JPS62212347A - シス−11−テトラデセニルアセテ−トの製造方法 - Google Patents

シス−11−テトラデセニルアセテ−トの製造方法

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JPS62212347A
JPS62212347A JP5554986A JP5554986A JPS62212347A JP S62212347 A JPS62212347 A JP S62212347A JP 5554986 A JP5554986 A JP 5554986A JP 5554986 A JP5554986 A JP 5554986A JP S62212347 A JPS62212347 A JP S62212347A
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JP
Japan
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cis
halo
octene
dihalohexane
reaction
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Pending
Application number
JP5554986A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Senda
千田 修治
Tetsuo Komata
哲夫 小俣
Michiharu Yamamoto
道治 山本
Yoko Tsuda
津田 容子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、チャバマキ性フェロモンの主要な一成分であ
るシス−11−テトラデセニルアセテートを低度に且つ
容易に製造する方法に関する。
(従来の技術) 近年、害虫の防除方法として、性フェロモンを応用する
方法が広く研究されており、茶をはじめとする農作物、
各種園芸植物等につく害虫であるチャバマキの防除方法
としても、交信撹乱法やマストラッピング法が広く研究
されている。
チャバマキ性フェロモンは、シス−11−テトラデセニ
ルアセテート、シス−9−テトラデセニルアセテート、
シス−11−テトラデセニルアセテート等からなり、こ
れらのうち、シス−11−テトラデセニルアセテートに
ついては、既に幾つかの製造方法が提案されている。例
えば、ロッジらは、金属アセチリドを用いて、所要の炭
素数のアセチレン誘導体を製造し、これを部分還元した
後、アセチル化することによって、11−テトラデセニ
ルアセテート(1)を得ている(R,Rossi et
 al、、 Gazz、、 China、 Ital、
、110.237.1980))。単純化して示せば、
上記の方 △=△ΔへΔ〜・0A。
(但し、Rはテトラヒドロピラニル基のような水酸基の
保護基を示す。) しかし、上記の方法によれば、液体アンモニアを用いて
、−40℃乃至−20℃程度の低温にて反応を行なう必
要があるうえに、大量に製造する場合には、耐圧性を有
する製造装置を必要とし、更に、上記の反応は、水の不
存在下に行なう必要があるので、用いる原料の脱水や反
応装置の乾燥等、操作が非常に煩瑣である。更に、原料
として、高価なデカンジオールを用いると共に、工程に
保護基の導入及び脱離を含むために、製造費用が高くな
らざるを得ない。
また、ポポビツチらは、 011CC00CHi PPhz+  ゞ〜ヘハll    →→−(1)のよ
うに、ウィツテイヒ反応を利用する方法を提案している
が(N、 Popovici et al、、 Rev
、 Roua+、。
Chin、 、 28.995 (1983)) 、こ
の方法によれば、炭素数11の骨格を有する上記中間原
料を製造するのに高い費用を要すると共に、得られる1
1−テトラデセニルアセテートにトランス体の混入する
のを避けることができない。
更に、特開昭58−177924号公報や特開昭56−
145233号公報には、 OH = ””OH+ HO△”〜〜 −−−(1)て示され
るように、・青葉アルコールを出発原料とする方法が提
案されている。しかし、この方法によれば、副生物の分
離が困難であると共に、主原料の1.8−オクタンジオ
ールの価格が高いので、経済性に劣る。
(発明の目的) 本発明者らは、シス−11−テトラデセニルアセテート
の製造における上記した問題を解決するために鋭意研究
した結果、原材料として容易に入手し得る1−ハロ−5
