JPH08310988A - 殺虫剤製造用中間体の製造方法 - Google Patents
殺虫剤製造用中間体の製造方法Info
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- JPH08310988A JPH08310988A JP8013789A JP1378996A JPH08310988A JP H08310988 A JPH08310988 A JP H08310988A JP 8013789 A JP8013789 A JP 8013789A JP 1378996 A JP1378996 A JP 1378996A JP H08310988 A JPH08310988 A JP H08310988A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C39/00—Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
- C07C39/24—Halogenated derivatives
- C07C39/26—Halogenated derivatives monocyclic monohydroxylic containing halogen bound to ring carbon atoms
- C07C39/27—Halogenated derivatives monocyclic monohydroxylic containing halogen bound to ring carbon atoms all halogen atoms being bound to ring carbon atoms
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C43/00—Ethers; Compounds having groups, groups or groups
- C07C43/02—Ethers
- C07C43/257—Ethers having an ether-oxygen atom bound to carbon atoms both belonging to six-membered aromatic rings
- C07C43/29—Ethers having an ether-oxygen atom bound to carbon atoms both belonging to six-membered aromatic rings containing halogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F3/00—Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic System
- C07F3/02—Magnesium compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F5/00—Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic System
- C07F5/02—Boron compounds
- C07F5/025—Boronic and borinic acid compounds
Abstract
(57)【要約】
【課題】 5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエーテ
ルを効率よく得る手段を提供する。 【解決手段】 式(III) 【化1】 で示されるホウ素酸を酸化させて5−ブロモ−2−フル
オロフェノールを得、5−ブロモ−2−フルオロフェノ
ールのアルカリ金属フェノキシドをウルマン反応の条件
下でハロベンゼンと反応させることを含む、5−ブロモ
−2−フルオロジフェニルエーテルの製造方法。
ルを効率よく得る手段を提供する。 【解決手段】 式(III) 【化1】 で示されるホウ素酸を酸化させて5−ブロモ−2−フル
オロフェノールを得、5−ブロモ−2−フルオロフェノ
ールのアルカリ金属フェノキシドをウルマン反応の条件
下でハロベンゼンと反応させることを含む、5−ブロモ
−2−フルオロジフェニルエーテルの製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は殺虫剤の製造に有用
な中間体の製造方法に関する。
な中間体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】国際特許出願GB85/00146号明
細書には、一般式(I): RACR3=CR4CHDRB (I) [式中、RAは基ArCR1R2−(式中、Arは、1もしく
はそれ以上のハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、
メチレンジオキシ、C1〜C6アルキルもしくはハロアル
キルによって随意に置換されたナフチル基もしくはフェ
ニル基を示し、R1およびR2はそれらが結合した炭素原
子と共に、1もしくはそれ以上のハロゲン原子もしくは
