JPH0712358Y2 - 紙幣束投出装置 - Google Patents

紙幣束投出装置

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JPH0712358Y2
JPH0712358Y2 JP14837288U JP14837288U JPH0712358Y2 JP H0712358 Y2 JPH0712358 Y2 JP H0712358Y2 JP 14837288 U JP14837288 U JP 14837288U JP 14837288 U JP14837288 U JP 14837288U JP H0712358 Y2 JPH0712358 Y2 JP H0712358Y2
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次雄 溝曽路
利李 田中
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は紙幣束投出装置にかゝり、特に紙幣束を整列収
納した収納部から紙幣束を1束ずつ投出する紙幣束投出
装置に関する。
(従来の技術) 所定枚数の紙幣を束ねた紙幣束を投出する装置として、
従来実開昭61−115269号公報に示されるものがある。こ
ゝに示される紙幣束投出装置は、紙幣束を立位姿勢で整
列状態に収納し前傾姿勢に配置される紙幣束収納部と、
この収納部の最前位に位置する紙幣束の表面に対向して
配置され、その対向面側が下方から上方へ向け移動され
る紙幣束投出用ベルトとを備え、このベルトの前記収納
部に対向する面は、前記収納部内の最前位の紙幣束の一
部が当接して保持される保持部より前方に離間して配置
され、このベルトの表面には少なくとも1個の突起部を
ベルトと一体に成形し、この突起部の長さは前記保持部
の保持面より収納部内方に紙幣束の厚み以下に突出する
突出長さを有していて、ベルトの駆動により最前位の紙
幣束の下端面に係合してその紙幣束を収納部外へ押出投
出自在に形成し、前記収納部内には整列状態の紙幣束群
を前記ベルトに向け押圧付勢し、紙幣束群の整列状態を
保つ押圧手段を設け、前記投出用ベルトを駆動させると
ともにその突起部を紙幣束の投出に備える待機位置に位
置させ得るベルト駆動部を設けたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかるに上記従来の紙幣束投出装置では、投出すべき紙
幣束の表面に対向して配設された紙幣束投出用ベルトの
表面に少なくとも1つの突起部を有し、この投出用ベル
トの駆動回転により突起部を投出すべき紙幣束の厚さ以
下の長さ範囲に収納部に進入させ、一定姿勢のまゝ投出
方向へ移動させる構成であるため、第8図に示すように
収納部a内の紙幣束pが弯曲している場合、投出ベルト
bの突起部cが投出すべき紙幣束pの端面に係合し得な
くなり、紙幣束pの下端が突起部cから外れて空投出に
なってしまうという問題があった。
本考案はこれに鑑み、紙幣束の性状にかゝわらず、1束
ずつ確実に投出することができる紙幣束投出装置を提供
することを目的としてなされたものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する課題を解決するため、本考案は、
紙幣束収納部に整列状態に収納された紙幣束を最前位の
紙幣束から順次1束ずつ投出する投出装置において、前
記最前位の紙幣束を紙幣面の短手方向に押出すべく揺動
可能でかつ紙幣束の整列方向へも移動可能に設けられた
紙幣束投出レバーと、この投出レバーの先端が紙幣束の
前面にそって往復運動するよう作動させる作動機構と、
前記投出レバーの先端に軸支され、所定角度範囲内を揺
動可能とされたアジャスタとを備え、このアジャスタに
は、投出すべき紙幣束の前面に接触してその前面と平行
状態におかれる前面接触部と、この前面接触部に対し略
直角をなすように設けられ投出すべき紙幣束の投出方向
後端面に接触する端面接触部とが形成されており、前記
作動機構は、前記投出レバーの先端部の前記往復運動
が、前記アジャスタが投出すべき紙幣束の投出方向後端
位置で紙幣束整列方向に押圧してその前面接触部を紙幣
束の前面に面接触させたのちその押圧状態を保ったまま
紙幣束の前面にそって投出方向へ移動する投出軌道と、
紙幣束収納部に干渉することなく復帰する戻り軌道とを
とることを特徴とする。
(作用) 紙幣束投出レバーの揺動により、その先端のアジャスタ
が投出すべき紙幣束の投出方向後端位置で紙幣束整列方
向に押圧してその前面接触部を紙幣束の前面に面接触さ
せたのちその押圧状態を保ったまま紙幣束の前面にそっ
て投出方向へ移動する投出軌道を画いて移動し、復帰時
には、紙幣束収納部に干渉することなく戻るので、紙幣
束がおかれている状態にかかわらず確実な係合がなされ
る。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
紙幣束投出装置1は、紙幣束収納部2に整列状態で収納
されている紙幣束pの最前位のものに対向しておかれ、
この最前位の紙幣束pの前面にそって先端部3Aが往復運
