JPH08310657A - カード状景品の払出し機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 廉価に製造でき、しかも、一度に必要枚数分
のカード状景品の払出しを確実に行うことのできる払出
し機。 【構成】 カード状景品の払出し機１は、装着したカー
トストッカ３からなるカード収納部と、このストッカ３
内のカードを全体として必要枚数分に相当する厚さだけ
押し上げるカード押し上げ機構６と、このカード押し上
げ機構６によって上端開口２２から押し上げられたカー
ドを前方に押し出すカード押し出し機構７を有してい
る。カード押し上げ機構６は、可撓性のラック６１と、
このラックをその長手方向に摺動自在に支持しているラ
ックレール６２を有する。カード押さえ機構は、カード
払出し動作に連動するロック機構８によってロックされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、薄い長方形をしたカー
ド状の景品を自動的に指定枚数分だけ払いだすことの可
能なカード状景品の払出し機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】パチンコ店等の遊戯場においては、ゲー
ムによって獲得したパチンコ玉等の数に応じて各種の景
品と交換することができる。このような景品として、近
年では、パチコン玉等の個数に対応した各種の模様等が
描かれたカードを景品として発行することが行われるよ
うになってきている。このようなカード状景品の交換
は、パチンコ店等においてカウンタに設置されたカード
状景品の払出し機を用いて店員により行われる。

【０００３】この種のカード状景品の払出し機の構造
は、垂直に積み重ねられた状態で収納されているカード
状景品を、リフターによって押し上げて、上端開口から
払い出すようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいて使用されている払出し機は、リフターとして、ボ
ールねじを利用しているので、価格が高く、この種の機
械のリフターとしては過剰品質となっている。また、カ
ードの払出しは、一枚づつ行われるようになっており、
払出し効率が悪いという問題点もある。

【０００５】本発明の課題は、廉価に製造でき、しか
も、一度に必要枚数分のカード状景品の払出しを行うこ
との可能な払出し機を提案することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、薄い長方形をしたカード状景品を指定
枚数分だけ払い出すことのできるカード状景品の払出し
機であって、カード状景品を積み重ねた状態で収納する
カード収納部と、このカード収納部に収納されているカ
ード状景品の全体を、指定枚数分に相当する距離だけ上
方に押し上げるカード押し上げ機構と、このカード押し
上げ機構によって前記カード収納部の上端開口から押し
上げられた枚数分のカード状景品を前方に向けて押し出
すカード押し出し機構とを有しており、前記カード押し
上げ機構として、可撓性素材から形成されたラックと、
このラックをその長手方向に摺動自在に支持しているラ
ックレールと、固定した位置に配置されて出力軸に前記
ラックに噛み合ったピニオンが固着されているモータ
と、前記ラックに固着されたカード押し上げ板とを備え
た構成を採用している。

【０００７】ここで、更に、前記カード収納部の上端開
口から押し上げられるカード状景品の上面を下方に向け
て所定の弾性力で常に押しつけているカード押さえ付け
機構を備えた構成を採用することが好ましい。また、こ
のカード押さえ付け機構としては、カード状景品の上面
を押しつける押しつけ部材と、この押しつけ部材のガイ
ドと、前記押しつけ部材に対して弾性力を付与している
弾性部材と、前記カード押し出し機構による押し出し動
作に連動して、当該カード押し出し機構によるカード状
景品の押し出し時には前記押し付け部材の移動をロック
状態に保持するロック機構とを備えた構成のものを採用
することが好ましい。

【０００８】また、本発明の払出し機としては、前記カ
ード押し出し機構によって押し出されるカード状景品の
排出口を封鎖している封鎖機構を備え、この封鎖機構と
して、前記排出口を封鎖した封鎖位置および当該排出口
を開けた開放位置の間を移動可能な封鎖板と、前記カー
ド押し出し機構による押し出し動作に連動して、当該カ
ード押し出し機構によるカード状景品の押し出し動作の
間は前記封鎖板を前記開放位置に移動させ、それ以外の
状態では当該封鎖板を前記封鎖位置に保持する封鎖板移
動機構とを備えた構成のものとすることが好ましい。