−オクテンと1.6−ヘキサンジオールとを用いること
によって、容易な反応操作にて、高収率にて高純度のシ
ス−11−テトラデセニルアセテートを短い工程にて高
収率にて製造することができることを見出して、本発明
に至ったものである。
(発明の構成) 本発明によるシス−11−テトラデセニルアセテートの
製造方法は、シス−1−ハロ−5−オクテンに金属マグ
ネシウムを反応させて得られるグリニア試薬と1.6〜
ジハロヘキサンとを反応させてシス−1−ハロ−11−
テトラデセンを得、次いで、これを酢酸のアルカリ金属
塩と反応させることを特徴とする。
上記シス−1−ハロ−5−オクテンとしては、例えば、
シス−1−クロロ−5−オクテンやシス−1−ブロモ−
5−オクテン等を好ましく用いることができ、これらは
、例えば、次のようにして得ることができる。
例えば、1つの方法として、5−ヘキシン−1−オール
をハロゲン化アルキル、例えば、臭化エチルとカップリ
ングさせ、5−オクチノール(2)とする。この5−オ
クチノール(2)をリンドラ−触媒の存在下に半還元し
た後、常法にてハロゲン化すれば、シス−1−ハロ−5
−オクチン(3)を得ることができる。5−オクチノー
ル(2)は、ブチンをグリニア反応によって、4炭素を
増加させることによっても得ることができる。
一→(2) (但し、Xは塩素又は臭素、Rは保護基を示す。)また
、別の方法として、容易に入手し得るシス−3−ヘキセ
ン−1−オールを塩化チオニルにて塩素化し、これをグ
リニア試薬とした後、酸化エチレンと反応させ、シス−
5−オクテン−1−オールとし、これを常法にてハロゲ
ン化することによっても、シス−1−ハロ−5−オクテ
ンを得ることができる。
=□OH−+ (31 他方の原料である1、6−ジハロヘキサンは、容易に入
手し得る1、6−ヘキサンジオールをハロゲン化水素酸
水と還流温度で反応させることによって得ることができ
、また、適宜のハロゲン化剤にてハロゲン化することに
よって得ることができる。例えば、1.6−ジブロモヘ
キサンは、1.6−ヘキサンジオールを臭化水素酸水と
還流温度で反応させることによって、又は1.6−ヘキ
サンジオールに赤リンと臭素からなる臭素化剤や、三臭
化リンを反応させることによって得ることができる。
本発明によるシス11−テトラデセニルアセテートの製
造方法は、上記シス−1−ハロ−5−オクテンと1.6
−ジハロヘキサンとを原料として用いて、次のスキーム
にて表わすことができる。
=φハ  1“ へ〜’ MgX X   −−→ (但し、Xはハロゲンを示し、Mはアルキル金属を示す
。) 以下に上記各工程について、詳細に説明する。
シス−1−ハロ−5−オクテン(3)のグリニア試薬は
、例えば、シス−1−クロロ−5−オクテンを無水テト
ラヒドロフラン中にて常法に従って金属マグネシウムと
反応させることによって、テトラヒドロフラン溶液とし
て得ることができる。かかるグリニア試薬と、例えば、
1.6−ジブロモヘキサンとの反応は、1.6−ジブロ
モヘキサンのテトラヒドロフラン溶液に上記グリニア試
薬を0〜40℃の温度にて滴下することによって行なう
ことができる。
上記反応において、1.6−ジブロモヘキサンのグリニ
ア試薬に対する使用量は、グリニア試薬1モル当たり0
.8〜5モル、好ましくは0.9〜2モルの範囲である
。尚、この反応においては、クロス・カップリング反応
を促進するために、銅触媒を用いることが好ましい。か
かる銅触媒としては、例えば、CLICI% CuBr
−、C111% LiCuC1z、LizCuCla等
が好適である。これら銅触媒の使用量は、通常、グリニ
ア試薬1モルに対して0.001〜0.1モルの範囲で
よい。
上記のような反応の後、得られた反応液を濾過若しくは
水洗して、副生物を除去し、更に、溶剤テトラヒドロフ
ランを留去回収した後、蒸留することによって、シス−
1−ブロモ−11−テトラデセン(4)を高収率にて得
ることができる。
次いで、このシス−1−ブロモ−11−テトラデセン(
4)に対して等モル以上の酢酸のアルカリ金属塩、例え
ば、酢酸ナトリウムや酢酸カリウムを加え、溶剤中にて
攪拌しながら還流温度で反応させることによって、目的
とするクズ−11−テトラデセニルアセテート(1)を
得る。上記溶剤としては、上記酢酸のアルカリ金属塩と
上記シス−1−ブロモ−11−テトラデセンとを溶解し
、他方、臭素とアセトキシ基との置換反応を阻害しない
限りは任意の溶剤を用いることができるが、通常、例え
ば、酢酸、メタノール、エタノール等が好適である。