C1〜C6アルキル基によって随意に置換されたC3〜C6
シクロアルキル基を形成する)を示し、R3およびR4は
同一もしくは異なっていてもよく、各々水素原子、ハロ
ゲンまたはC1〜C6アルキル基を示し、RBはアルコー
ルRBCHDOH(式中、Dは水素原子またはシアノを示
し、該アルコールの[IR,シス]2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロモビニル)シクロプロパンカルボン酸エ
ステルは有意な殺虫特性を有する)の残基を示し、二重
結合に関するRAおよびCHDRBの立体配置は相互にト
ランスである]で表わされる化合物の製造方法が開示さ
れている。
細書には、一般式(I): RACR3=CR4CHDRB (I) [式中、RAは基ArCR1R2−(式中、Arは、1もしく
はそれ以上のハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、
メチレンジオキシ、C1〜C6アルキルもしくはハロアル
キルによって随意に置換されたナフチル基もしくはフェ
ニル基を示し、R1およびR2はそれらが結合した炭素原
子と共に、1もしくはそれ以上のハロゲン原子もしくは
C1〜C6アルキル基によって随意に置換されたC3〜C6
シクロアルキル基を形成する)を示し、R3およびR4は
同一もしくは異なっていてもよく、各々水素原子、ハロ
ゲンまたはC1〜C6アルキル基を示し、RBはアルコー
ルRBCHDOH(式中、Dは水素原子またはシアノを示
し、該アルコールの[IR,シス]2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジブロモビニル)シクロプロパンカルボン酸エ
ステルは有意な殺虫特性を有する)の残基を示し、二重
結合に関するRAおよびCHDRBの立体配置は相互にト
ランスである]で表わされる化合物の製造方法が開示さ
れている。
【0003】一般式(I)においてRBが4−フルオロ−3
−フェノキシフェニルを示す化合物は特に重要で、該化
合物は特にGrignard試薬4−フルオロ−3−フェノキ
シフェニルマグネシウムブロマイドと適当なサブストレ
ートとの反応によって調製される。しかしながら、この
Grignard試薬の調製に必要な次式(II):
−フェノキシフェニルを示す化合物は特に重要で、該化
合物は特にGrignard試薬4−フルオロ−3−フェノキ
シフェニルマグネシウムブロマイドと適当なサブストレ
ートとの反応によって調製される。しかしながら、この
Grignard試薬の調製に必要な次式(II):
【0004】
【化2】
【0005】で表わされる臭化物(5−ブロモ−2−フ
ルオロジフェニルエーテル)は従来は辛うじて入手でき
るにすぎなかった。
ルオロジフェニルエーテル)は従来は辛うじて入手でき
るにすぎなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は該臭化物を収
率よく得る方法を提供するためになされたものである。
率よく得る方法を提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、一般に異
性体3,4−ジブロモフルオロベンゼンを不純物として
含有する市販の2,4−ジブロモフルオロベンゼンを原
料とすることによって該臭化物およびその他の中間体が
良好な収率で得られるという知見に基づくものである。
従って本発明には、2,4−ジブロモフルオロベンゼン
から入手可能な一般式(IV):
性体3,4−ジブロモフルオロベンゼンを不純物として
含有する市販の2,4−ジブロモフルオロベンゼンを原
料とすることによって該臭化物およびその他の中間体が
良好な収率で得られるという知見に基づくものである。
従って本発明には、2,4−ジブロモフルオロベンゼン
から入手可能な一般式(IV):
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Mは−MgX(Xはハロゲンを示す)
で示される含金属残基またはリチウムのようなアルカリ
金属を示す]で表わされる有機金属化合物を式B(OR)3
(式中、Rはアルキル基、例えばC1〜C6アルキル基、
好ましくはメチル基を示す)で表わされるトリアルコキ
シボランと反応させ、生成物を加水分解することを特徴
とする、前記の式(II)で表わされる5−ブロモ−2−フ
ルオロジフェニルエーテルに変換可能な式(III):
で示される含金属残基またはリチウムのようなアルカリ
金属を示す]で表わされる有機金属化合物を式B(OR)3
(式中、Rはアルキル基、例えばC1〜C6アルキル基、
好ましくはメチル基を示す)で表わされるトリアルコキ
シボランと反応させ、生成物を加水分解することを特徴
とする、前記の式(II)で表わされる5−ブロモ−2−フ
ルオロジフェニルエーテルに変換可能な式(III):
【0010】
【化4】
【0011】で表わされるホウ素酸(boronic
acid)の製造方法が含まれる。ホウ素酸(III)は容
易に結晶化し、該結晶は不純物を実質上含まず、特に
2,4−ジブロモフルオロベンゼンの4−位の臭素原子