【０００９】

【作用】本発明のカード状景品の払出し機においては、
カード押し上げ機構として、ラック・ピニオン機構を採
用しているので廉価に製造できる。特に、ラックとして
可撓性のものを採用し、ラック自体をレールに沿って移
動させるようにしているので、かかる押し上げ機構をコ
ンパクトに構成できる。

【００１０】また、カード押し上げ動作時には、常にカ
ード押さえ付け機構によってカード状景品を押しつけた
状態にしているので、カード状景品の押し上げ量を精度
良く制御でき、常に正確な枚数のカード状景品の払出し
を行うことができる。

【００１１】さらに、押し上げ動作の後に、カード状景
品の押し出し動作においては、カード状景品を押し付け
ている部材をその位置にロックするようにしているの
で、カード状景品の押し出し動作が、押し付け力によっ
て阻害されることなく、円滑にできる。

【００１２】さらにまた、カード状景品の押し出し動作
時に、カード状景品の排出口を封鎖している封鎖板を開
けるようにしている。したがって、カード状景品の払出
し時以外は、排出口が封鎖されているので、保安上好ま
しい。

【００１３】

【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。

【００１４】図１には、本例のカード状景品の払出し機
の内部構造の概略を示してある。この図に示すように、
払出し機１は、縦長の直方体形状をしたハウジング２を
備え、この内部には、ハウジング２の側面からカセット
方式カードストッカ３を装着可能なストッカ受入れ部４
が構成されている。このストッカ受入れ部４は、横方向
に水平に延びる上側レール４１と、横方向に向けて水平
に配列された多数のローラから規定される下側レール４
２を備え、これらの間に、カードストッカ３が横方向に
向けて左右にスライド可能な状態で装着される。

【００１５】ここで、図２に示すように、カードストッ
カ３は、縦長の筒状容器３１の内部が２枚の垂直壁３
２、３３によって横方向に３分割されて、カード状景品
１０（以下、単に「カード」とよぶ。）を上下に積み重
ねた状態で収納する３個のカード収納筒３４（３４−
１、３４−２、３４−３）が区画形成されている。各収
納筒３４の底板３５の中央には、カード１０よりも一回
り小さく、後述するカード押し上げ機構の押し上げ板が
通過可能な寸法の底孔３５ａが形成されている。各収納
筒３４の上端開口３４ａには、開閉爪３６が配置されて
おり、図２（Ａ）において実線で示す閉鎖位置と想像線
で示す開放位置の間を旋回可能である。各爪３６の旋回
は、その後端に連結されている作動ロッド３７をその材
軸方向に移動させることにより行うことができる。ま
た、カードストッカ３の上端側には、運搬に便利なよう
に、携帯用の把手３８が取付けられ、払出し機１の内部
への装着時には、これを図２（Ｂ）に示すように後面側
に収納できる。

【００１６】再び、図１を参照して説明すると、この構
造のカードストッカ３は、前述のように、払出し機１の
ハウジング２の側面装着口（図示せず）から横方向に装
着され、内部においては、ストッカ受入れ部４の上側レ
ール４１および下側レール４２の間にスライド可能な状
態で保持される。

【００１７】ストッカ受入れ部４に装着されたカードス
トッカ３は、自動的に、ストッカスライダ５に係合し、
このスライダ５によって左右にスライドさせることが可
能となる。スライダ５は、カードストッカ３に係合する
スライド板５１と、このスライド板５１の下端において
横方向に向けて水平に配置されたラック５２と、固定し
た位置に配置されてラック５２に噛み合ったピニオン５
３が出力軸に固着されているモータ５４から構成されて
いる。モータ５４を駆動することにより、スタイド板５
１がカードストッカ３を下側レール４２に沿って左右に
スライドさせる。