尚、この反応において、ヨウ化カリウムやヨウ化ナトリ
ウムのような反応促進剤を用いてよい。
この反応の後、反応液を冷却し、次いで、必要に応じて
濃縮し、これに水を加え、有機層を分取した後、これを
減圧下に蒸留すれば、シス−11−テトラデセニルアセ
テート(1)を高収率にて得ることができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の方法によれば、原材料として容
易に入手し得る1−ハロ−5−オクテンと1,6−ヘキ
サンジオールとを用いることによって、容易な反応操作
にて高収率にて高純度のシス−11−テトラデセニルア
セテートを安価に得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
シス−1−ブロモー11−テトラデセン(3)の合成マ
グネシウム1.19 g (34,1mmol)に乾燥
テトラヒドロフラン2.5mlを加え、更に、これに少
量のヨウ素を加えた後、45〜55℃の温度を保持しつ
つ、約50分間をかけて、シス−1−ブロモ−5−オク
テン4.94 g (33,7mmol)を含むテトラ
ヒドロフラン溶液を滴下し、その後、50℃にて1時間
攪拌して、グリニア試薬シス−5−オクテニルマグネシ
ウムクルライドのテトラヒドロフラン溶液を調製した。
別のフラスコに1.8−ジブロモヘキサン12.9 g
(51,2+s+5ol)と共に、42.4 *のLi
CuC1g (1gmo l )と99. Otagの
塩化第一銅(1m+mol)とを含むテトラヒドロフラ
ン(20ml)溶液を調製し、これに水冷下に上記グリ
ニア試薬を45分をかけて滴下した。その後、室温にて
30分、40℃にて1.5時間反応させた。飽和塩化ア
ンモニウム水溶液を加えて反応を停止させた後、水を加
えて固形分を溶解させ、ヘキサンにて抽出した。
有機層を水及び飽和食塩水にて洗浄した後、硫酸マグネ
シウム上で乾燥した後、濾過、濃縮し、残渣を減圧蒸留
して、シス−1−ブロモ−11−テトラデセン(3)5
.9g(収率63.6%)を得た。沸点139〜141
℃/31111g。
シス−11−テトラデセニルアセテート(1)の合成シ
ス−1−ブロモ−11−テトラデセン(315,0g(
18,2mmol)に酢酸2.6 nil (45,5
mmol)及び酢酸ナトリウム2.24 g (27,
3mmoりを加え、7時間還流温度で反応させた後、水
を加え、エーテルにて抽出した。有機層を飽和炭酸水素
すl−IJウム水溶液にて洗浄し、無水硫酸ナトリウム
上で乾燥した後、濾過、tlmし、残渣をカラムクロマ
トグラフィー処理(ワコーゲルC−200(100g)
、ヘキサン/エーテル(9515))した後、更に、減
圧蒸留して、シス−11−テトラデセニルアセテート(
1)3.93 g (収率85.1%)を得た。沸点1
08〜109℃/ 0.3 llHg。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シス−1−ハロ−5−オクテンに金属マグネシウ
    ムを反応させて得られるグリニア試薬と1,6−ジハロ
    ヘキサンとを反応させてシス−1−ハロ−11−テトラ
    デセンを得、次いで、これを酢酸のアルカリ金属塩と反
    応させることを特徴とするシス−11−テトラデセニル
    アセテートの製造方法。
JP5554986A 1986-03-12 1986-03-12 シス−11−テトラデセニルアセテ−トの製造方法 Pending JPS62212347A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6838576B1 (en) 2003-10-23 2005-01-04 3M Innovative Properties Company Process for preparing functional group-containing olefinic compounds

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US6838576B1 (en) 2003-10-23 2005-01-04 3M Innovative Properties Company Process for preparing functional group-containing olefinic compounds

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