のメタレーションによって誘導される該酸(III)の異性
体または出発原料中に含まれる不純物である3,4−ジ
ブロモフルオロベンゼンから誘導される該酸(III)の異
性体を実質上含まない。従って、本発明方法の好ましい
態様においては、ホウ素酸(III)は結晶化され、該結晶
はその後の処理に先立って単離される。
acid)の製造方法が含まれる。ホウ素酸(III)は容
易に結晶化し、該結晶は不純物を実質上含まず、特に
2,4−ジブロモフルオロベンゼンの4−位の臭素原子
のメタレーションによって誘導される該酸(III)の異性
体または出発原料中に含まれる不純物である3,4−ジ
ブロモフルオロベンゼンから誘導される該酸(III)の異
性体を実質上含まない。従って、本発明方法の好ましい
態様においては、ホウ素酸(III)は結晶化され、該結晶
はその後の処理に先立って単離される。
【0012】2,4−ジブロモフルオロベンゼンを処理
して有機金属化合物(IV)を得るのに用いる金属もしく
は金属アルキルの使用量は化学量論量の80%もしくは
それ以下に減少させてもよい。このような条件下では、
2,4−ジブロモフルオロベンゼンの2−位の臭素原子
の方が4−位の臭素原子よりも優先的に反応し、また
2,4−ジブロモフルオロベンゼンは不純物として存在
する3,4−ジブロモフルオロベンゼンと優先的に反応
するので、式(IV)で表わされる所望の異性体は良好な
収率で得られる。化学量論量の60%以下の使用量は不
必要の収率低下をもたらすので望ましくない。ホウ素酸
(III)は、適当に過酸化水素を用いる次式(V):
して有機金属化合物(IV)を得るのに用いる金属もしく
は金属アルキルの使用量は化学量論量の80%もしくは
それ以下に減少させてもよい。このような条件下では、
2,4−ジブロモフルオロベンゼンの2−位の臭素原子
の方が4−位の臭素原子よりも優先的に反応し、また
2,4−ジブロモフルオロベンゼンは不純物として存在
する3,4−ジブロモフルオロベンゼンと優先的に反応
するので、式(IV)で表わされる所望の異性体は良好な
収率で得られる。化学量論量の60%以下の使用量は不
必要の収率低下をもたらすので望ましくない。ホウ素酸
(III)は、適当に過酸化水素を用いる次式(V):
【0013】
【化5】
【0014】で表わされる対応するフェノールへの酸化
によって中間体5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエ
ーテルメ(II)へ変換してもよい。該フェノールの対
応するアルカリ金属フェノキシド(VI)はウルマン反応
の条件下、例えば銅ブロンズまたはCuIもしくはCuII
ハロゲン化物のような銅触媒の存在下でハロベンゼン
(ハロゲンは塩素、臭素またはヨウ素である)と反応す
る。
によって中間体5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエ
ーテルメ(II)へ変換してもよい。該フェノールの対
応するアルカリ金属フェノキシド(VI)はウルマン反応
の条件下、例えば銅ブロンズまたはCuIもしくはCuII
ハロゲン化物のような銅触媒の存在下でハロベンゼン
(ハロゲンは塩素、臭素またはヨウ素である)と反応す
る。
【0015】本発明にさらに有機金属化合物(IV)、ホ
ウ素酸(III)、フェノール(V)、フェノキシド(VI)並び
に前記のような2,4−ジブロモフルオロベンゼンの有
機金属化合物(IV)への変換方法、ホウ素酸(III)のフェ
ノール(V)への変換方法、フェノール(V)のフェノキシ
ド(VI)への変換方法およびフェノキシド(VI)の中間体
5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエーテルへの変換
方法が含まれる。本発明を以下の実施例によって説明す
る。
ウ素酸(III)、フェノール(V)、フェノキシド(VI)並び
に前記のような2,4−ジブロモフルオロベンゼンの有
機金属化合物(IV)への変換方法、ホウ素酸(III)のフェ
ノール(V)への変換方法、フェノール(V)のフェノキシ
ド(VI)への変換方法およびフェノキシド(VI)の中間体
5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエーテルへの変換
方法が含まれる。本発明を以下の実施例によって説明す
る。
【0016】
【実施例】ジヒドロキシ−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−
ボランの調製 乾燥テトラヒドロフラン(THF)10mlに2,4−ジブ
ロモフルオロベンゼン12.7g(3,4−ジブロモフルオ
ロベンゼン30%含有)を溶解させた溶液を窒素ガス雰
囲気下において、乾燥THF50mlにマグネシウムの削
り屑1.15gを加えた懸濁液中へ撹拌下に5分間かけて
添加し、系を水浴中で冷却した。全てのマグネシウムが
反応した1時間後、この試薬を窒素ガス雰囲気下におい
て、乾燥ジエチルエーテル80mlにトリメトキシボラン
7mlを加えた溶液中への撹拌下に20分間かけて添加