【００１８】ハウジング２の内部において、その左右方
向のほぼ中央位置には、カード押し上げ機構６が配置さ
れている。このカード押し上げ機構６は、可撓性素材か
らなるラック６１と、このラック６１をその材軸方向に
向けてスライド自在に支持しているラックレール６２
と、ラック６１に担持されてこれと一体となって移動す
るカード押し上げ板６３を備えている。ラックレール６
２は、ストッカ受入れ部４の上側レール４１および下側
レール４２の間を垂直に真っ直ぐに延びる垂直レール部
分６２ａと、下側レール４２の下方の位置から円弧状に
湾曲してハウジング底面に接し、しかる後に円弧状に湾
曲してハウジング側面に接する位置まで立ち上がってい
る湾曲レール部分６２ｂを備えている。この形状のレー
ル６２には、その材軸方向にむけてスライド自在の状態
で、可撓性ラック６１が支持されている。この可撓性ラ
ック６１は、モータ６４の出力軸に固着したピニオン６
５に噛み合っている。モータ６４は固定配置されてい
る。したがって、モータ６４を駆動すると、ピニオン６
５に噛み合っているラック６１は、レール６２に沿って
その材軸方向にスライドする。

【００１９】このラック６１の先端６１ａは、その初期
位置が図１に示すように、垂直レール部分６２ａの下端
となるように設定されており、その先端位置にカード押
し上げ板６３が取付けられている。したがって、この状
態でモータ６４を駆動して、ラック６１を上昇させる
と、カード押し上げ板６３は垂直レール部分６２ａに沿
って、想像線で示す上端位置まで移動できる。

【００２０】なお、上記のストッカスライダ５は、装着
されたカードストッカ３の各カード収納筒３４を、この
カード押し上げ板６３の昇降経路に位置させるように、
カードストッカ３をスライドさせるようになっている。

【００２１】このように、カード押し上げ板６３を上昇
させることにより、カードストッカ３の内部の各カード
収納筒３４に積み重ねられているカード１０は、全体と
して、押し上げられ、上端側のカードから順に上端開口
３４ａから上方に露出することになる、装着されたカー
ドストッカ３の上側に配置されている封鎖板２１には、
カード収納筒３４の上端開口３４ａに対応する位置に開
口２２が開いており、押し上げられたカード群は、この
開口２２から上方に露出する。この開口２２の上方に
は、カード押し出し機構７が配置されている。

【００２２】図３、４、５には、このカード押し出し機
構７の構成を示してある。まず、図３（Ｂ）および
（Ｃ）には、カード押し出し機構７の構成を上面および
側面から見た状態を示してある。これらの図に示すよう
に、開口２２の上方には、カード押し付け部８が配置さ
れている。このカード押し付け部８は、開口２２の両側
に配置された垂直ガイド８１に沿って上下に移動可能に
支持された押し付け部材８２を備えている。この押し付
け部材８２は、常時、コイルばね（図４（Ｃ）参照）に
よって下方に付勢されている。この押し付け部材８２
は、図３（Ｂ）に示すように、カード１０の幅寸法だけ
離れた左右の側壁８３、８４を備え、これらの側壁の上
端側は相互に連結されて一体となって昇降する。これら
の側壁８３、８４の下端内周面には櫛歯状に内側に突出
しており、これらの突出部分にはそれぞれ押さえローラ
８５が回転自在に取付けられている。したがって、押し
付け部材８２の下側に位置するカード１０は、その長手
方向の両端縁の部分が、多数の押さえローラ８５によっ
て押し付けられた状態となっている。