動するよう揺動可能に設けられた紙幣束投出レバー3
と、この投出レバー3の先端部3Aに軸着され、所定角度
範囲を揺動可能とされたアジャスタ4とを具備してい
る。このアジャスタ4は、投出すべき最前位の紙幣束p
の前面に接触してその前面と平衡状態におかれる前面接
触部5と、この前面接触部5に対し略直角をなすように
設けられ投出すべき最前位の紙幣束pの投出方向後端面
(図示の実施例では下端面)に接触する端面接触部6と
を有している。
図に示す実施例では、紙幣束収納部2はカセット7から
なっており、このカセット7は例えば紙幣束投出機内の
支持部材8上に装填され、前傾姿勢におかれている。ま
た紙幣束投出装置1は、投出された紙幣束pを受入れて
紙幣束投出機の投出口まで運搬するエレベータ9に付設
した場合を示している。
上記紙幣束投出装置1のアジャスタ4を含む投出レバー
3の作動機構の一例について説明すると、第1図に定位
置状態における側面を、第2図に同左側面を示すよう
に、エレベータ9の背面側に固定された支持板10にコ字
形を有する揺動部材11の左右のアーム11A,11Aの長手方
向中間部が軸12により揺動可能に支持され、一方のアー
ム11Aの基端位置にはカムフォロア13が軸着されている
とともに先端には側面形状が略L字状を有する紙幣束投
出レバー3の屈曲点が軸14により枢着されており、この
軸14部分と支持板10との間には引張りバネからなる思案
バネ15が掛けられていて、揺動部材11が軸12を挟んで上
下に節動されるようになっている。
支持板10の下方部には駆動回転体16が図示しないモータ
により回転される軸17により矢印方向に回転駆動自在に
取付けられている。この駆動回転体16は、周面がカム部
18とされ、このカム部18に前記揺動部材11のカムフォロ
ア13が当接されるようになっている。
前記投出レバー3の下半に延長する作動部19には長孔20
があり、この長孔20に駆動回転体16の側面に軸着された
ローラ21が嵌合されていて、駆動回転体16の回転に伴っ
て投出レバー3に軸14を中心とする揺動力が付与される
ようになっている。
上記投出レバー3の先端部3A,3Aは左右に離隔してお
り、これら先端部3A,3Aにそれぞれアジャスタ4,4が軸2
2,22により揺動可能に取付けられ、このアジャスタ4,4
を継いでいる部分4Aと支持板10との間には弱いバネ23が
掛けられていて、アジャスタ4,4を常時第1図実線図示
の姿勢に保つようになっている。図において9Aは投出さ
れた紙幣束pをエレベータ9内に案内するガイド板であ
る。
前記駆動回転体16のカム部18の形状とローラ21を介する
揺動力付与によって投出レバー3の先端部3A,3Aの移動
軌道が第3図に示すようにカセット7の最前位の紙幣束
pがおかれている領域にそって移動する投出軌道Aと、
これより前方に離間して前記領域に干渉することなく復
帰する戻り軌道Bとを含む閉じられたサイクルを画くよ
うになっている。
上記サイクルは投出レバー3の先端部3Aの最後退位置
c、カセット7内に若干進入して紙幣束pの端部を若干
押し込む進入位置D、次位の紙幣束に干渉せずに最前位
の紙幣束pがおかれていた領域を上昇してカセット7の
前面領域から脱出する最前進位置E、前記戻り軌道Bの
カセット7の前面投出端付近位置の定位置F、この定位
置Fから最後退位置Cに復帰する前述の戻り軌道Bから
なる。なお第3図示の移動軌道は、駆動回転体44を所定
角度ずつ回転させたときの端面接触部53の移動軌跡を示
したもので、この移動軌跡からわかるように、投出軌道
aでは間隔が狭く、戻り軌道bでは間隔が広くなってい
る。すなわち、紙幣束pを押しているときにはゆっくり
と移動し、空の時には速く移動するようになっている。
上記サイクルを画かせるための機構を併せて説明する。
第3図に示す定位置停止状態から駆動回転体16が矢印方
向に回転するときは揺動部材11のカムフォロア13はカム
部18の略同心円状をなす高所18Aの領域に位置している
ので、揺動部材11は大きな揺動がなく、駆動回転体16の
ローラ21により投出レバー3はその長孔20が垂直方向に
なるように作動して投出レバー3が軸14を中心に図にお
いて時計方向に回動し、投出レバー3の先端部3Aは最後
退位置Cに至る。このように先端部3Aが最後退位置Cに
退り、続いて投出行程に入るとき揺動部材11のカムフォ
ロア13が駆動回転体6のカム部18の低位18Bに移行して
いるので、揺動部材11は軸12を中心に図において時計方
向に回動していて投出レバー3の回動支点となる軸14が
図において右方へ偏位しておかれており、この状態で投
出レバー3が軸14を中心に反時計方向に回り出すので先
端部3Aはカセット7方向へ移動し、アジャスタ4の前面
接触部5の一部が最前位の紙幣束pの下部前面に接触
し、バネ23の付勢力に反して揺動され、紙幣束pの前面
と面接触となる。このとき端面接触部が紙幣束pの下端
下に入り込み、第4図示のようになる。それからさらに
投出レバー3は距離l分カセット7方向へ移動しようと
するが、揺動部材11のカムフォロア13が第4図示のよう
にカム部18から逃げて投出レバー3はそれ以上進入しな