し、系を−78℃まで冷却した。この混合物を−78℃
でさらに15分間撹拌した後、氷酢酸6mlを添加し、次
いで水50mlを添加した。この混合物を室温まで温めた
後、ジエチルエーテルを用いて抽出し(×3)、水洗し、
乾燥後、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を四塩化炭素
30mlと混合した後、0℃で冷却した。ジヒドロキシ−
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−ボランの結晶を
濾取し、少量の四塩化炭素を用いて洗浄して標記化合物
を2.8g得た(m.p.173〜174℃)。
ボランの調製 乾燥テトラヒドロフラン(THF)10mlに2,4−ジブ
ロモフルオロベンゼン12.7g(3,4−ジブロモフルオ
ロベンゼン30%含有)を溶解させた溶液を窒素ガス雰
囲気下において、乾燥THF50mlにマグネシウムの削
り屑1.15gを加えた懸濁液中へ撹拌下に5分間かけて
添加し、系を水浴中で冷却した。全てのマグネシウムが
反応した1時間後、この試薬を窒素ガス雰囲気下におい
て、乾燥ジエチルエーテル80mlにトリメトキシボラン
7mlを加えた溶液中への撹拌下に20分間かけて添加
し、系を−78℃まで冷却した。この混合物を−78℃
でさらに15分間撹拌した後、氷酢酸6mlを添加し、次
いで水50mlを添加した。この混合物を室温まで温めた
後、ジエチルエーテルを用いて抽出し(×3)、水洗し、
乾燥後、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を四塩化炭素
30mlと混合した後、0℃で冷却した。ジヒドロキシ−
(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−ボランの結晶を
濾取し、少量の四塩化炭素を用いて洗浄して標記化合物
を2.8g得た(m.p.173〜174℃)。
【0017】5−ブロモ−2−フルオロフェノールの調
製 ジヒドロキシ−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−
ボラン2gをジエチルエーテル10mlに加えた溶液へ撹
拌下でクロロホルム10mlおよび30%過酸化水素10
mlを添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した
後、水を用いて希釈し、ジエチルエーテルを用いて抽出
し(×3)、次いで2MNaOHを用いて逆抽出した(より
高濃度の水酸化ナトリウム、例えば5MNaOHを用い
る別の態様において収率が増加した)。水性層を2NH
Clを用いて酸性化し、ジエチルエーテルを用いて抽出
し(×3)、乾燥後、溶媒を蒸発させることによって5−
ブロモ−2−フルオロフェノールを1.25gを得た。生
成物は、石油エーテル(b.p.60〜80℃、nD1.556
4)中にジエチルエーテルを30%含有する溶媒を溶離
剤とするシリカゲル上でのt.l.c.によって精製するか、
蒸留処理に付した(b.p.52〜54°/0.2mmHg)。
製 ジヒドロキシ−(5−ブロモ−2−フルオロフェニル)−
ボラン2gをジエチルエーテル10mlに加えた溶液へ撹
拌下でクロロホルム10mlおよび30%過酸化水素10
mlを添加した。この混合物を室温で18時間撹拌した
後、水を用いて希釈し、ジエチルエーテルを用いて抽出
し(×3)、次いで2MNaOHを用いて逆抽出した(より
高濃度の水酸化ナトリウム、例えば5MNaOHを用い
る別の態様において収率が増加した)。水性層を2NH
Clを用いて酸性化し、ジエチルエーテルを用いて抽出
し(×3)、乾燥後、溶媒を蒸発させることによって5−
ブロモ−2−フルオロフェノールを1.25gを得た。生
成物は、石油エーテル(b.p.60〜80℃、nD1.556
4)中にジエチルエーテルを30%含有する溶媒を溶離
剤とするシリカゲル上でのt.l.c.によって精製するか、
蒸留処理に付した(b.p.52〜54°/0.2mmHg)。
【0018】5−ブロモ−2−フルオロ−ジフェニルエ
ーテルの調製 水素化ナトリウムの60%オイル分散液0.2gを窒素雰
囲気下において、2−メトキシエチルエーテル1mlに5
−ブロモ−2−フルオロフェノール1gを加えた溶液へ
少量ずつ撹拌しながら添加し、水浴を用いて冷却した。
2−メトキシメチルエーテル2mlにブロモベンゼン1.
5mlに加えた溶液および臭化第一銅0.09gを添加し、
混合物を6時間還流させた。この反応混合物を水中へ注
ぎ込み、石油エーテル(b.p.60〜80°)を用いて抽出
し(×3)、水洗し、乾燥後、溶媒を蒸発させ、残渣を蒸
留処理に付して標記化合物(b.p.80〜82℃/0.02
mmHg、nD1.5708)を0.55g得た。
ーテルの調製 水素化ナトリウムの60%オイル分散液0.2gを窒素雰
囲気下において、2−メトキシエチルエーテル1mlに5
−ブロモ−2−フルオロフェノール1gを加えた溶液へ
少量ずつ撹拌しながら添加し、水浴を用いて冷却した。
2−メトキシメチルエーテル2mlにブロモベンゼン1.