【００２３】カード１０が押し上げられる開口２２の側
方には、カード押し出し部９が配置されている。このカ
ード押し出し部９は、垂直なカード押し出し面９１ａを
備えたＬ型の押し出し板９１と、この押し出し板９１の
水平部分９１ｂが取付けられたスライダ９２と、このス
ライダ９２を横方向にスライド自在に支持しているレー
ル９３を備えている。さらに、押し出し板９１の水平部
分の後ろ端に取付けられたキャリッジ９４と、このキャ
リッジ９４が搭載されたタイミングベルト９５と、この
ベルト９５を回転させるために、このベルトに噛み合っ
ている駆動プーリ９６が出力軸に固着されているモータ
９７を備えている。ベルト９５は、一方の側が駆動プー
リ９６に架け渡されていると共に、他方の側が従動プー
リ９８に架け渡されている。モータ９６を駆動すると、
ベルト９５が移動するので、ここに担持されているキャ
リッジ９４に連結されている押し出し板９１は、前後方
向（左右方向）に往復移動する。押し出し板９１の幅
は、図３（Ｂ）から分かるように、押し付け部材の左右
の側壁８３、８４の間を通過可能な寸法に設定されてい
る。

【００２４】したがって、押し出し板９１の手前側に位
置する開口２２から押し上げられたカード１０は、押し
出し板９１を前方に向けてスライドさせることにより、
この押し出し板９１によって前方に向けて押し出され
る。ここで、カード１０の上面は押し付け部材８２の押
さえローラ８５によって両端縁が押し付けられているの
で、横方向への移動は円滑に行われる。

【００２５】ここで、本例においては、押し出し板９１
によるカード１０の押し出し動作を一層円滑に行われる
ようにするために、カード押し出し動作時にはカード押
し付け部材８２の上下方向の移動をロックするロック機
構１１を備えている。図５（Ｂ）に示すように、このロ
ック機構１１は、カード押し付け部材８２の手前側の面
に取り付けたラック１１１と、このラック１１１に噛み
合い可能な噛み合い歯１１２と、この噛み合い歯１１２
をラック１１１に対して離れた位置と噛み合い位置に移
動するように前後に移動させるための四節リンク機構１
１３から構成されている。

【００２６】四節リンク機構１１３は、噛み合い歯１１
２が上端前面に一体形成された第１のリンク１１４と、
このリンク１１４の上端と後ろ側に位置している第２の
リンク１１５の上端の間を連結している第３のリンク１
１６を有している。第１のリンク１１４の下端は、図４
（Ｂ）に示すように、ハウジグン２に対して回転自在に
支持されている。第２のリンク１１５の下端もハウジン
グ２に対して回転自在に支持されている。ここに、押し
出し板９１の前側下側部分にその幅方向に向けて回転自
在に取付けられた軸１１７の一方の端と第２のリンク１
１５の間にはコイルばね１１９が架け渡されている。し
たがって、押し出し板９１が前方に移動すると、第２の
リンク１１５がコイルばね１１９を介して引っ張られ
て、図５（Ｂ）において想像線で示す位置まで前方に倒
れ、前側の噛み合い歯１１２がカード押し付け部材８２
に取り付けたラック１１１に噛み合う。この結果、カー
ド押し付け部材８２がロックされる。よって、カード１
０の押し出し動作時および、押し出し動作を終えて、押
し出し板９１が開口２２から手前側に移動するまでの間
は、押し付け部材８２の移動がロックされた状態に保持
される。このために、カードの押し出し動作が、カード
押し付け部材８２による押し付け力によって円滑に行わ
れなくなることを防止できる。

【００２７】次に、本例における封鎖板開閉機構につい
て説明する。図３（Ｃ）に示すように、開口２２から押
し上げられたカード群は、その両側および上側は、カー
ド押し付け機構８によって覆われている。また、手前側
の側面には押し出し板９１が位置して、手前側の開口を
封鎖している。一方、押し出し側の側面には、カード排
出口２５が開いており、この排出口２５は、その内側に
配置されている封鎖板１２１によって封鎖されている。