い。以後は第3図における投出軌道Aを画いて移動し、
紙幣束pを第5図示のようにカセット7の投出側にある
ガイド25にそってエレベータ9内に投出することにな
る。このときアジャスタ4は投出レバー3に対し軸22に
より揺動可能とされているので、投出レバー3の回動運
動に伴って紙幣束pの前面に対する先端部3Aの角度が変
化しても、アジャスタ4はその端面接触部6および前面
接触部5が紙幣束pの端面および前面に密接したまゝの
状態で投出軌道Aを移動し、投出時点に至るまでの間紙
幣束pを確実に保持した状態を維持する。そして、紙幣
束pがカセット7から完全に押し出されると、アジャス
タ4は紙幣束pの重みによって第1図鎖線図示のように
揺動され、紙幣束pをガイド板9A上へ放出するようにな
る。
また第7図示のようにカセット7内の紙幣束pが弯曲し
ているような場合であっても、アジャスタ4がカセット
7内に入り込んで進入位置Dまで到達しかつアジャスタ
4が紙幣束pの曲りに順応するように首を振ってその前
面接触部5および端面接触部6が紙幣束pの端部に係合
するので、紙幣束pに弯曲があっても正常の紙幣束の場
合と同様に確実に投出することができる。
第6図は紙幣束投出装置1の変形例を示すもので、投出
レバー3の作動部19の長孔20を廃し、作動部19を単純な
棒状としてその一側面を駆動回転体16のローラ21に常時
当接させるバネ25を付加したものである。これにより作
動部19がローラ21に常に追従して揺動し、第1図示の実
施例と同様に作動させることができる。他の構成は第1
図示の実施例と同じであるから、これと対応する部材に
は同一符号を付してその説明は省略する。
なお図示の実施例では、紙幣束pを下から上へ投出させ
る形態とした場合について説明したが、この投出方向が
横方向であっても適用することができ、また図示の説明
ではエレベータ9に投出装置1を設けた場合を例示した
が、1つの収納部に対し1つの投出装置1を設けるよう
にしてもよい。さらに投出レバー3の揺動機構に関して
も図示の実施例に限定されるものではなく、他に適宜設
計変更することは任意である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、投出レバーの先端
部に所定角度範囲内を揺動可能としたアジャスタを軸支
し、このアジャスタに投出すべき紙幣束の端面および前
面に接触する端面接触部と前面接触部とを設けた構成と
したので、紙幣束収納部内の紙幣束が仮に弯曲していて
もこれに確実に係合して投出することができ、空投出を
皆無とすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案による紙幣束投出装置の一実施例を示す
側面図、第2図は第1図の左側面図、第3図は同アジャ
スタの移動軌道を示す説明図、第4図は同紙幣束の端部
に係合した状態を示す側面図、第5図は同投出途中の状
態を示す側面図、第6図は同他の変形例を示す側面図、
第7図は紙幣束が弯曲している場合の係合状態を示す説
明図、第8図は従来技術の説明図である。 1…紙幣束投出装置、2…紙幣束収納部、3…投出レバ
ー、4…アジャスタ、5…前面接触部、6…端面接触
部、11…揺動部材、16…駆動回転体、p…紙幣束。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣束収納部に整列状態に収納された紙幣
    束を最前位の紙幣束から順次1束ずつ投出する投出装置
    において、前記最前位の紙幣束を紙幣面の短手方向に押
    出すべく揺動可能でかつ紙幣束の整列方向へも移動可能
    に設けられた紙幣束投出レバーと、この投出レバーの先
    端が紙幣束の前面にそって往復運動するよう作動させる
    作動機構と、前記投出レバーの先端に軸支され、所定角
    度範囲内を揺動可能とされたアジャスタとを備え、この
    アジャスタには、投出すべき紙幣束の前面に接触してそ
    の前面と平行状態におかれる前面接触部と、この前面接
    触部に対し略直角をなすように設けられ投出すべき紙幣
    束の投出方向後端面に接触する端面接触部とが形成され
    ており、前記作動機構は、前記投出レバーの先端部の前
    記往復運動が、前記アジャスタが投出すべき紙幣束の投
    出方向後端位置で紙幣束整列方向に押圧してその前面接
    触部を紙幣束の前面に面接触させたのちその押圧状態を
    保ったまま紙幣束の前面にそって投出方向へ移動する投
    出軌道と、紙幣束収納部に干渉することなく復帰する戻
    り軌道とをとることを特徴とする紙幣束投出装置。
JP14837288U 1988-11-14 1988-11-14 紙幣束投出装置 Expired - Lifetime JPH0712358Y2 (ja)

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JPH0269638U JPH0269638U (ja) 1990-05-28
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