15b 嵌合孔 16 軟質液密袋体 16a 凹孔 17 液体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に装着される機枠内に配設したピッ
    クアップユニットの四隅にピンが突設され、該各ピンに
    対向して前記機枠に支持枠を介してダンパーが取り付け
    られ、該各ダンパーは、前記各支持枠に形成した嵌合孔
    に嵌合する軟質液密袋体と、該軟質液密袋体内に充填さ
    れた液体とを有し、その各軟質液密袋体の中心に凹設し
    た凹孔に前記各ピンが嵌入され、これによって、前記ピ
    ックアップユニットが各ダンパーを介して上下及び水平
    方向に揺動自在に機枠に支持されてなる車載用ディスク
    プレーヤーの制振装置において、前記各支持枠の嵌合孔
    が機枠の長手方向に沿って長く延びる長円形ないしは楕
    円形に形成され、その各嵌合孔内にその嵌合孔と略同形
    のダンパーが嵌合されていることを特徴とする車載用デ
    ィスクプレーヤーの制振装置。
JP16508194A 1994-07-18 1994-07-18 車載用ディスクプレーヤーの制振装置 Pending JPH0831163A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16508194A JPH0831163A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車載用ディスクプレーヤーの制振装置

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JP16508194A JPH0831163A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車載用ディスクプレーヤーの制振装置

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JPH0831163A true JPH0831163A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15805516

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JP16508194A Pending JPH0831163A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車載用ディスクプレーヤーの制振装置

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JP (1) JPH0831163A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179070A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 特許機器株式会社 流体減震装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179070A (ja) * 2017-04-06 2018-11-15 特許機器株式会社 流体減震装置

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