【００２８】図５（Ａ）に示すように、この封鎖板１２
１は、封鎖板開閉機構１２によって、押し出し板９１の
移動に連動して開閉される。この開閉機構１２は、封鎖
板１２１の両端に一体形成されて直角に後ろ側に向けて
延びている左右の側板１２２、１２３を有し、一方の側
板１２３は、その中程の位置においてハウジング２の側
に回転自在に支持されており、この位置よりも後ろ側の
部分は上方の向けて折れ曲がっている。この折れ曲がり
部分の先端には、リンク１２４の前端が回転自在に連結
され、このリンク１２４の後ろ端はリンク１２５の前端
が回転自在に連結され、このリンク１２５の後ろ端は、
ハウジング２に対して回転自在に支持されている。

【００２９】ここで、このリンク１２５は、その下端に
おいて別個のリンク１２７に連結されており、このリン
ク１２７も同一の旋回中心を中心として旋回する。さら
に、このリク１２７とリンク１２５とは一定の鋭角を形
成した状態で一体となって回転する。そして、このリン
ク１２７の上端ロール部分は、押し出し板９１の裏面に
取り付けた係合板９１ｃの後ろ側に位置しており、この
部分の下側位置と、押し出し板９１の押し出し面９１ａ
の裏面の間には、コイルばね１２６が張設されている。
したがって、リンク１２７の上端は係合板９１ｃの後ろ
面に常に当たった状態となっている。

【００３０】この構成の開閉機構１２の動作を説明す
る。押し出し板９１が手前側、すなわりカード１０が位
置する側に向けて前進すると、リンク１２７はその下端
を中心として前方に倒れる。この結果、このリンク１２
５も一体となって前方に旋回し、この旋回運動が、リン
ク１２４を介して伝達されて、封鎖板の側板１２３が中
程の旋回中心を中心として、図５（Ａ）において想像線
で示すように封鎖板１２１を上方に押し上げる方向に旋
回する。この結果、封鎖板１２１は排出口２５を封鎖し
ていた位置から上方の移動して、これを開口した開放位
置に到る。このように自動的に封鎖板１２１が開き、押
し出し板９１によって押し出されるカード１０は排出口
２５から手前側に排出される。

【００３１】押し出し板９１が後退して、カード１０の
押し上げられる開口２２よりも手前側まで移動すると、
この押し出し板９１の下面の係合板９１ｃによって、一
定の角度だけ前方に倒れた状態に保持されているリンク
１２７を後ろ側に押し上げる。これに連動して、リンク
１２５も後ろ側に旋回し、この旋回運動が、リンク１２
４、側板１２３を介して、封鎖板１２１を封鎖位置に旋
回させる。

【００３２】このように、本例においては、開口２２か
ら押し上げられたカード群は、完全に外部からアクセス
できないようになっており、押し出し板９１が動作する
時にのみ、前側の排出口２５が開いて、そこから必要枚
数のカード１０の払出しが行われる。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード状
景品の払出し機においては、カード押し上げ機構とし
て、可撓性素材から形成されたラックと、このラックを
その長手方向に摺動自在に支持しているラックレールを
用いて、カード収納部から必要枚数のカード状景品を押
し上げるようにしている。したがって、従来のようなボ
ールねじ機構を用いる場合に比べて、装置を廉価に製造
することができる。

【００３４】また、カード収納部の上端開口から押し上
げられるカード状景品の上面を下方に向けて所定の弾性
力で常に押しつけているカード押さえ機構を備えた構成
を採用している。したがって、カード状景品を、必要枚
数分だけ確実に押し上げて払いだすことができる。

【００３５】さらに、このように押し付けられているカ
ード状景品を横方向に払い出すときには、カード押し出
し機構による押し出し動作に連動して、押し付け部材の
移動をロック状態に保持するロック機構を備えた構成を
採用している。したがって、カード状景品の横方向への
払出し動作を円滑に行うことができる。

【００３６】更にまた、カード押し出し機構によって押
し出されるカード状景品の排出口を封鎖している封鎖機
構を備え、カード押し出し機構によるカード状景品の押
し出し動作に連動させて、排出口を開閉するようにして
いる。したがって、カード状景品の払出し時にのみ排出
口が開くので、盗難防止等の点で優れている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるカード状景品の払出し
機の内部構造を示す概略構成図である。