5mlに加えた溶液および臭化第一銅0.09gを添加し、
混合物を6時間還流させた。この反応混合物を水中へ注
ぎ込み、石油エーテル(b.p.60〜80°)を用いて抽出
し(×3)、水洗し、乾燥後、溶媒を蒸発させ、残渣を蒸
留処理に付して標記化合物(b.p.80〜82℃/0.02
mmHg、nD1.5708)を0.55g得た。
フロントページの続き (72)発明者 ノーマン・フランク・ジェインズ イギリス国イングランド、ベッドフォード シャー エル・ユー・2 7・ディー・ワ イ、ルートン、マーストン・ガーデンズ82 番 (72)発明者 ブピンダー・ポール・シング・キャンベイ イギリス国イングランド、ミドルセックス エイチ・エイ・3 7・ジェイ・エイ、 ハロー・ウィールド、ウォーハム・ロード 85番
Claims (3)
- 【請求項1】 5−ブロモ−2−フルオロフェノールの
アルカリ金属フェノキシドをウルマン反応の条件下でハ
ロベンゼンと反応させることを含む、5−ブロモ−2−
フルオロジフェニルエーテルの製造方法。 - 【請求項2】 5−ブロモ−2−フルオロフェノールの
アルカリ金属フェノキシドを5−ブロモ−2−フルオロ
フェノールから得る工程をさらに含む、請求項1記載の
5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエーテルの製造方
法。 - 【請求項3】 式(III) 【化1】 で示されるホウ素酸を酸化させて5−ブロモ−2−フル
オロフェノールを得る工程をさらに含む、請求項2記載
の5−ブロモ−2−フルオロジフェニルエーテルの製造
方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB868606292A GB8606292D0 (en) | 1986-03-13 | 1986-03-13 | Intermediates |
GB8606292 | 1986-03-13 | ||
GB8609590 | 1986-04-18 | ||
GB868609590A GB8609590D0 (en) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | Intermediates |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62057874A Division JP2579310B2 (ja) | 1986-03-13 | 1987-03-12 | 殺虫剤製造用中間体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08310988A true JPH08310988A (ja) | 1996-11-26 |
JP2618220B2 JP2618220B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=26290489
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62057874A Expired - Lifetime JP2579310B2 (ja) | 1986-03-13 | 1987-03-12 | 殺虫剤製造用中間体 |
JP8013789A Expired - Lifetime JP2618220B2 (ja) | 1986-03-13 | 1996-01-30 | 殺虫剤製造用中間体の製造方法 |
JP8013791A Expired - Lifetime JP2618221B2 (ja) | 1986-03-13 | 1996-01-30 | 殺虫剤製造用中間体 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62057874A Expired - Lifetime JP2579310B2 (ja) | 1986-03-13 | 1987-03-12 | 殺虫剤製造用中間体 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8013791A Expired - Lifetime JP2618221B2 (ja) | 1986-03-13 | 1996-01-30 | 殺虫剤製造用中間体 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5068403A (ja) |
EP (1) | EP0238272B1 (ja) |
JP (3) | JP2579310B2 (ja) |
DE (1) | DE3778947D1 (ja) |
GB (2) | GB2187731B (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8614002D0 (en) * | 1986-06-09 | 1986-07-16 | Ici Plc | Halogenated diphenyl ether derivatives |
DE4012865A1 (de) * | 1990-04-23 | 1991-10-24 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur alkylierung oder hydroxyalkylierung von fluorierten aromaten |
DE4002896A1 (de) * | 1990-02-01 | 1991-08-08 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur herstellung von o-fluorarylboronsaeuren und deren estern |
DE59108963D1 (de) * | 1990-02-01 | 1998-05-20 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur Umsetzung von fluorierten Aromaten mit Elektrophilen |
DE4201308C1 (ja) * | 1992-01-20 | 1993-02-11 | Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt, De | |
FR2688507B1 (fr) * | 1992-03-16 | 1994-05-06 | Synthelabo | Derives de l'acide tetrazolylbenzeneboronique, leur preparation et leur utilisation comme intermediaires de synthese. |
TW369520B (en) * | 1996-06-14 | 1999-09-11 | American Cyanamid Co | Process for the preparation of 5-bromo-2-fluorobenzeneboronic acid |
US5962742A (en) * | 1996-06-14 | 1999-10-05 | American Cyanamid Company | Process for the preparation of 5-bromo-2 fluorobenzeneboronic acid |
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