【図２】カードストッカを示す図であり、（Ａ）はその
上面図、（Ｂ）はその側面図、（Ｃ）はその内部構造も
併せて表示している正面図である。

【図３】カード押し出し機構を示す図であり、（Ａ）は
カード押し出し板の移動機構を示す上面図、（Ｂ）はカ
ード押し付け機構を示す上面図、（Ｃ）はカード押し出
し機構全体の側面から見た構成図である。

【図４】カード押し出し機構を示す図であり、（Ａ）は
図３（Ｃ）のＡ−Ａ線で切断した部分の概略断面図、
（Ｂ）は図３（Ｃ）のＢ−Ｂ線で切断した部分の概略断
面図、（Ｃ）は図３（Ｃ）のＣ−Ｃ線で切断した部分の
概略断面図である。

【図５】（Ａ）は封鎖板開閉機構の動作を示す説明図で
あり、（Ｂ）は押し付け板ロック機構の動作を示す説明
図である。

【符号の説明】

１ 景品払出し機 ２ ハウジング ３ カードストッカ ４ ストッカ受入れ部 ６ カード押し上げ機構 ６１ 可撓性のラック ６２ ラックレール ６３ カード押し上げ板 ６４ モータ ７ カード押し出し機構 ８ カード押し付け部 ９ カード押し出し部 ９１ カード押し出し板 ９５ ベルト ９６ モータ １０ カード １１ ロック機構 １１１ ラック １１２ 噛み合い歯 １１３ リンク機構 １２ 開閉機構 １２１ 封鎖板 １２３ 側板 １２４、１２５、１２７ リンク ２５ カード排出口

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 薄い長方形をしたカード状景品を指定枚
   数分だけ払い出すことのできるカード状景品の払出し機
   であって、 カード状景品を積み重ねた状態で収納するカード収納部
   と、このカード収納部に収納されているカード状景品の
   全体を、指定枚数分だけ上方に押し上げるカード押し上
   げ機構と、このカード押し上げ機構によって前記カード
   収納部の上端開口から押し上げられた枚数分のカード状
   景品を前方に向けて押し出すカード押し出し機構とを有
   し、前記カード押し上げ機構は、可撓性素材から形成さ
   れたラックと、このラックをその長手方向に摺動自在に
   支持しているラックレールと、固定した位置に配置され
   て出力軸に前記ラックに噛み合ったピニオンが固着され
   ているモータと、前記ラックに固着されたカード押し上
   げ板とを備えていることを特徴とするカード状景品の払
   出し機。
2. 【請求項２】 請求項１において、更に、前記カード収
   納部の上端開口から押し上げられるカード状景品の上面
   を下方に向けて所定の弾性力で常に押しつけているカー
   ド押さえ付け機構を有していることを特徴とするカード
   状景品の払出し機。
3. 【請求項３】 請求項２において、前記カード押さえ付
   け機構は、カード状景品の上面を押しつける押しつけ部
   材と、この押しつけ部材のガイドと、前記押しつけ部材
   に対して弾性力を付与している弾性部材と、前記カード
   押し出し機構による押し出し動作に連動して、当該カー
   ド押し出し機構によるカード状景品の押し出し時には前
   記押し付け部材の移動をロック状態に保持するロック機
   構とを備えていることを特徴とするカード状景品の払出
   し機。
4. 【請求項４】 請求項１において、更に、前記カード押
   し出し機構によって押し出されるカード状景品の排出口
   を封鎖している封鎖機構を有しており、この封鎖機構
   は、前記排出口を封鎖した封鎖位置および当該排出口を
   開けた開放位置の間を移動可能な封鎖板と、前記カード
   押し出し機構による押し出し動作に連動して、当該カー
   ド押し出し機構によるカード状景品の押し出し動作の間
   は前記封鎖板を前記開放位置に移動させ、それ以外の状
   態では当該封鎖板を前記封鎖位置に保持する封鎖板移動
   機構とを備えていることを特徴とするカード状景品の払
   出し機構。